皆さんお久しぶりです、朗です。前回のレポからおよそ1ヶ月が経過してしまいました。期待して下さっていた方々、本当に申し訳ありません。
大学の専攻における病院実習(準備を含む)が想定していた以上に多忙で、休む間もなく実習が始まってしまい、毎日ひいひいと弱音を吐きつつも、体に鞭を打って過ごしていました。まさか、コタツで電気を付けたまま寝てしまう日を連続で迎えてしまうとは思わなかったです。
実習期間中の気分転換で参加した前日のナナホシ杯もバトカニが終了してから初めてカードを触って、結果はまたして4位(チーム成績)でした…自分が足を引っ張ってしまったことでみっともない結果に終わってしまったのでそちらのレポートは割愛させて下さい…
とりあえず、病院実習期間はまだ終わっていませんが、山を乗り越えてやっと落ち着くことが出来たので、ずっと書きためていたバトカニのレポートの第2部を公開させて頂きます。
なお、レポートなどに関するコメント返信も今日明日中に行います。バトカニが終わって、世間は既に世界大会ムードなのに、今更感が満載で本当にすいません。
クライマックスステージ進出が決定し手続きに受付のテーブルに行くと、何と既にカイリさんの姿が。「今回も抜けたんだ!!やったね!!」「朗君もかぁ!!やっぱ君は強いわー!!」と会話とハイタッチを交わし、互いに昨年の札幌大会と同じステージに立てた喜びを分かち合いました。
しかしながら、僕はカイリさんのデッキの中身をこの時点で知りません。まさかチームアチャモと同じく「アギルダーダストダスミカルゲ」によるロックデッキを使用しているだなんて夢にも思いませんでした。おそらく「ダーテングポリゴン探究者」か「セレビィビリジオンゲノセクト」だろうなぁと予想していたのですが、東北の強豪プレイヤー達はチームアチャモと同じコンセプトのデッキを思いついていたのですね…
いやはや、去年の冬辺りから共に実力を高め合うために本気で競い合うスタンスで、自分から意図的に東北のプレイヤーのみんなと距離を置いたのですが、まさか殿堂レギュレーションという特殊な環境においても、彼らがここまでレベルアップしているとは驚きました。東北のみんなはやっぱり強い!!
それでも、僕も着実にレベルアップしていることを去年の秋から実感していたので、今度こそクライマックスステージという憧れの舞台で本気が勝負できることを楽しみにして、「また後でクライマックスステージでね!!」と別れを告げ、自分がクライマックスステージで使用するデッキの調整のため、手続きを少し待って頂く旨をスタッフに伝え、一旦プレミアステージを後にしました。
さて、ここからクライマックスステージに向けての作戦会議です。プレミアステージの出口付近にいたとーしん君に声をかけて、そのままあむ君やあ行君も合流。議題は「クライマックスステージをこのデッキでどう勝ち抜くか (主にミカルゲアギルダーダストダス対策)」です。
このコンセプトのまま能動的にロックを解除する方法としてワープエネルギーを思いつきますが、このデッキには既にプラズマエネルギーが入っており、ミカルゲによるグッズロック解除のために必要不可欠。だからこそ、ワープエネルギーが搭載できません。その中、とーしん君が言った 「…そうだ!!夜明けのスタジアムはどうですか!?」の一言で「それだ!!」と思い切り、スタジアムとして夜明けのスタジアムを搭載することに決定。
ところが 「夜明けのスタジアムというDP4シリーズのカードをこの会場で持っている人はいるのだろうか…実物が無ければデッキが組めない…」とみんなで悩んでいる中、あ行君がマンチーニさんを紹介してくれて、マンチーニさんが夜明けのスタジアムを2枚持っていて、彼からレンタルさせて頂いたことで最も重要なデッキコンセプトの変更が完成。これは本当にありがたかった。
更には、エネルギーを手札に持ってくる手段を増やそうとオーキドはかせの新理論をハマナのリサーチに1枚差し替えようとするも、ハマナを1枚余分に持っておらず準備不足な途方に暮れる。その時にプレミアステージ1戦目で対戦したHIROさんがハマナのリサーチを1枚お祝いにプレゼントして下さり、なんとかパーツが揃う。お二方には感謝しても、しきれないほどお世話になりました。本当にありがとうございます。
そしてプラズマエネルギーに関しても、アクロママシーンによる加速手段よりも「レッドシグナル」によるグッズロック解除としてのシステム特化が重要と判断し、アクロママシーンとプラズマエネルギーを1枚ずつ差し替え。
最後は夜明けのスタジアムを1枚にするか、2枚にするかでとーしん君とずっと話していましたが、ミカルゲのグッズロックではお荷物になると判断し、自由枠のエネルギーつけかえを抜いて、2枚積むことに決定。これでクライマックスステージ用のデッキが完成しました。
デッキが完成し、クライマックスステージのデッキを提出するため受付に再び戻ると、スタッフの手から渡されたのはポケモンカードを取り扱っているお店では売れ残っているためかよく見かけるケルディオのスリーブでした。僕って去年の秋に札幌大会のクライマックスステージに進出した時に貰ったスリーブが ワルビアルだったんですよね…どうやら僕はスリーブ運をあまり持ち合わせていないようです。
そんなこんなでデッキスリーブの入れ替えが完了し、デッキケースにデッキを入れてスタッフに提出が完了。この時、クライマックスステージ最後の進出者として駒を進めたこころみ君とバッタリ遭遇。「おっ!!抜けたんだ!!一緒に頑張ろうね!!」「君もまた抜けたのかぁ…君はやっぱり持ってるなぁ」といつも通りの彼らしいニヤニヤした顔で言われました。実力のある強いプレイヤーに賞賛の言葉をもらえるとやっぱり嬉しいですね。
クライマックスステージが始まるまでに1時間以上余裕があったと思います。その間に普段からお世話になっているコイソさんや、地元仙台にいる彼女さんなどに途中報告。ツイッターでも「クライマックスステージ スーパー楽しんできます」と報告。沢山の人から応援のメッセージが返ってきて、去年掴み取れなかったビクトリーカップ(表彰台)への挑戦に向けて、モチベーションを向上させつつ喫煙所で一服したり、共にクライマックスステージで戦うことになるプレイヤー、東北のプレイヤーなど、色々な人とお話して、いよいよその時を迎えました。
クライマックスステージの出場者が集合した時にてぃあ君も進出した事を知り、互いにハイタッチ。そのままテンションが上がったまま「クライマックス決まったしみんなで写真取ろうよ!!」と言ってしまい、カイリさんから「緊張感のない奴だなぁ…」と少し呆れられてしまいました。すいません…何回もトイレに駆け込むぐらい本当はすっごく緊張してました…
対戦トーナメント表が完成し、僕が引いたのはOリーグの14番。相手はお見かけしたことない方だったのですが、名字を見た瞬間に金ギャラ杯の常連である、おやつさんだと悟りました。流石、千葉大会。全国から集まった強豪プレイヤーの頂上決戦ということだけあって、誰と当たってもおかしくない。そのままスタッフからクライマックスステージの選手紹介のアナウンスを説明されながら、待機して座っていると隣に座っていた方から話しかけられました。
「あの…朗さんですよね?」
「うん、僕が朗だよー」
「覚えてますか?去年の秋のプレミアステージで対戦した…」
「えっと…ビクティニ…ダークライ?」
「そうです!そうです!」
「あぁ…あの時はバッフロンとテラキオンが大暴れしてすいませんでした(苦笑)」
ここで後に準決勝で熱戦を繰り広げることとなった六輝さんと再開しました。僕のことを覚えていたとは…正直驚きです。そりゃあ、あの東京大会という大舞台でのプレミアステージで負けてしまったら覚えてるか。むしろ、ちゃんと僕が覚えて居なかったことが恥ずかしい。大変失礼いたしました。
そのまま、カイリさん、六輝さんとお話しながら選手入場&紹介を待っていると、いよいよ入場のアナウンスが。こういった演出があることは全く知らなかったので、何も考えて居なかったのですが、とにかく全力で楽しもうと僕の本名が呼ばれた瞬間に大きく両腕を広げてまるでスポットライトを浴びるかのように深く礼をし、そのままおやつさんとガッチリステージ上で握手を交わすという、その時に思いつけるだけパフォーマンスを試みました。いやぁ…アドリブって難しいですね…握手を交わして下さったおやつさんには本当に感謝です。
対戦卓へ着く前に同じブロックになったカイリさんに「後で準決勝で戦おう!!」と共に誓い、対戦卓に着いてそのままデッキをシャッフルするべく準備を始めました。と、ここでトラブル発生。何とデッキの枚数が1枚足りないのです。
「えっ!?えっ!?」と慌てながらデッキを何回も確認してみてもデッキは59枚。ジャッジに手渡して1枚1枚丁寧に確認してもらっても何故か59枚。デッキケースの中には余った4枚のスリーブのみで、1枚の行方がわからない様子。デッキチェックの際にスタッフへ手渡した時に確認して頂いた時には60枚ピッタリ間違いなくあったとスタッフも認めているために、一旦デッキの中身の1枚は何が足りないのか確認するべく、スタッフにデッキを託しました。その間、対戦者であるおやつさん、隣に座っていた方、観戦されていた皆さんなどと「デッキ大丈夫だよね…?対戦できるよね…?」とヒヤヒヤしながらお話して過ごしていると、裏からスタッフが出てきて「シャッフルした際にデッキスリーブにくっ付いてたよ」と説明されて、無事に対戦の準備を始めることができました。それにしても、ジャッジが確認しても59枚しか無かったのに、裏で確認したら60枚あったっていうのも不思議ですね…
何はともあれ、対戦準備にとても時間がかかってしまい大変申し訳なかったのですが、無事に準備が完了し僕のクライマックスステージの挑戦が始まりました。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【クライマックスステージ】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1回戦 ○ 6-4 キュウコンブーバーンスカタンクG(おやつさん)
僕の初手はビリジオンEXやセレビィGRなどデッキコンセプトに乗っ取った展開が期待できるものでした。とりあえずセレビィGRを前に出し、後ろにビリジオンEXを控えさせる。そうすると相手はたねポケモンを引かなかったようで手札を公開される。すると、そこにはブーバーン(しんかのほのお)とタチワキシティジムとどくさいみん光線が。ブーバーンの効果を知らなかったことよりも、炎タイプのポケモンが見えたので思わず目を見開く。「やばい!!速攻で勝負をつけないと炎ポケモンにみんな焼かれる!!」と自分に言い聞かせながら、この初手から相手のデッキコンセプトを推測。
おそらくブーバーンはモロバレル(でたとこほうし)のように補助の役割、するとメインアタッカーはキュウコン(BW5)で、おそらくスカタンクGも入っているだろうと仮説を立てる。そうなると懸念されるのは、殿堂ポイントをユクシーに加えているのか、破れた時空に加えて退化スプレーの使用を促しているかというところ。いずれにしてもビリジオンEXの特性をフルに活かして草エネルギーを場に散りばめないと、一瞬で取り返しのつかないことになる。そのため速攻で片付けることは二の次にして、場の草エネルギーの貼り方に注意してゲームを進めよう。クラッシュハンマーも警戒し、ビリジオンEXのエメラルドスラッシュによるエネルギー加速の対象はギリギリまで出さないようにしよう。そして、こちらにはスタジアムが3枚ある。相手がタチワキを出してきたらすぐにスカイアローブリッジに切り替えて、夜明けのスタジアムは最後まで取っておこう。
結果から言うと、この作戦が見事に功を称しました。相手はビリジオンEXによるエネルギーを充足させながらの止まらない猛攻に返すパワーが追いつかず。セレビィGRやドーブルといった小物を狙う所から最後にトドメにビリジオンEXかゲノセクトEXを倒そうとしたようです。しかしながら、相手の最終ターンの直前にはシェイミによるしゅくふくのかぜが決まり、僕の場のポケモン全員に草エネルギーを張り替えたことが痛手となったようで、「いつにまにか全部に草エネルギーがついている…」とつぶやくほど頭を悩ませたようです。このプレイングを見ていた観戦者の方から「ショウワル安定してるなぁ」と言ってくれました。それぐらい僕も満足のいくプレイングが出来たと思います。(※ショウワルとは僕の昔のHNです)
そして最後は手札でずっと待機していたビクティニが登場し、手札から炎エネルギーともりのいぶきの効果で草エネルギーを貼って、キュウコンに向かって右手でVサインを翳して「Vジェネレート!!」と宣言し、サイドを6枚引ききって勝負あり!!いやはや、先行をとれなかったら向こうのデッキスピードに追いつけなかったと思うので、運良く勝つことが出来たと思います。本当にヒヤヒヤが止まらなかった。
2回戦 ○ 6-0 ダーテングポリゴン探究者(そーと君)
えっとですね、この試合は普通なら僕の負けだと思います。この試合の間、僕は異常なまでに運が良かったです。相手に先行を取られてしまった1ターン目にとんでもないことが起こってしまいました。僕は彼のデッキが前日のななはちやで見かけた際に、ミラーマッチになるだろうと思っていたのでビクティニを上手く使って対戦しようと目論んでいたのですが、場をオープンするとそこにいたのはポリゴン。僕は手札にビリジオンEXとユクシーがいましたが、当然ビリジオンEXしか出していません。この時点でプレミアステージで対戦した「探究者によるゲノセクトポリゴンかな?」と考えている内にタネボーがベンチに並ぶ。はい、大ピンチです。
気が付いたら先行1ターン目で破れた時空でポリゴン2を3枚ほど並べてダウンロードによるアララギはかせとポケモン図鑑(DP)と勝利のメダルによるドローを繰り返し、あっという間にてんぐのうちわで吹き飛ばされてしまう体制が整ってしまう。大ピンチってレベルじゃねーぞ。そのまま相手の場にダーテングが登場する。
「てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…またしても裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は… なんと裏!!
すっごい単純な話をすると1/8の確立を相手は引いてしまったんです。それも勝負が決まるか決まらないかという大事なシチュエーションで。僕はずっと真顔で見ているしかできませんでした。というか、無心でした。だって、何も出来ないんだもん。それだったら、天命に身を任せようと真顔で相手のことを見ていました。
ただ、このサイコロ連続裏が決まった瞬間に苦笑いをしながら観戦者の皆さんと眼が合う。その時の心境を語ると「え…これ僕に何が起こってるの…」といった感じでした。でも実は、僕はじゃんけんに負けたことよりも別の面で悪運を使っていたんですよね。だって、サイドにセレビィGRが2枚すべて落ちていたんですから!!
しかしながら、1ターン目のやり取りが大きく勝負を分けてしまったようで、あとはビリジオンEXで殴りながらゲノセクトEXの準備を始めて、ゆっくり場を展開しながら相手に対する嫌がる手を考えていました。そして、相手はスーパーポケモン回収もそのまま裏が続いたり、勝利のメダルも1枚しか表が出なかったり、ポリゴンZのじげんてんそうも裏だったりと、どういうわけかこの勝負は僕が異常な運を持っていました。僕がやった相手の嫌がるプレイングとしてはポリゴンZにメガロキャノンを打って退化スプレーを防ぐことぐらいでしょうか。そのままメガロキャノンを宣言し続け、最後はビクティニのVジェネレートを宣言して勝ちました。
準決勝に進出したことで喜んでいいはずの場面なのに、自分の運の異常さに戸惑ってこの対戦中はずっと顔が苦笑いのままでした。こういった勝ち方はした事が無かったのですが、勝ったからには表彰台に上る事を誓い、そーと君とガッチリ握手を交わし、他の対戦が終了するまで一休みしながら待っていました。
すると、制限時間終了間際に反対側のテーブルで対戦していた六輝さんとカイリさんの試合の勝者が決まったようで、何と六輝さんが勝利したことで、カイリさんとの準決勝の対戦は夢に終わってしまいました。自分のことのように悔しかったです。カイリさんと僕はもう10年の付き合いになります。お互いに出会っていなかったら自分はこんなにポケモンカードを本気でやれなかったし、強くなれなかったとお互いに認め合える戦友です。その彼がここで負けてしまったこと、自分のことのように悔しかったです。すっごく悔しいので「カイリさんの分も六輝さんに勝つ!!」と心に誓い、準決勝へ臨みました。そして、この準決勝の中で自分のこれまでポケモンカード人生において史上最高レベルの大激戦を繰り広げるとは、この時の僕はまだ知らなかったのです…
(※準決勝以降と2日目までの完結編は今週中に書きます。絶対に書きます)
大学の専攻における病院実習(準備を含む)が想定していた以上に多忙で、休む間もなく実習が始まってしまい、毎日ひいひいと弱音を吐きつつも、体に鞭を打って過ごしていました。まさか、コタツで電気を付けたまま寝てしまう日を連続で迎えてしまうとは思わなかったです。
実習期間中の気分転換で参加した前日のナナホシ杯もバトカニが終了してから初めてカードを触って、結果はまたして4位(チーム成績)でした…自分が足を引っ張ってしまったことでみっともない結果に終わってしまったのでそちらのレポートは割愛させて下さい…
とりあえず、病院実習期間はまだ終わっていませんが、山を乗り越えてやっと落ち着くことが出来たので、ずっと書きためていたバトカニのレポートの第2部を公開させて頂きます。
なお、レポートなどに関するコメント返信も今日明日中に行います。バトカニが終わって、世間は既に世界大会ムードなのに、今更感が満載で本当にすいません。
クライマックスステージ進出が決定し手続きに受付のテーブルに行くと、何と既にカイリさんの姿が。「今回も抜けたんだ!!やったね!!」「朗君もかぁ!!やっぱ君は強いわー!!」と会話とハイタッチを交わし、互いに昨年の札幌大会と同じステージに立てた喜びを分かち合いました。
しかしながら、僕はカイリさんのデッキの中身をこの時点で知りません。まさかチームアチャモと同じく「アギルダーダストダスミカルゲ」によるロックデッキを使用しているだなんて夢にも思いませんでした。おそらく「ダーテングポリゴン探究者」か「セレビィビリジオンゲノセクト」だろうなぁと予想していたのですが、東北の強豪プレイヤー達はチームアチャモと同じコンセプトのデッキを思いついていたのですね…
いやはや、去年の冬辺りから共に実力を高め合うために本気で競い合うスタンスで、自分から意図的に東北のプレイヤーのみんなと距離を置いたのですが、まさか殿堂レギュレーションという特殊な環境においても、彼らがここまでレベルアップしているとは驚きました。東北のみんなはやっぱり強い!!
それでも、僕も着実にレベルアップしていることを去年の秋から実感していたので、今度こそクライマックスステージという憧れの舞台で本気が勝負できることを楽しみにして、「また後でクライマックスステージでね!!」と別れを告げ、自分がクライマックスステージで使用するデッキの調整のため、手続きを少し待って頂く旨をスタッフに伝え、一旦プレミアステージを後にしました。
さて、ここからクライマックスステージに向けての作戦会議です。プレミアステージの出口付近にいたとーしん君に声をかけて、そのままあむ君やあ行君も合流。議題は「クライマックスステージをこのデッキでどう勝ち抜くか (主にミカルゲアギルダーダストダス対策)」です。
このコンセプトのまま能動的にロックを解除する方法としてワープエネルギーを思いつきますが、このデッキには既にプラズマエネルギーが入っており、ミカルゲによるグッズロック解除のために必要不可欠。だからこそ、ワープエネルギーが搭載できません。その中、とーしん君が言った 「…そうだ!!夜明けのスタジアムはどうですか!?」の一言で「それだ!!」と思い切り、スタジアムとして夜明けのスタジアムを搭載することに決定。
ところが 「夜明けのスタジアムというDP4シリーズのカードをこの会場で持っている人はいるのだろうか…実物が無ければデッキが組めない…」とみんなで悩んでいる中、あ行君がマンチーニさんを紹介してくれて、マンチーニさんが夜明けのスタジアムを2枚持っていて、彼からレンタルさせて頂いたことで最も重要なデッキコンセプトの変更が完成。これは本当にありがたかった。
更には、エネルギーを手札に持ってくる手段を増やそうとオーキドはかせの新理論をハマナのリサーチに1枚差し替えようとするも、ハマナを1枚余分に持っておらず準備不足な途方に暮れる。その時にプレミアステージ1戦目で対戦したHIROさんがハマナのリサーチを1枚お祝いにプレゼントして下さり、なんとかパーツが揃う。お二方には感謝しても、しきれないほどお世話になりました。本当にありがとうございます。
そしてプラズマエネルギーに関しても、アクロママシーンによる加速手段よりも「レッドシグナル」によるグッズロック解除としてのシステム特化が重要と判断し、アクロママシーンとプラズマエネルギーを1枚ずつ差し替え。
最後は夜明けのスタジアムを1枚にするか、2枚にするかでとーしん君とずっと話していましたが、ミカルゲのグッズロックではお荷物になると判断し、自由枠のエネルギーつけかえを抜いて、2枚積むことに決定。これでクライマックスステージ用のデッキが完成しました。
デッキが完成し、クライマックスステージのデッキを提出するため受付に再び戻ると、スタッフの手から渡されたのはポケモンカードを取り扱っているお店では
そんなこんなでデッキスリーブの入れ替えが完了し、デッキケースにデッキを入れてスタッフに提出が完了。この時、クライマックスステージ最後の進出者として駒を進めたこころみ君とバッタリ遭遇。「おっ!!抜けたんだ!!一緒に頑張ろうね!!」「君もまた抜けたのかぁ…君はやっぱり持ってるなぁ」といつも通りの彼らしいニヤニヤした顔で言われました。実力のある強いプレイヤーに賞賛の言葉をもらえるとやっぱり嬉しいですね。
クライマックスステージが始まるまでに1時間以上余裕があったと思います。その間に普段からお世話になっているコイソさんや、地元仙台にいる彼女さんなどに途中報告。ツイッターでも「クライマックスステージ スーパー楽しんできます」と報告。沢山の人から応援のメッセージが返ってきて、去年掴み取れなかったビクトリーカップ(表彰台)への挑戦に向けて、モチベーションを向上させつつ喫煙所で一服したり、共にクライマックスステージで戦うことになるプレイヤー、東北のプレイヤーなど、色々な人とお話して、いよいよその時を迎えました。
クライマックスステージの出場者が集合した時にてぃあ君も進出した事を知り、互いにハイタッチ。そのままテンションが上がったまま「クライマックス決まったしみんなで写真取ろうよ!!」と言ってしまい、カイリさんから「緊張感のない奴だなぁ…」と少し呆れられてしまいました。すいません…何回もトイレに駆け込むぐらい本当はすっごく緊張してました…
対戦トーナメント表が完成し、僕が引いたのはOリーグの14番。相手はお見かけしたことない方だったのですが、名字を見た瞬間に金ギャラ杯の常連である、おやつさんだと悟りました。流石、千葉大会。全国から集まった強豪プレイヤーの頂上決戦ということだけあって、誰と当たってもおかしくない。そのままスタッフからクライマックスステージの選手紹介のアナウンスを説明されながら、待機して座っていると隣に座っていた方から話しかけられました。
「あの…朗さんですよね?」
「うん、僕が朗だよー」
「覚えてますか?去年の秋のプレミアステージで対戦した…」
「えっと…ビクティニ…ダークライ?」
「そうです!そうです!」
「あぁ…あの時はバッフロンとテラキオンが大暴れしてすいませんでした(苦笑)」
ここで後に準決勝で熱戦を繰り広げることとなった六輝さんと再開しました。僕のことを覚えていたとは…正直驚きです。そりゃあ、あの東京大会という大舞台でのプレミアステージで負けてしまったら覚えてるか。むしろ、ちゃんと僕が覚えて居なかったことが恥ずかしい。大変失礼いたしました。
そのまま、カイリさん、六輝さんとお話しながら選手入場&紹介を待っていると、いよいよ入場のアナウンスが。こういった演出があることは全く知らなかったので、何も考えて居なかったのですが、とにかく全力で楽しもうと僕の本名が呼ばれた瞬間に大きく両腕を広げてまるでスポットライトを浴びるかのように深く礼をし、そのままおやつさんとガッチリステージ上で握手を交わすという、その時に思いつけるだけパフォーマンスを試みました。いやぁ…アドリブって難しいですね…握手を交わして下さったおやつさんには本当に感謝です。
対戦卓へ着く前に同じブロックになったカイリさんに「後で準決勝で戦おう!!」と共に誓い、対戦卓に着いてそのままデッキをシャッフルするべく準備を始めました。と、ここでトラブル発生。何とデッキの枚数が1枚足りないのです。
「えっ!?えっ!?」と慌てながらデッキを何回も確認してみてもデッキは59枚。ジャッジに手渡して1枚1枚丁寧に確認してもらっても何故か59枚。デッキケースの中には余った4枚のスリーブのみで、1枚の行方がわからない様子。デッキチェックの際にスタッフへ手渡した時に確認して頂いた時には60枚ピッタリ間違いなくあったとスタッフも認めているために、一旦デッキの中身の1枚は何が足りないのか確認するべく、スタッフにデッキを託しました。その間、対戦者であるおやつさん、隣に座っていた方、観戦されていた皆さんなどと「デッキ大丈夫だよね…?対戦できるよね…?」とヒヤヒヤしながらお話して過ごしていると、裏からスタッフが出てきて「シャッフルした際にデッキスリーブにくっ付いてたよ」と説明されて、無事に対戦の準備を始めることができました。それにしても、ジャッジが確認しても59枚しか無かったのに、裏で確認したら60枚あったっていうのも不思議ですね…
何はともあれ、対戦準備にとても時間がかかってしまい大変申し訳なかったのですが、無事に準備が完了し僕のクライマックスステージの挑戦が始まりました。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【クライマックスステージ】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1回戦 ○ 6-4 キュウコンブーバーンスカタンクG(おやつさん)
僕の初手はビリジオンEXやセレビィGRなどデッキコンセプトに乗っ取った展開が期待できるものでした。とりあえずセレビィGRを前に出し、後ろにビリジオンEXを控えさせる。そうすると相手はたねポケモンを引かなかったようで手札を公開される。すると、そこにはブーバーン(しんかのほのお)とタチワキシティジムとどくさいみん光線が。ブーバーンの効果を知らなかったことよりも、炎タイプのポケモンが見えたので思わず目を見開く。「やばい!!速攻で勝負をつけないと炎ポケモンにみんな焼かれる!!」と自分に言い聞かせながら、この初手から相手のデッキコンセプトを推測。
おそらくブーバーンはモロバレル(でたとこほうし)のように補助の役割、するとメインアタッカーはキュウコン(BW5)で、おそらくスカタンクGも入っているだろうと仮説を立てる。そうなると懸念されるのは、殿堂ポイントをユクシーに加えているのか、破れた時空に加えて退化スプレーの使用を促しているかというところ。いずれにしてもビリジオンEXの特性をフルに活かして草エネルギーを場に散りばめないと、一瞬で取り返しのつかないことになる。そのため速攻で片付けることは二の次にして、場の草エネルギーの貼り方に注意してゲームを進めよう。クラッシュハンマーも警戒し、ビリジオンEXのエメラルドスラッシュによるエネルギー加速の対象はギリギリまで出さないようにしよう。そして、こちらにはスタジアムが3枚ある。相手がタチワキを出してきたらすぐにスカイアローブリッジに切り替えて、夜明けのスタジアムは最後まで取っておこう。
結果から言うと、この作戦が見事に功を称しました。相手はビリジオンEXによるエネルギーを充足させながらの止まらない猛攻に返すパワーが追いつかず。セレビィGRやドーブルといった小物を狙う所から最後にトドメにビリジオンEXかゲノセクトEXを倒そうとしたようです。しかしながら、相手の最終ターンの直前にはシェイミによるしゅくふくのかぜが決まり、僕の場のポケモン全員に草エネルギーを張り替えたことが痛手となったようで、「いつにまにか全部に草エネルギーがついている…」とつぶやくほど頭を悩ませたようです。このプレイングを見ていた観戦者の方から「ショウワル安定してるなぁ」と言ってくれました。それぐらい僕も満足のいくプレイングが出来たと思います。(※ショウワルとは僕の昔のHNです)
そして最後は手札でずっと待機していたビクティニが登場し、手札から炎エネルギーともりのいぶきの効果で草エネルギーを貼って、キュウコンに向かって右手でVサインを翳して「Vジェネレート!!」と宣言し、サイドを6枚引ききって勝負あり!!いやはや、先行をとれなかったら向こうのデッキスピードに追いつけなかったと思うので、運良く勝つことが出来たと思います。本当にヒヤヒヤが止まらなかった。
2回戦 ○ 6-0 ダーテングポリゴン探究者(そーと君)
えっとですね、この試合は普通なら僕の負けだと思います。この試合の間、僕は異常なまでに運が良かったです。相手に先行を取られてしまった1ターン目にとんでもないことが起こってしまいました。僕は彼のデッキが前日のななはちやで見かけた際に、ミラーマッチになるだろうと思っていたのでビクティニを上手く使って対戦しようと目論んでいたのですが、場をオープンするとそこにいたのはポリゴン。僕は手札にビリジオンEXとユクシーがいましたが、当然ビリジオンEXしか出していません。この時点でプレミアステージで対戦した「探究者によるゲノセクトポリゴンかな?」と考えている内にタネボーがベンチに並ぶ。はい、大ピンチです。
気が付いたら先行1ターン目で破れた時空でポリゴン2を3枚ほど並べてダウンロードによるアララギはかせとポケモン図鑑(DP)と勝利のメダルによるドローを繰り返し、あっという間にてんぐのうちわで吹き飛ばされてしまう体制が整ってしまう。大ピンチってレベルじゃねーぞ。そのまま相手の場にダーテングが登場する。
「てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…またしても裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は… なんと裏!!
すっごい単純な話をすると1/8の確立を相手は引いてしまったんです。それも勝負が決まるか決まらないかという大事なシチュエーションで。僕はずっと真顔で見ているしかできませんでした。というか、無心でした。だって、何も出来ないんだもん。それだったら、天命に身を任せようと真顔で相手のことを見ていました。
ただ、このサイコロ連続裏が決まった瞬間に苦笑いをしながら観戦者の皆さんと眼が合う。その時の心境を語ると「え…これ僕に何が起こってるの…」といった感じでした。でも実は、僕はじゃんけんに負けたことよりも別の面で悪運を使っていたんですよね。だって、サイドにセレビィGRが2枚すべて落ちていたんですから!!
しかしながら、1ターン目のやり取りが大きく勝負を分けてしまったようで、あとはビリジオンEXで殴りながらゲノセクトEXの準備を始めて、ゆっくり場を展開しながら相手に対する嫌がる手を考えていました。そして、相手はスーパーポケモン回収もそのまま裏が続いたり、勝利のメダルも1枚しか表が出なかったり、ポリゴンZのじげんてんそうも裏だったりと、どういうわけかこの勝負は僕が異常な運を持っていました。僕がやった相手の嫌がるプレイングとしてはポリゴンZにメガロキャノンを打って退化スプレーを防ぐことぐらいでしょうか。そのままメガロキャノンを宣言し続け、最後はビクティニのVジェネレートを宣言して勝ちました。
準決勝に進出したことで喜んでいいはずの場面なのに、自分の運の異常さに戸惑ってこの対戦中はずっと顔が苦笑いのままでした。こういった勝ち方はした事が無かったのですが、勝ったからには表彰台に上る事を誓い、そーと君とガッチリ握手を交わし、他の対戦が終了するまで一休みしながら待っていました。
すると、制限時間終了間際に反対側のテーブルで対戦していた六輝さんとカイリさんの試合の勝者が決まったようで、何と六輝さんが勝利したことで、カイリさんとの準決勝の対戦は夢に終わってしまいました。自分のことのように悔しかったです。カイリさんと僕はもう10年の付き合いになります。お互いに出会っていなかったら自分はこんなにポケモンカードを本気でやれなかったし、強くなれなかったとお互いに認め合える戦友です。その彼がここで負けてしまったこと、自分のことのように悔しかったです。すっごく悔しいので「カイリさんの分も六輝さんに勝つ!!」と心に誓い、準決勝へ臨みました。そして、この準決勝の中で自分のこれまでポケモンカード人生において史上最高レベルの大激戦を繰り広げるとは、この時の僕はまだ知らなかったのです…
(※準決勝以降と2日目までの完結編は今週中に書きます。絶対に書きます)
DNをご覧の皆さんお待たせいたしました、朗です。昨日の夜に更新できるようにレポートを執筆していたのですが、眠気に勝てずに遅くなってしまいました。申し訳ありません。これよりバトカニ千葉大会2日間の対戦レポートを公開致します。今回のレポートは3部構成でお送り致します。
千葉大会に参加すると決めた時に、今回は事前にHKさん、有栖川さんをはじめとするチムロリの皆さんにお世話になることがある程度、決定していました。夜行バスで金曜日に東京入りし、滞在先となる三鷹にある大学の先輩のお家に荷物を置いてから、HKさんと合流しラーメン二郎を巡り、ななはちやを訪問し、そのまま有栖川さんと合流してカラオケにてJAM Projectの楽曲を3時間ぶっ通しで熱くセッションさせて頂きました。有栖川さんが相当、僕の歌を気に入って下さったようでとても嬉しかったです。東京でポケカプレイヤー同士のカラオケは非常に新鮮でした。誘って下さった、HKさんと有栖川さん、本当にありがとうございます。
ななはちやではお昼の部と夕方の部で店舗大会に参加したところ、2位と圏外という謎の結果を残してしまいました。しかしながら、夕方の部では名古屋大会優勝者であるとーしんさん を倒すことが出来たため次の日に向けて非常にモチベーションを高めることができました。
(※ちなみにとーしんさんはこの時、全敗だった模様です 日本代表選手とは)
ポケモンカードの店舗大会、カラオケが終了し、帰りにラーメン二郎へ寄り、京王線でHKさんと共に帰路につこうと思ったら、23:05に人身事故が発生したために電車が動かず、また動いていたJRの中央線が人で溢れかえってパンクしてしまいました。そのまま、新宿駅周辺のマクドナルドで1時間様子を見て、電車に乗ったのは0:30過ぎ。電車の中で溢れかえった人に揉まれながら、ゆっくりと動いたり止まったりする電車の中で苦しめられ、1時間かけて調布駅へ到着し、そのまま2:30過ぎに滞在先である大学の先輩の家に到着しました。
今回は始発(5:03)で会場へ向かおうと考えていた為に、バスが無いこの時間に間に合わせるためには、滞在先へ4時過ぎに出発しなければいけませんでした。ということで、当然のように睡眠時間はゼロ。千葉大会へ参加するためのカードなどの準備と確認を済ませて、シャワーを浴びて、身支度を整えたらあっという間に4時前になり、滞在先を出て、調布駅からの始発に乗り、会場である幕張メッセに向かいました。到着するまでに、あむ君やNムラーさんなどと合流し、共に7時前に会場に到着してから並びました。睡眠時間ゼロは辛いです。
色々とお話しているうちにHKさんも到着し、そのまま会場への入場が始まり、無事に初卓に着く事ができたので、僕のバトルカーニバル2013スプリングの挑戦が始まりました。最初はOリーグからの挑戦です。Oリーグに関する調整は本命がBWレギュレーションだったために、正直なところ名古屋大会が終わってから1週間程度しか行っていませんでした。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【チャレンジステージ1周目】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1戦目 ○ 6-0 探求者ミュウツーEXヨノワールミカルゲポリゴン(Tommyさん)
福岡からいらっしゃった親子プレイヤーの方です。対戦が始まって場をオープンするとミカルゲとゲノセクトEXがお見合い。
ミカルゲによるデッキ展開へのお茶の濁し方は頭の中である程度、想定していたので、プラズマエネルギーを用いながらレッドシグナルでヨノワールなど厄介なポケモンをバトル場に呼び出しながら、ゲノセクトEXで順当に相手のポケモンを倒していって勝ちました。
2戦目 × 3-6 アギルダーダストダスネンドールミカルゲポリゴンZG(けーださん)
1戦目が終わって入場口を見ていると、こちらに向かって歩いてきたのはチームアチャモのけーださんでした。どうやら一筋縄ではいかない相手のようです。場がオープンするとミカルゲとビリジオンEXがお見合い。
相手が先行でチョボマキ、ヤブクロン、ヤジロンといったポケモンを展開された時に全てを悟りました。「あっ、このデッキに対してロックを解除する術が無い」って。どうしようもないので、速攻でサイドを先行しようとするも、ミカルゲによるグッズロックが弊害になり、あっという間に相手の場のロックシステムが完成されてしまいました。
相手はミカルゲにいのちのしずくや、白銀の鏡などを張り付けて、どうあがいても僕はこのロックループを解除できなくなりました。そのまま、相手に自分のポケモンを全て狩られて負けました。本当にどうしようもなかったです。
対戦後に「まだチャンスがあるかもしれないから頑張って!!」と応援して頂いたので、諦めずに並びなおしてチャレンジステージの2週目を迎えました。まさか、本当にとんでもないチャンスがあるとはこの時、本気で思っていなかったのです。
【チャレンジステージ2周目】
1戦目 ○ 5-0 ビリジオンEXゲノセクトEXゲノセクト
場をオープンすると相手のバトル場にはゲノセクト(なかまをよぶ)が。順当に展開されて、相手はビリジオンEXやゲノセクトEXを並べます。そして、こちらは先行1ターン目からあっという間に場が展開されたことによりビクティニのVジェネレートが火を噴きます。そのまま、ビリジオンEX、ゲノセクトEX、ゲノセクトと順番に倒していって圧勝しました。
2戦目 ○ 1-0 セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEX (Oさん)
入場口の方を見ていると何やら見覚えのある方が…と思ったら、布団CSのスタープレイヤーであるO(nappa)さんでした。殿堂デッキを沢山研究されている上に、2005年に日本代表選手となった実力者の方です。ただ、試合の方は大変申し訳ないのですが、先行1ターン目に相手のバトル場のドーブルをビクティニのVジェネレートで焼いて1キルしてしまいました。アンノーンQのクイックを使用せずにベンチに並べる日が来るとは思ってもみませんでした。
3戦目 ○ 1-0 ギギギアルコバルオン
相手の場がオープンしたところ、バトル場はギアル。こちらはビリジオンEXとセレビィGRが場に並んでいます。こちら側先行で、ベンチにゲノセクトEXを並べてメガロキャノンを次のターンに打てるように準備を始めます。相手はNを使用するも、たねポケモンを引けなかったご様子。大変申し訳ありませんが2ターン目でゲノセクトEXの準備が出来たのでメガロキャノンで勝負を決めさせて頂きました。
4戦目 ○ 1-0 カメックススイクンネンドールミカルゲブラックキュレムEX
相手の場にはスイクン、そしてベンチにはゼニガメ。この試合では一番えげつない勝ち方をしてしまいました。ゲノセクトEXスタートによる先行でジラーチEXのほしのみちびきで持ってきた探究者が決まり、場にセレビィGRとビクティニとドーブルとビリジオンEXが並んでから、1ターン目でVジェネレートを決めてスイクンを1撃で倒してしまうという神速の1キルゲームを行ってしまいました。どういうわけか3試合連続で短時間で試合を決めてしまったために、あっという間にプレミアステージへの進出が決定してしまいました。自分の予想以上にビクティニが大暴れした影響で、勝ってしまった相手の皆さんには大変申し訳ありませんでした。
とりあえずこの時点でプレミアステージに進出した頃には6組ほど進出者同士の対戦が始まっていたと思います。僕がクライマックスステージの進出権をかけてグループに集まったのは、僕が存じない方1名と、2人の世界チャンピオンのお父さんであるHIROさんと、昨年のバトルカーニバルオータムの日本3位であるB兄君でした。集まった面子を見て愕然…そして、くじ引きの結果により初戦の対戦相手となったのはHIROさんです。B兄君を含むもうお人方は別ブロックへ行きました。勝ち続けても茨の道が見える僕にとって非常に厳しい2連戦が始まりました
【プレミアステージ】
1戦目 ○ 6-0 探求者ゲノセクトEXミカルゲポリゴン(HIROさん)
昨年のバトルカーニバルシーズンよりイベントごとにお世話になっていたHIROさんですが、実は対戦するのはこれが初めてです。デッキは不明でしたが、事前情報により「ワンダープラチナ」を使用することは知っていました。場をオープンすると、やっぱりミカルゲがこちらに向けて不気味な笑みを浮かべています。
ベンチにはポリゴンとゲノセクトEXが並んでいたことで、探究者ループを繰り返した後に、Gブースターで相手をぶっ飛ばすデッキだと知りました。ならばこちらは、ビクティニでひたすらポリゴンとゲノセクトEXを処理すればいいだけです…と思いながら、ゲームが始まってから山札を確認すると、ビクティニがサイド落ちしている事に気が付きました。その事実に絶望しながらも、ビリジオンEXやジラーチEXを利用しながら確実にゲノセクトEXを育てて、準備が出来たらメインアタッカーを叩くプランに変更。迂闊にサイドを引いてしまうと、ふたごちゃんが機動してしまうのでこの対戦におけるプレイングは1つ1つが綱渡りでした。
勝負の決め手となったのは、HIROさんがなかなか「破れた時空」を出せずにいるところです。おそらくワンダープラチナの効果でサイド落ちを確認し、ロトムでサイドと山札を入れ替えても、なかなか引けなかったようです。また、1度だけHIROさんが退化スプレーの効果を勘違いしてしまうプレイングミスに助けられました。
こちら側の準備が出来てからは探究者でゲノセクトEXを戻してレッドシグナルを決めたり、場にエネルギーを充足させて、Gブースターで相手のゲノセクトEXを処理したり、順当にポリゴンを倒していってサイドを6枚引ききって勝利しました。
お話を聞いたところ、このデッキはとーしん君が作成したようで、コンセプトがとても難しいデッキだったあまりにHIROさんのプレイングミスがとても大きな1手となってしまったようです。「頑張って下さいね」ってにこやかにエールを送られ、対戦後に「ありがとうございます」としっかり握手。また、反対のブロックでは強豪プレイヤーであるB兄君がいち早く勝利を手にしていました。
2戦目 ○ 6-2 タマタマブースターマニューラミカルゲポリゴン(B兄君)
緊張のあまり初っ端からやらかしてしまいました。ジャンケンでパーを出そうとしていたのに、手はチョキからパーへ変える瞬間がごっちゃになって奇妙な手の動きでパーを出してしまいました。その挙動により負けてしまったB兄君から、もちろん指摘が入り仕切り直しとなりました。緊張のあまり、じゃんけんの出し方がおかしくなったのは初めての経験でした。
じゃんけんの仕切り直し後に無事に先行を取り、相手のバトル場のミカルゲ、イーブイ、ポリゴンを見つめながら、相手のデッキの中身を予測し、ゲーム展開のプランを立てながらこちらも展開していく。デッキは不明だが、ビクティニによる低コスト超火力がキーカードに成り得ると感じたので、ビリジオンEXで殴りながら場にエネルギーを充足させて、メインアタッカーはビクティニに任せることにする。
序盤にビクティニが準備できると、相手のポリゴンから処理を初めて、同時にベンチに出てきたのはニューラ。マニューラタマタマによる安定した低コストの高出力のデッキだと知り、となるとイーブイの進化先はブースターと見抜きました。ビクティニをメインアタッカーにしたことがどうやら良い手だったようです。相手は毎ターンのようにビクティニのVジェネレートを決められて場を荒らされていきます。マニューラが殴るためにはダークパッチなどを挟まなければいけないために、準備に時間がかかってしまうのです。その隙を僕が見逃すはずがありません。
ビリジオンEXで場にエネルギーを充足させながらミカルゲを倒し、シェイミのしゅくふくのかぜによるスイッチでいつでもアタッカーをゲノセクトEXに切り替えることができる準備を完了させます。そうすると相手はビクティニだけを処理するなど考えることはできずに、ゲノセクトEXとビクティニを同時に処理する方法を考えなければなりません。1手でも隙を見せたら、再びビクティニやゲノセクトEXが飛んできます。このように100ダメージの嵐を相手に絶えず打ち続けるプレイングを心がけたところ、B兄君が「ビクティニ強えぇ…」とビクティニの処理にとても困る気持ちを吐き出してくれました。強さを解って頂けたようで嬉しかったです。
しかしながら、相手もそう簡単に諦めようとしません。エネルギーが充足されたゲノセクトEXを葬るために、マニューラでの大ダメージを狙います…がどうやらあと1手が足りない模様。本人曰くプレミスとのことでしたが、正直何をプレミスしたのか僕にはわかりませんでした。そのままビクティニのVジェネレートで最後のマニューラまで狩り続けてサイドを6枚引ききって勝利しました。うん、1ターンで起動してしまうビクティニはやっぱり強いですね。
「対戦ありがとうございました!!」とガッツリ握手を交わした後に、「B兄君の分もクライマックスステージで勝ち抜いてくるんで楽しみにしててね!!」とB兄君に告げて、僕は3回連続4回目のクライマックスステージへの進出を決めました。去年のOリーグではクライマックスステージはおろか、プレミアステージにすら行けなかったので、去年から自分が確実にレベルアップをしていることを知り、とても喜びました。
(※クライマックスステージを迎えるまでと進出後のレポートは第2部に書かせて頂きます)
千葉大会に参加すると決めた時に、今回は事前にHKさん、有栖川さんをはじめとするチムロリの皆さんにお世話になることがある程度、決定していました。夜行バスで金曜日に東京入りし、滞在先となる三鷹にある大学の先輩のお家に荷物を置いてから、HKさんと合流しラーメン二郎を巡り、ななはちやを訪問し、そのまま有栖川さんと合流してカラオケにてJAM Projectの楽曲を3時間ぶっ通しで熱くセッションさせて頂きました。有栖川さんが相当、僕の歌を気に入って下さったようでとても嬉しかったです。東京でポケカプレイヤー同士のカラオケは非常に新鮮でした。誘って下さった、HKさんと有栖川さん、本当にありがとうございます。
ななはちやではお昼の部と夕方の部で店舗大会に参加したところ、2位と圏外という謎の結果を残してしまいました。しかしながら、夕方の部では名古屋大会優勝者であるとーしんさん を倒すことが出来たため次の日に向けて非常にモチベーションを高めることができました。
ポケモンカードの店舗大会、カラオケが終了し、帰りにラーメン二郎へ寄り、京王線でHKさんと共に帰路につこうと思ったら、23:05に人身事故が発生したために電車が動かず、また動いていたJRの中央線が人で溢れかえってパンクしてしまいました。そのまま、新宿駅周辺のマクドナルドで1時間様子を見て、電車に乗ったのは0:30過ぎ。電車の中で溢れかえった人に揉まれながら、ゆっくりと動いたり止まったりする電車の中で苦しめられ、1時間かけて調布駅へ到着し、そのまま2:30過ぎに滞在先である大学の先輩の家に到着しました。
今回は始発(5:03)で会場へ向かおうと考えていた為に、バスが無いこの時間に間に合わせるためには、滞在先へ4時過ぎに出発しなければいけませんでした。ということで、当然のように睡眠時間はゼロ。千葉大会へ参加するためのカードなどの準備と確認を済ませて、シャワーを浴びて、身支度を整えたらあっという間に4時前になり、滞在先を出て、調布駅からの始発に乗り、会場である幕張メッセに向かいました。到着するまでに、あむ君やNムラーさんなどと合流し、共に7時前に会場に到着してから並びました。睡眠時間ゼロは辛いです。
色々とお話しているうちにHKさんも到着し、そのまま会場への入場が始まり、無事に初卓に着く事ができたので、僕のバトルカーニバル2013スプリングの挑戦が始まりました。最初はOリーグからの挑戦です。Oリーグに関する調整は本命がBWレギュレーションだったために、正直なところ名古屋大会が終わってから1週間程度しか行っていませんでした。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【チャレンジステージ1周目】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1戦目 ○ 6-0 探求者ミュウツーEXヨノワールミカルゲポリゴン(Tommyさん)
福岡からいらっしゃった親子プレイヤーの方です。対戦が始まって場をオープンするとミカルゲとゲノセクトEXがお見合い。
ミカルゲによるデッキ展開へのお茶の濁し方は頭の中である程度、想定していたので、プラズマエネルギーを用いながらレッドシグナルでヨノワールなど厄介なポケモンをバトル場に呼び出しながら、ゲノセクトEXで順当に相手のポケモンを倒していって勝ちました。
2戦目 × 3-6 アギルダーダストダスネンドールミカルゲポリゴンZG(けーださん)
1戦目が終わって入場口を見ていると、こちらに向かって歩いてきたのはチームアチャモのけーださんでした。どうやら一筋縄ではいかない相手のようです。場がオープンするとミカルゲとビリジオンEXがお見合い。
相手が先行でチョボマキ、ヤブクロン、ヤジロンといったポケモンを展開された時に全てを悟りました。「あっ、このデッキに対してロックを解除する術が無い」って。どうしようもないので、速攻でサイドを先行しようとするも、ミカルゲによるグッズロックが弊害になり、あっという間に相手の場のロックシステムが完成されてしまいました。
相手はミカルゲにいのちのしずくや、白銀の鏡などを張り付けて、どうあがいても僕はこのロックループを解除できなくなりました。そのまま、相手に自分のポケモンを全て狩られて負けました。本当にどうしようもなかったです。
対戦後に「まだチャンスがあるかもしれないから頑張って!!」と応援して頂いたので、諦めずに並びなおしてチャレンジステージの2週目を迎えました。まさか、本当にとんでもないチャンスがあるとはこの時、本気で思っていなかったのです。
【チャレンジステージ2周目】
1戦目 ○ 5-0 ビリジオンEXゲノセクトEXゲノセクト
場をオープンすると相手のバトル場にはゲノセクト(なかまをよぶ)が。順当に展開されて、相手はビリジオンEXやゲノセクトEXを並べます。そして、こちらは先行1ターン目からあっという間に場が展開されたことによりビクティニのVジェネレートが火を噴きます。そのまま、ビリジオンEX、ゲノセクトEX、ゲノセクトと順番に倒していって圧勝しました。
2戦目 ○ 1-0 セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEX (Oさん)
入場口の方を見ていると何やら見覚えのある方が…と思ったら、布団CSのスタープレイヤーであるO(nappa)さんでした。殿堂デッキを沢山研究されている上に、2005年に日本代表選手となった実力者の方です。ただ、試合の方は大変申し訳ないのですが、先行1ターン目に相手のバトル場のドーブルをビクティニのVジェネレートで焼いて1キルしてしまいました。アンノーンQのクイックを使用せずにベンチに並べる日が来るとは思ってもみませんでした。
3戦目 ○ 1-0 ギギギアルコバルオン
相手の場がオープンしたところ、バトル場はギアル。こちらはビリジオンEXとセレビィGRが場に並んでいます。こちら側先行で、ベンチにゲノセクトEXを並べてメガロキャノンを次のターンに打てるように準備を始めます。相手はNを使用するも、たねポケモンを引けなかったご様子。大変申し訳ありませんが2ターン目でゲノセクトEXの準備が出来たのでメガロキャノンで勝負を決めさせて頂きました。
4戦目 ○ 1-0 カメックススイクンネンドールミカルゲブラックキュレムEX
相手の場にはスイクン、そしてベンチにはゼニガメ。この試合では一番えげつない勝ち方をしてしまいました。ゲノセクトEXスタートによる先行でジラーチEXのほしのみちびきで持ってきた探究者が決まり、場にセレビィGRとビクティニとドーブルとビリジオンEXが並んでから、1ターン目でVジェネレートを決めてスイクンを1撃で倒してしまうという神速の1キルゲームを行ってしまいました。どういうわけか3試合連続で短時間で試合を決めてしまったために、あっという間にプレミアステージへの進出が決定してしまいました。自分の予想以上にビクティニが大暴れした影響で、勝ってしまった相手の皆さんには大変申し訳ありませんでした。
とりあえずこの時点でプレミアステージに進出した頃には6組ほど進出者同士の対戦が始まっていたと思います。僕がクライマックスステージの進出権をかけてグループに集まったのは、僕が存じない方1名と、2人の世界チャンピオンのお父さんであるHIROさんと、昨年のバトルカーニバルオータムの日本3位であるB兄君でした。集まった面子を見て愕然…そして、くじ引きの結果により初戦の対戦相手となったのはHIROさんです。B兄君を含むもうお人方は別ブロックへ行きました。勝ち続けても茨の道が見える僕にとって非常に厳しい2連戦が始まりました
【プレミアステージ】
1戦目 ○ 6-0 探求者ゲノセクトEXミカルゲポリゴン(HIROさん)
昨年のバトルカーニバルシーズンよりイベントごとにお世話になっていたHIROさんですが、実は対戦するのはこれが初めてです。デッキは不明でしたが、事前情報により「ワンダープラチナ」を使用することは知っていました。場をオープンすると、やっぱりミカルゲがこちらに向けて不気味な笑みを浮かべています。
ベンチにはポリゴンとゲノセクトEXが並んでいたことで、探究者ループを繰り返した後に、Gブースターで相手をぶっ飛ばすデッキだと知りました。ならばこちらは、ビクティニでひたすらポリゴンとゲノセクトEXを処理すればいいだけです…と思いながら、ゲームが始まってから山札を確認すると、ビクティニがサイド落ちしている事に気が付きました。その事実に絶望しながらも、ビリジオンEXやジラーチEXを利用しながら確実にゲノセクトEXを育てて、準備が出来たらメインアタッカーを叩くプランに変更。迂闊にサイドを引いてしまうと、ふたごちゃんが機動してしまうのでこの対戦におけるプレイングは1つ1つが綱渡りでした。
勝負の決め手となったのは、HIROさんがなかなか「破れた時空」を出せずにいるところです。おそらくワンダープラチナの効果でサイド落ちを確認し、ロトムでサイドと山札を入れ替えても、なかなか引けなかったようです。また、1度だけHIROさんが退化スプレーの効果を勘違いしてしまうプレイングミスに助けられました。
こちら側の準備が出来てからは探究者でゲノセクトEXを戻してレッドシグナルを決めたり、場にエネルギーを充足させて、Gブースターで相手のゲノセクトEXを処理したり、順当にポリゴンを倒していってサイドを6枚引ききって勝利しました。
お話を聞いたところ、このデッキはとーしん君が作成したようで、コンセプトがとても難しいデッキだったあまりにHIROさんのプレイングミスがとても大きな1手となってしまったようです。「頑張って下さいね」ってにこやかにエールを送られ、対戦後に「ありがとうございます」としっかり握手。また、反対のブロックでは強豪プレイヤーであるB兄君がいち早く勝利を手にしていました。
2戦目 ○ 6-2 タマタマブースターマニューラミカルゲポリゴン(B兄君)
緊張のあまり初っ端からやらかしてしまいました。ジャンケンでパーを出そうとしていたのに、手はチョキからパーへ変える瞬間がごっちゃになって奇妙な手の動きでパーを出してしまいました。その挙動により負けてしまったB兄君から、もちろん指摘が入り仕切り直しとなりました。緊張のあまり、じゃんけんの出し方がおかしくなったのは初めての経験でした。
じゃんけんの仕切り直し後に無事に先行を取り、相手のバトル場のミカルゲ、イーブイ、ポリゴンを見つめながら、相手のデッキの中身を予測し、ゲーム展開のプランを立てながらこちらも展開していく。デッキは不明だが、ビクティニによる低コスト超火力がキーカードに成り得ると感じたので、ビリジオンEXで殴りながら場にエネルギーを充足させて、メインアタッカーはビクティニに任せることにする。
序盤にビクティニが準備できると、相手のポリゴンから処理を初めて、同時にベンチに出てきたのはニューラ。マニューラタマタマによる安定した低コストの高出力のデッキだと知り、となるとイーブイの進化先はブースターと見抜きました。ビクティニをメインアタッカーにしたことがどうやら良い手だったようです。相手は毎ターンのようにビクティニのVジェネレートを決められて場を荒らされていきます。マニューラが殴るためにはダークパッチなどを挟まなければいけないために、準備に時間がかかってしまうのです。その隙を僕が見逃すはずがありません。
ビリジオンEXで場にエネルギーを充足させながらミカルゲを倒し、シェイミのしゅくふくのかぜによるスイッチでいつでもアタッカーをゲノセクトEXに切り替えることができる準備を完了させます。そうすると相手はビクティニだけを処理するなど考えることはできずに、ゲノセクトEXとビクティニを同時に処理する方法を考えなければなりません。1手でも隙を見せたら、再びビクティニやゲノセクトEXが飛んできます。このように100ダメージの嵐を相手に絶えず打ち続けるプレイングを心がけたところ、B兄君が「ビクティニ強えぇ…」とビクティニの処理にとても困る気持ちを吐き出してくれました。強さを解って頂けたようで嬉しかったです。
しかしながら、相手もそう簡単に諦めようとしません。エネルギーが充足されたゲノセクトEXを葬るために、マニューラでの大ダメージを狙います…がどうやらあと1手が足りない模様。本人曰くプレミスとのことでしたが、正直何をプレミスしたのか僕にはわかりませんでした。そのままビクティニのVジェネレートで最後のマニューラまで狩り続けてサイドを6枚引ききって勝利しました。うん、1ターンで起動してしまうビクティニはやっぱり強いですね。
「対戦ありがとうございました!!」とガッツリ握手を交わした後に、「B兄君の分もクライマックスステージで勝ち抜いてくるんで楽しみにしててね!!」とB兄君に告げて、僕は3回連続4回目のクライマックスステージへの進出を決めました。去年のOリーグではクライマックスステージはおろか、プレミアステージにすら行けなかったので、去年から自分が確実にレベルアップをしていることを知り、とても喜びました。
(※クライマックスステージを迎えるまでと進出後のレポートは第2部に書かせて頂きます)
おはようございます、朗です。
バトルカーニバル千葉大会お疲れ様でした。僕は昨日の23時頃に無事に仙台へ帰ってきました。今回も実に内容の濃い旅でしたのでイベントレポートを書こうと思うとおそらく相当な時間がかかると思いますので、出来ることならば今日の夜までにイベントレポートをかければと考えています。
とりあえず、先に今回千葉大会1日目のOリーグで使用したデッキレシピをご紹介致しましょう。去年の横浜大会1日目Oリーグではプレミアステージにすら行けなかった僕がクライマックスステージに進出し、ここ最近では公式大会において最も良い成績となる第4位という結果残すことが出来たイカした超速攻デッキです。
デッキ名「VICTORYゲノセクト ~We’ll never die~ 」
(スタンダード・DP以降・殿堂レギュレーション)
(ポケモン 13)
3 ゲノセクトEX(BW9)
2 ビリジオンEX(BW9)
1 ビクティニ(BTV)
2 セレビィGR
1 シェイミ(しゅくふくのかぜ)
1 アンノーンQ(DP4)
1 ユクシー(DP5) ★★★
1 ジラーチEX(BW9)
1 ドーブル(L2)
(エネルギー 13)
8 草エネルギー
2 炎エネルギー
3 プラズマエネルギー
(トレーナー 34)
4 オーキドはかせの新理論
4 アララギはかせ
2 ハマナのリサーチ
1 探求者 ★
1 フウロ
3 デュアルボール
1 ゴージャスボール
4 ポケモンいれかえ
4 ポケドロアー+
3 アクロママシーン
2 ポケモンキャッチャー
1 エネルギーつけかえ
1 夜のメンテナンス
1 Gブースター(ACE SPEC)
2 スカイアローブリッジ
※クライマックスステージへの変更点
(in)
1 プラズマエネルギー
1 ハマナのリサーチ
2 夜明けのスタジアム
(out)
1 オーキドはかせの新理論
1 エネルギーつけかえ
1 アクロママシーン
1 スカイアローブリッジ
【戦績】
バトルカーニバル2013スプリング 千葉大会1日目 Oリーグ 第4位
デッキ説明の動かし方に関しては特に必要はありませんね。
セレビィGRの加速を利用し場に草エネルギーを充足させ、ゲノセクトEXのメガロキャノン及びGブースターを使用して速攻を仕掛けるデッキです。BWレギュレーションでも流行っているビリジオンEXとの組み合わせは殿堂レギュレーションでも非常に強かったです。Oリーグに参加することを決めた時から、このデッキ1本だけで調整していました。理由はある程度のパーツを持っていて尚且つ足りないパーツを補いやすいかつ組みやすいデッキだったからです。しかしながら、このデッキタイプはOリーグにおいてトップメタであろうことは皆さんが容易に想像できたでしょう。実際のところそうでした。では、僕がどのような工夫をして同じコンセプトデッキとの差別化を図ったのでしょうか。その工夫をこれから解説させて頂きます。
① ポケモンの選択
メインアタッカーであるゲノセクトEXがサイドに落ちてしまったら困るので3枚入れました。ビリジオンEXは当初1枚だったのですが、1キルを目指さないシチュエーションにおいて場に草エネルギーを2枚も増やすことができるエメラルドスラッシュが非常に優秀だったために2枚に変更。
そして、僕のこのコンセプトデッキにおける最大の特徴が1枚積みのビクティニ(BTV)です。非EXアタッカーながら2エネで100Dを出せるVジェネレートの強さは言うまでもありません。僕を去年の秋にクライマックスステージへと導いてくれた頼れるカードです。実際に使用してみたらセレビィGRとの相性が抜群すぎて驚きました。ポケモンコレクターが無くても場にポケモンは簡単に揃えることができる&ハマナで炎エネルギーも引くことができるので、ビクティニによる1ターン目からの1キルも狙うことができます。正直、1ターン目のメガロキャノンよりも楽です。更にビクティニはミラーマッチにも炎アタッカーとして非常に有利になるのもポイント。
また、展開をサポートするシステムポケモンとしてシェイミ、アンノーンQ、ユクシー、ジラーチEX、ドーブルを採用しました。特にシェイミの活躍がすごかった。場に炎エネルギーを残していたら、それをしゅくふくのかぜでビクティニにつけかえてからのVジェネレートは強力です。また、ジラーチEXはほしのみちびきにより1積みの探究者やフウロを容易に持ってくることができるので、この環境下では強力な存在でした。
② エネルギーの配分
セレビィGRの加速を使用&ビリジオンEXの加速を使用する上で草エネルギーは出来れば9枚欲しかったのですが、スペースが足りなかったので8枚まで減らしました。
また、ビクティニを採用するにあたって炎エネの管理が大変だったのでエネルギー配分はかなり迷いましたが、プリズムエネルギーを採用するとハマナのリサーチで引けない&炎エネルギー1枚ではサイド落ちが懸念されるということで、炎エネルギーを2枚積みました。
プラズマエネルギーは当初、3枚あれば十分かと思っていたのですが、思いの他ミカルゲが環境に多すぎたためにレッドシグナルを最大限に活かせるようにクライマックスステージでは4枚採用しました。
③ サポーターのこだわり
アララギはかせ4枚、オーキド博士の新理論4枚はよくある構築だと思います。ハマナのリサーチは2枚とちょっとだけ少なめ。クライマックスステージでは別のスタジアムを採用したためにオーキド博士の新理論とハマナのリサーチを1枚ずつ入れ替えました。フウロはジラーチEXから色々なカードへアクセスできる万能カード。探究者はシェイミやユクシーなどを回収できる確実なスーパーポケモン回収として役立ちました。
ところで皆さんお気付きでしょうか。大抵のデッキに入るあの強力なカードが居ないことを。そう、このデッキは「N」が0枚なのです。「N」はおろか「ジャッジマン」も入っていません。超速攻によるビートダウンを目指した尖ったデッキであるために、このような形になりました。それでもジラーチEXもいるので1枚は積んでもよかったと思います。僕にはスペースを見つけることが出来なかったので諦めましたが、どこか良いスペースがありましたら是非。教えて下さい。
④ 超速攻から中速までサポートをするグッズ
ポケドロアー+が殿堂ポイントから除外されたために超速攻展開を目指すデッキにはピッタリのカードとなりました。山札の枚数調整のために1枚だけ打つことを度々あります。ポケモンキャッチャーはレッドシグナルもあるので2枚と少なめですが、これだけでも十分に足りました。
ポケモンいれかえに関してはスーパーポケモン回収を同時に採用する人と好みが分かれる為に、僕はいれかえで確実なコントロールを狙ったので4積みです。ちなみに僕はスーパーポケモン回収があまり好きではないので採用しませんでした
アクロママシーンに関してはセレビィGRの加速で事が足りる&使う状況が後半に多かった&レッドシグナルを主に使用したためにクライマックスステージでは3枚から2枚に減らしました。セレビィGRではとどかない痒い所に手を届かせる役目としてのアクロママシーンの採用はわりと正解だったと思います。
夜のメンテナンスは主にシステムポケモンとエネルギーの回収ソースとして必要不可欠です。また、エネルギーつけかえに関しては自由枠なのでお好きな物を入れて下さい。元々はリサイクル、いいつりざお、ファーストチケットなど色々なカードが試された箇所であります。エネルギーつけかえはビクティニやビリジオンEXが攻撃するにあたって非常に相性の良いカードでした。ACE SPECとしてGブースターを採用したのは言わずもがなですね。
⑤ 殿堂レギュレーションらしいまさかの採用スタジアム
当初は1キルを目指していたのでスカイアローブリッジ2積みの構築でした。しかしながら、ミカルゲとダストダスを組み合わせたことによる、アギルダーやグライオンによる解除できないなぐってドロンロックがこのデッキにとって脅威となります。実は僕がOリーグに参加した時にチャレンジステージにて上記のコンセプトデッキにより手も足も出なくなって僕は敗北しています。ビリジオンEXとゲノセクトEXの特性を封じられたら打つ手がほぼありません。では、どのように能動的に特殊状態を解除すればいいのでしょうか、そこで僕が出した答えは夜明けのスタジアム。
おそらくBWユーザーからしてみれば聞きなれないスタジアム名だと思いますが、実はこのデッキととても相性が良いスタジアムカードなのです。内容としては草タイプ、水タイプのポケモンに手札からエネルギーを貼った時にそのポケモンのダメージカウンターを1個取り除く上に、特殊状態を回復するというもの。これによって能動的な特殊状態の解除が狙えるだけでなく、エネルギーカードによるゲインで相手の計算を狂わすことも可能なのです。さらにこの効果はセレビィGRのポケパワーとも重複します。プラズマエネルギーも対象となるのでレッドシグナルとも合わせて使用することもできるので、手札からエネルギーを貼る事が加速エンジンの中心となるこのデッキとの相性は素晴らしい物でした。
なお、これはクライマックスステージに進出してから思いついたアイディアなので突貫構築で1枚積みましたが、それでも不安になったために2枚採用することにしました。正直、このカードを採用するかしないかで今回のバトルカーニバルにおいて優勝できるかどうか、それが決まったと言っても過言ではありません。
⑥ ところでそのデッキ名は何ですか?
クライマックスステージ進出が決まりデッキ名を書いて下さいとお願いされたので、とっさに千葉大会前日に有栖川さん、HKさんらと歌ったJAM ProjectのVICTORYという曲のタイトルとフレーズを拝借しました。特に深い意味はありません。だってほら、ビクティニとも相性がいいでしょう?←
デッキ解説としては以上になります。それでは本日の夜を目安に今回の千葉大会のレポートを書いて公開させて頂きます。ちなみにクライマックスステージ準決勝で対戦した六輝さんとの対戦は、 第1回 ナナホシ杯での準決勝しんくあ君との対戦と同レベルの大激戦でした。六輝さんのレポートが先にあがるかもしれませんが、内容としてはとんでもなく濃い物になると思います。出来るだけ、読み応えのある内容を書けるように頑張らせて頂きますので楽しみにしていて下さい。
最後に、このデッキのベースとなる構築を作って下さったHKさん、クライマックスステージ以降のデッキ調整にアイディアを貸してくれたあむ君、とーしん君、またパーツを探してくれた&貸して下さったあ行君とマンチーニさんに感謝の気持ちを書かせて頂き、このデッキレシピの紹介を終わらせたいと思います。
素敵なデッキを使う機会を僕に与えて下さって本当にありがとうございました!!
バトルカーニバル千葉大会お疲れ様でした。僕は昨日の23時頃に無事に仙台へ帰ってきました。今回も実に内容の濃い旅でしたのでイベントレポートを書こうと思うとおそらく相当な時間がかかると思いますので、出来ることならば今日の夜までにイベントレポートをかければと考えています。
とりあえず、先に今回千葉大会1日目のOリーグで使用したデッキレシピをご紹介致しましょう。去年の横浜大会1日目Oリーグではプレミアステージにすら行けなかった僕がクライマックスステージに進出し、ここ最近では公式大会において最も良い成績となる第4位という結果残すことが出来たイカした超速攻デッキです。
デッキ名「VICTORYゲノセクト ~We’ll never die~ 」
(スタンダード・DP以降・殿堂レギュレーション)
(ポケモン 13)
3 ゲノセクトEX(BW9)
2 ビリジオンEX(BW9)
1 ビクティニ(BTV)
2 セレビィGR
1 シェイミ(しゅくふくのかぜ)
1 アンノーンQ(DP4)
1 ユクシー(DP5) ★★★
1 ジラーチEX(BW9)
1 ドーブル(L2)
(エネルギー 13)
8 草エネルギー
2 炎エネルギー
3 プラズマエネルギー
(トレーナー 34)
4 オーキドはかせの新理論
4 アララギはかせ
2 ハマナのリサーチ
1 探求者 ★
1 フウロ
3 デュアルボール
1 ゴージャスボール
4 ポケモンいれかえ
4 ポケドロアー+
3 アクロママシーン
2 ポケモンキャッチャー
1 エネルギーつけかえ
1 夜のメンテナンス
1 Gブースター(ACE SPEC)
2 スカイアローブリッジ
※クライマックスステージへの変更点
(in)
1 プラズマエネルギー
1 ハマナのリサーチ
2 夜明けのスタジアム
(out)
1 オーキドはかせの新理論
1 エネルギーつけかえ
1 アクロママシーン
1 スカイアローブリッジ
【戦績】
バトルカーニバル2013スプリング 千葉大会1日目 Oリーグ 第4位
デッキ説明の動かし方に関しては特に必要はありませんね。
セレビィGRの加速を利用し場に草エネルギーを充足させ、ゲノセクトEXのメガロキャノン及びGブースターを使用して速攻を仕掛けるデッキです。BWレギュレーションでも流行っているビリジオンEXとの組み合わせは殿堂レギュレーションでも非常に強かったです。Oリーグに参加することを決めた時から、このデッキ1本だけで調整していました。理由はある程度のパーツを持っていて尚且つ足りないパーツを補いやすいかつ組みやすいデッキだったからです。しかしながら、このデッキタイプはOリーグにおいてトップメタであろうことは皆さんが容易に想像できたでしょう。実際のところそうでした。では、僕がどのような工夫をして同じコンセプトデッキとの差別化を図ったのでしょうか。その工夫をこれから解説させて頂きます。
① ポケモンの選択
メインアタッカーであるゲノセクトEXがサイドに落ちてしまったら困るので3枚入れました。ビリジオンEXは当初1枚だったのですが、1キルを目指さないシチュエーションにおいて場に草エネルギーを2枚も増やすことができるエメラルドスラッシュが非常に優秀だったために2枚に変更。
そして、僕のこのコンセプトデッキにおける最大の特徴が1枚積みのビクティニ(BTV)です。非EXアタッカーながら2エネで100Dを出せるVジェネレートの強さは言うまでもありません。僕を去年の秋にクライマックスステージへと導いてくれた頼れるカードです。実際に使用してみたらセレビィGRとの相性が抜群すぎて驚きました。ポケモンコレクターが無くても場にポケモンは簡単に揃えることができる&ハマナで炎エネルギーも引くことができるので、ビクティニによる1ターン目からの1キルも狙うことができます。正直、1ターン目のメガロキャノンよりも楽です。更にビクティニはミラーマッチにも炎アタッカーとして非常に有利になるのもポイント。
また、展開をサポートするシステムポケモンとしてシェイミ、アンノーンQ、ユクシー、ジラーチEX、ドーブルを採用しました。特にシェイミの活躍がすごかった。場に炎エネルギーを残していたら、それをしゅくふくのかぜでビクティニにつけかえてからのVジェネレートは強力です。また、ジラーチEXはほしのみちびきにより1積みの探究者やフウロを容易に持ってくることができるので、この環境下では強力な存在でした。
② エネルギーの配分
セレビィGRの加速を使用&ビリジオンEXの加速を使用する上で草エネルギーは出来れば9枚欲しかったのですが、スペースが足りなかったので8枚まで減らしました。
また、ビクティニを採用するにあたって炎エネの管理が大変だったのでエネルギー配分はかなり迷いましたが、プリズムエネルギーを採用するとハマナのリサーチで引けない&炎エネルギー1枚ではサイド落ちが懸念されるということで、炎エネルギーを2枚積みました。
プラズマエネルギーは当初、3枚あれば十分かと思っていたのですが、思いの他ミカルゲが環境に多すぎたためにレッドシグナルを最大限に活かせるようにクライマックスステージでは4枚採用しました。
③ サポーターのこだわり
アララギはかせ4枚、オーキド博士の新理論4枚はよくある構築だと思います。ハマナのリサーチは2枚とちょっとだけ少なめ。クライマックスステージでは別のスタジアムを採用したためにオーキド博士の新理論とハマナのリサーチを1枚ずつ入れ替えました。フウロはジラーチEXから色々なカードへアクセスできる万能カード。探究者はシェイミやユクシーなどを回収できる確実なスーパーポケモン回収として役立ちました。
ところで皆さんお気付きでしょうか。大抵のデッキに入るあの強力なカードが居ないことを。そう、このデッキは「N」が0枚なのです。「N」はおろか「ジャッジマン」も入っていません。超速攻によるビートダウンを目指した尖ったデッキであるために、このような形になりました。それでもジラーチEXもいるので1枚は積んでもよかったと思います。僕にはスペースを見つけることが出来なかったので諦めましたが、どこか良いスペースがありましたら是非。教えて下さい。
④ 超速攻から中速までサポートをするグッズ
ポケドロアー+が殿堂ポイントから除外されたために超速攻展開を目指すデッキにはピッタリのカードとなりました。山札の枚数調整のために1枚だけ打つことを度々あります。ポケモンキャッチャーはレッドシグナルもあるので2枚と少なめですが、これだけでも十分に足りました。
ポケモンいれかえに関してはスーパーポケモン回収を同時に採用する人と好みが分かれる為に、僕はいれかえで確実なコントロールを狙ったので4積みです。ちなみに僕はスーパーポケモン回収があまり好きではないので採用しませんでした
アクロママシーンに関してはセレビィGRの加速で事が足りる&使う状況が後半に多かった&レッドシグナルを主に使用したためにクライマックスステージでは3枚から2枚に減らしました。セレビィGRではとどかない痒い所に手を届かせる役目としてのアクロママシーンの採用はわりと正解だったと思います。
夜のメンテナンスは主にシステムポケモンとエネルギーの回収ソースとして必要不可欠です。また、エネルギーつけかえに関しては自由枠なのでお好きな物を入れて下さい。元々はリサイクル、いいつりざお、ファーストチケットなど色々なカードが試された箇所であります。エネルギーつけかえはビクティニやビリジオンEXが攻撃するにあたって非常に相性の良いカードでした。ACE SPECとしてGブースターを採用したのは言わずもがなですね。
⑤ 殿堂レギュレーションらしいまさかの採用スタジアム
当初は1キルを目指していたのでスカイアローブリッジ2積みの構築でした。しかしながら、ミカルゲとダストダスを組み合わせたことによる、アギルダーやグライオンによる解除できないなぐってドロンロックがこのデッキにとって脅威となります。実は僕がOリーグに参加した時にチャレンジステージにて上記のコンセプトデッキにより手も足も出なくなって僕は敗北しています。ビリジオンEXとゲノセクトEXの特性を封じられたら打つ手がほぼありません。では、どのように能動的に特殊状態を解除すればいいのでしょうか、そこで僕が出した答えは夜明けのスタジアム。
おそらくBWユーザーからしてみれば聞きなれないスタジアム名だと思いますが、実はこのデッキととても相性が良いスタジアムカードなのです。内容としては草タイプ、水タイプのポケモンに手札からエネルギーを貼った時にそのポケモンのダメージカウンターを1個取り除く上に、特殊状態を回復するというもの。これによって能動的な特殊状態の解除が狙えるだけでなく、エネルギーカードによるゲインで相手の計算を狂わすことも可能なのです。さらにこの効果はセレビィGRのポケパワーとも重複します。プラズマエネルギーも対象となるのでレッドシグナルとも合わせて使用することもできるので、手札からエネルギーを貼る事が加速エンジンの中心となるこのデッキとの相性は素晴らしい物でした。
なお、これはクライマックスステージに進出してから思いついたアイディアなので突貫構築で1枚積みましたが、それでも不安になったために2枚採用することにしました。正直、このカードを採用するかしないかで今回のバトルカーニバルにおいて優勝できるかどうか、それが決まったと言っても過言ではありません。
⑥ ところでそのデッキ名は何ですか?
クライマックスステージ進出が決まりデッキ名を書いて下さいとお願いされたので、とっさに千葉大会前日に有栖川さん、HKさんらと歌ったJAM ProjectのVICTORYという曲のタイトルとフレーズを拝借しました。特に深い意味はありません。だってほら、ビクティニとも相性がいいでしょう?←
デッキ解説としては以上になります。それでは本日の夜を目安に今回の千葉大会のレポートを書いて公開させて頂きます。ちなみにクライマックスステージ準決勝で対戦した六輝さんとの対戦は、 第1回 ナナホシ杯での準決勝しんくあ君との対戦と同レベルの大激戦でした。六輝さんのレポートが先にあがるかもしれませんが、内容としてはとんでもなく濃い物になると思います。出来るだけ、読み応えのある内容を書けるように頑張らせて頂きますので楽しみにしていて下さい。
最後に、このデッキのベースとなる構築を作って下さったHKさん、クライマックスステージ以降のデッキ調整にアイディアを貸してくれたあむ君、とーしん君、またパーツを探してくれた&貸して下さったあ行君とマンチーニさんに感謝の気持ちを書かせて頂き、このデッキレシピの紹介を終わらせたいと思います。
素敵なデッキを使う機会を僕に与えて下さって本当にありがとうございました!!
#63 バトルカーニバル2013スプリング 千葉大会1日目 朗の結果
2013年5月18日 ポケカ日記 コメント (12)
Oリーグ 4位でした。
殿堂レギュレーションにおける使用デッキは「ゲノセクトEXビリジオンEXビクティニ」による超速攻デッキです。
あとちょっとで手にすることができそうだった表彰台に届きませんでした。
試合が終わってから去年の札幌で4位だったカイリさんとお話した時に
ずっと堪えていた涙がどうしようもなく止まらなくなってしまいました。
久々に人前で悔しくて大泣きをしました。
準決勝であと一手、その一手がすっごく遠かった。
このままじゃやり切れないので明日はもっと足掻いてみます。
応援して下さった皆さん本当にありがとうございました。
殿堂レギュレーションにおける使用デッキは「ゲノセクトEXビリジオンEXビクティニ」による超速攻デッキです。
あとちょっとで手にすることができそうだった表彰台に届きませんでした。
試合が終わってから去年の札幌で4位だったカイリさんとお話した時に
ずっと堪えていた涙がどうしようもなく止まらなくなってしまいました。
久々に人前で悔しくて大泣きをしました。
準決勝であと一手、その一手がすっごく遠かった。
このままじゃやり切れないので明日はもっと足掻いてみます。
応援して下さった皆さん本当にありがとうございました。
こんばんは、朗です。バトルカーニバル千葉大会直前を控えた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
つい一時間ほど前に、バトルカーニバル千葉大会に参加するべく、高速バスに乗り仙台を出発致しました。
17日(金)の早朝に東京へ到着した後に滞在先である大学の先輩の家に荷物を置いてから、お昼過ぎよりHKさんと共にラーメン二郎を巡る予定です。
前回のバトルカーニバルシーズンに引き続き一日一二郎を目指して食べ歩きます。今日も出発前(夕方)にラーメン二郎 仙台店に食べてきました。とりあえず今のところ3店舗ほど回る店舗が決定しているのでとても楽しみです。
また、17日(金)には今話題のカードショップ「ななはちや」さんへ訪問予定であります。お昼過ぎを目安に現れる予定ですので、ご一緒される方はよろしくお願いします。
さらに、17日(金)の夜はチムロリ本部長こと有栖川さんらとJAM projectセッションカラオケを行う予定です。そちらもすっごく楽しみにしています。
さて、ここ数ヶ月はこちらのDNをほとんど更新していませんでした。何故なら、ジムチャレンジカップ及び店舗大会に全くといっていいほど参加出来なかったぐらい、「物理的にポケモンカードに触れる」という時間をまともにとることが出来なかったからです。
僕は今年度より大学四年生として学業に復帰し、4~5月は病院実習の準備のために日夜明け暮れる予定だったのですが、趣味で行っている音楽活動の一環で、新しくバンドを結成しボーカルを務め歌い続ける日々を送っていたりしました。
また、厄介なことに3月の中旬辺りから左足に「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という、わりと危険な感染症を患ってしまったがために、左足がぱんぱんに腫れてしまって、まともに歩けないほどの痛みを訴えました。ちなみにこの病気、放っておくと生死に関わるほどの危険な病気らしいです。何故、この病気にかかってしまったか理由はわかりませんが、おそらく僕自身の低すぎる免疫力により引き起こされてしまったのかもしれません。
感染症の治療のために、数週間は毎日のように病院に通い、点滴を受け、抗生物質を投与し、切開手術を行って、日常生活を過ごしながら治療にも明け暮れるという、色々な意味でハードな毎日を送っていました。治療のために一ヶ月以上も湯船に浸かることが出来なかったのは非常に苦しかったですね。
そして、4月の下旬にようやく完治したと思いきや、治ったと思っていた左足が再び腫れきてしまい、感染症が少しだけ再発してしまいました。これが先週のお話。そして、今日の夕方に病院で再び治療経過を診て頂き、左足に包帯をぐるぐる巻きにして頂き、満を持して千葉大会に臨みます。
むき出しの状態だと左足の見た目が非常に痛々しいですが、エンジニアブーツを履いて歩いているのでぱっと見の状態はいつも通りです。痛みもありませんので、どちらかというと無事に千葉大会へ参加できることをとても喜ばしく思います。
さて、そんなこんなで大学生活だけではなく、趣味の世界、病気の治療などで慌ただしい毎日を送っていながら、ほとんど触れることが無かったポケモンカードですが、僕はそんな心構えではたして千葉大会に参加する意義はあるのでしょうか。
僕はあらゆる物事を両立しながら生活するのがとても苦手です。ポケモンカードに専念したい時はそれ以外の時間はあまり中身の無いものになってしまいます。ポケモンカードにも同じことが言えるため、ポケモンカードに専念できない時はいくらポケモンカードのことを考えても意義のある成果を残すことが出来ません。ということで、僕は今回のバトルカーニバルに向けて今までとやり方を変えて、自分が出来る限りの最大限の努力をポケモンカードに対して行うことができる時間にのみ調整を行いました。
僕の調整時間を累計してみるとバトルカーニバルで一勝でも多く勝ちを目指している、人並みの意識を持ち合わせたプレイヤーの皆さんよりも圧倒的に少ないです。実質、2週間といったところでしょうか。少ない、少なすぎます。では、僕は今回のバトルカーニバル千葉大会に何故参加するのでしょうか。
答えはもちろん、前回のバトルカーニバルシーズンに達成できなかった、「表彰台に再び登る」という目標を成し遂げるためであります。調整時間が少なかったにも関わらず、どういうわけか今回はバトルカーニバルに向けて自信がそれなりにあるのです。こういった過ごし方で生活をしたにも関わらず本当に不思議ですね。
そして、今回の僕には強力な武器である「トロピカルビーチ」があります。紆余曲折ありまして、ただいま僕の手元に何と3枚あります。これはバトルカーニバル千葉大会で使用するために用意した物です。僕に協力して下さった方々への感謝の気持ちは本当に計り知れません。大切に使わせて頂きます。
さて、僕はこの日記で皆さんへ何を伝えたいのか、それをここに強調させて書かせて頂きます。
今回の僕のデッキからは何か飛んで来るかわかりません。前回のシーズンでは使用しなかった(したくなかった)トロピカルビーチも、今回の僕は躊躇なく自分のデッキに使用します。僕がどんなデッキを使用し、どのように勝ちに行くのか…皆さん楽しみにしていて下さい。僕に向かって全力でかかって来て下さると嬉しいです。よろしくお願いします。
最後に僕のバトルカーニバル千葉大会での特徴を記載させて頂きます。日頃お世話になっております、全国のDNユーザーをはじめとするポケカプレイヤーの皆さんとお会いできるのを心より楽しみにしています。
・身長185cmで黒髪の短髪
・両耳合わせて7つの可愛いドクロと天然石のピアス
・黒い革のショルダーバッグ
・グレーの小さなスーツケース(with ポッチャマドール)
・可愛いドクロモチーフの黒系のカットソー
・グリーン or ワインのカラーパンツ
・右手にワインカラーがメインの天然石ブレスレット
もし僕のことを見かけましたら、「朗(あきら)さんですか?」と、気軽にお声掛け下さい。見た目は怖いかもしれませんが、中身はそんなに怖くないはずです(笑)
それでは皆さん、バトルカーニバル千葉大会でお会いしましょう!!
つい一時間ほど前に、バトルカーニバル千葉大会に参加するべく、高速バスに乗り仙台を出発致しました。
17日(金)の早朝に東京へ到着した後に滞在先である大学の先輩の家に荷物を置いてから、お昼過ぎよりHKさんと共にラーメン二郎を巡る予定です。
前回のバトルカーニバルシーズンに引き続き一日一二郎を目指して食べ歩きます。今日も出発前(夕方)にラーメン二郎 仙台店に食べてきました。とりあえず今のところ3店舗ほど回る店舗が決定しているのでとても楽しみです。
また、17日(金)には今話題のカードショップ「ななはちや」さんへ訪問予定であります。お昼過ぎを目安に現れる予定ですので、ご一緒される方はよろしくお願いします。
さらに、17日(金)の夜はチムロリ本部長こと有栖川さんらとJAM projectセッションカラオケを行う予定です。そちらもすっごく楽しみにしています。
さて、ここ数ヶ月はこちらのDNをほとんど更新していませんでした。何故なら、ジムチャレンジカップ及び店舗大会に全くといっていいほど参加出来なかったぐらい、「物理的にポケモンカードに触れる」という時間をまともにとることが出来なかったからです。
僕は今年度より大学四年生として学業に復帰し、4~5月は病院実習の準備のために日夜明け暮れる予定だったのですが、趣味で行っている音楽活動の一環で、新しくバンドを結成しボーカルを務め歌い続ける日々を送っていたりしました。
また、厄介なことに3月の中旬辺りから左足に「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という、わりと危険な感染症を患ってしまったがために、左足がぱんぱんに腫れてしまって、まともに歩けないほどの痛みを訴えました。ちなみにこの病気、放っておくと生死に関わるほどの危険な病気らしいです。何故、この病気にかかってしまったか理由はわかりませんが、おそらく僕自身の低すぎる免疫力により引き起こされてしまったのかもしれません。
感染症の治療のために、数週間は毎日のように病院に通い、点滴を受け、抗生物質を投与し、切開手術を行って、日常生活を過ごしながら治療にも明け暮れるという、色々な意味でハードな毎日を送っていました。治療のために一ヶ月以上も湯船に浸かることが出来なかったのは非常に苦しかったですね。
そして、4月の下旬にようやく完治したと思いきや、治ったと思っていた左足が再び腫れきてしまい、感染症が少しだけ再発してしまいました。これが先週のお話。そして、今日の夕方に病院で再び治療経過を診て頂き、左足に包帯をぐるぐる巻きにして頂き、満を持して千葉大会に臨みます。
むき出しの状態だと左足の見た目が非常に痛々しいですが、エンジニアブーツを履いて歩いているのでぱっと見の状態はいつも通りです。痛みもありませんので、どちらかというと無事に千葉大会へ参加できることをとても喜ばしく思います。
さて、そんなこんなで大学生活だけではなく、趣味の世界、病気の治療などで慌ただしい毎日を送っていながら、ほとんど触れることが無かったポケモンカードですが、僕はそんな心構えではたして千葉大会に参加する意義はあるのでしょうか。
僕はあらゆる物事を両立しながら生活するのがとても苦手です。ポケモンカードに専念したい時はそれ以外の時間はあまり中身の無いものになってしまいます。ポケモンカードにも同じことが言えるため、ポケモンカードに専念できない時はいくらポケモンカードのことを考えても意義のある成果を残すことが出来ません。ということで、僕は今回のバトルカーニバルに向けて今までとやり方を変えて、自分が出来る限りの最大限の努力をポケモンカードに対して行うことができる時間にのみ調整を行いました。
僕の調整時間を累計してみるとバトルカーニバルで一勝でも多く勝ちを目指している、人並みの意識を持ち合わせたプレイヤーの皆さんよりも圧倒的に少ないです。実質、2週間といったところでしょうか。少ない、少なすぎます。では、僕は今回のバトルカーニバル千葉大会に何故参加するのでしょうか。
答えはもちろん、前回のバトルカーニバルシーズンに達成できなかった、「表彰台に再び登る」という目標を成し遂げるためであります。調整時間が少なかったにも関わらず、どういうわけか今回はバトルカーニバルに向けて自信がそれなりにあるのです。こういった過ごし方で生活をしたにも関わらず本当に不思議ですね。
そして、今回の僕には強力な武器である「トロピカルビーチ」があります。紆余曲折ありまして、ただいま僕の手元に何と3枚あります。これはバトルカーニバル千葉大会で使用するために用意した物です。僕に協力して下さった方々への感謝の気持ちは本当に計り知れません。大切に使わせて頂きます。
さて、僕はこの日記で皆さんへ何を伝えたいのか、それをここに強調させて書かせて頂きます。
今回の僕のデッキからは何か飛んで来るかわかりません。前回のシーズンでは使用しなかった(したくなかった)トロピカルビーチも、今回の僕は躊躇なく自分のデッキに使用します。僕がどんなデッキを使用し、どのように勝ちに行くのか…皆さん楽しみにしていて下さい。僕に向かって全力でかかって来て下さると嬉しいです。よろしくお願いします。
最後に僕のバトルカーニバル千葉大会での特徴を記載させて頂きます。日頃お世話になっております、全国のDNユーザーをはじめとするポケカプレイヤーの皆さんとお会いできるのを心より楽しみにしています。
・身長185cmで黒髪の短髪
・両耳合わせて7つの可愛いドクロと天然石のピアス
・黒い革のショルダーバッグ
・グレーの小さなスーツケース(with ポッチャマドール)
・可愛いドクロモチーフの黒系のカットソー
・グリーン or ワインのカラーパンツ
・右手にワインカラーがメインの天然石ブレスレット
もし僕のことを見かけましたら、「朗(あきら)さんですか?」と、気軽にお声掛け下さい。見た目は怖いかもしれませんが、中身はそんなに怖くないはずです(笑)
それでは皆さん、バトルカーニバル千葉大会でお会いしましょう!!
#61 何点かだけつらつらと
2013年4月21日 ポケカ日記 コメント (4)ちょいと3月からプライベートの方がかなり慌ただしい状態だったのですが、やっと少し落ち付いてきたので気持ちを切り替えてポケモンカードに専念します。
あ、それと第2回ナナホシ杯はベスト16でした。ポケカに対してまともに時間を割けなかったわりには、それなりに健闘したと思っています。使用デッキは予選が「ミュウツーEXデオキシスEXフワライド」という、とても潔い超タイプのみによる単色デッキ、本戦は「スイクンシンボラーアーケオス」という地雷デッキでした。レポートを書こうと思っていたんですけど、気持ちを向けられなくてすいません。バトカニは調整もレポートもサボらないのでどうかお楽しみに。
ちなみにバトカニには千葉大会2日間にのみ参加する予定です。5月27日から6週間ほど自分の人生がかかった病院実習が始まるので、そちらに支障をきたさない程度に楽しみます。千葉大会でご一緒される皆さんはよろしくお願いします。
あ、それと第2回ナナホシ杯はベスト16でした。ポケカに対してまともに時間を割けなかったわりには、それなりに健闘したと思っています。使用デッキは予選が「ミュウツーEXデオキシスEXフワライド」という、とても潔い超タイプのみによる単色デッキ、本戦は「スイクンシンボラーアーケオス」という地雷デッキでした。レポートを書こうと思っていたんですけど、気持ちを向けられなくてすいません。バトカニは調整もレポートもサボらないのでどうかお楽しみに。
ちなみにバトカニには千葉大会2日間にのみ参加する予定です。5月27日から6週間ほど自分の人生がかかった病院実習が始まるので、そちらに支障をきたさない程度に楽しみます。千葉大会でご一緒される皆さんはよろしくお願いします。
3月31日(日) 仙台
天気 雪のち晴れ
最高気温 3℃ 最低気温 -1℃
降水確率 80%
情報元:http://weathernews.jp/pinpoint/cgi/search_result.fcgi?service=11&lat=38.26524889&lon=140.872855&ameno=34392&name=%c0%e7%c2%e6
ナナホシ杯が開催される日には昨年、被災地(東北地方の3県)の子ども達に元気を与えに来たビクティニが ここえるせかいでも使ってるんですかね?ここ最近の仙台における天気は雪も降っていないし、最高気温も15~10℃ですよ…
明日のイベントに参加される皆さんは防寒対策も忘れずにどうかお気をつけてご来場下さい。
天気 雪のち晴れ
最高気温 3℃ 最低気温 -1℃
降水確率 80%
情報元:http://weathernews.jp/pinpoint/cgi/search_result.fcgi?service=11&lat=38.26524889&lon=140.872855&ameno=34392&name=%c0%e7%c2%e6
ナナホシ杯が開催される日には昨年、被災地(東北地方の3県)の子ども達に元気を与えに来たビクティニが ここえるせかいでも使ってるんですかね?ここ最近の仙台における天気は雪も降っていないし、最高気温も15~10℃ですよ…
明日のイベントに参加される皆さんは防寒対策も忘れずにどうかお気をつけてご来場下さい。
うきにんさんが全国のポケカプレイヤーが公開している「プラズマ団」のデッキレシピをまとめているとのことなので、僕も思い切って公開してみることにしました。内容は先日のナナホシ杯で使用した物になります。
「プラズマ団」
(スタンダード・BW以降)
ポケモン:10枚
1:ケルディオEX(BW6)
2:キュレム(BW8)
2:ボルトロスEX(BW8)
3:デオキシスEX(BW8)
1:ルギアEX(BW7)
1:トルネロスEX(BW8)
エネルギー:13枚
2:雷エネルギー
1:水エネルギー
4:プリズムエネルギー
4:プラズマエネルギー
2:ダブル無色エネルギー
トレーナー:37枚
4:アララギはかせ
4:N
3:アクロマ
2:フウロ
1:ダークトリニティ
2:ハイパーボール
2:プラズマ団のモンスターボール
4:ポケモンキャッチャー
4:どくさいみん光線
3:アクロママシーン
2:ポケモンいれかえ
1:エネルギー転送
1:まんたんのくすり
1:スクランブルスイッチ(ACE SPEC)
2:かるいし
1:タチワキシティジム
【戦歴】
第1回 七夜の願い星カップ 第4位
プラズマ団を使用するにおいて「使い易さ」 に重点を置いて構築されたデッキです。原案を下さった某プラズマ団員(東京都在住)さんのデッキから数枚差し替えただけの準コピーデッキではありますが、やりたい事は元の構築と対して変えていません。この構築は彼曰く、「器用貧乏」とのことです。僕自身もその言葉通りだと思っています。数枚差し替えたとはいえ、特に尖ったことはしていません。プレイングは人それぞれ十人十色ですので、このデッキの使い方は使用者によって大きく変わると思います。つまり、このデッキを強くこなせるか、活かせるかということはその人次第であるということです。
個人的にこの構築で特徴的だと思う箇所は、「ハイパーボールが2積み」であるところぐらいでしょうか。それ以外の部分では他の方々が公開しているレシピとはあまり差異を感じなかったので、詳しい解説に関しては割愛させて頂きます。何か1つだけ自分の考えを書くとするならば、僕がACE SPECを使うならば、パソコン通信よりもスクランブルスイッチの方が好きですね。
デッキレシピの公開を了承して下さった某プラズマ団員(東京都在住)さん、素敵なデッキを本当にありがとうございました。
※ナナホシ杯の対戦レポートはこちら↓になります
#58 第1回 七夜の願い星カップ ~プラズマ団へ魂を売って勝ち取った4位~
http://akira3.diarynote.jp/201302250644484176/
「プラズマ団」
(スタンダード・BW以降)
ポケモン:10枚
1:ケルディオEX(BW6)
2:キュレム(BW8)
2:ボルトロスEX(BW8)
3:デオキシスEX(BW8)
1:ルギアEX(BW7)
1:トルネロスEX(BW8)
エネルギー:13枚
2:雷エネルギー
1:水エネルギー
4:プリズムエネルギー
4:プラズマエネルギー
2:ダブル無色エネルギー
トレーナー:37枚
4:アララギはかせ
4:N
3:アクロマ
2:フウロ
1:ダークトリニティ
2:ハイパーボール
2:プラズマ団のモンスターボール
4:ポケモンキャッチャー
4:どくさいみん光線
3:アクロママシーン
2:ポケモンいれかえ
1:エネルギー転送
1:まんたんのくすり
1:スクランブルスイッチ(ACE SPEC)
2:かるいし
1:タチワキシティジム
【戦歴】
第1回 七夜の願い星カップ 第4位
プラズマ団を使用するにおいて「使い易さ」 に重点を置いて構築されたデッキです。原案を下さった某プラズマ団員(東京都在住)さんのデッキから数枚差し替えただけの準コピーデッキではありますが、やりたい事は元の構築と対して変えていません。この構築は彼曰く、「器用貧乏」とのことです。僕自身もその言葉通りだと思っています。数枚差し替えたとはいえ、特に尖ったことはしていません。プレイングは人それぞれ十人十色ですので、このデッキの使い方は使用者によって大きく変わると思います。つまり、このデッキを強くこなせるか、活かせるかということはその人次第であるということです。
個人的にこの構築で特徴的だと思う箇所は、「ハイパーボールが2積み」であるところぐらいでしょうか。それ以外の部分では他の方々が公開しているレシピとはあまり差異を感じなかったので、詳しい解説に関しては割愛させて頂きます。何か1つだけ自分の考えを書くとするならば、僕がACE SPECを使うならば、パソコン通信よりもスクランブルスイッチの方が好きですね。
デッキレシピの公開を了承して下さった某プラズマ団員(東京都在住)さん、素敵なデッキを本当にありがとうございました。
※ナナホシ杯の対戦レポートはこちら↓になります
#58 第1回 七夜の願い星カップ ~プラズマ団へ魂を売って勝ち取った4位~
http://akira3.diarynote.jp/201302250644484176/
おはようございます、朗です。先日のナナホシ杯に参加された皆さんお疲れ様でした。ナナホシ杯から1日が経ちましたが、大会の余韻は未だ残っています。とはいうものの、予想以上に身体が疲れていたようなので、土曜日の22時頃に帰宅してから、日曜日の22時までずっとお布団で過ごしていました。天気予報にて週末の仙台の天気が荒れることは知っていて、日曜日はジムチャレンジに行かないことを決めていたので、ゆっくり休む予定だったのですが、予想以上に雪が降ってしまったので、外に出る気力どころか、布団から出る気力がありませんでした。いやぁ、冬は冬眠に限りますね。
さて、1月16日に開催を告知されてから、ずっと楽しみにしていたナナホシ杯ですが、結果は皆さんご存知の通り4位として入賞することができました。ここは調子に乗って「入賞は予定通り…」と言いたい所ですが、実はそんなわけがありません。今回の入賞は僕からしてみれば、あまりにも上出来すぎる結果です。自信が全く無かった訳ではありませんが、ナナホシ杯を迎える間での僕は、入賞はおろか予選突破でさえ困難な状況に直面していたのです。まずはそのエピソードとしてデッキ選択にまつわるお話から始めましょう。
今回選択したデッキは「プラズマ団」です。中身としては、キュレム・ケルディオEX・ボルトロスEX・デオキシスEX・ルギアEX・トルネロスEXによる、どくさいみん光線を絡めた種ビートスタイルのデッキであり、特に尖ったことはしていませんでした。この選択に参加者の内、沢山の方々が驚かれたと思います。
その中で、頂いた声としては「ビーチのコピーをお願いされた時から朗君はゴチアギ使うと思ってた」、「プラズマだけは絶対に使わないと思ってた」、「シビビールかカメックスでバレット系を使うと予想してたんだけどなぁ」、「何で普通のデッキ使ってるの!?」などなど、様々な言葉を頂きました。すいません、正直言って自分が一番驚いています。何故なら、大会2日前までプラズマ団を使う可能性が0%だったからです。事の発端は大会2日前の最終調整での出来事。僕は今回のナナホシ杯に向けて2つのデッキを煮詰めていました。
1つ目は予想していた方もいた「シビビールバレット(ナナホシ杯ver)」です。チームアチャモのY田君が昨年、秋のバトルカーニバルで使用したシビビールデッキをベースに軽石を用いた構築で、尖ったシビビールデッキを目指して、ナナホシ杯に向けてずっと構想を練っていました。特徴としてはバレット系では中々、聞かないであろう「とあるポケモン」をピン刺しすることで相手の度肝を抜く、奇襲作戦を予定していたのですが、最後の最後までプラズマ団への勝率が安定せず、どうしても自信が持てませんでした。こちらのデッキが本命なだけあって、相当なショックを受けました。プラズマ団以外に有利なのは置いといても、絶対数が最も多いプラズマ団に安定した勝率を残せないのはデッキ選択としてありえない。そしてそれを裏付けるようにスパーリングの中で結果が出てしまいました。流石に、大会2日前にプラズマ団と8戦して8連敗もしたら、心が折れますよ…
2つ目は最近使い慣れていた「ダークライアブソル」にコバルオンEXやクラッシュハンマー、改造ハンマーを搭載したプラズマ団をとことんアンチしたデッキです。このデッキはみらチャン杯の結果が出てから諦めました。ゴチアギがどうしても辛かったです。無理矢理にゴチアギへの対策をしたとしても、勝てる自信が持てず、何よりもトロピカルビーチが平等に使用できる環境ということで、それなりに数がいるであろうカメックスに勝てる気がしなかったのが最大の理由でした。そんな中、シビビバレットを諦めてプラズマ団相手にスパーリングをしてみたら、何と2連敗しました。そうです。僕は大会の2日前にとんでもないスランプに陥っていたのです。
ここで僕のデッキ選択は物凄く悩みました。手元にあるデッキは使い慣れた尖ったことをしていない「ダークライアブソル」、スパーリング用に構築していた「ギギギアルコバルオン」と、使いこなせる自信が無かった「カメックスバレット」、出来れば使いたくないデッキである今話題の「ゴチルゼルアギルダー」ぐらいでした。正直、どれを使っても自信が持てず、自分の中で使いたいデッキがこの時点で無かったのです。その候補の中に「プラズマ団」は入っていませんでした。何故なら、ナナホシ杯に向けて「打倒!!プラズマ団!!」と心の底から思っていたからです。これだけは絶対に使いたくありませんでした。というよりも、「自分の気持ちがぶれている状態かつ、付け焼刃で使用するデッキで勝ちに行けるはずがない」と、僕の中で考えが固まっていましたから…
そんな迷える僕の元に突然、プラズマ団への勧誘の声が「某プラズマ団員(東京都在住)」さんから届きました。「あなたの魂をプラズマ団に売るのです…自分の中にある頑固なプライドを捨て、あなたはプラズマ団を使用するのです…プラーズマー…」
ということで、散々迷った末にプラズマ団への入団を決め、ナナホシ杯での使用デッキがプラズマ団に決定しました。そのまま、某プラズマ団員さんからプラズマ団デッキのノウハウを伝授して頂き、特定のデッキへの最良のプレイングを覚え、構築を自分好みに色付けしていく…気付いた頃には「プラズマメカニズムを搭載したデッキが完成した!!強力だ!!ウワッハッハッハッハッハ!!」と、自分の物では無い自信が自分の中に存在していました。ここで僕にはプラズマ団としてナナホシ杯を制圧するためのミッションが課せられたのです。
ちなみに僕がプラズマ団を使用する決定打になった観点は「負けにくいデッキである」ということです。シビビールバレットは展開さえ相手を上回ることが出来れば、負けにくいデッキであることは確かですが、最も怖いのが「1キルへの恐怖」です。ダークライアブソルコバルオンはクラッシュハンマーによる運の要素が高い上、カメックスに当たらなければいいという、自分の選択に対して「潔さ」が求められるデッキ選択となります。他にもゴチルゼルアギルダーという魅力的な選択肢がありましたが、これは僕自身も散々DNで「対策しないと大変なことになりますよ」と注意喚起していたので、絶対に自分で使う気はありませんでした。こんな状況下にある僕が本気で勝ちに行くには、消去法としてプラズマ団しかありませんでした。自分のプライドを捨てるっていうのはとても勇気がいることですが、他人の考えを本気で信用し、勝ちに行くということは、この時の僕にとって意義ある物だったので、今回はこの選択でいきました。
使用デッキも確定し、ナナホシ杯前日を迎えた僕は、秋の公式大会から前日に必ずやることを行いました。それは「ポケモンカードのことは一旦、置いといて女の子と遊ぶ」ということです。今回は彼女さんが自宅に来てくれたので、一緒にゆっくり過ごしました。お昼ご飯に僕の得意料理を作り、そのまま紅茶をいれてお話したり、お茶菓子をバリボリしたりと、あとはほとんど布団でゴロゴロしていたら夕方を過ぎていました。僕の彼女さんは本日(25日)に、とある事情により大事な勝負事を控えているので、その準備のため早く帰し、僕もナナホシ杯に参加するための荷造りを始めました。出来る事なら、ここで地元でも有名なご利益のある神社に行きたかった…雪が降っていてバイクが使用出来なかったことと、体調があまり優れなかったことが懸念されたため断念しました。そして、色々あって寝付いたのは結局夜の3:30頃…果たして大会当日はどうなるのでしょうか。
前置きが長くなりましたが、これよりナナホシ杯のレポートを書かせて頂きます。
【第1回 七夜の願い星カップ 大会形式】
予選:スイスドローオポネント方式5回戦 スタンダード・サイド6枚戦(制限時間30分)
決勝:トーナメント方式 スタンダード・サイド6枚戦 (制限時間30分)
※予選と決勝でのデッキ変更は不可
レギュレーション:ポケモンカードゲームBWシリーズ以降(BW1~BW8)
※WCS2013の仮想レギュレーションとするため、シャイニーコレクションの収録カードは使用禁止
・プロキシ(代理)カードは使用不可
⇒入手難易度等を考慮し、例外として、トロピカルビーチ(BW-P)はプロキシの使用可
予選リーグはスイスドロー形式で5戦行い、勝敗数、オポーネントの結果により、上位16名を決勝トーナメント進出者として決定する。
⇒うち2名は、小学生以下の参加者の成績上位2名とし、残り14名は中学生以上の成績上位から選出される。
使用デッキ:「プラズマ団」
【予選リーグ】
1戦目 × 4-5 プラズマ団(ちびパパさん) 後
昨年の7月にサニーランドのジムチャレンジで対戦して以来、久々となる対戦です。その時の勝敗は僕の圧倒的(笑)な勝利だったので、今回も確実に勝っていきたいと思いながら、対戦に臨みました。相手のプラズマ団はキュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキでした。ここで僕が最も重要視したポイントはボルトロスEXの活用方法です。ライデンナックルを絡めながら、場にエネルギーを充足させて、いつでも安定したカウンターを狙える準備をし、キュレム1体とケルディオEX1体を処理し、ベンチのデオキシスEXにダメカンを1回だけ乗せておき、最後はルギアのプラズマゲイルを叩き込む。これが僕のゲームプランでした。しかしながら、ジャンケンで負けてしまい相手に初手からのフロストスピアで攻められ、プランを変更し、キュレムへのカウンターを中心とした攻め方で相手を追い詰めることにしました。残念ながらケルディオEXはサイドに落ちてしまったので、端からどくさいみん光線による解除は期待できません。ならば、一発屋同士の正面衝突における小細工を凝らした知恵比べが上回った方が勝敗を分けると思い、デッキに残っているどくさいみん光線、キャッチャー、Nなどの数と、相手が使用した攻めるためのソースを常に意識しプレイしていきました。途中でお互いに2、3分の長考が入ってしまったために、試合時間はギリギリまでかかりました。最後の最後、「ここで相手のキュレムを落とせばサイド差で逃げきられることもなく、相手にアタッカーがいなくなる」と考えた時に相手がとった行動はいのちのしずく(ACE SPEC)をキュレムに貼るという物でした。この奇襲がとんでもなく刺さり、強力なアタッカーを倒すにも関わらずサイドを引くことができないという現実に、僕は心を折られてしまいました。そのまま時間切れで、サイドを1枚リードされたまま負けてしまいました。これは悔しかった。ACE SPECを相手は中盤まで何も使用していなかったということが、頭の中から抜けていました。僕の油断が負けに繋がりました。ちびパパさんの方が僕よりも一枚上手でした。文句なしの完敗です。
2戦目 ○ 6-4 テラキオンEXテラキオンルナトーン(AKIさん) 後
初めて対戦する方でした。最近始めた初心者の方とのこと。とはいっても、油断はできないので場をオープンするまで、初手の中身を見ながらゲーム展開プランを考えました。幸いなことにキュレムスタートで先行を取れればフロストスピアが打てそうな内容だったので、キュレムによるビートダウンで攻撃の手を緩めずに行こうと考えながらジャンケンを行うも、また負け。そして、場をオープンすると相手は何とルナトーン。そのままNを打たれてしまったので、初手フロストスピアからのプランも流れてしまいました。相手はテラキオンEXとテラキオンを並べ、テラキオンEXにエネルギーを貼り終了。手札が流されてしまったが、幸運なことにトルネロスEXと入れ替えを引くことが出来たので、プラズマボールでルギアEXとスクランブルスイッチがあることを確認し、ボルトロスEXを囮にしながらトルネロスにエネルギーを充足させ、準備が出来たら、スイッチからプラズマゲイルで攻めるプレイングに切り替えました。これが成功し、相手のテラキオンEX、テラキオン、ルギアを3枚抜きし、サイドを引ききって勝利。ボルトロスの処理に集中しすぎたため、最後にNの効力を最大限にぶつけられた事で、手札が止まり相手は何も出来なかったようです。
3戦目 ○ 6-1 ギギギアルコバルオンEXコバルオンケルディオEX(ちびパパjr君) 後
相手はちびパパさんのお子さんということで、しっかりデッキは組まれているんだろうなぁ…ということで対戦が始まる。またもやジャンケンに負けてしまい、後攻。そして、バトル場をオープンすると、出てきたのはコバルオン。「げっ」と思い、ギギギ相手にどうプレイするかを頭の中で必死に考えるも、手札があまりよくなかったのでプラズマボールでトルネロスEXを呼んで、ふきながし。そんなこんなしている内に、相手はあっという間にギギギを立てる。「これで勝ち筋が無くなったかもしれない…どうせなら嫌がらせするか」ということで、キャッチャーでギギギを縛りどくさいみん光線、そして、ふきながし。相手は当然入れ替え、コバルオンEXを育てながらトルネロスEXのエネルギーを剥がそうとするが、トルネロスEXに貼ったニコタマが囮であることは全く気がつかない様子。そのまま、トルネロスに基本雷エネルギーを貼り、再びギギギアルを呼びどくさいみん光線、それと同時にタチワキシティジムを貼りベンチでキュレムを出し、ふきながす。相手はギギギを立てるために手札から、相当な数のサポーターをアララギで切ったので、2体目のギギギを十分に育てることができない模様。そしてギギギのダメカンが蓄積し、アクロママシーンからキュレム出動。水エネルギーを貼りフロストスピアでギアルを狙いに行く。これでギギギアルは倒れる。相手はコバルオンEXを前に出すが、ギギギアルは立てられない模様。そのまま2体目のギギギをフロストスピアで処理し、前のコバルオンEXにはどくさいみん光線。そして、ベンチにコバルオンEXがもう1体出てきたので、そのままライデンナックルでもう1体のキュレムを育てながら、コバルオンEXを2体取りました。よし、何とかヤバい相手に勝った!!
4戦目 ○ 6-2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX(うる君) 後
お昼休みを挟んだ後に4回戦を迎え、ここでついに強豪プレイヤーである運営陣と当たってしまいました。しかも、ジムチャレンジではなかなか勝つことが出来ない相手であるうる君です。デッキはずっとカメケルを使うんだろうなぁと想定していたので、彼のプラズマ団に対するプレイングは油断なりません。しかしながら、こういった場で本気の勝負が出来るのも中々無い機会なので、「絶対に勝つ」と意気込みながら対戦が始まりました。ジャンケンは安定の後攻…ここでは4連敗中です。相手のスタートはブラックキュレムEXでゼニガメとケルディオEXを並べるのがやっとのよう。ビーチで展開するも、こちらが初手からフロストスピアを決めることができたため、速攻でカメ狩りが始まりました。相手はケルディオEXを壁にしながら、カメを立てようとするも、どうにも上手く回らない様子。こちら側はここぞというタイミングでタチワキシティジムを貼り、Nで手札を濁しながらひたすらカメを狩りました。ベンチではプリズムエネルギーが貼られたデオキシスEXがカウンターの準備をしています。ゼニガメ2体とケルディオEXを倒した頃に、相手はやっとの思いでカメックスを立てました。そのままベンチに控えていたルギアEXを呼び出してブラックバリスタ。返しのターンに、こちらのキュレムがどくさいみん光線をからめたブリザードバーンを打ってゲームセットです。「よしっ」とガッツポーズをするも、心の中では「何があったの?」っていう疑問が常にありました。どうやら サイドにハイパーボールが3枚も落ちていたようです。そりゃ、カメを立てるのは辛いですよね…
5戦目 ○ 6-3 ギギギアルコバルオンEXコバルオン(ぱぱ@仙台さん) 先
ここで勝てば決勝トーナメント進出。負けられない戦いである最終戦、その相手は何とギギギアル使いである、ぱぱ@仙台さん。参加者50人のうちギギギを使用したプレイヤーは3人だけでした。何でここで2人も踏まなきゃいけないのだろうか…自分の運を呪いながらもジャンケンでこの日、初めての先行を勝ち取る。そして、手札にもわりと恵まれていたので速攻でアクロママシーンを多用しながら、プラズマエネルギー2枚とニコタマを貼ったトルネロスEXを立て、コバルオンEXおよびギアルを速攻で狩っていく。サイドが残り1枚になった時に相手の場にやっとギギギアルが立つ。そしてNが飛んできて、状況が逆転される。僕は軽石を貼った種EXをぐるぐる回しながら粘り、サポを引いた時にキュレムのフロストスピアを打って勝てるようにタチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、相手の出方を伺う。相手はギアチェンジのギギギアルを立て、まんたんのくすりでコバルオンを守りながらキャッチャーでエネルギーが沢山付いた大型トルネロスEXを呼び、エナジーブレイクで倒す。返しのターンにサポを引かなかったので、種EXを壁にし粘る。そして、ぱぱさんのターンにとんでもないプレミスをぱぱさんが行う。「アイアンブレイクを使って前のルギアEXに80で」…そのままターンを返したらどくの効果でコバルオンがきぜつして最後のサイドを引きました。何というか足元を救われました。次のトップでもサポは引けなかったので、種EXをぐるぐる回してあがいたとしても、時間のことを考えて引き分けになったかもしれませんね…
ここで予選の全ての対戦が終了。僕の結果は4勝1敗ということで予選9位として決勝トーナメント進出が決まりました。予選の全勝者は2名だけ。ボーダーラインは3勝1敗1分か3勝2敗だった気がします。そのまま決勝トーナメントの対戦順が決定。僕の相手は予選で並みいる強豪をなぎ倒してきた、ガブチルマスターずさママさんでした。この日の予選におけるずさママさんは本当に持っていました。参加者の中で誰よりも早く決勝トーナメント進出を決めたのです。詳しくはずさママさんのレポートをご確認下さい。
【決勝トーナメント】
1回戦 ○ 1-0 ガブリアスチルタリス(ずさママさん) 先
初手はルギアEX、どくさいみん光線、タチワキシティジム、アララギはかせ、アクロママシーン、ポケモンキャッチャー、ポケモンいれかえだったと思います。1回のマリガンを経て、引いたカードはアクロママシーン…これは。そして、ジャンケンでは何と先行を勝ち取る。場をオープンすると相手はチルット。ドローで引いたのはダークトリニティだったかな…そんなことはお構いなしに、アクロママシーンでまずルギアEXに1枚プラズマエネルギーを貼る。そして、山札に2枚目のプラズマエネルギーがあることを確認し、もう1枚アクロママシーンで貼る。タチワキシティジムを出して、どくさいみん光線を打ち、アララギはかせ。ここでニコタマを引いたらとんでもなかったんですが、そう上手くはいかず、無難に引いたプラズマボールでボルトロスEXを呼び出し、雷エネルギーを張って、ルギアEXを逃がしてライデンナックルを決めて、1キルしてしまいました。ずさママさんからは「ひええええ!!」みたいなリアクションをされたので、何というかやってしまいました。負けられない真剣勝負の場で手を抜くことは相手に対してとても失礼なことなので、こればかりはどうしようもないですね。
2回戦 ○ 6-4 ダークライEXヤミラミアブソルケルディオEX 後
予選を全勝で2位通過の風羽さんを倒した方です。以前、ジムチャレンジカップで対戦したことがあったのでその時のお話を交えながら対戦開始。ジャンケンに負けたため結果は後攻。相手は序盤からダークライEXとヤミラミを並べダークパッチなどで場を展開するも、ヤミラミを倒されることを警戒してかジャンクハントは打たず。返しのターンにヤミラミをキャッチャーで呼び出し、タチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、デオキシスEX、トルネロスEX、キュレムを並べながら、ハイパーボールでケルディオEXを出し、プラズマエネルギーを落としてボルトロスEXでライデンナックル。ここからダークライEXも巻き返してきて、2ターン目からアブソルとダークライを再び並べて、ナイトスピアで押してくる。こちらはルギアEXを並べ、特に意識をさせながら、どくさいみん光線をからめつつ、キュレムでばらまいていく、相手は1ターン止まりアブソルにしんかのきせきを張って、2体目のダークライの準備を始める。ボルトロスEXにまんたんのくすりを決めて、アクロママシーン×2でルギアEXとトルネロスEXにプラズマエネルギーをつけながら手張りでキュレムにプリズムを張ってブリザードバーン、そのまま次のプランを想定しておく。相手は返しにアブソルを出してキュレムを倒しながら、2体目のダークライEXを育てる。次のターンにこちらはスクランブルスイッチを使用し、ルギアEXのニコタマ以外のエネルギーを2体目のキュレムに移動させて、ブリザードバーンで倒す。そのまま返しのターンにキュレムがツメどくさいみんダークライにやられる。ダメカンはルギアEXへ。こちらはトルネロスEXを出しニコタマを張ってふきながし。返しのターンに相手はニコタマが貼られている手負いのルギアEXが気になったようでキャッチャーで呼び、どくさいみん光線を絡めてナイトスピアで落とす。最後に僕が、トルネロスEXにアクロママシーンで最後のプラズマエネルギーをトルネロスに貼り、ダークトリニティでプラズマエネルギーを回収し手張り、そしてベンチにデオキシスEXを2体出して、ジェットブラストで180Dゲームセット。トルネロスEX強い!!
準決勝 × 4-6 プラズマ団(しんくあ君) 後
この時点で入賞確定。プラズマ団に魂を打って結果オーライでした。相手は同じく、ここ最近スランプ気味に陥ってたしんくあ君です。プラズマ団のミラーマッチではありますが、僕としんくあ君のプラズマ団のスタイルは全く違う物だったので、相手のやりたいことを最大限に邪魔をする攻め方を考えながら対戦に臨みました。ジャンケンは負けで後攻。しんくあ君は場がボルトロスEXで、ベンチにキュレムとデオキシスEXスタートで幸先が良く見えましたが、ベンチのキュレムにエネルギーを1枚張ってターンを渡す。こちらもボルトロスEXスタートだったので、ハイパーボールなどを多用しながら、ベンチにキュレムやデオキシスEXを並べて、ライデンナックルで加速をさせる。返しのターン、しんくあ君はどうもエネが上手くつかないらしく、Nを打ち、ボルトロスEXにエネを張ってライデンナックルでダメージを与える。この選択が後に勝負を決める決定打になる。返しのターンにキュレムのブリザードバーンでボルトロスEXを倒してサイドを先行。相手も回り始めたのが、キュレムがフロストスピアのできる体制になり始めて、ベンチにルギアEXなどが出てくる。そのままニコタマなどルギアにエネルギーが付き始める。そして、フロストスピアで前のキュレムとベンチに出していたトルネロスEXにダメージカウンターが乗る。返しのターンで手札があまりよろしく無かったので、ボルトロスEXにまんたんのくすりを打ち、トルネロスEXにニコタマを貼りつつアクロママシーンでルギアEXを加速し、そのまま吹流し。返しのターンにしんくあ君がNを打って手札が4枚に、しんくあ君は同じようにフロストスピアで前のトルネロスEXとボルトロスEXに乗せる。こちらのターンでNで引いたカードはフウロ、アララギ、プリズム×2。フウロでスクランブルスイッチを持ってきて、ルギアEXにニコタマを付けて交代。プリズムを張ってプラズマゲイル。オーバーフローによりサイドを2枚取る。返しのターンにしんくあ君は凍てついた街を出し、スクランブルスイッチでベンチのデオキシスEXに貼っていたプリズムエネルギーをルギアEXに付けて、アクロママシーンでルギアEXに加速しキャッチャーでボルトロスEXを呼び、そのままN、僕は手札2枚、相手は6枚でルギアEXにニコタマがついてプラズマゲイルでサイド3枚を持っていかれる。返しのターン、僕が山札から引いたカードはアララギはかせとアクロマ。トップはプリズムエネルギー。とりあえず、ルギアEXにエネルギーを張って、少しだけ考える。残りの山札はおよそ20枚。ここで山札に残っているキャッチャー3枚のうち1枚を引けば、僕がデオキシスEXを呼び出して、プラズマゲイルを打って勝てる。そこで、アララギを打てば7枚ドローできる。アクロマを打てば8枚ドローできるが、アララギが山札に残るのでどっちを使用しても確立は同じということを数十秒考えて、「アクロマッ!!」と使用カードを決める。この瞬間にしんくあ君が見せた「うわっ!!」という顔は忘れられない。頭の中で山札から引いたカードの中にあるキャッチャーを選び、相手に付きつけるイメージをしながら、僕はしんくあ君に山札を渡しました。僕は彼が切った山札を受け取り、 8枚ドロー!!結果は…なんと、キャッチャー0枚!!対戦を見ていたギャラリーが「えっ!?」とざわつきました。ジャッジをしていた運営の風車君もビックリしたようです。「これは朗君の勝ちだろう」という予感が8枚のドローをもってしても届かなかったのです。しかしながら、手札にはまだどくさいみん光線が残っていました。タチワキを割られてしまったので、ルギアを1撃で落とすことは出来ませんが、粘る事は出来そうです。最後のわるあがきに打ったどくさいみん光線!!…結果は裏!!この時点で僕は相手が7枚ほどに膨らんだ手札に恐怖を覚えました。何もせずにそのままターンを返しました。相手はアクロママシーンを使用し、ルギアEXにプラズマエネルギーを付け、キャッチャーでトルネロスEXを呼び出してプラズマゲイルを決め、サイドを3枚取り、僕に勝ちました。僕はこの勝負で最後まで絶対負けないと思っていました。デッキに残っているソースとトラッシュに何が落ちているか、相手のトラッシュには何が落ちていて、山札or手札orサイドに何が残っているか、全部記憶をしていたので、プレイングによるミスをしていない自信はあったし、最善の手は尽くしたと思います。それでも敵わなかった。こればかりは彼の方が1枚上手かつ、強大な運を持っていたとしか思えません。とにかくすごかったです。勝敗が決まった瞬間に、本気でガッツリ握手を交わしました。その様子を見ていたオーディエンスも拍手喝采。悔しいけど、すっごく気持ち良かったです。満身創痍って奴ですね。この試合は僕の中で早くも今年一番の名勝負になりそうです。試合が終わった瞬間、一気に力が抜けてしまいました。どんなに負けを受け入れる考え方があっても、やれるだけのことをやってそれでも及ばず負けてしまうっていうのはやっぱり歯がゆいですね。悔しかった。とにかく悔しかった。けど、最高に楽しかった。感無量です。
3位決定戦 × 2-6 プラズマ団(Pさん 改め フェムトさん) 先
もう1つのブロックではこころみ君に負けてしまったフェムトさんが僕と対戦することになりました。最後に対戦したのは札幌大会のプレミアステージ4戦目。あの時はデッキ相性的には引きとしても僕の方が持っていました。今回はどうでしょうか。ミラーマッチとは言う物の、キュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキです。ちびパパさんと対戦した時のイメージを忘れないように、確実にキュレムを取れる攻め方を考えながら最後の対戦に臨みました。ちなみにジャンケンは勝ち。こちらは先行から場を展開し、ボルトロスEX、キュレム、デオキシスEX、ケルディオEXと並べながら、ハイパーボールで落としたプラズマエネルギーをライデンナックルで貼ります。相手も初手からフロストスピアでキュレムなどに対して、ダメージを蓄積させ始めます。返しのターンに僕はキュレムでの攻めに変更しましたが、すぐに返りうちに合ってしまいました。そのターンにケルディオEXも準備されていたため、ライデンナックルで準備をする隙は無かったと思います。返しにデオキシスEXを出し、プリズムエネルギーを張り、アクロママシーンで加速。デオキシスEXが殴ってこないことを願いながら、僕はラセンフォースでキュレムを倒しました。というか、実際こうするしかなかったです。フェムトさんは返しに、アララギはかせを打って、プリズムエネルギーをデオキシスEXに張り、アクロママシーンでラセンフォースで返す。これでサイド差が1-3になります。その後、ライデンナックル場にエネルギーを充足させながら、様子を伺うも、返しのターンにケルディオEXを呼び出され、ツールスクラッパーで場の軽いし2枚が剥がされてしまいました。これが決定打になりました。ケルディオEXにフロストスピアでダメージを与えつつ、ベンチのボルトロスEXにもダメカンが蓄積します。僕にターンが回ってきて、フウロを使用するも、山札にぽけもんいれかえは無く、全てサイドに落ちてしまいました。これはデッキの中身をこういう時のためにちゃんと把握していなかった僕のプレミスですね。確かアクロマを持ってきたんだと思います。結局、このターンでの止まった状態が最後まで響き、ケルディオEXとボルトロスEXを順当に倒されてしまって、僕は負けました。要約すると、ツールスクラッパー1枚で勝負が決まってしまったんですね。これはどう考えても僕の実力不足です。そこまで想定したプレイングが出来ていなかった辺り、僕はまだまだですね。
そんなこんなで僕のナナホシ杯への挑戦は4位で終わりました。ジャンケンは3勝6敗とイマイチながらよく頑張れたなぁと。それにしても、4位ってこんなに悔しい物なんですね。大会当日までのプロセスを考えると、いくら上出来な結果とはいえ、悔しいものは悔しいですよ。そんな中、4位の僕にまで盾を用意していてくれた運営陣は本当に素晴らしいです。すっごく嬉しかったです。まさか盾を頂けるなんて思っていませんでしたから。ナナホシ杯に参加して心から良かったと思えました。
ここで今回の上位入賞者と入賞デッキの簡単な紹介をさせて頂きたいと思います。
1位 しんくあ君 (2010年 WCS予選宮城県代表)
どくさいみん光線を使用せず、スタジアムは凍てついた街を採用、キュレム、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
2位 こころみ君 (2006年 WCS日本代表、2012年クライマックスステージ2回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、アブソルをアタッカーとするプラズマ団デッキ
3位 フェムトさん (2010年 WCS予選岩手県代表、2012年クライマックスステージ1回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、デオキシスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
4位 朗 (2007年 東北春2位、2012年 クライマックスステージ3回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEX、トルネロスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
これは偶然なのかわかりませんが、優勝者のしんくあ君を除いて、昨年のクライマックスステージに進出経験のある方が入賞しました。今回のナナホシ杯全参加者の中でクライマックスステージへの進出経験があるのは、この3人とちゃきちゃんのみです。(※風車君、カイリさんは運営陣のためカウントしていません)
自分で言うのもなんですが、やはりこういった自主大会や公式大会などで安定して結果を残せる方は「何かしら勝てる理由」があるのでしょうか。実に興味深いですね。そして、入賞者の中で僕は唯一の公式大会における全国大会及び世界大会未経験者です。ククク…朗はナナホシ杯入賞者の中でも最弱の存在…えぇ、納得だと思います。
それにしても皆さんが使用したプラズマ団にはそれぞれ個性が表れていて面白いですね。入賞した4人だけでもこれだけの違いがあるのに、プラズマ団を使用した全参加者のデッキを比較すると、どのような差異があるのでしょうか。デッキに対する回答(正解)は人それぞれ違うかもしれませんが、考えてみるのも面白いのかもしれませんね。ちなみに僕のプラズマ団は特に珍しいことはしていませんよ。「無難な選択」というイメージのある丸いデッキです。また、痒い所に手が届かないようなことは度々ありますが、負けにくいデッキであることは間違いないかと思います。
いやぁ、それにしても参加者同士の本気の勝負は非常に楽しかったですね。この東北という地において普段は、こんなに志気を高めて対戦できる機会が無かったので、とても良い刺激になりました。やるからには勝ちたかったですね。それでも、今回の僕はナナホシ杯で勝つ為の努力もさることながら、実力が全然足りなかったです。このままだと悔しいんで次回のナナホシ杯ではもっと頑張ってみようと思います。
ちなみに今回、ナナホシ杯を開催するにあたってプライズ(大会景品)として、僕が日頃からゲームセンターで大量に取っている、キーチェーンのついたポケモンのぬいぐるみを提供させて頂きました。ナナホシ杯に参加した子どもたちがあちこちに付けていてくれたみたいで嬉しかったです。その中で運営陣である風車君が、ユニランのぬいぐるみを胸に当てがってポーズをとっていたらしいですが「何でそんなこと思いつくのwww」ってくらい笑いました。あらゆる形で沢山の人が喜んでくれたみたいで僕も提供して良かったなと思いました。僕にとってクレーンゲームで景品を人にとってあげるのは趣味なので、また参加する際に新しい景品を持ち寄るかもしれません。こういった物はお金を払えば確実に貰えるわけではないと思うので、これを機にポケモンカードで強くなってぬいぐるみを手に入れてはどうでしょうか。きっと、自分が強くなる為にも良い動機付けになると思いますよ。
僕自身も次のナナホシ杯でも再び表彰台に上れるように、また今日からよりいっそう精進していきます。メガロキャノンが発売した後の次の環境でも、自分がすぐに対応できるといいんですけどね。やらなきゃいけないことは、資産を豊かな物にしつつ、ただの練習ではなく、意義のある練習することです。そうじゃなきゃ、今回の悔しさを強さに変えることばなんて出来ませんから。
最後に今回のナナホシ杯を開催してくださった運営スタッフを始めとする、全参加者の皆さんへ感謝の気持ちを述べさせて頂き、レポートを終わらせたいと思います。
ナナホシ杯お疲れ様でした!!
そして、ありがとうございました!!
また次回のナナホシ杯でお会いしましょう!!
さて、1月16日に開催を告知されてから、ずっと楽しみにしていたナナホシ杯ですが、結果は皆さんご存知の通り4位として入賞することができました。ここは調子に乗って「入賞は予定通り…」と言いたい所ですが、実はそんなわけがありません。今回の入賞は僕からしてみれば、あまりにも上出来すぎる結果です。自信が全く無かった訳ではありませんが、ナナホシ杯を迎える間での僕は、入賞はおろか予選突破でさえ困難な状況に直面していたのです。まずはそのエピソードとしてデッキ選択にまつわるお話から始めましょう。
今回選択したデッキは「プラズマ団」です。中身としては、キュレム・ケルディオEX・ボルトロスEX・デオキシスEX・ルギアEX・トルネロスEXによる、どくさいみん光線を絡めた種ビートスタイルのデッキであり、特に尖ったことはしていませんでした。この選択に参加者の内、沢山の方々が驚かれたと思います。
その中で、頂いた声としては「ビーチのコピーをお願いされた時から朗君はゴチアギ使うと思ってた」、「プラズマだけは絶対に使わないと思ってた」、「シビビールかカメックスでバレット系を使うと予想してたんだけどなぁ」、「何で普通のデッキ使ってるの!?」などなど、様々な言葉を頂きました。すいません、正直言って自分が一番驚いています。何故なら、大会2日前までプラズマ団を使う可能性が0%だったからです。事の発端は大会2日前の最終調整での出来事。僕は今回のナナホシ杯に向けて2つのデッキを煮詰めていました。
1つ目は予想していた方もいた「シビビールバレット(ナナホシ杯ver)」です。チームアチャモのY田君が昨年、秋のバトルカーニバルで使用したシビビールデッキをベースに軽石を用いた構築で、尖ったシビビールデッキを目指して、ナナホシ杯に向けてずっと構想を練っていました。特徴としてはバレット系では中々、聞かないであろう「とあるポケモン」をピン刺しすることで相手の度肝を抜く、奇襲作戦を予定していたのですが、最後の最後までプラズマ団への勝率が安定せず、どうしても自信が持てませんでした。こちらのデッキが本命なだけあって、相当なショックを受けました。プラズマ団以外に有利なのは置いといても、絶対数が最も多いプラズマ団に安定した勝率を残せないのはデッキ選択としてありえない。そしてそれを裏付けるようにスパーリングの中で結果が出てしまいました。流石に、大会2日前にプラズマ団と8戦して8連敗もしたら、心が折れますよ…
2つ目は最近使い慣れていた「ダークライアブソル」にコバルオンEXやクラッシュハンマー、改造ハンマーを搭載したプラズマ団をとことんアンチしたデッキです。このデッキはみらチャン杯の結果が出てから諦めました。ゴチアギがどうしても辛かったです。無理矢理にゴチアギへの対策をしたとしても、勝てる自信が持てず、何よりもトロピカルビーチが平等に使用できる環境ということで、それなりに数がいるであろうカメックスに勝てる気がしなかったのが最大の理由でした。そんな中、シビビバレットを諦めてプラズマ団相手にスパーリングをしてみたら、何と2連敗しました。そうです。僕は大会の2日前にとんでもないスランプに陥っていたのです。
ここで僕のデッキ選択は物凄く悩みました。手元にあるデッキは使い慣れた尖ったことをしていない「ダークライアブソル」、スパーリング用に構築していた「ギギギアルコバルオン」と、使いこなせる自信が無かった「カメックスバレット」、出来れば使いたくないデッキである今話題の「ゴチルゼルアギルダー」ぐらいでした。正直、どれを使っても自信が持てず、自分の中で使いたいデッキがこの時点で無かったのです。その候補の中に「プラズマ団」は入っていませんでした。何故なら、ナナホシ杯に向けて「打倒!!プラズマ団!!」と心の底から思っていたからです。これだけは絶対に使いたくありませんでした。というよりも、「自分の気持ちがぶれている状態かつ、付け焼刃で使用するデッキで勝ちに行けるはずがない」と、僕の中で考えが固まっていましたから…
そんな迷える僕の元に突然、プラズマ団への勧誘の声が「某プラズマ団員(東京都在住)」さんから届きました。「あなたの魂をプラズマ団に売るのです…自分の中にある頑固なプライドを捨て、あなたはプラズマ団を使用するのです…プラーズマー…」
ということで、散々迷った末にプラズマ団への入団を決め、ナナホシ杯での使用デッキがプラズマ団に決定しました。そのまま、某プラズマ団員さんからプラズマ団デッキのノウハウを伝授して頂き、特定のデッキへの最良のプレイングを覚え、構築を自分好みに色付けしていく…気付いた頃には「プラズマメカニズムを搭載したデッキが完成した!!強力だ!!ウワッハッハッハッハッハ!!」と、自分の物では無い自信が自分の中に存在していました。ここで僕にはプラズマ団としてナナホシ杯を制圧するためのミッションが課せられたのです。
ちなみに僕がプラズマ団を使用する決定打になった観点は「負けにくいデッキである」ということです。シビビールバレットは展開さえ相手を上回ることが出来れば、負けにくいデッキであることは確かですが、最も怖いのが「1キルへの恐怖」です。ダークライアブソルコバルオンはクラッシュハンマーによる運の要素が高い上、カメックスに当たらなければいいという、自分の選択に対して「潔さ」が求められるデッキ選択となります。他にもゴチルゼルアギルダーという魅力的な選択肢がありましたが、これは僕自身も散々DNで「対策しないと大変なことになりますよ」と注意喚起していたので、絶対に自分で使う気はありませんでした。こんな状況下にある僕が本気で勝ちに行くには、消去法としてプラズマ団しかありませんでした。自分のプライドを捨てるっていうのはとても勇気がいることですが、他人の考えを本気で信用し、勝ちに行くということは、この時の僕にとって意義ある物だったので、今回はこの選択でいきました。
使用デッキも確定し、ナナホシ杯前日を迎えた僕は、秋の公式大会から前日に必ずやることを行いました。それは「ポケモンカードのことは一旦、置いといて女の子と遊ぶ」ということです。今回は彼女さんが自宅に来てくれたので、一緒にゆっくり過ごしました。お昼ご飯に僕の得意料理を作り、そのまま紅茶をいれてお話したり、お茶菓子をバリボリしたりと、あとはほとんど布団でゴロゴロしていたら夕方を過ぎていました。僕の彼女さんは本日(25日)に、とある事情により大事な勝負事を控えているので、その準備のため早く帰し、僕もナナホシ杯に参加するための荷造りを始めました。出来る事なら、ここで地元でも有名なご利益のある神社に行きたかった…雪が降っていてバイクが使用出来なかったことと、体調があまり優れなかったことが懸念されたため断念しました。そして、色々あって寝付いたのは結局夜の3:30頃…果たして大会当日はどうなるのでしょうか。
前置きが長くなりましたが、これよりナナホシ杯のレポートを書かせて頂きます。
【第1回 七夜の願い星カップ 大会形式】
予選:スイスドローオポネント方式5回戦 スタンダード・サイド6枚戦(制限時間30分)
決勝:トーナメント方式 スタンダード・サイド6枚戦 (制限時間30分)
※予選と決勝でのデッキ変更は不可
レギュレーション:ポケモンカードゲームBWシリーズ以降(BW1~BW8)
※WCS2013の仮想レギュレーションとするため、シャイニーコレクションの収録カードは使用禁止
・プロキシ(代理)カードは使用不可
⇒入手難易度等を考慮し、例外として、トロピカルビーチ(BW-P)はプロキシの使用可
予選リーグはスイスドロー形式で5戦行い、勝敗数、オポーネントの結果により、上位16名を決勝トーナメント進出者として決定する。
⇒うち2名は、小学生以下の参加者の成績上位2名とし、残り14名は中学生以上の成績上位から選出される。
使用デッキ:「プラズマ団」
【予選リーグ】
1戦目 × 4-5 プラズマ団(ちびパパさん) 後
昨年の7月にサニーランドのジムチャレンジで対戦して以来、久々となる対戦です。その時の勝敗は僕の圧倒的(笑)な勝利だったので、今回も確実に勝っていきたいと思いながら、対戦に臨みました。相手のプラズマ団はキュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキでした。ここで僕が最も重要視したポイントはボルトロスEXの活用方法です。ライデンナックルを絡めながら、場にエネルギーを充足させて、いつでも安定したカウンターを狙える準備をし、キュレム1体とケルディオEX1体を処理し、ベンチのデオキシスEXにダメカンを1回だけ乗せておき、最後はルギアのプラズマゲイルを叩き込む。これが僕のゲームプランでした。しかしながら、ジャンケンで負けてしまい相手に初手からのフロストスピアで攻められ、プランを変更し、キュレムへのカウンターを中心とした攻め方で相手を追い詰めることにしました。残念ながらケルディオEXはサイドに落ちてしまったので、端からどくさいみん光線による解除は期待できません。ならば、一発屋同士の正面衝突における小細工を凝らした知恵比べが上回った方が勝敗を分けると思い、デッキに残っているどくさいみん光線、キャッチャー、Nなどの数と、相手が使用した攻めるためのソースを常に意識しプレイしていきました。途中でお互いに2、3分の長考が入ってしまったために、試合時間はギリギリまでかかりました。最後の最後、「ここで相手のキュレムを落とせばサイド差で逃げきられることもなく、相手にアタッカーがいなくなる」と考えた時に相手がとった行動はいのちのしずく(ACE SPEC)をキュレムに貼るという物でした。この奇襲がとんでもなく刺さり、強力なアタッカーを倒すにも関わらずサイドを引くことができないという現実に、僕は心を折られてしまいました。そのまま時間切れで、サイドを1枚リードされたまま負けてしまいました。これは悔しかった。ACE SPECを相手は中盤まで何も使用していなかったということが、頭の中から抜けていました。僕の油断が負けに繋がりました。ちびパパさんの方が僕よりも一枚上手でした。文句なしの完敗です。
2戦目 ○ 6-4 テラキオンEXテラキオンルナトーン(AKIさん) 後
初めて対戦する方でした。最近始めた初心者の方とのこと。とはいっても、油断はできないので場をオープンするまで、初手の中身を見ながらゲーム展開プランを考えました。幸いなことにキュレムスタートで先行を取れればフロストスピアが打てそうな内容だったので、キュレムによるビートダウンで攻撃の手を緩めずに行こうと考えながらジャンケンを行うも、また負け。そして、場をオープンすると相手は何とルナトーン。そのままNを打たれてしまったので、初手フロストスピアからのプランも流れてしまいました。相手はテラキオンEXとテラキオンを並べ、テラキオンEXにエネルギーを貼り終了。手札が流されてしまったが、幸運なことにトルネロスEXと入れ替えを引くことが出来たので、プラズマボールでルギアEXとスクランブルスイッチがあることを確認し、ボルトロスEXを囮にしながらトルネロスにエネルギーを充足させ、準備が出来たら、スイッチからプラズマゲイルで攻めるプレイングに切り替えました。これが成功し、相手のテラキオンEX、テラキオン、ルギアを3枚抜きし、サイドを引ききって勝利。ボルトロスの処理に集中しすぎたため、最後にNの効力を最大限にぶつけられた事で、手札が止まり相手は何も出来なかったようです。
3戦目 ○ 6-1 ギギギアルコバルオンEXコバルオンケルディオEX(ちびパパjr君) 後
相手はちびパパさんのお子さんということで、しっかりデッキは組まれているんだろうなぁ…ということで対戦が始まる。またもやジャンケンに負けてしまい、後攻。そして、バトル場をオープンすると、出てきたのはコバルオン。「げっ」と思い、ギギギ相手にどうプレイするかを頭の中で必死に考えるも、手札があまりよくなかったのでプラズマボールでトルネロスEXを呼んで、ふきながし。そんなこんなしている内に、相手はあっという間にギギギを立てる。「これで勝ち筋が無くなったかもしれない…どうせなら嫌がらせするか」ということで、キャッチャーでギギギを縛りどくさいみん光線、そして、ふきながし。相手は当然入れ替え、コバルオンEXを育てながらトルネロスEXのエネルギーを剥がそうとするが、トルネロスEXに貼ったニコタマが囮であることは全く気がつかない様子。そのまま、トルネロスに基本雷エネルギーを貼り、再びギギギアルを呼びどくさいみん光線、それと同時にタチワキシティジムを貼りベンチでキュレムを出し、ふきながす。相手はギギギを立てるために手札から、相当な数のサポーターをアララギで切ったので、2体目のギギギを十分に育てることができない模様。そしてギギギのダメカンが蓄積し、アクロママシーンからキュレム出動。水エネルギーを貼りフロストスピアでギアルを狙いに行く。これでギギギアルは倒れる。相手はコバルオンEXを前に出すが、ギギギアルは立てられない模様。そのまま2体目のギギギをフロストスピアで処理し、前のコバルオンEXにはどくさいみん光線。そして、ベンチにコバルオンEXがもう1体出てきたので、そのままライデンナックルでもう1体のキュレムを育てながら、コバルオンEXを2体取りました。よし、何とかヤバい相手に勝った!!
4戦目 ○ 6-2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX(うる君) 後
お昼休みを挟んだ後に4回戦を迎え、ここでついに強豪プレイヤーである運営陣と当たってしまいました。しかも、ジムチャレンジではなかなか勝つことが出来ない相手であるうる君です。デッキはずっとカメケルを使うんだろうなぁと想定していたので、彼のプラズマ団に対するプレイングは油断なりません。しかしながら、こういった場で本気の勝負が出来るのも中々無い機会なので、「絶対に勝つ」と意気込みながら対戦が始まりました。ジャンケンは安定の後攻…ここでは4連敗中です。相手のスタートはブラックキュレムEXでゼニガメとケルディオEXを並べるのがやっとのよう。ビーチで展開するも、こちらが初手からフロストスピアを決めることができたため、速攻でカメ狩りが始まりました。相手はケルディオEXを壁にしながら、カメを立てようとするも、どうにも上手く回らない様子。こちら側はここぞというタイミングでタチワキシティジムを貼り、Nで手札を濁しながらひたすらカメを狩りました。ベンチではプリズムエネルギーが貼られたデオキシスEXがカウンターの準備をしています。ゼニガメ2体とケルディオEXを倒した頃に、相手はやっとの思いでカメックスを立てました。そのままベンチに控えていたルギアEXを呼び出してブラックバリスタ。返しのターンに、こちらのキュレムがどくさいみん光線をからめたブリザードバーンを打ってゲームセットです。「よしっ」とガッツポーズをするも、心の中では「何があったの?」っていう疑問が常にありました。どうやら サイドにハイパーボールが3枚も落ちていたようです。そりゃ、カメを立てるのは辛いですよね…
5戦目 ○ 6-3 ギギギアルコバルオンEXコバルオン(ぱぱ@仙台さん) 先
ここで勝てば決勝トーナメント進出。負けられない戦いである最終戦、その相手は何とギギギアル使いである、ぱぱ@仙台さん。参加者50人のうちギギギを使用したプレイヤーは3人だけでした。何でここで2人も踏まなきゃいけないのだろうか…自分の運を呪いながらもジャンケンでこの日、初めての先行を勝ち取る。そして、手札にもわりと恵まれていたので速攻でアクロママシーンを多用しながら、プラズマエネルギー2枚とニコタマを貼ったトルネロスEXを立て、コバルオンEXおよびギアルを速攻で狩っていく。サイドが残り1枚になった時に相手の場にやっとギギギアルが立つ。そしてNが飛んできて、状況が逆転される。僕は軽石を貼った種EXをぐるぐる回しながら粘り、サポを引いた時にキュレムのフロストスピアを打って勝てるようにタチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、相手の出方を伺う。相手はギアチェンジのギギギアルを立て、まんたんのくすりでコバルオンを守りながらキャッチャーでエネルギーが沢山付いた大型トルネロスEXを呼び、エナジーブレイクで倒す。返しのターンにサポを引かなかったので、種EXを壁にし粘る。そして、ぱぱさんのターンにとんでもないプレミスをぱぱさんが行う。「アイアンブレイクを使って前のルギアEXに80で」…そのままターンを返したらどくの効果でコバルオンがきぜつして最後のサイドを引きました。何というか足元を救われました。次のトップでもサポは引けなかったので、種EXをぐるぐる回してあがいたとしても、時間のことを考えて引き分けになったかもしれませんね…
ここで予選の全ての対戦が終了。僕の結果は4勝1敗ということで予選9位として決勝トーナメント進出が決まりました。予選の全勝者は2名だけ。ボーダーラインは3勝1敗1分か3勝2敗だった気がします。そのまま決勝トーナメントの対戦順が決定。僕の相手は予選で並みいる強豪をなぎ倒してきた、ガブチルマスターずさママさんでした。この日の予選におけるずさママさんは本当に持っていました。参加者の中で誰よりも早く決勝トーナメント進出を決めたのです。詳しくはずさママさんのレポートをご確認下さい。
【決勝トーナメント】
1回戦 ○ 1-0 ガブリアスチルタリス(ずさママさん) 先
初手はルギアEX、どくさいみん光線、タチワキシティジム、アララギはかせ、アクロママシーン、ポケモンキャッチャー、ポケモンいれかえだったと思います。1回のマリガンを経て、引いたカードはアクロママシーン…これは。そして、ジャンケンでは何と先行を勝ち取る。場をオープンすると相手はチルット。ドローで引いたのはダークトリニティだったかな…そんなことはお構いなしに、アクロママシーンでまずルギアEXに1枚プラズマエネルギーを貼る。そして、山札に2枚目のプラズマエネルギーがあることを確認し、もう1枚アクロママシーンで貼る。タチワキシティジムを出して、どくさいみん光線を打ち、アララギはかせ。ここでニコタマを引いたらとんでもなかったんですが、そう上手くはいかず、無難に引いたプラズマボールでボルトロスEXを呼び出し、雷エネルギーを張って、ルギアEXを逃がしてライデンナックルを決めて、1キルしてしまいました。ずさママさんからは「ひええええ!!」みたいなリアクションをされたので、何というかやってしまいました。負けられない真剣勝負の場で手を抜くことは相手に対してとても失礼なことなので、こればかりはどうしようもないですね。
2回戦 ○ 6-4 ダークライEXヤミラミアブソルケルディオEX 後
予選を全勝で2位通過の風羽さんを倒した方です。以前、ジムチャレンジカップで対戦したことがあったのでその時のお話を交えながら対戦開始。ジャンケンに負けたため結果は後攻。相手は序盤からダークライEXとヤミラミを並べダークパッチなどで場を展開するも、ヤミラミを倒されることを警戒してかジャンクハントは打たず。返しのターンにヤミラミをキャッチャーで呼び出し、タチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、デオキシスEX、トルネロスEX、キュレムを並べながら、ハイパーボールでケルディオEXを出し、プラズマエネルギーを落としてボルトロスEXでライデンナックル。ここからダークライEXも巻き返してきて、2ターン目からアブソルとダークライを再び並べて、ナイトスピアで押してくる。こちらはルギアEXを並べ、特に意識をさせながら、どくさいみん光線をからめつつ、キュレムでばらまいていく、相手は1ターン止まりアブソルにしんかのきせきを張って、2体目のダークライの準備を始める。ボルトロスEXにまんたんのくすりを決めて、アクロママシーン×2でルギアEXとトルネロスEXにプラズマエネルギーをつけながら手張りでキュレムにプリズムを張ってブリザードバーン、そのまま次のプランを想定しておく。相手は返しにアブソルを出してキュレムを倒しながら、2体目のダークライEXを育てる。次のターンにこちらはスクランブルスイッチを使用し、ルギアEXのニコタマ以外のエネルギーを2体目のキュレムに移動させて、ブリザードバーンで倒す。そのまま返しのターンにキュレムがツメどくさいみんダークライにやられる。ダメカンはルギアEXへ。こちらはトルネロスEXを出しニコタマを張ってふきながし。返しのターンに相手はニコタマが貼られている手負いのルギアEXが気になったようでキャッチャーで呼び、どくさいみん光線を絡めてナイトスピアで落とす。最後に僕が、トルネロスEXにアクロママシーンで最後のプラズマエネルギーをトルネロスに貼り、ダークトリニティでプラズマエネルギーを回収し手張り、そしてベンチにデオキシスEXを2体出して、ジェットブラストで180Dゲームセット。トルネロスEX強い!!
準決勝 × 4-6 プラズマ団(しんくあ君) 後
この時点で入賞確定。プラズマ団に魂を打って結果オーライでした。相手は同じく、ここ最近スランプ気味に陥ってたしんくあ君です。プラズマ団のミラーマッチではありますが、僕としんくあ君のプラズマ団のスタイルは全く違う物だったので、相手のやりたいことを最大限に邪魔をする攻め方を考えながら対戦に臨みました。ジャンケンは負けで後攻。しんくあ君は場がボルトロスEXで、ベンチにキュレムとデオキシスEXスタートで幸先が良く見えましたが、ベンチのキュレムにエネルギーを1枚張ってターンを渡す。こちらもボルトロスEXスタートだったので、ハイパーボールなどを多用しながら、ベンチにキュレムやデオキシスEXを並べて、ライデンナックルで加速をさせる。返しのターン、しんくあ君はどうもエネが上手くつかないらしく、Nを打ち、ボルトロスEXにエネを張ってライデンナックルでダメージを与える。この選択が後に勝負を決める決定打になる。返しのターンにキュレムのブリザードバーンでボルトロスEXを倒してサイドを先行。相手も回り始めたのが、キュレムがフロストスピアのできる体制になり始めて、ベンチにルギアEXなどが出てくる。そのままニコタマなどルギアにエネルギーが付き始める。そして、フロストスピアで前のキュレムとベンチに出していたトルネロスEXにダメージカウンターが乗る。返しのターンで手札があまりよろしく無かったので、ボルトロスEXにまんたんのくすりを打ち、トルネロスEXにニコタマを貼りつつアクロママシーンでルギアEXを加速し、そのまま吹流し。返しのターンにしんくあ君がNを打って手札が4枚に、しんくあ君は同じようにフロストスピアで前のトルネロスEXとボルトロスEXに乗せる。こちらのターンでNで引いたカードはフウロ、アララギ、プリズム×2。フウロでスクランブルスイッチを持ってきて、ルギアEXにニコタマを付けて交代。プリズムを張ってプラズマゲイル。オーバーフローによりサイドを2枚取る。返しのターンにしんくあ君は凍てついた街を出し、スクランブルスイッチでベンチのデオキシスEXに貼っていたプリズムエネルギーをルギアEXに付けて、アクロママシーンでルギアEXに加速しキャッチャーでボルトロスEXを呼び、そのままN、僕は手札2枚、相手は6枚でルギアEXにニコタマがついてプラズマゲイルでサイド3枚を持っていかれる。返しのターン、僕が山札から引いたカードはアララギはかせとアクロマ。トップはプリズムエネルギー。とりあえず、ルギアEXにエネルギーを張って、少しだけ考える。残りの山札はおよそ20枚。ここで山札に残っているキャッチャー3枚のうち1枚を引けば、僕がデオキシスEXを呼び出して、プラズマゲイルを打って勝てる。そこで、アララギを打てば7枚ドローできる。アクロマを打てば8枚ドローできるが、アララギが山札に残るのでどっちを使用しても確立は同じということを数十秒考えて、「アクロマッ!!」と使用カードを決める。この瞬間にしんくあ君が見せた「うわっ!!」という顔は忘れられない。頭の中で山札から引いたカードの中にあるキャッチャーを選び、相手に付きつけるイメージをしながら、僕はしんくあ君に山札を渡しました。僕は彼が切った山札を受け取り、 8枚ドロー!!結果は…なんと、キャッチャー0枚!!対戦を見ていたギャラリーが「えっ!?」とざわつきました。ジャッジをしていた運営の風車君もビックリしたようです。「これは朗君の勝ちだろう」という予感が8枚のドローをもってしても届かなかったのです。しかしながら、手札にはまだどくさいみん光線が残っていました。タチワキを割られてしまったので、ルギアを1撃で落とすことは出来ませんが、粘る事は出来そうです。最後のわるあがきに打ったどくさいみん光線!!…結果は裏!!この時点で僕は相手が7枚ほどに膨らんだ手札に恐怖を覚えました。何もせずにそのままターンを返しました。相手はアクロママシーンを使用し、ルギアEXにプラズマエネルギーを付け、キャッチャーでトルネロスEXを呼び出してプラズマゲイルを決め、サイドを3枚取り、僕に勝ちました。僕はこの勝負で最後まで絶対負けないと思っていました。デッキに残っているソースとトラッシュに何が落ちているか、相手のトラッシュには何が落ちていて、山札or手札orサイドに何が残っているか、全部記憶をしていたので、プレイングによるミスをしていない自信はあったし、最善の手は尽くしたと思います。それでも敵わなかった。こればかりは彼の方が1枚上手かつ、強大な運を持っていたとしか思えません。とにかくすごかったです。勝敗が決まった瞬間に、本気でガッツリ握手を交わしました。その様子を見ていたオーディエンスも拍手喝采。悔しいけど、すっごく気持ち良かったです。満身創痍って奴ですね。この試合は僕の中で早くも今年一番の名勝負になりそうです。試合が終わった瞬間、一気に力が抜けてしまいました。どんなに負けを受け入れる考え方があっても、やれるだけのことをやってそれでも及ばず負けてしまうっていうのはやっぱり歯がゆいですね。悔しかった。とにかく悔しかった。けど、最高に楽しかった。感無量です。
3位決定戦 × 2-6 プラズマ団(Pさん 改め フェムトさん) 先
もう1つのブロックではこころみ君に負けてしまったフェムトさんが僕と対戦することになりました。最後に対戦したのは札幌大会のプレミアステージ4戦目。あの時はデッキ相性的には引きとしても僕の方が持っていました。今回はどうでしょうか。ミラーマッチとは言う物の、キュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキです。ちびパパさんと対戦した時のイメージを忘れないように、確実にキュレムを取れる攻め方を考えながら最後の対戦に臨みました。ちなみにジャンケンは勝ち。こちらは先行から場を展開し、ボルトロスEX、キュレム、デオキシスEX、ケルディオEXと並べながら、ハイパーボールで落としたプラズマエネルギーをライデンナックルで貼ります。相手も初手からフロストスピアでキュレムなどに対して、ダメージを蓄積させ始めます。返しのターンに僕はキュレムでの攻めに変更しましたが、すぐに返りうちに合ってしまいました。そのターンにケルディオEXも準備されていたため、ライデンナックルで準備をする隙は無かったと思います。返しにデオキシスEXを出し、プリズムエネルギーを張り、アクロママシーンで加速。デオキシスEXが殴ってこないことを願いながら、僕はラセンフォースでキュレムを倒しました。というか、実際こうするしかなかったです。フェムトさんは返しに、アララギはかせを打って、プリズムエネルギーをデオキシスEXに張り、アクロママシーンでラセンフォースで返す。これでサイド差が1-3になります。その後、ライデンナックル場にエネルギーを充足させながら、様子を伺うも、返しのターンにケルディオEXを呼び出され、ツールスクラッパーで場の軽いし2枚が剥がされてしまいました。これが決定打になりました。ケルディオEXにフロストスピアでダメージを与えつつ、ベンチのボルトロスEXにもダメカンが蓄積します。僕にターンが回ってきて、フウロを使用するも、山札にぽけもんいれかえは無く、全てサイドに落ちてしまいました。これはデッキの中身をこういう時のためにちゃんと把握していなかった僕のプレミスですね。確かアクロマを持ってきたんだと思います。結局、このターンでの止まった状態が最後まで響き、ケルディオEXとボルトロスEXを順当に倒されてしまって、僕は負けました。要約すると、ツールスクラッパー1枚で勝負が決まってしまったんですね。これはどう考えても僕の実力不足です。そこまで想定したプレイングが出来ていなかった辺り、僕はまだまだですね。
そんなこんなで僕のナナホシ杯への挑戦は4位で終わりました。ジャンケンは3勝6敗とイマイチながらよく頑張れたなぁと。それにしても、4位ってこんなに悔しい物なんですね。大会当日までのプロセスを考えると、いくら上出来な結果とはいえ、悔しいものは悔しいですよ。そんな中、4位の僕にまで盾を用意していてくれた運営陣は本当に素晴らしいです。すっごく嬉しかったです。まさか盾を頂けるなんて思っていませんでしたから。ナナホシ杯に参加して心から良かったと思えました。
ここで今回の上位入賞者と入賞デッキの簡単な紹介をさせて頂きたいと思います。
1位 しんくあ君 (2010年 WCS予選宮城県代表)
どくさいみん光線を使用せず、スタジアムは凍てついた街を採用、キュレム、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
2位 こころみ君 (2006年 WCS日本代表、2012年クライマックスステージ2回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、アブソルをアタッカーとするプラズマ団デッキ
3位 フェムトさん (2010年 WCS予選岩手県代表、2012年クライマックスステージ1回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、デオキシスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
4位 朗 (2007年 東北春2位、2012年 クライマックスステージ3回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEX、トルネロスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
これは偶然なのかわかりませんが、優勝者のしんくあ君を除いて、昨年のクライマックスステージに進出経験のある方が入賞しました。今回のナナホシ杯全参加者の中でクライマックスステージへの進出経験があるのは、この3人とちゃきちゃんのみです。(※風車君、カイリさんは運営陣のためカウントしていません)
自分で言うのもなんですが、やはりこういった自主大会や公式大会などで安定して結果を残せる方は「何かしら勝てる理由」があるのでしょうか。実に興味深いですね。そして、入賞者の中で僕は唯一の公式大会における全国大会及び世界大会未経験者です。ククク…朗はナナホシ杯入賞者の中でも最弱の存在…えぇ、納得だと思います。
それにしても皆さんが使用したプラズマ団にはそれぞれ個性が表れていて面白いですね。入賞した4人だけでもこれだけの違いがあるのに、プラズマ団を使用した全参加者のデッキを比較すると、どのような差異があるのでしょうか。デッキに対する回答(正解)は人それぞれ違うかもしれませんが、考えてみるのも面白いのかもしれませんね。ちなみに僕のプラズマ団は特に珍しいことはしていませんよ。「無難な選択」というイメージのある丸いデッキです。また、痒い所に手が届かないようなことは度々ありますが、負けにくいデッキであることは間違いないかと思います。
いやぁ、それにしても参加者同士の本気の勝負は非常に楽しかったですね。この東北という地において普段は、こんなに志気を高めて対戦できる機会が無かったので、とても良い刺激になりました。やるからには勝ちたかったですね。それでも、今回の僕はナナホシ杯で勝つ為の努力もさることながら、実力が全然足りなかったです。このままだと悔しいんで次回のナナホシ杯ではもっと頑張ってみようと思います。
ちなみに今回、ナナホシ杯を開催するにあたってプライズ(大会景品)として、僕が日頃からゲームセンターで大量に取っている、キーチェーンのついたポケモンのぬいぐるみを提供させて頂きました。ナナホシ杯に参加した子どもたちがあちこちに付けていてくれたみたいで嬉しかったです。その中で運営陣である風車君が、ユニランのぬいぐるみを胸に当てがってポーズをとっていたらしいですが「何でそんなこと思いつくのwww」ってくらい笑いました。あらゆる形で沢山の人が喜んでくれたみたいで僕も提供して良かったなと思いました。僕にとってクレーンゲームで景品を人にとってあげるのは趣味なので、また参加する際に新しい景品を持ち寄るかもしれません。こういった物はお金を払えば確実に貰えるわけではないと思うので、これを機にポケモンカードで強くなってぬいぐるみを手に入れてはどうでしょうか。きっと、自分が強くなる為にも良い動機付けになると思いますよ。
僕自身も次のナナホシ杯でも再び表彰台に上れるように、また今日からよりいっそう精進していきます。メガロキャノンが発売した後の次の環境でも、自分がすぐに対応できるといいんですけどね。やらなきゃいけないことは、資産を豊かな物にしつつ、ただの練習ではなく、意義のある練習することです。そうじゃなきゃ、今回の悔しさを強さに変えることばなんて出来ませんから。
最後に今回のナナホシ杯を開催してくださった運営スタッフを始めとする、全参加者の皆さんへ感謝の気持ちを述べさせて頂き、レポートを終わらせたいと思います。
ナナホシ杯お疲れ様でした!!
そして、ありがとうございました!!
また次回のナナホシ杯でお会いしましょう!!
おはようございます、朗です。夜分遅くからずっとパソコンと睨めっこをしていたせいか、なかなか眠気が来てくれないので、眠気が来るまでちょっとだけ書き残しておきたいと考えていたことを記事として書かせて頂きます。
BW9の情報が少しづつ公開され始めたようですね。目玉商品であるゲノセクトEXはここ数年、冷遇され続けてきた草タイプの救世主となれるのでしょうか。そしてシビルドンps、キュレムEXと魅力的なカードが次々と公開される中で、これらの新カードを踏まえた上で、今年の春に行われる公式大会ではどのようなデッキが現れ、どのようなデッキが表彰台を勝ち取るのでしょうか。それを想像するだけでも春に向けてのモチベは維持できそうですね。
前回の「運」と「幸運」についての記事が予想以上に反響を呼んだみたいで驚きました。僕が常日頃から考えているような、些細なことがこのDNを読んで下さっている方々に対して、何かしら新しい発想を生むためのヒント、今持っている考え方をより磨くためヒントにして頂けると、記事を書いた僕としてはとても嬉しいです。そして、何となくこの決まり文句が気に入ったので、書ける時に書ける程度の頻度で記事にし、シリーズ化させていこうかなって考えています。
この日記をご覧になっているポケモンカードプレイヤーの皆さんは
「今の自分が強くなるための工夫」として常日頃からどんなことを心がけていますか?
僕の中でポケモンカードの公式大会における「本番」という物は、ここ数年の開催形式で表すならばバトルカーニバル・WCS(世界戦)に当たる思います。吹奏楽部出身の僕としては、こういったイベントは年に一度しかない「全日本吹奏楽コンクール」みたいな物として考えています。同じ意味合いとして高校野球で僕のイメージを表すならば「全国高等学校野球選手権大会」みたいな物ですね。どんな形で銘を打ったとしても、大抵の人からしてみれば「負けられない物である」ことは間違いないでしょうね。
では、公認大会などのジムチャレンジはどうでしょう。僕は「練習試合」だと考えています。ここ最近では、地方ごとに有志プレイヤーの皆さんによって企画されている自主大会がありますよね。場所によってはその規模が公認大会のジムチャレンジを凌ぐとか。僕が在住している東北地方でも、来週の23日(土)にナナホシ杯という自主大会が開催されるので、とても楽しみです。最近はこれらの自主大会に焦点を当てて「負けられない物である」と考えている方々もいらっしゃるでしょう。もちろん、ジムチャレンジでの戦い、大会など銘を打たないフリーバトルでも「負けられない物である」と考えている人も沢山いると思います。
さて、負けられない物であるという気持ちを持つのは何故でしょう。答えは簡単、「勝ちたいから」にという意志によるものです。では、何処で勝ちたいのか。これは人によって定める目標が違うと思いますが、「あの人に勝ちたい」とか、「決勝トーナメントに残れるように勝ちたい」とか、「優勝するために勝ちたい」など、色々な物があると思います。目標を定めようとすると自分が満足出来ない限り、キリが無いかもしれません。そういった中で、私達は自分の勝ちたいという気持ちを達成するために何をするのでしょうか。それは勝ちたいタイミングで勝つための練習ですよね。そして、その中で「負ける」という経験は避けては通れない壁だと思います。
時事的な話題をお話しましょう。ここ最近になってみらチャン杯の結果による影響からか、ゴチルゼルアギルダーによるロックデッキが注目され始めました。そして、関西の強豪プレイヤーであるたねぼーパパさんがゴチアギの具体的なデッキレシピを公開しました。僕も彼のデッキレシピを拝見しましたが、「流石は良い意味での研究者気質を持っている強豪プレイヤーのたねパパさんだ」と素直に思える興味深いデッキレシピでした。これでこの環境の中にゴチアギと呼ばれるデッキがコピーしやすくなったので、更にゴチアギが増えることになったでしょう。いやぁ、自分が使わない、使うにしても、使われることによる対策を考えるのが非常に大変ですね。それでもここまで来ると地雷とは呼べないですし、対処することを常に意識しなければいけないということで、非常にワクワクしますね。
これはあくまで僕の予想ですが、来週行われるナナホシ杯でゴチアギに負かされる方々が沢山現れると思います。あんなに強力なシステムデッキの具体的なレシピ解説を、強豪かつ有名なプレイヤーの手によってにあそこまで細かくされてしまったら、少し使い方を覚えただけでわりと容易くコピーが出来てしまうでしょう。それでもそのデッキに勝ちたいのならば、生半可な気持ちでゴチアギに臨んだら、まず自分が勝てる可能性の方が低いです。そして、負けてしまう可能性が高いですよね。どうしても負けたくない人は頑張って勝つための対策を練るしかありません。それは自分が勝てる人間になるために必要な努力でしょう。しかしながら、それでも負けてしまうことがあります。正直、それは仕方のないことです。どんな時でも常に勝ち続けることが出来る人なんて、この世にそういませんから。
さて、ここで行う対策、練習といった行動において何が最も大切なのでしょうか。僕の中での答えは 「負けを受け入れる」ということです。先程も述べたように、「負ける」という経験は決して避けては通れない物です。そして、練習の中で回数を重ねていくにつれて、その負けるという経験をする回数も増えていくでしょう。勝つことは当然、大事ですね。勝つためにやっているのですから、勝てるようにならなければ意味がありません。では、負けるという経験は無意味な物なのでしょうか。僕はそうは思いません。むしろ、自分が設定した本番を迎えるまでに、自分がどれぐらい負けたかという経験を自分にとって意義のある物として考え、自分が負けたという1つ1つの経験から何を学ぶかが、今の自分がより強くなるための工夫だと考えます。
自分が未来に対してある程度の予測ができる、或いは予測ができない相手と巡りあったとしても、負けることなんてわりとあります。それでも自分が負けたという経験から、どんなことを学ぶかということがとても大事だと僕は思っています。負けたのならば次は負けないために勝ち筋を研究する。その研究は辛いかもしれませんが、自分の中で目的意識がはっきりと定まっているために、自分にとっては研究に費やす時間は意味のある生産的な物であり、何よりもトータルで考えるとすごく楽しいものではないでしょうか。これはポケモンカードだけでなく勝負事や人生における醍醐味だと僕は思いますよ。もちろん、それがはっきりと自分の中で楽しいと思えるのは「自分の中である程度、もしくはそれ以上の成果を残せた」と実感できた時だとも思いますけどね。
僕は負けるという経験は、勝つという経験以上に意義のある物だと考えています。負けるという経験は、その時の自分に足りない物を気付かせてくれるタイミングでもあります。しかしながら、それに気付き、それを受け入れ、それを自分が勝てるための工夫として昇華させることが出来なければ、その時に経験した自分の中で負けという現実は、「今よりも未来の自分は勝てる人間になりたい」という気持ちに対して、意義のある物に出来ないだろうとも考えています。要は「根拠のある前向きな思考」が大切だってことですね。
そういえば昔、スラムダンクという有名なマンガで素晴らしい台詞がありました。
「『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」
これって「自分が負けを受け入れることが出来るのならば、今の自分はより強くなれるだろう」という希望が込められた言葉だと僕は捉えています。僕が何が言いたいのかというと、負けるという経験は自分が勝てるようになるためへの下積みなんです。だからこそ、自分が勝ちたいならば、自分の中で「負けを受け入れることの意義」を確立させるということが、とても大事なことなんじゃないですかね。
BW9の情報が少しづつ公開され始めたようですね。目玉商品であるゲノセクトEXはここ数年、冷遇され続けてきた草タイプの救世主となれるのでしょうか。そしてシビルドンps、キュレムEXと魅力的なカードが次々と公開される中で、これらの新カードを踏まえた上で、今年の春に行われる公式大会ではどのようなデッキが現れ、どのようなデッキが表彰台を勝ち取るのでしょうか。それを想像するだけでも春に向けてのモチベは維持できそうですね。
前回の「運」と「幸運」についての記事が予想以上に反響を呼んだみたいで驚きました。僕が常日頃から考えているような、些細なことがこのDNを読んで下さっている方々に対して、何かしら新しい発想を生むためのヒント、今持っている考え方をより磨くためヒントにして頂けると、記事を書いた僕としてはとても嬉しいです。そして、何となくこの決まり文句が気に入ったので、書ける時に書ける程度の頻度で記事にし、シリーズ化させていこうかなって考えています。
この日記をご覧になっているポケモンカードプレイヤーの皆さんは
「今の自分が強くなるための工夫」として常日頃からどんなことを心がけていますか?
僕の中でポケモンカードの公式大会における「本番」という物は、ここ数年の開催形式で表すならばバトルカーニバル・WCS(世界戦)に当たる思います。吹奏楽部出身の僕としては、こういったイベントは年に一度しかない「全日本吹奏楽コンクール」みたいな物として考えています。同じ意味合いとして高校野球で僕のイメージを表すならば「全国高等学校野球選手権大会」みたいな物ですね。どんな形で銘を打ったとしても、大抵の人からしてみれば「負けられない物である」ことは間違いないでしょうね。
では、公認大会などのジムチャレンジはどうでしょう。僕は「練習試合」だと考えています。ここ最近では、地方ごとに有志プレイヤーの皆さんによって企画されている自主大会がありますよね。場所によってはその規模が公認大会のジムチャレンジを凌ぐとか。僕が在住している東北地方でも、来週の23日(土)にナナホシ杯という自主大会が開催されるので、とても楽しみです。最近はこれらの自主大会に焦点を当てて「負けられない物である」と考えている方々もいらっしゃるでしょう。もちろん、ジムチャレンジでの戦い、大会など銘を打たないフリーバトルでも「負けられない物である」と考えている人も沢山いると思います。
さて、負けられない物であるという気持ちを持つのは何故でしょう。答えは簡単、「勝ちたいから」にという意志によるものです。では、何処で勝ちたいのか。これは人によって定める目標が違うと思いますが、「あの人に勝ちたい」とか、「決勝トーナメントに残れるように勝ちたい」とか、「優勝するために勝ちたい」など、色々な物があると思います。目標を定めようとすると自分が満足出来ない限り、キリが無いかもしれません。そういった中で、私達は自分の勝ちたいという気持ちを達成するために何をするのでしょうか。それは勝ちたいタイミングで勝つための練習ですよね。そして、その中で「負ける」という経験は避けては通れない壁だと思います。
時事的な話題をお話しましょう。ここ最近になってみらチャン杯の結果による影響からか、ゴチルゼルアギルダーによるロックデッキが注目され始めました。そして、関西の強豪プレイヤーであるたねぼーパパさんがゴチアギの具体的なデッキレシピを公開しました。僕も彼のデッキレシピを拝見しましたが、「流石は良い意味での研究者気質を持っている強豪プレイヤーのたねパパさんだ」と素直に思える興味深いデッキレシピでした。これでこの環境の中にゴチアギと呼ばれるデッキがコピーしやすくなったので、更にゴチアギが増えることになったでしょう。いやぁ、自分が使わない、使うにしても、使われることによる対策を考えるのが非常に大変ですね。それでもここまで来ると地雷とは呼べないですし、対処することを常に意識しなければいけないということで、非常にワクワクしますね。
これはあくまで僕の予想ですが、来週行われるナナホシ杯でゴチアギに負かされる方々が沢山現れると思います。あんなに強力なシステムデッキの具体的なレシピ解説を、強豪かつ有名なプレイヤーの手によってにあそこまで細かくされてしまったら、少し使い方を覚えただけでわりと容易くコピーが出来てしまうでしょう。それでもそのデッキに勝ちたいのならば、生半可な気持ちでゴチアギに臨んだら、まず自分が勝てる可能性の方が低いです。そして、負けてしまう可能性が高いですよね。どうしても負けたくない人は頑張って勝つための対策を練るしかありません。それは自分が勝てる人間になるために必要な努力でしょう。しかしながら、それでも負けてしまうことがあります。正直、それは仕方のないことです。どんな時でも常に勝ち続けることが出来る人なんて、この世にそういませんから。
さて、ここで行う対策、練習といった行動において何が最も大切なのでしょうか。僕の中での答えは 「負けを受け入れる」ということです。先程も述べたように、「負ける」という経験は決して避けては通れない物です。そして、練習の中で回数を重ねていくにつれて、その負けるという経験をする回数も増えていくでしょう。勝つことは当然、大事ですね。勝つためにやっているのですから、勝てるようにならなければ意味がありません。では、負けるという経験は無意味な物なのでしょうか。僕はそうは思いません。むしろ、自分が設定した本番を迎えるまでに、自分がどれぐらい負けたかという経験を自分にとって意義のある物として考え、自分が負けたという1つ1つの経験から何を学ぶかが、今の自分がより強くなるための工夫だと考えます。
自分が未来に対してある程度の予測ができる、或いは予測ができない相手と巡りあったとしても、負けることなんてわりとあります。それでも自分が負けたという経験から、どんなことを学ぶかということがとても大事だと僕は思っています。負けたのならば次は負けないために勝ち筋を研究する。その研究は辛いかもしれませんが、自分の中で目的意識がはっきりと定まっているために、自分にとっては研究に費やす時間は意味のある生産的な物であり、何よりもトータルで考えるとすごく楽しいものではないでしょうか。これはポケモンカードだけでなく勝負事や人生における醍醐味だと僕は思いますよ。もちろん、それがはっきりと自分の中で楽しいと思えるのは「自分の中である程度、もしくはそれ以上の成果を残せた」と実感できた時だとも思いますけどね。
僕は負けるという経験は、勝つという経験以上に意義のある物だと考えています。負けるという経験は、その時の自分に足りない物を気付かせてくれるタイミングでもあります。しかしながら、それに気付き、それを受け入れ、それを自分が勝てるための工夫として昇華させることが出来なければ、その時に経験した自分の中で負けという現実は、「今よりも未来の自分は勝てる人間になりたい」という気持ちに対して、意義のある物に出来ないだろうとも考えています。要は「根拠のある前向きな思考」が大切だってことですね。
そういえば昔、スラムダンクという有名なマンガで素晴らしい台詞がありました。
「『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」
これって「自分が負けを受け入れることが出来るのならば、今の自分はより強くなれるだろう」という希望が込められた言葉だと僕は捉えています。僕が何が言いたいのかというと、負けるという経験は自分が勝てるようになるためへの下積みなんです。だからこそ、自分が勝ちたいならば、自分の中で「負けを受け入れることの意義」を確立させるということが、とても大事なことなんじゃないですかね。
おはようございます。朗です。拡張パック「シャイニーコレクション」が発売し、今年の公式大会の情報公開が間近に迫った今日この頃を、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今年に入ってからプライベートやら本業の方がやや慌ただしくなり始めたためにポケモンカードに時間を割くことが出来ず、サニランにも先月は1回しか行くことができませんでした。今月末には東北の強豪プレイヤーの皆さんがリードして開いて下さる「ナナホシ杯」が開催されるというのに、限られた時間を有意義に使用できていない自分のスキルの乏しさにもどかしさを感じて過ごしています。
それでも今僕がやらなきゃいけないこと、最低限やりたいことはちゃんとやれているし、ポケモンカードに関しても全く時間を作れていないわけではないので、この調子で何とかしてナナホシ杯当日を迎えたいと思います。そんな状況下に置かれて自分が勝ちに行けたら、それはとっても嬉しいなって僕は思うのです。
さて、僕がここ1年ぐらいかけてポケモンカードを通して学んだことで、是非とも皆さんにも考えて頂きたいと思っていることが1つありまして、今日はその内容を記事として書きたいと思います。最初に、以前にも使った決まり文句からこのお話を始めましょう。
この日記をご覧になっているポケモンカードプレイヤーの皆さんは
「今の自分が強くなるための工夫」として常日頃からどんなことを心がけていますか?
あらゆる物事に対する自分の考え方を豊かなものにすること。その情報源は例えば本だったり、他人の考え方を聞くことだったり、誰かのレポートを読んだことだったり、レシピを見たことだったり、何かしらのきっかけがあって自分で気付いたことだったりと、自分の考え方を豊かなものにするために沢山の情報を自分の中に吸収して、自分の力とします。それも自分が強くなるための工夫として捉えることができると僕は考えています。今回お話する内容は「運」に関するものです。
公式大会で勝てる人、結果を残せる人には、いわゆる「運を持っている人(ツイている人)」っていますよね。そういった方々に対して向けられる賞賛の意味合いで使われる言葉として「運も実力のうち」という物が世の中にはありますが、この言葉は果たしてどういう意味なのでしょうか。
「その人は運を持っているから実力がある」、「その人は運を呼び込むことができるから実力がある」など、色々な解釈があると思います。では、ただ運を持っている、呼び込むことが出来ればその人は常日頃から必ず勝てる物なのでしょうか。
ある日、東北の強豪プレイヤーである風車君は僕に向けてブログのコメントにて「サポの有無とかわかりやすい運もあるけど、一番いい手を見つけるのは実力だから自分の手札みて運の良さに気付くのも実力だと思うよ」という書き込みをしてくれました。僕はそれ以来、「運を持ってる人って何だろう」、「運を発揮するってどういうことだろう」、「運を発揮して結果を残せた人には何があるんだろう」と考えるようになりました。そして、1つの考え方に辿り着きました。
世の中には「棚からぼた餅」っていう言葉もありますよね。このことわざの意味合いとしては「思いがけない幸運が舞い込むことの例え」というものです。でも、僕はこの言葉に対してこう思うんですよね。棚からぼた餅が落ちてくる場所にいないと、ぼた餅なんか拾えないじゃんって。つまり、棚からぼた餅が落ちてくる(落ちてきそうな)場所に行くということは、運を掴むために必要な行動なのではないか。
僕は「運」と「幸運」は違うものだと考えています。
「運」というものは、その人の意思の影響は受けずに偶然やってくるものだが、その人にとって永続的なものではない。
それに対して「幸運」というものは、その人自身の行動次第で作り出せるものであり、それ故にその人にとって行動次第で永続的なものにすることができる。
ここで大事なのは、「幸運」が「永続的なものである」ではなく「永続的なものに『することができる』」ということです。
僕らが日頃からポケモンカードの構築やプレイングを練習するのは何のためでしょうね。大体の人はそのデッキを使用する上で「理想的な動き」を想定して練習していると思います。ということは、そのデッキを使用する上では「自分が運を持っていること」が大前提なんですよね。
しかしながら、ポケモンカードの世界には「事故」という言葉があります。「事故って負けた」なんて言葉は多くの人が口にしたことがあるでしょう。「相性が悪い」、「当たり運」という言葉もありますよね。そういう状況に遭遇した時に「運が無かった(ツイていなかった)」って言葉はセットでついてきますよね。では、その人はそうやって負けてしまった時に、敗因をその一言で済ませることでその人ははたして納得できるのでしょうか。
ポケモンカードの世界には「対策」っていう言葉も存在しますよね。それはどうしてなんでしょう。その問いに対する僕の中での答えは、苦手な相手と当たった時に自分が出来る限りの勝ち筋を用意し、それを使って自分が勝つためです。それは自分にどんな運がやってきたとしても、自分の手で幸運に変えるためではないでしょうか。それって僕の言う、棚からぼた餅が落ちてくる(落ちてきそうな)場所に行くということと同じじゃないでしょうか。だから、僕は幸運が行動次第で作り出せるものであり、永続的なものにもすることができると思うんです。
僕がこの記事を通して皆さんに何を伝えたいのかを簡単にまとめると、自分が運を手にしたいのであれば、自分ではいつ起こるか解らないタイミングを迎えるまでに、準備をする必要がある。それは自分が運を手にするための条件であり、自分が手にした運を永続的なものへ変えたいのであれば、その運を自分の力で幸運へと変えなければいけないということです。
公式大会で勝って、結果を残した人がさりげなく口に出す「運が良かった」という言葉。それははたして偶然なのでしょうか。僕はそう思いません。その人が運を手にし、それまでに運を幸運に変える準備をしてきたことで、その時に行動を実行できたからではないでしょうか。そう考えてみると、大事な試合や試験の前にするお祈りやら願掛けだって、運を幸運に変える準備の1つじゃないかなって考えることができます。それは紛れもなく「その人の実力」だと僕は思います。
ポケモンカードって、それ以外の世界でも役に立たせることができる思想も学ぶことができるから本当に面白いですよね。これだからポケモンカードやめられない。皆さんはポケモンカードを通して学んだことはありますか?(^ω^)
今年に入ってからプライベートやら本業の方がやや慌ただしくなり始めたためにポケモンカードに時間を割くことが出来ず、サニランにも先月は1回しか行くことができませんでした。今月末には東北の強豪プレイヤーの皆さんがリードして開いて下さる「ナナホシ杯」が開催されるというのに、限られた時間を有意義に使用できていない自分のスキルの乏しさにもどかしさを感じて過ごしています。
それでも今僕がやらなきゃいけないこと、最低限やりたいことはちゃんとやれているし、ポケモンカードに関しても全く時間を作れていないわけではないので、この調子で何とかしてナナホシ杯当日を迎えたいと思います。そんな状況下に置かれて自分が勝ちに行けたら、それはとっても嬉しいなって僕は思うのです。
さて、僕がここ1年ぐらいかけてポケモンカードを通して学んだことで、是非とも皆さんにも考えて頂きたいと思っていることが1つありまして、今日はその内容を記事として書きたいと思います。最初に、以前にも使った決まり文句からこのお話を始めましょう。
この日記をご覧になっているポケモンカードプレイヤーの皆さんは
「今の自分が強くなるための工夫」として常日頃からどんなことを心がけていますか?
あらゆる物事に対する自分の考え方を豊かなものにすること。その情報源は例えば本だったり、他人の考え方を聞くことだったり、誰かのレポートを読んだことだったり、レシピを見たことだったり、何かしらのきっかけがあって自分で気付いたことだったりと、自分の考え方を豊かなものにするために沢山の情報を自分の中に吸収して、自分の力とします。それも自分が強くなるための工夫として捉えることができると僕は考えています。今回お話する内容は「運」に関するものです。
公式大会で勝てる人、結果を残せる人には、いわゆる「運を持っている人(ツイている人)」っていますよね。そういった方々に対して向けられる賞賛の意味合いで使われる言葉として「運も実力のうち」という物が世の中にはありますが、この言葉は果たしてどういう意味なのでしょうか。
「その人は運を持っているから実力がある」、「その人は運を呼び込むことができるから実力がある」など、色々な解釈があると思います。では、ただ運を持っている、呼び込むことが出来ればその人は常日頃から必ず勝てる物なのでしょうか。
ある日、東北の強豪プレイヤーである風車君は僕に向けてブログのコメントにて「サポの有無とかわかりやすい運もあるけど、一番いい手を見つけるのは実力だから自分の手札みて運の良さに気付くのも実力だと思うよ」という書き込みをしてくれました。僕はそれ以来、「運を持ってる人って何だろう」、「運を発揮するってどういうことだろう」、「運を発揮して結果を残せた人には何があるんだろう」と考えるようになりました。そして、1つの考え方に辿り着きました。
世の中には「棚からぼた餅」っていう言葉もありますよね。このことわざの意味合いとしては「思いがけない幸運が舞い込むことの例え」というものです。でも、僕はこの言葉に対してこう思うんですよね。棚からぼた餅が落ちてくる場所にいないと、ぼた餅なんか拾えないじゃんって。つまり、棚からぼた餅が落ちてくる(落ちてきそうな)場所に行くということは、運を掴むために必要な行動なのではないか。
僕は「運」と「幸運」は違うものだと考えています。
「運」というものは、その人の意思の影響は受けずに偶然やってくるものだが、その人にとって永続的なものではない。
それに対して「幸運」というものは、その人自身の行動次第で作り出せるものであり、それ故にその人にとって行動次第で永続的なものにすることができる。
ここで大事なのは、「幸運」が「永続的なものである」ではなく「永続的なものに『することができる』」ということです。
僕らが日頃からポケモンカードの構築やプレイングを練習するのは何のためでしょうね。大体の人はそのデッキを使用する上で「理想的な動き」を想定して練習していると思います。ということは、そのデッキを使用する上では「自分が運を持っていること」が大前提なんですよね。
しかしながら、ポケモンカードの世界には「事故」という言葉があります。「事故って負けた」なんて言葉は多くの人が口にしたことがあるでしょう。「相性が悪い」、「当たり運」という言葉もありますよね。そういう状況に遭遇した時に「運が無かった(ツイていなかった)」って言葉はセットでついてきますよね。では、その人はそうやって負けてしまった時に、敗因をその一言で済ませることでその人ははたして納得できるのでしょうか。
ポケモンカードの世界には「対策」っていう言葉も存在しますよね。それはどうしてなんでしょう。その問いに対する僕の中での答えは、苦手な相手と当たった時に自分が出来る限りの勝ち筋を用意し、それを使って自分が勝つためです。それは自分にどんな運がやってきたとしても、自分の手で幸運に変えるためではないでしょうか。それって僕の言う、棚からぼた餅が落ちてくる(落ちてきそうな)場所に行くということと同じじゃないでしょうか。だから、僕は幸運が行動次第で作り出せるものであり、永続的なものにもすることができると思うんです。
僕がこの記事を通して皆さんに何を伝えたいのかを簡単にまとめると、自分が運を手にしたいのであれば、自分ではいつ起こるか解らないタイミングを迎えるまでに、準備をする必要がある。それは自分が運を手にするための条件であり、自分が手にした運を永続的なものへ変えたいのであれば、その運を自分の力で幸運へと変えなければいけないということです。
公式大会で勝って、結果を残した人がさりげなく口に出す「運が良かった」という言葉。それははたして偶然なのでしょうか。僕はそう思いません。その人が運を手にし、それまでに運を幸運に変える準備をしてきたことで、その時に行動を実行できたからではないでしょうか。そう考えてみると、大事な試合や試験の前にするお祈りやら願掛けだって、運を幸運に変える準備の1つじゃないかなって考えることができます。それは紛れもなく「その人の実力」だと僕は思います。
ポケモンカードって、それ以外の世界でも役に立たせることができる思想も学ぶことができるから本当に面白いですよね。これだからポケモンカードやめられない。皆さんはポケモンカードを通して学んだことはありますか?(^ω^)
#55 2012年お世話になったカードたち 朗のトップ5
2013年1月18日 ポケカコラム コメント (6)(※この日記は長文になりますが、秘密日記にデッキレシピを2つほど掲載しているので最後まで見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。)
うる君が面白い記事を書いていたのでマネをしてみます。年度末に2012年の総括みたいな日記を書けなかったので、今更ですが備忘録として残す物ごしては調度良いかもしれません。BW環境が進むにつれて新しいパートナーが増えていきました。その中で「2012年を通して僕がすっごくお世話になったと思えるカードは何だろう」とお風呂に入りながらじっくり考え、まとまった結論をトップ5として書き残します。
1~4位はあっという間に決まりましたが、最後の5位を決めるのにとても悩みました。また、1位以外の順位付けも悩みました。1位のカードに対する思い入れはダントツだったのですが、それ以外のカードは「どのような面で僕を助けてくれたか」ということを念頭に置き、順位を決定してみました。果たして、並居る強豪を抑えて5位に輝いたカードと上位の4枚は何なんでしょうか?皆さんも予想してみて下さい。
皆さん予想は出来ましたか?
それでは早速、5位から順番に発表していきましょう!!
第5位 シンボラー(BK)
「お前かよっ!!」と思った方、「やっぱりな」と思った方などが沢山いらっしゃると思いますが、大抵の方々は前者でしょう(笑) このシンボラーは僕が愛用していた非EXアタッカーの1枚です。ご存知ない方も沢山いらっしゃると思いますが、このカードは「しんぴのまもり」のシンボラー(BW5)ではなく、テラキオン強化デッキに収録されている「サイコダメージ」の物です。公式大会では春のバトルカーニバルにて仙台、横浜、名古屋と全ての会場で使用しました。そのうち、仙台大会では僕をクライマックスステージまで導いてくれたキーカードになりました。仙台大会で使用したデッキ解説の際にこんなことを僕は書いていましたね。
さて、肝心のシンボラーですが「そっちかよ!」と思われた方が大多数だと感じます。バトルカーニバルの対戦中も20人中17人ほどの割合で「そのシンボラーのテキストを確認させて下さい」との申し出がありました。それぐらい、無名なシンボラーですがこのカードはミュウツーレースなどにおける優秀なアタッカーであると僕は考えています。その上に無色エネルギー3個で運用できるために、色々なデッキに入る可能性を大きく秘めています。更には、プラスパワーを活用することにより、しんぴのまもりのシンボラーを一撃で葬りさることができるのです。実は弱点が雷で低抗力が闘と、闘がメタの中心である環境の中で、地味でありながらも優秀な個性を持っています。
実は春のバトルカーニバルが終了してからも、サニーランド等でよく使用していました。ヨノワールやレジスチルEXなど、ばらまきによる戦略を中心としていたデッキによくピン刺しで採用していました。一時期はカメケルに入っていたことも(笑) 名古屋大会でみれさんから「そのカード嫌い…(笑)」と言われたこともあったっけ。それぐらい強烈な個性を放っていました。今では僕がポケモンカードを入れているリュックにクレーンゲームでゲットした安っぽいフォルムのぬいぐるみが守り神として、いつも僕を助けてくれています。形は変われど、シンボラーとは秋のバトルカーニバルも一緒に戦いました。これからも一緒に戦っていきます。
第4位 サザンドラ(BW5)
言わずとしれた悪エネルギーを自由に動かせるシステムデッキの要であり、優秀なアタッカーでもありますね。実は春のバトルカーニバルから秋のバトルカーニバルまで、ずっと大会の使用デッキ候補として常に入っていました。仮に僕が春の大阪大会に参加していたら、間違いなくサザンドラを使用していたと思います。その思いはずさママさんに託したのですが、残念ながら思うように環境に対応できなかったみたいでプレミアステージにて敗退してしまった模様です。
サザンドラとダークライEXの組み合わせは鉄板ではありますが、他にどんなアタッカーと組み合わせるかを春のバトルカーニバル前から風車クンと研究していました。仙台大会前までは「ミュウツーEX、シンボラー(BW5)、ビリジオン(BK)、トルネロスEX、シェイミEX、レシラムEX、テラキオン(BW2)」を試した記憶があります。結果的に仙台大会で使用するとしたら僕らが採用したアタッカーは「ミュウツーEX、シンボラー(BW5)、テラキオン(BW2)」でした。しかしながら、結果的に優勝したチームアチャモのミランが使用したサザンダークのレシピを見た時、僕らは驚愕しました。サザンダークを研究したからこそ解るのですが、彼らの構築力に対して、自分たちとの圧倒的な差を感じたのです。素直に感動しました。それ以来、サザンドラダークライの虜になった僕は単独で常に研究し続け、環境が変わるごとにデッキをチューンナップしていました。大阪大会を迎える頃には「レシラムEX、シンボラー(BW5)、テラキオンEX」を採用したレシピが中心となり、たまにゼクロム(BW1)やミュウEXを入れたりして遊んでました。そして、秋のバトルカーニバルでは「ケルディオEX、シンボラー(BW5)」を採用していました。ちなみに、このサザンダークに関しては構築が春と比べて大幅に変更してあります。その中身を札幌大会終了後にコイソさんへ公開した時、サザンダーク構築において、とある部分が同じ所に行きついたことに感動してもらえました。自分のやりたい事を心の底から解ってもらえる時ってすっごく嬉しいですよね。
サザンダークは自分の研究力と構築スキルを磨いてくれたと言っても過言ではないデッキです。結果的には一度も公式大会では使用しませんでしたが、常に僕の隣に居てくれました。しかしながら、先月BW8が発売し、今の自分にはサザンダークをもう活かすことができないと限界を感じ、役目を終わらせるためにデッキを崩しました。ちょっとだけ悲しかったのはそれだけ思い入れがあったからこそですね。プレイングに関しても僕がサザンダークを使用した時の周りからの評価はかなり高かったと思います。それぐらい僕には相性が良かったデッキなのかもしれません。折角なので、秘密日記で解体前のサザンダークのレシピを公開させて頂きたいと思います。興味がある方は是非ともご覧になって下さい。
第3位 ビクティニ(BTV)
僕を秋のバトルカーニバル札幌大会において、クライマックスステージへと導いてくれた最高のカードです。クライマックスステージでもデッキを変えて使用しましたが、パソコン通信でトラッシュしたのはお察し下さい。秋のバトルカーニバルにおいて、このカードはかなりの可能性を秘めていたと思います。特にギギギアル系統において一撃で処理してくれるのは言わずと知れた魅力ですね。その他にも、シビビールデッキで複数枚積んでいても、構築次第では「低コストで高出力を出し続けることの出来るとんでもないカード」として、僕の力になってくれました。
そして、このカードは僕が秋のバトルカーニバルで沢山の人と撮影した写真の決めポーズのモチーフともなってくれたカードでもあります。両手をくっ付けてVサイン、その合言葉は「Vジェネレート!!」 …出来る事ならば、東京大会のクライマックスステージでも「Vジェネレート!!」を決めたかったなぁ。
第2位 テラキオン(BW2)
使用回数だけを考えれば、今年の公式大会で最もお世話になったカードかもしれません。春の仙台大会では僕をクライマックスステージへ導き、クライマックスステージでも使用しました。クライマックスステージにおける唯一の勝利はテラキオンがかたきうちで決めてくれました。そして、秋のバトルカーニバルでは札幌大会のクライマックステージで相手にとって「とんでもないカメケルへの牽制カード」として活躍したり、東京大会において僕を3度目のクライマックスステージへまた導いてくれました。
「カメケルにテラキオンを採用する」という発想は僕が発案した物ではありませんが、公式大会で初めて実行したのは僕かと思われます。その説は色々なプレイヤーに対して衝撃を与えたかもしれませんね。特にチームアチャモのミランが感銘を受けて、大阪大会で使用したカメケルにテラキオンを採用してくれたことは本当に嬉しかったです。東京大会で彼からはとても感謝されました。素直に嬉しかったです。だけど、この発案は僕が元で無いのです…それが誰なのかは内緒ということで、どうかよろしくお願いします。
それと、折角なので僕が北海道大会のクライマックスステージで使用した「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」のレシピも秘密日記にて公開させて頂きます。きっと中身を見たら構築が温すぎて笑いますよ!!←
さて、残す所1位だけとなりました。
「まだあのカードが出ていない!!」とお気付きの方もいらっしゃると思います。
そして、これは偶然ですが「ここまで全て非EXのカード」が上位を締めています。
1位に輝いたカードは果たしてEXなのか、非EXなのか…それでは発表致します!!
第1位 エンペルト(BW4)
僕が2012年のポケモンカードライフにおいて、強くなることができたきっかけとなったカード。それは間違いなく「エンペルト」です。「BWで一番好きなカードは?」と聞かれても、真っ先にエンペルトの名前を挙げると思います。多分、この記事を読んでいる方々は大抵予想通りでしょうね。公式大会では春のバトルカーニバル仙台大会のクライマックスステージで使用しました。そして、僕がクライマックステージで唯一、勝利を収めているデッキはこれだけになります。僕にとってエンペルトは2進化デッキを愛するきっかけになったカードといっても過言ではありません。仙台大会終了後に1度崩してしまったのですが、名古屋大会をきっかけに再び組み直しました。他にもDN上で行われた「全日本ドロンキング決定戦」でエンペアギルダーを使用し、優勝を修めたことで僕の名前が「東北のエンペアギルダー使い」として全国知れ渡ったようです。お陰様で、検索ワードには毎日のように「エンペアギルダー レシピ」が並ぶようになりました。いつもありがとうございます!!
僕はこれまでエンペルトだけでも沢山のデッキタイプを研究してきました。実は秋のバトルカーニバルの使用デッキ候補にエンペルトは最後まで残っていたのです。今だから書けることですが、札幌大会のクライマックスステージで使用しようか本気で迷ったデッキは「エンペルトアギルダー」でした。僕はこのデッキの構築とプレイングに関して、人一倍自信があります。というか、エンペアギルダーが最も自信のあるデッキと言っても過言ではありません。尚且つ、札幌大会ではクライマックステージ全体を通して「エンペアギルダーが有利である環境だと知っていたなら使うべきだったろう」とも、未だに考えてしまいますが、やっぱり使えませんでした。不正行為ではなくても、不正行為まがいの行動は大嫌いなので、愛するデッキは後ろめたくない気持ちで使用したいです。ということで、仮に秋のバトルカーニバル日本一決定戦に出たとしたら、迷わずにエンペルトアギルダーを使用していました。しかしながら、そのデッキ選択としては悪くない物の、あの日最も話題となったモロバレルミルホッグの話題性には絶対に勝てませんでしたけどね(笑)
ちなみにこのタイミングで構築していたエンペルトアギルダーですが、以前に公開したレシピとは大幅に構築とプレイングスタイルが変わっています。その変更点や具体的なレシピは、とある事情により大変申し訳ありませんが公開することが出来ません。それでも、僕は今でも形を変えながらずっとエンペルトを愛用しています。現在の環境ではボルトロスEXやカメケルが目立つようになったので、エンペルトが生き抜くにはかなり厳しくなったとは思いますが、いつかまた花を咲かせることができる日を夢見て、僕はエンペルトを使用し続けます。
(番外編)
2012年お世話になったカードたちに惜しくも除外されてしまったカード一覧
・マッギョ(BW5)
・ダークライEX
・アギルダー(BW4)
・エモンガ(BW5)
・ヤミラミ(BW4)
・ランドロスEX
・トルネロスEX
・ミュウEX
・ケルディオEX
ちなみに5位に入れるか最後まで迷ったカードはマッギョでした。
それぞれのカードに沢山の思い入れがあるため、マッギョ以外は順不同です。
2012年お世話になったカードたちに最初から除外することが決まっていたカード一覧
・ミュウツーEX
沢山お世話になったけど、沢山苦しい思いもさせられました。
僕がクライマックスステージで負けた試合はいつもミュウツーEXが関与しています。
相手に使われても、自分が使っても負けるなんてよくあることですが、それにしても酷い。
ということで、ミュウツーEXは名誉ある除外です。もう勘弁して下さい。
長々と沢山思い入れを書いてしまいましたが、最後まで読んで頂いた方、本当にありがとうございます。僕にとっての2013年を共に戦うパートナーは一体、何になるのでしょうか。
これからどんなカードとの出会いが待っているのか。とっても楽しみです(^ω^)
うる君が面白い記事を書いていたのでマネをしてみます。年度末に2012年の総括みたいな日記を書けなかったので、今更ですが備忘録として残す物ごしては調度良いかもしれません。BW環境が進むにつれて新しいパートナーが増えていきました。その中で「2012年を通して僕がすっごくお世話になったと思えるカードは何だろう」とお風呂に入りながらじっくり考え、まとまった結論をトップ5として書き残します。
1~4位はあっという間に決まりましたが、最後の5位を決めるのにとても悩みました。また、1位以外の順位付けも悩みました。1位のカードに対する思い入れはダントツだったのですが、それ以外のカードは「どのような面で僕を助けてくれたか」ということを念頭に置き、順位を決定してみました。果たして、並居る強豪を抑えて5位に輝いたカードと上位の4枚は何なんでしょうか?皆さんも予想してみて下さい。
皆さん予想は出来ましたか?
それでは早速、5位から順番に発表していきましょう!!
第5位 シンボラー(BK)
「お前かよっ!!」と思った方、「やっぱりな」と思った方などが沢山いらっしゃると思いますが、大抵の方々は前者でしょう(笑) このシンボラーは僕が愛用していた非EXアタッカーの1枚です。ご存知ない方も沢山いらっしゃると思いますが、このカードは「しんぴのまもり」のシンボラー(BW5)ではなく、テラキオン強化デッキに収録されている「サイコダメージ」の物です。公式大会では春のバトルカーニバルにて仙台、横浜、名古屋と全ての会場で使用しました。そのうち、仙台大会では僕をクライマックスステージまで導いてくれたキーカードになりました。仙台大会で使用したデッキ解説の際にこんなことを僕は書いていましたね。
さて、肝心のシンボラーですが「そっちかよ!」と思われた方が大多数だと感じます。バトルカーニバルの対戦中も20人中17人ほどの割合で「そのシンボラーのテキストを確認させて下さい」との申し出がありました。それぐらい、無名なシンボラーですがこのカードはミュウツーレースなどにおける優秀なアタッカーであると僕は考えています。その上に無色エネルギー3個で運用できるために、色々なデッキに入る可能性を大きく秘めています。更には、プラスパワーを活用することにより、しんぴのまもりのシンボラーを一撃で葬りさることができるのです。実は弱点が雷で低抗力が闘と、闘がメタの中心である環境の中で、地味でありながらも優秀な個性を持っています。
実は春のバトルカーニバルが終了してからも、サニーランド等でよく使用していました。ヨノワールやレジスチルEXなど、ばらまきによる戦略を中心としていたデッキによくピン刺しで採用していました。一時期はカメケルに入っていたことも(笑) 名古屋大会でみれさんから「そのカード嫌い…(笑)」と言われたこともあったっけ。それぐらい強烈な個性を放っていました。今では僕がポケモンカードを入れているリュックにクレーンゲームでゲットした
第4位 サザンドラ(BW5)
言わずとしれた悪エネルギーを自由に動かせるシステムデッキの要であり、優秀なアタッカーでもありますね。実は春のバトルカーニバルから秋のバトルカーニバルまで、ずっと大会の使用デッキ候補として常に入っていました。仮に僕が春の大阪大会に参加していたら、間違いなくサザンドラを使用していたと思います。その思いはずさママさんに託したのですが、残念ながら思うように環境に対応できなかったみたいでプレミアステージにて敗退してしまった模様です。
サザンドラとダークライEXの組み合わせは鉄板ではありますが、他にどんなアタッカーと組み合わせるかを春のバトルカーニバル前から風車クンと研究していました。仙台大会前までは「ミュウツーEX、シンボラー(BW5)、ビリジオン(BK)、トルネロスEX、シェイミEX、レシラムEX、テラキオン(BW2)」を試した記憶があります。結果的に仙台大会で使用するとしたら僕らが採用したアタッカーは「ミュウツーEX、シンボラー(BW5)、テラキオン(BW2)」でした。しかしながら、結果的に優勝したチームアチャモのミランが使用したサザンダークのレシピを見た時、僕らは驚愕しました。サザンダークを研究したからこそ解るのですが、彼らの構築力に対して、自分たちとの圧倒的な差を感じたのです。素直に感動しました。それ以来、サザンドラダークライの虜になった僕は単独で常に研究し続け、環境が変わるごとにデッキをチューンナップしていました。大阪大会を迎える頃には「レシラムEX、シンボラー(BW5)、テラキオンEX」を採用したレシピが中心となり、たまにゼクロム(BW1)やミュウEXを入れたりして遊んでました。そして、秋のバトルカーニバルでは「ケルディオEX、シンボラー(BW5)」を採用していました。ちなみに、このサザンダークに関しては構築が春と比べて大幅に変更してあります。その中身を札幌大会終了後にコイソさんへ公開した時、サザンダーク構築において、とある部分が同じ所に行きついたことに感動してもらえました。自分のやりたい事を心の底から解ってもらえる時ってすっごく嬉しいですよね。
サザンダークは自分の研究力と構築スキルを磨いてくれたと言っても過言ではないデッキです。結果的には一度も公式大会では使用しませんでしたが、常に僕の隣に居てくれました。しかしながら、先月BW8が発売し、今の自分にはサザンダークをもう活かすことができないと限界を感じ、役目を終わらせるためにデッキを崩しました。ちょっとだけ悲しかったのはそれだけ思い入れがあったからこそですね。プレイングに関しても僕がサザンダークを使用した時の周りからの評価はかなり高かったと思います。それぐらい僕には相性が良かったデッキなのかもしれません。折角なので、秘密日記で解体前のサザンダークのレシピを公開させて頂きたいと思います。興味がある方は是非ともご覧になって下さい。
第3位 ビクティニ(BTV)
僕を秋のバトルカーニバル札幌大会において、クライマックスステージへと導いてくれた最高のカードです。クライマックスステージでもデッキを変えて使用しましたが、パソコン通信でトラッシュしたのはお察し下さい。秋のバトルカーニバルにおいて、このカードはかなりの可能性を秘めていたと思います。特にギギギアル系統において一撃で処理してくれるのは言わずと知れた魅力ですね。その他にも、シビビールデッキで複数枚積んでいても、構築次第では「低コストで高出力を出し続けることの出来るとんでもないカード」として、僕の力になってくれました。
そして、このカードは僕が秋のバトルカーニバルで沢山の人と撮影した写真の決めポーズのモチーフともなってくれたカードでもあります。両手をくっ付けてVサイン、その合言葉は「Vジェネレート!!」 …出来る事ならば、東京大会のクライマックスステージでも「Vジェネレート!!」を決めたかったなぁ。
第2位 テラキオン(BW2)
使用回数だけを考えれば、今年の公式大会で最もお世話になったカードかもしれません。春の仙台大会では僕をクライマックスステージへ導き、クライマックスステージでも使用しました。クライマックスステージにおける唯一の勝利はテラキオンがかたきうちで決めてくれました。そして、秋のバトルカーニバルでは札幌大会のクライマックステージで相手にとって「とんでもないカメケルへの牽制カード」として活躍したり、東京大会において僕を3度目のクライマックスステージへまた導いてくれました。
「カメケルにテラキオンを採用する」という発想は僕が発案した物ではありませんが、公式大会で初めて実行したのは僕かと思われます。その説は色々なプレイヤーに対して衝撃を与えたかもしれませんね。特にチームアチャモのミランが感銘を受けて、大阪大会で使用したカメケルにテラキオンを採用してくれたことは本当に嬉しかったです。東京大会で彼からはとても感謝されました。素直に嬉しかったです。だけど、この発案は僕が元で無いのです…それが誰なのかは内緒ということで、どうかよろしくお願いします。
それと、折角なので僕が北海道大会のクライマックスステージで使用した「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」のレシピも秘密日記にて公開させて頂きます。きっと中身を見たら構築が温すぎて笑いますよ!!←
さて、残す所1位だけとなりました。
「まだあのカードが出ていない!!」とお気付きの方もいらっしゃると思います。
そして、これは偶然ですが「ここまで全て非EXのカード」が上位を締めています。
1位に輝いたカードは果たしてEXなのか、非EXなのか…それでは発表致します!!
第1位 エンペルト(BW4)
僕が2012年のポケモンカードライフにおいて、強くなることができたきっかけとなったカード。それは間違いなく「エンペルト」です。「BWで一番好きなカードは?」と聞かれても、真っ先にエンペルトの名前を挙げると思います。多分、この記事を読んでいる方々は大抵予想通りでしょうね。公式大会では春のバトルカーニバル仙台大会のクライマックスステージで使用しました。そして、僕がクライマックステージで唯一、勝利を収めているデッキはこれだけになります。僕にとってエンペルトは2進化デッキを愛するきっかけになったカードといっても過言ではありません。仙台大会終了後に1度崩してしまったのですが、名古屋大会をきっかけに再び組み直しました。他にもDN上で行われた「全日本ドロンキング決定戦」でエンペアギルダーを使用し、優勝を修めたことで僕の名前が「東北のエンペアギルダー使い」として全国知れ渡ったようです。お陰様で、検索ワードには毎日のように「エンペアギルダー レシピ」が並ぶようになりました。いつもありがとうございます!!
僕はこれまでエンペルトだけでも沢山のデッキタイプを研究してきました。実は秋のバトルカーニバルの使用デッキ候補にエンペルトは最後まで残っていたのです。今だから書けることですが、札幌大会のクライマックスステージで使用しようか本気で迷ったデッキは「エンペルトアギルダー」でした。僕はこのデッキの構築とプレイングに関して、人一倍自信があります。というか、エンペアギルダーが最も自信のあるデッキと言っても過言ではありません。尚且つ、札幌大会ではクライマックステージ全体を通して「エンペアギルダーが有利である環境だと知っていたなら使うべきだったろう」とも、未だに考えてしまいますが、やっぱり使えませんでした。不正行為ではなくても、不正行為まがいの行動は大嫌いなので、愛するデッキは後ろめたくない気持ちで使用したいです。ということで、仮に秋のバトルカーニバル日本一決定戦に出たとしたら、迷わずにエンペルトアギルダーを使用していました。しかしながら、そのデッキ選択としては悪くない物の、あの日最も話題となったモロバレルミルホッグの話題性には絶対に勝てませんでしたけどね(笑)
ちなみにこのタイミングで構築していたエンペルトアギルダーですが、以前に公開したレシピとは大幅に構築とプレイングスタイルが変わっています。その変更点や具体的なレシピは、とある事情により大変申し訳ありませんが公開することが出来ません。それでも、僕は今でも形を変えながらずっとエンペルトを愛用しています。現在の環境ではボルトロスEXやカメケルが目立つようになったので、エンペルトが生き抜くにはかなり厳しくなったとは思いますが、いつかまた花を咲かせることができる日を夢見て、僕はエンペルトを使用し続けます。
(番外編)
2012年お世話になったカードたちに惜しくも除外されてしまったカード一覧
・マッギョ(BW5)
・ダークライEX
・アギルダー(BW4)
・エモンガ(BW5)
・ヤミラミ(BW4)
・ランドロスEX
・トルネロスEX
・ミュウEX
・ケルディオEX
ちなみに5位に入れるか最後まで迷ったカードはマッギョでした。
それぞれのカードに沢山の思い入れがあるため、マッギョ以外は順不同です。
2012年お世話になったカードたちに最初から除外することが決まっていたカード一覧
・ミュウツーEX
沢山お世話になったけど、沢山苦しい思いもさせられました。
僕がクライマックスステージで負けた試合はいつもミュウツーEXが関与しています。
相手に使われても、自分が使っても負けるなんてよくあることですが、それにしても酷い。
ということで、ミュウツーEXは名誉ある除外です。もう勘弁して下さい。
長々と沢山思い入れを書いてしまいましたが、最後まで読んで頂いた方、本当にありがとうございます。僕にとっての2013年を共に戦うパートナーは一体、何になるのでしょうか。
これからどんなカードとの出会いが待っているのか。とっても楽しみです(^ω^)
おはようございます。朗です。
月曜日に降った大雪が仙台でも沢山積もりました。自室の窓から見える向かいの民家の屋根を見ただけで外に出たくなくなりますが、どういうわけか雪が降ってからはわりとアクティブに外に出ています。先週、色々あって1週間で体重が2kgも減ってしまいましたが、私は元気です。現在のところ体調は概ね良好なので、この勢いを失わないように前へと進んでいきたいですね。
さて、昨日の夜に雪が降り積もった東北の地からとても素敵な情報が解禁されました。キャッチフレーズは「東北のプレイヤーのスキルアップを目指そう!」東北が誇る有名店舗であるサニーランド セラビ幸町店の有志プレイヤーによって企画された七夜の願い星カップ(ナナホシ杯) が遂にスタート致します。
http://nanahoshicup.diarynote.jp/
「自主大会を東北でもやってみたい!」というお話は、以前からカイリさんを中心とするメンバーから聞いていたのですが、遂にその思いを実現させるとのことなので大変喜ばしい限りです。カイリさんがずっと「東北に縁のある『ジラーチ』の名前を使ってイベントを考えたい」と僕らにお話してくれていたことはよく覚えています。その気持ちがこのようなタイトルとして銘打たれるとは、とっても心が踊りましたね。おそらく3人で決定したタイトルだと思われますが、ナナホシ杯というネーミングセンスの素晴らしさに感服です。地元の仙台を愛する者として、これほどまでに沢山の人から「素敵」と思って頂けるタイトルを考えた運営メンバーの皆さんは本当にすごい!!お見事です!!
僕はこの自主大会の運営には全く関与はしていませんが、カイリさんへお願いをしてプライズ(大会景品)を何点か寄贈させて頂くことになりました。 個人的なイメージとしては、僕が提供するプライズは特に小学生の子どもたちに対して、とても需要があると思います。そして、そのプライズはわりと大量に提供できるとも思います。もちろん、大人の皆さんにも需要があるかもしれません。果たしてそのプライズとは何なのか…それは、ナナホシ杯開催当日までのお楽しみです。ただ1つ言えることは、僕が寄贈させて頂くプライズによってナナホシ杯というイベントが少しでも盛況して頂けることが僕の願いです。そして、東北だけではなく他の地方の皆さんもご一緒に、沢山のポケカプレイヤーの皆さんがナナホシ杯へ参加して頂けるということ、こちらも心より願わせていただきます。
早速ですが、僕自身もナナホシ杯へのエントリーを済ませてきました。僕がこの大会で望むことは「店舗大会でも公式大会でもない自主大会という環境で、参加者同士で 『本気の勝負』が行えること」です。ポケモンカードにおいてコレクターとしての思考も無ければ、デッキビルダーとしての素質もない僕にとっては、対戦が大きな意義を占めています。対戦を通して沢山の世代の方々、いつもと違う環境で本気で魂をかけてぶつかり合える…非常に燃えますね。自分でいうのもなんですけど、公式大会等が具体例として挙げられるように、本気で勝ちに行くことを目指す環境における僕は、 いつも以上に強い ので、参加を予定されている皆さんは楽しみにしておくだけでなく、覚悟をしておいて下さい。やるからには僕は全力でやるので、皆さんも全力でかかってきて下さい。僕と本気の勝負しましょう。よろしくお願い致します!!
最後に、ナナホシ杯を企画して下さった運営メンバーの皆さんに感謝と、東北という地域がより盛り上がる願いの意味を込めて、この言葉で大会の宣伝文を締めさせて頂きます。
七夜の願い星カップ(ナナホシ杯)開催、本当におめでとうございます!!
月曜日に降った大雪が仙台でも沢山積もりました。自室の窓から見える向かいの民家の屋根を見ただけで外に出たくなくなりますが、どういうわけか雪が降ってからはわりとアクティブに外に出ています。先週、色々あって1週間で体重が2kgも減ってしまいましたが、私は元気です。現在のところ体調は概ね良好なので、この勢いを失わないように前へと進んでいきたいですね。
さて、昨日の夜に雪が降り積もった東北の地からとても素敵な情報が解禁されました。キャッチフレーズは「東北のプレイヤーのスキルアップを目指そう!」東北が誇る有名店舗であるサニーランド セラビ幸町店の有志プレイヤーによって企画された七夜の願い星カップ(ナナホシ杯) が遂にスタート致します。
http://nanahoshicup.diarynote.jp/
「自主大会を東北でもやってみたい!」というお話は、以前からカイリさんを中心とするメンバーから聞いていたのですが、遂にその思いを実現させるとのことなので大変喜ばしい限りです。カイリさんがずっと「東北に縁のある『ジラーチ』の名前を使ってイベントを考えたい」と僕らにお話してくれていたことはよく覚えています。その気持ちがこのようなタイトルとして銘打たれるとは、とっても心が踊りましたね。おそらく3人で決定したタイトルだと思われますが、ナナホシ杯というネーミングセンスの素晴らしさに感服です。地元の仙台を愛する者として、これほどまでに沢山の人から「素敵」と思って頂けるタイトルを考えた運営メンバーの皆さんは本当にすごい!!お見事です!!
僕はこの自主大会の運営には全く関与はしていませんが、カイリさんへお願いをしてプライズ(大会景品)を何点か寄贈させて頂くことになりました。 個人的なイメージとしては、僕が提供するプライズは特に小学生の子どもたちに対して、とても需要があると思います。そして、そのプライズはわりと大量に提供できるとも思います。もちろん、大人の皆さんにも需要があるかもしれません。果たしてそのプライズとは何なのか…それは、ナナホシ杯開催当日までのお楽しみです。ただ1つ言えることは、僕が寄贈させて頂くプライズによってナナホシ杯というイベントが少しでも盛況して頂けることが僕の願いです。そして、東北だけではなく他の地方の皆さんもご一緒に、沢山のポケカプレイヤーの皆さんがナナホシ杯へ参加して頂けるということ、こちらも心より願わせていただきます。
早速ですが、僕自身もナナホシ杯へのエントリーを済ませてきました。僕がこの大会で望むことは「店舗大会でも公式大会でもない自主大会という環境で、参加者同士で 『本気の勝負』が行えること」です。ポケモンカードにおいてコレクターとしての思考も無ければ、デッキビルダーとしての素質もない僕にとっては、対戦が大きな意義を占めています。対戦を通して沢山の世代の方々、いつもと違う環境で本気で魂をかけてぶつかり合える…非常に燃えますね。自分でいうのもなんですけど、公式大会等が具体例として挙げられるように、本気で勝ちに行くことを目指す環境における僕は、 いつも以上に強い ので、参加を予定されている皆さんは楽しみにしておくだけでなく、覚悟をしておいて下さい。やるからには僕は全力でやるので、皆さんも全力でかかってきて下さい。僕と本気の勝負しましょう。よろしくお願い致します!!
最後に、ナナホシ杯を企画して下さった運営メンバーの皆さんに感謝と、東北という地域がより盛り上がる願いの意味を込めて、この言葉で大会の宣伝文を締めさせて頂きます。
七夜の願い星カップ(ナナホシ杯)開催、本当におめでとうございます!!
#53 新年のご挨拶と2013年のポケモンカードにおける僕の抱負と目標
2013年1月6日 ポケカ日記遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
2012年は僕にとって飛躍の年になりました。しばらくの間、公式大会でまともな成績を残せていなかった自分が、春秋通して3会場で決勝トーナメントに進出し、その内3回もベスト8に残れたことは、今までの僕を考えると十分に誇れる成績です。しかしながら、これはあくまで過去の栄光でしかないんです。僕としては、いつまでも過去の栄光にしがみついていてはちゃんと前には進めないし、何よりもそれは男の子としてはとっても情けない考え方だと考えています。
そこで、2013年のポケモンカードにおける僕の抱負と目標をここに宣言したいと思います。
僕は未だに自分のことを「強いプレイヤー」だとは本気で思えません。それでも、世間的には僕の存在は「東北の強豪プレイヤーの1人」として認識して頂けているようなので、本当にありがたいです。そのような評価を頂いているにも関わらず、僕が自分のことをいつまで経っても「弱い」だとか、「大した実力を持ち合わせていない」などと口に出しているのも、何というか自分で自分のことがすっごく恥ずかしくなってきてしまったので、今年は 去年の僕が持つことが出来なかった「自信」というものをしっかりと持ち、それを尚且つ表向きにしてポケモンカードと向き合っていこう と決めました。
その具体的な目標は 「ポケモンカード公式大会で自分で納得のいく成績を修め、日本代表選手として世界大会へ出場する」という物です。昔の自分がずっと憧れていた夢の舞台に、僕は少しづつ近づけています。それならば、その気持ちをただの夢で終わらせるだけでなく、自分の手で掴み取ろうと思います。夢を見るだけなら誰でもできるけど、掴み取るのは容易なお話ではありません。だけど、夢って掴み取るためにあると僕は考えているんですよね。それならば、自発的に取り組んでこそ意義があるものだとも思います。ポケモンカードを通してこういった考え方に行き着くまでに大分、時間もかかったし、周り道もしましたが、今の自分ならその目標を達成できる「根拠のある自信」があります。それを口だけで終わらせることのないように、今年は精進していきます。
2013年もどうか、朗をよろしくお願いします。
今日は新春ポケモンカード始めの日です。いつも通り、サニーランドにて皆さんとの対戦を楽しみに行きますので、僕とお会いする皆さんも、どうか楽しみにしていて下さい。
(P・S)
皆さんから頂いていたコメントを常日頃からありがたく読ませていただいています。しかしながら、現在の僕は就活中の身でありまして、PCを通してあまりまとまった時間を作ることが出来ていません。よって、DN上における日記の閲覧もコメントの確認も全てスマートフォンから行っています。そのため、コメントへの返信が年末まで出来ませんでした。コメントを残してくださった皆さん、大変申し訳ありません。今年は出来る限り、ちゃんとした返信ができるように努力と工夫を致します。
2012年は僕にとって飛躍の年になりました。しばらくの間、公式大会でまともな成績を残せていなかった自分が、春秋通して3会場で決勝トーナメントに進出し、その内3回もベスト8に残れたことは、今までの僕を考えると十分に誇れる成績です。しかしながら、これはあくまで過去の栄光でしかないんです。僕としては、いつまでも過去の栄光にしがみついていてはちゃんと前には進めないし、何よりもそれは男の子としてはとっても情けない考え方だと考えています。
そこで、2013年のポケモンカードにおける僕の抱負と目標をここに宣言したいと思います。
僕は未だに自分のことを「強いプレイヤー」だとは本気で思えません。それでも、世間的には僕の存在は「東北の強豪プレイヤーの1人」として認識して頂けているようなので、本当にありがたいです。そのような評価を頂いているにも関わらず、僕が自分のことをいつまで経っても「弱い」だとか、「大した実力を持ち合わせていない」などと口に出しているのも、何というか自分で自分のことがすっごく恥ずかしくなってきてしまったので、今年は 去年の僕が持つことが出来なかった「自信」というものをしっかりと持ち、それを尚且つ表向きにしてポケモンカードと向き合っていこう と決めました。
その具体的な目標は 「ポケモンカード公式大会で自分で納得のいく成績を修め、日本代表選手として世界大会へ出場する」という物です。昔の自分がずっと憧れていた夢の舞台に、僕は少しづつ近づけています。それならば、その気持ちをただの夢で終わらせるだけでなく、自分の手で掴み取ろうと思います。夢を見るだけなら誰でもできるけど、掴み取るのは容易なお話ではありません。だけど、夢って掴み取るためにあると僕は考えているんですよね。それならば、自発的に取り組んでこそ意義があるものだとも思います。ポケモンカードを通してこういった考え方に行き着くまでに大分、時間もかかったし、周り道もしましたが、今の自分ならその目標を達成できる「根拠のある自信」があります。それを口だけで終わらせることのないように、今年は精進していきます。
2013年もどうか、朗をよろしくお願いします。
今日は新春ポケモンカード始めの日です。いつも通り、サニーランドにて皆さんとの対戦を楽しみに行きますので、僕とお会いする皆さんも、どうか楽しみにしていて下さい。
(P・S)
皆さんから頂いていたコメントを常日頃からありがたく読ませていただいています。しかしながら、現在の僕は就活中の身でありまして、PCを通してあまりまとまった時間を作ることが出来ていません。よって、DN上における日記の閲覧もコメントの確認も全てスマートフォンから行っています。そのため、コメントへの返信が年末まで出来ませんでした。コメントを残してくださった皆さん、大変申し訳ありません。今年は出来る限り、ちゃんとした返信ができるように努力と工夫を致します。
DNをご覧の皆さんお待たせいたしました、朗です。
これよりバトカニ東京大会2日間の対戦レポートを公開致します。
まず、始めに僕が今回の東京大会に参加したと知って驚いた方も沢山いらっしゃると思います。僕は札幌大会のレポートで「今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません」と書きました。この時にレポートで書いた気持ちに嘘偽りはありませんでした。それでも自分の中に「札幌大会の僕の結果がマグレだと思われるのが非常に怖い」、「まだまだやれる時間もチャンスもあるのに戦いに行かないのは勿体無いのではないか」という気持ちもあったのです。ということで、東北のプレイヤーには誰にも言わず今回の東京大会参加を決めました。
そのきっかけとなったのは僕が今シーズン、協力をして下さったとある方に「東京大会前日にラーメン二郎を食べに行きましょう」と誘われたからこそなんです。だから、僕は東京大会の期間中に同時に関東圏のラーメン二郎巡りの旅を同時に決行していました。東京大会の前日である22日から26日まで東京に滞在していましたが、その期間は「1日1二郎」を目標に計6店舗回ってきました。唯一、1日2二郎ができたのは東京大会前日のお話です(笑)
そして札幌大会と同様に東京大会前日は女の子とデートしていました。その子は「地元の後輩ちゃんかつ元彼女さんの親友」という不思議な位置付けにいる子です。流石に二郎には連れて行きませんでしたが、カラオケやらお茶やら僅かな時間でデートを楽しみました。札幌大会ほどではないけど、こういった意味ではポケモンカードに対して自発的に時間を割かない方がどうやら僕の性に合うようですね。僕は常日頃から女の子と遊ばないとやっていけないので、女の子とのデートはポケモンカードより大事です。←
さて、前置きがあまりにも長くなりすぎました。1日目のレポートに参りましょう。
【チャレンジステージ1週目】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
前回の記事にも書いたとおり札幌大会と構築は全く同じです。事故が許されない、なるべく多くとの相手との相性が悪くならないデッキ選択を求められる今回の環境下では、このデッキが僕の中では一番強いデッキだと考えていました。それと、僕が今大会で一番勝ちたかった相手はビーチが使用されているカメックスケルディオです。実は東京大会に参加する旨をこっそり伝えていた大阪大会に参加されたご友人から「トロピカルビーチを貸そうか?」との提案がありました。しかしながら、僕はお断りしました。あれだけトロピカルビーチを使わなくても勝ちに行ける環境なんだとDNで豪語しておきながら、自分がトロピカルビーチを使用するのは「何か違う」と感じたからです。ということで、トロピカルビーチを使用しないで僕が最も強いと考えたデッキに思いを託し、東京大会へと臨みました。
× 2‐6 テラキオンランドロスEXトルネロスEX
僕は初卓に座ることが出来なかったのでチャレンジステージの列に20分ぐらい並んでから、僕の東京大会が始まりました。スタッフに案内されて卓に座ると、どこかで見覚えのある相手かつスリーブだなぁ…思ったら、僕が春のバトルカーニバル横浜大会2日目初戦で敗北した相手でした。「あれ?前に対戦したことあったよね?」って僕からお話したら、向こうも少しだけ覚えていたようです。初っ端からものすごいプレッシャーをかけられた中で対戦が始まります。…と思ったら、相手の手札からはファーストチケット、場をオープンすると相手のバトル場はランドロスEX、僕はシビシラス×2枚。すいません、勝てるビジョンが全く見当たらないです。とにかく、シビビを展開しようにもキャッチャーで呼ばれて倒される、倒される。何とかライコウEXのボルテージアローでトルネロスEXを取るも、返しでテラキオンのかたきうちによりサイドを全部引かれてしまって試合終了。もう何ていうかどうしようもないです。無理です。心折れました。「僕の分もプレミアで勝ち上がって下さい…」と相手に伝え僕はチャレンジステージの列に並び直しました。
この時点でチャレンジステージには長蛇の列。待ち時間はおよそ45分~1時間ぐらいだったと思われます。何気に春の横浜大会よりは改善されていたんですね。それでも、ハンマーヘッド無双に心を折られた僕は、同じように並んでいたアスター君に対して「もうポケカやめて帰りたい…」と弱音を吐いていていました。それぐらいメンタルがあまりにも弱い僕です。豆腐より柔らかいんじゃないかってぐらいメンタルが弱いです。
しかしながら、その間に何だかんだでチャレンジステージ内のデッキ分布を観察することが出来ました。どうやら、この日はランドロスEXを使用した茶色デッキが一番目立っていたようです。ということは、シビビールデッキを使うのは自ら地雷を踏みにいくような物なので安牌とは言えません。僕は並び直している間に2周目ためにとっさの思いつきで持ち合わせのデッキを変更しました。
【チャレンジステージ2周目】
使用デッキ「ミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
はっきり言いましょう。このデッキはスパー用のデッキのためほとんど調整をしていません。というか、札幌2位に輝いたS木さんのデッキを元に僕なりの数枚差し替えて戦い方をアレンジしただけの準コピーデッキです。大きな違いと言えば「まんたんのくすりが入っていない」ことぐらいですね。これは今回のメインの使用デッキのために作ったスパー用のデッキなのです。しかしながら、偶然にも僕の戦い方に合わせて微調整を行っていた模様です。それが結果的に「ミラーマッチにおいてとても有利である」という構築になっていたことは自分でも驚きました。
僕がランドトルネを使用する上で最も心がけたスタンスは「攻撃は最大の防御」です。先にサイドを取って、サイドを取られたら取り返せ。それでも適わないのならば、工夫を凝らして最後までサイドを全て取りにいけというものです。S木さんのデッキと同様にサポーターが15枚も入っているので安定感が抜群です。まさか公式大会でチェレンをフル投入したデッキを自分が使用するとは思いませんでした(笑)
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
この対戦で自分のデッキがあまりにもミラーマッチに有利であることに気がつきました。先行1ターン目からタチワキどくさいみんふきぬけるが決まり、あとは終始押せ押せモード。途中でミュウツーEXを取られましたが、だいちにさばきの準備が完了し、手札にどくさいみん光線を握っていた僕に怖いものなんてありませんでした。そのまま圧勝です。
○ 1‐0 ミュウツーEXサーナイトゴチルゼル
どうやらお子さんとご一緒にポケモンカードを嗜まれているお父さんプレイヤーのようでした。それにしても初手にあまりにも恵まれすぎていて、大変申し訳ありませんが先行1ターン目で相手のゴチムをミュウツーEXの2個玉エックスボールで倒させて頂きました…1時間ほど並び直したというのに、本当に申し訳ありません…
○ 6‐0 ギギギアルコバルオンEX
ギギギアルデッキは踏んだら無理だと思っていたのですが、相手が思ったように展開出来なかった模様です。こちらが先行でタチワキどくさいみんランドロスEXハンマーヘッドでひたすらギアルを狩っていたら、いつの間にか場にはコバルオンEXのみ…あとはだいちのさばきとどくさいみん光線を決めてフィニッシュです。プラズマスチールを立てる隙を与えなくて本当に良かったです。
そんなこんなでプレミアステージへ無事に進出しました。その辺りからプレミアステージの待ち時間もやや飽和状態となっており、急ぎ足でプレミアステージの待機列に並びました。しかしながら、それは強大な壁にぶつかりに行ってしまった結果に繋がってしまったのです…
【プレミアステージ1週目】
○ 6‐3 ビクティニカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(mepoさん)
僕が先に対戦卓に着いて、やってきた相手が開口一番に「ねこわる先生じゃないですかー!!」言ってきました。(※「ねこわる」というのは僕にmixiネーム、Twitterネームのことです)
「えっ!?mepoさんですか!?」と驚きのあまり目を見開いてしまいまいした。何でこんな大事な試合で春の名古屋大会優勝者 兼 日本代表選手を踏まなきゃいけないんだよ…と。しかしながら、オフラインで会話をしたのも対面をしたのも実はこれが初めて。尚且つ、対戦も初めてです。普段はTwitter上でよくやり取りを行っていたので、オンラインではとてもお世話になっていました。その上、今年の日本代表選手ということで実力も申し分ない相手です。そのような強い相手とこの場で戦えるのは僕にとって喜びでもあります。ということで、プレミアステージ1戦目にて本気の真剣勝負を申込みました。mepoさんも僕の気持ちに乗ってくれたようで丁寧かつ明るい接し方で僕と対戦して下さいました。しかも、mepoさん自身もプレミアステージで2勝を決めていたので譲れない熱い物があったと思います。
対戦はこちら側がトルネロスEXスタートで相手がブラックキュレムEXスタートだったと思われます。確かmepoさんの先行で1ターン目からゼニガメを並べられて、ビーチを貼られて展開されたかと思われます。この流れで対戦相手は苦手意識の強かったカメケルビーチです。さて、この対戦で最も重要となるポイントはどこだろうと僕は頭の中で瞬時に弾き出しました。その中で僕が一番この対戦のビジョンとして特に重要視したことは、「トロピカルビーチによる展開に依存するならばフウロの使用枚数が多いことに注目し、タチワキシティジムへの張替えと、Nを相手の最も嫌がるタイミングで打ち込み続けること」、「サイドレースで非EXポケモンを絡めることでサイドの枚数の奇数に調整し、相手に対して最大限にNの効力をぶつけること」、「ブラックキュレムEXによるブラックバリスタが主軸のデッキのために相手のトラッシュに落ちるエネルギーと、エネルギー回収の枚数を常に確認すること」でした。結果から言ってしまえば、この作戦が大成功したんです。mepoさんは見事に僕の作戦に引っかかってくれました。僕がわざとベンチにランドロスEXを出したのは相手のサイドの枚数を調整するための囮です。そのままテラキオンのかたきうちによって相手にダメージカウンターを蓄積させることで、まんたんの使用を促したり、トルネロスEXのパワーブラストの射程圏内に常に収めることに成功しました。この試合に関しては、自分で言うのもなんですが、僕のプレイングがmepoさんよりも1枚上手だったとしか言い様がありません。しかしながら、相手がもしも3枚目のトロピカルビーチがサイド落ちしていなかったらどうなっていたのでしょうか。僕はデッキの中にタチワキシティジムを3枚入れていたとはいえ、割り続けられる自信があったかというと定かではありません。それらも引っ括めて僕の方が色々な物を持っていたんだとおもいます。試合が終了した瞬間に「ありがとうございました!!」とお互い熱い握手を交わすことが出来ました。mepoさんに「本当に強かった!!」と言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。個人的には今日1番の大金星です。こうなったら出来るところまで走り抜けるしかありません。「頑張ります!!」とmepoさんに伝え、僕は再びプレミアステージの待機列に並び直しました。
○ 6‐4 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
先程の試合で今日1番の大金星を決めたはずなのに、実はこの試合がこの日最も辛い勝ち方でした。ミラーマッチで相手にまんたんのくすりの有効活用してしまい。サイド2-4の状態から何とか巻き返して勝ちました。そこで決め手となったのはエネルギーつけかえの使用枚数とスクランブルスイッチを打ち込むタイミングでした。そしてミュウツーEXによるカードレースを春のバトルカーニバルから沢山経験してきた実力がここで最大限活かされたと思います。相手は僕に対して「絶対に勝てる」と思ったのではないでしょうか。その油断を僕が見抜いて、そこにNを打ち込む。これで相手はピッタリ止まりました。あとはこちら側がランドロスEXのだいちのさばきと、ミュウツーEXによるエックスボールカウンターを決めるだけです。この勝利も本当に嬉しかった。
○ 6‐0 ビクティニEXケルディオEXヤミラミダークライEX
タチワキどくさいみん光線を絡めたバッフロンとランドロスEXが大暴れしました。大変申し訳ありませんがこの試合はデッキ相性とプレイング技術による圧勝です。相手がエネルギーを充足する度に高打点高出力のワザを打ち込み続けたら相手が何も出来なくなってしまったようです。
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
2戦目と同じくミラーマッチではありますが、今度は終始僕がペースを握っていたので、ミラーマッチにおける理想的な勝ちへのビジョンを見通しながらサクサクと勝たせて頂きました。
○ 6‐1 ケルディオEXシンボラーヤミラミダークライEXサザンドラ
オレンジ色のサングラスをかけた不思議な方でした。何というかすっげぇ怪しい人のようなオーラをまとっていたと思います。デッキもサザンダークと雰囲気にマッチしていて良いですね…対戦が始まるとバトル場をオープンすると相手の初手はシンボラー。「あ、やばい、これどくさいみん光線かテラキオンかバッフロンじゃないと倒せないじゃん」と思ったら、相手がモノズやらダークライEXを沢山並べてくださいました。僕はひたすらシンボラーをどくさいみん光線で縛りながらランドロスEXによるモノズ狩りを決行。シンボラーはどくさいみん光線によるダメージでピッタリ僕の番が始まる前に落ちたので、後はバッフロンとランドロスEXが場をひたすら制圧して圧勝です。それにしても、この試合のお互いのプレイヤー間のテンションは以上に高かったと思います(笑)
○ 6‐0 ダストダスアイアント
この時点で残り時間は20分ぐらい。対戦相手はプレミアステージに上がってきたばかりの方だったようです。向こうから「時間も少ないですし勝ち筋が見つからなかったら投了致しますのでよろしくお願いします」と対戦前に言われました。しかしながら、僕は「ありがとうございます。だけど僕は、八百長地味たことは嫌いなんで真剣勝負でお願いします」と申し出て普通に対戦することになりました。制限時間が短くなっていくと人の心に余裕がなくなってしまいますよね。その中でこういった申し出をしてくださったこの方は本当に温かったです。これを「トス」だとかどうこう言うのはどうなんでしょうか。僕としては正直、そういう気遣いに対して、中傷されるのは気分が良くないですね。
そんなことはさておき対戦が始まると相手のデッキはなんとアイアント。「ええええええぇぇぇ!!」と思いながらもランドロスEXにエネを溜めながら、ハンマーヘッドでばらまきつつサポーターはチェレンで最低限のドローを心がけ、あとはだいちのさばきだけを言って勝ちました。レスキュースカーフによる何度も湧いてくるアイアントは本当に恐ろしかったです…山切れは起こさなかった物のこのタイミングでこのデッキはいくらなんでも怖すぎるだろう…と。
× 0‐2 カメックスケルディオEXテラキオンブラックキュレムEX(ミラン)
この時点で残り時間は5分弱。この時点で6連勝なら僕は何とか抜けられるだろうと、何も考えずプレミアステージの待機列に並びなおすと前にいたのはミランでした。どうやら、彼は5連勝だった模様です。「ん?5連勝なの?じゃあさっさと対戦をしようよ!」と僕から提案し、そのまま勝負を行いました。初手にはミュウツーEXとトルネロスEXがいましたが、僕は手札からミュウツーEXのみ場に出しました。先行を取りましたが「僕、時間ないんで2個玉つけてエックスボールしか言わないからよろしくね!」とミランにお話し、彼は見事2ターン目にカメックスを立ててブラックキュレムEXのブラックバリスタで僕のミュウツーEXを倒してくれました。これで何とか時間制限ギリギリに終了。お互いに6連勝としてプレミアステージを終えることができました。
さて、これを「トス」と見るかどうかは人それぞれです。僕は時間が無いなりに「真面目にお互いが早く終わらせるための勝負」をしました。僕の中ではこの行動はトスでも何でもありません。時間がなかったので「エックスボール1択で勝ちに行けるかを狙っただけ」です。ミランからは何もお願いされていません。これは僕の判断で勝手にやったことです。この僕の行動は「定められたルールの範囲内に則った戦略」である考えています。だから、八百長でも何でもありません。
僕はこの形式におけるルールも破っていないし、ポケモンカードにおけるある程度のモラルも持ち合わせています。そして、自分も勝ちに行くための行動にも全力を尽くしましたので自分に行動は何1つ間違っていないと心の底から言えます。そもそも、トス関連のお話ってこのプレミアステージ形式が「対戦する側に対戦相手を選ぶ権利が生じている」ということが問題だと思うんですよね。だったら、それを有効活用するのは戦略ではないでしょうか?それは「ポケカプレイヤーのモラルとしてはどうなのか」というお話はありますけど、問題に対する焦点をプレイヤーに対して当てるというのは何か違うと思うんですよ。そもそも、札幌大会でも感じていましたが、こういった「対戦相手を選ぶ」という行動は「ある一定の実力」が無ければ絶対にできることではありません。その為に運と実力の他にも「人脈」が必要というならば、それは全くもって酷いお話です。だけど、こればかりはプレイヤー自体には罪はないと僕は思っています。この形式を定めた上でこういった自体を推測かつ予防が出来なかった運営側の落ち度でしょう。とはいっても、僕は「トス」という今大会に出場したポケカプレイヤーを馬鹿にするような行為を「肯定する気は全くありません」のであしからず。僕自身が「トス」という行為を受けていない、していない立場だからこそ言えるお話です。
もしも今回のトス騒動に対して文句があるならば「この形式で今回の大会を企画した運営側」に言ってください。僕は何を言われたとしてもこの形式である限り考え方は変わらないと思います。そして、この形式でどうしても勝ちたいのであればその為の工夫を行ってください。ある程度の運と実力を持ち合わせていればそれは可能だと思います。
さて、6連勝で余裕で抜けられるだろうと考えていた矢先に、3連勝以上したプレイヤーが集合し結果を集計して、蓋を開けてみると何と7連勝が2人、6連勝が7人という札幌大会、大阪大会と比較するとありえないボーダーラインが決まっていました。こればかりは流石にいくら僕でも動揺しました。いや、プレミアステージ終了20分前の時点ではホワイトボードには「1位 5連勝2人 2位 4連勝 3人」と書いてあっただろうと。あんなにスタッフは入念にスコアチェックを行っていたはずなのに、このような事態が起こるのは一体どういうことなんでしょう?それらも引っ括めてこればかりは運営側の怠慢としか言い様がありません。僕が言いたいのは、この形式はどう考えても色々と問題が生じてしまう酷いものであると思うんです。次にシーズンでは改善されることを心の底から臨みます。
そんなこんなで7連勝のお2人は優先的に上位2名として勝ち上がり、残りの7名は1人の予選落ち枠を巡ってティーチャータカシマとじゃんけん大会です。ティーチャーの最初の手は「パー」で僕は「グー」…僕を含む3人は負けました。そして2回目のティーチャーの手も「パー」で僕は「グー」…僕ともう1人Oさんは負けました。最後の1枠を掴み取るために僕とOさんがじゃんけんすることになりました。結果は2回の「あいこ」の末にOさんが「グー」、僕が「パー」で勝利。この瞬間に「いよっしゃああああああ!!!」と2大会連続のクライマックスステージ進出を決めた喜びを抑えきれず、ステージ内で吠えてしまいました。
恐らく春の仙台大会のクライマックスステージでNTPPさんに勝利した時以上にうるさかったですよね…不快に思われてしまった方もいらっしゃったと思います。申し訳ありません。それぐらい、僕が勝ったことに喜びはそれぐらい大きな物でした。札幌大会で僕が残した結果が、この時点で「マグレでは無かった」と証明できたと思います。そして、札幌大会で置き忘れてきた物を取り戻す為のチャンスを再び掴むことができました。それが心の底から本当に嬉しかったです。
上位8名による順位付けの結果、僕の対戦相手はチームアチャモのY田君になりました。彼は僕が中学校2年生の時に、仙台で行われたジムオフィシャルで初めて知り合いました。その頃から、国内でもトッププレイヤーの位置にずっと立ち続けていた彼は、今も昔も僕にとって「憧れのプレイヤー」なのです。その彼と知り合ってから9年以上の月日が経ちましたが、実はお互い公式大会で勝負をするのは初めてだったんです。実は、2006年春に僕は今回の大阪大会で優勝したY田弟君とは、東北大会の予選で対戦したことがあります。その時の結果は引き分け。そして、彼は今回の大阪大会で優勝しました。さて、6年の月日を経て、今度はお兄さんであるY田君との対戦です。この運命的な巡り合わせに心の底から感謝しました。個人的には2010年の東日本ラストチャレンジで東北の強豪プレイヤーである山根がY田君相手に、本戦ベスト8で敗北を喫していたことも知っていたので、「東北の人間として山根の分もY田君を倒してやる」という気持ちで僕は彼との対戦に臨みました。
しかしながら、このタイミングでとんでもないことが置きました。それは僕が常日頃から愛用している右手首に身につけていた茶色い石のアクセサリーが突然、ブチッと切れてしまったのです。テーブル下に落ちてしまったことで慌ててしまった僕に対し、石を拾ってくれたスタッフの皆さんとY田君には本当に感謝しています。アクセサリー自体は100円なのでそこまで大した物ではないためどうでもいいんですが、いくらなんでもこのタイミングはないだろうと。お陰で不吉な出来事が起こってしまったことにより、ものすごく緊張してしまいました…(白目)
【クライマックスステージ】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
東京大会の本戦に出れたらこのデッキを使うということはずっと決めていました。いくらランドトルネが東京大会のプレミアステージまで活躍したからといっても、僕の中では確実に表彰台を狙って勝ちに行くためにはこのデッキを使用するしかありえませんでした。理由は上位8名によるデッキ分布を踏まえたことと、Y田君がビーチ入りカメケルを使用すると読んだ上での選択です。今シーズンの環境においてシビビールレックウザはかなり優位な位置付けにあると心の底から信じていました。そして、このデッキは僕にお力添えをして下さったとある人との絆を表す物でもあります。だからこそ、どうしてもこのデッキで勝ちに行きたかった。このデッキを選択したことは、これから書く「実際に起こってしまったとんでもないこと」を書いても、全く後悔していません。
× 0‐1 ビクティニケルディオEXシビビールミュウツーEXレックウザEX(Y田君)
初手はシラス、雷、アララギ、N、レベボ、スクラッパー、ブリッジとそこまで悪くない手札です。相手のデッキはビーチ入りのカメケルを読んでいました。じゃんけんでは負けて後攻。まぁ、1キルされる可能性は今までも無かったし何とかできるだろうと信じていました。そして対戦が始まり場をオープンすると僕はシビシラス、相手はミュウツーEX。僕は「あっ」と声を出してしまい、相手も「んっ…?」と山札をドローした後に2秒間手札を眺め、手札にあった2個玉を貼り「エックスボール!!」
_人人 人人_
> 突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
うん、負けました。死とは。
このエックスボールが決まる瞬間に僕は相手に向かって笑顔で手を差し伸べていたと思います。「ありがとうございました!!」としっかり握手を決めました。Y田君も「おっしゃあ!」と立ち上がってガッツポーズ!!それぐらい緊張していたんでしょうね…素直に嬉しかったです。試合が3秒で終わって緊張が吹っ切れてお互いにテンションが以上に高揚していたため、Y田君に対して自分から「イェイッ!!」とハイタッチを決めていました。
いやいやいやいや、こればかりはどうしようもないですって。シビビールデッキを使用する上でこういった出来後ごとが起こるのは普通に予測もできますし、シビビールデッキはそれを承知した上で使わなければいけません。調整でも札幌大会でも一度もそんなことは起こりませんでした。だから、僕はこのデッキを心の底から信じていました。別に裏切られていたとは思っていません、初手は良かったですし、僕の運が至らなかっただけです。だから、この負け方に関しては納得しています。というか、周りから観ても僕に対して「これは仕方ない」と言ってくれたので、それぐらいのレベルでどうしようもなかったです。だって、対戦相手のY田君も全く同じリスクを背負っていたんですから。彼も「これは仕方ないよな…」と話していました。それでも公式大会の場ですから、こればかりはその運を持ってる人が勝つんです。僕はその運を実力では掴み取れなかった。それだけのお話です。いや、悔しかったですけど、今回も「楽しかった」という気持ちの方が間違いなく強かったです。
そんなこんなで僕のバトルカーニバル東京大会は終了しました。いやぁ、表彰台に登るためにはまだまだ僕には実力が足りないんですね。素直にそう思いました。それで尚且つ、「あの舞台に今後こそ立ってやる」という気持ちに持って行けたので今大会に参加したのは僕にとってはとても有意義な物になったのではないでしょうか。そして何よりも最後まで自分の信念を貫き通すことが出来た。これが僕にとっては何よりも誇りです。
今シーズンで僕は沢山の方々から「君は強い」と言われるようになりました。特にチームアチャモのミランやY和さんという日本の名だたるトッププレイヤーの皆さんから言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。僕がこの1年間でやってきたことは「間違いではなかった」ということを、今シーズンは自分の力をもって証明できたと思います。
僕は1年前のバトルカーニバル東京大会からポケカプレイヤーとしての復帰を目指して公式大会の場に戻ってきました。その時の成績はなんと「チャレンジステージで1勝7敗」というとんでもなく今の自分が弱いということを実感するものでした。だからこそ、僕は強くなりたかったです。自分が「弱すぎる」と思ってしまうことが本当に悔しかったです。そのためにこの1年間でずっと自分を磨き続けてきました。最初のチャンスが到来したのは春の仙台大会でクライマックスステージに進出しベスト8になったこと。しかしながら、その後の横浜大会、名古屋大会ではイマイチの結果となってしまいました。その時はまだ僕は大した実力を持ち合わせていなかったんだと思います。
そして、「次のシーズンは自分のやりたいことを成し遂げる」という目標を掲げて、常日頃からお世話になっているサニーランドに通い、いっぱい対戦して、いっぱい負けて、ひたすら自分を磨きました。特に今シーズンは東北のポケカプレイヤー間で人間関係における問題は色々あったけど、その状況下でも僕に手を差し伸べてくれる人はいてくれたし、何よりも東北のポケカプレイヤーも含めて沢山の方々が僕のことを認めてくれていました。その中で掴み取ることができた2回のベスト8は僕の中では本当に胸を張って誇れる結果です。
ただし、僕は今の自分には満足していません。僕の最終目標は表彰台に戻ることです。それまでには小目標として「プレミアステージ進出」、中目標として「クライマックスステージ」というものがありました。僕はこの目標を2度達成しています。だけど、最終的な目標である「表彰台に登る」という部分にはあと1歩で手が届くというのに、僕は今回2回も手が届きませんでした。本当に心の底から悔しかったです。だけど、僕は今シーズンやるだけのことをやり遂げました。ポケモンカードを楽しむ上で自分はどのような人間であるべきかという信念は決して曲げずに最後まで戦い抜きました。これは自分に対して○をつけてあげてもいいかなぁと素直に思っています。
だけど、僕が自分に対して「決して強いプレイヤーではない」という考える気持ちはそう簡単に変わりません。僕は自分のことがこの世の誰よりも大嫌いで、誰よりも弱い人間であると心の底から思っているので、僕は本当に自分のことを強いと思えないのです。それでも、僕の実力や持っている物を認めてくれる方々が僕の周りには沢山いらっしゃいます。だからこそ、僕は「そんな弱い自分に打ち勝つ」という具体的な新しい目標が今シーズンを通して見つけることが出来ました。この目標を得られたことは僕にとっては大変大きな成果です。それを成し遂げられるように出来る限りのことを、僕はこれからも実行し続けます。
しかしながら、次のシーズンは自分がポケモンカードに対してどれだけのことが出来るか、まだ定かではありません。実は、僕は来月から大学生として卒業後の進路決定の為に就職活動を始めます。そして、来年度にはとあつ国家資格を取得するために病院での2ヶ月間の実習、そして国家試験を控えています。だから、僕が魂をかけるレベルでポケモンカードと向き合うことが出来たのは今シーズンまでだったんですよね。来月からはどのようにポケモンカードに対して時間が割けるのかは定かではありませんが、今後もサニーランドに通ったりSkype対戦をしたり僅かな時間を見つけてポケモンカードに触れ続けていようと思います。
そのためにはまず、耳に身につけている11個にピアスを外し、髪を黒く染め直すことから始めようと思います。流石にこの外見だと就職活動なんて出来ないので、親孝行するために、最初は外見から大人しくなろうと思います(笑)
そういえば、札幌大会や東京大会で初めてお会いした沢山の方々から言われたことがあります。「朗さんってDNではあんなに真面目な文章を書いているのに、実際にお会いしてみるとテンションが高い上に、ファッションやら髪型やら色々引っ括めてとてもチャラいですね(笑)」って。
申し訳ありませんが、それは僕にとって褒め言葉でしかありません。ギャップを狙っているわけではありませんが、僕は自他共に認める真面目人間なのですが、インターネット上の自分も、リアルの自分も引っ括めて「朗」という1人のポケカプレイヤーなのです。そして、基本的には女の子としか遊ばないレベルで、世間一般で言う「チャラい」と呼ばれてしまう人間なのかもしれません。いつものようにそういったこと言われても、僕は否定できないようなポジションに立っているので何も返す言葉はありません。だけど、その方が面白いでしょう?(笑)
さて、色々と余計なお話を書きすぎてしまったせいで、長くなってしまいましたが僕がこの対戦レポートを通して伝えたいことは概ね書き上げることが出来たと思います。というか、書きたいことはまだまだあるんですけど、ここに書くのは勿体ないことが沢山あるので書きたくありません。当然、他にも沢山の方々へ伝えたい面白いお話は沢山あるのですが、それは実際に僕とお会いした時にお話させてください。きっと、受ける感動もその方が数倍大きな物になり得ると思います。ということで、皆さん僕とまた何処かでお会いしましょう。その時まで僕は楽しみを溜めておきます。僕にとって人との出会いは一生の財産です。
最後に東京大会2日目の簡易的な対戦レポートを書いて、今シーズンの公式大会のレポートを締めくくりたいと思います。
使用デッキ:「ケルディオEXミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
(前日に使用したデッキから数枚差し替えてミラー対策をより強化した速攻デッキです)
0‐2 ギギギアルコバルオンEX
3‐0 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX(NOWさん)
6‐2 ケルディオEXヤミラミダークライEXトルネロス
5‐0 ビクティニEXギラティナシンボラー
6‐2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX
6‐2 カメックスキュレムケルディオEX
3‐0 カメックスケルディオEX
6‐3 ケルディオEXヤミラミダークライEX(Y田妹ちゃん)
6‐2 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
6‐4 ヤミラミダークライEXトルネロスEX
【戦績:9勝1敗 抽選券4枚獲得】
これほどまでに、長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、次のシーズンに沢山の人と対戦できることを僕は楽しみにしています。
11月28日 朗
これよりバトカニ東京大会2日間の対戦レポートを公開致します。
まず、始めに僕が今回の東京大会に参加したと知って驚いた方も沢山いらっしゃると思います。僕は札幌大会のレポートで「今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません」と書きました。この時にレポートで書いた気持ちに嘘偽りはありませんでした。それでも自分の中に「札幌大会の僕の結果がマグレだと思われるのが非常に怖い」、「まだまだやれる時間もチャンスもあるのに戦いに行かないのは勿体無いのではないか」という気持ちもあったのです。ということで、東北のプレイヤーには誰にも言わず今回の東京大会参加を決めました。
そのきっかけとなったのは僕が今シーズン、協力をして下さったとある方に「東京大会前日にラーメン二郎を食べに行きましょう」と誘われたからこそなんです。だから、僕は東京大会の期間中に同時に関東圏のラーメン二郎巡りの旅を同時に決行していました。東京大会の前日である22日から26日まで東京に滞在していましたが、その期間は「1日1二郎」を目標に計6店舗回ってきました。唯一、1日2二郎ができたのは東京大会前日のお話です(笑)
そして札幌大会と同様に東京大会前日は女の子とデートしていました。その子は「地元の後輩ちゃんかつ元彼女さんの親友」という不思議な位置付けにいる子です。流石に二郎には連れて行きませんでしたが、カラオケやらお茶やら僅かな時間でデートを楽しみました。札幌大会ほどではないけど、こういった意味ではポケモンカードに対して自発的に時間を割かない方がどうやら僕の性に合うようですね。僕は常日頃から女の子と遊ばないとやっていけないので、女の子とのデートはポケモンカードより大事です。←
さて、前置きがあまりにも長くなりすぎました。1日目のレポートに参りましょう。
【チャレンジステージ1週目】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
前回の記事にも書いたとおり札幌大会と構築は全く同じです。事故が許されない、なるべく多くとの相手との相性が悪くならないデッキ選択を求められる今回の環境下では、このデッキが僕の中では一番強いデッキだと考えていました。それと、僕が今大会で一番勝ちたかった相手はビーチが使用されているカメックスケルディオです。実は東京大会に参加する旨をこっそり伝えていた大阪大会に参加されたご友人から「トロピカルビーチを貸そうか?」との提案がありました。しかしながら、僕はお断りしました。あれだけトロピカルビーチを使わなくても勝ちに行ける環境なんだとDNで豪語しておきながら、自分がトロピカルビーチを使用するのは「何か違う」と感じたからです。ということで、トロピカルビーチを使用しないで僕が最も強いと考えたデッキに思いを託し、東京大会へと臨みました。
× 2‐6 テラキオンランドロスEXトルネロスEX
僕は初卓に座ることが出来なかったのでチャレンジステージの列に20分ぐらい並んでから、僕の東京大会が始まりました。スタッフに案内されて卓に座ると、どこかで見覚えのある相手かつスリーブだなぁ…思ったら、僕が春のバトルカーニバル横浜大会2日目初戦で敗北した相手でした。「あれ?前に対戦したことあったよね?」って僕からお話したら、向こうも少しだけ覚えていたようです。初っ端からものすごいプレッシャーをかけられた中で対戦が始まります。…と思ったら、相手の手札からはファーストチケット、場をオープンすると相手のバトル場はランドロスEX、僕はシビシラス×2枚。すいません、勝てるビジョンが全く見当たらないです。とにかく、シビビを展開しようにもキャッチャーで呼ばれて倒される、倒される。何とかライコウEXのボルテージアローでトルネロスEXを取るも、返しでテラキオンのかたきうちによりサイドを全部引かれてしまって試合終了。もう何ていうかどうしようもないです。無理です。心折れました。「僕の分もプレミアで勝ち上がって下さい…」と相手に伝え僕はチャレンジステージの列に並び直しました。
この時点でチャレンジステージには長蛇の列。待ち時間はおよそ45分~1時間ぐらいだったと思われます。何気に春の横浜大会よりは改善されていたんですね。それでも、ハンマーヘッド無双に心を折られた僕は、同じように並んでいたアスター君に対して「もうポケカやめて帰りたい…」と弱音を吐いていていました。それぐらいメンタルがあまりにも弱い僕です。豆腐より柔らかいんじゃないかってぐらいメンタルが弱いです。
しかしながら、その間に何だかんだでチャレンジステージ内のデッキ分布を観察することが出来ました。どうやら、この日はランドロスEXを使用した茶色デッキが一番目立っていたようです。ということは、シビビールデッキを使うのは自ら地雷を踏みにいくような物なので安牌とは言えません。僕は並び直している間に2周目ためにとっさの思いつきで持ち合わせのデッキを変更しました。
【チャレンジステージ2周目】
使用デッキ「ミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
はっきり言いましょう。このデッキはスパー用のデッキのためほとんど調整をしていません。というか、札幌2位に輝いたS木さんのデッキを元に僕なりの数枚差し替えて戦い方をアレンジしただけの準コピーデッキです。大きな違いと言えば「まんたんのくすりが入っていない」ことぐらいですね。これは今回のメインの使用デッキのために作ったスパー用のデッキなのです。しかしながら、偶然にも僕の戦い方に合わせて微調整を行っていた模様です。それが結果的に「ミラーマッチにおいてとても有利である」という構築になっていたことは自分でも驚きました。
僕がランドトルネを使用する上で最も心がけたスタンスは「攻撃は最大の防御」です。先にサイドを取って、サイドを取られたら取り返せ。それでも適わないのならば、工夫を凝らして最後までサイドを全て取りにいけというものです。S木さんのデッキと同様にサポーターが15枚も入っているので安定感が抜群です。まさか公式大会でチェレンをフル投入したデッキを自分が使用するとは思いませんでした(笑)
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
この対戦で自分のデッキがあまりにもミラーマッチに有利であることに気がつきました。先行1ターン目からタチワキどくさいみんふきぬけるが決まり、あとは終始押せ押せモード。途中でミュウツーEXを取られましたが、だいちにさばきの準備が完了し、手札にどくさいみん光線を握っていた僕に怖いものなんてありませんでした。そのまま圧勝です。
○ 1‐0 ミュウツーEXサーナイトゴチルゼル
どうやらお子さんとご一緒にポケモンカードを嗜まれているお父さんプレイヤーのようでした。それにしても初手にあまりにも恵まれすぎていて、大変申し訳ありませんが先行1ターン目で相手のゴチムをミュウツーEXの2個玉エックスボールで倒させて頂きました…1時間ほど並び直したというのに、本当に申し訳ありません…
○ 6‐0 ギギギアルコバルオンEX
ギギギアルデッキは踏んだら無理だと思っていたのですが、相手が思ったように展開出来なかった模様です。こちらが先行でタチワキどくさいみんランドロスEXハンマーヘッドでひたすらギアルを狩っていたら、いつの間にか場にはコバルオンEXのみ…あとはだいちのさばきとどくさいみん光線を決めてフィニッシュです。プラズマスチールを立てる隙を与えなくて本当に良かったです。
そんなこんなでプレミアステージへ無事に進出しました。その辺りからプレミアステージの待ち時間もやや飽和状態となっており、急ぎ足でプレミアステージの待機列に並びました。しかしながら、それは強大な壁にぶつかりに行ってしまった結果に繋がってしまったのです…
【プレミアステージ1週目】
○ 6‐3 ビクティニカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(mepoさん)
僕が先に対戦卓に着いて、やってきた相手が開口一番に「ねこわる先生じゃないですかー!!」言ってきました。(※「ねこわる」というのは僕にmixiネーム、Twitterネームのことです)
「えっ!?mepoさんですか!?」と驚きのあまり目を見開いてしまいまいした。何でこんな大事な試合で春の名古屋大会優勝者 兼 日本代表選手を踏まなきゃいけないんだよ…と。しかしながら、オフラインで会話をしたのも対面をしたのも実はこれが初めて。尚且つ、対戦も初めてです。普段はTwitter上でよくやり取りを行っていたので、オンラインではとてもお世話になっていました。その上、今年の日本代表選手ということで実力も申し分ない相手です。そのような強い相手とこの場で戦えるのは僕にとって喜びでもあります。ということで、プレミアステージ1戦目にて本気の真剣勝負を申込みました。mepoさんも僕の気持ちに乗ってくれたようで丁寧かつ明るい接し方で僕と対戦して下さいました。しかも、mepoさん自身もプレミアステージで2勝を決めていたので譲れない熱い物があったと思います。
対戦はこちら側がトルネロスEXスタートで相手がブラックキュレムEXスタートだったと思われます。確かmepoさんの先行で1ターン目からゼニガメを並べられて、ビーチを貼られて展開されたかと思われます。この流れで対戦相手は苦手意識の強かったカメケルビーチです。さて、この対戦で最も重要となるポイントはどこだろうと僕は頭の中で瞬時に弾き出しました。その中で僕が一番この対戦のビジョンとして特に重要視したことは、「トロピカルビーチによる展開に依存するならばフウロの使用枚数が多いことに注目し、タチワキシティジムへの張替えと、Nを相手の最も嫌がるタイミングで打ち込み続けること」、「サイドレースで非EXポケモンを絡めることでサイドの枚数の奇数に調整し、相手に対して最大限にNの効力をぶつけること」、「ブラックキュレムEXによるブラックバリスタが主軸のデッキのために相手のトラッシュに落ちるエネルギーと、エネルギー回収の枚数を常に確認すること」でした。結果から言ってしまえば、この作戦が大成功したんです。mepoさんは見事に僕の作戦に引っかかってくれました。僕がわざとベンチにランドロスEXを出したのは相手のサイドの枚数を調整するための囮です。そのままテラキオンのかたきうちによって相手にダメージカウンターを蓄積させることで、まんたんの使用を促したり、トルネロスEXのパワーブラストの射程圏内に常に収めることに成功しました。この試合に関しては、自分で言うのもなんですが、僕のプレイングがmepoさんよりも1枚上手だったとしか言い様がありません。しかしながら、相手がもしも3枚目のトロピカルビーチがサイド落ちしていなかったらどうなっていたのでしょうか。僕はデッキの中にタチワキシティジムを3枚入れていたとはいえ、割り続けられる自信があったかというと定かではありません。それらも引っ括めて僕の方が色々な物を持っていたんだとおもいます。試合が終了した瞬間に「ありがとうございました!!」とお互い熱い握手を交わすことが出来ました。mepoさんに「本当に強かった!!」と言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。個人的には今日1番の大金星です。こうなったら出来るところまで走り抜けるしかありません。「頑張ります!!」とmepoさんに伝え、僕は再びプレミアステージの待機列に並び直しました。
○ 6‐4 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
先程の試合で今日1番の大金星を決めたはずなのに、実はこの試合がこの日最も辛い勝ち方でした。ミラーマッチで相手にまんたんのくすりの有効活用してしまい。サイド2-4の状態から何とか巻き返して勝ちました。そこで決め手となったのはエネルギーつけかえの使用枚数とスクランブルスイッチを打ち込むタイミングでした。そしてミュウツーEXによるカードレースを春のバトルカーニバルから沢山経験してきた実力がここで最大限活かされたと思います。相手は僕に対して「絶対に勝てる」と思ったのではないでしょうか。その油断を僕が見抜いて、そこにNを打ち込む。これで相手はピッタリ止まりました。あとはこちら側がランドロスEXのだいちのさばきと、ミュウツーEXによるエックスボールカウンターを決めるだけです。この勝利も本当に嬉しかった。
○ 6‐0 ビクティニEXケルディオEXヤミラミダークライEX
タチワキどくさいみん光線を絡めたバッフロンとランドロスEXが大暴れしました。大変申し訳ありませんがこの試合はデッキ相性とプレイング技術による圧勝です。相手がエネルギーを充足する度に高打点高出力のワザを打ち込み続けたら相手が何も出来なくなってしまったようです。
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
2戦目と同じくミラーマッチではありますが、今度は終始僕がペースを握っていたので、ミラーマッチにおける理想的な勝ちへのビジョンを見通しながらサクサクと勝たせて頂きました。
○ 6‐1 ケルディオEXシンボラーヤミラミダークライEXサザンドラ
オレンジ色のサングラスをかけた不思議な方でした。何というかすっげぇ怪しい人のようなオーラをまとっていたと思います。デッキもサザンダークと雰囲気にマッチしていて良いですね…対戦が始まるとバトル場をオープンすると相手の初手はシンボラー。「あ、やばい、これどくさいみん光線かテラキオンかバッフロンじゃないと倒せないじゃん」と思ったら、相手がモノズやらダークライEXを沢山並べてくださいました。僕はひたすらシンボラーをどくさいみん光線で縛りながらランドロスEXによるモノズ狩りを決行。シンボラーはどくさいみん光線によるダメージでピッタリ僕の番が始まる前に落ちたので、後はバッフロンとランドロスEXが場をひたすら制圧して圧勝です。それにしても、この試合のお互いのプレイヤー間のテンションは以上に高かったと思います(笑)
○ 6‐0 ダストダスアイアント
この時点で残り時間は20分ぐらい。対戦相手はプレミアステージに上がってきたばかりの方だったようです。向こうから「時間も少ないですし勝ち筋が見つからなかったら投了致しますのでよろしくお願いします」と対戦前に言われました。しかしながら、僕は「ありがとうございます。だけど僕は、八百長地味たことは嫌いなんで真剣勝負でお願いします」と申し出て普通に対戦することになりました。制限時間が短くなっていくと人の心に余裕がなくなってしまいますよね。その中でこういった申し出をしてくださったこの方は本当に温かったです。これを「トス」だとかどうこう言うのはどうなんでしょうか。僕としては正直、そういう気遣いに対して、中傷されるのは気分が良くないですね。
そんなことはさておき対戦が始まると相手のデッキはなんとアイアント。「ええええええぇぇぇ!!」と思いながらもランドロスEXにエネを溜めながら、ハンマーヘッドでばらまきつつサポーターはチェレンで最低限のドローを心がけ、あとはだいちのさばきだけを言って勝ちました。レスキュースカーフによる何度も湧いてくるアイアントは本当に恐ろしかったです…山切れは起こさなかった物のこのタイミングでこのデッキはいくらなんでも怖すぎるだろう…と。
× 0‐2 カメックスケルディオEXテラキオンブラックキュレムEX(ミラン)
この時点で残り時間は5分弱。この時点で6連勝なら僕は何とか抜けられるだろうと、何も考えずプレミアステージの待機列に並びなおすと前にいたのはミランでした。どうやら、彼は5連勝だった模様です。「ん?5連勝なの?じゃあさっさと対戦をしようよ!」と僕から提案し、そのまま勝負を行いました。初手にはミュウツーEXとトルネロスEXがいましたが、僕は手札からミュウツーEXのみ場に出しました。先行を取りましたが「僕、時間ないんで2個玉つけてエックスボールしか言わないからよろしくね!」とミランにお話し、彼は見事2ターン目にカメックスを立ててブラックキュレムEXのブラックバリスタで僕のミュウツーEXを倒してくれました。これで何とか時間制限ギリギリに終了。お互いに6連勝としてプレミアステージを終えることができました。
さて、これを「トス」と見るかどうかは人それぞれです。僕は時間が無いなりに「真面目にお互いが早く終わらせるための勝負」をしました。僕の中ではこの行動はトスでも何でもありません。時間がなかったので「エックスボール1択で勝ちに行けるかを狙っただけ」です。ミランからは何もお願いされていません。これは僕の判断で勝手にやったことです。この僕の行動は「定められたルールの範囲内に則った戦略」である考えています。だから、八百長でも何でもありません。
僕はこの形式におけるルールも破っていないし、ポケモンカードにおけるある程度のモラルも持ち合わせています。そして、自分も勝ちに行くための行動にも全力を尽くしましたので自分に行動は何1つ間違っていないと心の底から言えます。そもそも、トス関連のお話ってこのプレミアステージ形式が「対戦する側に対戦相手を選ぶ権利が生じている」ということが問題だと思うんですよね。だったら、それを有効活用するのは戦略ではないでしょうか?それは「ポケカプレイヤーのモラルとしてはどうなのか」というお話はありますけど、問題に対する焦点をプレイヤーに対して当てるというのは何か違うと思うんですよ。そもそも、札幌大会でも感じていましたが、こういった「対戦相手を選ぶ」という行動は「ある一定の実力」が無ければ絶対にできることではありません。その為に運と実力の他にも「人脈」が必要というならば、それは全くもって酷いお話です。だけど、こればかりはプレイヤー自体には罪はないと僕は思っています。この形式を定めた上でこういった自体を推測かつ予防が出来なかった運営側の落ち度でしょう。とはいっても、僕は「トス」という今大会に出場したポケカプレイヤーを馬鹿にするような行為を「肯定する気は全くありません」のであしからず。僕自身が「トス」という行為を受けていない、していない立場だからこそ言えるお話です。
もしも今回のトス騒動に対して文句があるならば「この形式で今回の大会を企画した運営側」に言ってください。僕は何を言われたとしてもこの形式である限り考え方は変わらないと思います。そして、この形式でどうしても勝ちたいのであればその為の工夫を行ってください。ある程度の運と実力を持ち合わせていればそれは可能だと思います。
さて、6連勝で余裕で抜けられるだろうと考えていた矢先に、3連勝以上したプレイヤーが集合し結果を集計して、蓋を開けてみると何と7連勝が2人、6連勝が7人という札幌大会、大阪大会と比較するとありえないボーダーラインが決まっていました。こればかりは流石にいくら僕でも動揺しました。いや、プレミアステージ終了20分前の時点ではホワイトボードには「1位 5連勝2人 2位 4連勝 3人」と書いてあっただろうと。あんなにスタッフは入念にスコアチェックを行っていたはずなのに、このような事態が起こるのは一体どういうことなんでしょう?それらも引っ括めてこればかりは運営側の怠慢としか言い様がありません。僕が言いたいのは、この形式はどう考えても色々と問題が生じてしまう酷いものであると思うんです。次にシーズンでは改善されることを心の底から臨みます。
そんなこんなで7連勝のお2人は優先的に上位2名として勝ち上がり、残りの7名は1人の予選落ち枠を巡ってティーチャータカシマとじゃんけん大会です。ティーチャーの最初の手は「パー」で僕は「グー」…僕を含む3人は負けました。そして2回目のティーチャーの手も「パー」で僕は「グー」…僕ともう1人Oさんは負けました。最後の1枠を掴み取るために僕とOさんがじゃんけんすることになりました。結果は2回の「あいこ」の末にOさんが「グー」、僕が「パー」で勝利。この瞬間に「いよっしゃああああああ!!!」と2大会連続のクライマックスステージ進出を決めた喜びを抑えきれず、ステージ内で吠えてしまいました。
恐らく春の仙台大会のクライマックスステージでNTPPさんに勝利した時以上にうるさかったですよね…不快に思われてしまった方もいらっしゃったと思います。申し訳ありません。それぐらい、僕が勝ったことに喜びはそれぐらい大きな物でした。札幌大会で僕が残した結果が、この時点で「マグレでは無かった」と証明できたと思います。そして、札幌大会で置き忘れてきた物を取り戻す為のチャンスを再び掴むことができました。それが心の底から本当に嬉しかったです。
上位8名による順位付けの結果、僕の対戦相手はチームアチャモのY田君になりました。彼は僕が中学校2年生の時に、仙台で行われたジムオフィシャルで初めて知り合いました。その頃から、国内でもトッププレイヤーの位置にずっと立ち続けていた彼は、今も昔も僕にとって「憧れのプレイヤー」なのです。その彼と知り合ってから9年以上の月日が経ちましたが、実はお互い公式大会で勝負をするのは初めてだったんです。実は、2006年春に僕は今回の大阪大会で優勝したY田弟君とは、東北大会の予選で対戦したことがあります。その時の結果は引き分け。そして、彼は今回の大阪大会で優勝しました。さて、6年の月日を経て、今度はお兄さんであるY田君との対戦です。この運命的な巡り合わせに心の底から感謝しました。個人的には2010年の東日本ラストチャレンジで東北の強豪プレイヤーである山根がY田君相手に、本戦ベスト8で敗北を喫していたことも知っていたので、「東北の人間として山根の分もY田君を倒してやる」という気持ちで僕は彼との対戦に臨みました。
しかしながら、このタイミングでとんでもないことが置きました。それは僕が常日頃から愛用している右手首に身につけていた茶色い石のアクセサリーが突然、ブチッと切れてしまったのです。テーブル下に落ちてしまったことで慌ててしまった僕に対し、石を拾ってくれたスタッフの皆さんとY田君には本当に感謝しています。アクセサリー自体は100円なのでそこまで大した物ではないためどうでもいいんですが、いくらなんでもこのタイミングはないだろうと。お陰で不吉な出来事が起こってしまったことにより、ものすごく緊張してしまいました…(白目)
【クライマックスステージ】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
東京大会の本戦に出れたらこのデッキを使うということはずっと決めていました。いくらランドトルネが東京大会のプレミアステージまで活躍したからといっても、僕の中では確実に表彰台を狙って勝ちに行くためにはこのデッキを使用するしかありえませんでした。理由は上位8名によるデッキ分布を踏まえたことと、Y田君がビーチ入りカメケルを使用すると読んだ上での選択です。今シーズンの環境においてシビビールレックウザはかなり優位な位置付けにあると心の底から信じていました。そして、このデッキは僕にお力添えをして下さったとある人との絆を表す物でもあります。だからこそ、どうしてもこのデッキで勝ちに行きたかった。このデッキを選択したことは、これから書く「実際に起こってしまったとんでもないこと」を書いても、全く後悔していません。
× 0‐1 ビクティニケルディオEXシビビールミュウツーEXレックウザEX(Y田君)
初手はシラス、雷、アララギ、N、レベボ、スクラッパー、ブリッジとそこまで悪くない手札です。相手のデッキはビーチ入りのカメケルを読んでいました。じゃんけんでは負けて後攻。まぁ、1キルされる可能性は今までも無かったし何とかできるだろうと信じていました。そして対戦が始まり場をオープンすると僕はシビシラス、相手はミュウツーEX。僕は「あっ」と声を出してしまい、相手も「んっ…?」と山札をドローした後に2秒間手札を眺め、手札にあった2個玉を貼り「エックスボール!!」
_人人 人人_
> 突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
うん、負けました。死とは。
このエックスボールが決まる瞬間に僕は相手に向かって笑顔で手を差し伸べていたと思います。「ありがとうございました!!」としっかり握手を決めました。Y田君も「おっしゃあ!」と立ち上がってガッツポーズ!!それぐらい緊張していたんでしょうね…素直に嬉しかったです。試合が3秒で終わって緊張が吹っ切れてお互いにテンションが以上に高揚していたため、Y田君に対して自分から「イェイッ!!」とハイタッチを決めていました。
いやいやいやいや、こればかりはどうしようもないですって。シビビールデッキを使用する上でこういった出来後ごとが起こるのは普通に予測もできますし、シビビールデッキはそれを承知した上で使わなければいけません。調整でも札幌大会でも一度もそんなことは起こりませんでした。だから、僕はこのデッキを心の底から信じていました。別に裏切られていたとは思っていません、初手は良かったですし、僕の運が至らなかっただけです。だから、この負け方に関しては納得しています。というか、周りから観ても僕に対して「これは仕方ない」と言ってくれたので、それぐらいのレベルでどうしようもなかったです。だって、対戦相手のY田君も全く同じリスクを背負っていたんですから。彼も「これは仕方ないよな…」と話していました。それでも公式大会の場ですから、こればかりはその運を持ってる人が勝つんです。僕はその運を実力では掴み取れなかった。それだけのお話です。いや、悔しかったですけど、今回も「楽しかった」という気持ちの方が間違いなく強かったです。
そんなこんなで僕のバトルカーニバル東京大会は終了しました。いやぁ、表彰台に登るためにはまだまだ僕には実力が足りないんですね。素直にそう思いました。それで尚且つ、「あの舞台に今後こそ立ってやる」という気持ちに持って行けたので今大会に参加したのは僕にとってはとても有意義な物になったのではないでしょうか。そして何よりも最後まで自分の信念を貫き通すことが出来た。これが僕にとっては何よりも誇りです。
今シーズンで僕は沢山の方々から「君は強い」と言われるようになりました。特にチームアチャモのミランやY和さんという日本の名だたるトッププレイヤーの皆さんから言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。僕がこの1年間でやってきたことは「間違いではなかった」ということを、今シーズンは自分の力をもって証明できたと思います。
僕は1年前のバトルカーニバル東京大会からポケカプレイヤーとしての復帰を目指して公式大会の場に戻ってきました。その時の成績はなんと「チャレンジステージで1勝7敗」というとんでもなく今の自分が弱いということを実感するものでした。だからこそ、僕は強くなりたかったです。自分が「弱すぎる」と思ってしまうことが本当に悔しかったです。そのためにこの1年間でずっと自分を磨き続けてきました。最初のチャンスが到来したのは春の仙台大会でクライマックスステージに進出しベスト8になったこと。しかしながら、その後の横浜大会、名古屋大会ではイマイチの結果となってしまいました。その時はまだ僕は大した実力を持ち合わせていなかったんだと思います。
そして、「次のシーズンは自分のやりたいことを成し遂げる」という目標を掲げて、常日頃からお世話になっているサニーランドに通い、いっぱい対戦して、いっぱい負けて、ひたすら自分を磨きました。特に今シーズンは東北のポケカプレイヤー間で人間関係における問題は色々あったけど、その状況下でも僕に手を差し伸べてくれる人はいてくれたし、何よりも東北のポケカプレイヤーも含めて沢山の方々が僕のことを認めてくれていました。その中で掴み取ることができた2回のベスト8は僕の中では本当に胸を張って誇れる結果です。
ただし、僕は今の自分には満足していません。僕の最終目標は表彰台に戻ることです。それまでには小目標として「プレミアステージ進出」、中目標として「クライマックスステージ」というものがありました。僕はこの目標を2度達成しています。だけど、最終的な目標である「表彰台に登る」という部分にはあと1歩で手が届くというのに、僕は今回2回も手が届きませんでした。本当に心の底から悔しかったです。だけど、僕は今シーズンやるだけのことをやり遂げました。ポケモンカードを楽しむ上で自分はどのような人間であるべきかという信念は決して曲げずに最後まで戦い抜きました。これは自分に対して○をつけてあげてもいいかなぁと素直に思っています。
だけど、僕が自分に対して「決して強いプレイヤーではない」という考える気持ちはそう簡単に変わりません。僕は自分のことがこの世の誰よりも大嫌いで、誰よりも弱い人間であると心の底から思っているので、僕は本当に自分のことを強いと思えないのです。それでも、僕の実力や持っている物を認めてくれる方々が僕の周りには沢山いらっしゃいます。だからこそ、僕は「そんな弱い自分に打ち勝つ」という具体的な新しい目標が今シーズンを通して見つけることが出来ました。この目標を得られたことは僕にとっては大変大きな成果です。それを成し遂げられるように出来る限りのことを、僕はこれからも実行し続けます。
しかしながら、次のシーズンは自分がポケモンカードに対してどれだけのことが出来るか、まだ定かではありません。実は、僕は来月から大学生として卒業後の進路決定の為に就職活動を始めます。そして、来年度にはとあつ国家資格を取得するために病院での2ヶ月間の実習、そして国家試験を控えています。だから、僕が魂をかけるレベルでポケモンカードと向き合うことが出来たのは今シーズンまでだったんですよね。来月からはどのようにポケモンカードに対して時間が割けるのかは定かではありませんが、今後もサニーランドに通ったりSkype対戦をしたり僅かな時間を見つけてポケモンカードに触れ続けていようと思います。
そのためにはまず、耳に身につけている11個にピアスを外し、髪を黒く染め直すことから始めようと思います。流石にこの外見だと就職活動なんて出来ないので、親孝行するために、最初は外見から大人しくなろうと思います(笑)
そういえば、札幌大会や東京大会で初めてお会いした沢山の方々から言われたことがあります。「朗さんってDNではあんなに真面目な文章を書いているのに、実際にお会いしてみるとテンションが高い上に、ファッションやら髪型やら色々引っ括めてとてもチャラいですね(笑)」って。
申し訳ありませんが、それは僕にとって褒め言葉でしかありません。ギャップを狙っているわけではありませんが、僕は自他共に認める真面目人間なのですが、インターネット上の自分も、リアルの自分も引っ括めて「朗」という1人のポケカプレイヤーなのです。そして、基本的には女の子としか遊ばないレベルで、世間一般で言う「チャラい」と呼ばれてしまう人間なのかもしれません。いつものようにそういったこと言われても、僕は否定できないようなポジションに立っているので何も返す言葉はありません。だけど、その方が面白いでしょう?(笑)
さて、色々と余計なお話を書きすぎてしまったせいで、長くなってしまいましたが僕がこの対戦レポートを通して伝えたいことは概ね書き上げることが出来たと思います。というか、書きたいことはまだまだあるんですけど、ここに書くのは勿体ないことが沢山あるので書きたくありません。当然、他にも沢山の方々へ伝えたい面白いお話は沢山あるのですが、それは実際に僕とお会いした時にお話させてください。きっと、受ける感動もその方が数倍大きな物になり得ると思います。ということで、皆さん僕とまた何処かでお会いしましょう。その時まで僕は楽しみを溜めておきます。僕にとって人との出会いは一生の財産です。
最後に東京大会2日目の簡易的な対戦レポートを書いて、今シーズンの公式大会のレポートを締めくくりたいと思います。
使用デッキ:「ケルディオEXミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
(前日に使用したデッキから数枚差し替えてミラー対策をより強化した速攻デッキです)
0‐2 ギギギアルコバルオンEX
3‐0 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX(NOWさん)
6‐2 ケルディオEXヤミラミダークライEXトルネロス
5‐0 ビクティニEXギラティナシンボラー
6‐2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX
6‐2 カメックスキュレムケルディオEX
3‐0 カメックスケルディオEX
6‐3 ケルディオEXヤミラミダークライEX(Y田妹ちゃん)
6‐2 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
6‐4 ヤミラミダークライEXトルネロスEX
【戦績:9勝1敗 抽選券4枚獲得】
これほどまでに、長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、次のシーズンに沢山の人と対戦できることを僕は楽しみにしています。
11月28日 朗
#51 【デッキレシピ・BW以降】シビビールバレット(レックウザEX主軸)
2012年11月27日 デッキレシピ コメント (3)
バトルカーニバルが終了し使用したデッキの
レシピを載せるのが流行っているようですね。
ということで、僕も今シーズンで最も使用した
メインのデッキをレシピとして載せたいと思います。
「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
(スタンダード・BW以降)
ポケモン:13枚
2:ビクティニ(BTV)
3:シビシラス(BW2)
1:シビシラス(BKZ)
3:シビビール(BW2)
1:ライコウEX(BW4)
1:ミュウツーEX(BW3)
2:レックウザEX(BW5)
エネルギー:12枚
8:雷エネルギー
4:炎エネルギー
トレーナー:35枚
4:アララギはかせ
4:N
3:ベル
2:アクロマ
4:レベルボール
2:ハイパーボール
1:パソコン通信(ACE SPEC)
4:ポケモンキャッチャー
3:ポケモンいれかえ
1:あなぬけのひも
2:ツールスクラッパー
1:エネルギー転送
1:げんきのかけら
1:すごいつりざお
2:スカイアローブリッジ
【戦歴】
バトルカーニバル2012オータム札幌大会
プレミアステージ4連勝 予選3位 (クライマックスステージはデッキ変更により不使用)
バトルカーニバル2012オータム東京大会
クライマックスステージ ベスト8 (チャレンジ、プレミアステージではデッキ変更により不使用)
【解説(?)】
構築は札幌大会、東京大会を通して全く同じです。シビビールデッキを使用する上での展開の安定性に対し特に比重を置きました。ここ数日で、色々な方々のレックビールを拝見致しましたが、客観的に見て僕はあまり尖った構築にはしなかったと思います。しかしながら、札幌大会では飛び道具的なポジションには居たとも思っています。
まさかシビビールデッキでVジェネレートのビクティニが3体も湧いて出てくるなんて思わないですよね。このシステムによるシビビールデッキの原案を考えたのは僕ではありませんが、僕なりに原案を下さった方の構築とは数枚違いで工夫を施しました。Twitter上で「朗さんのシビビールレックウザはビックリ箱のようだ!」と表現された方がいらっしゃいました。そうですね、あの札幌大会のレポートを読んでデッキの構築を推測すればそのように感じたかもしれません。だけど、中身としては誰もが組むシビビールレックウザそこまで大きな差は無いんです。そして、僕だけの力では決してこの構築にたどり着くことができませんでした。僕にお力添えをして下さったとある人の構築力には頭が上がりません。特にエネルギー転送をシビビールデッキに入れるなんて良い意味で常人の発想とは思えません。素晴らしいアイディアです。
そして、これはあくまで僕が使いやすいように構築したシビビールレックウザです。どういった構築が正解だなんてそんなものは人それぞれ違います。この構築は僕なりに出した今回のバトルカーニバル2012オータムの環境に対する1つの回答です。ちなみに原案を下さったとある方も、同じようにレシピを公開しているので是非とも探してみてください。構築を比較すればきっと、面白い発見ができると思います。
僕は出来ることならば僕にお力添えをして下さったとある方のためにも、このデッキで東京大会の表彰台に登りたかったです。東京大会の決勝トーナメント1回戦でシビシラスが1キルされてしまったことは、シビビールデッキを使用する上では致し方ないリスクとはいえ、それだけが本当に悔やんでも悔やみきれません。それでも、このデッキを信じて今回のシーズンを共に駆け抜けたことに関しては全く後悔していません。運とタイミング、それを補うための実力が僕にはまだまだ足りなかった…敗因としてはそれだけのお話だと思います。
だけど、日本一に輝いたデッキがシビビールレックウザで本当に良かったと思っています。自分の選択や回答は決して間違っていなかった。僕がやりたくてもやれなかったことをAriさんはやり遂げてくれたのが心の底から嬉しかったです。そして、それが出来なかった自分に対しては「まだまだ未熟である」と本気で思わされました。いつか、また次のチャンスを手にした時には、今度こそ自分のやりたい事をやり遂げられるように僕はこれからも精進し続けます。
最後に、デッキの原案と共に調整をして下さったとある方、本当にありがとうございました。
東京大会のレポートは今日明日中に書かせて頂きます。それまで、どうかお待ちを。
レシピを載せるのが流行っているようですね。
ということで、僕も今シーズンで最も使用した
メインのデッキをレシピとして載せたいと思います。
「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
(スタンダード・BW以降)
ポケモン:13枚
2:ビクティニ(BTV)
3:シビシラス(BW2)
1:シビシラス(BKZ)
3:シビビール(BW2)
1:ライコウEX(BW4)
1:ミュウツーEX(BW3)
2:レックウザEX(BW5)
エネルギー:12枚
8:雷エネルギー
4:炎エネルギー
トレーナー:35枚
4:アララギはかせ
4:N
3:ベル
2:アクロマ
4:レベルボール
2:ハイパーボール
1:パソコン通信(ACE SPEC)
4:ポケモンキャッチャー
3:ポケモンいれかえ
1:あなぬけのひも
2:ツールスクラッパー
1:エネルギー転送
1:げんきのかけら
1:すごいつりざお
2:スカイアローブリッジ
【戦歴】
バトルカーニバル2012オータム札幌大会
プレミアステージ4連勝 予選3位 (クライマックスステージはデッキ変更により不使用)
バトルカーニバル2012オータム東京大会
クライマックスステージ ベスト8 (チャレンジ、プレミアステージではデッキ変更により不使用)
【解説(?)】
構築は札幌大会、東京大会を通して全く同じです。シビビールデッキを使用する上での展開の安定性に対し特に比重を置きました。ここ数日で、色々な方々のレックビールを拝見致しましたが、客観的に見て僕はあまり尖った構築にはしなかったと思います。しかしながら、札幌大会では飛び道具的なポジションには居たとも思っています。
まさかシビビールデッキでVジェネレートのビクティニが3体も湧いて出てくるなんて思わないですよね。このシステムによるシビビールデッキの原案を考えたのは僕ではありませんが、僕なりに原案を下さった方の構築とは数枚違いで工夫を施しました。Twitter上で「朗さんのシビビールレックウザはビックリ箱のようだ!」と表現された方がいらっしゃいました。そうですね、あの札幌大会のレポートを読んでデッキの構築を推測すればそのように感じたかもしれません。だけど、中身としては誰もが組むシビビールレックウザそこまで大きな差は無いんです。そして、僕だけの力では決してこの構築にたどり着くことができませんでした。僕にお力添えをして下さったとある人の構築力には頭が上がりません。特にエネルギー転送をシビビールデッキに入れるなんて良い意味で常人の発想とは思えません。素晴らしいアイディアです。
そして、これはあくまで僕が使いやすいように構築したシビビールレックウザです。どういった構築が正解だなんてそんなものは人それぞれ違います。この構築は僕なりに出した今回のバトルカーニバル2012オータムの環境に対する1つの回答です。ちなみに原案を下さったとある方も、同じようにレシピを公開しているので是非とも探してみてください。構築を比較すればきっと、面白い発見ができると思います。
僕は出来ることならば僕にお力添えをして下さったとある方のためにも、このデッキで東京大会の表彰台に登りたかったです。東京大会の決勝トーナメント1回戦でシビシラスが1キルされてしまったことは、シビビールデッキを使用する上では致し方ないリスクとはいえ、それだけが本当に悔やんでも悔やみきれません。それでも、このデッキを信じて今回のシーズンを共に駆け抜けたことに関しては全く後悔していません。運とタイミング、それを補うための実力が僕にはまだまだ足りなかった…敗因としてはそれだけのお話だと思います。
だけど、日本一に輝いたデッキがシビビールレックウザで本当に良かったと思っています。自分の選択や回答は決して間違っていなかった。僕がやりたくてもやれなかったことをAriさんはやり遂げてくれたのが心の底から嬉しかったです。そして、それが出来なかった自分に対しては「まだまだ未熟である」と本気で思わされました。いつか、また次のチャンスを手にした時には、今度こそ自分のやりたい事をやり遂げられるように僕はこれからも精進し続けます。
最後に、デッキの原案と共に調整をして下さったとある方、本当にありがとうございました。
東京大会のレポートは今日明日中に書かせて頂きます。それまで、どうかお待ちを。
#50 バトルカーニバル2012オータム 東京大会1日
2012年11月23日 ポケカ日記 コメント (11)こんばんは、朗です。東京大会お疲れ様でした。
先日の札幌大会のレポートにて僕は「何かの間違いが起こらない限り僕は今シーズンの大会に参加しません」と書きましたが、自分から間違いを起こしに東京ビッグサイトへと足を運んできました。
チャレンジステージ使用デッキ
1週目「シビビールバレット(レックウザEX主軸」0勝1敗
2週目「ミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」3勝0敗
そのままプレミアステージに進出し、6連勝した後に1敗しました。
今回のプレミアステージからの上位8名ですが、7連勝が2人、6連勝が7人というボーダーラインがとんでもないことになってしまい、僕はじゃんけん大会の末、ギリギリで8位で通過することができました。決勝トーナメント進出が決まった瞬間に感情が高ぶりすぎて「よっしゃあ!!」と大人気なく吠えてしまいました。不快に感じてしまった方もいらっしゃったと思います。ご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありません。
クライマックスステージで使用したのは札幌大会でクライマックスステージという舞台で使用することができなかったデッキの1つである「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」です。
結果としては、初手シビシラス単で対戦相手であるY田クンにじゃんけんに負けて先攻を取られてしまい、相手の初手はミュウツーEX…ダブル無色エネルギーを貼られエックスボールでシビシラスを倒され、3秒程度で僕の2回目のクライマックスステージは終わってしまいました。
手も足も出ないどころか何も出来なかったです。それでも、このデッキを信じて選択したデッキですし、シラスワンキルはシビビールを使う上では避けては通れない道なので、このデッキを使用したことに関しては後悔していないです。
ただ、自分が札幌大会で置き忘れてしまった物を取り戻すチャンスを今大会で手に入れたのに、それに見合う結果を残せなかったことが本当に悔しいです。
悔しいので明日は最後の最後まで足掻きます。僕はもう負けたくありません。
詳しい対戦レポートは滞在先に戻ってから書けそうであれば書きます。
今は気持ちが下降気味ではありますが、良かったこと、嬉しかったことが沢山あった素敵なイベントであったことも間違いないので、その辺は詳しいレポートで書かせて下さい。
取り急ぎ東京大会に参加したという報告でした。明日も皆さん楽しみましょう。
。
先日の札幌大会のレポートにて僕は「何かの間違いが起こらない限り僕は今シーズンの大会に参加しません」と書きましたが、自分から間違いを起こしに東京ビッグサイトへと足を運んできました。
チャレンジステージ使用デッキ
1週目「シビビールバレット(レックウザEX主軸」0勝1敗
2週目「ミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」3勝0敗
そのままプレミアステージに進出し、6連勝した後に1敗しました。
今回のプレミアステージからの上位8名ですが、7連勝が2人、6連勝が7人というボーダーラインがとんでもないことになってしまい、僕はじゃんけん大会の末、ギリギリで8位で通過することができました。決勝トーナメント進出が決まった瞬間に感情が高ぶりすぎて「よっしゃあ!!」と大人気なく吠えてしまいました。不快に感じてしまった方もいらっしゃったと思います。ご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありません。
クライマックスステージで使用したのは札幌大会でクライマックスステージという舞台で使用することができなかったデッキの1つである「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」です。
結果としては、初手シビシラス単で対戦相手であるY田クンにじゃんけんに負けて先攻を取られてしまい、相手の初手はミュウツーEX…ダブル無色エネルギーを貼られエックスボールでシビシラスを倒され、3秒程度で僕の2回目のクライマックスステージは終わってしまいました。
手も足も出ないどころか何も出来なかったです。それでも、このデッキを信じて選択したデッキですし、シラスワンキルはシビビールを使う上では避けては通れない道なので、このデッキを使用したことに関しては後悔していないです。
ただ、自分が札幌大会で置き忘れてしまった物を取り戻すチャンスを今大会で手に入れたのに、それに見合う結果を残せなかったことが本当に悔しいです。
悔しいので明日は最後の最後まで足掻きます。僕はもう負けたくありません。
詳しい対戦レポートは滞在先に戻ってから書けそうであれば書きます。
今は気持ちが下降気味ではありますが、良かったこと、嬉しかったことが沢山あった素敵なイベントであったことも間違いないので、その辺は詳しいレポートで書かせて下さい。
取り急ぎ東京大会に参加したという報告でした。明日も皆さん楽しみましょう。
。
#49 今の自分がより強くなるための工夫
2012年11月18日 ポケカコラム コメント (4)いつのまにかバトルカーニバル大阪大会が終わっていたのですね。
結果に関しては非常に面白い物ですが、特に細かく突っ込むような所は無いです。
そして、今日は普段書いていない対戦レポート以外の記事を書きたいと思います。
この日記をご覧になっているポケモンカードプレイヤーの皆さんは
「今の自分が強くなるための工夫」として常日頃からどんなことを心がけていますか?
「強くなるために一人回しく行いデッキの構築を何度も見直すことで自身の構築力を上げる」
「ジムチャレンジなどで他人といっぱい対戦をすることで自身のプレイングスキルを磨く」
「拡張パックやスターターを沢山購入したりオークションなどで
レアカードを購入することで自身のカード資産を豊かな物にする」
僕の中でふと思いついたのはこんな所ですが、これらの内容は少しでも上の強さを目指す人ならばほとんど心がけているであろう基本的なことだと思います。僕自身も心がけていることなので、まぁ的外れな内容でも無いでしょう。
これから書く内容は、僕が「今の自分がより強くなるための工夫」として、周りの人と比べると少しだけ珍しい心がけになります。
僕はポケモンカードにおいて、SR、UR、プロモーションカード(一部の例外を除く)を全く使用していません。
というか、それらの物を手に入れたら他人とすぐさま交換してもらいます。理由は単純明快、自分にとってはそれらのカードが「価値の無い物である」と考えているからです。同じ効果のカードでも、より珍しいカード、よりイラストが豪華なカード、よりデザインが輝いているカードの方が「集めたい、使いたい」と考えるのが多くの人が抱いている心だと思います。ブランド物を身につけたいと考えるのと似たような物ですね。
僕も昔はそうでした。例えば、ポケカを一旦休止する前の2007年のお話でしょうか。光り物のカードをもってデッキを使用したいがために、キラカードのエネルギー、キラカードのサポーターなどをとっておきのデッキでは使用していた思い出があります。要は、見栄を張りたかったんでしょうね。「自分はこれだけのカードを使っているから強いプレイヤーなんだ!!」って。今、考えると自分の身の丈に合っていない、非常に疎かな考え方だったと思います。その為に浪費したお金なんてものは、今になって同価値で戻ってくるはずがありません。返ってきたのは虚しさだけでした。
その3年後にポケカの活動を再開した時、真っ先に考えたのは「まずは資産を集めることから始めよう」でした。その中で「より早く資産を集めるためにはどうすればいいか?」、その問いに対して僕が出した答えは「自分のプライドを捨てて、身の丈に合わせた考え方を持つ」というものでした。
その考えの元、僕は拡張パックを購入したことで手に入れたSRやUR、ジムチャレンジで手に入るプロモパックから手に入る当たってほしいプロモーションカードなど、それらの他人からしてみれば価値のあるカードを簡単に手渡すことを常日頃から繰り返し、僕の手元には同じ効果でも他人からしてみれば価値の低いカード(R、ノンキラなど)を、等レート交換という形で、複数手に入れることが出来、いつの間にか「貧乏根性丸出しの資産」が豊かになりまりました。
ちなみに、僕はリアルで身につけている服や時計やアクセサリーなども、ほとんど安物で済ませています。服だけで言えば価格帯はユニクロやしまむら等と大して変わりませんし、アクセサリーも最近よく腕につけているブレスレットも雑貨屋さんで買った100~200円程度の物です。確かに僕の中には高価な物へ対する憧れはありますが、そんなの正直どうでもいいんです。僕は大した能力を持った人間でもないですし、身の丈に合った物を身に付けてその中で上手くオシャレだのやりくりが出来ればそれは僕にとって楽しみとなります。
これはポケモンカードでも同じことが言えると思います。同じ効果のカードだとしても僕からしてみれば、高価なカードは僕の身の丈に合っていないし、何よりも僕の中では価値が見出せません。それでも、手元にある安価な資産でやりくりし、優れたデッキを作り上げ、それを使用することで周りの強い人と自分との差別化を図り、その工夫をもって勝ちに行くことに僕は意義があると考えています。その繰り返しによって、僕は自身にそれなりの力が少しづつ身に付いているのだと考えています。
こういう周りの人があまり行わないような「ちょっとした工夫」でも、ひたすら積み重ねていけば、自分の中でそれは強くなるために繋がる力として培っていけると思います。ただ、これはあくまで僕の場合です。自分とは違う価値観の人がこれを行うと、逆にストレスが溜まるかもしれません。僕はその点を自分のプライドを捨てるという選択により、諦めています。
でも、大多数の人からしてみればSR,UR,プロモーションカードで固めたデッキを使用しているプレイヤーって、少なからずとも強者として見えると思うんです。というか、「それだけ私はポケモンカードに力を入れているんだ」という、意志の現れでもありますね。
僕がそれを感じたつい最近のお話だと、札幌大会のカイリさんのデッキを見た時でしょうか。彼が使用したカメックスケルディオEXブラックキュレムEXですが、ケルディオEX、サポーター類がSRなだけではなく、実はカメックスが全部URです。その上、トロピカルビーチも数枚入っています。エネルギーも全部キラだったかと思います。僕はこのデッキを目の当たりにして、度肝を抜きました。「あ、カイリさん本気だ」って。そういった意志の強さの現れがデッキにも映ると、「自分は強い人と戦っている」というプレッシャーにも繋がってしまいますよね。だから、こういった工夫も自分が強くなるための試みとして大変素晴らしいと思います。
あと折角なので、大阪大会における影響に関して話題になっていることがあるので、それにも触れたいと思います。
大体の方が把握されている通り、今回の大阪大会上位入賞者の使用デッキには全て「トロピカルビーチ」が複数枚搭載されています。これは世界大会の参加者しか手に入らないという、大変希少価値の高いカードです。そして尚且つ、現環境では特定の2進化デッキを使用する上で「強力なキーカード」として注目されているカードでもあります。
このカードは希少価値が高いため、オークションなどで高値で取引されています。昨日の夜も1枚が24,000円で誰かの手によって落札されたようですね。これはもしかすると、その誰かが「自分がより強くなるためにそのカードを手に入れるという工夫」をしたからこその落札かもしれません。
何人かのDNを拝見させて頂きましたが、その中でトロピカルビーチに対して「公式側は希少価値の高いプロモカードを強くしてはいけない」と考えた方がいらっしゃいました。実際、その通りだと思います。いくら、そのカードを手に入れるチャンスが皆さんに対して平等に与えられているとはいえ、誰でも手に入れられるような手段が「オークションで2万円以上を出してやっと1枚手に入る」という状態なのは、流石に異常だと思います。何というか、一言でいうと「歯がゆい」ですね。
今大会の入賞デッキを見て「私はトロピカルビーチを持っていないからカメケルを崩します」という内容のコメントやつぶやきを沢山拝見させて頂きました。そう思ってしまうのも当然かと思われます。それぐらい、ショックな出来事として捉えてしまった方も何人かいらっしゃるのではないでしょうか。それでも、このデッキを使用した上位入賞者には何の罪もありません。彼は今大会で勝ち抜く為に、強くなるための工夫をしたのですから。
そして、今大会の結果は本当に「『トロピカルビーチ』が現環境で勝ち抜くためには『必要』である」というレベルにまで達する物なのでしょうか。僕の中では「そんなことは無いだろう」と思っています。
僕の考えとしては「トロピカルビーチの使用者を逆に自分の手でぶっ潰してやろう」という気持ちの方が強いのです。僕はその気持ちが強かったので札幌大会ではトロピカルビーチが必要であるという環境を対策するために、「トロピカルビーチをあえて使用しないデッキ」をチャレンジステージからクライマックスステージで使用しました。結果としては、概ね満足できる物だったので、自分では納得しています。ただ、これは僕がトロピカルビーチを所有もしていなければ、自分で手に入れる努力もしなかったこともあり、そういった自分の中にあった穴を、自分なりの工夫という形でのカバーを行っただけのお話です。
トロピカルビーチは勝ち抜く為に決して必要な物ではありません。実際に札幌大会に参加をしてみて、トロピカルビーチの使用者は多数いらっしゃいました。その中でもクライマックスステージに進出出来たのはカイリさんただ一人だけです。だからこそ、確実に勝ちに行けるカードにはなり得ないと僕は考えています。
とはいっても、この異常なトロピカルビーチによる格差を解消するために、公式側には何らかの処置をして頂きたいと、心の底から願っています。例えば、トロピカルビーチが強すぎて尚且つ、希少価値であることが問題ならば、「手札が8枚になるように山札からカードを引く」という効果を持った、トロピカルビーチの上位互換となるようなスタジアムカードをプロモパックなどで配布するのはどうでしょうか。流石に、トロピカルビーチと全く同等のカードを沢山の人へ配布するのは、努力をしてトロピカルビーチを手に入れた人からしてみれば不条理です。そういった憤りを少しでも緩和するために、公式側はそういった努力をするべきなのではないでしょうか。
話が逸れました。僕がこのトロピカルビーチを話の種にして、皆さんに何を伝えたいかというと、「このカードがなければこのデッキは使い物にならない」という考え方は、僕としては少しばかり悲しく感じてしまったのです。そういった方々には是非とも「まだ諦めないで頂きたい」と感じました。どんなに強大な相手でも自分の工夫次第でわりと何とかなると、僕は心の底から信じています。その為のプロセスも自分がより強くなるための工夫となり得るのではないでしょうか。
さて、もう一度お尋ねしましょう。
あなたは「今の自分が強くなるための工夫」として
常日頃からどんなことを心がけていますか?
結果に関しては非常に面白い物ですが、特に細かく突っ込むような所は無いです。
そして、今日は普段書いていない対戦レポート以外の記事を書きたいと思います。
この日記をご覧になっているポケモンカードプレイヤーの皆さんは
「今の自分が強くなるための工夫」として常日頃からどんなことを心がけていますか?
「強くなるために一人回しく行いデッキの構築を何度も見直すことで自身の構築力を上げる」
「ジムチャレンジなどで他人といっぱい対戦をすることで自身のプレイングスキルを磨く」
「拡張パックやスターターを沢山購入したりオークションなどで
レアカードを購入することで自身のカード資産を豊かな物にする」
僕の中でふと思いついたのはこんな所ですが、これらの内容は少しでも上の強さを目指す人ならばほとんど心がけているであろう基本的なことだと思います。僕自身も心がけていることなので、まぁ的外れな内容でも無いでしょう。
これから書く内容は、僕が「今の自分がより強くなるための工夫」として、周りの人と比べると少しだけ珍しい心がけになります。
僕はポケモンカードにおいて、SR、UR、プロモーションカード(一部の例外を除く)を全く使用していません。
というか、それらの物を手に入れたら他人とすぐさま交換してもらいます。理由は単純明快、自分にとってはそれらのカードが「価値の無い物である」と考えているからです。同じ効果のカードでも、より珍しいカード、よりイラストが豪華なカード、よりデザインが輝いているカードの方が「集めたい、使いたい」と考えるのが多くの人が抱いている心だと思います。ブランド物を身につけたいと考えるのと似たような物ですね。
僕も昔はそうでした。例えば、ポケカを一旦休止する前の2007年のお話でしょうか。光り物のカードをもってデッキを使用したいがために、キラカードのエネルギー、キラカードのサポーターなどをとっておきのデッキでは使用していた思い出があります。要は、見栄を張りたかったんでしょうね。「自分はこれだけのカードを使っているから強いプレイヤーなんだ!!」って。今、考えると自分の身の丈に合っていない、非常に疎かな考え方だったと思います。その為に浪費したお金なんてものは、今になって同価値で戻ってくるはずがありません。返ってきたのは虚しさだけでした。
その3年後にポケカの活動を再開した時、真っ先に考えたのは「まずは資産を集めることから始めよう」でした。その中で「より早く資産を集めるためにはどうすればいいか?」、その問いに対して僕が出した答えは「自分のプライドを捨てて、身の丈に合わせた考え方を持つ」というものでした。
その考えの元、僕は拡張パックを購入したことで手に入れたSRやUR、ジムチャレンジで手に入るプロモパックから手に入る当たってほしいプロモーションカードなど、それらの他人からしてみれば価値のあるカードを簡単に手渡すことを常日頃から繰り返し、僕の手元には同じ効果でも他人からしてみれば価値の低いカード(R、ノンキラなど)を、等レート交換という形で、複数手に入れることが出来、いつの間にか「貧乏根性丸出しの資産」が豊かになりまりました。
ちなみに、僕はリアルで身につけている服や時計やアクセサリーなども、ほとんど安物で済ませています。服だけで言えば価格帯はユニクロやしまむら等と大して変わりませんし、アクセサリーも最近よく腕につけているブレスレットも雑貨屋さんで買った100~200円程度の物です。確かに僕の中には高価な物へ対する憧れはありますが、そんなの正直どうでもいいんです。僕は大した能力を持った人間でもないですし、身の丈に合った物を身に付けてその中で上手くオシャレだのやりくりが出来ればそれは僕にとって楽しみとなります。
これはポケモンカードでも同じことが言えると思います。同じ効果のカードだとしても僕からしてみれば、高価なカードは僕の身の丈に合っていないし、何よりも僕の中では価値が見出せません。それでも、手元にある安価な資産でやりくりし、優れたデッキを作り上げ、それを使用することで周りの強い人と自分との差別化を図り、その工夫をもって勝ちに行くことに僕は意義があると考えています。その繰り返しによって、僕は自身にそれなりの力が少しづつ身に付いているのだと考えています。
こういう周りの人があまり行わないような「ちょっとした工夫」でも、ひたすら積み重ねていけば、自分の中でそれは強くなるために繋がる力として培っていけると思います。ただ、これはあくまで僕の場合です。自分とは違う価値観の人がこれを行うと、逆にストレスが溜まるかもしれません。僕はその点を自分のプライドを捨てるという選択により、諦めています。
でも、大多数の人からしてみればSR,UR,プロモーションカードで固めたデッキを使用しているプレイヤーって、少なからずとも強者として見えると思うんです。というか、「それだけ私はポケモンカードに力を入れているんだ」という、意志の現れでもありますね。
僕がそれを感じたつい最近のお話だと、札幌大会のカイリさんのデッキを見た時でしょうか。彼が使用したカメックスケルディオEXブラックキュレムEXですが、ケルディオEX、サポーター類がSRなだけではなく、実はカメックスが全部URです。その上、トロピカルビーチも数枚入っています。エネルギーも全部キラだったかと思います。僕はこのデッキを目の当たりにして、度肝を抜きました。「あ、カイリさん本気だ」って。そういった意志の強さの現れがデッキにも映ると、「自分は強い人と戦っている」というプレッシャーにも繋がってしまいますよね。だから、こういった工夫も自分が強くなるための試みとして大変素晴らしいと思います。
あと折角なので、大阪大会における影響に関して話題になっていることがあるので、それにも触れたいと思います。
大体の方が把握されている通り、今回の大阪大会上位入賞者の使用デッキには全て「トロピカルビーチ」が複数枚搭載されています。これは世界大会の参加者しか手に入らないという、大変希少価値の高いカードです。そして尚且つ、現環境では特定の2進化デッキを使用する上で「強力なキーカード」として注目されているカードでもあります。
このカードは希少価値が高いため、オークションなどで高値で取引されています。昨日の夜も1枚が24,000円で誰かの手によって落札されたようですね。これはもしかすると、その誰かが「自分がより強くなるためにそのカードを手に入れるという工夫」をしたからこその落札かもしれません。
何人かのDNを拝見させて頂きましたが、その中でトロピカルビーチに対して「公式側は希少価値の高いプロモカードを強くしてはいけない」と考えた方がいらっしゃいました。実際、その通りだと思います。いくら、そのカードを手に入れるチャンスが皆さんに対して平等に与えられているとはいえ、誰でも手に入れられるような手段が「オークションで2万円以上を出してやっと1枚手に入る」という状態なのは、流石に異常だと思います。何というか、一言でいうと「歯がゆい」ですね。
今大会の入賞デッキを見て「私はトロピカルビーチを持っていないからカメケルを崩します」という内容のコメントやつぶやきを沢山拝見させて頂きました。そう思ってしまうのも当然かと思われます。それぐらい、ショックな出来事として捉えてしまった方も何人かいらっしゃるのではないでしょうか。それでも、このデッキを使用した上位入賞者には何の罪もありません。彼は今大会で勝ち抜く為に、強くなるための工夫をしたのですから。
そして、今大会の結果は本当に「『トロピカルビーチ』が現環境で勝ち抜くためには『必要』である」というレベルにまで達する物なのでしょうか。僕の中では「そんなことは無いだろう」と思っています。
僕の考えとしては「トロピカルビーチの使用者を逆に自分の手でぶっ潰してやろう」という気持ちの方が強いのです。僕はその気持ちが強かったので札幌大会ではトロピカルビーチが必要であるという環境を対策するために、「トロピカルビーチをあえて使用しないデッキ」をチャレンジステージからクライマックスステージで使用しました。結果としては、概ね満足できる物だったので、自分では納得しています。ただ、これは僕がトロピカルビーチを所有もしていなければ、自分で手に入れる努力もしなかったこともあり、そういった自分の中にあった穴を、自分なりの工夫という形でのカバーを行っただけのお話です。
トロピカルビーチは勝ち抜く為に決して必要な物ではありません。実際に札幌大会に参加をしてみて、トロピカルビーチの使用者は多数いらっしゃいました。その中でもクライマックスステージに進出出来たのはカイリさんただ一人だけです。だからこそ、確実に勝ちに行けるカードにはなり得ないと僕は考えています。
とはいっても、この異常なトロピカルビーチによる格差を解消するために、公式側には何らかの処置をして頂きたいと、心の底から願っています。例えば、トロピカルビーチが強すぎて尚且つ、希少価値であることが問題ならば、「手札が8枚になるように山札からカードを引く」という効果を持った、トロピカルビーチの上位互換となるようなスタジアムカードをプロモパックなどで配布するのはどうでしょうか。流石に、トロピカルビーチと全く同等のカードを沢山の人へ配布するのは、努力をしてトロピカルビーチを手に入れた人からしてみれば不条理です。そういった憤りを少しでも緩和するために、公式側はそういった努力をするべきなのではないでしょうか。
話が逸れました。僕がこのトロピカルビーチを話の種にして、皆さんに何を伝えたいかというと、「このカードがなければこのデッキは使い物にならない」という考え方は、僕としては少しばかり悲しく感じてしまったのです。そういった方々には是非とも「まだ諦めないで頂きたい」と感じました。どんなに強大な相手でも自分の工夫次第でわりと何とかなると、僕は心の底から信じています。その為のプロセスも自分がより強くなるための工夫となり得るのではないでしょうか。
さて、もう一度お尋ねしましょう。
あなたは「今の自分が強くなるための工夫」として
常日頃からどんなことを心がけていますか?
札幌大会が終わって3日が経ちましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか、朗です。
1つ前の日記にコメントを残してくださった皆さん、ありがとうございます。僕は北海道から6日(火)の朝にフェリーに乗って帰ってきたのですが、その当日の夜からバイトに出勤するという、あまりにも無謀なスケジュールをこなし、今日(7日)は午前中に病院に行っただけでお昼以降は家でぐったりと過ごしていました。流石に疲れが未だに取れないようです。特に、首から肩、そして腰が痛い。そんな中、やっとまとまった時間が作れたので札幌大会のレポートを書きたいと思います。
今回のレポートはいつも以上に長いかもしれません。書きたいことがあまりにも多すぎます。ポケモンカードに関することをメインに書きますが、内容がいくらか逸脱してしまうかもしれません。あらかじめご了承下さい。
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
まず始めに、僕が公式大会どころかシビビール派生を人前で使うということは、とても稀有なお話であります。覚えている限りで、シビビを人前で使ったのはバトカニ仙台大会の1週間前のサニランで1回、先月にサニランで1回とかなりレアです。今大会で使用する予選デッキは、札幌大会に参加すると決めた時に決めました。僕は自他共に認める生粋の2進化デッキユーザーですが、今回はこのデッキを使用することで、自分の力はどこまで通用するのか、それを実感したかったんです。だからこそ、僕は「公式大会でも2進化デッキを使いたい」というプライドを捨てました。
自分の中で今回の環境のメタを沢山考えましたが、納得のいく可もなく不可もない無難なデッキはこのデッキしかありませんでした。中身としては、俗にいうレックビールですね。だけど、ただのレックビールじゃつまらないので色々と工夫をさせて頂きました。レックウザEXと一緒にビクティニ(Vジェネレート)がメインのデッキでもあります。そして、シビビール派生とはあまりにも珍しすぎるゼクロム0枚です。ゼクロムでも出来ることは、ビクティニでもできるような気がするんです。あとは入っているグッズが一般的なシビビール派生としてはちょっとだけ珍しいかな。工夫としては大体そんな感じです。
【チャレンジステージ1周目】
× 0-6 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX(フジツボ君)
初戦から仙台の遠征勢と対戦…宮城でやれって感じですね。対戦内容としては相性が最悪な上に、要所要所でエネルギーを引けずにランドロスに場を荒らされて気が付いたらサイドを全部引かれていました。ランドロスはほとんど諦めていた相手なので、まぁ仕方ないかなと思います。
【チャレンジステージ2周目】
〇 6-2 キュウコンミュウツーEXダークライEX
来ました。どくさいみん光線によるゴリ押しデッキ。しかしながら、相手がどうやらミュウツーレースの戦い方をよく理解していなかったようだったので、初っ端からこちらのペースで相手をコントロールし、すんなりと勝たせて頂きました。
〇 6-4 エンブオーレシラムミュウツーEXホワイトキュレムEX
相手が事故っていたようなので序盤から速攻を仕掛けようとするも、こちらは思うようにエネルギーをトラッシュに落とせずもたついてしまいます。そうこうしているうちに、相手のエンブオーが立ってしまい、ホワイトキュレムが2体殴れる状態が出来上がってしまいました。ホワイトレイジが予想以上に厄介でした。うかつにVジェネレートなんてかましたら返り討ちに合います。ということで、エンブオーを前にキャッチャーで呼んで縛り、ライコウEXでひたすら狙撃する戦法を取ると、どうやら相手は入れ替えるための手段を用意していなかったようで。ひたすらボルテージアローでベンチを狙撃して勝ち。
〇 6-1 サーナイトミュウツーEXゴルーグムシャーナ
ここで最初の奇跡が起きました。先行2ターン目でレベルボールでシビビールを呼んで…って、ん…?あれ…?3周してデッキの中身を確認するも、シビビールが全てサイド落ちというとんでもない悪夢が起こってしてしまいました。どないして勝てばいいねん…って感じでしたが、たねポケモンからひたすらに手張りドラゴンバーストで処理し、サーナイト2体にVジェネレートをかましつつ、シビシラスのスパークで2枚取りをして、何とかサイドからシビビを確保し、そのまま圧勝させて頂きました。ジャッジの方曰く「今の試合よく勝てたね…」みたいな感じだったので、本来であればそれぐらい厳しい試合だったかもしれません。
この時点でプレミアステージ進出という自分の目標は達成しました。しかしながら、ここで終わらせるのは勿体無いので、自分が出来る限りのことを最後までやり通そうと、プレミアステージに足を運びました。とりあえず、一旦休憩がてら外へ美味しい空気とタバコを吸うために一服し、再びプレミアステージの舞台に戻りました。
【プレミアステージ1周目】
〇 6-2 ミュウツーEXランドロスEXダークライEX
プレミアステージ1戦目です。春のバトカニ横浜、名古屋ではこの壁が超えることが出来ませんでした。ということで、緊張しながらも楽しむことを念頭に置いて、全力でプレミアステージを満喫しました。大事な1戦目、場をオープンすると相手はダークライEX、ミュウツーEXでした。「行ける!!」と思ったのも束の間、序盤からランドロスEXが出てきました。こちらの展開は2ターン目からシビビが2体立ったので、レックウザEXでその時に最も危険なポケモンをドラゴンバーストで駆除し続けます。そうすると、相手は思うように場にエネを残すことができずに、ミュウツーEXで素殴りし続けるのが精一杯。申し訳ありませんが、レックウザEXを倒された後に、こちらもミュウツーEXを場に出しエックスボールでカウンターさせて頂きました。そのまま相手は場にエネがつかなかったため、2体目のレックウザEXがダークライEXにドラゴンバーストを打ち込み、勝負ありです。よし、勝った!!
○ 6-4 ランドロスEXギギギアルレジスチルEXコバルオンEX(はたしょーさん)
中部からいらっしゃったプレイヤーさんということで、「仙台から来ました!!朗です!!対戦楽しみましょう!!」とお互いに自己紹介を交えつつ、緩い雰囲気で対戦を始めました。場をオープンした際に、相手の場にいたのはレジスチルEXとギアル。相性には自信があったので、Vジェネレートを有効活用するプレイングを心がけました。しかしながら、思うようにエネの充足が出来ず、しかもランドロスEXまで出てくるという…仕方がないのでレックウザEXで攻めたりもしますが、取っては取られてのシーソーゲームとなってしまいました。決めてとなったのは、相手が2体目のピクティニを倒したこと。僕は心の中でニヤリと笑いました。何故なら手札にパソコン通信があって、山札にはげんきのかけらが残っていたことを知っていたからです。そうです、僕のデッキにはビクティニがただ2枚積んであるわけではないのです。げんきのかけらまで積んでいるため、ビクティニが簡単に3体立てられる仕様となっております。そのまま、3体目にビクティニでコバルオンEXを撃破して勝利。相手はまさかの3体目のビクティニの登場に「えええぇぇ!?」というリアクションでした。はたしょーさんは今大会で全参加者のうち、最も酷いVジェネレートの被害に受けたことになります。正直、最高に楽しかったです。←
○ 6-0 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
今大会の優勝者です。まさかプレミアステージで対戦するときには、再びクライマックスステージで対戦することになるとは思いもしませんでした。それにしても、彼とは対戦前からありえないほど意気投合していたと思います。お互いに決して治らない厨二病を患っていたり、性癖のお話とかポケモンカードに全く関係のない話題で盛り上がっていました。プレミアステージの外でやれって感じです(笑) 対戦内容に関しては、グレイさんが酷い事故を起こしたのに対し、僕のデッキが異常なほどにブン回りました。エネルギーが充足される前にダークライを処理し、きせきがついてもスクラッパーで剥がす、ジャンクハントをされてもNで流す、僕に完全にペースを乗せられたグレイさんは、文字通り手も足もでない状態でした。ストレートで6枚サイドを取って勝利しました。しかしながら、僕はこのデッキの本当の恐ろしさに、まだ気がついていなかったのです…
○ 6-3 ファイヤーカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(Pさん)
ここで勝つことが出来ればクライマックスステージに進出できることがほぼ確定する、とても大事な一戦です。しかしながら、ここで立ちはだかった相手はサニランでよく対戦させて頂く強豪プレイヤーのPさんでした。とても、大きな壁でしたね。まさか、春のバトカニとうる君に対戦した時に続いて、こういった大事な局面でPさんと対戦することになるとは…向こうもプレミアステージで2勝していたらしく、負けられない大事な勝負だったようです。それでも、僕の答えは決まっていました。対戦前に彼へ「Pさんとこの場で真剣勝負が出来るのがとても嬉しいです!!一緒に楽しみましょう!!」とお話すると、「そんなこと言いながらも、君は勝ちに来たんでしょ?チャレンジステージでフジツボ君の隣で対戦を見ていたけど、君からはとてつもない闘志が伝わってきたよ」と返ってきました。僕はその時、無意識に「あ、やっぱりわかります?それならば全力で勝負してこそですよね!!」と返していました。この時に初めて自分の気持ちが解ったんです、僕が「ただ楽しみに札幌大会へ来たわけではない」と。その気持ちに正直になって、Pさんとの対戦を楽しみました。相手のデッキはトロピカルビーチが搭載された本気のカメケルでした。序盤に向こうが速攻でカメを立てて殴ってくるも、こちら側も負け時とシビビを並べて、レックウザEXで力押しを決めました。僕の頭の中にはPさんのカメケルの急所が解っていました。それはファイヤーもブラックキュレムも「基本エネルギーに頼っているデッキ」のため、ドローソースでエネルギー回収を上手く引かない限り、水エネルギーが思うように充足されないという部分です。ということで、僕がプレイングで最も心がけたのはエネルギーが充足されたケルディオEXをひたすら仕留めるというものです。相手は、どうやら思うようにドローソースが中盤以降から引けずにエネルギーも充足できなくなっていました。そうなるとこのデッキは止まりません。いくら、一時凌ぎでシビビを縛られようと、いれかえが安定して供給されるこちら側は正直、負ける気がしませんでした。そのまま、力押しでケルディオEXを3体倒して勝利しました。この場で真剣勝負でPさんに勝つことができたということ、それは僕にとって大きな喜びとなりました。勝った瞬間にガッツポーズをしてしまうほど嬉しかったです。デッキ相性はどちらかというと僕の方が上とはいえ、彼に勝つのはそう容易い物ではありません。僕はたまたま運が良かったとは思いますが、対戦中に彼からとてつもないプレッシャーを感じていました。正直、デッキの中身とPさんの気迫の影響で、ずっと緊張感が解れませんでした。だからこそ、僕はこの対戦を通して、自分の中で自分の力が一皮剥けたということを実感できたのです。とにかく、この勝利は本当に嬉しかった。
× 0-6 ミュウツーEXヤミラミダークライEXバッフロン(たっぴー君)
プレミアステージで4勝したことによりクライマックスステージ進出がほぼ確定し、背負う物はもう無くなりました。あとは純粋に勝負をしたい人が来るまで、プレミアステージで相手を待っていました。その状況下で、ふと目に入ったのが北海道の超有名プレイヤーであるたっぴー君の姿でした。僕は迷わず、彼のもとに向かい「ダイアリーノートで朗って名乗ってる物です!!対戦しましょう!!」と対戦卓に座る。どうやら、向こうはプレミアステージの1戦目だったらしく、向こうにとっては決して負けられない戦いになったようです。そして、僕は自分のスコアシートを隠して、彼との対戦に臨みました。対戦内容に関しては相手が上出来とかいうレベルを通り越してブン回った上に、こちら側はシビビがサイドにほとんど落ちてしまったので何も出来ませんでした(笑) それにしても、彼のプレイングはとても上手かったと思います。プレミアステージの終了時間をかなり気にしていたようで、やや雑なカード捌きをしていましたが、プレイングはとても丁寧で1つ1つ確実に僕を潰す為に、的確なプレイングを僕に対して行いました。文句なしで強いプレイヤーだったと思います。自分の目で彼の実力をしっかりと見ることが出来て本当に良かった。対戦には負けましたが、彼と対戦出来たことで、僕はポケモンカードを楽しめたのです。やっぱり、強い人と実際に対戦して学べることって沢山あるんですね。ちなみに、対戦で負けが決まった瞬間に「勝負してくれてありがとう!!僕は上で待ってるね!!」と4勝のスコアシートをここで見せたら、たっぴー君から「…イケメン!!」と返ってきました。何か面白かったです(笑)
そのまま外で一服がてら休憩していたらプレミアステージが終了し、連勝数が上位のプレイヤーが集合していました。僕の結果は4連勝ということで、6連勝 1人、5連勝 1人、4連勝 3人、3連勝 12人ということで、奇跡のクライマックスステージ進出を決めることができました。正直、自分がこの場に再び立つことができるとは本当に思っていなかったです。とにかく嬉しくて、嬉しくて、共にクライマックスステージ進出を決めた方々と喜び合いました。特にみれさんとカイリさんが同じようにクライマックスステージ進出を決めることが出来たのがとてもうれしかったです。カイリさんからは「楽しみたい気持ちでこの舞台に残ったのは大したもんだよ」と言ってもらえて本当に嬉しかったです。そして、3連勝の方々がクライマックスステージ進出をかけて臨んだじゃんけんで勝ち抜いた面子の中には、何とプレミアステージで僕が倒したグレイさんの姿が。喜びも再開かつ再びここで戦うことになるかもしれないという期待も込めてハイタッチを決めました。しかしながら、その直後に対戦することになるとは思っていませんでした(笑)
さて、クライマックスステージですが僕は4連勝組のジャンケンの結果、2人に勝って一応3位ということになり、そのまま7位のグレイさんとの対戦が決定しました。今回の対戦決定カードはかなり特殊です。春のバトカニでは互いの順位の数を合わせて「17」となるような組み合わせでしたが。今回は1位vs5位、3位vs7位、2位vs6位、4位vs8位という、やや変則的な組み合わせです。そのため、ギリギリまで対戦相手が解りませんでした。それこそ、対戦卓に着いた時にグレイさんが目の前に座ったときは流石に笑いましたね。そして、デッキスリーブの交換をその時になって求められました。これは良い試みだと思いますが、デッキスリーブの交換の際に「対戦相手と向かい合って交換をしなければならない」という、運営側から面倒なお願いをされてしまいました。デッキスリーブの変更は別に構わないんですが、そういう大事なことは前もって説明してほしかったし、どうせやるならプレイヤーの立場になってそういった点に気を使ってほしかったと思っています。ということで、僕は運営側にお願いして別のテーブルを用意してもらい、そこで入れ替えました。大阪以降はそれらの点が改善されている事を望みます。
そして、僕はこの時に今回の試みのとんでもない抜け穴を見つけてしまったのです。それは「仕切りがないことにより、相手が使用したデッキのスリーブを覚えていれば相手のデッキが何なのかが把握できてしまう」という恐ろしい物です。正直、この発見をしてしまった時に頭の中で本気で悩みました。何故ならグレイさんのデッキの中身を知っていたからです。僕は今回の札幌大会で、もし何かの間違いが起こってクライマックスステージに残ってしまったとしたら、使おうと決めていたデッキがありました。結果的に「そのデッキ」を使ったのですが、相手が解っているならば確実に勝ちに行きやすいデッキを使用するのが戦略という物です。そして、これはその時に気が付いた人でしか出来ない物だし、運営側が気が付かなかった穴です。ということは、ルール違反でも何でもなく戦略ということになります。僕は今回、使用する予定は無かった物の、プレイングと構築に人一倍自信があるデッキを2つ用意していました。その片方のデッキがグレイさんを始めとする、今回のクライマックスステージ進出者のデッキのほとんどに有利であることに気が付いてしまったのです。
僕は頭の中ですっごく葛藤しました。「確実に勝ちに行く」べきなのかどうなのか。しかしながら、僕の中でこの選択を行うということは、一言で言うと「汚い手」であると感じたのです。僕はただ勝つためだけに札幌大会に来たわけじゃなく、全力で楽しむために札幌大会に来たのだと。そして、数秒間このデッキ選択に関して悩んだ後に、答えを出しました。僕が今回の札幌大会へ何をしに来たのか「その気持ち」が一番大事であると。僕はポケモンカードを楽しむ上で札幌大会で使うと決めていたデッキを組みました。そんな僕がそのためのデッキを使わないわけがありません。結果史上主義の方々としてはありえない選択だと思いますが、おそらくもう片方の選択をしたとしたら、僕は絶対に後悔をしてしまうと思います。特に負けた時はものすごく後悔しますよね。どうして、そのデッキを信じてやれなかったんだって。何と言うか、春のバトカニ仙台大会とどことなくシチュエーションが似ていました。相手に確実に勝ちに行くデッキを使用するよりも、自分が願いを込めたポケモンカードを楽しむためのデッキを使用するという、2つ選択肢を迫られていたのです。ならばこそ、胸を張って「このデッキを使用して本当に楽しかった」と思えるデッキを使用することに決めました。このように迷いが消えた僕には怖い物なんてありませんでした。
使用デッキ「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」
このデッキ名を見た時に「?」となった人は沢山いると思います。「何でカメケルじゃなくてカメバレットなの?」って。そりゃあそうですよ。このデッキに入っているポケモンは「カメックスケルディオEXビクティニミュウツーEXテラキオンエモンガメタモン」なんですから。僕の中にあったイメージは「シビビールでできることをカメックスでやってみる」でした。その為に色々な工夫をしました。メタモンとエモンガはピン刺しで入っています。何故、そのような理由で入っているのかは、是非考えてみて下さい。とりあえず言いたいことは「メタモンがカメになると思った?ざーんねーん!!テラキオンでした!!」みたいなことがやりたかったです。ふざけてますよね。本気で勝ちに行く気なんてないように見えますよね。それでも、デッキのコンセプトはとても面白いと僕は自負しています。これは僕が大好きな「初見殺し」ができるデッキだと信じていました。まさかカメックスにテラキオンが入ってるなんて思わないでしょう?それが楽しいんです。そして、あらゆる工夫を交えて相手を自分のペースに持って勝ちに行く、それが僕は楽しいんですよ。ちなみに、他のアタッカーとしてシェイミEXを入れるか迷いました。スリーブを入れ替える直前も、ビクティニにするかシェイミEXにするかすっごく迷いました。それでも、僕が「今日はVジェネレートの日だ」と勝手に思い込んでいたこと、「もしかしたら誰かがデッキを変更してギギギアルを使用するかもしれない」ということ、「シェイミEXを初手で引いてしまうことによる恐怖感」などなど、様々な理由から、今回はビクティニをアタッカーとして使用することに決めました。まぁ、結果的にビクティニはパソコン通信でトラッシュしてしまったんですけどね(笑)
【クライマックスステージ】
× 4-6 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
グレイさんとは本日2回目の対戦です。対戦カードが決まった後、共に喫煙所に行って一服し、お昼ご飯も一緒に食べました。何で大事な勝負の前にこんなに緩く相手と過ごせるんでしょうね。そのまま対戦前の握手はお互いに両手でガッチリとしつこいほどに交わしました。どうやらテンションが高い物同士で化学反応みたいなものが起こったようです(笑)
相手のデッキコンセプトは把握していたものの、どうすれば相手に有効的に勝てるのだろうか。それを考えた時、真っ先に出て来たのはテラキオンとNの運用の仕方でした。頭の中でそのイメージを作りつつ、山札をカットし初手に引いたのは「ミュウツーEX、テラキオン、水エネ、水エネ、エネルギー回収、エネルギー回収、アララギはかせ」でした。アララギはかせを見た瞬間に春の仙台大会でじいタンクさんに負けた悪夢が蘇りましたね。「何でこんな大事な場面で最初からエネルギー回収が2枚も来るんだよ!!」って。しかしながら、初手としてはそこまで絶望的ではありません。ツメタチワキどくさいみんナイトスピアが怖かったのでミュツツーEXを出しました。テラキオンはサイド落ちではなかったことが確認できたので手札に入れたまま。そのまま先行で、山札を引くも別のサポーターを引くことは出来なかったので、テラキオンを場に出し水エネを付け、初っ端から相手をいきなり威圧しました。そして、アララギはかせを打ち、ゼニガメを並べてターンエンド。そうすると、相手は先ほど僕と対戦した時には見せなかった、ものすごいブン周りを見せ、タチワキシティジムを張ってどくさいみん光線を1ターン目から打ち、ジャンクハントで手札を潤していました。そのまま、こちらにターンが来てスーパーポケモン回収を打ってミュウツーEXを救出しようとするもコインは裏、そのままヘビーボールでカメックスを読んでアメ進化で、ケルディオEXがかけつけてヤミラミを倒しました。そのまま、相手とは魂の削り合いのような殴り合いを行い、僕はテラキオンを使いながらヤミラミとダークライEXを倒し、向こうはナイトスピアでケルディオEXを1匹倒し、カメックス、ミュウツーEXとダメカンをばら撒いていきました。僕はこの時、テラキオンを囮にするというプレイングをこころがけていました。何故なら手札にげんきのかけらとプリズムエネルギーを握っていたからです。そして、場にはエモンガも出ています。いつでもカウンターを狙いにいったんです。それでも相手がそれを読んでいたのか、着実にEXを狙おうとしてきました。こんなにリスクを恐れない強気なプレイングをスーパーポケモン回収を見せている相手にどうしてできるのでしょうか。僕はそれが怖かったです。そして、勝負が決まったのはケルディオEXにどくさいみん光線を決め、相手がコインで表をだし、僕のケルディオEXを眠らせて、ツメタチワキナイトスピアで140Dを乗せ、ミュウツーEXに30Dを乗せた後でした。この眠り判定のコインで、表が出れば僕の勝ち、裏が出ればグレイさんの勝ちという、とんでもない運命がこのコイントスに委ねられたのです。そして、僕は勢いよくコインを投げました。結果は…裏。僕は「うーわ!!」と声を挙げ、頭を抱えてテーブルに肘をつきました。すっごく悔しかったです。そして、山札から引いたカードはサポーターでも何でもなくこの場で持っていても仕方のないポケモンキャッチャーだったと思います。もうどうしようもないです。僕は自分の手札を見て、どうすることも出来なくなってしまいました。そして、山札からカードを引いた5秒後に相手に向かって本気の笑顔を見せ、大きく手を差し伸べて、心の底からこう言いました…どうぞ!!その瞬間、タチワキの効果でケルディオEXがきぜつして、相手はキャッチャーでミュウツーEXを呼び出し、ツメナイトスピアでミュウツーEXを倒し、サイドを合計4枚引ききり僕に勝ちました。「最高に楽しい試合でした!!ありがとうございました!!」とお互いに健闘を称え、熱い握手を交わしました。
これは結果論ではありますが、僕が負けてしまった相手がグレイさんで本当に良かったです。お互いに精一杯考えたプレイングで本気を出して、プライドをかけて、シーソーゲームのような真剣勝負が出来たのです。僕は精一杯、その時、その時の最善手を本気で考えました。グレイさんも僕に対して、本気で最善手を考えて相手になって下さいました。僕はただ、彼の「リスクを恐れないというプレイングを行う度胸」と「それを支えた的確なプレイング」に完敗しました。とっても強かったです。そして、最高に楽しい試合ができて本当に良かったです。更に、グレイさんの優勝が決まった瞬間に一緒に抱き合って喜ぶことが出来て本当に良かったです。彼はすごい物を持っていました。デッキレシピも後から見せて頂いて感じたことですが、グレイさんは札幌大会においてあらゆる意味で納得の優勝を決めたと僕は思っています。こんなに素晴らしい相手と本気の勝負が出来て本当に楽しかったです。その一言に尽きます。
そういった感じで僕の札幌大会は終わりました。いくら楽しむことしか考えていなかったとはいえ、今回の結果は本当に出来すぎです。僕はこれほどまで自分が満足できる結果を残せたこと、こういった沢山の楽しむと言う経験が出来たことを、心の底から「奇跡」だと思っています。この「奇跡」というキーワードは1つ前の日記にも書きました。何故、僕がこの言葉に拘るのでしょうか。それは僕が今大会でとんでもないことをやってしまったからです。それは「大会で使用したデッキを今大会の対戦卓に座って『初めて』対人戦で回した」ということ、「調整らしい調整なんて物は本当にせず 一人回しすらしていなかった」ということが大部分を占めている理由です。一人回しすらしていないというか、調整らしい調整といえば「頭の中でカードは回していたこと」ぐらいです。だから、プレイングもクソもないぐらい今回の遠征はやる気がありませんでした。こんなにお金と時間をかけて、公式大会に遠征するというのに、これはありえないです。優勝を目指しているプレイヤーの方々に対して、本当に失礼な心がけだと思います。その上でそういった実力のある方々を蹴落としてクライマックスステージに進むなんて、僕は人間として本当に未熟です。
僕は今回の大会に向けて本気で「勝ちに行く気」がありませんでした。それは時間的にもモチベ的にもポケモンカードに自分がエネルギーを割くことが出来なくなってしまったからです。最も大きな理由は、同じく札幌大会に遠征したサニラン(仙台勢)の8人のメンバーからハブかれてしまったことですね。今回の大会は僕だけ単独行動だったんですよ。同じフェリーに乗ってきたものの、僕は2等客室の雑魚寝の部屋で1人で過ごしている一方で、彼らは個室を取って8人で調整などをしながら集団で過ごしていました。ご飯を食べる時も、僕はフェリー内のロビーで独りでカップ焼きそばを食べ、そそくさと部屋に戻る一方で、仙台勢の8人はレストランで優雅にお食事をしていたようです。フェリーの中ですら、僕はずっと独りだったんです。
僕は今回、遠征の間ずっと寂しかったです。支えてくれる人も居なければ、一緒に調整してくれる人が僕の地元の方々には居ないんです。あまりにも苦痛でした。気が付いたら僕はポケモンカードに触れることができないレベルで今回の大会に向けて調整も出来なかったんです。勝つためにしなければいけない「一人回し」ですら辛くなりました。「同じ目標を目指して一緒にやる相手が1人も居ない」、この事実があまりにも僕の中で大きすぎるショックでした。ポケモンカードを本気で辞めたくなりました。あまりにも病みすぎて、みんなの顔もあまり見なくなってしまってサニランにも行きたくなくなりました。本当に悔しかったです。向こうはいわゆる結果史上主義の方々の集まりでした。僕は楽しむことを主義とする人間です。相容れないのは解っています。それでもこんなにあからさまにハブかれるって何なんですかね。僕は敵を作りやすい性格であることは自分がよく解っています。それでも、みんなで一緒にポケモンカードがしたくて、向こう側に本気で自分の気持ちを伝えました。それでも、向こうのメンバーは「結果を残す為」に僕のことをハブきました。辛かったです。本当に辛かったです。正直、プレミアステージでPさんを倒してしまったことは、物凄く苦痛でした。結果を残す為にあれほどまで必死に頑張ってきた主要メンバーの1人を僕の手で潰してしまったのですから。僕はサニランのみんなのことが本当に大好きなのに、何で僕の手で彼らの希望を潰さなければいけなかったのだろう。札幌大会が終わった後は、自分のことがいつも以上に嫌になりました。それぐらい、僕は今回の遠征は悲しい物を背負った状態で迎えてしまったのです。
それでも、ポケモンカードを嫌いになれず、辞めることも出来なかった僕は、こんな状況下だからこそ自分に出来ることを精一杯やろうと考え、自分の中にある「楽しみたい」という自分の信条を本気で貫き通す為に、今回の札幌大会に向けて自分はどのように過ごすべきか精一杯考えました。そこで見つかった1つの課題が「メンタル面のマネジメント」です。僕は先天的、後天的にとある物を患ってしまった病弱な人間なのですが、その中でもはメンタルがありえないくらい弱いです。だからこそ、今回の札幌大会に向けてはひたすら自分に優しく過ごしました。そうすれば、僕は自分の力を思う存分、有意義に発揮できると思ったので、その考えを信じて、前日に札幌でお姉さんとデートをしたり、ポケモンカードで勝つことに必死にならないために、、心穏やかに札幌大会を迎えました。そして、結果としてベスト8というありえない程に有意義な結果を残してしまいました。本当に嬉しかったです。
1つ前の日記にも書きましたが、僕は決して強いプレイヤーでもないし、大した実力も持っていません。自分のことを「弱すぎる」と本気で思っています。でも、だからこそ自分には伸びしろが見えるし、今以上に強くなれると思うんですよね。純粋な実力だけなら、今回遠征したサニランのみんなの方が圧倒的に上だと思っています。僕は本当に運が良かっただけなんです。他人に対して誇れるような、見下ろすことが出来るような強さなんて全く持っていません。
それでも、僕が自分の中で答えを見つけて出すことが出来た今回の結果には、胸を張って誇ろうと思っています。最後の最後まで、自分の信念を貫き通してポケモンカードを今日まで続けてきて良かった。札幌大会に行って本当に良かった。
諸事情により名前を載せることは出来ませんが、今回の札幌大会に向けてとある方が僕に今回使用したデッキに関して知恵を貸して下さいました。他にも、僕がポケモンカードを楽めるように、モチベの維持という観点であ行クンがお話を聞いたりしてくれて、すっごく助かりました。僕は「独り」とは言いましたが、色々な形で僕の事を支えてくれる人は居てくれたのです。だからこそ、僕はこの状況下で「独りの時間」も楽みました。これは、僕を支えてくれる人あって出来た考え方です。このお二方には心の底から感謝しています。僕のことを最後まで支えてくれて本当にありがとうございました。最高に楽しめました。
ちなみに、今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません。僕は自分のやるべきことを札幌大会でやり遂げました。正直、燃え尽きたと思います。しばらく、ポケモンカードもまともに出来るかすらわからないので、少しの期間はサニランにも自発的に行かないような気がします。余計なことを背負ってしまうと、僕はポケモンカードを楽しむということが出来なくなってしまうので、少しの間は休養がてらゆっくりと休もうと思います。
札幌大会に参加された皆さんお疲れ様でした。僕はまたいつか公式大会の舞台に再び帰ってきます。その時も「楽しむ」という気持ちを念頭に置いて、全力でイベントを過ごすので
皆さんも楽しみにしてしていて下さい。今大会でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
それと暗い話ばかりではアレなので、今回の札幌大会にまつわる明るくも恥ずかしいちょっとした自分のお話を秘密日記に書きたいと思います。普段は秘密日記を全く使わないんですけど、ポケカプレイヤーにしてみればわりとどうでもいいお話を秘密日記に書きたくなったので、今回は思い切って書かせて頂きます。見たい方がいらっしゃいましたらお気軽にリンクどうぞ(笑)
1つ前の日記にコメントを残してくださった皆さん、ありがとうございます。僕は北海道から6日(火)の朝にフェリーに乗って帰ってきたのですが、その当日の夜からバイトに出勤するという、あまりにも無謀なスケジュールをこなし、今日(7日)は午前中に病院に行っただけでお昼以降は家でぐったりと過ごしていました。流石に疲れが未だに取れないようです。特に、首から肩、そして腰が痛い。そんな中、やっとまとまった時間が作れたので札幌大会のレポートを書きたいと思います。
今回のレポートはいつも以上に長いかもしれません。書きたいことがあまりにも多すぎます。ポケモンカードに関することをメインに書きますが、内容がいくらか逸脱してしまうかもしれません。あらかじめご了承下さい。
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
まず始めに、僕が公式大会どころかシビビール派生を人前で使うということは、とても稀有なお話であります。覚えている限りで、シビビを人前で使ったのはバトカニ仙台大会の1週間前のサニランで1回、先月にサニランで1回とかなりレアです。今大会で使用する予選デッキは、札幌大会に参加すると決めた時に決めました。僕は自他共に認める生粋の2進化デッキユーザーですが、今回はこのデッキを使用することで、自分の力はどこまで通用するのか、それを実感したかったんです。だからこそ、僕は「公式大会でも2進化デッキを使いたい」というプライドを捨てました。
自分の中で今回の環境のメタを沢山考えましたが、納得のいく可もなく不可もない無難なデッキはこのデッキしかありませんでした。中身としては、俗にいうレックビールですね。だけど、ただのレックビールじゃつまらないので色々と工夫をさせて頂きました。レックウザEXと一緒にビクティニ(Vジェネレート)がメインのデッキでもあります。そして、シビビール派生とはあまりにも珍しすぎるゼクロム0枚です。ゼクロムでも出来ることは、ビクティニでもできるような気がするんです。あとは入っているグッズが一般的なシビビール派生としてはちょっとだけ珍しいかな。工夫としては大体そんな感じです。
【チャレンジステージ1周目】
× 0-6 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX(フジツボ君)
初戦から仙台の遠征勢と対戦…宮城でやれって感じですね。対戦内容としては相性が最悪な上に、要所要所でエネルギーを引けずにランドロスに場を荒らされて気が付いたらサイドを全部引かれていました。ランドロスはほとんど諦めていた相手なので、まぁ仕方ないかなと思います。
【チャレンジステージ2周目】
〇 6-2 キュウコンミュウツーEXダークライEX
来ました。どくさいみん光線によるゴリ押しデッキ。しかしながら、相手がどうやらミュウツーレースの戦い方をよく理解していなかったようだったので、初っ端からこちらのペースで相手をコントロールし、すんなりと勝たせて頂きました。
〇 6-4 エンブオーレシラムミュウツーEXホワイトキュレムEX
相手が事故っていたようなので序盤から速攻を仕掛けようとするも、こちらは思うようにエネルギーをトラッシュに落とせずもたついてしまいます。そうこうしているうちに、相手のエンブオーが立ってしまい、ホワイトキュレムが2体殴れる状態が出来上がってしまいました。ホワイトレイジが予想以上に厄介でした。うかつにVジェネレートなんてかましたら返り討ちに合います。ということで、エンブオーを前にキャッチャーで呼んで縛り、ライコウEXでひたすら狙撃する戦法を取ると、どうやら相手は入れ替えるための手段を用意していなかったようで。ひたすらボルテージアローでベンチを狙撃して勝ち。
〇 6-1 サーナイトミュウツーEXゴルーグムシャーナ
ここで最初の奇跡が起きました。先行2ターン目でレベルボールでシビビールを呼んで…って、ん…?あれ…?3周してデッキの中身を確認するも、シビビールが全てサイド落ちというとんでもない悪夢が起こってしてしまいました。どないして勝てばいいねん…って感じでしたが、たねポケモンからひたすらに手張りドラゴンバーストで処理し、サーナイト2体にVジェネレートをかましつつ、シビシラスのスパークで2枚取りをして、何とかサイドからシビビを確保し、そのまま圧勝させて頂きました。ジャッジの方曰く「今の試合よく勝てたね…」みたいな感じだったので、本来であればそれぐらい厳しい試合だったかもしれません。
この時点でプレミアステージ進出という自分の目標は達成しました。しかしながら、ここで終わらせるのは勿体無いので、自分が出来る限りのことを最後までやり通そうと、プレミアステージに足を運びました。とりあえず、一旦休憩がてら外へ美味しい空気とタバコを吸うために一服し、再びプレミアステージの舞台に戻りました。
【プレミアステージ1周目】
〇 6-2 ミュウツーEXランドロスEXダークライEX
プレミアステージ1戦目です。春のバトカニ横浜、名古屋ではこの壁が超えることが出来ませんでした。ということで、緊張しながらも楽しむことを念頭に置いて、全力でプレミアステージを満喫しました。大事な1戦目、場をオープンすると相手はダークライEX、ミュウツーEXでした。「行ける!!」と思ったのも束の間、序盤からランドロスEXが出てきました。こちらの展開は2ターン目からシビビが2体立ったので、レックウザEXでその時に最も危険なポケモンをドラゴンバーストで駆除し続けます。そうすると、相手は思うように場にエネを残すことができずに、ミュウツーEXで素殴りし続けるのが精一杯。申し訳ありませんが、レックウザEXを倒された後に、こちらもミュウツーEXを場に出しエックスボールでカウンターさせて頂きました。そのまま相手は場にエネがつかなかったため、2体目のレックウザEXがダークライEXにドラゴンバーストを打ち込み、勝負ありです。よし、勝った!!
○ 6-4 ランドロスEXギギギアルレジスチルEXコバルオンEX(はたしょーさん)
中部からいらっしゃったプレイヤーさんということで、「仙台から来ました!!朗です!!対戦楽しみましょう!!」とお互いに自己紹介を交えつつ、緩い雰囲気で対戦を始めました。場をオープンした際に、相手の場にいたのはレジスチルEXとギアル。相性には自信があったので、Vジェネレートを有効活用するプレイングを心がけました。しかしながら、思うようにエネの充足が出来ず、しかもランドロスEXまで出てくるという…仕方がないのでレックウザEXで攻めたりもしますが、取っては取られてのシーソーゲームとなってしまいました。決めてとなったのは、相手が2体目のピクティニを倒したこと。僕は心の中でニヤリと笑いました。何故なら手札にパソコン通信があって、山札にはげんきのかけらが残っていたことを知っていたからです。そうです、僕のデッキにはビクティニがただ2枚積んであるわけではないのです。げんきのかけらまで積んでいるため、ビクティニが簡単に3体立てられる仕様となっております。そのまま、3体目にビクティニでコバルオンEXを撃破して勝利。相手はまさかの3体目のビクティニの登場に「えええぇぇ!?」というリアクションでした。はたしょーさんは今大会で全参加者のうち、最も酷いVジェネレートの被害に受けたことになります。正直、最高に楽しかったです。←
○ 6-0 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
今大会の優勝者です。まさかプレミアステージで対戦するときには、再びクライマックスステージで対戦することになるとは思いもしませんでした。それにしても、彼とは対戦前からありえないほど意気投合していたと思います。お互いに決して治らない厨二病を患っていたり、性癖のお話とかポケモンカードに全く関係のない話題で盛り上がっていました。プレミアステージの外でやれって感じです(笑) 対戦内容に関しては、グレイさんが酷い事故を起こしたのに対し、僕のデッキが異常なほどにブン回りました。エネルギーが充足される前にダークライを処理し、きせきがついてもスクラッパーで剥がす、ジャンクハントをされてもNで流す、僕に完全にペースを乗せられたグレイさんは、文字通り手も足もでない状態でした。ストレートで6枚サイドを取って勝利しました。しかしながら、僕はこのデッキの本当の恐ろしさに、まだ気がついていなかったのです…
○ 6-3 ファイヤーカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(Pさん)
ここで勝つことが出来ればクライマックスステージに進出できることがほぼ確定する、とても大事な一戦です。しかしながら、ここで立ちはだかった相手はサニランでよく対戦させて頂く強豪プレイヤーのPさんでした。とても、大きな壁でしたね。まさか、春のバトカニとうる君に対戦した時に続いて、こういった大事な局面でPさんと対戦することになるとは…向こうもプレミアステージで2勝していたらしく、負けられない大事な勝負だったようです。それでも、僕の答えは決まっていました。対戦前に彼へ「Pさんとこの場で真剣勝負が出来るのがとても嬉しいです!!一緒に楽しみましょう!!」とお話すると、「そんなこと言いながらも、君は勝ちに来たんでしょ?チャレンジステージでフジツボ君の隣で対戦を見ていたけど、君からはとてつもない闘志が伝わってきたよ」と返ってきました。僕はその時、無意識に「あ、やっぱりわかります?それならば全力で勝負してこそですよね!!」と返していました。この時に初めて自分の気持ちが解ったんです、僕が「ただ楽しみに札幌大会へ来たわけではない」と。その気持ちに正直になって、Pさんとの対戦を楽しみました。相手のデッキはトロピカルビーチが搭載された本気のカメケルでした。序盤に向こうが速攻でカメを立てて殴ってくるも、こちら側も負け時とシビビを並べて、レックウザEXで力押しを決めました。僕の頭の中にはPさんのカメケルの急所が解っていました。それはファイヤーもブラックキュレムも「基本エネルギーに頼っているデッキ」のため、ドローソースでエネルギー回収を上手く引かない限り、水エネルギーが思うように充足されないという部分です。ということで、僕がプレイングで最も心がけたのはエネルギーが充足されたケルディオEXをひたすら仕留めるというものです。相手は、どうやら思うようにドローソースが中盤以降から引けずにエネルギーも充足できなくなっていました。そうなるとこのデッキは止まりません。いくら、一時凌ぎでシビビを縛られようと、いれかえが安定して供給されるこちら側は正直、負ける気がしませんでした。そのまま、力押しでケルディオEXを3体倒して勝利しました。この場で真剣勝負でPさんに勝つことができたということ、それは僕にとって大きな喜びとなりました。勝った瞬間にガッツポーズをしてしまうほど嬉しかったです。デッキ相性はどちらかというと僕の方が上とはいえ、彼に勝つのはそう容易い物ではありません。僕はたまたま運が良かったとは思いますが、対戦中に彼からとてつもないプレッシャーを感じていました。正直、デッキの中身とPさんの気迫の影響で、ずっと緊張感が解れませんでした。だからこそ、僕はこの対戦を通して、自分の中で自分の力が一皮剥けたということを実感できたのです。とにかく、この勝利は本当に嬉しかった。
× 0-6 ミュウツーEXヤミラミダークライEXバッフロン(たっぴー君)
プレミアステージで4勝したことによりクライマックスステージ進出がほぼ確定し、背負う物はもう無くなりました。あとは純粋に勝負をしたい人が来るまで、プレミアステージで相手を待っていました。その状況下で、ふと目に入ったのが北海道の超有名プレイヤーであるたっぴー君の姿でした。僕は迷わず、彼のもとに向かい「ダイアリーノートで朗って名乗ってる物です!!対戦しましょう!!」と対戦卓に座る。どうやら、向こうはプレミアステージの1戦目だったらしく、向こうにとっては決して負けられない戦いになったようです。そして、僕は自分のスコアシートを隠して、彼との対戦に臨みました。対戦内容に関しては相手が上出来とかいうレベルを通り越してブン回った上に、こちら側はシビビがサイドにほとんど落ちてしまったので何も出来ませんでした(笑) それにしても、彼のプレイングはとても上手かったと思います。プレミアステージの終了時間をかなり気にしていたようで、やや雑なカード捌きをしていましたが、プレイングはとても丁寧で1つ1つ確実に僕を潰す為に、的確なプレイングを僕に対して行いました。文句なしで強いプレイヤーだったと思います。自分の目で彼の実力をしっかりと見ることが出来て本当に良かった。対戦には負けましたが、彼と対戦出来たことで、僕はポケモンカードを楽しめたのです。やっぱり、強い人と実際に対戦して学べることって沢山あるんですね。ちなみに、対戦で負けが決まった瞬間に「勝負してくれてありがとう!!僕は上で待ってるね!!」と4勝のスコアシートをここで見せたら、たっぴー君から「…イケメン!!」と返ってきました。何か面白かったです(笑)
そのまま外で一服がてら休憩していたらプレミアステージが終了し、連勝数が上位のプレイヤーが集合していました。僕の結果は4連勝ということで、6連勝 1人、5連勝 1人、4連勝 3人、3連勝 12人ということで、奇跡のクライマックスステージ進出を決めることができました。正直、自分がこの場に再び立つことができるとは本当に思っていなかったです。とにかく嬉しくて、嬉しくて、共にクライマックスステージ進出を決めた方々と喜び合いました。特にみれさんとカイリさんが同じようにクライマックスステージ進出を決めることが出来たのがとてもうれしかったです。カイリさんからは「楽しみたい気持ちでこの舞台に残ったのは大したもんだよ」と言ってもらえて本当に嬉しかったです。そして、3連勝の方々がクライマックスステージ進出をかけて臨んだじゃんけんで勝ち抜いた面子の中には、何とプレミアステージで僕が倒したグレイさんの姿が。喜びも再開かつ再びここで戦うことになるかもしれないという期待も込めてハイタッチを決めました。しかしながら、その直後に対戦することになるとは思っていませんでした(笑)
さて、クライマックスステージですが僕は4連勝組のジャンケンの結果、2人に勝って一応3位ということになり、そのまま7位のグレイさんとの対戦が決定しました。今回の対戦決定カードはかなり特殊です。春のバトカニでは互いの順位の数を合わせて「17」となるような組み合わせでしたが。今回は1位vs5位、3位vs7位、2位vs6位、4位vs8位という、やや変則的な組み合わせです。そのため、ギリギリまで対戦相手が解りませんでした。それこそ、対戦卓に着いた時にグレイさんが目の前に座ったときは流石に笑いましたね。そして、デッキスリーブの交換をその時になって求められました。これは良い試みだと思いますが、デッキスリーブの交換の際に「対戦相手と向かい合って交換をしなければならない」という、運営側から面倒なお願いをされてしまいました。デッキスリーブの変更は別に構わないんですが、そういう大事なことは前もって説明してほしかったし、どうせやるならプレイヤーの立場になってそういった点に気を使ってほしかったと思っています。ということで、僕は運営側にお願いして別のテーブルを用意してもらい、そこで入れ替えました。大阪以降はそれらの点が改善されている事を望みます。
そして、僕はこの時に今回の試みのとんでもない抜け穴を見つけてしまったのです。それは「仕切りがないことにより、相手が使用したデッキのスリーブを覚えていれば相手のデッキが何なのかが把握できてしまう」という恐ろしい物です。正直、この発見をしてしまった時に頭の中で本気で悩みました。何故ならグレイさんのデッキの中身を知っていたからです。僕は今回の札幌大会で、もし何かの間違いが起こってクライマックスステージに残ってしまったとしたら、使おうと決めていたデッキがありました。結果的に「そのデッキ」を使ったのですが、相手が解っているならば確実に勝ちに行きやすいデッキを使用するのが戦略という物です。そして、これはその時に気が付いた人でしか出来ない物だし、運営側が気が付かなかった穴です。ということは、ルール違反でも何でもなく戦略ということになります。僕は今回、使用する予定は無かった物の、プレイングと構築に人一倍自信があるデッキを2つ用意していました。その片方のデッキがグレイさんを始めとする、今回のクライマックスステージ進出者のデッキのほとんどに有利であることに気が付いてしまったのです。
僕は頭の中ですっごく葛藤しました。「確実に勝ちに行く」べきなのかどうなのか。しかしながら、僕の中でこの選択を行うということは、一言で言うと「汚い手」であると感じたのです。僕はただ勝つためだけに札幌大会に来たわけじゃなく、全力で楽しむために札幌大会に来たのだと。そして、数秒間このデッキ選択に関して悩んだ後に、答えを出しました。僕が今回の札幌大会へ何をしに来たのか「その気持ち」が一番大事であると。僕はポケモンカードを楽しむ上で札幌大会で使うと決めていたデッキを組みました。そんな僕がそのためのデッキを使わないわけがありません。結果史上主義の方々としてはありえない選択だと思いますが、おそらくもう片方の選択をしたとしたら、僕は絶対に後悔をしてしまうと思います。特に負けた時はものすごく後悔しますよね。どうして、そのデッキを信じてやれなかったんだって。何と言うか、春のバトカニ仙台大会とどことなくシチュエーションが似ていました。相手に確実に勝ちに行くデッキを使用するよりも、自分が願いを込めたポケモンカードを楽しむためのデッキを使用するという、2つ選択肢を迫られていたのです。ならばこそ、胸を張って「このデッキを使用して本当に楽しかった」と思えるデッキを使用することに決めました。このように迷いが消えた僕には怖い物なんてありませんでした。
使用デッキ「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」
このデッキ名を見た時に「?」となった人は沢山いると思います。「何でカメケルじゃなくてカメバレットなの?」って。そりゃあそうですよ。このデッキに入っているポケモンは「カメックスケルディオEXビクティニミュウツーEXテラキオンエモンガメタモン」なんですから。僕の中にあったイメージは「シビビールでできることをカメックスでやってみる」でした。その為に色々な工夫をしました。メタモンとエモンガはピン刺しで入っています。何故、そのような理由で入っているのかは、是非考えてみて下さい。とりあえず言いたいことは「メタモンがカメになると思った?ざーんねーん!!テラキオンでした!!」みたいなことがやりたかったです。ふざけてますよね。本気で勝ちに行く気なんてないように見えますよね。それでも、デッキのコンセプトはとても面白いと僕は自負しています。これは僕が大好きな「初見殺し」ができるデッキだと信じていました。まさかカメックスにテラキオンが入ってるなんて思わないでしょう?それが楽しいんです。そして、あらゆる工夫を交えて相手を自分のペースに持って勝ちに行く、それが僕は楽しいんですよ。ちなみに、他のアタッカーとしてシェイミEXを入れるか迷いました。スリーブを入れ替える直前も、ビクティニにするかシェイミEXにするかすっごく迷いました。それでも、僕が「今日はVジェネレートの日だ」と勝手に思い込んでいたこと、「もしかしたら誰かがデッキを変更してギギギアルを使用するかもしれない」ということ、「シェイミEXを初手で引いてしまうことによる恐怖感」などなど、様々な理由から、今回はビクティニをアタッカーとして使用することに決めました。まぁ、結果的にビクティニはパソコン通信でトラッシュしてしまったんですけどね(笑)
【クライマックスステージ】
× 4-6 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
グレイさんとは本日2回目の対戦です。対戦カードが決まった後、共に喫煙所に行って一服し、お昼ご飯も一緒に食べました。何で大事な勝負の前にこんなに緩く相手と過ごせるんでしょうね。そのまま対戦前の握手はお互いに両手でガッチリとしつこいほどに交わしました。どうやらテンションが高い物同士で化学反応みたいなものが起こったようです(笑)
相手のデッキコンセプトは把握していたものの、どうすれば相手に有効的に勝てるのだろうか。それを考えた時、真っ先に出て来たのはテラキオンとNの運用の仕方でした。頭の中でそのイメージを作りつつ、山札をカットし初手に引いたのは「ミュウツーEX、テラキオン、水エネ、水エネ、エネルギー回収、エネルギー回収、アララギはかせ」でした。アララギはかせを見た瞬間に春の仙台大会でじいタンクさんに負けた悪夢が蘇りましたね。「何でこんな大事な場面で最初からエネルギー回収が2枚も来るんだよ!!」って。しかしながら、初手としてはそこまで絶望的ではありません。ツメタチワキどくさいみんナイトスピアが怖かったのでミュツツーEXを出しました。テラキオンはサイド落ちではなかったことが確認できたので手札に入れたまま。そのまま先行で、山札を引くも別のサポーターを引くことは出来なかったので、テラキオンを場に出し水エネを付け、初っ端から相手をいきなり威圧しました。そして、アララギはかせを打ち、ゼニガメを並べてターンエンド。そうすると、相手は先ほど僕と対戦した時には見せなかった、ものすごいブン周りを見せ、タチワキシティジムを張ってどくさいみん光線を1ターン目から打ち、ジャンクハントで手札を潤していました。そのまま、こちらにターンが来てスーパーポケモン回収を打ってミュウツーEXを救出しようとするもコインは裏、そのままヘビーボールでカメックスを読んでアメ進化で、ケルディオEXがかけつけてヤミラミを倒しました。そのまま、相手とは魂の削り合いのような殴り合いを行い、僕はテラキオンを使いながらヤミラミとダークライEXを倒し、向こうはナイトスピアでケルディオEXを1匹倒し、カメックス、ミュウツーEXとダメカンをばら撒いていきました。僕はこの時、テラキオンを囮にするというプレイングをこころがけていました。何故なら手札にげんきのかけらとプリズムエネルギーを握っていたからです。そして、場にはエモンガも出ています。いつでもカウンターを狙いにいったんです。それでも相手がそれを読んでいたのか、着実にEXを狙おうとしてきました。こんなにリスクを恐れない強気なプレイングをスーパーポケモン回収を見せている相手にどうしてできるのでしょうか。僕はそれが怖かったです。そして、勝負が決まったのはケルディオEXにどくさいみん光線を決め、相手がコインで表をだし、僕のケルディオEXを眠らせて、ツメタチワキナイトスピアで140Dを乗せ、ミュウツーEXに30Dを乗せた後でした。この眠り判定のコインで、表が出れば僕の勝ち、裏が出ればグレイさんの勝ちという、とんでもない運命がこのコイントスに委ねられたのです。そして、僕は勢いよくコインを投げました。結果は…裏。僕は「うーわ!!」と声を挙げ、頭を抱えてテーブルに肘をつきました。すっごく悔しかったです。そして、山札から引いたカードはサポーターでも何でもなくこの場で持っていても仕方のないポケモンキャッチャーだったと思います。もうどうしようもないです。僕は自分の手札を見て、どうすることも出来なくなってしまいました。そして、山札からカードを引いた5秒後に相手に向かって本気の笑顔を見せ、大きく手を差し伸べて、心の底からこう言いました…どうぞ!!その瞬間、タチワキの効果でケルディオEXがきぜつして、相手はキャッチャーでミュウツーEXを呼び出し、ツメナイトスピアでミュウツーEXを倒し、サイドを合計4枚引ききり僕に勝ちました。「最高に楽しい試合でした!!ありがとうございました!!」とお互いに健闘を称え、熱い握手を交わしました。
これは結果論ではありますが、僕が負けてしまった相手がグレイさんで本当に良かったです。お互いに精一杯考えたプレイングで本気を出して、プライドをかけて、シーソーゲームのような真剣勝負が出来たのです。僕は精一杯、その時、その時の最善手を本気で考えました。グレイさんも僕に対して、本気で最善手を考えて相手になって下さいました。僕はただ、彼の「リスクを恐れないというプレイングを行う度胸」と「それを支えた的確なプレイング」に完敗しました。とっても強かったです。そして、最高に楽しい試合ができて本当に良かったです。更に、グレイさんの優勝が決まった瞬間に一緒に抱き合って喜ぶことが出来て本当に良かったです。彼はすごい物を持っていました。デッキレシピも後から見せて頂いて感じたことですが、グレイさんは札幌大会においてあらゆる意味で納得の優勝を決めたと僕は思っています。こんなに素晴らしい相手と本気の勝負が出来て本当に楽しかったです。その一言に尽きます。
そういった感じで僕の札幌大会は終わりました。いくら楽しむことしか考えていなかったとはいえ、今回の結果は本当に出来すぎです。僕はこれほどまで自分が満足できる結果を残せたこと、こういった沢山の楽しむと言う経験が出来たことを、心の底から「奇跡」だと思っています。この「奇跡」というキーワードは1つ前の日記にも書きました。何故、僕がこの言葉に拘るのでしょうか。それは僕が今大会でとんでもないことをやってしまったからです。それは「大会で使用したデッキを今大会の対戦卓に座って『初めて』対人戦で回した」ということ、「調整らしい調整なんて物は本当にせず 一人回しすらしていなかった」ということが大部分を占めている理由です。一人回しすらしていないというか、調整らしい調整といえば「頭の中でカードは回していたこと」ぐらいです。だから、プレイングもクソもないぐらい今回の遠征はやる気がありませんでした。こんなにお金と時間をかけて、公式大会に遠征するというのに、これはありえないです。優勝を目指しているプレイヤーの方々に対して、本当に失礼な心がけだと思います。その上でそういった実力のある方々を蹴落としてクライマックスステージに進むなんて、僕は人間として本当に未熟です。
僕は今回の大会に向けて本気で「勝ちに行く気」がありませんでした。それは時間的にもモチベ的にもポケモンカードに自分がエネルギーを割くことが出来なくなってしまったからです。最も大きな理由は、同じく札幌大会に遠征したサニラン(仙台勢)の8人のメンバーからハブかれてしまったことですね。今回の大会は僕だけ単独行動だったんですよ。同じフェリーに乗ってきたものの、僕は2等客室の雑魚寝の部屋で1人で過ごしている一方で、彼らは個室を取って8人で調整などをしながら集団で過ごしていました。ご飯を食べる時も、僕はフェリー内のロビーで独りでカップ焼きそばを食べ、そそくさと部屋に戻る一方で、仙台勢の8人はレストランで優雅にお食事をしていたようです。フェリーの中ですら、僕はずっと独りだったんです。
僕は今回、遠征の間ずっと寂しかったです。支えてくれる人も居なければ、一緒に調整してくれる人が僕の地元の方々には居ないんです。あまりにも苦痛でした。気が付いたら僕はポケモンカードに触れることができないレベルで今回の大会に向けて調整も出来なかったんです。勝つためにしなければいけない「一人回し」ですら辛くなりました。「同じ目標を目指して一緒にやる相手が1人も居ない」、この事実があまりにも僕の中で大きすぎるショックでした。ポケモンカードを本気で辞めたくなりました。あまりにも病みすぎて、みんなの顔もあまり見なくなってしまってサニランにも行きたくなくなりました。本当に悔しかったです。向こうはいわゆる結果史上主義の方々の集まりでした。僕は楽しむことを主義とする人間です。相容れないのは解っています。それでもこんなにあからさまにハブかれるって何なんですかね。僕は敵を作りやすい性格であることは自分がよく解っています。それでも、みんなで一緒にポケモンカードがしたくて、向こう側に本気で自分の気持ちを伝えました。それでも、向こうのメンバーは「結果を残す為」に僕のことをハブきました。辛かったです。本当に辛かったです。正直、プレミアステージでPさんを倒してしまったことは、物凄く苦痛でした。結果を残す為にあれほどまで必死に頑張ってきた主要メンバーの1人を僕の手で潰してしまったのですから。僕はサニランのみんなのことが本当に大好きなのに、何で僕の手で彼らの希望を潰さなければいけなかったのだろう。札幌大会が終わった後は、自分のことがいつも以上に嫌になりました。それぐらい、僕は今回の遠征は悲しい物を背負った状態で迎えてしまったのです。
それでも、ポケモンカードを嫌いになれず、辞めることも出来なかった僕は、こんな状況下だからこそ自分に出来ることを精一杯やろうと考え、自分の中にある「楽しみたい」という自分の信条を本気で貫き通す為に、今回の札幌大会に向けて自分はどのように過ごすべきか精一杯考えました。そこで見つかった1つの課題が「メンタル面のマネジメント」です。僕は先天的、後天的にとある物を患ってしまった病弱な人間なのですが、その中でもはメンタルがありえないくらい弱いです。だからこそ、今回の札幌大会に向けてはひたすら自分に優しく過ごしました。そうすれば、僕は自分の力を思う存分、有意義に発揮できると思ったので、その考えを信じて、前日に札幌でお姉さんとデートをしたり、ポケモンカードで勝つことに必死にならないために、、心穏やかに札幌大会を迎えました。そして、結果としてベスト8というありえない程に有意義な結果を残してしまいました。本当に嬉しかったです。
1つ前の日記にも書きましたが、僕は決して強いプレイヤーでもないし、大した実力も持っていません。自分のことを「弱すぎる」と本気で思っています。でも、だからこそ自分には伸びしろが見えるし、今以上に強くなれると思うんですよね。純粋な実力だけなら、今回遠征したサニランのみんなの方が圧倒的に上だと思っています。僕は本当に運が良かっただけなんです。他人に対して誇れるような、見下ろすことが出来るような強さなんて全く持っていません。
それでも、僕が自分の中で答えを見つけて出すことが出来た今回の結果には、胸を張って誇ろうと思っています。最後の最後まで、自分の信念を貫き通してポケモンカードを今日まで続けてきて良かった。札幌大会に行って本当に良かった。
諸事情により名前を載せることは出来ませんが、今回の札幌大会に向けてとある方が僕に今回使用したデッキに関して知恵を貸して下さいました。他にも、僕がポケモンカードを楽めるように、モチベの維持という観点であ行クンがお話を聞いたりしてくれて、すっごく助かりました。僕は「独り」とは言いましたが、色々な形で僕の事を支えてくれる人は居てくれたのです。だからこそ、僕はこの状況下で「独りの時間」も楽みました。これは、僕を支えてくれる人あって出来た考え方です。このお二方には心の底から感謝しています。僕のことを最後まで支えてくれて本当にありがとうございました。最高に楽しめました。
ちなみに、今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません。僕は自分のやるべきことを札幌大会でやり遂げました。正直、燃え尽きたと思います。しばらく、ポケモンカードもまともに出来るかすらわからないので、少しの期間はサニランにも自発的に行かないような気がします。余計なことを背負ってしまうと、僕はポケモンカードを楽しむということが出来なくなってしまうので、少しの間は休養がてらゆっくりと休もうと思います。
札幌大会に参加された皆さんお疲れ様でした。僕はまたいつか公式大会の舞台に再び帰ってきます。その時も「楽しむ」という気持ちを念頭に置いて、全力でイベントを過ごすので
皆さんも楽しみにしてしていて下さい。今大会でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
それと暗い話ばかりではアレなので、今回の札幌大会にまつわる明るくも恥ずかしいちょっとした自分のお話を秘密日記に書きたいと思います。普段は秘密日記を全く使わないんですけど、ポケカプレイヤーにしてみればわりとどうでもいいお話を秘密日記に書きたくなったので、今回は思い切って書かせて頂きます。見たい方がいらっしゃいましたらお気軽にリンクどうぞ(笑)
#47 バトルカーニバル札幌大会に参加してきました。
2012年11月4日 ポケカ日記 コメント (17)今大会に参加された皆さんお疲れ様でした。
スマホからのため簡易的な結果報告のみさせて頂きます。
奇跡的にプレミアステージで4連勝し、予選を3位で抜けることが出来ました。
そして、決勝トーナメントで優勝者であるグレイさんとシーソーゲームのような対戦を行い負けました。
ということで、ベスト8というまさかの結果を残せました。奇跡以外の何物でもありません。
使用したデッキは
予戦が「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
本戦が「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」です。
本気で楽しみにいくことしか考えていなかった自分としてはあまりにも出来すぎな結果です。特に本戦で使用したデッキの評価が周りからかなり高く、チムアチャのミランからは「そのデッキだったら優勝あったと思うよ」とまで言われてしまいました。お世辞だとしでも本当に嬉しかったです。
僕は決して強いプレイヤーではありませんし、大した実力も持ち合わせていないのですが、今大会の結果に関しては偶然だとしても、奇跡だとしても、胸を張って誇ろうと思います。
詳しいレポートは後日、DNにて書かせて頂きます。
応援して下さった皆さん、今大会でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
スマホからのため簡易的な結果報告のみさせて頂きます。
奇跡的にプレミアステージで4連勝し、予選を3位で抜けることが出来ました。
そして、決勝トーナメントで優勝者であるグレイさんとシーソーゲームのような対戦を行い負けました。
ということで、ベスト8というまさかの結果を残せました。奇跡以外の何物でもありません。
使用したデッキは
予戦が「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
本戦が「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」です。
本気で楽しみにいくことしか考えていなかった自分としてはあまりにも出来すぎな結果です。特に本戦で使用したデッキの評価が周りからかなり高く、チムアチャのミランからは「そのデッキだったら優勝あったと思うよ」とまで言われてしまいました。お世辞だとしでも本当に嬉しかったです。
僕は決して強いプレイヤーではありませんし、大した実力も持ち合わせていないのですが、今大会の結果に関しては偶然だとしても、奇跡だとしても、胸を張って誇ろうと思います。
詳しいレポートは後日、DNにて書かせて頂きます。
応援して下さった皆さん、今大会でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。