こんばんは、朗です。
前回の記事でもちらっと書いた通り、僕はレックウザメガバトル大阪大会を終えてからしばらく燃え尽きてしまったかのようにゆっくり休んでいました。毎週のように慌ただしく全国各地を飛び回りあっという間に過ぎていった時間が嘘のように、今では一日一日の流れがとてもゆっくりに感じます。
先週末にはレックウザメガバトル日本一決定戦が開催されましたね。世間的にはレックウザメガバトルシーズンは終わったと認識している方々がほとんどだと思いますが、「そういえば僕のレックウザメガバトルのレポートって北海道大会から書いてなかったな…」とドラちゃんの振り返りレポートを見て思い立ち、今更になって北海道大会のレポートを書いてみようと考えた所存です。やはり振り返りを行うにはシーズン中だからこそに限りますね。え?今シーズンはもう終わっているって?僕の中ではまた今シーズンは終わっていないからいいんです()
いつの間にかフラダリの奥の手が禁止カードになってしまったり、新弾であるバンデットリングが発売してしまったりしたけど、その辺は気にしない方針でいきます。もちろん日本一決定戦を含む大阪大会以降の内容はこの日記では触れません。さて、今更ではありますが北海道大会のレポートに参りましょう。
【レックウザメガバトル 北海道大会】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
千葉大会を終えてから北海道大会までの間、僕は2つのデッキをひたすら煮詰めました。その1つが「ゲンシグラードンEX・ソーナンス」です。もはや今大会のトップメタになったデッキですね。しかしながら、2週間じっくり煮詰めましたが結果的に僕には使いこなせませんでした。(2つめのデッキに関しては後ほど記述します)
大会前日まで投入を視野に入れていたのですが、何度やっても「このデッキはどこかで事故る!」「というか、このデッキは自分が使い込んでいるドンファンにまともに勝てないじゃないか!」という気持ちが大きく、北海道大会1週間前にうんざり会の前に出たSASYUのジムバトルでも、やまめさんのドンファンに敗北したこともあったため「迷ったらドンファンで行こう」という気持ちが強かったため、本大会でもそのまま続投しました。ドンファンに関してはデッキ内容に変えたい箇所が無かったため、千葉大会2日目と構築は全く同じです。
http://akira3.diarynote.jp/201506302149114224/
またデッキの解説は↑の記事で紹介しているので、そちらをお読みになってから以下のレポートを読んで頂けるとデッキの動きがより分かるかと思うのでオススメです。
ファーストステージ1戦目 ○ 4-0 リーフィアライチュウシェイミ(水ひろガメさん)
対戦前にお話したところ名古屋からいらしたプレイヤーさんとのことで、一緒に並んでいたおまめちゃんから水ひろガメさんだということを教えて頂きました。流石はレックウザメガバトル!北海道大会とは言えど全国各地から日本代表を目指し強豪が集う大会ですね…!
対戦に関してはこちらが順当に展開するも、相手がサポーターを全く引けずにただひたすらポケモンを差し出すだけの流れになってしまい、イーブイとライチュウとシェイミEXを順番に借り続けてすぐにゲームが終わってしまいました。相性的に有利を取れたのも大きかったです。
ファーストステージ2戦目 ○ 6-0 よるのこうしん
対戦相手は地元のお姉さんプレイヤーでした。何やらこのような大きな大会に出るのは初めてだったそうで…和やかな雰囲気の中で「対戦を楽しみましょう!」という会話を交えながら真剣勝負が始まりました。
しかしながら、この対戦はデッキ相性による圧倒的な勝利だったため特筆することは得に無いです。ただ、ドンファンとルチャブルがバチュル、バケッチャ、シェイミをフラダリで呼び出しながらロボを前に出すよくある流れで、勝負はあっという間に決まってしまいました。
初めての大会を迎える方に対し、圧倒的な勝ち方をしてしまったのは申し訳ない気持ちがややありますが、この場には自分のように「日本代表になるために仙台から勝ちに来た!」というプレイヤーがいることと、その熱意と雰囲気が少しでも伝わったなら幸いですかね…
そんなこんなであっという間にセカンドステージの進出を決めてしまいました。何気に1番乗りでしたね。ただ単に運が良かったです。そんなこんなでメガターボを受け取り僕との対戦者を待っていたところそこに現れたのは…
セカンドステージ1戦目 ○ 1-0 リーフィアライチュウシェイミ(Aoiちゃんママさん)
強豪ファミリーであるいっくん家のお母さんプレイヤーがセカンドステージ2番乗りでやってきました。毎回大会シーズンごとに挨拶をさせて頂いていたのですが対戦をするのは実はこれが初めて。ただ、勢いづいているAoiちゃんママさんの強さはよく存じています。レックウザメガバトル愛知大会の直前に前々日のZEROのジムバトルで勢い任せのデッキで上位に駆け上がっていく姿を拝見し、対戦する時には去年のバトフェス東京大会でクライマックスステージにてAoiちゃんママさんが隣の席に座っていたことを思い出しました。こういった場ですと尚更侮れません。
対戦をスタートすると場にオープンしたのは相手の場にはピカチュウ…こちらのベンチのゴマゾウがいるのを見て「あぁーやっぱりそのデッキ今日多いよねぇー…困ったなぁー…」と返され内心でガッツポーズ。シェイミとスーパーポケモン回収を多用して展開を図ろうとするもことごとく裏しか出なかったこと、サポーターを使用できなかったことで相手の場はあっという間にシェイミ1体だけになってしまいました。
ラストターンを迎えた時に相手から「手札にエネあります?」と聞かれ、エネがあれば僕の勝ちが確定する場面だったため、手札の闘エネルギーとストロングエネルギーを見つめながら「はい、あります…」と苦笑いしながら答えると、相手は「じゃあこれ以上続けてもしょうがないので…」と話しながらシェイミにダブル無色エネルギーを貼りスカイリターンを行って場からポケモンを消し去り実質の投了をされ勝敗が決まりました。
相手の潔さに驚き「ありがとうございます。この勝利は絶対に無駄にはしません」と伝えながら深く頭を下げ、僕はセカンドステージ2戦目の待機場所に移動しました。そして次に現れたプレイヤーは…
セカンドステージ2戦目 ○ 6-5 ゲンシグラードンソーナンス(ヒラノ君)
「ま、マジで…?今やるの…?」と彼を目の前にして動揺を隠せない自分がそこにはいました。彼との対戦はこれで3回目。1回目はチムアチャ杯にてデッキによる相性差で申し訳ないことに6-0で完封してしまった試合。2回目は去年のバトフェス宮城大会でセカンドステージ3戦目にクライマックスステージ進出を賭けた魂の削り合いのような戦いの末に、僕が敗北してしまい「よーし!行ってこい!」と握手と笑顔で彼を送りだした試合。そしてここでまさかの3回目が発生してしまいました。
僕の中で公式大会における彼との勝負はとても特別な思いがあります。彼ほどまでに強いプレイヤーと上位の椅子を賭けて戦うことができるのですから!そして今ではあのチームアチャモのメンバーでもあるとの彼との対戦は気持ちの高ぶりが収まりませんでした。
対戦が始まると相手はソーナンス、グラードンEXとここ2週間ずっと練習してきたデッキを操り僕に勝負を仕掛けてきました。このデッキの急所と対処法は概ね熟知しているつもりだったので僕は自信を持って対戦に臨みました。
想定通りといえば想定通りですが、彼は序盤に展開が大分もたつき、僕はその間にソーナンスを5体倒してサイドを先行します。そこから彼はNを打ち込みながらロボをひたすら出し続け、ゲンシグラードンEXを2体それぞれきあいのタスキをつけた状態で殴っては逃げ、殴っては逃げの繰り返しで僕のルチャブルとドンファンを倒していきます。
この試合の分かれ目になったのは僕がサイド残り4枚の状態で場に出していたジラーチEXをACE SPECである回収サイクロンで手札に戻したところと、いつでもぶちこわすを打てるドンファンにきあいのタスキがついた瞬間ですね。相手がロボをひたすら出す度に奥の手を打ってくれたので無事にタスキを手札に呼び込めました。
しかしながら、この試合は異常とも呼べるような長さでした。相手がの残りサイドが1枚だけだったために、これ以上ソーナンスが出ることはありません。相手はひたすらロボを前に出しながらそれぞれきあいのタスキ、かたいおまもりを身に着けダメージを受けた2体のゲンシグラードンEXをベンチに引っこませてはまんたんのくすりとメガターボを打ち続け、数少ない勝ち筋を辿っていきます。
正直、この試合は精神的にもかなりキツくて生きた心地がしませんでした。1時間以上も対戦し続けていたら誰でもそうなるような気はします。ロボが切れるのが先か、徐々にあゆみよる相手がサイドを引き切るのが先かという辛い試合でした。ルールに反してもいない、態度も悪くない彼に対して僕は3回目の奥の手を打たれたときに「ねぇ…まだやるの…?」と不機嫌な態度で言ってしまいました。こう発言してしまったことは僕がポケカプレイヤーとして器が小さい、未熟であったという表れだったと思います。この試合でもっと辛い思いをしていたのは彼なのに何故その時に気が付けなかったんでしょう。今では深く反省しています。
そして試合は相手のロボがバトル場に残り1枚になったターンに僕があなぬけのヒモを打って前に引っ張り出し、ゲンシグラードンEXにタスキドンファンでぶちこわすを打ちきぜつしたことでサイドを引き切り勝利しました。正直、精神的に参っていたため後味は良くなかったです。
今だからこそ言えることですが、これもフラダリの奥の手というカードが生み出した現状の1つではないでしょうか。特定のカードの存在に責任を転嫁する気はありませんが、こういう出来事が起こったのも事実です。1時間以上も試合をしてやっと決着が着くなんてどう考えてもおかしいと思います。フラダリの奥の手が禁止カードになったことで今後の環境がより良い物へと移行することを1プレイヤーとして臨みます。
「この勝ちは絶対に無駄にはしない。ありがとう」
僕は彼にそう告げて次の対戦へと向かいました。自分が対戦している間にごぼう抜きをされたかのようにセカンドステージ3戦目の試合が次々に行われているのではないかという焦燥感に駆られていましたが、実際のところはそこまで大したことはなかったようです。3戦目の舞台に進んだのは僕で5人目だったのかな…常に落ち着いていることって本当に大事ですね。そんなこんなでクライマックスステージを賭けた試合に臨むべく現れた対戦相手は…
セカンドステージ3戦目 ○ 6-1 ゲンシグラードンソーナンス(油さん)
対戦相手が決まった瞬間、正直泣きそうでした。何でここでチムアチャ2連戦な上に同じ仙台に住んでいる油さんで、何よりもまた相手がナンスグラードンなんだよ…って。上記の試合の隣で自分の試合を行っていた油さんはヒラノ君と僕がとてつもなく辛い試合をしていたのを間近で見ていました。だからこそ彼はそんな僕の気持ちを察してスムーズな試合を心がけてくれました。本当に嬉しかったです。
試合内容は僕がレジロックスタート、相手がソーナンススタートだったんですが…相手がレジロックを見た瞬間にテキストを確認してきました。そんなにマイナーなカードなんですかね…っていうか、千葉大会でも使っていたカードなのに何でみんなことごとくスルーするんだろうと思いつつ、咄嗟にとてつもないプランを思い付きそれを実行しました。「そうだ、レジロックにタスキを貼ってランドメイカーでひたすら相手の灼熱の大地を割って事故をさらに誘発させてから、ストーンエッジでレジロックが倒れるまでひたすら場をけちらそう」って。
油さんがヒラノ君との対戦以上に事故を起こしてくれたので、その作戦通りレジロック1体でソーナンス2体とグラードンEXをストーンエッジで倒してサイドを4枚取りました。また、タスキのおかげでOHKOされることもなかったのでゲンシグラードンEXに最後に死に出しストーンエッジをかまして残りHPを80に。返しに別のゲンシグラードンEXが出てきてレジロックは倒されてしまいましたが、そのままラストターンはあなぬけのヒモでそのゲンシグラードンを引っ張り出し、ドンファンにストロングエネルギーを貼り、ファイティングスタジアムを出してスピニングターンで倒してゲームセット!クライマックスステージ進出決定です!
あっという間に終わってしまったファーストステージ、長く苦しい戦いを強いられたセカンドステージを経て手にしたクライマックスステージの椅子はとても喜ばしい物でした。進出を決めたのは8人中3番目だったのかな。北海道大会はラストチャレンジ予選からは8人という限られた枠でしかクライマックスステージへと進むことが出来なかったので、進出が決定した時は本当に嬉しかったです。何気に以前参加したバトカニ札幌大会に続いて北海道では2回目のクライマックスステージ進出ですね。この北海道という地と僕は何気に相性が良いのかもしれません。
クライマックスステージ進出が決まりホテルでお昼までゆっくり寝ていた彼女にLINEでいつものシシコにレイをかけた写真を送って報告をすると「やめろ」「おめでとう」 「やめろ」と丁寧な返信が返ってきました。あ、うちの彼女は僕がいつも持っているシシコが煽られているように感じるみたいで大嫌いなんですよ…そんなこんなで彼女も無事クライマックスステージが始まるまでに応援にかけつけてくれることに!
そんな中、同じくチムロリメンバーとして共に北海道大会で遠征しにきたレイネ君が今シーズン初めてついにクライマックスステージに進出!お互いに抱き合って喜びました!僕のドンファンデッキはレイネ君がいてこそのデッキだったので自分のこと以上にすっごく嬉しかったです!
クライマックスステージが始まるまでの時間、レイネ君を含めたチムロリメンバーが何人か集まりクライマックスステージへの作戦会議。北海道大会には参加できなかった微粒さんからもLINEでアドバイスを頂き、そのまま皆さんで話し合いました。レイネ君はこのまま黒デッキで心中するといっていましたが僕の中では2択でした。
その1つ目の選択肢はこれまで共に走り続けてきたドンファンデッキ。ここまでかなりの安定感のある強さを誇り、セカンドステージでチムアチャを2人抜きしたこともあってデッキ選択の自信としては迷ったらこれだという気持ちがここでもありました。ただ、何故躊躇したかというと「僕がドンファンで勝ち上がってきた」という情報があまりにも表に出過ぎてしまったんですよね。それと同じくクライマックスステージに残ったコスズさんがアオギリカメケルを使用していたこともデッキ選択の懸念材料となりました。「このままドンファンで行っていいのか?」と自問自答する中で出てきたのがもう1つのデッキ。
そのもう1つの選択肢はここ2週間で煮詰めたもう1つのデッキであるビリゲノでした。僕が煮詰めたというよりも同じチームメンバーであるのりPさんが煮詰めたというのが正解ですね。千葉大会を終えた後に「朗さん、俺クライマックス用にビリゲノ作ろうと思うんだけど…乗ってくれる?」と電話で言ってくれて「それマジで言ってんの?乗るに決まってるじゃん!」と話し、こっそり北海道大会に向けて構築を煮詰めていました。具体的なコンセプトは秘密ですが、この環境に合わせたビリゲノです。一番の標的はもちろんゲンシグラードンソーナンス。チムアチャがみんな揃って使用していたこともあって、選択肢としては間違いないなというある程度の自信がありました。
ということで、クライマックスステージのデッキは対戦相手と隣のブロックを見てどちらかにすることに決定し、そこからはクライマックスステージへ向けて地獄のスリーブ入れ替え作業…忙しい中手伝ってくれたのりPさん、Nムラーさん、ドラちゃん、レイネ君には本当に感謝しています…
会場に戻ると対戦相手の表が張り出され、僕の相手は北海道の強豪プレイヤーの筆頭であるたっぴー君に決定しました。そして、デッキ選択を決めるべく重要になったベスト16で勝ったら対戦することになるであろう隣のブロックのプレイヤーにはコスズさんと、某椎茸ンネの名前が…コスズさんのデッキスリーブがセカンドステージと違かったこと、そして何よりも某椎茸ンネのデッキがビリゲノで絶望的に相性が悪いことを鑑みて、僕のクライマックスステージのデッキはドンファンに決定しました。
たっぴー君のデッキは十中八九ゲロゲゾロアークであるというイメージが強かったので、正直ビリゲノでもドンファンでもどちらでも良かったです。結果的には彼としてはビリゲノの方が困ったみたいですがそれはまた別のお話。余談ですが彼との対戦は実は2回目でした、奇しくも前回のバトフェス札幌大会のセカンドステージ5戦目でした。当時は連勝数を競う形式だったのでその時点で4連勝をしていた僕にとっては消化試合だった対戦でしたが、とんでもない事故を起こして負けてしまったことを今でもよく覚えています。「その時のリベンジを決めてやる!」という気持ちを胸に、僕は彼との対戦に臨みました。
ふと席に着くと、反対側のブロックになったレイネ君が隣にいてギャラリーにはチムロリメンバー、チームサニーのちゃきやB3、そして僕の彼女の姿が。大会前に宣言した通りみんなに(特に彼女に)カッコいい姿を見せるべくいつも以上に真剣に集中して対戦準備が始まります。
そういえば対戦準備の際に初めて行ったことがあります。相手切りを行われる際に相手からいわゆる7枚切りで僕のデッキをカットされたことがきっかけで、積み込みはしていないと思うけど念のためにジャッジを呼んで相手切り後のデッキシャッフルをジャッジへ依頼しました。フロアルールの勉強をした実践をどこかでやってみたかったので貴重な体験になったと思います。ここではティーチャータカシマがカットしてくれました。
クライマックスステージ1戦目 × 4-5 ガマゲロゲゾロアークシェイミ(たっぴー君)
対戦準備で山札からカードを引いてみるとゴマゾウ、ドンファン、デデンネ、闘エネルギー、ストロングエネルギー、ポケモン回収サイクロン、ファイティングスタジアムの7枚が…思わず心の中で「おいイイィィ!!ジャッジイイイィィ!!」と思ってしまうほどに残念な手札でした…いや、シャッフルを依頼した僕が悪いんですけど()
とりあえず初手でそう簡単に倒されることはないだろうこと、エネルギーを貼る対象として仲間を呼んでそのままベンチに圧縮がてらルチャブルを沢山呼び出せるデデンネを前にベンチにゴマゾウを置きます。仮にキャッチャーだのあなぬけなどが飛んできたらサイクロンで戻せばいいやーぐらいの気持ちでバトル場はデデンネで。じゃんけんの結果僕が後攻…むしろ展開への猶予を貰えたような気がするのでこれはわりとラッキーな後攻でした。
対戦が始まり場をオープンすると相手のバトル場にはやはりというべきかガマゲロゲEX、そしてこちらは勢いよく「デデンネェ!」とバトル場をオープン。「動揺するやないかーい!」と相手とギャラリーから笑い声が聞こえる雰囲気で相手のターンがスタートしました。
相手はプラターヌ博士、ハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、シェイミEX、ジラーチEX、スーパーポケモン回収を多用し爆発的な加速力をもってあっという間に場を展開させてきました。途中でどくさいみん光線なども投げられましたね。ここで早速、自分にとってはラッキーな出来事が。
「手札何枚ですか?」と聞かれたので「あっこれはあのカードを使ってくるな」と思い、「えっと、1,2,3,4、5枚です!」と手札が5枚”も”あることをわざとさり気なくアピールし、数え終わる頃には相手からレッドカードが飛んできました。上記の通り手札が残念だったので内心ガッツポーズですよね。そうこうしているうちに相手が4分ほどかけて行った最初のターンが終わって僕にターンが回ってきました。
僕は負けじと手札に呼び込んだハイパーボールでシェイミEXを呼び出し、回収サイクロンも絡めてドンファンデッキにしては珍しい爆発的な展開を返します。そこで打ったコルニであのカードがいることを確認し意気揚々とそれを出します。そうですレジロックです。この対戦においてもレジロックの存在が相手にとって脅威になると考え最初のターンからの登場です。「こいつが起動し始めたらストーンエッジでシェイミもゲロゲも3体は倒すまで止まらないからな」という僕なりの宣戦布告でした。もちろんテキストも確認されました(笑)
しかしながら、ここで早速この対戦におけるハイライトシーンの1つが出来てしまいます。シェイミを利用するためにきあいのタスキを貼りたかったんですがゾロアークでOHKOされないために一番貼りたかったレジロックに貼る前に、ゴマゾウかルチャブルに貼らざるおえないシチュエーションに至ったんですよね。そこでゴマゾウでハチマキブルブルパンチどくさいタチワキで落ちると思い、とりあえずルチャブルにタスキ、ゴマゾウにハチマキを貼ったんですがこれは判断としてはプレミスでした。理由はこの後わかります…が、その次のターンにここで貼ったタスキはツールスクラッパーで剥がされてしまいました。結果的には意味が無かったようです。このターンではレジロックにストロングエネルギーを貼ってそのままターンエンド。デデンネは死に出しでそのまま返しのターンに、再びある程度の時間をかけた展開をされた後にブルブルパンチを受けて気絶してしまいました。
次のターンに僕はロボを壁にしてドンファンを立てましたがブルブルパンチをされていたためにストロングエネルギーと上手く手札に呼び込めずあの憎きゾロアークを倒せません。というかハチマキを剥がされてた時点でスピニングターンでOHKOするためにはストロングエネルギーを貼るしかなかったんですよね。仕方なく渋々レジロックに闘エネルギーを付けてターンを返します。すると、返しにフラダリでドンファンを呼ばれてイカサマぶちこわすでOHKOされてしまいました。まさかこのターンに奴が殴ってくるとは…ここでドンファンにタスキを貼っていたら、もしかしたらですが未来は変わったかもしれません。
そして返しのターンで僕も攻撃を開始しました。ルチャブルにストロングエネルギーをつけてファイティングスタジアムを出し、フラダリで相手のジラーチEXを呼び出してフライングプレスでOHKOします。ここからは相手はひたすらブルブルパンチをする体制を取るのかと思いきや出てきたのはシェイミEX、どうやら序盤の爆発的な展開でやや息切れを起こしてしまったようです。タチワキシティジムを出されてダブル無色エネルギーをシェイミEXにつけてからの奥の手でお互いのドローソースなどその他諸々が山札に戻りました。そこから再びハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、スーパーポケモン回収を使って爆発的に展開をしていき、そのままルチャブルにスカイリターンを打ってターンを返し、バトル場に出てきたのはケルディオEX。
ポケモンチェックでダイスを投げるとルチャブルが眠りから覚ますことに成功。そして、バトル場とベンチのルチャブルと入れ替えてケルディオEXにフライングプレスでワンパンを当てます。そして返しのターンに、スーパーポケモン回収で戻ったケルディオの代わりに出てきたシェイミEXにダブル無色エネルギーが付き、前のターンと同様に時間をかけた展開の後にどくさいみんタチワキシティジムでスカイリターン…なかなか思うようにEXポケモンを2ヒットで倒せません!
それからは相手が先ほどまでと同じように展開を交えながらひたすらガマゲロゲEXを出してブルブルパンチ。僕は多投しているルチャブルを死に出しなどで出しながらひたすらフライングプレスで入れ替えガマゲロゲEXを1体取りました。ルチャブルが眠ってしまって起きられなかったターンにはレジロックにエネルギーを貼り、ずっと手札に握っていたフラダリで最後シェイミにストーンエッジを叩き込むためにあとエネルギーは貼れば1枚というところまでもっていきました。そうこうしているうちに場の殴れるルチャブルがと手札の闘エネルギーが尽きてしまい、もうタチワキどくさいみんブルブルパンチを打たれたらルチャブルが出せなくなってしまったので、バトル場にレジロックを出して賭けにでることにしました。手札にはダブル無色エネルギーがあるので、このターンにイカサマストーンエッジでやられなければ僕は迷わずシェイミをフラダリで呼び出して、素の打点が120Dのストーンエッジを叩き込みます。
運命の相手のターン…相手はなんとイカサマストーンエッジをせずにフラダリでシェイミEXを呼び出してブルブルパンチを打ってきました。返しのターンでドローして急いでシェイミにダブル無色エネルギーをつけた瞬間に、試合終了のホイッスルが会場に鳴り響きます…スカイリターンで30Dを与えてサイド差4-5で僕の負けです。悔しさのあまり天を仰いで「くっそー!!」と吠えてしまいました。
この試合でデッキ構築やらプレイングやら色々な意味で彼が僕よりも強かったのは試合中も、その終了後も認めていました。特にツールスクラッパーでタスキを剥がされた時、ドンファンをイカサマぶちこわすをされた時は本当に「やられた!」と思いました。これは後からわかったことですが、彼が後日DNで載せた使用デッキ解説から察するに、彼は僕との対戦では最初からサイド差の逃げ切りによるTOD(=時間切れ勝利)を狙っていたようです。だから最後のターンにフラダリでシェイミを呼び出したんですね。納得がいきました。作戦通りの試合展開…お見事です。
ただ僕は、「もしターンが返ってきたならば勝てたのかもしれない」という僅かな希望が自分にあったからこそ、時間が足りなかったことがありえないほど悔しかったです。対戦後はとりあえず相手と握手をしてクライマックスステージの舞台を後にしました。その後の僕は悔しさのあまり、少しの間いつものようにクライマックスステージの観戦すら出来ない状態でした。端っこに彼女が敷いていたピクニックシートの上で体育座りをしてしょんぼりしていました。
そこで、しばらくすると僕の試合を見てくれていた本部長や沢山のプレイヤーの皆さんから色々なアドバイスや労いの言葉を受けて気持ちがやや落ち着けたので、ベスト8の試合の途中から再び試合を観戦することにしました。あとはいつも通りクライマックスステージから表彰式までの風景をカメラに収めながら、この北海道大会が最後までどうなるのかを見届けました。
そしてその結果、僕との試合に勝利したたっぴー君が優勝し、日本一決定戦に駒を進めました。気持ちは複雑ではありましたが「絶対に大阪大会で勝って日本一決定戦で彼にリベンジしてやる」という思いがその時の自分の中には芽生えていました。
表彰式終了後にもたっぴー君とは改めてお話しました。この時、僕は彼が優勝したことに対し素直な気持ちで「おめでとう」と伝えました。そして去り際には「日本一決定戦でたっぴー君に追いつくから楽しみにしててね」と約束を交わし、その場を後にしました。
そんな感じで僕の北海道大会は終わりました。大会終了後はチムロリのメンバー+彼女でサッポロビール園に行き、みんなで美味しいジンギスカンとビールを沢山頂きました。大会中は色々なことがあったけど、この場ではすっごく晴れ晴れとした気持ちで楽しい夜会を過ごせました…そういえばこーれんさんって人が何故か北海道大会当日の朝に名古屋からこっちに来てくれたんですが、お陰で夜会が大変盛り上がりました。僕の彼女も「こーれんさんすっごく面白かったー!おっぱいおっきかったー!」とひたすら笑い続けていたみたいです。塩コショウって便利な調味料ですね()
そんな彼には夜会で悔しさのあまりモヤモヤとしていた僕の気持ちを晴らしてくれお礼がてら、大阪大会終了後に今大会の勝利賞であるキラメガターボを進呈させて頂きました。その場にいるだけで空気を変えられる彼の能力は本当にすごいですね。彼女も今回初めてチムロリのメンバーと共に夜会を過ごして、メンバーの色々な面を見ることが出来た経験からか「あなたは普段から本当に素敵な良い人たちと一緒にカード出来ているから幸せ者ね。何だか安心したわ」と言われました。自分のことじゃないけど、自分が心を許せるチームメンバーのことを褒めてもらえるのって何だかとっても嬉しいですね。不思議な気持ちになりました。
北海道大会を終えてホテルに戻ってからはこの日の出来事を改めて振り返っていました。デッキだとかプレイングだとかは置いといて、この日の自分は「カッコ悪かったなぁ」という想いが特に大きかったです。色々な人の前でカッコいいところを見せたかったはずなのに空回りしてしまって、逆にカッコ悪いところを沢山の人の前で見せてしまった。自分が普段は出来れば表に出したくない感情的な所も見せてしまった。かなり自責の念に苛まれていました。北海道大会においてグッドマナー、グッドプレイ、グッドゲームの精神を心がけて臨んでいたにも関わらず、僕はポケカプレイヤーとして大変未熟だったなと。この日の自分のことを本当に恥ずかしく思います。
しかしながら、今回の経験は自分にとって今後の糧として活かせる自信も出来ました。これは僕が素敵な仲間に恵まれているお陰です。まだまだ時間はいっぱいかかるかもしれません。それでも僕は、誰かの前で「カッコいい」と思ってもらえる、そんな姿を見せられる、自分でも思える、そして誰かの目標になれるような、そんなポケカプレイヤーになれるように、これからも気を引き締めてポケモンカードに打ち込んでいきます。この出来事は絶対に忘れません。よしっ、また頑張っていこう。
次回は大阪大会のレポートを書きます!あまり表では話題になっていませんが、大阪大会のレポートでは後に今年の日本チャンピオンとなったレクスマンが僕に語ってくれたすっごくカッコ良いエピソードを書く予定ですので、皆さんお楽しみに!
前回の記事でもちらっと書いた通り、僕はレックウザメガバトル大阪大会を終えてからしばらく燃え尽きてしまったかのようにゆっくり休んでいました。毎週のように慌ただしく全国各地を飛び回りあっという間に過ぎていった時間が嘘のように、今では一日一日の流れがとてもゆっくりに感じます。
先週末にはレックウザメガバトル日本一決定戦が開催されましたね。世間的にはレックウザメガバトルシーズンは終わったと認識している方々がほとんどだと思いますが、「そういえば僕のレックウザメガバトルのレポートって北海道大会から書いてなかったな…」とドラちゃんの振り返りレポートを見て思い立ち、今更になって北海道大会のレポートを書いてみようと考えた所存です。やはり振り返りを行うにはシーズン中だからこそに限りますね。え?今シーズンはもう終わっているって?僕の中ではまた今シーズンは終わっていないからいいんです()
いつの間にかフラダリの奥の手が禁止カードになってしまったり、新弾であるバンデットリングが発売してしまったりしたけど、その辺は気にしない方針でいきます。もちろん日本一決定戦を含む大阪大会以降の内容はこの日記では触れません。さて、今更ではありますが北海道大会のレポートに参りましょう。
【レックウザメガバトル 北海道大会】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
千葉大会を終えてから北海道大会までの間、僕は2つのデッキをひたすら煮詰めました。その1つが「ゲンシグラードンEX・ソーナンス」です。もはや今大会のトップメタになったデッキですね。しかしながら、2週間じっくり煮詰めましたが結果的に僕には使いこなせませんでした。(2つめのデッキに関しては後ほど記述します)
大会前日まで投入を視野に入れていたのですが、何度やっても「このデッキはどこかで事故る!」「というか、このデッキは自分が使い込んでいるドンファンにまともに勝てないじゃないか!」という気持ちが大きく、北海道大会1週間前にうんざり会の前に出たSASYUのジムバトルでも、やまめさんのドンファンに敗北したこともあったため「迷ったらドンファンで行こう」という気持ちが強かったため、本大会でもそのまま続投しました。ドンファンに関してはデッキ内容に変えたい箇所が無かったため、千葉大会2日目と構築は全く同じです。
http://akira3.diarynote.jp/201506302149114224/
またデッキの解説は↑の記事で紹介しているので、そちらをお読みになってから以下のレポートを読んで頂けるとデッキの動きがより分かるかと思うのでオススメです。
ファーストステージ1戦目 ○ 4-0 リーフィアライチュウシェイミ(水ひろガメさん)
対戦前にお話したところ名古屋からいらしたプレイヤーさんとのことで、一緒に並んでいたおまめちゃんから水ひろガメさんだということを教えて頂きました。流石はレックウザメガバトル!北海道大会とは言えど全国各地から日本代表を目指し強豪が集う大会ですね…!
対戦に関してはこちらが順当に展開するも、相手がサポーターを全く引けずにただひたすらポケモンを差し出すだけの流れになってしまい、イーブイとライチュウとシェイミEXを順番に借り続けてすぐにゲームが終わってしまいました。相性的に有利を取れたのも大きかったです。
ファーストステージ2戦目 ○ 6-0 よるのこうしん
対戦相手は地元のお姉さんプレイヤーでした。何やらこのような大きな大会に出るのは初めてだったそうで…和やかな雰囲気の中で「対戦を楽しみましょう!」という会話を交えながら真剣勝負が始まりました。
しかしながら、この対戦はデッキ相性による圧倒的な勝利だったため特筆することは得に無いです。ただ、ドンファンとルチャブルがバチュル、バケッチャ、シェイミをフラダリで呼び出しながらロボを前に出すよくある流れで、勝負はあっという間に決まってしまいました。
初めての大会を迎える方に対し、圧倒的な勝ち方をしてしまったのは申し訳ない気持ちがややありますが、この場には自分のように「日本代表になるために仙台から勝ちに来た!」というプレイヤーがいることと、その熱意と雰囲気が少しでも伝わったなら幸いですかね…
そんなこんなであっという間にセカンドステージの進出を決めてしまいました。何気に1番乗りでしたね。ただ単に運が良かったです。そんなこんなでメガターボを受け取り僕との対戦者を待っていたところそこに現れたのは…
セカンドステージ1戦目 ○ 1-0 リーフィアライチュウシェイミ(Aoiちゃんママさん)
強豪ファミリーであるいっくん家のお母さんプレイヤーがセカンドステージ2番乗りでやってきました。毎回大会シーズンごとに挨拶をさせて頂いていたのですが対戦をするのは実はこれが初めて。ただ、勢いづいているAoiちゃんママさんの強さはよく存じています。レックウザメガバトル愛知大会の直前に前々日のZEROのジムバトルで勢い任せのデッキで上位に駆け上がっていく姿を拝見し、対戦する時には去年のバトフェス東京大会でクライマックスステージにてAoiちゃんママさんが隣の席に座っていたことを思い出しました。こういった場ですと尚更侮れません。
対戦をスタートすると場にオープンしたのは相手の場にはピカチュウ…こちらのベンチのゴマゾウがいるのを見て「あぁーやっぱりそのデッキ今日多いよねぇー…困ったなぁー…」と返され内心でガッツポーズ。シェイミとスーパーポケモン回収を多用して展開を図ろうとするもことごとく裏しか出なかったこと、サポーターを使用できなかったことで相手の場はあっという間にシェイミ1体だけになってしまいました。
ラストターンを迎えた時に相手から「手札にエネあります?」と聞かれ、エネがあれば僕の勝ちが確定する場面だったため、手札の闘エネルギーとストロングエネルギーを見つめながら「はい、あります…」と苦笑いしながら答えると、相手は「じゃあこれ以上続けてもしょうがないので…」と話しながらシェイミにダブル無色エネルギーを貼りスカイリターンを行って場からポケモンを消し去り実質の投了をされ勝敗が決まりました。
相手の潔さに驚き「ありがとうございます。この勝利は絶対に無駄にはしません」と伝えながら深く頭を下げ、僕はセカンドステージ2戦目の待機場所に移動しました。そして次に現れたプレイヤーは…
セカンドステージ2戦目 ○ 6-5 ゲンシグラードンソーナンス(ヒラノ君)
「ま、マジで…?今やるの…?」と彼を目の前にして動揺を隠せない自分がそこにはいました。彼との対戦はこれで3回目。1回目はチムアチャ杯にてデッキによる相性差で申し訳ないことに6-0で完封してしまった試合。2回目は去年のバトフェス宮城大会でセカンドステージ3戦目にクライマックスステージ進出を賭けた魂の削り合いのような戦いの末に、僕が敗北してしまい「よーし!行ってこい!」と握手と笑顔で彼を送りだした試合。そしてここでまさかの3回目が発生してしまいました。
僕の中で公式大会における彼との勝負はとても特別な思いがあります。彼ほどまでに強いプレイヤーと上位の椅子を賭けて戦うことができるのですから!そして今ではあのチームアチャモのメンバーでもあるとの彼との対戦は気持ちの高ぶりが収まりませんでした。
対戦が始まると相手はソーナンス、グラードンEXとここ2週間ずっと練習してきたデッキを操り僕に勝負を仕掛けてきました。このデッキの急所と対処法は概ね熟知しているつもりだったので僕は自信を持って対戦に臨みました。
想定通りといえば想定通りですが、彼は序盤に展開が大分もたつき、僕はその間にソーナンスを5体倒してサイドを先行します。そこから彼はNを打ち込みながらロボをひたすら出し続け、ゲンシグラードンEXを2体それぞれきあいのタスキをつけた状態で殴っては逃げ、殴っては逃げの繰り返しで僕のルチャブルとドンファンを倒していきます。
この試合の分かれ目になったのは僕がサイド残り4枚の状態で場に出していたジラーチEXをACE SPECである回収サイクロンで手札に戻したところと、いつでもぶちこわすを打てるドンファンにきあいのタスキがついた瞬間ですね。相手がロボをひたすら出す度に奥の手を打ってくれたので無事にタスキを手札に呼び込めました。
しかしながら、この試合は異常とも呼べるような長さでした。相手がの残りサイドが1枚だけだったために、これ以上ソーナンスが出ることはありません。相手はひたすらロボを前に出しながらそれぞれきあいのタスキ、かたいおまもりを身に着けダメージを受けた2体のゲンシグラードンEXをベンチに引っこませてはまんたんのくすりとメガターボを打ち続け、数少ない勝ち筋を辿っていきます。
正直、この試合は精神的にもかなりキツくて生きた心地がしませんでした。1時間以上も対戦し続けていたら誰でもそうなるような気はします。ロボが切れるのが先か、徐々にあゆみよる相手がサイドを引き切るのが先かという辛い試合でした。ルールに反してもいない、態度も悪くない彼に対して僕は3回目の奥の手を打たれたときに「ねぇ…まだやるの…?」と不機嫌な態度で言ってしまいました。こう発言してしまったことは僕がポケカプレイヤーとして器が小さい、未熟であったという表れだったと思います。この試合でもっと辛い思いをしていたのは彼なのに何故その時に気が付けなかったんでしょう。今では深く反省しています。
そして試合は相手のロボがバトル場に残り1枚になったターンに僕があなぬけのヒモを打って前に引っ張り出し、ゲンシグラードンEXにタスキドンファンでぶちこわすを打ちきぜつしたことでサイドを引き切り勝利しました。正直、精神的に参っていたため後味は良くなかったです。
今だからこそ言えることですが、これもフラダリの奥の手というカードが生み出した現状の1つではないでしょうか。特定のカードの存在に責任を転嫁する気はありませんが、こういう出来事が起こったのも事実です。1時間以上も試合をしてやっと決着が着くなんてどう考えてもおかしいと思います。フラダリの奥の手が禁止カードになったことで今後の環境がより良い物へと移行することを1プレイヤーとして臨みます。
「この勝ちは絶対に無駄にはしない。ありがとう」
僕は彼にそう告げて次の対戦へと向かいました。自分が対戦している間にごぼう抜きをされたかのようにセカンドステージ3戦目の試合が次々に行われているのではないかという焦燥感に駆られていましたが、実際のところはそこまで大したことはなかったようです。3戦目の舞台に進んだのは僕で5人目だったのかな…常に落ち着いていることって本当に大事ですね。そんなこんなでクライマックスステージを賭けた試合に臨むべく現れた対戦相手は…
セカンドステージ3戦目 ○ 6-1 ゲンシグラードンソーナンス(油さん)
対戦相手が決まった瞬間、正直泣きそうでした。何でここでチムアチャ2連戦な上に同じ仙台に住んでいる油さんで、何よりもまた相手がナンスグラードンなんだよ…って。上記の試合の隣で自分の試合を行っていた油さんはヒラノ君と僕がとてつもなく辛い試合をしていたのを間近で見ていました。だからこそ彼はそんな僕の気持ちを察してスムーズな試合を心がけてくれました。本当に嬉しかったです。
試合内容は僕がレジロックスタート、相手がソーナンススタートだったんですが…相手がレジロックを見た瞬間にテキストを確認してきました。そんなにマイナーなカードなんですかね…っていうか、千葉大会でも使っていたカードなのに何でみんなことごとくスルーするんだろうと思いつつ、咄嗟にとてつもないプランを思い付きそれを実行しました。「そうだ、レジロックにタスキを貼ってランドメイカーでひたすら相手の灼熱の大地を割って事故をさらに誘発させてから、ストーンエッジでレジロックが倒れるまでひたすら場をけちらそう」って。
油さんがヒラノ君との対戦以上に事故を起こしてくれたので、その作戦通りレジロック1体でソーナンス2体とグラードンEXをストーンエッジで倒してサイドを4枚取りました。また、タスキのおかげでOHKOされることもなかったのでゲンシグラードンEXに最後に死に出しストーンエッジをかまして残りHPを80に。返しに別のゲンシグラードンEXが出てきてレジロックは倒されてしまいましたが、そのままラストターンはあなぬけのヒモでそのゲンシグラードンを引っ張り出し、ドンファンにストロングエネルギーを貼り、ファイティングスタジアムを出してスピニングターンで倒してゲームセット!クライマックスステージ進出決定です!
あっという間に終わってしまったファーストステージ、長く苦しい戦いを強いられたセカンドステージを経て手にしたクライマックスステージの椅子はとても喜ばしい物でした。進出を決めたのは8人中3番目だったのかな。北海道大会はラストチャレンジ予選からは8人という限られた枠でしかクライマックスステージへと進むことが出来なかったので、進出が決定した時は本当に嬉しかったです。何気に以前参加したバトカニ札幌大会に続いて北海道では2回目のクライマックスステージ進出ですね。この北海道という地と僕は何気に相性が良いのかもしれません。
クライマックスステージ進出が決まりホテルでお昼までゆっくり寝ていた彼女にLINEでいつものシシコにレイをかけた写真を送って報告をすると「やめろ」「おめでとう」 「やめろ」と丁寧な返信が返ってきました。あ、うちの彼女は僕がいつも持っているシシコが煽られているように感じるみたいで大嫌いなんですよ…そんなこんなで彼女も無事クライマックスステージが始まるまでに応援にかけつけてくれることに!
そんな中、同じくチムロリメンバーとして共に北海道大会で遠征しにきたレイネ君が今シーズン初めてついにクライマックスステージに進出!お互いに抱き合って喜びました!僕のドンファンデッキはレイネ君がいてこそのデッキだったので自分のこと以上にすっごく嬉しかったです!
クライマックスステージが始まるまでの時間、レイネ君を含めたチムロリメンバーが何人か集まりクライマックスステージへの作戦会議。北海道大会には参加できなかった微粒さんからもLINEでアドバイスを頂き、そのまま皆さんで話し合いました。レイネ君はこのまま黒デッキで心中するといっていましたが僕の中では2択でした。
その1つ目の選択肢はこれまで共に走り続けてきたドンファンデッキ。ここまでかなりの安定感のある強さを誇り、セカンドステージでチムアチャを2人抜きしたこともあってデッキ選択の自信としては迷ったらこれだという気持ちがここでもありました。ただ、何故躊躇したかというと「僕がドンファンで勝ち上がってきた」という情報があまりにも表に出過ぎてしまったんですよね。それと同じくクライマックスステージに残ったコスズさんがアオギリカメケルを使用していたこともデッキ選択の懸念材料となりました。「このままドンファンで行っていいのか?」と自問自答する中で出てきたのがもう1つのデッキ。
そのもう1つの選択肢はここ2週間で煮詰めたもう1つのデッキであるビリゲノでした。僕が煮詰めたというよりも同じチームメンバーであるのりPさんが煮詰めたというのが正解ですね。千葉大会を終えた後に「朗さん、俺クライマックス用にビリゲノ作ろうと思うんだけど…乗ってくれる?」と電話で言ってくれて「それマジで言ってんの?乗るに決まってるじゃん!」と話し、こっそり北海道大会に向けて構築を煮詰めていました。具体的なコンセプトは秘密ですが、この環境に合わせたビリゲノです。一番の標的はもちろんゲンシグラードンソーナンス。チムアチャがみんな揃って使用していたこともあって、選択肢としては間違いないなというある程度の自信がありました。
ということで、クライマックスステージのデッキは対戦相手と隣のブロックを見てどちらかにすることに決定し、そこからはクライマックスステージへ向けて地獄のスリーブ入れ替え作業…忙しい中手伝ってくれたのりPさん、Nムラーさん、ドラちゃん、レイネ君には本当に感謝しています…
会場に戻ると対戦相手の表が張り出され、僕の相手は北海道の強豪プレイヤーの筆頭であるたっぴー君に決定しました。そして、デッキ選択を決めるべく重要になったベスト16で勝ったら対戦することになるであろう隣のブロックのプレイヤーにはコスズさんと、某椎茸ンネの名前が…コスズさんのデッキスリーブがセカンドステージと違かったこと、そして何よりも某椎茸ンネのデッキがビリゲノで絶望的に相性が悪いことを鑑みて、僕のクライマックスステージのデッキはドンファンに決定しました。
たっぴー君のデッキは十中八九ゲロゲゾロアークであるというイメージが強かったので、正直ビリゲノでもドンファンでもどちらでも良かったです。結果的には彼としてはビリゲノの方が困ったみたいですがそれはまた別のお話。余談ですが彼との対戦は実は2回目でした、奇しくも前回のバトフェス札幌大会のセカンドステージ5戦目でした。当時は連勝数を競う形式だったのでその時点で4連勝をしていた僕にとっては消化試合だった対戦でしたが、とんでもない事故を起こして負けてしまったことを今でもよく覚えています。「その時のリベンジを決めてやる!」という気持ちを胸に、僕は彼との対戦に臨みました。
ふと席に着くと、反対側のブロックになったレイネ君が隣にいてギャラリーにはチムロリメンバー、チームサニーのちゃきやB3、そして僕の彼女の姿が。大会前に宣言した通りみんなに(特に彼女に)カッコいい姿を見せるべくいつも以上に真剣に集中して対戦準備が始まります。
そういえば対戦準備の際に初めて行ったことがあります。相手切りを行われる際に相手からいわゆる7枚切りで僕のデッキをカットされたことがきっかけで、積み込みはしていないと思うけど念のためにジャッジを呼んで相手切り後のデッキシャッフルをジャッジへ依頼しました。フロアルールの勉強をした実践をどこかでやってみたかったので貴重な体験になったと思います。ここではティーチャータカシマがカットしてくれました。
クライマックスステージ1戦目 × 4-5 ガマゲロゲゾロアークシェイミ(たっぴー君)
対戦準備で山札からカードを引いてみるとゴマゾウ、ドンファン、デデンネ、闘エネルギー、ストロングエネルギー、ポケモン回収サイクロン、ファイティングスタジアムの7枚が…思わず心の中で「おいイイィィ!!ジャッジイイイィィ!!」と思ってしまうほどに残念な手札でした…いや、シャッフルを依頼した僕が悪いんですけど()
とりあえず初手でそう簡単に倒されることはないだろうこと、エネルギーを貼る対象として仲間を呼んでそのままベンチに圧縮がてらルチャブルを沢山呼び出せるデデンネを前にベンチにゴマゾウを置きます。仮にキャッチャーだのあなぬけなどが飛んできたらサイクロンで戻せばいいやーぐらいの気持ちでバトル場はデデンネで。じゃんけんの結果僕が後攻…むしろ展開への猶予を貰えたような気がするのでこれはわりとラッキーな後攻でした。
対戦が始まり場をオープンすると相手のバトル場にはやはりというべきかガマゲロゲEX、そしてこちらは勢いよく「デデンネェ!」とバトル場をオープン。「動揺するやないかーい!」と相手とギャラリーから笑い声が聞こえる雰囲気で相手のターンがスタートしました。
相手はプラターヌ博士、ハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、シェイミEX、ジラーチEX、スーパーポケモン回収を多用し爆発的な加速力をもってあっという間に場を展開させてきました。途中でどくさいみん光線なども投げられましたね。ここで早速、自分にとってはラッキーな出来事が。
「手札何枚ですか?」と聞かれたので「あっこれはあのカードを使ってくるな」と思い、「えっと、1,2,3,4、5枚です!」と手札が5枚”も”あることをわざとさり気なくアピールし、数え終わる頃には相手からレッドカードが飛んできました。上記の通り手札が残念だったので内心ガッツポーズですよね。そうこうしているうちに相手が4分ほどかけて行った最初のターンが終わって僕にターンが回ってきました。
僕は負けじと手札に呼び込んだハイパーボールでシェイミEXを呼び出し、回収サイクロンも絡めてドンファンデッキにしては珍しい爆発的な展開を返します。そこで打ったコルニであのカードがいることを確認し意気揚々とそれを出します。そうですレジロックです。この対戦においてもレジロックの存在が相手にとって脅威になると考え最初のターンからの登場です。「こいつが起動し始めたらストーンエッジでシェイミもゲロゲも3体は倒すまで止まらないからな」という僕なりの宣戦布告でした。もちろんテキストも確認されました(笑)
しかしながら、ここで早速この対戦におけるハイライトシーンの1つが出来てしまいます。シェイミを利用するためにきあいのタスキを貼りたかったんですがゾロアークでOHKOされないために一番貼りたかったレジロックに貼る前に、ゴマゾウかルチャブルに貼らざるおえないシチュエーションに至ったんですよね。そこでゴマゾウでハチマキブルブルパンチどくさいタチワキで落ちると思い、とりあえずルチャブルにタスキ、ゴマゾウにハチマキを貼ったんですがこれは判断としてはプレミスでした。理由はこの後わかります…が、その次のターンにここで貼ったタスキはツールスクラッパーで剥がされてしまいました。結果的には意味が無かったようです。このターンではレジロックにストロングエネルギーを貼ってそのままターンエンド。デデンネは死に出しでそのまま返しのターンに、再びある程度の時間をかけた展開をされた後にブルブルパンチを受けて気絶してしまいました。
次のターンに僕はロボを壁にしてドンファンを立てましたがブルブルパンチをされていたためにストロングエネルギーと上手く手札に呼び込めずあの憎きゾロアークを倒せません。というかハチマキを剥がされてた時点でスピニングターンでOHKOするためにはストロングエネルギーを貼るしかなかったんですよね。仕方なく渋々レジロックに闘エネルギーを付けてターンを返します。すると、返しにフラダリでドンファンを呼ばれてイカサマぶちこわすでOHKOされてしまいました。まさかこのターンに奴が殴ってくるとは…ここでドンファンにタスキを貼っていたら、もしかしたらですが未来は変わったかもしれません。
そして返しのターンで僕も攻撃を開始しました。ルチャブルにストロングエネルギーをつけてファイティングスタジアムを出し、フラダリで相手のジラーチEXを呼び出してフライングプレスでOHKOします。ここからは相手はひたすらブルブルパンチをする体制を取るのかと思いきや出てきたのはシェイミEX、どうやら序盤の爆発的な展開でやや息切れを起こしてしまったようです。タチワキシティジムを出されてダブル無色エネルギーをシェイミEXにつけてからの奥の手でお互いのドローソースなどその他諸々が山札に戻りました。そこから再びハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、スーパーポケモン回収を使って爆発的に展開をしていき、そのままルチャブルにスカイリターンを打ってターンを返し、バトル場に出てきたのはケルディオEX。
ポケモンチェックでダイスを投げるとルチャブルが眠りから覚ますことに成功。そして、バトル場とベンチのルチャブルと入れ替えてケルディオEXにフライングプレスでワンパンを当てます。そして返しのターンに、スーパーポケモン回収で戻ったケルディオの代わりに出てきたシェイミEXにダブル無色エネルギーが付き、前のターンと同様に時間をかけた展開の後にどくさいみんタチワキシティジムでスカイリターン…なかなか思うようにEXポケモンを2ヒットで倒せません!
それからは相手が先ほどまでと同じように展開を交えながらひたすらガマゲロゲEXを出してブルブルパンチ。僕は多投しているルチャブルを死に出しなどで出しながらひたすらフライングプレスで入れ替えガマゲロゲEXを1体取りました。ルチャブルが眠ってしまって起きられなかったターンにはレジロックにエネルギーを貼り、ずっと手札に握っていたフラダリで最後シェイミにストーンエッジを叩き込むためにあとエネルギーは貼れば1枚というところまでもっていきました。そうこうしているうちに場の殴れるルチャブルがと手札の闘エネルギーが尽きてしまい、もうタチワキどくさいみんブルブルパンチを打たれたらルチャブルが出せなくなってしまったので、バトル場にレジロックを出して賭けにでることにしました。手札にはダブル無色エネルギーがあるので、このターンにイカサマストーンエッジでやられなければ僕は迷わずシェイミをフラダリで呼び出して、素の打点が120Dのストーンエッジを叩き込みます。
運命の相手のターン…相手はなんとイカサマストーンエッジをせずにフラダリでシェイミEXを呼び出してブルブルパンチを打ってきました。返しのターンでドローして急いでシェイミにダブル無色エネルギーをつけた瞬間に、試合終了のホイッスルが会場に鳴り響きます…スカイリターンで30Dを与えてサイド差4-5で僕の負けです。悔しさのあまり天を仰いで「くっそー!!」と吠えてしまいました。
この試合でデッキ構築やらプレイングやら色々な意味で彼が僕よりも強かったのは試合中も、その終了後も認めていました。特にツールスクラッパーでタスキを剥がされた時、ドンファンをイカサマぶちこわすをされた時は本当に「やられた!」と思いました。これは後からわかったことですが、彼が後日DNで載せた使用デッキ解説から察するに、彼は僕との対戦では最初からサイド差の逃げ切りによるTOD(=時間切れ勝利)を狙っていたようです。だから最後のターンにフラダリでシェイミを呼び出したんですね。納得がいきました。作戦通りの試合展開…お見事です。
ただ僕は、「もしターンが返ってきたならば勝てたのかもしれない」という僅かな希望が自分にあったからこそ、時間が足りなかったことがありえないほど悔しかったです。対戦後はとりあえず相手と握手をしてクライマックスステージの舞台を後にしました。その後の僕は悔しさのあまり、少しの間いつものようにクライマックスステージの観戦すら出来ない状態でした。端っこに彼女が敷いていたピクニックシートの上で体育座りをしてしょんぼりしていました。
そこで、しばらくすると僕の試合を見てくれていた本部長や沢山のプレイヤーの皆さんから色々なアドバイスや労いの言葉を受けて気持ちがやや落ち着けたので、ベスト8の試合の途中から再び試合を観戦することにしました。あとはいつも通りクライマックスステージから表彰式までの風景をカメラに収めながら、この北海道大会が最後までどうなるのかを見届けました。
そしてその結果、僕との試合に勝利したたっぴー君が優勝し、日本一決定戦に駒を進めました。気持ちは複雑ではありましたが「絶対に大阪大会で勝って日本一決定戦で彼にリベンジしてやる」という思いがその時の自分の中には芽生えていました。
表彰式終了後にもたっぴー君とは改めてお話しました。この時、僕は彼が優勝したことに対し素直な気持ちで「おめでとう」と伝えました。そして去り際には「日本一決定戦でたっぴー君に追いつくから楽しみにしててね」と約束を交わし、その場を後にしました。
そんな感じで僕の北海道大会は終わりました。大会終了後はチムロリのメンバー+彼女でサッポロビール園に行き、みんなで美味しいジンギスカンとビールを沢山頂きました。大会中は色々なことがあったけど、この場ではすっごく晴れ晴れとした気持ちで楽しい夜会を過ごせました…そういえばこーれんさんって人が何故か北海道大会当日の朝に名古屋からこっちに来てくれたんですが、お陰で夜会が大変盛り上がりました。僕の彼女も「こーれんさんすっごく面白かったー!おっぱいおっきかったー!」とひたすら笑い続けていたみたいです。塩コショウって便利な調味料ですね()
そんな彼には夜会で悔しさのあまりモヤモヤとしていた僕の気持ちを晴らしてくれお礼がてら、大阪大会終了後に今大会の勝利賞であるキラメガターボを進呈させて頂きました。その場にいるだけで空気を変えられる彼の能力は本当にすごいですね。彼女も今回初めてチムロリのメンバーと共に夜会を過ごして、メンバーの色々な面を見ることが出来た経験からか「あなたは普段から本当に素敵な良い人たちと一緒にカード出来ているから幸せ者ね。何だか安心したわ」と言われました。自分のことじゃないけど、自分が心を許せるチームメンバーのことを褒めてもらえるのって何だかとっても嬉しいですね。不思議な気持ちになりました。
北海道大会を終えてホテルに戻ってからはこの日の出来事を改めて振り返っていました。デッキだとかプレイングだとかは置いといて、この日の自分は「カッコ悪かったなぁ」という想いが特に大きかったです。色々な人の前でカッコいいところを見せたかったはずなのに空回りしてしまって、逆にカッコ悪いところを沢山の人の前で見せてしまった。自分が普段は出来れば表に出したくない感情的な所も見せてしまった。かなり自責の念に苛まれていました。北海道大会においてグッドマナー、グッドプレイ、グッドゲームの精神を心がけて臨んでいたにも関わらず、僕はポケカプレイヤーとして大変未熟だったなと。この日の自分のことを本当に恥ずかしく思います。
しかしながら、今回の経験は自分にとって今後の糧として活かせる自信も出来ました。これは僕が素敵な仲間に恵まれているお陰です。まだまだ時間はいっぱいかかるかもしれません。それでも僕は、誰かの前で「カッコいい」と思ってもらえる、そんな姿を見せられる、自分でも思える、そして誰かの目標になれるような、そんなポケカプレイヤーになれるように、これからも気を引き締めてポケモンカードに打ち込んでいきます。この出来事は絶対に忘れません。よしっ、また頑張っていこう。
次回は大阪大会のレポートを書きます!あまり表では話題になっていませんが、大阪大会のレポートでは後に今年の日本チャンピオンとなったレクスマンが僕に語ってくれたすっごくカッコ良いエピソードを書く予定ですので、皆さんお楽しみに!
#106 レックウザメガバトル千葉大会を終えて
2015年5月11日 イベントレポート コメント (14)レックウザメガバトル千葉大会お疲れ様でした。
ここ数日間の疲れがしんどくてさっさと眠ってしまおうかと思っていたのですが、皆さんのレポートを読んでいるうちに僕の中で熱い気持ちがこみ上げてきたので簡易的に(?)ではありますがレポートを書きたいと思います。まずは前回書けなかった名古屋大会のおさらいレポートから。
【レックウザメガバトル 名古屋大会】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
これまでの自主大会の結果を受けチムロリ最強デッキビルダーレイネ君から強く薦められ、大会1週間前にデッキ組み始め手に馴染んだのでそのまま実戦投入!
権利トーナメント1戦目 ○ 4-3 ドンファンルチャブルナンス(B兄君)
対戦内容は割愛しますが前回の記事のトラブルが起こった試合です。良い勝負だったのですが時間切れによるサドンデスに突入した返しのターンで僕がサイドを取り勝利しました。普通に試合を続けていれば僕が負けていたと思います。
千葉大会の時には気軽に話しかけてきてくれた彼にはとても感謝しています。彼はとても強く素晴らしいプレイヤーです。2013年のバトルカーニバル以来の対戦ではありましたが久々に戦えて嬉しかったです。本当にありがとうございました。
権利トーナメント2戦目 × 0-6 ライチュウゲンガーナンスダスト(メビさん)
先行7ターンもの間サポートを引きませんでした…相手の使用するプラターヌ博士を見て「私にもそれを使わせてください!」とぼそっと言ってしまうほどの引きで察しました。ひたすらロボ、ゴマゾウ、ルチャブルなどを出して延命するも最後の最後までサポートを引けず負け。
気を取り直してセカンドステージへ再挑戦。
セカンドステージ1戦目 ○ 6-2 イベルタルダークライ
黒相手には負けません。ドンファンとルチャブルを使い分けながら一方的に試合の展開を自分のペースに持っていきそのまま勝利。
セカンドステージ2戦目 × 4-6 ガマゲロゲムシャーナ(あめあられ君)
去年の秋にも対戦したあめあられ君。今回は妖怪の被り物を身に着けていなかったので素で誰だかわかりませんでした()
対戦内容は相手が一方的に攻めているようで盤面的には実はお互いに崖っぷちのゲーム。最終的にはフラダリでシェイミを呼び出せば勝ちの盤面で2回投げられたクラッシュハンマーがすべて表で殴れず、そのまま逆にフラダリでドンファンを縛られて負け。
奥の手を含めてハンマーを11回投げられ、そのうち8回も表が出たので流石に厳しかったですね…それでも良い勝負でした!
この辺りで待ち列を見て「あぁ…もうクライマックスステージへのチャンスは無いな…」と自ら諦めてしまい、ここでドロップアウト。こういう場面で諦めが悪いことが僕の取り柄なのに僕らしくなかったですね。名古屋大会はそんな自分自身に勝つことが出来ませんでした。
決勝トーナメントを観戦しているうちに前回の記事でも書いた通り「次の大会では絶対に勝ってやる!」という気持ちがこみ上げてきたので、同じ目標を持った方々と約束を交わし名古屋大会を終えました。
【レックウザメガバトル 千葉大会1日目】
使用デッキ「オーロットライチュウ」
名古屋大会の結果を受けメタ読み的にこのままドンファンでいくのはきついのではないかと思い、名古屋でのりPさんが使用したデッキを真似て練習しそのまま大会に持ち込む。思えばここで自分の特徴というか傾向に気が付けなかったのが大きなミスだった。
権利トーナメント1戦目 × 3-5 オーロットアギルダー(カイリさん)
「東北でやれ!」なマッチアップ。僕がポケカを初めてから最も付き合いの長い仲間との対戦です。ちなみに僕らのブロックでは僕とカイリさん以外不戦勝…気持ちを切り替えてお互い公式大会では初めての真剣勝負。
じゃんけんに負けてお互いオーロットミラーであることを確認しどちらも萎えるが相性的には僕の方が不利。そのまま時間切れまで彼にペースを保たれてサイド差がついて敗北しました。
お互いに「この後も勝ちに行こう!」とを応援し合い、僕はファーストステージの列に向かいました。カイリさんから「また後で上で会おう!」って言われたのにそれを叶えられなかったのは本当に悔しかったですね。
使用デッキ「リーフィアライチュウ」
オーロットライチュウの使用に不安を感じ名古屋大会まで最も煮詰めるのに時間をかけていた本命デッキで突撃!
ファーストステージ1戦目 × 4-6 ガマゲロゲムシャーナ
1時間以上もの列に並びやっと対戦卓に着くことが出来ました。
じゃんけんに負け、場をオープンすると場にはガマゲロゲとムンナが。「デッキ相性は有利!これは行ける!」と思いハイパーボールで山札を見ると信じられない出来事が…サイドにリーフィアがすべて落ちている!何度確認してもリーフィアが1枚もない!しかもライチュウも1枚落ちている!
何とか立てられたライチュウで無理やりシェイミを呼び出して倒しながらサイドからリーフィアを救出しますが、相手のクラッシュハンマーがことごとく表が出てブルブルパンチを繰り返される。そのままエネもサポも引けなくなってひたすらドローゴー。押し切られました。この負け方は流石にメンタルに響きましたね。
使用デッキ「オーロットライチュウ」
クライマックスステージを目指すには時間的にもうどうしようもなかったので、せめてメガターボだけでもと対戦時間があまりかからないデッキで再度チャレンジ。僕の諦めの悪さをここで活かしてやる!
ファーストステージ2戦目 ○ 6-3 Mサーナイトフレフワン
対戦相手は1勝中の女性プレイヤーさん。じゃんけんにはまた負けました。
この試合ではライチュウが一方的に相手のサーナイトEXとシェイミEXをひたすらOHKOしながらオーロットを壁にしてライチュウを量産して勝ちました。Mサーナイトが出てきた時にOHKO出来なかったので勝ったとしても中身としてはややきつかったですね。
ファーストステージ3戦目 × 2-6 Mレックウザシェイミチルタリス
「最近ポケモンカードを始めたばかりなんですよー」と気さくにお話して下さった青年が相手でした。そして、じゃんけんには痛恨の負け。
場をオープンするとそこにはレックウザの姿が…相手は1ターン目からソリティアの如くフル展開をしベンチにはチルットの姿が…「それでも巻き返してやる!」と後攻で山札を確認するとピカチュウが2、ライチュウが1で落ちてる様子…これはあかん…
無理やりオーロットを立てようとするもパーツがそろわずエネが付かなかったのでそのままフラダリでシェイミを狩ることしか出来ないで成す術なく負け。「何でみんな揃ってサイド落ちするんだよ…」って泣きべそかいていました。
ファーストステージ4戦目 × 0-2 チケットラティオスEXシェイミEX(柳さん)
同ステージの受付が終了する間際に何とか並び直し対戦卓へ…相手は有名な柳さんでした。僕はたねポケモン1枚をバトル場に出して対戦準備を終えるも、相手はマリガンでファーストチケットとダブルドラゴンエネルギーなどを見せられ、ここで心が完全に折れました。
試合はもちろんファーストチケットを使われて何も出来ないままバトル場のEXが駆られて負け。
最後まで挑戦を諦めなかった自分のことは褒めてあげたいですが、それに対してこの仕打ちは酷いです。酷すぎます。終わった後はチームメンバーと合流するもみんなから「朗君大丈夫?顔が死んでるよ?」と言われてしまうほど酷い顔をしていたと思います。
そりゃあ自分がメガターボを取れないほど弱いんだということを痛感させられたらいつも通り平気でヘラヘラ笑っていられるわけがありませんでした。この日は気を紛らわすかのごとく、いつも以上にクライマックスステージのデッキ分布の調査とカメラで写真を撮って過ごしていました。
何だかんだで表彰式までいましたがBリーグ決勝戦の熱い試合を見て「明日はこんな試合が出来るように勝ちたい」と心に誓い、先に会場から離脱していたチームメンバーの元へ合流しました。
みんなは焼き肉やらお酒を飲んでいましたが、僕はただ合流しただけで何も飲まず食わずで今日の環境をひたすら振り返って考察&研究をしチームメンバーへそのデータを送っていました。その時の僕にはみんなのテンションについていける気力と体力が無かったみたいです。それでも一緒にこの場に居させてくれたメンバーには本当に感謝しています。
さて、この日の最大の反省ですが「自分がじゃんけんが弱すぎること」でした。わかりやすく言えば「じゃんけんに負けても勝てるデッキ」を使わなかったことが最大の敗因と言えます。僕は本当にじゃんけんが弱いんですよ。
彼女と会うたびにいつも7回以上じゃんけんしているんですけど、実は勝率が20%切ってます。対人メタを貼られているだけだとは思いますが、それでもここでじゃんけんに負け続けるということは本当にじゃんけんが弱いんだと思います。
ということで、この反省が決め手で次の日の使用デッキが決まりました。この日使用した2つのデッキには宿に帰ってからひたすら謝っていました。「自分が弱いせいで勝てなくてごめんな…」って。デッキは間違いなく強いのでそれを使いこなせなかった自分が悪いんです。デッキは決して悪くないんです。
【レックウザメガバトル 千葉大会2日目】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
名古屋大会で使用したレシピから数枚差し替えました。このデッキなら自分がじゃんけん負けても十分巻き返せるであろうポテンシャルを信じての再投入です。パーツが足りなかったため本部長からパーツという名の力を借り、自信を持ってラストチャレンジ予選に臨みました。
ファーストステージ1戦目 ○ 6-3 ガマゲロゲムシャーナ
対戦開始までの待ち時間の間、相手とお話し始めたところ何と69歳のご高齢とのこと。息子さんとお孫と3世代でポケモンカードを楽しんでいるようでした。
「まずは1回戦勝利おめでとうございます」、「私はとりあえずどこかで1勝が出来ればいいのでお手柔らかにお願いします」と言われましたが、対戦が終わるまで油断はできません。世代を超えた真剣勝負が握手を交わした後に始まりました。じゃんけんには負けたけど今日の僕は昨日とは違う!
場をオープンすると相手の場にはガマゲロゲEXが…お孫さんと遊んでるからほのぼのとしたはじめてセットで構築したデッキかなぁとか淡い期待を抱いていたのですがそんなことはありませんでした。お孫さんにブルブルパンチを打ち込んで鍛えられているのですね…わかります()
対戦は相手のプレイングミスもあり、序盤にロボとルチャブルを数体並べてひたすらファイティングプレスでゴリ押しして勝ちました。サイレントラボなども入っていたためモノホンのガチデッキで焦りました…シェイミが使い物にならなくなるのは流石に焦りました。世代を超えた勝利を喜びつつ次の対戦へ。
ファーストステージ2戦目 ○ 6-0 ルカランドチャーレムカイリキー
相手のマリガンによりマツブサ軸の闘デッキと判明。アーケオスを警戒しつつルチャブルとゴマゾウを並べるも、バトル場を開けると相手はチャーレムが2体。そしてじゃんけんは珍しく勝ち。
アーケオスがいないと呼んでドンファンを複数体立てロボを並べてスピニングターン2回とぶちこわすを2回打ってゲームセット。
何とか昨日達成できなかったメガターボをゲットを喜びながらセカンドステージへ足を運びます。そこで待っていると現れたのは…
セカンドステージ1戦目 ○ 6-1 Mライボルトダストナンス(なつみさん)
関東最大のサプライズ集団チームヤンチャムのなつみさんがお相手になりました。相手は「私のクライマックスステージ進出の夢が…」とゲンナリされていましたが対戦が終わるまでどうなるかはわかりません。
ここでも珍しくじゃんけんに勝ち、相手の場にはナンスが2体とヤブクロン1体。ライボではないかと読み、ルチャブルスタートだったので前にゴマゾウを出しロボとゴマゾウをもう1体並べて相手にターンを渡すと、場にはライボが現れる。こうなるとストロングエネルギーとハチマキをまいたドンファンがファイテングスタジアムで大暴れすればいいだけなので、ドンファンを3体立ててフラダリでひたすらライボルトを呼び出してスピニングターンとぶちこわすを連打して勝ち。相性差による一方的なゲームでした。
セカンドステージ2戦目 ○ 6-2 ガマゲロゲムシャーナ
相手は明大のポケモンサークルの方でした。ここでもじゃんけんになんとか勝ち、場をオープンするとバトル場にはムンナ単。とりあえずあいさつ代わりにルチャブルを2体、ゴマゾウ、ロボを並べて相手のガマゲロゲEXの登場に構える姿勢を取ります…が相手は次のターンにムンナ以外のポケモンを引けずになんとターンが返ってきました。
「これは2キルいけるで!」と思うも僕もパーツがそろわなかったのでドンファンやゴマゾウを量産しそのまま相手にターンを渡しました。次のターンに相手がアララギを使って展開してきたので普通のゲーム展開になりましたね。ただ、相手のクラッシュハンマーがことごとく裏だったり、僕が苦し紛れに打った奥の手がブッ刺さって、そのままガマゲロゲEXにひたすらスピニングターンを繰り返し、最後はぶちこわすでOHKOして勝利しました。
名古屋、千葉1日目にやられたデッキを2回倒せたのでこのデッキには確かな手ごたえを感じましたね。
セカンドステージ3戦目 ○ 6-4 イベダークアブアーケオス
昨日は辿り着くことが出来なかったセカンドステージ…まるで嘘のように僕は2勝同士の対戦卓に3人目で辿り着きました。何とかじゃんけんに勝って対戦が始めると相手の場にはアブソルが。「黒なら行ける!」と思ったのも束の間、ここから3ターンもの間サポートを引けなかった自分がいました。
何とかルチャブルを並べる物の後攻2ターン目でマツブサからアーケオスが立ちドンファンが使い物にならなくなってしまいました。それでも4ターン目に何とかサポートを引くことが出来たので、ここからルチャブルによる数の暴力でフラダリでひたすら相手が育てていたメインアタッカーへ先にダメカンを載せて2回の攻撃でサイドを先制していきます。
相手はルチャブルの数に驚き、イベルタルでの進撃を諦めサイドが残り2枚のところでダークライにアタッカーを切り替えてきます。ここで序盤にエネルギーを貼ったゴマゾウが最後に役に立つのではないかと思いバングルを貼り、ダークライにワンパンを当てて80点を乗せます。相手はルチャブルとゴマゾウを同時に倒すことが出来なかったのでNを打ち込み僕のサイドを2枚にし残りサイド2枚でターンを返します。ベンチにいるシェイミEXが呼び出されて倒されたらその瞬間、僕は負けです。
運命の返しのターン…僕が引いたのはみがわりロボとアクロマ!迷わずアクロマで7ドローを狙うも相手からしているとファイテングスタジアムかストロングエネルギーを引かれたら負けの盤面です。相手は念入りに僕の山札をシャッフルしました。そして7ドローするもファイティングスタジアムかストロングエネルギーは引けず…とよくよく手札を見てみるとまだ可能性があることに気が付きました。手札からベンチにポケモンを出し、ハイパーボールで山札にあるシェイミEXを持ってきて渾身のセットアップ4枚!!そして引いたのは…ファイティングスタジアムでした!!
この瞬間、バングルを巻いたゴマゾウがファイティングスタジアムでダークライに向かってたいあたりが決まり、120Dでゲームセット!!クライマックスステージ進出決定です!!
久しぶりに声をあげて喜びました。というか、喜びのあまり涙を流してしまったようにも思います。アーケオスを立てられたイベダークに勝てた喜びはとてつもなかったです。昨日の反省を活かせたこと、自分の信じたデッキでここまで勝ち上がれたことは本当に嬉しかったです。諦めない大切さを改めて実感しました。
その後はクライマックスステージが始まるまで近くにいたチムロリメンバーとデッキ選択の相談…迷った結果ドンファンを続投することに決めました。この日、一番の喜びを共に分かち合えたデッキで行けるところまで行きたいのが一番の決定打でしたね。
またチムロリからも僕を含めて4人、チームサニー率いる東北勢からも多数のクライマックスステージへの進出者が出てテンションはMAX!!
「最後まで勝ち続けてやる!!」という気持ちを胸に僕はクライマックスステージへ足を運びました。
クライマックスステージ1回戦 × 5-6 ビリゲノデオキライチュウ(tommyさんの息子さん)
対戦相手はおそらく高校生ぐらいの年齢でした。朝一で70近いご高齢の方と対戦したり、ここでは10代の方と対戦したり、ポケモンカードは様々な世代が同じ目線で真剣勝負ができる素敵なコミュニケーションツールですね。もちろん朝一同様に油断はせず平常心でこの試合に臨みました。
マリガンで相手のデッキがおそらくビリゲノであることを確認し、ルチャブルとドンファンの使い方を頭の中でイメージしながらゲームプランを組み立てていく。そしてじゃんけんは痛恨の負けでした。
序盤は相手がアララギでフウロを3枚切らざる負えないほどサポが固まっていて尚且つ前にピカチュウ、ベンチにゲノセクトEX1体しか置けない状況下にあったようです。ゲノセクトEXが2体並び草エネルギーをつけられたままターンを返されます。
それに対しこちらはゴマゾウにストロングエネルギーをつけ、バトル場のルチャブルと交代したいあたりでOHKO。返しにゲノセクトEXにエネルギーをつけられますがビリジオンは登場せず、そのままターンを返されました。バトル場のゴマゾウはドンファンに進化しハチマキも身に着け、さらにダブル無色エネルギーでぶちこわすの体制のプレッシャーを与え、スピニングターンで1ロボを前に出して交代します。それを恐れたのか、相手はレッドシグナルでそのドンファンを呼び出してそのままGブースターを打ち込みまれました。ここでビリジオンEXもベンチに登場しました。
そこからはルチャブルによる数の暴力によるゲームが始まります。ゲノセクトを倒し、前に出てきたビリジオンに草エネルギーをつけてターンを返され、僕はそのままルチャブルでワンパンを当てます。そのまま当たり前のようにハチマキをビリジオンに巻かれエメラルドスラッシュでルチャブルが倒されます。そしてエネルギーはゲノセクトへ。
返しにルチャブルでビリジオンを倒しサイドを残り1枚に持っていきますが、ここで相手から渾身のN!そして突然のデオキシスEXの登場!僕は手札がファイティングスタジアムだけになってしまいました…そのまま2ターンともエネルギーもサポートも引けずロボを壁にしても悉くレッドシグナルでルチャブルが狙われてサイドを残り2枚になるまで引かれ、最後は何も出来なくなった返しのターンにレッドシグナルからシェイミEXを呼ばれてゲームセット。ちなみに次のトップドローはバトルサーチャーでした。1ターン遅かった…
相手は序盤から思うように展開出来なかったためにかなり苦しい戦いを強いられたと思います。それでもサイド残り1枚からのNで逆転するというポケモンカードゲームにおける王道のゲーム展開により僕は負けました。デッキ相性は五分五分、先行を取られれば4:6ぐらいで考えていましたが、相手の展開の遅さにより全く負ける気がしていなかったので負けてしまった時はショックでしたね。
それでもこの対戦は本当に面白くて逆転されたのにむしろ気持ちよく対戦を終えることが出来ました。熱い勝負が出来たお互いを称えあい握手をガッチリと交わし、僕はクライマックスステージを後にしました。
そういえばまたクライマックスステージ敗北の歴史に新たな記録をつけてしまいましたね。4位、ベスト8、ベスト16、ベスト32と続いて今回はベスト48ですか…あまりにも悔しいので次こそは盾を取ってやる!表彰台に立ってやる!
あ、でも、今日は自分の最低限の目標が達成できたので落ち着いていられました。それからはひたすらクライマックスステージに残っているチムロリメンバーの応援といつも通りのカメラマンやってました。
時間が流れ、気が付けば準決勝。僕の目の前で行われたマッチアップは東北の大事なポケカプレイヤー チームサニーのてぃあ君 vs チムロリの大事なメンバー チップ君…チームは違えど2人とも僕の大事な仲間です。
この2人の対戦前に色々な人からこう言われました「朗君は複雑だよね」って。そりゃそうですよ。出来ることなら決勝戦の舞台で2人が戦ってほしかった…複雑じゃないわけがないでしょう。
でも、僕の頭の中にあったので去年のリザードンメガバトルの日本一決定戦を終えた後にてぃあ君から言われたこの言葉でした。
「チムロリとはチームの垣根なんて全く無しにいつも仲良くしてもらって、それでいていつも刺激してくれる最高のチームで、そして最高のライバルです。お互いに次の世界大会、その後の公式大会も突っ走っていきましょう!」
僕はこの言葉通りチームサニーの最高のライバルとしてチップ君のことを心の底から応援し、2人の戦いの行く末を見守りました。いつも通りカメラを撮って過ごしていたけど内心は本当にきつかったですよ。お互いの手札を見ながらの試合観戦だったのでてぃあ君がサイドを4枚先行した時は負けてしまうのではないかと思いました。
しかし、そんな気持ちを良い意味で裏切ってくれるかの如く、チップ君はいつも以上に冷静で数少ない勝ち筋へ辿り着こうと最高のプレイングと引きを見せてくれました。結果はてぃあ君がサイド残り2枚の状態からNを刺して、そのままバッフロンでMレックウザEX、フラダリでシェイミEXを2枚取っての3枚抜きでチップ君が勝利。
チームメンバーの勝利が決まった瞬間に本部長を始めとする共に見守っていたメンバーと共に声をあげ抱き合って喜びあいました。チムロリからまた日本代表選手が出たのです。嬉しすぎるに決まっているじゃないですか。チップ君の勝利は心の底から本当に喜べました。
それに対し、メンバーの敗北に涙を見せるチームサニーのメンバーもいましたね…そりゃそうですよ。僕だって大事なチームメンバーがこの大一番で負けてしまったら悔しくて泣いてしまうと思います。
みんなそれぞれがチームの誇りを持ってこの大会に臨んでいるんですもの。大事な仲間が、みんなが目指している目標へ向けてあと1歩のところで負けたら泣いてしまうほど悔しいに決まっているじゃないか。それだけ僕たちはこの大会に思いを馳せて戦っているんだよ。
チップ君の勝利を喜びながらも心のどこかには複雑な気持ちがまだありました。チームは違えどてぃあ君もチームサニーもみんな大事な東北のポケカ仲間ですから。だけど、この瞬間に立ち会えて本当に良かったと思っています。何というか1年に1回だけある大会だからこそ見れた青春ドラマのような出来事でしたね。
その後、決勝戦に進んだチップ君は見事に優勝を決め、千葉大会2日目の優勝者となりました。チームメンバーが公式大会で優勝する姿をBリーグで見れたのはこれが初めてです。彼の勇姿をしっかりと目に焼き付け、表彰式では大きな声援を送らせて頂きました。2年前にチムロリに入って本当に良かった。チームで共に分かち合える最高の喜びを彼からもらいました。
チップ君本当にありがとう!そしておめでとう!日本一を目指して次も勝ちに行こうぜ!
表彰式が終わってからはチップ君の帰りを待ち、みんなで彼の優勝を祝うべく胴上げ!…気が付いたら、そのままてぃあ君も次の大会に向けた験担ぎを兼ねてそのまま胴上げしていました()
その後、てぃあ君が帰り際にチップ君にこう言いました。
「じゃあチップさん、次は日本一決定戦で会うからよろしく!」
男同士のとても熱い約束が交わされた瞬間でした。僕らも熱くなりましたね。
そんなこんなで残っているメンバーで簡単にチップ君の祝勝会を終え、僕らの千葉大会は終了しました。
さて、チームメンバーから優勝者(日本代表選手)が出たからといって、日本一決定戦に彼だけで臨ませるわけにはいきません。チムロリのメンバーは1人だけじゃなく、みんながチップ君と同じ場所を目指してレックウザメガバトルへ臨んでいます。
同じチムロリのメンバーとして彼に続けるように、残りの札幌大会、大阪大会に僕らは勝ちに行きます!日本一決定戦でチップ君だけにカッコいい姿を見せられるわけにはいかないぜ!どうせやるなら一緒にカッコいい姿をみんなで見せつけてやろう!僕らも最後の最後まで負けられないぜ!気合を入れてレックウザメガバトル後半戦行くぞー!
ここ数日間の疲れがしんどくてさっさと眠ってしまおうかと思っていたのですが、皆さんのレポートを読んでいるうちに僕の中で熱い気持ちがこみ上げてきたので簡易的に(?)ではありますがレポートを書きたいと思います。まずは前回書けなかった名古屋大会のおさらいレポートから。
【レックウザメガバトル 名古屋大会】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
これまでの自主大会の結果を受けチムロリ最強デッキビルダーレイネ君から強く薦められ、大会1週間前にデッキ組み始め手に馴染んだのでそのまま実戦投入!
権利トーナメント1戦目 ○ 4-3 ドンファンルチャブルナンス(B兄君)
対戦内容は割愛しますが前回の記事のトラブルが起こった試合です。良い勝負だったのですが時間切れによるサドンデスに突入した返しのターンで僕がサイドを取り勝利しました。普通に試合を続けていれば僕が負けていたと思います。
千葉大会の時には気軽に話しかけてきてくれた彼にはとても感謝しています。彼はとても強く素晴らしいプレイヤーです。2013年のバトルカーニバル以来の対戦ではありましたが久々に戦えて嬉しかったです。本当にありがとうございました。
権利トーナメント2戦目 × 0-6 ライチュウゲンガーナンスダスト(メビさん)
先行7ターンもの間サポートを引きませんでした…相手の使用するプラターヌ博士を見て「私にもそれを使わせてください!」とぼそっと言ってしまうほどの引きで察しました。ひたすらロボ、ゴマゾウ、ルチャブルなどを出して延命するも最後の最後までサポートを引けず負け。
気を取り直してセカンドステージへ再挑戦。
セカンドステージ1戦目 ○ 6-2 イベルタルダークライ
黒相手には負けません。ドンファンとルチャブルを使い分けながら一方的に試合の展開を自分のペースに持っていきそのまま勝利。
セカンドステージ2戦目 × 4-6 ガマゲロゲムシャーナ(あめあられ君)
去年の秋にも対戦したあめあられ君。今回は妖怪の被り物を身に着けていなかったので素で誰だかわかりませんでした()
対戦内容は相手が一方的に攻めているようで盤面的には実はお互いに崖っぷちのゲーム。最終的にはフラダリでシェイミを呼び出せば勝ちの盤面で2回投げられたクラッシュハンマーがすべて表で殴れず、そのまま逆にフラダリでドンファンを縛られて負け。
奥の手を含めてハンマーを11回投げられ、そのうち8回も表が出たので流石に厳しかったですね…それでも良い勝負でした!
この辺りで待ち列を見て「あぁ…もうクライマックスステージへのチャンスは無いな…」と自ら諦めてしまい、ここでドロップアウト。こういう場面で諦めが悪いことが僕の取り柄なのに僕らしくなかったですね。名古屋大会はそんな自分自身に勝つことが出来ませんでした。
決勝トーナメントを観戦しているうちに前回の記事でも書いた通り「次の大会では絶対に勝ってやる!」という気持ちがこみ上げてきたので、同じ目標を持った方々と約束を交わし名古屋大会を終えました。
【レックウザメガバトル 千葉大会1日目】
使用デッキ「オーロットライチュウ」
名古屋大会の結果を受けメタ読み的にこのままドンファンでいくのはきついのではないかと思い、名古屋でのりPさんが使用したデッキを真似て練習しそのまま大会に持ち込む。思えばここで自分の特徴というか傾向に気が付けなかったのが大きなミスだった。
権利トーナメント1戦目 × 3-5 オーロットアギルダー(カイリさん)
「東北でやれ!」なマッチアップ。僕がポケカを初めてから最も付き合いの長い仲間との対戦です。ちなみに僕らのブロックでは僕とカイリさん以外不戦勝…気持ちを切り替えてお互い公式大会では初めての真剣勝負。
じゃんけんに負けてお互いオーロットミラーであることを確認しどちらも萎えるが相性的には僕の方が不利。そのまま時間切れまで彼にペースを保たれてサイド差がついて敗北しました。
お互いに「この後も勝ちに行こう!」とを応援し合い、僕はファーストステージの列に向かいました。カイリさんから「また後で上で会おう!」って言われたのにそれを叶えられなかったのは本当に悔しかったですね。
使用デッキ「リーフィアライチュウ」
オーロットライチュウの使用に不安を感じ名古屋大会まで最も煮詰めるのに時間をかけていた本命デッキで突撃!
ファーストステージ1戦目 × 4-6 ガマゲロゲムシャーナ
1時間以上もの列に並びやっと対戦卓に着くことが出来ました。
じゃんけんに負け、場をオープンすると場にはガマゲロゲとムンナが。「デッキ相性は有利!これは行ける!」と思いハイパーボールで山札を見ると信じられない出来事が…サイドにリーフィアがすべて落ちている!何度確認してもリーフィアが1枚もない!しかもライチュウも1枚落ちている!
何とか立てられたライチュウで無理やりシェイミを呼び出して倒しながらサイドからリーフィアを救出しますが、相手のクラッシュハンマーがことごとく表が出てブルブルパンチを繰り返される。そのままエネもサポも引けなくなってひたすらドローゴー。押し切られました。この負け方は流石にメンタルに響きましたね。
使用デッキ「オーロットライチュウ」
クライマックスステージを目指すには時間的にもうどうしようもなかったので、せめてメガターボだけでもと対戦時間があまりかからないデッキで再度チャレンジ。僕の諦めの悪さをここで活かしてやる!
ファーストステージ2戦目 ○ 6-3 Mサーナイトフレフワン
対戦相手は1勝中の女性プレイヤーさん。じゃんけんにはまた負けました。
この試合ではライチュウが一方的に相手のサーナイトEXとシェイミEXをひたすらOHKOしながらオーロットを壁にしてライチュウを量産して勝ちました。Mサーナイトが出てきた時にOHKO出来なかったので勝ったとしても中身としてはややきつかったですね。
ファーストステージ3戦目 × 2-6 Mレックウザシェイミチルタリス
「最近ポケモンカードを始めたばかりなんですよー」と気さくにお話して下さった青年が相手でした。そして、じゃんけんには痛恨の負け。
場をオープンするとそこにはレックウザの姿が…相手は1ターン目からソリティアの如くフル展開をしベンチにはチルットの姿が…「それでも巻き返してやる!」と後攻で山札を確認するとピカチュウが2、ライチュウが1で落ちてる様子…これはあかん…
無理やりオーロットを立てようとするもパーツがそろわずエネが付かなかったのでそのままフラダリでシェイミを狩ることしか出来ないで成す術なく負け。「何でみんな揃ってサイド落ちするんだよ…」って泣きべそかいていました。
ファーストステージ4戦目 × 0-2 チケットラティオスEXシェイミEX(柳さん)
同ステージの受付が終了する間際に何とか並び直し対戦卓へ…相手は有名な柳さんでした。僕はたねポケモン1枚をバトル場に出して対戦準備を終えるも、相手はマリガンでファーストチケットとダブルドラゴンエネルギーなどを見せられ、ここで心が完全に折れました。
試合はもちろんファーストチケットを使われて何も出来ないままバトル場のEXが駆られて負け。
最後まで挑戦を諦めなかった自分のことは褒めてあげたいですが、それに対してこの仕打ちは酷いです。酷すぎます。終わった後はチームメンバーと合流するもみんなから「朗君大丈夫?顔が死んでるよ?」と言われてしまうほど酷い顔をしていたと思います。
そりゃあ自分がメガターボを取れないほど弱いんだということを痛感させられたらいつも通り平気でヘラヘラ笑っていられるわけがありませんでした。この日は気を紛らわすかのごとく、いつも以上にクライマックスステージのデッキ分布の調査とカメラで写真を撮って過ごしていました。
何だかんだで表彰式までいましたがBリーグ決勝戦の熱い試合を見て「明日はこんな試合が出来るように勝ちたい」と心に誓い、先に会場から離脱していたチームメンバーの元へ合流しました。
みんなは焼き肉やらお酒を飲んでいましたが、僕はただ合流しただけで何も飲まず食わずで今日の環境をひたすら振り返って考察&研究をしチームメンバーへそのデータを送っていました。その時の僕にはみんなのテンションについていける気力と体力が無かったみたいです。それでも一緒にこの場に居させてくれたメンバーには本当に感謝しています。
さて、この日の最大の反省ですが「自分がじゃんけんが弱すぎること」でした。わかりやすく言えば「じゃんけんに負けても勝てるデッキ」を使わなかったことが最大の敗因と言えます。僕は本当にじゃんけんが弱いんですよ。
彼女と会うたびにいつも7回以上じゃんけんしているんですけど、実は勝率が20%切ってます。対人メタを貼られているだけだとは思いますが、それでもここでじゃんけんに負け続けるということは本当にじゃんけんが弱いんだと思います。
ということで、この反省が決め手で次の日の使用デッキが決まりました。この日使用した2つのデッキには宿に帰ってからひたすら謝っていました。「自分が弱いせいで勝てなくてごめんな…」って。デッキは間違いなく強いのでそれを使いこなせなかった自分が悪いんです。デッキは決して悪くないんです。
【レックウザメガバトル 千葉大会2日目】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
名古屋大会で使用したレシピから数枚差し替えました。このデッキなら自分がじゃんけん負けても十分巻き返せるであろうポテンシャルを信じての再投入です。パーツが足りなかったため本部長からパーツという名の力を借り、自信を持ってラストチャレンジ予選に臨みました。
ファーストステージ1戦目 ○ 6-3 ガマゲロゲムシャーナ
対戦開始までの待ち時間の間、相手とお話し始めたところ何と69歳のご高齢とのこと。息子さんとお孫と3世代でポケモンカードを楽しんでいるようでした。
「まずは1回戦勝利おめでとうございます」、「私はとりあえずどこかで1勝が出来ればいいのでお手柔らかにお願いします」と言われましたが、対戦が終わるまで油断はできません。世代を超えた真剣勝負が握手を交わした後に始まりました。じゃんけんには負けたけど今日の僕は昨日とは違う!
場をオープンすると相手の場にはガマゲロゲEXが…お孫さんと遊んでるからほのぼのとしたはじめてセットで構築したデッキかなぁとか淡い期待を抱いていたのですがそんなことはありませんでした。お孫さんにブルブルパンチを打ち込んで鍛えられているのですね…わかります()
対戦は相手のプレイングミスもあり、序盤にロボとルチャブルを数体並べてひたすらファイティングプレスでゴリ押しして勝ちました。サイレントラボなども入っていたためモノホンのガチデッキで焦りました…シェイミが使い物にならなくなるのは流石に焦りました。世代を超えた勝利を喜びつつ次の対戦へ。
ファーストステージ2戦目 ○ 6-0 ルカランドチャーレムカイリキー
相手のマリガンによりマツブサ軸の闘デッキと判明。アーケオスを警戒しつつルチャブルとゴマゾウを並べるも、バトル場を開けると相手はチャーレムが2体。そしてじゃんけんは珍しく勝ち。
アーケオスがいないと呼んでドンファンを複数体立てロボを並べてスピニングターン2回とぶちこわすを2回打ってゲームセット。
何とか昨日達成できなかったメガターボをゲットを喜びながらセカンドステージへ足を運びます。そこで待っていると現れたのは…
セカンドステージ1戦目 ○ 6-1 Mライボルトダストナンス(なつみさん)
関東最大のサプライズ集団チームヤンチャムのなつみさんがお相手になりました。相手は「私のクライマックスステージ進出の夢が…」とゲンナリされていましたが対戦が終わるまでどうなるかはわかりません。
ここでも珍しくじゃんけんに勝ち、相手の場にはナンスが2体とヤブクロン1体。ライボではないかと読み、ルチャブルスタートだったので前にゴマゾウを出しロボとゴマゾウをもう1体並べて相手にターンを渡すと、場にはライボが現れる。こうなるとストロングエネルギーとハチマキをまいたドンファンがファイテングスタジアムで大暴れすればいいだけなので、ドンファンを3体立ててフラダリでひたすらライボルトを呼び出してスピニングターンとぶちこわすを連打して勝ち。相性差による一方的なゲームでした。
セカンドステージ2戦目 ○ 6-2 ガマゲロゲムシャーナ
相手は明大のポケモンサークルの方でした。ここでもじゃんけんになんとか勝ち、場をオープンするとバトル場にはムンナ単。とりあえずあいさつ代わりにルチャブルを2体、ゴマゾウ、ロボを並べて相手のガマゲロゲEXの登場に構える姿勢を取ります…が相手は次のターンにムンナ以外のポケモンを引けずになんとターンが返ってきました。
「これは2キルいけるで!」と思うも僕もパーツがそろわなかったのでドンファンやゴマゾウを量産しそのまま相手にターンを渡しました。次のターンに相手がアララギを使って展開してきたので普通のゲーム展開になりましたね。ただ、相手のクラッシュハンマーがことごとく裏だったり、僕が苦し紛れに打った奥の手がブッ刺さって、そのままガマゲロゲEXにひたすらスピニングターンを繰り返し、最後はぶちこわすでOHKOして勝利しました。
名古屋、千葉1日目にやられたデッキを2回倒せたのでこのデッキには確かな手ごたえを感じましたね。
セカンドステージ3戦目 ○ 6-4 イベダークアブアーケオス
昨日は辿り着くことが出来なかったセカンドステージ…まるで嘘のように僕は2勝同士の対戦卓に3人目で辿り着きました。何とかじゃんけんに勝って対戦が始めると相手の場にはアブソルが。「黒なら行ける!」と思ったのも束の間、ここから3ターンもの間サポートを引けなかった自分がいました。
何とかルチャブルを並べる物の後攻2ターン目でマツブサからアーケオスが立ちドンファンが使い物にならなくなってしまいました。それでも4ターン目に何とかサポートを引くことが出来たので、ここからルチャブルによる数の暴力でフラダリでひたすら相手が育てていたメインアタッカーへ先にダメカンを載せて2回の攻撃でサイドを先制していきます。
相手はルチャブルの数に驚き、イベルタルでの進撃を諦めサイドが残り2枚のところでダークライにアタッカーを切り替えてきます。ここで序盤にエネルギーを貼ったゴマゾウが最後に役に立つのではないかと思いバングルを貼り、ダークライにワンパンを当てて80点を乗せます。相手はルチャブルとゴマゾウを同時に倒すことが出来なかったのでNを打ち込み僕のサイドを2枚にし残りサイド2枚でターンを返します。ベンチにいるシェイミEXが呼び出されて倒されたらその瞬間、僕は負けです。
運命の返しのターン…僕が引いたのはみがわりロボとアクロマ!迷わずアクロマで7ドローを狙うも相手からしているとファイテングスタジアムかストロングエネルギーを引かれたら負けの盤面です。相手は念入りに僕の山札をシャッフルしました。そして7ドローするもファイティングスタジアムかストロングエネルギーは引けず…とよくよく手札を見てみるとまだ可能性があることに気が付きました。手札からベンチにポケモンを出し、ハイパーボールで山札にあるシェイミEXを持ってきて渾身のセットアップ4枚!!そして引いたのは…ファイティングスタジアムでした!!
この瞬間、バングルを巻いたゴマゾウがファイティングスタジアムでダークライに向かってたいあたりが決まり、120Dでゲームセット!!クライマックスステージ進出決定です!!
久しぶりに声をあげて喜びました。というか、喜びのあまり涙を流してしまったようにも思います。アーケオスを立てられたイベダークに勝てた喜びはとてつもなかったです。昨日の反省を活かせたこと、自分の信じたデッキでここまで勝ち上がれたことは本当に嬉しかったです。諦めない大切さを改めて実感しました。
その後はクライマックスステージが始まるまで近くにいたチムロリメンバーとデッキ選択の相談…迷った結果ドンファンを続投することに決めました。この日、一番の喜びを共に分かち合えたデッキで行けるところまで行きたいのが一番の決定打でしたね。
またチムロリからも僕を含めて4人、チームサニー率いる東北勢からも多数のクライマックスステージへの進出者が出てテンションはMAX!!
「最後まで勝ち続けてやる!!」という気持ちを胸に僕はクライマックスステージへ足を運びました。
クライマックスステージ1回戦 × 5-6 ビリゲノデオキライチュウ(tommyさんの息子さん)
対戦相手はおそらく高校生ぐらいの年齢でした。朝一で70近いご高齢の方と対戦したり、ここでは10代の方と対戦したり、ポケモンカードは様々な世代が同じ目線で真剣勝負ができる素敵なコミュニケーションツールですね。もちろん朝一同様に油断はせず平常心でこの試合に臨みました。
マリガンで相手のデッキがおそらくビリゲノであることを確認し、ルチャブルとドンファンの使い方を頭の中でイメージしながらゲームプランを組み立てていく。そしてじゃんけんは痛恨の負けでした。
序盤は相手がアララギでフウロを3枚切らざる負えないほどサポが固まっていて尚且つ前にピカチュウ、ベンチにゲノセクトEX1体しか置けない状況下にあったようです。ゲノセクトEXが2体並び草エネルギーをつけられたままターンを返されます。
それに対しこちらはゴマゾウにストロングエネルギーをつけ、バトル場のルチャブルと交代したいあたりでOHKO。返しにゲノセクトEXにエネルギーをつけられますがビリジオンは登場せず、そのままターンを返されました。バトル場のゴマゾウはドンファンに進化しハチマキも身に着け、さらにダブル無色エネルギーでぶちこわすの体制のプレッシャーを与え、スピニングターンで1ロボを前に出して交代します。それを恐れたのか、相手はレッドシグナルでそのドンファンを呼び出してそのままGブースターを打ち込みまれました。ここでビリジオンEXもベンチに登場しました。
そこからはルチャブルによる数の暴力によるゲームが始まります。ゲノセクトを倒し、前に出てきたビリジオンに草エネルギーをつけてターンを返され、僕はそのままルチャブルでワンパンを当てます。そのまま当たり前のようにハチマキをビリジオンに巻かれエメラルドスラッシュでルチャブルが倒されます。そしてエネルギーはゲノセクトへ。
返しにルチャブルでビリジオンを倒しサイドを残り1枚に持っていきますが、ここで相手から渾身のN!そして突然のデオキシスEXの登場!僕は手札がファイティングスタジアムだけになってしまいました…そのまま2ターンともエネルギーもサポートも引けずロボを壁にしても悉くレッドシグナルでルチャブルが狙われてサイドを残り2枚になるまで引かれ、最後は何も出来なくなった返しのターンにレッドシグナルからシェイミEXを呼ばれてゲームセット。ちなみに次のトップドローはバトルサーチャーでした。1ターン遅かった…
相手は序盤から思うように展開出来なかったためにかなり苦しい戦いを強いられたと思います。それでもサイド残り1枚からのNで逆転するというポケモンカードゲームにおける王道のゲーム展開により僕は負けました。デッキ相性は五分五分、先行を取られれば4:6ぐらいで考えていましたが、相手の展開の遅さにより全く負ける気がしていなかったので負けてしまった時はショックでしたね。
それでもこの対戦は本当に面白くて逆転されたのにむしろ気持ちよく対戦を終えることが出来ました。熱い勝負が出来たお互いを称えあい握手をガッチリと交わし、僕はクライマックスステージを後にしました。
そういえばまたクライマックスステージ敗北の歴史に新たな記録をつけてしまいましたね。4位、ベスト8、ベスト16、ベスト32と続いて今回はベスト48ですか…あまりにも悔しいので次こそは盾を取ってやる!表彰台に立ってやる!
あ、でも、今日は自分の最低限の目標が達成できたので落ち着いていられました。それからはひたすらクライマックスステージに残っているチムロリメンバーの応援といつも通りのカメラマンやってました。
時間が流れ、気が付けば準決勝。僕の目の前で行われたマッチアップは東北の大事なポケカプレイヤー チームサニーのてぃあ君 vs チムロリの大事なメンバー チップ君…チームは違えど2人とも僕の大事な仲間です。
この2人の対戦前に色々な人からこう言われました「朗君は複雑だよね」って。そりゃそうですよ。出来ることなら決勝戦の舞台で2人が戦ってほしかった…複雑じゃないわけがないでしょう。
でも、僕の頭の中にあったので去年のリザードンメガバトルの日本一決定戦を終えた後にてぃあ君から言われたこの言葉でした。
「チムロリとはチームの垣根なんて全く無しにいつも仲良くしてもらって、それでいていつも刺激してくれる最高のチームで、そして最高のライバルです。お互いに次の世界大会、その後の公式大会も突っ走っていきましょう!」
僕はこの言葉通りチームサニーの最高のライバルとしてチップ君のことを心の底から応援し、2人の戦いの行く末を見守りました。いつも通りカメラを撮って過ごしていたけど内心は本当にきつかったですよ。お互いの手札を見ながらの試合観戦だったのでてぃあ君がサイドを4枚先行した時は負けてしまうのではないかと思いました。
しかし、そんな気持ちを良い意味で裏切ってくれるかの如く、チップ君はいつも以上に冷静で数少ない勝ち筋へ辿り着こうと最高のプレイングと引きを見せてくれました。結果はてぃあ君がサイド残り2枚の状態からNを刺して、そのままバッフロンでMレックウザEX、フラダリでシェイミEXを2枚取っての3枚抜きでチップ君が勝利。
チームメンバーの勝利が決まった瞬間に本部長を始めとする共に見守っていたメンバーと共に声をあげ抱き合って喜びあいました。チムロリからまた日本代表選手が出たのです。嬉しすぎるに決まっているじゃないですか。チップ君の勝利は心の底から本当に喜べました。
それに対し、メンバーの敗北に涙を見せるチームサニーのメンバーもいましたね…そりゃそうですよ。僕だって大事なチームメンバーがこの大一番で負けてしまったら悔しくて泣いてしまうと思います。
みんなそれぞれがチームの誇りを持ってこの大会に臨んでいるんですもの。大事な仲間が、みんなが目指している目標へ向けてあと1歩のところで負けたら泣いてしまうほど悔しいに決まっているじゃないか。それだけ僕たちはこの大会に思いを馳せて戦っているんだよ。
チップ君の勝利を喜びながらも心のどこかには複雑な気持ちがまだありました。チームは違えどてぃあ君もチームサニーもみんな大事な東北のポケカ仲間ですから。だけど、この瞬間に立ち会えて本当に良かったと思っています。何というか1年に1回だけある大会だからこそ見れた青春ドラマのような出来事でしたね。
その後、決勝戦に進んだチップ君は見事に優勝を決め、千葉大会2日目の優勝者となりました。チームメンバーが公式大会で優勝する姿をBリーグで見れたのはこれが初めてです。彼の勇姿をしっかりと目に焼き付け、表彰式では大きな声援を送らせて頂きました。2年前にチムロリに入って本当に良かった。チームで共に分かち合える最高の喜びを彼からもらいました。
チップ君本当にありがとう!そしておめでとう!日本一を目指して次も勝ちに行こうぜ!
表彰式が終わってからはチップ君の帰りを待ち、みんなで彼の優勝を祝うべく胴上げ!…気が付いたら、そのままてぃあ君も次の大会に向けた験担ぎを兼ねてそのまま胴上げしていました()
その後、てぃあ君が帰り際にチップ君にこう言いました。
「じゃあチップさん、次は日本一決定戦で会うからよろしく!」
男同士のとても熱い約束が交わされた瞬間でした。僕らも熱くなりましたね。
そんなこんなで残っているメンバーで簡単にチップ君の祝勝会を終え、僕らの千葉大会は終了しました。
さて、チームメンバーから優勝者(日本代表選手)が出たからといって、日本一決定戦に彼だけで臨ませるわけにはいきません。チムロリのメンバーは1人だけじゃなく、みんながチップ君と同じ場所を目指してレックウザメガバトルへ臨んでいます。
同じチムロリのメンバーとして彼に続けるように、残りの札幌大会、大阪大会に僕らは勝ちに行きます!日本一決定戦でチップ君だけにカッコいい姿を見せられるわけにはいかないぜ!どうせやるなら一緒にカッコいい姿をみんなで見せつけてやろう!僕らも最後の最後まで負けられないぜ!気合を入れてレックウザメガバトル後半戦行くぞー!
遅ればせながらバトルフェスタ東京大会に参加された皆さんお疲れ様でした。
宣言通り、僕も東京大会へ2日間遠征して参りました。仙台に帰ってきてから仕事やらプライベートやら多忙な日々が続きなかなかレポートに手をつけられなかったのですが、今になってやっと書き始めることが出来ます。印象に残った出来事以外はやや簡単な内容とはなりますが、今回も張り切ってレポートを書かせて頂きたいと思います。とりあえず、まずは1日目のお話から。
前日に夜行バスで東京へ乗り込み、新宿に着いたのが5時前。そのまま池袋へと移動し、会場周辺のネカフェでシャワーを浴びてから会場へ向かおうと思ったらまさかの3時間待ち…そんな時間があるなら会場で並んだ方がアドとれるのでそのままネカフェを出て6時前には会場へと到着。入場までの待ち時間に着替えを会場のお手洗いで済まし、今回は難なく初卓ゲット。浜松大会と比べて卓数もかなり設けられていて7時過ぎに並んだ方でも余裕で初卓に座れたようですね。
卓について開会式及び注意事項の説明を受けているとクライマックスステージ進出人数はまさかの32名!!これは面白い!!とテンションがぐーんとあがり、対戦準備を整えたとことで僕のバトルフェスタ東京大会1日目が始まりました。
【チャレンジステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
早い話がガマゲロゲEXクロバットホウオウ。浜松大会に引き続き、今シーズンの本命デッキを東京大会では初っ端から投入。東京大会まで調整できる時間が大してありませんでしたが、浜松大会での反省を元にデッキの中身を3枚ほど入れ替えました。たかだか3枚入れ替えようが、2枚入れ替えようが、あの日の60枚デッキとは全くの別物です。
1戦目 ○ イベルタルEXダークライEXケルディオEX 6-0 (あめあられさん)
初卓の相手の頭の上に妖怪ウォッチのキャラクターが乗ってるんですがそれは…東京大会の初戦は妖怪の仕業により先行2ターン目からどくさいみん交戦、タチワキシティジム、ゴルバットでこっそりかみつく、ロックガードを貼ってのブルブルパンチを順調に決めていき、自分の理想通りの展開を最後まで続けて勝てました。相手からしてみればサイドを1枚も取れないほど何も出来ないゲームだったと思いますが、そういうデッキなので…
2戦目 ○ エンペルトテラキオンルチャブルコバルオンEXミルタンクヨノワール 6-5(コアラまーさん)
ビクトリーバトルジムMIXのネームプレートに書かれた名前と共に書かれていた所属ジムはなんとななはちや…ううむ、ここで強豪揃いのジムメンバーに当たるとは。「仙台から来た朗と申します」とご挨拶すると、何と同郷とのこと。こういう場所で地元にゆかりのある方とお会いできるのは嬉しいですね。
さて、対戦の方は1戦目に引き続きわりと早い段階からどくさいみん光線、タチワキシティジム、ロックガード込みのブルブルパンチ、ゴルバットを3体並べ、序盤からエンペルトを立てさせずに相手をガンガン倒していく戦法であっという間にサイドを3枚リード…するも、その猛攻に待ったをかけたのは相手の手札から出てきたブレンドエネルギーを携えたコバルオンEXのホーリーエッジでした。
ダブル無色エネルギーが剥がされたことでブルブルパンチによるロックが解除され、相手にグッズ使用を可能にさせる猶予を与えてしまい、そこからエンペルト、ヨノワールが一気に揃いツールスクラッパーでロックガードも剥がされて、あっという間に盤面が逆転されそうな展開に…これはまずい。もしも相手がコバルオンEXだけでその対処ならトラッシュに落ちたホウオウがふしちょうでよみがえりレインボーバーンを決めれば勝ちですが、相手にはエンペルトが控えているのでそうはいきません。
とりあえずどくさいみん光線とブルブルパンチの猛攻によりコバルオンEXを倒すも、残り1枚のサイドがなかなか取ることが出来ずにガマゲロゲEXに蓄積したひゃくにんりきのダメージがベンチに出ていたジラーチEXやゴルバットに乗せられていきサイドをガンガン引かれていきます。こちらとしてはミルタンクやルチャブルを1体でも倒せば勝ちなのに…ダメージが溜まったところで逃げられベンチのエンペルトがアタックコマンドを仕掛けるゲーム展開に。
そこからは僕の運試しによる綱渡りが始まりました。スーパーポケモン回収をひたすらガマゲロゲEXに決め1/2ぐらいの割合で成功し場に残るダメージカウンターを取り除きます。そして、相手がサイドを全て取るためにジラーチEXを倒したとしてもダメージカウンターが10点足りないシチュエーションを作り出し、相手がNを4枚使用したことを確認した後に、そのまま山札から手札にバトルサーシャ―を呼び込むためにアララギはかせを使用し、「次のターンに自分がトラッシュからフラダリを持ってくればゲームセット」の一歩手前でブルブルパンチで相手の足止めし、相手がその作戦を回避出来なかったので、そのまま残り1枚のサイドを取り切ることが出来ずガマゲロゲへアタックコマンド。そのまま、バトルサーチャーフラダリでミルタンクを倒して勝利しました。
いくら多投しているカードとはいえスーパーポケモン回収はここぞという時に決まってくれないカードなのであまり信用できないのですが、この試合では大事な局面で成功してくれました。初対戦ではありましたが、お互いにどちらが勝つか最後までわからないポケモンカードらしい勝負が出来てとても楽しかったですね。東京大会で沢山の対戦をしましたが、個人的にはこの対戦がここ2日間のベストバウトでした。
「対戦ありがとうございました!」とコアラまーさんに伝え、お互いの強さを認め合うかのごとく熱い握手を交わし僕はそのままセカンドステージへと足を運びました。
【セカンドステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
1戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXガマゲロゲEXミュウツーEXレシラムクリムガン 6-5
デッキはもちろんカクテルを続投。セカンド初戦の相手は最初のマリガンでビリゲノとわかったので「行ける!」と思ったら予想外の事態に遭遇。場に出てきたのはビリジオンEX、ゲノセクトEXだけはなくガマゲロゲEX、ミュウツーEX、クリムガンなどのダブル無色エネルギーで起動するカードのオンパレードでした。むむむ…これは一筋縄ではいかない予感。
とりあえず、定石通りに序盤にガマゲロゲEXを犠牲にしながら早い段階でホウホウEXを起動させるための準備をし、ビリジオンEX、ゲノセクトEXと順当に相手を倒していきますが、相手が仕込んでいたどくさいみん光線、ガマゲロゲEX、ミュウツーEXがなかなか突破できず…そして、トラッシュに落ちていた2枚のダブル無色エネルギーとエーススペックがGブースターであることを確認し、ビリジオンEXで加速するタイプなのだから流石に4枚目は無いだろうと過信し打ったフレア団のしたっぱで相手のダブル無色エネルギーをはがすも、手札に持っていたのはまさかの4枚目のダブル無色エネルギー…それだけ色々デッキに突っ込んでいてあるんかい!
最後は自分のガマゲロゲEXがどくさいみん光線で眠らされてエックスボールによりリーチをかけられるも、眠り判定で表が出て、そのままふしちょうでも表が出たので、前にダブル無色エネルギーを貼ってガマゲロゲEXが逃げ、クロバットでとつぜんかみつく、どくさいみん光線、レインボーバーンでサイド6枚を取りきり何とか勝利しました。冗談抜きで相手のデッキがとてもユニークな内容だったので負けるかと思いましたよ…
2戦目 ○ フレフワンバレット 6-0(Pekeさん)
対戦前のシャッフル中に雑談を交えるプレイング。そうすると、相手がTwitter、DNなどで繋がっているPekeさんだということが発覚。真剣勝負ながら和やかな雰囲気のまま対戦が始まりました。
僕の先行で初手はシュシュプとジラーチがスタートでお見合い。僕が「NOOOOOOO!!!」と口に出すと相手は思わず苦笑い。定石通り、普通ならばそれはマズいお話なんですが僕の場合はマズくないんです。何故なら、このターンでハイパーボールを使用し山札から2体目のジラーチEXを持ってきたから!
相手は思わず「えぇっ!?」と驚愕し、ほしのみちびきで持ってきたアララギはかせからの流れでどくさいみん光線、タチワキシティジムを決め、あっという間にほぼ理想通りの初動の展開へと近づきます。
それに対して相手はベンチにカラマネロEXという少々厄介なカードをベンチに置きましたがきょうりょくさいみんによる眠り判定で起きる確率は表が出たり出なかったりまさに1/2。そこにスーパーポケモン回収によるケアを挟むとあっという間に場はケアされていきます。そのままゴルバットのこっそりかみつくでシュシュプを倒しフレフワンの起動を遅らせることに成功。ロックガード付きのガマゲロゲEXも準備が出来たのでブルブルパンチを絡めながら難なくサイドを先行していきます。
相手はきょうりょくさいみんをからめながらガマゲロゲEXを何とかしようと試みますが、眠り判定ではことごとく目を覚まし、さらにダメージが蓄積したガマゲロゲEXはスーパーポケモン回収で回復されてしまいます。相手は何故か沢山エネルギーをついたカラマネロEXでからまりMAXを決めるというギャンブルに最後まで打って出てこなかったので、代わりに小突いてきたルカリオEXとベンチのシュシュプをどくさいみん光線、ゴルバット、クロバット、ロックガード込のブルブルパンチで倒し、あっという間にサイドを4枚引きます。
最後に相手は一泡吹かせようと思いコバルオンEXを出し、ホーリーエッジでガマゲロゲEXのダブル無色エネルギーをはがしに来ましたが、時すでに遅し!バトルコンプレッサーで2色の基本エネルギーとホウオウEXを落としてふしちょうを決め、バトルサーチャーでAZを使用しガマゲロゲEXを手札に回収してからのレインボーバーンで勝利!からまりMAXでOHKOをチャレンジされる方が僕としては驚異だったので相手の引く姿勢を見逃さずに猛攻を仕掛けたまさに理想的な勝利でした。
3戦目 ○ ルカリオEXランドロスEXランドロスルチャブル 6-0
先行1ターン目でズバットを並べて、どくさいみん光線、タチワキシティジムを出し、あとはひたすらブルブルパンチでロックをしかけて、ゴルバット、クロバットによる打点コントロールを駆使しながらダメージ調整を試み、ロックガードを身に着けたガマゲロゲEXが手負いになった時にスーパーポケモン回収を決めて、再びブルブルパンチを継続させていたら相手が投了するかのごとくドローゴーを繰り返して試合が終了しました。主にランドがメインだったため色相性もあったので仕方ないとは思いますが、そういうデッキなので…あれ?この展開どかでみたことある…
そんなこんなでBリーグとして6番目のクライマックスステージへの進出が決定!浜松大会でクライマックスステージに進出したのがマグレでは無かったことを証明できたのではないかと思います。嬉しかったといえば嬉しかったけど、「やはり自分にはクライマックスステージへ行ける何かがあるんだな」と確信し、そしてそれが自信へとつながりました。
同じくチムロリ内からは安定のこーと君、1年半ぶりのチーフさん、そして初となるドラゴラーちゃん、SAIちゃんがクライマックスステージへ進出!!特にSAIちゃんがクライマックスステージへの進出が決まった瞬間は自分のことのように嬉しかったですね!!リザードンメガバトルのあの雪辱を晴らす時が来たでぇ!!
そんなこんなでクライマックスステージのくじ引きも終わり僕が引いた番号は3番…あれ?隣のブロックにかっきーさんって人がいるんだけど仮にお互いが勝ったらまたやるの?という和やかな死亡フラグを立てつつ、僕の7度目のクライマックスステージへの挑戦が始まりました。デッキはもちろんカクテルを続投で。
【クライマックスステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
1戦目 × ミュウツーEXランドロスEXルチャブルダストダス 2-6(そらいろさん)
対戦相手を見てみるとお父さんプレイヤーのようで、ビクトリーバトルジムMIXのネームプレートに書かれた名前と共に書かれていた所属ジムはまたしてもななはちや…特に東京大会では強豪揃いのプレイヤーが集う店舗の方々との対戦はやはり避けて通れない道なのですね。相手のスリーブは僕にとってある意味とっても演技の悪いガーディースリーブ…ううむ…これは嫌な予感…
尚、この対戦はカメラでギャラリーの皆様へ放映されていたようで僕の勢い任せのプレイングを恥ずかしながら見られたと思います…ギャラリーに向かって「見とけよー見とけよー」と調子に乗ってはいましたが、案の定負けちゃったのはやはり情けない。それでも周りから見られているといつもとは違う緊張感があって公式大会としてこれはこれで楽しかったですね。
対戦としては、僕がホウオウEXスタートから始まり相手は次元の谷、どくさいみん光線、ミュウツーEXによるサイコドライブを連射する流れであっという間にサイドが4枚引かれてしまいました。事故とかそういうのではなく相手のスピードに僕がついていけなかったこと、そして僕がここは決まらなきゃ勝てないと連続で投げたスーパーポケモン回収が3回とも全て裏が出てしまったことが敗因です。僕がブルブルパンチを決める前に相手がダストダスに道具を貼ってロックをしかけてきたところを、クセロシキで道具を剥がした辺りで見せ場は作れたとは思いますが、古き良き時代のミュウツーEXによるビートダウンに蹴散らされた感じですね。タチワキシティジムもなかなか引けずに次元の谷も割れなかったのが悔しいところです。
そして、一番何より一番効いたのはラストの自分のターンで相手のミュウツーEXをどくさいみん光線で眠らせ、ポケモンチェックでも裏のまま眠ったのに、相手がラストターンで手札から出したジラーチEXのほしのみちびきにより山札から登場したまさかのサポーター「ポケモンセンターのお姉さん」の存在でした。
使われた瞬間に僕は「ファーwwwww」と自分でも驚くぐらいの奇声(?)を挙げてしまい、そのままミュツツーEXにサイコドライブを打たれてガマゲロゲEXが倒れてゲームセットとなりました。悔しいとかそういうのを通り越して、相手に「やられたっ!」と心の底から思わされた瞬間でしたね。僕もそういう仕掛けを決めるのは大好きなのですがこういったタイミングで決められてしまうと、高揚しすぎた気持ちが振り切れて変なリアクションをしてしまうんだなと。いやぁ、とても恥ずかしかった(笑)
そらいろさんと握手をした後はクライマックスステージを後にし、ひたすら観戦&カメラマンへと徹することに。チームメンバーを始めとする沢山のプレイヤーの皆さんの勇姿をカメラに収めることが出来ました。特に1日目はドラちゃんの写真が誰よりも輝いていましたね。あとはSAIちゃんが2戦目で見せた漢気あるプレイングも写真を撮っていた僕としてはハイライトです。
チームの成績としては、こーと君、僕、チーフさんがベスト32、ドラちゃん、SAIちゃんがベスト8とあと一歩惜しい物となりました。それでも最後までみんなよく戦った!浜松大会よりもチームとしての力がより強いものとなっていることを感じ取れたいい大会でした。
僕個人としては前述の記事にも書きましたが、これまでクライマックスステージに7回進出したにも関わらず「4位:1回、ベスト8:3回、ベスト16:2回に続きまして新たにベスト32」という記録が生まれました。冗談抜きでここまで不名誉な記録が並び過ぎるといい加減クライマックスステージで勝ちたいという欲が出てきますね。
クライマックスステージには行ける(行けた)けど表彰台には上がれない!という皆さん!!是非飲みに行きましょう!!そして、次の大会では表彰台に登れるよう頑張っていきましょう!!朗さんとのお約束ですよ!!(
そんなこんなで夜はチムLOLIの有志メンバーで夜会を行い、次の日もあるので早め(?)に解散し宿にチェックインしお風呂に入って汗を流し、次の日に備えてカードを整理…する前に近隣のコンビニに前進スウェット姿で行ったら、浜松大会3位のぼのさんとバッタリ遭遇…どうやら宿泊先が同じだったようでほぼ部屋着フォルムといっても過言ではないお恥ずかしい姿を見られてしまいました…
更にホテルの入口で彼女に電話をしていると今度は関西が誇る強豪プレイヤーのしーせん君&かえでさんがチェックイン…何か顔を合わせて開口一番に「ガッテム!」って言われましたが何のことかよくわからないです!そのまま一緒にホテルに戻ると、何とぼのさんを含めて関西勢の皆さんが同じフロアだったことが発覚!何なんだこの強者が集うホテルは!
ただ、皆さんお疲れだった上に次の日の朝イチ椅子取り大会が控えていたために流石に対戦やら漫談をすることなくすぐに解散していまいました。他の部屋の前を通ると聞こえてくるパチッ…パチッ…とカードを並べる音が寝る時間の寸前までずっと聞こえてきた辺り、やっていたことはみんな同じだったと思いますけどね(笑)
ということで、1日目のレポートはここで一旦終わり。2日目に続きます!
宣言通り、僕も東京大会へ2日間遠征して参りました。仙台に帰ってきてから仕事やらプライベートやら多忙な日々が続きなかなかレポートに手をつけられなかったのですが、今になってやっと書き始めることが出来ます。印象に残った出来事以外はやや簡単な内容とはなりますが、今回も張り切ってレポートを書かせて頂きたいと思います。とりあえず、まずは1日目のお話から。
前日に夜行バスで東京へ乗り込み、新宿に着いたのが5時前。そのまま池袋へと移動し、会場周辺のネカフェでシャワーを浴びてから会場へ向かおうと思ったらまさかの3時間待ち…そんな時間があるなら会場で並んだ方がアドとれるのでそのままネカフェを出て6時前には会場へと到着。入場までの待ち時間に着替えを会場のお手洗いで済まし、今回は難なく初卓ゲット。浜松大会と比べて卓数もかなり設けられていて7時過ぎに並んだ方でも余裕で初卓に座れたようですね。
卓について開会式及び注意事項の説明を受けているとクライマックスステージ進出人数はまさかの32名!!これは面白い!!とテンションがぐーんとあがり、対戦準備を整えたとことで僕のバトルフェスタ東京大会1日目が始まりました。
【チャレンジステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
早い話がガマゲロゲEXクロバットホウオウ。浜松大会に引き続き、今シーズンの本命デッキを東京大会では初っ端から投入。東京大会まで調整できる時間が大してありませんでしたが、浜松大会での反省を元にデッキの中身を3枚ほど入れ替えました。たかだか3枚入れ替えようが、2枚入れ替えようが、あの日の60枚デッキとは全くの別物です。
1戦目 ○ イベルタルEXダークライEXケルディオEX 6-0 (あめあられさん)
初卓の相手の頭の上に妖怪ウォッチのキャラクターが乗ってるんですがそれは…東京大会の初戦は妖怪の仕業により先行2ターン目からどくさいみん交戦、タチワキシティジム、ゴルバットでこっそりかみつく、ロックガードを貼ってのブルブルパンチを順調に決めていき、自分の理想通りの展開を最後まで続けて勝てました。相手からしてみればサイドを1枚も取れないほど何も出来ないゲームだったと思いますが、そういうデッキなので…
2戦目 ○ エンペルトテラキオンルチャブルコバルオンEXミルタンクヨノワール 6-5(コアラまーさん)
ビクトリーバトルジムMIXのネームプレートに書かれた名前と共に書かれていた所属ジムはなんとななはちや…ううむ、ここで強豪揃いのジムメンバーに当たるとは。「仙台から来た朗と申します」とご挨拶すると、何と同郷とのこと。こういう場所で地元にゆかりのある方とお会いできるのは嬉しいですね。
さて、対戦の方は1戦目に引き続きわりと早い段階からどくさいみん光線、タチワキシティジム、ロックガード込みのブルブルパンチ、ゴルバットを3体並べ、序盤からエンペルトを立てさせずに相手をガンガン倒していく戦法であっという間にサイドを3枚リード…するも、その猛攻に待ったをかけたのは相手の手札から出てきたブレンドエネルギーを携えたコバルオンEXのホーリーエッジでした。
ダブル無色エネルギーが剥がされたことでブルブルパンチによるロックが解除され、相手にグッズ使用を可能にさせる猶予を与えてしまい、そこからエンペルト、ヨノワールが一気に揃いツールスクラッパーでロックガードも剥がされて、あっという間に盤面が逆転されそうな展開に…これはまずい。もしも相手がコバルオンEXだけでその対処ならトラッシュに落ちたホウオウがふしちょうでよみがえりレインボーバーンを決めれば勝ちですが、相手にはエンペルトが控えているのでそうはいきません。
とりあえずどくさいみん光線とブルブルパンチの猛攻によりコバルオンEXを倒すも、残り1枚のサイドがなかなか取ることが出来ずにガマゲロゲEXに蓄積したひゃくにんりきのダメージがベンチに出ていたジラーチEXやゴルバットに乗せられていきサイドをガンガン引かれていきます。こちらとしてはミルタンクやルチャブルを1体でも倒せば勝ちなのに…ダメージが溜まったところで逃げられベンチのエンペルトがアタックコマンドを仕掛けるゲーム展開に。
そこからは僕の運試しによる綱渡りが始まりました。スーパーポケモン回収をひたすらガマゲロゲEXに決め1/2ぐらいの割合で成功し場に残るダメージカウンターを取り除きます。そして、相手がサイドを全て取るためにジラーチEXを倒したとしてもダメージカウンターが10点足りないシチュエーションを作り出し、相手がNを4枚使用したことを確認した後に、そのまま山札から手札にバトルサーシャ―を呼び込むためにアララギはかせを使用し、「次のターンに自分がトラッシュからフラダリを持ってくればゲームセット」の一歩手前でブルブルパンチで相手の足止めし、相手がその作戦を回避出来なかったので、そのまま残り1枚のサイドを取り切ることが出来ずガマゲロゲへアタックコマンド。そのまま、バトルサーチャーフラダリでミルタンクを倒して勝利しました。
いくら多投しているカードとはいえスーパーポケモン回収はここぞという時に決まってくれないカードなのであまり信用できないのですが、この試合では大事な局面で成功してくれました。初対戦ではありましたが、お互いにどちらが勝つか最後までわからないポケモンカードらしい勝負が出来てとても楽しかったですね。東京大会で沢山の対戦をしましたが、個人的にはこの対戦がここ2日間のベストバウトでした。
「対戦ありがとうございました!」とコアラまーさんに伝え、お互いの強さを認め合うかのごとく熱い握手を交わし僕はそのままセカンドステージへと足を運びました。
【セカンドステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
1戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXガマゲロゲEXミュウツーEXレシラムクリムガン 6-5
デッキはもちろんカクテルを続投。セカンド初戦の相手は最初のマリガンでビリゲノとわかったので「行ける!」と思ったら予想外の事態に遭遇。場に出てきたのはビリジオンEX、ゲノセクトEXだけはなくガマゲロゲEX、ミュウツーEX、クリムガンなどのダブル無色エネルギーで起動するカードのオンパレードでした。むむむ…これは一筋縄ではいかない予感。
とりあえず、定石通りに序盤にガマゲロゲEXを犠牲にしながら早い段階でホウホウEXを起動させるための準備をし、ビリジオンEX、ゲノセクトEXと順当に相手を倒していきますが、相手が仕込んでいたどくさいみん光線、ガマゲロゲEX、ミュウツーEXがなかなか突破できず…そして、トラッシュに落ちていた2枚のダブル無色エネルギーとエーススペックがGブースターであることを確認し、ビリジオンEXで加速するタイプなのだから流石に4枚目は無いだろうと過信し打ったフレア団のしたっぱで相手のダブル無色エネルギーをはがすも、手札に持っていたのはまさかの4枚目のダブル無色エネルギー…それだけ色々デッキに突っ込んでいてあるんかい!
最後は自分のガマゲロゲEXがどくさいみん光線で眠らされてエックスボールによりリーチをかけられるも、眠り判定で表が出て、そのままふしちょうでも表が出たので、前にダブル無色エネルギーを貼ってガマゲロゲEXが逃げ、クロバットでとつぜんかみつく、どくさいみん光線、レインボーバーンでサイド6枚を取りきり何とか勝利しました。冗談抜きで相手のデッキがとてもユニークな内容だったので負けるかと思いましたよ…
2戦目 ○ フレフワンバレット 6-0(Pekeさん)
対戦前のシャッフル中に雑談を交えるプレイング。そうすると、相手がTwitter、DNなどで繋がっているPekeさんだということが発覚。真剣勝負ながら和やかな雰囲気のまま対戦が始まりました。
僕の先行で初手はシュシュプとジラーチがスタートでお見合い。僕が「NOOOOOOO!!!」と口に出すと相手は思わず苦笑い。定石通り、普通ならばそれはマズいお話なんですが僕の場合はマズくないんです。何故なら、このターンでハイパーボールを使用し山札から2体目のジラーチEXを持ってきたから!
相手は思わず「えぇっ!?」と驚愕し、ほしのみちびきで持ってきたアララギはかせからの流れでどくさいみん光線、タチワキシティジムを決め、あっという間にほぼ理想通りの初動の展開へと近づきます。
それに対して相手はベンチにカラマネロEXという少々厄介なカードをベンチに置きましたがきょうりょくさいみんによる眠り判定で起きる確率は表が出たり出なかったりまさに1/2。そこにスーパーポケモン回収によるケアを挟むとあっという間に場はケアされていきます。そのままゴルバットのこっそりかみつくでシュシュプを倒しフレフワンの起動を遅らせることに成功。ロックガード付きのガマゲロゲEXも準備が出来たのでブルブルパンチを絡めながら難なくサイドを先行していきます。
相手はきょうりょくさいみんをからめながらガマゲロゲEXを何とかしようと試みますが、眠り判定ではことごとく目を覚まし、さらにダメージが蓄積したガマゲロゲEXはスーパーポケモン回収で回復されてしまいます。相手は何故か沢山エネルギーをついたカラマネロEXでからまりMAXを決めるというギャンブルに最後まで打って出てこなかったので、代わりに小突いてきたルカリオEXとベンチのシュシュプをどくさいみん光線、ゴルバット、クロバット、ロックガード込のブルブルパンチで倒し、あっという間にサイドを4枚引きます。
最後に相手は一泡吹かせようと思いコバルオンEXを出し、ホーリーエッジでガマゲロゲEXのダブル無色エネルギーをはがしに来ましたが、時すでに遅し!バトルコンプレッサーで2色の基本エネルギーとホウオウEXを落としてふしちょうを決め、バトルサーチャーでAZを使用しガマゲロゲEXを手札に回収してからのレインボーバーンで勝利!からまりMAXでOHKOをチャレンジされる方が僕としては驚異だったので相手の引く姿勢を見逃さずに猛攻を仕掛けたまさに理想的な勝利でした。
3戦目 ○ ルカリオEXランドロスEXランドロスルチャブル 6-0
先行1ターン目でズバットを並べて、どくさいみん光線、タチワキシティジムを出し、あとはひたすらブルブルパンチでロックをしかけて、ゴルバット、クロバットによる打点コントロールを駆使しながらダメージ調整を試み、ロックガードを身に着けたガマゲロゲEXが手負いになった時にスーパーポケモン回収を決めて、再びブルブルパンチを継続させていたら相手が投了するかのごとくドローゴーを繰り返して試合が終了しました。主にランドがメインだったため色相性もあったので仕方ないとは思いますが、そういうデッキなので…あれ?この展開どかでみたことある…
そんなこんなでBリーグとして6番目のクライマックスステージへの進出が決定!浜松大会でクライマックスステージに進出したのがマグレでは無かったことを証明できたのではないかと思います。嬉しかったといえば嬉しかったけど、「やはり自分にはクライマックスステージへ行ける何かがあるんだな」と確信し、そしてそれが自信へとつながりました。
同じくチムロリ内からは安定のこーと君、1年半ぶりのチーフさん、そして初となるドラゴラーちゃん、SAIちゃんがクライマックスステージへ進出!!特にSAIちゃんがクライマックスステージへの進出が決まった瞬間は自分のことのように嬉しかったですね!!リザードンメガバトルのあの雪辱を晴らす時が来たでぇ!!
そんなこんなでクライマックスステージのくじ引きも終わり僕が引いた番号は3番…あれ?隣のブロックにかっきーさんって人がいるんだけど仮にお互いが勝ったらまたやるの?という和やかな死亡フラグを立てつつ、僕の7度目のクライマックスステージへの挑戦が始まりました。デッキはもちろんカクテルを続投で。
【クライマックスステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
1戦目 × ミュウツーEXランドロスEXルチャブルダストダス 2-6(そらいろさん)
対戦相手を見てみるとお父さんプレイヤーのようで、ビクトリーバトルジムMIXのネームプレートに書かれた名前と共に書かれていた所属ジムはまたしてもななはちや…特に東京大会では強豪揃いのプレイヤーが集う店舗の方々との対戦はやはり避けて通れない道なのですね。相手のスリーブは僕にとってある意味とっても演技の悪いガーディースリーブ…ううむ…これは嫌な予感…
尚、この対戦はカメラでギャラリーの皆様へ放映されていたようで僕の勢い任せのプレイングを恥ずかしながら見られたと思います…ギャラリーに向かって「見とけよー見とけよー」と調子に乗ってはいましたが、案の定負けちゃったのはやはり情けない。それでも周りから見られているといつもとは違う緊張感があって公式大会としてこれはこれで楽しかったですね。
対戦としては、僕がホウオウEXスタートから始まり相手は次元の谷、どくさいみん光線、ミュウツーEXによるサイコドライブを連射する流れであっという間にサイドが4枚引かれてしまいました。事故とかそういうのではなく相手のスピードに僕がついていけなかったこと、そして僕がここは決まらなきゃ勝てないと連続で投げたスーパーポケモン回収が3回とも全て裏が出てしまったことが敗因です。僕がブルブルパンチを決める前に相手がダストダスに道具を貼ってロックをしかけてきたところを、クセロシキで道具を剥がした辺りで見せ場は作れたとは思いますが、古き良き時代のミュウツーEXによるビートダウンに蹴散らされた感じですね。タチワキシティジムもなかなか引けずに次元の谷も割れなかったのが悔しいところです。
そして、一番何より一番効いたのはラストの自分のターンで相手のミュウツーEXをどくさいみん光線で眠らせ、ポケモンチェックでも裏のまま眠ったのに、相手がラストターンで手札から出したジラーチEXのほしのみちびきにより山札から登場したまさかのサポーター「ポケモンセンターのお姉さん」の存在でした。
使われた瞬間に僕は「ファーwwwww」と自分でも驚くぐらいの奇声(?)を挙げてしまい、そのままミュツツーEXにサイコドライブを打たれてガマゲロゲEXが倒れてゲームセットとなりました。悔しいとかそういうのを通り越して、相手に「やられたっ!」と心の底から思わされた瞬間でしたね。僕もそういう仕掛けを決めるのは大好きなのですがこういったタイミングで決められてしまうと、高揚しすぎた気持ちが振り切れて変なリアクションをしてしまうんだなと。いやぁ、とても恥ずかしかった(笑)
そらいろさんと握手をした後はクライマックスステージを後にし、ひたすら観戦&カメラマンへと徹することに。チームメンバーを始めとする沢山のプレイヤーの皆さんの勇姿をカメラに収めることが出来ました。特に1日目はドラちゃんの写真が誰よりも輝いていましたね。あとはSAIちゃんが2戦目で見せた漢気あるプレイングも写真を撮っていた僕としてはハイライトです。
チームの成績としては、こーと君、僕、チーフさんがベスト32、ドラちゃん、SAIちゃんがベスト8とあと一歩惜しい物となりました。それでも最後までみんなよく戦った!浜松大会よりもチームとしての力がより強いものとなっていることを感じ取れたいい大会でした。
僕個人としては前述の記事にも書きましたが、これまでクライマックスステージに7回進出したにも関わらず「4位:1回、ベスト8:3回、ベスト16:2回に続きまして新たにベスト32」という記録が生まれました。冗談抜きでここまで不名誉な記録が並び過ぎるといい加減クライマックスステージで勝ちたいという欲が出てきますね。
クライマックスステージには行ける(行けた)けど表彰台には上がれない!という皆さん!!是非飲みに行きましょう!!そして、次の大会では表彰台に登れるよう頑張っていきましょう!!朗さんとのお約束ですよ!!(
そんなこんなで夜はチムLOLIの有志メンバーで夜会を行い、次の日もあるので早め(?)に解散し宿にチェックインしお風呂に入って汗を流し、次の日に備えてカードを整理…する前に近隣のコンビニに前進スウェット姿で行ったら、浜松大会3位のぼのさんとバッタリ遭遇…どうやら宿泊先が同じだったようでほぼ部屋着フォルムといっても過言ではないお恥ずかしい姿を見られてしまいました…
更にホテルの入口で彼女に電話をしていると今度は関西が誇る強豪プレイヤーのしーせん君&かえでさんがチェックイン…何か顔を合わせて開口一番に「ガッテム!」って言われましたが何のことかよくわからないです!そのまま一緒にホテルに戻ると、何とぼのさんを含めて関西勢の皆さんが同じフロアだったことが発覚!何なんだこの強者が集うホテルは!
ただ、皆さんお疲れだった上に次の日の朝イチ椅子取り大会が控えていたために流石に対戦やら漫談をすることなくすぐに解散していまいました。他の部屋の前を通ると聞こえてくるパチッ…パチッ…とカードを並べる音が寝る時間の寸前までずっと聞こえてきた辺り、やっていたことはみんな同じだったと思いますけどね(笑)
ということで、1日目のレポートはここで一旦終わり。2日目に続きます!
バトルフェスタ浜松大会に参加された皆さんお疲れ様でした。
お忍びというわけでもありませんが特に目立った告知もせずに仙台から僕が遠征してきたことを知らなかった人が結構いらっしゃいまして驚かれたと思います。うっかり来ちゃいました。
先週の半ばからあった東京へ行く予定の期間とバトルフェスタ浜松のスケジュールが上手い感じにかみ合ってくれたので大会日程が発表された日に遠征を決意。そして、土曜日にHKさんらと合流し東京から車に乗せて頂き浜松へ前日入り。そのまま大会当日のうちに仙台まで新幹線で帰るプランでやってきました。新幹線を利用した遠征は高3の時以来ですね。
今回の遠征したご一緒したメンバーはお馴染みチムLOLIのHKさん、mepoさん、そして六輝さんでした。僕以外みんな2012~2014年の日本代表選手という豪華な顔ぶれ。特に六輝さんとは1年半前に準決勝であの激闘を行った後に出来た縁から共に遠征することになったのでわりと不思議な感じでした。
浜松に行くまで色々な話をしたり、名古屋の微粒邸に乗り込んで別のテーブルゲームをしたり、しんいちパパさんがオススメされていた静岡のソウルフード さわやかのハンバーグを堪能したりと、前日までの時間もとても濃い内容が詰まった面白い時間でした。ポケモンカードがきっかけで繋がった友人との遠征で大会以外の時間も共に過ごすのは本当に楽しいですね。
そんなこんなでいよいよ迎えた大会当日の朝。7時過ぎに会場に並び始めるも初卓に着けないという絶望。こんな朝早くから並んで初卓に座れなかった辺り卓数がかなり少なかっただけだと信じたいですね。きっと東京大会では緩和されているのでしょう。そう信じたい。
【チャレンジステージ 1週目】
使用デッキ「スピードイベルタル」
前日まで他にデッキ候補が2つほどあったのですが最後の調整で一番手触りが良かった黒デッキを選択。ちなみにこれはチームのドラゴラーちゃんが原案を組み、そこからmepoさんが煮詰めて僕にシェアしてくれたデッキでした。彼らよりも僕の黒デッキはちょいと丸めな構築になっています。
1戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXミュウEX 6-2
ワシントンへ行ったというWCSシャツを着た男の子が初戦の相手でした。相手のマリガンでプラズマエネルギーと草が見えたのでビリゲノだとわかり対処法を考える。一方こちらの初手はジラーチEX…むむむ。しかしながら、相手が後攻1ターン目に打ったNでそのまま自分で事故ってくれて、ビリジオンEXが場に出なかったり、タチワキシティジムもなかなか割られなかったりとテンポがかなり遅れたので暴走イベルタル2体体制でゲノセウトEX2体とミュウEXを倒して勝負あり。相手から1勝の札を頂きました。
2戦目 × フレフワンバレット 4-6 (名無しぶたさん)
対戦相手を待っている時に列を見ると何かよく知っている人が来てお互いに目をカッと見開く。とりあえず手にできた1勝の札を譲るわけにはいかないのでそのまま真剣勝負に突入。試合のハイライトとしては序盤に相手が自分のイベルタルEXに貼ってきた2枚のジャミングネットとガマゲロゲEXのブルブルの処理に頭を抱えてサポが3ターンほど止まってしまいました。ブルブルして止まっている間に相手はフレフワンを完成させミュウツーEXとイベルタルEXを出し、場にエネルギーを充足させる。
やっと引けたアララギはかせで展開を試みるもサイドを4枚ほど先行されてしまい、うかつに殴ると暴走ミュウツーかイベルタルが返り討ちにやってくる盤面に。それでも相手のメインアタッカーとエネルギーを出来るだけ枯らそうと、通常イベルタルを駆使して相手のミュウツーEX、イベルタルEXを何とか倒す。このターンに自分のイベルタルEXがやられなければ、ベンチにいる手負いのガマゲロゲEXをフラダリで呼び出せる…が、その返しに相手が手札に隠し持っていたギルガルドEXが登場し残っていたエネルギーを集めてスラッシュブラストで僕のイベルタルEXを倒し勝負あり。
負けた瞬間「くっそぉ…!すっげぇ悔しい…!」って声に出して天を仰いでしまいました。負けたとは言えとても楽しい対戦だったのは救いですね。相手としっかり握手をすると共に1勝札を相手に託し、僕は再びチャレンジステージの列に並びました。
【チャレンジステージ 2週目】
使用デッキ「スーパースピードルギア」
時間内に勝ち抜けるためにはより一層スピードが求められるデッキ選択が必要であると思い、大会2週間前におトンさんが公開していた奥の手エンジンスピードルギアを僕なりにアレンジして構築。トルネロスEXPz、タウンマップ、プラズマフリゲートなどオリジナル要素も入れつつ早めに勝ち抜くための漢気溢れるデッキが出来ました。ちなみにこれを先日のYS池袋のジムバトルで使用したら1勝2敗で惨敗してしまったので自分の肌にあっていないのかもしれないと感じ今回の候補からは外れていたのですが、状況が状況だったので確実性よりも速さを求め僕は賭けに出ました。
1戦目 × MライボルトEXランドロスEX 0-2 投了 (ちゃないさん)
胸のネームプレートを見て以前から名前を存じていたちゃないさんとわかりご挨拶。仙台から来ましたとお話したら少し驚かれていましたね。相手の先行で場をオープンするとそこにはライボルトEXが…この時点で絶望。相手は先行2ターン目でソウルリンクを利用しMライボルトEXとベンチにライボルトEX、ランドロスEX、トラッシュにエネルギーを落とすという盤面を完成させたので、長く対戦を続けるのはお互いのためにならないと自分で判断し潔く投了しました。Mライボに先手を取られて盤面を完成させられてしまったら僕のデッキは無理です。
【チャレンジステージ 3週目】
使用デッキ「スーパースピードルギア」
1戦目 ○ イベルタルEXダークライEXライチュウ 6-0 (kanaさん)
「こちらの卓に2名様どうぞー」と案内されたので前後に並んでいたGGCのお弁当屋さんで有名なkanaさんと対戦。お互いに「もうこの時間になって並ぶとロボが欲しいだけになるのにねー(笑)」と話していただけにちょっと残念。現実の世界は何故こうも辛く厳しいのだろう。実は6月のGGCで僕は彼女に負けているのでリベンジマッチをする気持ちで臨みました。デッキはもちろんルギア続投。
対戦内容としては先行2ターン目に僕がイベルタルEXに対するOHKOの盤面が完成し、相手がライチュウEXでカウンタ―出来なかったのでそのままイベルタルEX2体をプラズマゲイルで吹き飛ばしてサイドを6枚取りきり勝ちました。
2戦目 × 「イベルタルEXダークライEX 3-6 (ドラゴラーちゃん)
kanaさんが卓を離れた後ろからやってきたのはまさかのチムLOLIメンバーのドラちゃん。色々なことが重なってここまで来るとテンションがおかしくなってきたので、ポケモン声コミック ポケモンカードXYやろうぜー!ネタから「情け容赦ない奴じゃのう!ワシに勝利を譲ってはくれんのか!(by 鋼硬二)」をデッキシャッフルをしながら言うと、「俺も…朗さんとこの公式の場で対戦出来るなんて中々ないからやりたいんですよ…!」とカッコよく返してくれました。そんな茶番劇を経てそのまま真剣勝負へ突入。
こちらがルギアEXのプラズマゲイルでイベルタルEXを倒しサイド3枚を先行すると、相手はパーツを揃えてイビルボールでOHKOカウンターを決めてきます。その後、ラセンフォースでOHKOのチャンスができるもパーツが1枚足りずに150Dしか与えられなかったので倒せず、そのまま返しでデオキシスがやられて勝負ありでした。「後は…キミに託した…ドラちゃん…」「ああ…」と互いに拳を交わし、僕は再びチャレンジステージの待機列へ戻りました。
もうここまで来るとクライマックスステージはおろかセカンドステージすら遠く見えてきます。2連勝の壁が本当に高くてとても辛くなりました。泣きそうな顔をしながら「僕はせめてロボを仙台に持ち帰りたいんだよぉ…!」みたいなことを言っていたと思います。その後にまさかあんな奇跡が起こるなんて…
【チャレンジステージ 4週目】
使用デッキ「スーパースピードルギア」
1戦目 ○ よるのこうしん 6-0
ただただロボを持ち帰りたい気持ちで臨んだ4週目。場を開けるとデオキシスEXとバケッチャ(XY4)がお見合い…絶望しかありませんでした。しかしながら、相手がサポーターをなかなか引けずにエネルギーと次元の谷も揃わずトラッシュに送られたこうしんのカードも活かされないまま、バチュルやバケッチャにラセンフォースをひたすら打って後はプラズマゲイル連射体制が完成したのでそのまま押し切りました。色相性的にかなり不利だったのでまさか勝てるとは…
2戦目 ○ キュレムボルトロスEXデオキシスEX 6-3
相手のスリーブがプラズマスリーブだったので嫌な予感はしていたんですがやっぱりプラズマでした。しかも、ボルトロスEXが入った純正寄りのプラズマ。プラズマゲイルOHKO体制を完成させるべく2ターンでパーツを揃えますが、先にルギアEXにナイデンナックルを当てられてしまいます。返しのターンに「このスタジアムを割れたら勝てますよ!僕と勝負しましょう!」とまさに死亡フラグとなるような宣言をし、プラズマフリゲートを出してボルトロスをOHKOするも、相手のターンで凍てついた街を出されます。現実辛すぎ。
その後、僕は壁にアブソルを出して時間を稼ぎ勝ち筋を考えます。ベンチにはHP170のポケモンだけが並んでいるので手札にあるあなぬけで呼び出してもう1度プラズマゲイルをEXに決めれば勝ちだ!と考え新しいルギアを育て始めるも、場にあるハチマキが相手のメガホンですべてトラッシュに送られてしまいます。そのまま相手はアタッカーをキュレムに切り替えてアブソルをブリザードバーンで倒しますが、この時に僕の山札は残り1枚…「今だ!」とサーチャー2枚を使用して、フウロ、フラダリの奥の手を手札に加えて奥の手を決める。返しのターンで相手のキュレムが身動きを取れなくなったようで、そのままフウロからハチマキを持ってきてあなぬけプラズマゲイルでデオキシスEXをOHKOして勝利!自分の中にあったプレンイグの奥の手を使った勝利でした。
とりあえずこの時点で最低限の目標であったみがわりロボをゲットしたことに安心し、セカンドステージ以降はこれで仮にクライマックスステージまで行けたら嬉しいなぁと考えて組んだ今大会に向けた大本命デッキを投入しました。
【セカンドステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
早い話がガマゲロゲEXクロバットホウオウ…と、何処かで見たことがあるであろうこのデッキ紹介の通りデッキの名付け親はチムLOLIメンバーのドラゴラーちゃん、そしてこのデッキを1から組んだのはmepoさんでした。ホウオウがふしちょうで纏うための自分好みの基本エネルギーを何色か入れていたことからこのデッキの通称は「カクテル」ということに。
きっかけは僕が先月のナナホシ杯で3位となったこころみ君のゲロゲクロバに衝撃を受け、一方mepoさんは先月のみらチャン杯で2位になった雨れ男さんのホウホウ軸のゲロゲに衝撃を受け、「もしかしてクロバゲロゲにホウホウを突っ込んだらビリゲノにも勝てるから強いんじゃない?」とmepoさんが考え始めたことから9月の終わりから毎日のように2人であーでもないこーでもないと議論して大会1週間前辺りに完成したのがこのデッキ。僕はmepoさんから相談を受けアドバイスをしただけなのでデッキ構築はほとんどmepoさんが行いました。だからこそ、これが自分のデッキだとは言えませんが2人で力を合わせて作りあげた強いデッキであるという自信はあったので、本番では最も信じられるデッキだと思いずっとデッキケースの中で温めていました。
ちなみに僕がこのデッキをちゃんとした対人戦で回したのはたった1回だけ。あとはmepoさんのスパー相手を担当しながらプレイングのノウハウを頭の中に焼き付け、毎日繰り返し考え続けていた戦法を実行できるように何度も1人回し等でシュミレーションしていました。正直、付け焼刃で習得したこのデッキを実戦投入するのは勇気がいりましたが、今自分が信じられるデッキで最後まで戦うことに意義を感じていたので迷わずにこのデッキでセカンドステージに臨みました。
1戦目 ○ ランドロスEXルカリオEXルチャブル 6-0
先行1ターン目でズバットを並べて、どくさいみん光線、タチワキシティジムを出し、あとはひたすらブルブルパンチでロックをしかけて、ゴルバット、クロバットによる打点コントロールを駆使しながらダメージ調整を試み、ガマゲロゲが手負いになった時にAZで回収し、再びブルブルパンチを継続させていたら相手が投了するかのごとくドローゴーを繰り返して試合が終了しました。主にランドがメインだったため色相性もあったので仕方ないとは思いますが、そういうデッキなので…
2戦目 ○ イベルタルEXダークライEXミュウツーEXダストダス 6-0
後攻1ターン、ズバットを並べて、どくさいみん光線、タチワキシティジムを出し、あとはひたすらブルブルパンチでロックをしかけてダストダスに道具を貼れない状態に持っていき、そのままゴルバット、クロバットによる打点コントロールを駆使しながらダメージ調整を試み、ガマゲロゲが手負いになった時にAZで回収し、再びブルブルパンチを継続させていたらいつの間にかサイドを6枚取り切っていました。実はこのデッキ、速攻デッキほどではありませんが見た目以上にゲーム展開が早いデッキでもあるのです。
3戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXフワライド 6-0
相手がマリガンで手札を見せるとビリゲノと思われるデッキだということを確認し勝利をほぼ確信。そして相手はジラーチEXスタートでベンチにビリジオンEXと草エネルギーをセットしてターンを渡す…これは…
後攻で前がズバット、手札にあったバトルコンプレッサーを使用し山札に基本エネルギー2枚とホウオウEXがあることを確認し、そのままトラッシュに送ると相手が「うわあああああ!!」と声をあげて崩れ落ちる。そのままハイパーボールで手札に合った基本エネルギーをトラッシュし、アララギはかせを使用し、後のゴルバット、クロバットを引くためのパーツがいとも簡単に揃う。そしてそのまま迷わずふしちょうを試み、コインは見事に表。ズバットを逃がしてジラーチEXへレインボーバーンでサイド先制。そのまま前に出てきたビリジオンEXもゴルバットでダメージを乗せてレインボーバーンで焼き払い、前に出てきたエネ付のフワンテをこっそりかみつく、とつぜんかみつくで落とし、前に出てきたゲノセクトEXへレインボーバーン160Dを決め、最後は相手がベンチに引っ込めたクロバットのちょくげきひこうでゲノセクトEXを狙い撃ちゲームセット!!
勝った瞬間にジャッジに結果を確認すると最後の1人か2人の枠へと滑り込みでクライマックスステージの進出が決定。思わず声をあげてガッツポーズをしてしまいました。チャレンジステージで4周もしてからのクライマックステージなど誰が予想できたでしょうか…「奇跡を起こすのは他の何者でもなく自分だ」という言葉を聞いたことはありますが、まさかこのようなことになるとは…僕自身としても去年の8月に行われたゲームショー以来となる約1年半ぶりのクライマックスステージ進出ということで本当に嬉しかったです。
実は浜松大会があった10月26日は僕の25歳の誕生日でした。1年前に24歳といういわゆる厄年を迎えてから公式大会はもちろん自主大会の結果もイマイチふるわずポケカをするのがとても辛くなった時期があったり、リアルでも交通事故にあって3ヶ月ほどまともに生活が出来なくなるなど、いっぱい辛いことが多かった1年でした。
それが25歳となった誕生日の今日、厄落としをしたかの如くクライマックスステージの進出を決められたのは涙が出るほど嬉しかったです。僕自身としては累計6回目のクライマックスステージ進出ですが、ここまで戻ってくるのにずっとずっと時間がかかりました。とても辛かったけど今日まで足掻いてきて本当に良かった!!
そのままクライマックスステージ進出者受付に向かうと、何とそこには前日から行動を共にしてきたレイをかけた六輝さんの姿が。2人で抱き合ってクライマックスステージ進出の喜びを分かち合いました。何かこういうのっていいですね。昨日の敵(去年の準決勝の対戦相手的な意味で)は今日の友みたいな感じで素敵。
スタッフによるくじ引きの結果、僕の対戦相手は日本最強であろうチームアチャモのメンバー かっきーさんでした。六輝さんと同じく、昨年の日本代表選手でもありますね。個人的にはリザードンメガバトル西日本大会クライマックスステージ1戦目のHKさん vs かっきーさんを彷彿とさせるものがありました。
この時点で僕は燃え尽きていたわけではないのですが、上記でも書いた通りロボを持ち帰って仙台に帰るという目標を達成したので、ビクトリーリングを狙いに行くという気持ちはかなり薄かったと思います。というか、クライマックスステージに行けた奇跡を体感出来ただけで正直9割方満足でした。ということで、ここからは自分が信じたデッキと共に最後まで楽しんだ者勝ちです。
自分のことでいっぱいいっぱいだったので全然気が付かなかったんですが、チムLOLIのメンバーからはAリーグでCouto君が進出し、Bリーグでは唯一僕だけが進出したとのこと。僕に力を貸してくれたチムLOLIの誇りのためにも楽しみながらやれるところまでやってやる!という気持ちで僕はクライマックスステージへと向かいました。
【クライマックスステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
1戦目 × よるのこうしん 5-6 (かっきーさん)
対戦前にかっきーさんから「今回の大会は日本代表の権利とかもかかってないし気楽に楽しくやろう!」と声をかけてもらえたので、その言葉通りいつも以上に真剣に、そして楽しい試合を心がけて対戦がスタートしました。
僕が先行を取り、前にガマゲロゲEX、後ろにズバットを2体並べ、バトルコンプレッサーでよるのこうしん対策の肝であるフラダリの奥の手をトラッシュへと送ることに成功します。そしてアララギはかせを使用し、相手のバケッチャへどくさいみん光線を打ち相手が眠り、ダブル無色エネルギーを貼り、手札にあるバトルサーチャーを見てほぼ万全の展開で相手にターンを渡します。
返しのターンでバケッチャが眠ったままとなりで返しのターンのブルブルパンチでバケッチャが眠ることがほぼ確定。この瞬間にほぼ勝利を確信しますが現実はそう甘くありませんでした。相手はバトルコンプレッサー等を使用し、よるのこうしん対象を6枚ほどトラッシュへ送りますそしてベンチにミュウEXに草エネルギーとちからのハチマキを貼り、バケッチャを出しターンを僕に返します。なるほど…パンプジン型よるのこうしんは厄介ですね。
次のターンで僕は当然のごとく、バトルサーチャーからフラダリ奥の手を使用し自分と相手のトラッシュをリセットさせます。そのままゴルバットを1匹進させミュウEXにこっそりかみつき、そのままブルブルパンチでサイドを先行します。その後の展開でかっきーさんというトッププレイヤーの強さを実感することに…
かっきーさんは前にミュウEXを出し、草エネルギーを付けてアララギはかせを使用して、よるのこうしん対象を2ほどトラッシュに送り、ゆっくりとパンプしてくるのかと思いきや打ってきた技は何とブルブルパンチ。この瞬間、相手との場数の差が出たことを痛感しました。ミュウEXがブルブルパンチを打ってくる展開を想定出来なかったのは僕の練習、経験不足です。
その後の展開で僕はクロバットを場に出すも、思うようにズバットを並べられずにかなり苦戦しました。しかしながら、相手も次元の谷を出すことが出来ていなかったので手札に握っていたタチワキシティジムを大切にしながらここからはブルブルパンチの打ち合いによる不毛なグッズロック合戦の始まりです。
相手は手札に握っていたクセロシキという、僕がまさか搭載されているとは考えていなかったサポーターを使用し僕のガマゲロゲEXのダブル無色エネルギーをトラッシュしてきます。そしてブルブルパンチ。その返しのターンで僕は幸運にも手札に握っていたダブル無色エネルギーを貼りブルブルパンチでミュウEXを倒します。
その後、かっきーさんはサイド3-0となった時に打ったNで僕の手札がお察しのボロボロ状態に…トラッシュにアララギはかせが1枚あったので山札に残っている残り3枚のアララギはかせと4枚のバトルサーチャーが引ければチャンスは掴めますがそれがなかなか引けません…何とか手札に来ていたガマゲロゲEXとダブル無色エネルギーによるブルブルパンチで首の皮を一枚繋ぎますが、この時に相手のトラッシュにはよるのこうしん対象が5枚…この辺りから次元の谷も出ていたのでひたすら沢山のバケッチャ達によるのこうしんで場を荒らされました。
僕はブルブルパンチを決めながらも相手も負けじと、フラダリでクロバットやズバットというダメージ調整狙撃要因を狙いながらサイドを調整しにきます。そして、その間アララギもバトルサーチャーも全く引けないままゲームは終盤を迎え、最後は相手にエネルギーがつかないことを信じて苦し紛れに打った無傷のガマゲロゲEXがブルブルパンチでバケッチャを倒し、相手のトラッシュのよるのこうしん対象が9枚となり、バケッチャにダブル無色エネルギーが貼られてよるのこうしん180Dでピッタリ落ちてゲームセットでした。
まさか自分の打ったブルブルパンチでトラッシュのよるのこうしん対象が最後にピッタリ9枚になるようにコントロールされていたとは…チームアチャモの、そしてかっきーさんというプレイヤーの強さを思い知らされました。試合が終わった後、「久々にポケモンカードらしい勝負をした!楽しかった!ありがとう!」とかっきーさんに言われ、僕も本当に嬉しくて「こちらこそすっごく楽しかったです!ありがとうございました!」とガッツリ握手を交わしました。
不思議なものです。自分がいける!と思って万全の立ち回りが出来ていたはずなのに、逆転を許してそのまま押し切られてしまったのに、負けたことによる悔しさよりも気持ちよさが勝っていただなんて。自分の中ではこの試合でプレミスをしたところはありませんでした。だからこそ、自分は素直に自分よりも本当に強い人に負けたんだなと心の底から思えました。いやぁ、とってもいい経験になりました。この試合は良い意味でしばらく忘れることが出来なさそうです。
クライマックスステージ敗退後は今後のバトルフェスタに向けてずっと決勝トーナメントを観戦していました。特に決勝戦のガマゲロゲEX同士のブルブルパンチ、グレネードハンマーの打ち合いはとても見応えがありましたね。優勝されたharuさんのデッキはとてもよく考えられたガマゲロゲEXを主軸とした嫌がらせに特化したデッキで、率直に申し上げて絶対に対戦したくないデッキだと思わされました。あの優勝デッキはそう簡単に組めない、回せない、勝てないと思います。それぐらい強力なデッキです。だけど、絶対に勝てないことはないので東京大会以降の動向がとても楽しみですね。
表彰式も終わり、沢山の方々と挨拶した後は浜松駅から新幹線で東京、仙台へと乗継ぎ日付が変わる前に自宅に帰ってきました。一応、出張でしばらく仙台を離れてい行たので5日ぶりの我が家です。ぐっすりとよく眠れました。今日休みを取っていたのは大正解でしたね。結局疲れ果てていたため、夜までごろごろしていたためレポートを書くまでこんなに時間がかかってしまいましたが(笑)
さてさて、僕の浜松大会はベスト16というここ最近の結果からすると十分すぎる物となったので、僕個人としても、チムLOLIとしてもある程度の成果を残せたのではないかと考えています。中でもXY3環境の頃、仕事も繁忙期でとても忙しくなり7月から9月にジムバトルもまともに参加出来なくなるほどポケカのモチベーションがどん底まで落ちていた僕を、本気で支えてこの場所まで持ち上げてくれたmepoさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいですね。彼のサポートがなければ今回のデッキも結果も伴いませんでした。
25歳の誕生日は自分にはやはり何かすごい力がある、ついに厄年を抜け出したことの喜び、そして仲間による支えの強さなど、今後のポケモンカードライフをより良い物にするための大切ないっぱい感じ取ることが出来た最高の誕生日になりました。今日までポケモンカードをやっていて本当に良かった!!
今大会でお世話になりました皆さんありがとうございました!次は週末の東京大会でお会いしましょう!そして、また戻ってきてやるぞクライマックスステージ!待ってろビクトリーリング!
お忍びというわけでもありませんが特に目立った告知もせずに仙台から僕が遠征してきたことを知らなかった人が結構いらっしゃいまして驚かれたと思います。うっかり来ちゃいました。
先週の半ばからあった東京へ行く予定の期間とバトルフェスタ浜松のスケジュールが上手い感じにかみ合ってくれたので大会日程が発表された日に遠征を決意。そして、土曜日にHKさんらと合流し東京から車に乗せて頂き浜松へ前日入り。そのまま大会当日のうちに仙台まで新幹線で帰るプランでやってきました。新幹線を利用した遠征は高3の時以来ですね。
今回の遠征したご一緒したメンバーはお馴染みチムLOLIのHKさん、mepoさん、そして六輝さんでした。僕以外みんな2012~2014年の日本代表選手という豪華な顔ぶれ。特に六輝さんとは1年半前に準決勝であの激闘を行った後に出来た縁から共に遠征することになったのでわりと不思議な感じでした。
浜松に行くまで色々な話をしたり、名古屋の微粒邸に乗り込んで別のテーブルゲームをしたり、しんいちパパさんがオススメされていた静岡のソウルフード さわやかのハンバーグを堪能したりと、前日までの時間もとても濃い内容が詰まった面白い時間でした。ポケモンカードがきっかけで繋がった友人との遠征で大会以外の時間も共に過ごすのは本当に楽しいですね。
そんなこんなでいよいよ迎えた大会当日の朝。7時過ぎに会場に並び始めるも初卓に着けないという絶望。こんな朝早くから並んで初卓に座れなかった辺り卓数がかなり少なかっただけだと信じたいですね。きっと東京大会では緩和されているのでしょう。そう信じたい。
【チャレンジステージ 1週目】
使用デッキ「スピードイベルタル」
前日まで他にデッキ候補が2つほどあったのですが最後の調整で一番手触りが良かった黒デッキを選択。ちなみにこれはチームのドラゴラーちゃんが原案を組み、そこからmepoさんが煮詰めて僕にシェアしてくれたデッキでした。彼らよりも僕の黒デッキはちょいと丸めな構築になっています。
1戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXミュウEX 6-2
ワシントンへ行ったというWCSシャツを着た男の子が初戦の相手でした。相手のマリガンでプラズマエネルギーと草が見えたのでビリゲノだとわかり対処法を考える。一方こちらの初手はジラーチEX…むむむ。しかしながら、相手が後攻1ターン目に打ったNでそのまま自分で事故ってくれて、ビリジオンEXが場に出なかったり、タチワキシティジムもなかなか割られなかったりとテンポがかなり遅れたので暴走イベルタル2体体制でゲノセウトEX2体とミュウEXを倒して勝負あり。相手から1勝の札を頂きました。
2戦目 × フレフワンバレット 4-6 (名無しぶたさん)
対戦相手を待っている時に列を見ると何かよく知っている人が来てお互いに目をカッと見開く。とりあえず手にできた1勝の札を譲るわけにはいかないのでそのまま真剣勝負に突入。試合のハイライトとしては序盤に相手が自分のイベルタルEXに貼ってきた2枚のジャミングネットとガマゲロゲEXのブルブルの処理に頭を抱えてサポが3ターンほど止まってしまいました。ブルブルして止まっている間に相手はフレフワンを完成させミュウツーEXとイベルタルEXを出し、場にエネルギーを充足させる。
やっと引けたアララギはかせで展開を試みるもサイドを4枚ほど先行されてしまい、うかつに殴ると暴走ミュウツーかイベルタルが返り討ちにやってくる盤面に。それでも相手のメインアタッカーとエネルギーを出来るだけ枯らそうと、通常イベルタルを駆使して相手のミュウツーEX、イベルタルEXを何とか倒す。このターンに自分のイベルタルEXがやられなければ、ベンチにいる手負いのガマゲロゲEXをフラダリで呼び出せる…が、その返しに相手が手札に隠し持っていたギルガルドEXが登場し残っていたエネルギーを集めてスラッシュブラストで僕のイベルタルEXを倒し勝負あり。
負けた瞬間「くっそぉ…!すっげぇ悔しい…!」って声に出して天を仰いでしまいました。負けたとは言えとても楽しい対戦だったのは救いですね。相手としっかり握手をすると共に1勝札を相手に託し、僕は再びチャレンジステージの列に並びました。
【チャレンジステージ 2週目】
使用デッキ「スーパースピードルギア」
時間内に勝ち抜けるためにはより一層スピードが求められるデッキ選択が必要であると思い、大会2週間前におトンさんが公開していた奥の手エンジンスピードルギアを僕なりにアレンジして構築。トルネロスEXPz、タウンマップ、プラズマフリゲートなどオリジナル要素も入れつつ早めに勝ち抜くための漢気溢れるデッキが出来ました。ちなみにこれを先日のYS池袋のジムバトルで使用したら1勝2敗で惨敗してしまったので自分の肌にあっていないのかもしれないと感じ今回の候補からは外れていたのですが、状況が状況だったので確実性よりも速さを求め僕は賭けに出ました。
1戦目 × MライボルトEXランドロスEX 0-2 投了 (ちゃないさん)
胸のネームプレートを見て以前から名前を存じていたちゃないさんとわかりご挨拶。仙台から来ましたとお話したら少し驚かれていましたね。相手の先行で場をオープンするとそこにはライボルトEXが…この時点で絶望。相手は先行2ターン目でソウルリンクを利用しMライボルトEXとベンチにライボルトEX、ランドロスEX、トラッシュにエネルギーを落とすという盤面を完成させたので、長く対戦を続けるのはお互いのためにならないと自分で判断し潔く投了しました。Mライボに先手を取られて盤面を完成させられてしまったら僕のデッキは無理です。
【チャレンジステージ 3週目】
使用デッキ「スーパースピードルギア」
1戦目 ○ イベルタルEXダークライEXライチュウ 6-0 (kanaさん)
「こちらの卓に2名様どうぞー」と案内されたので前後に並んでいたGGCのお弁当屋さんで有名なkanaさんと対戦。お互いに「もうこの時間になって並ぶとロボが欲しいだけになるのにねー(笑)」と話していただけにちょっと残念。現実の世界は何故こうも辛く厳しいのだろう。実は6月のGGCで僕は彼女に負けているのでリベンジマッチをする気持ちで臨みました。デッキはもちろんルギア続投。
対戦内容としては先行2ターン目に僕がイベルタルEXに対するOHKOの盤面が完成し、相手がライチュウEXでカウンタ―出来なかったのでそのままイベルタルEX2体をプラズマゲイルで吹き飛ばしてサイドを6枚取りきり勝ちました。
2戦目 × 「イベルタルEXダークライEX 3-6 (ドラゴラーちゃん)
kanaさんが卓を離れた後ろからやってきたのはまさかのチムLOLIメンバーのドラちゃん。色々なことが重なってここまで来るとテンションがおかしくなってきたので、ポケモン声コミック ポケモンカードXYやろうぜー!ネタから「情け容赦ない奴じゃのう!ワシに勝利を譲ってはくれんのか!(by 鋼硬二)」をデッキシャッフルをしながら言うと、「俺も…朗さんとこの公式の場で対戦出来るなんて中々ないからやりたいんですよ…!」とカッコよく返してくれました。そんな茶番劇を経てそのまま真剣勝負へ突入。
こちらがルギアEXのプラズマゲイルでイベルタルEXを倒しサイド3枚を先行すると、相手はパーツを揃えてイビルボールでOHKOカウンターを決めてきます。その後、ラセンフォースでOHKOのチャンスができるもパーツが1枚足りずに150Dしか与えられなかったので倒せず、そのまま返しでデオキシスがやられて勝負ありでした。「後は…キミに託した…ドラちゃん…」「ああ…」と互いに拳を交わし、僕は再びチャレンジステージの待機列へ戻りました。
もうここまで来るとクライマックスステージはおろかセカンドステージすら遠く見えてきます。2連勝の壁が本当に高くてとても辛くなりました。泣きそうな顔をしながら「僕はせめてロボを仙台に持ち帰りたいんだよぉ…!」みたいなことを言っていたと思います。その後にまさかあんな奇跡が起こるなんて…
【チャレンジステージ 4週目】
使用デッキ「スーパースピードルギア」
1戦目 ○ よるのこうしん 6-0
ただただロボを持ち帰りたい気持ちで臨んだ4週目。場を開けるとデオキシスEXとバケッチャ(XY4)がお見合い…絶望しかありませんでした。しかしながら、相手がサポーターをなかなか引けずにエネルギーと次元の谷も揃わずトラッシュに送られたこうしんのカードも活かされないまま、バチュルやバケッチャにラセンフォースをひたすら打って後はプラズマゲイル連射体制が完成したのでそのまま押し切りました。色相性的にかなり不利だったのでまさか勝てるとは…
2戦目 ○ キュレムボルトロスEXデオキシスEX 6-3
相手のスリーブがプラズマスリーブだったので嫌な予感はしていたんですがやっぱりプラズマでした。しかも、ボルトロスEXが入った純正寄りのプラズマ。プラズマゲイルOHKO体制を完成させるべく2ターンでパーツを揃えますが、先にルギアEXにナイデンナックルを当てられてしまいます。返しのターンに「このスタジアムを割れたら勝てますよ!僕と勝負しましょう!」とまさに死亡フラグとなるような宣言をし、プラズマフリゲートを出してボルトロスをOHKOするも、相手のターンで凍てついた街を出されます。現実辛すぎ。
その後、僕は壁にアブソルを出して時間を稼ぎ勝ち筋を考えます。ベンチにはHP170のポケモンだけが並んでいるので手札にあるあなぬけで呼び出してもう1度プラズマゲイルをEXに決めれば勝ちだ!と考え新しいルギアを育て始めるも、場にあるハチマキが相手のメガホンですべてトラッシュに送られてしまいます。そのまま相手はアタッカーをキュレムに切り替えてアブソルをブリザードバーンで倒しますが、この時に僕の山札は残り1枚…「今だ!」とサーチャー2枚を使用して、フウロ、フラダリの奥の手を手札に加えて奥の手を決める。返しのターンで相手のキュレムが身動きを取れなくなったようで、そのままフウロからハチマキを持ってきてあなぬけプラズマゲイルでデオキシスEXをOHKOして勝利!自分の中にあったプレンイグの奥の手を使った勝利でした。
とりあえずこの時点で最低限の目標であったみがわりロボをゲットしたことに安心し、セカンドステージ以降はこれで仮にクライマックスステージまで行けたら嬉しいなぁと考えて組んだ今大会に向けた大本命デッキを投入しました。
【セカンドステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
早い話がガマゲロゲEXクロバットホウオウ…と、何処かで見たことがあるであろうこのデッキ紹介の通りデッキの名付け親はチムLOLIメンバーのドラゴラーちゃん、そしてこのデッキを1から組んだのはmepoさんでした。ホウオウがふしちょうで纏うための自分好みの基本エネルギーを何色か入れていたことからこのデッキの通称は「カクテル」ということに。
きっかけは僕が先月のナナホシ杯で3位となったこころみ君のゲロゲクロバに衝撃を受け、一方mepoさんは先月のみらチャン杯で2位になった雨れ男さんのホウホウ軸のゲロゲに衝撃を受け、「もしかしてクロバゲロゲにホウホウを突っ込んだらビリゲノにも勝てるから強いんじゃない?」とmepoさんが考え始めたことから9月の終わりから毎日のように2人であーでもないこーでもないと議論して大会1週間前辺りに完成したのがこのデッキ。僕はmepoさんから相談を受けアドバイスをしただけなのでデッキ構築はほとんどmepoさんが行いました。だからこそ、これが自分のデッキだとは言えませんが2人で力を合わせて作りあげた強いデッキであるという自信はあったので、本番では最も信じられるデッキだと思いずっとデッキケースの中で温めていました。
ちなみに僕がこのデッキをちゃんとした対人戦で回したのはたった1回だけ。あとはmepoさんのスパー相手を担当しながらプレイングのノウハウを頭の中に焼き付け、毎日繰り返し考え続けていた戦法を実行できるように何度も1人回し等でシュミレーションしていました。正直、付け焼刃で習得したこのデッキを実戦投入するのは勇気がいりましたが、今自分が信じられるデッキで最後まで戦うことに意義を感じていたので迷わずにこのデッキでセカンドステージに臨みました。
1戦目 ○ ランドロスEXルカリオEXルチャブル 6-0
先行1ターン目でズバットを並べて、どくさいみん光線、タチワキシティジムを出し、あとはひたすらブルブルパンチでロックをしかけて、ゴルバット、クロバットによる打点コントロールを駆使しながらダメージ調整を試み、ガマゲロゲが手負いになった時にAZで回収し、再びブルブルパンチを継続させていたら相手が投了するかのごとくドローゴーを繰り返して試合が終了しました。主にランドがメインだったため色相性もあったので仕方ないとは思いますが、そういうデッキなので…
2戦目 ○ イベルタルEXダークライEXミュウツーEXダストダス 6-0
後攻1ターン、ズバットを並べて、どくさいみん光線、タチワキシティジムを出し、あとはひたすらブルブルパンチでロックをしかけてダストダスに道具を貼れない状態に持っていき、そのままゴルバット、クロバットによる打点コントロールを駆使しながらダメージ調整を試み、ガマゲロゲが手負いになった時にAZで回収し、再びブルブルパンチを継続させていたらいつの間にかサイドを6枚取り切っていました。実はこのデッキ、速攻デッキほどではありませんが見た目以上にゲーム展開が早いデッキでもあるのです。
3戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXフワライド 6-0
相手がマリガンで手札を見せるとビリゲノと思われるデッキだということを確認し勝利をほぼ確信。そして相手はジラーチEXスタートでベンチにビリジオンEXと草エネルギーをセットしてターンを渡す…これは…
後攻で前がズバット、手札にあったバトルコンプレッサーを使用し山札に基本エネルギー2枚とホウオウEXがあることを確認し、そのままトラッシュに送ると相手が「うわあああああ!!」と声をあげて崩れ落ちる。そのままハイパーボールで手札に合った基本エネルギーをトラッシュし、アララギはかせを使用し、後のゴルバット、クロバットを引くためのパーツがいとも簡単に揃う。そしてそのまま迷わずふしちょうを試み、コインは見事に表。ズバットを逃がしてジラーチEXへレインボーバーンでサイド先制。そのまま前に出てきたビリジオンEXもゴルバットでダメージを乗せてレインボーバーンで焼き払い、前に出てきたエネ付のフワンテをこっそりかみつく、とつぜんかみつくで落とし、前に出てきたゲノセクトEXへレインボーバーン160Dを決め、最後は相手がベンチに引っ込めたクロバットのちょくげきひこうでゲノセクトEXを狙い撃ちゲームセット!!
勝った瞬間にジャッジに結果を確認すると最後の1人か2人の枠へと滑り込みでクライマックスステージの進出が決定。思わず声をあげてガッツポーズをしてしまいました。チャレンジステージで4周もしてからのクライマックステージなど誰が予想できたでしょうか…「奇跡を起こすのは他の何者でもなく自分だ」という言葉を聞いたことはありますが、まさかこのようなことになるとは…僕自身としても去年の8月に行われたゲームショー以来となる約1年半ぶりのクライマックスステージ進出ということで本当に嬉しかったです。
実は浜松大会があった10月26日は僕の25歳の誕生日でした。1年前に24歳といういわゆる厄年を迎えてから公式大会はもちろん自主大会の結果もイマイチふるわずポケカをするのがとても辛くなった時期があったり、リアルでも交通事故にあって3ヶ月ほどまともに生活が出来なくなるなど、いっぱい辛いことが多かった1年でした。
それが25歳となった誕生日の今日、厄落としをしたかの如くクライマックスステージの進出を決められたのは涙が出るほど嬉しかったです。僕自身としては累計6回目のクライマックスステージ進出ですが、ここまで戻ってくるのにずっとずっと時間がかかりました。とても辛かったけど今日まで足掻いてきて本当に良かった!!
そのままクライマックスステージ進出者受付に向かうと、何とそこには前日から行動を共にしてきたレイをかけた六輝さんの姿が。2人で抱き合ってクライマックスステージ進出の喜びを分かち合いました。何かこういうのっていいですね。昨日の敵(去年の準決勝の対戦相手的な意味で)は今日の友みたいな感じで素敵。
スタッフによるくじ引きの結果、僕の対戦相手は日本最強であろうチームアチャモのメンバー かっきーさんでした。六輝さんと同じく、昨年の日本代表選手でもありますね。個人的にはリザードンメガバトル西日本大会クライマックスステージ1戦目のHKさん vs かっきーさんを彷彿とさせるものがありました。
この時点で僕は燃え尽きていたわけではないのですが、上記でも書いた通りロボを持ち帰って仙台に帰るという目標を達成したので、ビクトリーリングを狙いに行くという気持ちはかなり薄かったと思います。というか、クライマックスステージに行けた奇跡を体感出来ただけで正直9割方満足でした。ということで、ここからは自分が信じたデッキと共に最後まで楽しんだ者勝ちです。
自分のことでいっぱいいっぱいだったので全然気が付かなかったんですが、チムLOLIのメンバーからはAリーグでCouto君が進出し、Bリーグでは唯一僕だけが進出したとのこと。僕に力を貸してくれたチムLOLIの誇りのためにも楽しみながらやれるところまでやってやる!という気持ちで僕はクライマックスステージへと向かいました。
【クライマックスステージ】
使用デッキ「リヴォルヴァー・フェニックス=オン・ザ・ロック (通称:カクテル)」
1戦目 × よるのこうしん 5-6 (かっきーさん)
対戦前にかっきーさんから「今回の大会は日本代表の権利とかもかかってないし気楽に楽しくやろう!」と声をかけてもらえたので、その言葉通りいつも以上に真剣に、そして楽しい試合を心がけて対戦がスタートしました。
僕が先行を取り、前にガマゲロゲEX、後ろにズバットを2体並べ、バトルコンプレッサーでよるのこうしん対策の肝であるフラダリの奥の手をトラッシュへと送ることに成功します。そしてアララギはかせを使用し、相手のバケッチャへどくさいみん光線を打ち相手が眠り、ダブル無色エネルギーを貼り、手札にあるバトルサーチャーを見てほぼ万全の展開で相手にターンを渡します。
返しのターンでバケッチャが眠ったままとなりで返しのターンのブルブルパンチでバケッチャが眠ることがほぼ確定。この瞬間にほぼ勝利を確信しますが現実はそう甘くありませんでした。相手はバトルコンプレッサー等を使用し、よるのこうしん対象を6枚ほどトラッシュへ送りますそしてベンチにミュウEXに草エネルギーとちからのハチマキを貼り、バケッチャを出しターンを僕に返します。なるほど…パンプジン型よるのこうしんは厄介ですね。
次のターンで僕は当然のごとく、バトルサーチャーからフラダリ奥の手を使用し自分と相手のトラッシュをリセットさせます。そのままゴルバットを1匹進させミュウEXにこっそりかみつき、そのままブルブルパンチでサイドを先行します。その後の展開でかっきーさんというトッププレイヤーの強さを実感することに…
かっきーさんは前にミュウEXを出し、草エネルギーを付けてアララギはかせを使用して、よるのこうしん対象を2ほどトラッシュに送り、ゆっくりとパンプしてくるのかと思いきや打ってきた技は何とブルブルパンチ。この瞬間、相手との場数の差が出たことを痛感しました。ミュウEXがブルブルパンチを打ってくる展開を想定出来なかったのは僕の練習、経験不足です。
その後の展開で僕はクロバットを場に出すも、思うようにズバットを並べられずにかなり苦戦しました。しかしながら、相手も次元の谷を出すことが出来ていなかったので手札に握っていたタチワキシティジムを大切にしながらここからはブルブルパンチの打ち合いによる不毛なグッズロック合戦の始まりです。
相手は手札に握っていたクセロシキという、僕がまさか搭載されているとは考えていなかったサポーターを使用し僕のガマゲロゲEXのダブル無色エネルギーをトラッシュしてきます。そしてブルブルパンチ。その返しのターンで僕は幸運にも手札に握っていたダブル無色エネルギーを貼りブルブルパンチでミュウEXを倒します。
その後、かっきーさんはサイド3-0となった時に打ったNで僕の手札がお察しのボロボロ状態に…トラッシュにアララギはかせが1枚あったので山札に残っている残り3枚のアララギはかせと4枚のバトルサーチャーが引ければチャンスは掴めますがそれがなかなか引けません…何とか手札に来ていたガマゲロゲEXとダブル無色エネルギーによるブルブルパンチで首の皮を一枚繋ぎますが、この時に相手のトラッシュにはよるのこうしん対象が5枚…この辺りから次元の谷も出ていたのでひたすら沢山のバケッチャ達によるのこうしんで場を荒らされました。
僕はブルブルパンチを決めながらも相手も負けじと、フラダリでクロバットやズバットというダメージ調整狙撃要因を狙いながらサイドを調整しにきます。そして、その間アララギもバトルサーチャーも全く引けないままゲームは終盤を迎え、最後は相手にエネルギーがつかないことを信じて苦し紛れに打った無傷のガマゲロゲEXがブルブルパンチでバケッチャを倒し、相手のトラッシュのよるのこうしん対象が9枚となり、バケッチャにダブル無色エネルギーが貼られてよるのこうしん180Dでピッタリ落ちてゲームセットでした。
まさか自分の打ったブルブルパンチでトラッシュのよるのこうしん対象が最後にピッタリ9枚になるようにコントロールされていたとは…チームアチャモの、そしてかっきーさんというプレイヤーの強さを思い知らされました。試合が終わった後、「久々にポケモンカードらしい勝負をした!楽しかった!ありがとう!」とかっきーさんに言われ、僕も本当に嬉しくて「こちらこそすっごく楽しかったです!ありがとうございました!」とガッツリ握手を交わしました。
不思議なものです。自分がいける!と思って万全の立ち回りが出来ていたはずなのに、逆転を許してそのまま押し切られてしまったのに、負けたことによる悔しさよりも気持ちよさが勝っていただなんて。自分の中ではこの試合でプレミスをしたところはありませんでした。だからこそ、自分は素直に自分よりも本当に強い人に負けたんだなと心の底から思えました。いやぁ、とってもいい経験になりました。この試合は良い意味でしばらく忘れることが出来なさそうです。
クライマックスステージ敗退後は今後のバトルフェスタに向けてずっと決勝トーナメントを観戦していました。特に決勝戦のガマゲロゲEX同士のブルブルパンチ、グレネードハンマーの打ち合いはとても見応えがありましたね。優勝されたharuさんのデッキはとてもよく考えられたガマゲロゲEXを主軸とした嫌がらせに特化したデッキで、率直に申し上げて絶対に対戦したくないデッキだと思わされました。あの優勝デッキはそう簡単に組めない、回せない、勝てないと思います。それぐらい強力なデッキです。だけど、絶対に勝てないことはないので東京大会以降の動向がとても楽しみですね。
表彰式も終わり、沢山の方々と挨拶した後は浜松駅から新幹線で東京、仙台へと乗継ぎ日付が変わる前に自宅に帰ってきました。一応、出張でしばらく仙台を離れてい行たので5日ぶりの我が家です。ぐっすりとよく眠れました。今日休みを取っていたのは大正解でしたね。結局疲れ果てていたため、夜までごろごろしていたためレポートを書くまでこんなに時間がかかってしまいましたが(笑)
さてさて、僕の浜松大会はベスト16というここ最近の結果からすると十分すぎる物となったので、僕個人としても、チムLOLIとしてもある程度の成果を残せたのではないかと考えています。中でもXY3環境の頃、仕事も繁忙期でとても忙しくなり7月から9月にジムバトルもまともに参加出来なくなるほどポケカのモチベーションがどん底まで落ちていた僕を、本気で支えてこの場所まで持ち上げてくれたmepoさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいですね。彼のサポートがなければ今回のデッキも結果も伴いませんでした。
25歳の誕生日は自分にはやはり何かすごい力がある、ついに厄年を抜け出したことの喜び、そして仲間による支えの強さなど、今後のポケモンカードライフをより良い物にするための大切ないっぱい感じ取ることが出来た最高の誕生日になりました。今日までポケモンカードをやっていて本当に良かった!!
今大会でお世話になりました皆さんありがとうございました!次は週末の東京大会でお会いしましょう!そして、また戻ってきてやるぞクライマックスステージ!待ってろビクトリーリング!
第8回ナナホシ杯にご参加された皆さんお疲れさまでした。
簡単ではありますが今回レポートを書こうと思います。
リザードンメガバトルのシーズンが終わり体が徐々に仕事へと慣れ始め日々の生活のサイクルの作り方も掴み始めてきたかなといったところで迎えた今回ナナホシ杯…だったのですが、僕はポケカに対する時間が思うように割くことが出来なくてチームメンバーとのSkype対戦などによる調整もほとんど出来ずにあらゆる意味で本当に準備不足のまま迎えてしまいました。
そういった状況下で僕が定めた今回のナナホシ杯に対する目標としては結果よりも「自分が普段使わないデッキと仲良くなる」というものがありました。デッキと仲良くなることに関する内容は前回の記事を参照していただければお分かりだと思います。ということで、今回は新環境でブルブルしながらゲロゲロ鳴いている蛙の増加により再注目され始めたビリゲノと仲良くなるところから始めました。
僕が実際にビリゲノを使用した数はわりと少ないです。去年のバトルカーニバルにおける殿堂レギュレーションにてビリゲノを使用し快挙を成し遂げたことはありましたが、BW環境で使用したことはほとんどありません。別に自分との相性が悪いわけではなくただ使う気が起きなかったというのが正直な回答です。
「だったらこのタイミングで使用してみるのもいいんじゃない?仲良くなれるチャンスかも!」
そう思い立ち、デッキの構築・プレイングの細かい所までチムロリメンバー(主にのりPさん、レイネ君)に相談しながら僕のビリゲノデッキが出来ました。今回使用した物はナナホシ杯の1週間前、つまりライジングフィスト発売直後に組んだ物です。
ビリジオンEXゲノセクトEX主体のデッキの中に僕は新環境に合わせたサブアタッカーとしてフワライドとデデンネを採用。どちらも流行デッキ(主にルカリオEX、イベルタルEXなど)に対する抑止力となり得るのかとても楽しみでしたね。特にデデンネは使い方によってはとても優秀なアタッカーだと思うんです。また、上記にもあるとおり模擬戦のような調整は出来なかったので、相手によってどのようなプレイングを心がけるといいか、世界戦環境でとある方が表現していた「ビリゲノの詰将棋」とは何かを考えながら1週間を過ごしていました。
これは余談ですが、とある事情によりライジングフィスト発売直後から僕はずっとガチゴラスデッキの研究をしていました…が、準備不足のまま迎えたナナホシ杯で使用する勇気が持てなかったので今大会ではお蔵入りとなりました。しかしながら、今回のナナホシ杯では蓋を開けてみたらビリゲノの使用者がわりと多かったのでこの選択は間違っていなかったみたいです。ううむ、ガチゴラスの圧倒的なパワーで色々な方々のハートを唸らせたかった。そちらの面でいっぱい相談に乗ってもらった人には本当に申し訳ない…
使用デッキ「ビリジオンEXゲノセクトEXフワライドデデンネ」
予選1戦目 ○ 6-4 イベルタルEXダークライEXランドロスEXダストダス
予選2戦目 ○ 6-3 ランドロスEXルカリオEXルチャブル
予選3戦目 ○ 6-4 シビビールゼクロムミュウツーEXライコウEXケルディオEX(フジツボ君)
予選4戦目 ○ 6-3 ビリジオンEXゲノセクトEXミュウツーEXライチュウ(うる君)
予選5戦目 × 5-6 フェアリーバレット(てぃあ君)
4勝1敗でオポーネントにより2位で決勝トーナメントに進出
1回戦 ○ 6-4 イベルタルEXダークライEXランドロスEXダストダス
2回戦 ○ 6-1 カメックスケルディオEXキュレムEXミュウツーEX(Mさん)
準決勝 ○ 6-0 フェアリーバレット(てぃあ君)
決勝戦 ○ 6-5 イベルタルEXダークライEXミュウツーEXヤミラミクリムガン(たかしょー君)
結果:優勝
ビリゲノを使う上で環境に対するメタ読み、デッキ自体の完成度としてはある程度の自信はあったもののこの結果には自分でも本当にビックリです。歴代のナナホシ杯とは全然違う力の入れ方(むしろ入れてない?)で臨んだらこんな素晴らしい結果に繋がるとは…"La vie est drole."人生は面白いですね。
とはいっても、今回の大会では自分でも「あ、やっちまった」と感じるようなプレミスが2回ほどあったので使い手としてはまだまだだと感じました。そういった観点から見ると目標として定めていた「ビリゲノと仲良くなること」は7割ぐらいしか達成出来なかったのかなぁと思います。僕としてはもっとビリゲノと仲良くなりたいのでもうしばらくこのデッキと共に歩んでみようかなと思います。とりあえず目指すならビリゲノ愛なら日本一のあのお姉さんかな。
今回もナナホシ杯で対戦をして下さった皆様、ナナホシ杯を運営して下さったスタッフの皆様本当にありがとうございました。また、次の大会等でもよろしくお願いします。
それと最後に来週のお話なんですが、「次はいつ来れるかわからないけど絶対にまた来ます!」と宣言したGGCへうっかり参加することになりました。
上記の宣言をした3ヶ月後にまさか再び名古屋へ行くことが出来るようになるとは数ヶ月前には夢にも思いませんでした。詳しいことは書きませんが僕が働いている会社のお陰です。冗談抜きでポケモンカードやるために入ったこの会社に就職したんじゃないかって思い始めた今日この頃。ポケカに理解がある職場って最高ですね。
ということで、名古屋の皆さん来週のGGCもマイペースで臨みますのでよろしくお願いします。
簡単ではありますが今回レポートを書こうと思います。
リザードンメガバトルのシーズンが終わり体が徐々に仕事へと慣れ始め日々の生活のサイクルの作り方も掴み始めてきたかなといったところで迎えた今回ナナホシ杯…だったのですが、僕はポケカに対する時間が思うように割くことが出来なくてチームメンバーとのSkype対戦などによる調整もほとんど出来ずにあらゆる意味で本当に準備不足のまま迎えてしまいました。
そういった状況下で僕が定めた今回のナナホシ杯に対する目標としては結果よりも「自分が普段使わないデッキと仲良くなる」というものがありました。デッキと仲良くなることに関する内容は前回の記事を参照していただければお分かりだと思います。ということで、今回は新環境でブルブルしながらゲロゲロ鳴いている蛙の増加により再注目され始めたビリゲノと仲良くなるところから始めました。
僕が実際にビリゲノを使用した数はわりと少ないです。去年のバトルカーニバルにおける殿堂レギュレーションにてビリゲノを使用し快挙を成し遂げたことはありましたが、BW環境で使用したことはほとんどありません。別に自分との相性が悪いわけではなくただ使う気が起きなかったというのが正直な回答です。
「だったらこのタイミングで使用してみるのもいいんじゃない?仲良くなれるチャンスかも!」
そう思い立ち、デッキの構築・プレイングの細かい所までチムロリメンバー(主にのりPさん、レイネ君)に相談しながら僕のビリゲノデッキが出来ました。今回使用した物はナナホシ杯の1週間前、つまりライジングフィスト発売直後に組んだ物です。
ビリジオンEXゲノセクトEX主体のデッキの中に僕は新環境に合わせたサブアタッカーとしてフワライドとデデンネを採用。どちらも流行デッキ(主にルカリオEX、イベルタルEXなど)に対する抑止力となり得るのかとても楽しみでしたね。特にデデンネは使い方によってはとても優秀なアタッカーだと思うんです。また、上記にもあるとおり模擬戦のような調整は出来なかったので、相手によってどのようなプレイングを心がけるといいか、世界戦環境でとある方が表現していた「ビリゲノの詰将棋」とは何かを考えながら1週間を過ごしていました。
これは余談ですが、とある事情によりライジングフィスト発売直後から僕はずっとガチゴラスデッキの研究をしていました…が、準備不足のまま迎えたナナホシ杯で使用する勇気が持てなかったので今大会ではお蔵入りとなりました。しかしながら、今回のナナホシ杯では蓋を開けてみたらビリゲノの使用者がわりと多かったのでこの選択は間違っていなかったみたいです。ううむ、ガチゴラスの圧倒的なパワーで色々な方々のハートを唸らせたかった。そちらの面でいっぱい相談に乗ってもらった人には本当に申し訳ない…
使用デッキ「ビリジオンEXゲノセクトEXフワライドデデンネ」
予選1戦目 ○ 6-4 イベルタルEXダークライEXランドロスEXダストダス
予選2戦目 ○ 6-3 ランドロスEXルカリオEXルチャブル
予選3戦目 ○ 6-4 シビビールゼクロムミュウツーEXライコウEXケルディオEX(フジツボ君)
予選4戦目 ○ 6-3 ビリジオンEXゲノセクトEXミュウツーEXライチュウ(うる君)
予選5戦目 × 5-6 フェアリーバレット(てぃあ君)
4勝1敗でオポーネントにより2位で決勝トーナメントに進出
1回戦 ○ 6-4 イベルタルEXダークライEXランドロスEXダストダス
2回戦 ○ 6-1 カメックスケルディオEXキュレムEXミュウツーEX(Mさん)
準決勝 ○ 6-0 フェアリーバレット(てぃあ君)
決勝戦 ○ 6-5 イベルタルEXダークライEXミュウツーEXヤミラミクリムガン(たかしょー君)
結果:優勝
ビリゲノを使う上で環境に対するメタ読み、デッキ自体の完成度としてはある程度の自信はあったもののこの結果には自分でも本当にビックリです。歴代のナナホシ杯とは全然違う力の入れ方(むしろ入れてない?)で臨んだらこんな素晴らしい結果に繋がるとは…"La vie est drole."人生は面白いですね。
とはいっても、今回の大会では自分でも「あ、やっちまった」と感じるようなプレミスが2回ほどあったので使い手としてはまだまだだと感じました。そういった観点から見ると目標として定めていた「ビリゲノと仲良くなること」は7割ぐらいしか達成出来なかったのかなぁと思います。僕としてはもっとビリゲノと仲良くなりたいのでもうしばらくこのデッキと共に歩んでみようかなと思います。とりあえず目指すならビリゲノ愛なら日本一のあのお姉さんかな。
今回もナナホシ杯で対戦をして下さった皆様、ナナホシ杯を運営して下さったスタッフの皆様本当にありがとうございました。また、次の大会等でもよろしくお願いします。
それと最後に来週のお話なんですが、「次はいつ来れるかわからないけど絶対にまた来ます!」と宣言したGGCへうっかり参加することになりました。
上記の宣言をした3ヶ月後にまさか再び名古屋へ行くことが出来るようになるとは数ヶ月前には夢にも思いませんでした。詳しいことは書きませんが僕が働いている会社のお陰です。冗談抜きでポケモンカードやるために入ったこの会社に就職したんじゃないかって思い始めた今日この頃。ポケカに理解がある職場って最高ですね。
ということで、名古屋の皆さん来週のGGCもマイペースで臨みますのでよろしくお願いします。
#94 僕らのリザードンメガバトル
2014年6月6日 イベントレポート遅ればせながらリザードンメガバトル東日本大会、西日本大会に参加された皆様、お疲れ様でした。やっと時間が取れました。社会人って思っていたよりも時間がないんですね…正直、甘く見てました。
社会人になってから初めての公式大会でしたが何とか大会シーズンにお休みを頂けたので、仕事とポケカの時間を両立させながら今回のリザードンメガバトルに臨みました。書きたいことはたくさんあるんですが、とりあえず大会の対戦内容と今まさに特に書きたいことをレポートとして書いていこうと思います。
【東日本大会】
使用デッキ「ダストダスランドロスEXミュウツーEXライチュウ改」
GGCから使い続けてきた今シーズンにおける僕の十八番デッキです。元々の原案は竜王戦決勝大会でCouto君のスパー相手として僕がダストランドのスパーリング相手を担当したところがこのデッキの始まりでした。この時使っていたデッキをベースとして現環境でメタの中心にいる強力なアタッカーイベルタルEXへの回答としてライチュウを採用。そのままGGCで使用して3位になり自信がついたのでリザードンメガバトルでも自信を持って選択しました。GGCからは構築がわりと変わったのでデッキ名は改(あらため)で。
1戦目 ○ フレフワンバレット 6-0(かどやんさん)
2ターン目からダストダスを立てロックが完成。同時進行でランドロスEXとライチュウを用いて相手のエネルギーがついたポケモンをフラダリで呼び出しながら場を荒らし続けてストレート勝ち。対戦中あまりにも緊張しすぎた影響かちょっとした部分にマナー面での反省があったのが心残りでした。
2戦目 ○ MリザードンEXカエンジシ 6-2
場をオープンするとシシコとピカチュウがご対面。そのままライチュウ、ランドロスEX、ミュウツーEXを相手のアタッカーに合わせてぐるぐる回していたらそのまま押し切り。
3戦目 ○ イベルタルEXダークライEXサザンドラ 6-0(momiさん)
初手でランドロスEXが前に出て、そのままヤブクロン1体とピカチュウが2体ベンチに並べた瞬間に相手は頭を抱える。フラダリでイベルタルを呼び出してはエレキサークルを繰り返し、最後はダークライにだいちのさばきで〆。
3勝0敗 勝ち点6 取ったサイド18枚 取られたサイド2枚 トーナメント予選進出
予選で最も恐れていたエンペルトデッキと当たることなく怖い物無しの予選突破となりました。チムロリからはトーナメント予選へ14人中10人抜ける快挙。これだけ抜ければ誰かしらがクライマックスステージに残ることを確信したのは、今思うと浅はかだったかもしれません。現実は甘くなかった。
1回戦 × 4-6 シビビールゼクロムEXライコウEXケルディオEX(みやもーさん)
トーナメント予選で並んでいる時にうっかり同じ番号だったことが発覚し対戦することになってしまったみやもーさん。とりあえず、お決まりの「フレンズ?フレンズフレンズ!」展開からの対戦準備が始まりワクワクした気持ちのまま真剣勝負が始まりました。
デッキタイプとしては得意な相手だったのですがここで痛恨のジラーチスタート。相手のライコウにいつでもサイドを取られてしまう体制が整ってしまいました。それでもランドロスが先行して暴れてくれれば何とかなる。次のターンにフラダリでだいちのさばきを打てば勝ちや!という状況で相手にハチマキ、ニコタマ、どくさいみんのパーツを揃えられて、ストロングボルトでOHKO。そのままNでお茶を濁すもダストが立っていなかったため、かるいしケルディオでぐるぐるされて最後のアタッカーがやられて負けてしまいました。
構築の特性上ジラーチスタートはわりとあり得る話なので仕方ないといえば仕方ない。それでも相性差で何とかできると思っていましたが、みやもーさんの方が一枚上手でした。完敗です。対戦はすっごく楽しかったし相手がみやもーさんだったからこそリラックスして本気の勝負が出来た。相手がみやもーさんで良かった!
みやもーさんがはこの後3回戦で敗れてしまいましたが西日本大会で優勝して下さったので、その時みやもーさん本人に「あの時みやもーさんに負けて良かった!」って伝えられたのは嬉しかったですね。
ここで僕の東日本大会への挑戦は一旦終わり。あれだけトーナメント予選に進出したチムロリからもクライマックスステージ残れたのはCouto君ただ一人だけでした。特に一緒に調整をやってきたHKさんとレイネ君がベスト32で敗退した時は自分のことのように悔しかったですね。何で僕よりも強い人でもあの舞台に届かないんだ!って。チムロリとしては日本一決定戦への希望はCouto君へと託されました。
ただ1つ、身内のことのように嬉しかったのは東北勢カズヒックさんのクライマックスステージ進出ですね。彼がクライマックスステージでどんな活躍をしてくれるんだろうとその日は自分のことではなくてもワクワクが止まりませんでした。
次の日、僕は殿堂バトルにちょろっとだけ出場しましたが、自分の興味が殿堂バトルに全く向いていなかったことを確かめるとさっさとリザードンメガバトルのクライマックスステージ観戦へと移りました。
殿堂レギュのスパートデッキ調整は一応やっていたけど、今の僕に殿堂のデッキを煮詰められるだけの熱意と技量はありませんでした。だからこそ、すぐに諦めもついてしまいましたね。それよりも今見るべきは西日本大会にも直結しているクライマックスステージ。自分の気持ちに正直になりました。
いつも通り、写真をいっぱい取りながら観戦をしCouto君の応援、そしてカズヒックさんの勇姿を見届けました。
その結果、見事にカズヒックさんが2位に輝きビクトリーリングの盾と日本一決定戦の出場権を手にしました。
あの時に僕の頭の中にあったのはカズヒックさんの1年前半のバトカニ札幌大会のレポートにあった僕のコメントに対する返信の言葉でした。ここでそのコメントをちょっとだけ引用させていただきます。
東日本大会のカズヒックさんは1年半という長い時間をかけて自分が少し前に立っていた場所を目指して、その上に行ったんだなって。有言実行ってこういうこと言うんだなって。あの日のカズヒックさんはサイコーにかっこよかったです。
改めて、おめでとうございます!!このまま世界大会の権利も是非勝ち取って下さい!!
チムロリとしては東日本大会の敗戦を糧にまた新たな気持ちで再出発しました。もちろん目指すはリザードンメガバトル西日本大会の頂です。
【西日本大会】
使用デッキ「ダストダスランドロスEXミュウツーEXライチュウ更改」
東日本大会と同様に自分が最も信じられるデッキで行きました。東日本大会でみやもーさんに負けた反省を元にデッキをさらに改良。よってデッキ名は更改(さらにあらため)。自信を持って西日本大会に臨みました。
1戦目 × フレフワンバレット 2-6(おまめちゃん)
入場する時に嫌な予感はあったんですが的中してしまいました。のりパパ一家の妹であるおまめちゃん。そう、まさかのチムロリミラーです。相手が決まった瞬間にお互いショックを隠し切れない顔をするもそれにストップをかけてくれたのはおまめちゃんでした。
「大丈夫ですよ。せーさん(僕のこと)か私が3連勝すればいいんですから気楽にやりましょう」って。
その言葉に全力で応えるべくどっちが勝っても恨みっこ無しの真剣勝負が始まりました。
場をオープンすると僕はヤブクロン、相手はシュシュプでした。フレフワンバレットは本来ならば有利ですが、微粒さんを含む中部勢と調整していた僕はそのフレフワンはただのフレフワンではないことを知っていたんです。そう、皆さんももうご存知でしょう。キュレムEX(K+K)の存在です。
こいつがいる時はダストが常にロックを働かせている状態で、ライチュウとミュウツーEXを駆使して牽制しながら倒すか、フラダリで後ろのエネルギーを溜まっているポケモンを倒さないと突破できません。しかし、この対戦で僕は何故かアクロマで何回もドローするもかるいしを全然引けませんでした。引いたのは先行4ターン目。それまで3ターンもの間、ダストダスはバトル場で何もできず棒立ちだったのです。ダストダスが立った頃には相手の陣形は完成。そして、一番痛かったびっくりメガホンの3積みが後半で発覚し、僕はおまめちゃんに負けてしまいました。
悔しかったですね。ずっと勝てると思っていたデッキタイプにここまでの敗北を喫してしまったのですから。また、対戦の後半に僕は自分が負けてしまうことを悟りながら自分の中でとあることを自問自答していました。
「このままおまめちゃんがこの後負けたらもしかしたら自分がトーナメント予選に行ける」
正直、こんなことを考えてしまったのは恥ずかしかったですね。いくら人間、欲があるからってそんな他人の不幸を願うのはくだらないこと。ましてや、大事なチームメイト相手に考えてしまうようじゃ僕はプレイヤーとしてまだまだだと思いました。
そんな僕は自分に対して「そうじゃねーだろ!!目の前にいるのはお前の大事なチームメイトなんだぞ!!お前が今するべきことは何だ!!おまめちゃんに向かって胸を張って言ってみろ!!」と対戦が終わるまでの時間に喝を入れてました。まったく何やってんだか…まるで1人漫才ですね(笑)
対戦が終わってからおまめちゃんに向かって手を差し出してガッツリと握手。素直におまめちゃんの方が1枚上手であったことを自分に言い聞かせ、僕はおまめちゃんに向かってこう言いました。
「おまめちゃん見てて。俺これから残りの2人ぶっ潰すから!」
そのままお互いに健闘を祈って見送りブロック予選2戦目へと突入しました。
2戦目 ○ カメックスケルディオEXブラックキュレムEX 6-0
苦手な相手であるカメケルとの試合です。流石にサイドを取られないで勝つのは厳しいだろうなと思っていたら、その不安に対してデッキが良い意味で裏切ってくれました。2ターン目にダストが立ってフラダリをかましながらゼニガメを呼び出し、絶対にカメックスを立たせない陣形があっという間に完成。相手はダストの道具をはがせないまま手張りで準備をするケルディオもライチュウEX、ミュウツーEXで構えられて先行され、そのままのペースで押し切って完全勝利。
流石にこの結果には自分でも驚きました。どちらかというと苦手なデッキタイプ相手にこれだけの成果をあげられる辺り、これは何か来てるなと確信。反対サイドではおまめちゃんが2連勝したことを確認して、安心した気持ちでラストの3戦目へと突入しました。
3戦目 ○ イベルタルEXダークライEXゾロアーク 6-0
2ターン目にダストダスが立って、フラダリで呼ばれたイベルタルが2体がそれぞれライチュウでOHKO、そのまま〆にダークライEXをランドロスEXがだいちのさばきをかまして再度完全勝利。
対戦が終わった後に後ろを振り返るとおまめちゃんはまだ対戦中でした。もしもおまめちゃんが3戦合わせて15枚目のサイドを取れば予選突破確定…と考えていた時、おまめちゃんが3枚目のサイドを取ることに成功。その瞬間、僕はガッツポーズ。その様子をおまめちゃんがこっちの方を見てニコッと笑う。おまめちゃんはそのまま3連勝を決めてくれました。
2勝1敗 勝ち点4点 取ったサイド14枚 取られたサイド6枚 ブロック予選敗退
何というかもう悔いはありませんでしたね。ブロック予選で僕がおまめちゃんに向かって誓ったことを有言実行出来た時、「あぁ、僕はおまめちゃんをアシストするためにこのブロック予選にいたんだな」って心の底から思えました。負けた相手が自分よりもとても強かったおまめちゃんなら仕方ないなって。相手がおまめちゃんで良かった。
こうして僕個人のリザードンメガバトルへの挑戦は幕を閉じました。
チムロリからは西日本大会と同様に15人中10人ものメンバーがトーナメント予選へと進出。東日本大会の悔しさをバネにクライマックスステージに勝ち残るチムロリの戦いが始まり、僕は観戦しながらにメンバーの勇姿を見届けました。
今回もチムロリのメンバーは大健闘でした。あと一歩というベスト32のところまでにmepoさん、SAIちゃん、のりPさん、HKさんが残り最後の16人の椅子をかけて戦っていたメンバーを見ていた時、ずっと緊張が収まりませんでした。
そんな中、唯一クライマックスステージ進出を決められたのはHKさんただ1人でした。彼のクライマックスステージ進出が決まった瞬間、抱き合って喜びましたね。1年半前から僕のことをずっと支えてくれた、チムロリの中でも特に大事なチームメイトが勝ち残ったんですもの。自分のことのように嬉しかったです。
のりPさん、SAIちゃん、mepoさんは最後まで勇敢に戦うも惜しくも敗退…HKさんが勝ち残ったことは嬉しかったけど、彼らがあの舞台に残れなかったのはそれ以上にすっごく悔しかったですね。全国でも選りすぐりの実力を持ち合わせた本当に強い人たちでも、あの舞台には手が届かないなんて…って。チムロリとしての結果としては確実にレベルアップしているものの悔しい物は悔しい。そして、チムロリ最後の希望は唯一の勝者であるHK[さんへと託されました。
1日目の夜は同じホテルに泊まっていたメンバーである微粒さん、のりPさん、レイネ君、mepoさん、僕、そしてHKさんの5人で2日目の勝利のために本気で調整しましたね。
HKさんが決めた使用デッキはは微粒さんが煮詰めた最強のフレフワンバレット。それをメンバーの意見と共にデッキをスパーリングしながらぶつけ合う。ゼクビール、ランドダスト、レックビール、イベルダークと様々なデッキをメンバーが交代で何度もぶつけ合う。全てはHKさんの勝利のために。
こうして最終調整が終わりクライマックスステージのデッキが完成したのは深夜の2時でした。微粒さんも書いている通り、HKさんがスパーリングで質の高い勝利をおさめてくれたので、皆で「これなら行けるやろ!」と確信。彼を2日目の舞台へと送り出しました。
そしてその結果、彼は日本一決定戦とビクトリーリングの権利をかけた準々決勝という大舞台で超強豪プレイヤーであるKouさんを見事に勝利し、日本一決定戦へと駒を進めてくれました。
その試合のハイライトシーンですが、最後のターンでHKさんがスパーリングの最後に入れた秘密ソース「げんきのかたまり」を使用し、イベルタルEXを復活させMリザードンEXに攻撃した瞬間、時間が止まったんです。
KouさんがMリザードンEXにダメカンを乗せようとする
ギャラリーが「えっ…どうなったんだ…?」とどよめく
Kouさんが宙に指を指しながら何かを数える
そして、そのまま天を仰ぎMリザードンEXをトラッシュへ送り泣きながら卓に崩れ落ち
HKさんが最後の2枚のサイドを取り切った
その瞬間、「よっしゃああああ!!!!」と試合を見ていたチムロリメンバーは抱き合って喜び、僕は気が付いたら泣いていました。これはチムロリみんなで勝ち取った勝利なんだなって。本当に本当に嬉しくて「良かったあああ本当に良かったああ!!」って涙を流しながらみんなで喜びを分かち合っていたのです。
だけど、それよりもすごいことが目の前で起こりました。
なんと、対戦相手であるKouさんはギャラリーにいた僕らに向かって
「ありがとうございました!」と一礼をして下さいました。
こんなにも悔しい結果なのに、東日本大会でもクライマックスステージに残って、あと一歩のところで掴み取りたかった舞台に手が届いたはずなのに、すぐにこんな行動がとれるだなんて。すごい、元世界4位って本当にすごい。僕はKouさんのノーサイド精神に感銘を受け、全力で拍手を送りました。ナイスファイトでした!!
そして、HKさんがギャラリー側に来た瞬間に再びチムロリメンバーで抱き合って喜びを分かち合い、準決勝のみやもーさんとの試合を笑いながらも見てました。一安心してても決勝をかけた大事な試合ですから当然緊張はゆるめてません。
…がそれもつかの間、HKさんはみやもーさん相手に成す術もなく敗退してしまいました。
うん、あれは仕方ない…デッキも燃え尽きちゃったんですね…
そのまま決勝戦でみやもーさんとかえでさんとの熱い戦いを見届けて、僕は飛行機の都合上表彰式を見ないまま帰りました。あの表彰式を見れなかったのがリザードンメガバトル一番の悔いですね。
さて、リザードンメガバトル西日本大会3位という素晴らしい結果を残し、明日行われる日本一決定戦へ駒を進めたHKさんにはまだ未来があります。先日、チームメンバー同士の最後の調整も終了し、みんなの意見がまとまった最強のデッキで明日の日本一決定戦に彼は出場します。
そんな彼に僕が送る言葉はただ1つ。これだけです。
「日本一決定戦でぶちかましてこい!!」
僕は明日、日本一決定戦が行われる大阪からとても離れた遠い遠い仙台の空の下で彼の勝利を願い続けます。HKさんが勝って帰ってくるのを僕は待ってるから…ね。
社会人になってから初めての公式大会でしたが何とか大会シーズンにお休みを頂けたので、仕事とポケカの時間を両立させながら今回のリザードンメガバトルに臨みました。書きたいことはたくさんあるんですが、とりあえず大会の対戦内容と今まさに特に書きたいことをレポートとして書いていこうと思います。
【東日本大会】
使用デッキ「ダストダスランドロスEXミュウツーEXライチュウ改」
GGCから使い続けてきた今シーズンにおける僕の十八番デッキです。元々の原案は竜王戦決勝大会でCouto君のスパー相手として僕がダストランドのスパーリング相手を担当したところがこのデッキの始まりでした。この時使っていたデッキをベースとして現環境でメタの中心にいる強力なアタッカーイベルタルEXへの回答としてライチュウを採用。そのままGGCで使用して3位になり自信がついたのでリザードンメガバトルでも自信を持って選択しました。GGCからは構築がわりと変わったのでデッキ名は改(あらため)で。
1戦目 ○ フレフワンバレット 6-0(かどやんさん)
2ターン目からダストダスを立てロックが完成。同時進行でランドロスEXとライチュウを用いて相手のエネルギーがついたポケモンをフラダリで呼び出しながら場を荒らし続けてストレート勝ち。対戦中あまりにも緊張しすぎた影響かちょっとした部分にマナー面での反省があったのが心残りでした。
2戦目 ○ MリザードンEXカエンジシ 6-2
場をオープンするとシシコとピカチュウがご対面。そのままライチュウ、ランドロスEX、ミュウツーEXを相手のアタッカーに合わせてぐるぐる回していたらそのまま押し切り。
3戦目 ○ イベルタルEXダークライEXサザンドラ 6-0(momiさん)
初手でランドロスEXが前に出て、そのままヤブクロン1体とピカチュウが2体ベンチに並べた瞬間に相手は頭を抱える。フラダリでイベルタルを呼び出してはエレキサークルを繰り返し、最後はダークライにだいちのさばきで〆。
3勝0敗 勝ち点6 取ったサイド18枚 取られたサイド2枚 トーナメント予選進出
予選で最も恐れていたエンペルトデッキと当たることなく怖い物無しの予選突破となりました。チムロリからはトーナメント予選へ14人中10人抜ける快挙。これだけ抜ければ誰かしらがクライマックスステージに残ることを確信したのは、今思うと浅はかだったかもしれません。現実は甘くなかった。
1回戦 × 4-6 シビビールゼクロムEXライコウEXケルディオEX(みやもーさん)
トーナメント予選で並んでいる時にうっかり同じ番号だったことが発覚し対戦することになってしまったみやもーさん。とりあえず、お決まりの「フレンズ?フレンズフレンズ!」展開からの対戦準備が始まりワクワクした気持ちのまま真剣勝負が始まりました。
デッキタイプとしては得意な相手だったのですがここで痛恨のジラーチスタート。相手のライコウにいつでもサイドを取られてしまう体制が整ってしまいました。それでもランドロスが先行して暴れてくれれば何とかなる。次のターンにフラダリでだいちのさばきを打てば勝ちや!という状況で相手にハチマキ、ニコタマ、どくさいみんのパーツを揃えられて、ストロングボルトでOHKO。そのままNでお茶を濁すもダストが立っていなかったため、かるいしケルディオでぐるぐるされて最後のアタッカーがやられて負けてしまいました。
構築の特性上ジラーチスタートはわりとあり得る話なので仕方ないといえば仕方ない。それでも相性差で何とかできると思っていましたが、みやもーさんの方が一枚上手でした。完敗です。対戦はすっごく楽しかったし相手がみやもーさんだったからこそリラックスして本気の勝負が出来た。相手がみやもーさんで良かった!
みやもーさんがはこの後3回戦で敗れてしまいましたが西日本大会で優勝して下さったので、その時みやもーさん本人に「あの時みやもーさんに負けて良かった!」って伝えられたのは嬉しかったですね。
ここで僕の東日本大会への挑戦は一旦終わり。あれだけトーナメント予選に進出したチムロリからもクライマックスステージ残れたのはCouto君ただ一人だけでした。特に一緒に調整をやってきたHKさんとレイネ君がベスト32で敗退した時は自分のことのように悔しかったですね。何で僕よりも強い人でもあの舞台に届かないんだ!って。チムロリとしては日本一決定戦への希望はCouto君へと託されました。
ただ1つ、身内のことのように嬉しかったのは東北勢カズヒックさんのクライマックスステージ進出ですね。彼がクライマックスステージでどんな活躍をしてくれるんだろうとその日は自分のことではなくてもワクワクが止まりませんでした。
次の日、僕は殿堂バトルにちょろっとだけ出場しましたが、自分の興味が殿堂バトルに全く向いていなかったことを確かめるとさっさとリザードンメガバトルのクライマックスステージ観戦へと移りました。
殿堂レギュのスパートデッキ調整は一応やっていたけど、今の僕に殿堂のデッキを煮詰められるだけの熱意と技量はありませんでした。だからこそ、すぐに諦めもついてしまいましたね。それよりも今見るべきは西日本大会にも直結しているクライマックスステージ。自分の気持ちに正直になりました。
いつも通り、写真をいっぱい取りながら観戦をしCouto君の応援、そしてカズヒックさんの勇姿を見届けました。
その結果、見事にカズヒックさんが2位に輝きビクトリーリングの盾と日本一決定戦の出場権を手にしました。
あの時に僕の頭の中にあったのはカズヒックさんの1年前半のバトカニ札幌大会のレポートにあった僕のコメントに対する返信の言葉でした。ここでそのコメントをちょっとだけ引用させていただきます。
強い人が結果を出すのか、結果を出した人が強い人なのか難しいところですが、今回自分が求めていたものは結果だったので、
結果を出せない自分は弱いな~と痛感しているところです。
その点春秋と結果を残している朗さんは凄いよ!!
絶対そこまで行くから!
頑張るから!
東日本大会のカズヒックさんは1年半という長い時間をかけて自分が少し前に立っていた場所を目指して、その上に行ったんだなって。有言実行ってこういうこと言うんだなって。あの日のカズヒックさんはサイコーにかっこよかったです。
改めて、おめでとうございます!!このまま世界大会の権利も是非勝ち取って下さい!!
チムロリとしては東日本大会の敗戦を糧にまた新たな気持ちで再出発しました。もちろん目指すはリザードンメガバトル西日本大会の頂です。
【西日本大会】
使用デッキ「ダストダスランドロスEXミュウツーEXライチュウ更改」
東日本大会と同様に自分が最も信じられるデッキで行きました。東日本大会でみやもーさんに負けた反省を元にデッキをさらに改良。よってデッキ名は更改(さらにあらため)。自信を持って西日本大会に臨みました。
1戦目 × フレフワンバレット 2-6(おまめちゃん)
入場する時に嫌な予感はあったんですが的中してしまいました。のりパパ一家の妹であるおまめちゃん。そう、まさかのチムロリミラーです。相手が決まった瞬間にお互いショックを隠し切れない顔をするもそれにストップをかけてくれたのはおまめちゃんでした。
「大丈夫ですよ。せーさん(僕のこと)か私が3連勝すればいいんですから気楽にやりましょう」って。
その言葉に全力で応えるべくどっちが勝っても恨みっこ無しの真剣勝負が始まりました。
場をオープンすると僕はヤブクロン、相手はシュシュプでした。フレフワンバレットは本来ならば有利ですが、微粒さんを含む中部勢と調整していた僕はそのフレフワンはただのフレフワンではないことを知っていたんです。そう、皆さんももうご存知でしょう。キュレムEX(K+K)の存在です。
こいつがいる時はダストが常にロックを働かせている状態で、ライチュウとミュウツーEXを駆使して牽制しながら倒すか、フラダリで後ろのエネルギーを溜まっているポケモンを倒さないと突破できません。しかし、この対戦で僕は何故かアクロマで何回もドローするもかるいしを全然引けませんでした。引いたのは先行4ターン目。それまで3ターンもの間、ダストダスはバトル場で何もできず棒立ちだったのです。ダストダスが立った頃には相手の陣形は完成。そして、一番痛かったびっくりメガホンの3積みが後半で発覚し、僕はおまめちゃんに負けてしまいました。
悔しかったですね。ずっと勝てると思っていたデッキタイプにここまでの敗北を喫してしまったのですから。また、対戦の後半に僕は自分が負けてしまうことを悟りながら自分の中でとあることを自問自答していました。
「このままおまめちゃんがこの後負けたらもしかしたら自分がトーナメント予選に行ける」
正直、こんなことを考えてしまったのは恥ずかしかったですね。いくら人間、欲があるからってそんな他人の不幸を願うのはくだらないこと。ましてや、大事なチームメイト相手に考えてしまうようじゃ僕はプレイヤーとしてまだまだだと思いました。
そんな僕は自分に対して「そうじゃねーだろ!!目の前にいるのはお前の大事なチームメイトなんだぞ!!お前が今するべきことは何だ!!おまめちゃんに向かって胸を張って言ってみろ!!」と対戦が終わるまでの時間に喝を入れてました。まったく何やってんだか…まるで1人漫才ですね(笑)
対戦が終わってからおまめちゃんに向かって手を差し出してガッツリと握手。素直におまめちゃんの方が1枚上手であったことを自分に言い聞かせ、僕はおまめちゃんに向かってこう言いました。
「おまめちゃん見てて。俺これから残りの2人ぶっ潰すから!」
そのままお互いに健闘を祈って見送りブロック予選2戦目へと突入しました。
2戦目 ○ カメックスケルディオEXブラックキュレムEX 6-0
苦手な相手であるカメケルとの試合です。流石にサイドを取られないで勝つのは厳しいだろうなと思っていたら、その不安に対してデッキが良い意味で裏切ってくれました。2ターン目にダストが立ってフラダリをかましながらゼニガメを呼び出し、絶対にカメックスを立たせない陣形があっという間に完成。相手はダストの道具をはがせないまま手張りで準備をするケルディオもライチュウEX、ミュウツーEXで構えられて先行され、そのままのペースで押し切って完全勝利。
流石にこの結果には自分でも驚きました。どちらかというと苦手なデッキタイプ相手にこれだけの成果をあげられる辺り、これは何か来てるなと確信。反対サイドではおまめちゃんが2連勝したことを確認して、安心した気持ちでラストの3戦目へと突入しました。
3戦目 ○ イベルタルEXダークライEXゾロアーク 6-0
2ターン目にダストダスが立って、フラダリで呼ばれたイベルタルが2体がそれぞれライチュウでOHKO、そのまま〆にダークライEXをランドロスEXがだいちのさばきをかまして再度完全勝利。
対戦が終わった後に後ろを振り返るとおまめちゃんはまだ対戦中でした。もしもおまめちゃんが3戦合わせて15枚目のサイドを取れば予選突破確定…と考えていた時、おまめちゃんが3枚目のサイドを取ることに成功。その瞬間、僕はガッツポーズ。その様子をおまめちゃんがこっちの方を見てニコッと笑う。おまめちゃんはそのまま3連勝を決めてくれました。
2勝1敗 勝ち点4点 取ったサイド14枚 取られたサイド6枚 ブロック予選敗退
何というかもう悔いはありませんでしたね。ブロック予選で僕がおまめちゃんに向かって誓ったことを有言実行出来た時、「あぁ、僕はおまめちゃんをアシストするためにこのブロック予選にいたんだな」って心の底から思えました。負けた相手が自分よりもとても強かったおまめちゃんなら仕方ないなって。相手がおまめちゃんで良かった。
こうして僕個人のリザードンメガバトルへの挑戦は幕を閉じました。
チムロリからは西日本大会と同様に15人中10人ものメンバーがトーナメント予選へと進出。東日本大会の悔しさをバネにクライマックスステージに勝ち残るチムロリの戦いが始まり、僕は観戦しながらにメンバーの勇姿を見届けました。
今回もチムロリのメンバーは大健闘でした。あと一歩というベスト32のところまでにmepoさん、SAIちゃん、のりPさん、HKさんが残り最後の16人の椅子をかけて戦っていたメンバーを見ていた時、ずっと緊張が収まりませんでした。
そんな中、唯一クライマックスステージ進出を決められたのはHKさんただ1人でした。彼のクライマックスステージ進出が決まった瞬間、抱き合って喜びましたね。1年半前から僕のことをずっと支えてくれた、チムロリの中でも特に大事なチームメイトが勝ち残ったんですもの。自分のことのように嬉しかったです。
のりPさん、SAIちゃん、mepoさんは最後まで勇敢に戦うも惜しくも敗退…HKさんが勝ち残ったことは嬉しかったけど、彼らがあの舞台に残れなかったのはそれ以上にすっごく悔しかったですね。全国でも選りすぐりの実力を持ち合わせた本当に強い人たちでも、あの舞台には手が届かないなんて…って。チムロリとしての結果としては確実にレベルアップしているものの悔しい物は悔しい。そして、チムロリ最後の希望は唯一の勝者であるHK[さんへと託されました。
1日目の夜は同じホテルに泊まっていたメンバーである微粒さん、のりPさん、レイネ君、mepoさん、僕、そしてHKさんの5人で2日目の勝利のために本気で調整しましたね。
HKさんが決めた使用デッキはは微粒さんが煮詰めた最強のフレフワンバレット。それをメンバーの意見と共にデッキをスパーリングしながらぶつけ合う。ゼクビール、ランドダスト、レックビール、イベルダークと様々なデッキをメンバーが交代で何度もぶつけ合う。全てはHKさんの勝利のために。
こうして最終調整が終わりクライマックスステージのデッキが完成したのは深夜の2時でした。微粒さんも書いている通り、HKさんがスパーリングで質の高い勝利をおさめてくれたので、皆で「これなら行けるやろ!」と確信。彼を2日目の舞台へと送り出しました。
そしてその結果、彼は日本一決定戦とビクトリーリングの権利をかけた準々決勝という大舞台で超強豪プレイヤーであるKouさんを見事に勝利し、日本一決定戦へと駒を進めてくれました。
その試合のハイライトシーンですが、最後のターンでHKさんがスパーリングの最後に入れた秘密ソース「げんきのかたまり」を使用し、イベルタルEXを復活させMリザードンEXに攻撃した瞬間、時間が止まったんです。
KouさんがMリザードンEXにダメカンを乗せようとする
ギャラリーが「えっ…どうなったんだ…?」とどよめく
Kouさんが宙に指を指しながら何かを数える
そして、そのまま天を仰ぎMリザードンEXをトラッシュへ送り泣きながら卓に崩れ落ち
HKさんが最後の2枚のサイドを取り切った
その瞬間、「よっしゃああああ!!!!」と試合を見ていたチムロリメンバーは抱き合って喜び、僕は気が付いたら泣いていました。これはチムロリみんなで勝ち取った勝利なんだなって。本当に本当に嬉しくて「良かったあああ本当に良かったああ!!」って涙を流しながらみんなで喜びを分かち合っていたのです。
だけど、それよりもすごいことが目の前で起こりました。
なんと、対戦相手であるKouさんはギャラリーにいた僕らに向かって
「ありがとうございました!」と一礼をして下さいました。
こんなにも悔しい結果なのに、東日本大会でもクライマックスステージに残って、あと一歩のところで掴み取りたかった舞台に手が届いたはずなのに、すぐにこんな行動がとれるだなんて。すごい、元世界4位って本当にすごい。僕はKouさんのノーサイド精神に感銘を受け、全力で拍手を送りました。ナイスファイトでした!!
そして、HKさんがギャラリー側に来た瞬間に再びチムロリメンバーで抱き合って喜びを分かち合い、準決勝のみやもーさんとの試合を笑いながらも見てました。一安心してても決勝をかけた大事な試合ですから当然緊張はゆるめてません。
…がそれもつかの間、HKさんはみやもーさん相手に成す術もなく敗退してしまいました。
うん、あれは仕方ない…デッキも燃え尽きちゃったんですね…
そのまま決勝戦でみやもーさんとかえでさんとの熱い戦いを見届けて、僕は飛行機の都合上表彰式を見ないまま帰りました。あの表彰式を見れなかったのがリザードンメガバトル一番の悔いですね。
さて、リザードンメガバトル西日本大会3位という素晴らしい結果を残し、明日行われる日本一決定戦へ駒を進めたHKさんにはまだ未来があります。先日、チームメンバー同士の最後の調整も終了し、みんなの意見がまとまった最強のデッキで明日の日本一決定戦に彼は出場します。
そんな彼に僕が送る言葉はただ1つ。これだけです。
「日本一決定戦でぶちかましてこい!!」
僕は明日、日本一決定戦が行われる大阪からとても離れた遠い遠い仙台の空の下で彼の勝利を願い続けます。HKさんが勝って帰ってくるのを僕は待ってるから…ね。
只今、仙台へ向かう高速バスの中から更新しています。本日、初めてのGGCに参加してきました。
今回使用したデッキは前の記事で書いた通り「丸いもの」を使いました。丸いとか言いつつも相変わらずコンセプトは尖っていましたが、結果的には使いやすさを重視したかなり丸い構築になりました。
尖ったコンセプトと使いやすさに比重をおいて調和を取ることを目標とした構築になっておりますので、対戦を見ていた方々は真似できる物なら是非、真似をしてみるといいかもしれません。
また、今回の参加登録名はプリキュア大好きチムロリ本部長の策略により「キュアローズ」にされました。キャッチフレーズは「東北に咲く一輪の薔薇 キュアローズ」
ということで、スマホからの更新なので今大会のレポートを対戦相手と結果のみで簡易的に書かせて頂きます。
使用デッキ「ダストダスランドロスEXミュウツーEXライチュウ」
1回戦 ⚪︎ 6-3 フェアリーバレット(サキパバさん)
2回戦 ⚪︎ 6-4 ボルトロスEXデオキシスEXキュレムゲノセクトEX(たねパパさん)
3回戦 × 2-6 リザードンEXカエンジシケルディオEX(R&Sさん)
4回戦 ⚪︎ 3-0 ボルトロスEXデオキシスEXルギアEXアブソル(たなパパさん)
5回戦 ⚪︎ 6-3 イベルタルEXイベルタルダークライEXドグロッグEX(ネトートさん)
4勝1敗 オポーネントにより5位で決勝トーナメントに進出
決勝1回戦 ⚪︎ 6-2 パルキアEXカエンジシドラミドロハリーセン(ウゴリン君)
決勝2回戦 ⚪︎ 6-0 パルキアEXカビゴンゲノセクトEX(TATSUさん)
準決勝 × 5-6 リザードンEXケルディオEXクリムガン(たねぼーちゃん)
3位決定戦 ⚪︎ 6-5 シビビールレックウザEX(高橋誠一さん)
結果 3位入賞
やりました。公式大会どころか自主大会でもずっと乗り越えられなかった4位の壁を乗り越えて、3位というある意味で自分が1番登りたかった表彰台の椅子を掴み取ることができました。
準決勝のたねぼーちゃんとの試合で彼女の強かなプレイングにより逆転を許してしまいあと一歩で勝てたのに負けてしまったのが本当に悔やまれますが、それよりも3位決定戦をしっかりと勝つことが出来て良かったです。今回残した3位という成果は自分がずっと目標にしているものを掴み取るための大事なステップとしても意義のあるものです。
しかしながら、僕が最終目標として目指している場所はもっと高いところにあります。その望みを実現させるためには、1つまた1つと少しずつでもいいから、確実に上にいけるように日々の練習の積み重ねが大事なのだと改めて思えるようになりました。
それにしても今回の結果は本当に嬉しかった。自身の学生時代最後を締めくくるGGCという大きなイベントで、自分がずっと残したかった目標に対して1つの成果を上げることが出来たのが素直に嬉しいです。
今日の悔しかった部分は糧としてまた別の場所で活かせるように今後とも精進していきます。とりあえず、今は休んで明後日から始まる社会人生活に備えます。
学生時代の最後に無理やりにでも時間を作って名古屋まで行って本当に良かったです。沢山の人と対戦して、お話して、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
GGC運営陣の皆様、参加者の皆様、貴重な時間をありがとうございました。またいつか名古屋に遊びに行きます。その時を迎えるのを楽しみにしながら、僕はこれからも大好きな地元である仙台で腕を磨き続けます。
さて皆さん…次回はリザードンメガバトルでお会いしましょう!よろしくお願いします!
(※日記コメントへの返信は仙台に戻ってから必ずさせて頂きます)
今回使用したデッキは前の記事で書いた通り「丸いもの」を使いました。丸いとか言いつつも相変わらずコンセプトは尖っていましたが、結果的には使いやすさを重視したかなり丸い構築になりました。
尖ったコンセプトと使いやすさに比重をおいて調和を取ることを目標とした構築になっておりますので、対戦を見ていた方々は真似できる物なら是非、真似をしてみるといいかもしれません。
また、今回の参加登録名はプリキュア大好きチムロリ本部長の策略により「キュアローズ」にされました。キャッチフレーズは「東北に咲く一輪の薔薇 キュアローズ」
ということで、スマホからの更新なので今大会のレポートを対戦相手と結果のみで簡易的に書かせて頂きます。
使用デッキ「ダストダスランドロスEXミュウツーEXライチュウ」
1回戦 ⚪︎ 6-3 フェアリーバレット(サキパバさん)
2回戦 ⚪︎ 6-4 ボルトロスEXデオキシスEXキュレムゲノセクトEX(たねパパさん)
3回戦 × 2-6 リザードンEXカエンジシケルディオEX(R&Sさん)
4回戦 ⚪︎ 3-0 ボルトロスEXデオキシスEXルギアEXアブソル(たなパパさん)
5回戦 ⚪︎ 6-3 イベルタルEXイベルタルダークライEXドグロッグEX(ネトートさん)
4勝1敗 オポーネントにより5位で決勝トーナメントに進出
決勝1回戦 ⚪︎ 6-2 パルキアEXカエンジシドラミドロハリーセン(ウゴリン君)
決勝2回戦 ⚪︎ 6-0 パルキアEXカビゴンゲノセクトEX(TATSUさん)
準決勝 × 5-6 リザードンEXケルディオEXクリムガン(たねぼーちゃん)
3位決定戦 ⚪︎ 6-5 シビビールレックウザEX(高橋誠一さん)
結果 3位入賞
やりました。公式大会どころか自主大会でもずっと乗り越えられなかった4位の壁を乗り越えて、3位というある意味で自分が1番登りたかった表彰台の椅子を掴み取ることができました。
準決勝のたねぼーちゃんとの試合で彼女の強かなプレイングにより逆転を許してしまいあと一歩で勝てたのに負けてしまったのが本当に悔やまれますが、それよりも3位決定戦をしっかりと勝つことが出来て良かったです。今回残した3位という成果は自分がずっと目標にしているものを掴み取るための大事なステップとしても意義のあるものです。
しかしながら、僕が最終目標として目指している場所はもっと高いところにあります。その望みを実現させるためには、1つまた1つと少しずつでもいいから、確実に上にいけるように日々の練習の積み重ねが大事なのだと改めて思えるようになりました。
それにしても今回の結果は本当に嬉しかった。自身の学生時代最後を締めくくるGGCという大きなイベントで、自分がずっと残したかった目標に対して1つの成果を上げることが出来たのが素直に嬉しいです。
今日の悔しかった部分は糧としてまた別の場所で活かせるように今後とも精進していきます。とりあえず、今は休んで明後日から始まる社会人生活に備えます。
学生時代の最後に無理やりにでも時間を作って名古屋まで行って本当に良かったです。沢山の人と対戦して、お話して、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
GGC運営陣の皆様、参加者の皆様、貴重な時間をありがとうございました。またいつか名古屋に遊びに行きます。その時を迎えるのを楽しみにしながら、僕はこれからも大好きな地元である仙台で腕を磨き続けます。
さて皆さん…次回はリザードンメガバトルでお会いしましょう!よろしくお願いします!
(※日記コメントへの返信は仙台に戻ってから必ずさせて頂きます)
#89 竜王戦決勝大会を終えて
2014年3月22日 イベントレポート コメント (8)竜王戦決勝大会に参加されたプレイヤー及び関係者の皆様、そして観戦者の皆様お疲れ様でした。
皆さんもご存知の通り我らがチムロリのエースことcouto君は決勝戦で惜しくも敗退し準優勝でした。彼が決勝戦後に流した大粒の涙には心を打たれ僕自身ももらい泣きしてしまいました。
今回、couto君が使用したMリザードンEX(XY2)を中心としたデッキは実は前日に決定したある意味急ごしらえのデッキでした。元々、使用する予定だったとあるデッキがどうしても最終調整のスパーリングで勝てずにデッキ選択で悩んでいた時に、HKさんが竜王戦決勝大会のレギュレーションに合わせて組んできたリザードンデッキをベースにした物で、元々のデッキコンセプトにcouto君が衝撃を受けて、彼自身が決めたデッキでした。
あのデッキは小学生の彼からしてみるとあまりにも高度で、大人でも回すのが大変だと感じるほどの難しいデッキです。それでも僕らは彼の意志を尊重し、彼のために最善を尽くしたデッキ調整を行い、彼を竜王戦に送り出しました。
あれ程までに本人が「俺、これで出る!!ワイルドブレイズで竜王になる!!」と自信を持って選んだデッキを使用した上で、競合揃いの予選リーグを無事に突破し、決勝戦では有利と思われたマッチアップでの敗北はとても悔しかったでしょう。そして、チームからの彼に対する期待という名のプレッシャーは計り知れないものだったと思います。
couto君、本当に悔しかったよね。僕らもとっても悔しかったよ。準決勝で君が見せたあのデッキにおける理想以上のぶん回りを見せられた瞬間、メンバーみんなで「いける!」と確信したんだ。だからこそ、「あと1歩」で竜王を掴み取れた君の悔しさは僕らにはすっごく伝わったよ。この悔しさはリザードンメガバトルでしっかり晴らそうね!
今回、僕自身が決めた竜王戦決勝大会観戦は自分にとって今迄で最もかなり無理をしたレベルでスケジュール調整を行い決定しました。20日に行われた大学の卒業式後に急いで身支度を整え、前日の調整会にもしっかりと参加出来るように夜行バスで東京に向かいました。
結果として、チムロリメンバーの1人として彼の活躍にはそれなりに貢献出来たと思います。実は今回彼が使用したデッキの内、とあるパーツ3枚を除いた57枚のカードを貸し出させて頂きました。僕がポケモンカードをやる上で常日頃からバックをぱんぱんに膨らませながら持ち歩いていたあのデカいボックスと沢山のカードを、この場で有効活用することが出来て本当に嬉しかったです。あのリザードンデッキは自分のものではないけれど、自分のカードを使用し活躍してくれた彼の姿に僕はとても感動してしまいました。無理を通してでも決勝大会を見に行って本当に良かった。僕だけではなくチムロリのメンバーに勇気、希望、そして夢を与えてくれて本当にありがとう。
今回もチムロリのメンバーの皆様(特にのりPさん)にはとてもお世話になりした。リザードンメガバトルのチャンピオンをチムロリで勝ち取るために今後とも精進していく所存ですので改めてよろしくお願い致します。ありがとうございました!
また、色々な方々に「朗さんですよね?」とお声がけ頂き沢山の人とお話出来て、とても貴重な時間を過ごすことができました。応援などで慌ただしく過ごしていたため、ちゃんとご挨拶が出来なかった方もいらっしゃったかもしれません。それでも沢山の方々とお会い出来てとても嬉しかったです。ありがとうございました!
さて、これから僕は仙台行きの夜行バスに乗って東京を出発します。このまま予定しているスケジュールが崩れなければ、来週の今頃は名古屋にいてGGCに参加します。お会いできる方がいらっしゃいましたらお気軽に声をかけて頂けると幸いです。
昨年はどうしても参加出来なかった初めてのGGC とってもワクワクしています!学生生活最後の時間を有意義なものにするため気合いをいれて参加しますので、お会いする皆さんよろしくお願い致します!
皆さんもご存知の通り我らがチムロリのエースことcouto君は決勝戦で惜しくも敗退し準優勝でした。彼が決勝戦後に流した大粒の涙には心を打たれ僕自身ももらい泣きしてしまいました。
今回、couto君が使用したMリザードンEX(XY2)を中心としたデッキは実は前日に決定したある意味急ごしらえのデッキでした。元々、使用する予定だったとあるデッキがどうしても最終調整のスパーリングで勝てずにデッキ選択で悩んでいた時に、HKさんが竜王戦決勝大会のレギュレーションに合わせて組んできたリザードンデッキをベースにした物で、元々のデッキコンセプトにcouto君が衝撃を受けて、彼自身が決めたデッキでした。
あのデッキは小学生の彼からしてみるとあまりにも高度で、大人でも回すのが大変だと感じるほどの難しいデッキです。それでも僕らは彼の意志を尊重し、彼のために最善を尽くしたデッキ調整を行い、彼を竜王戦に送り出しました。
あれ程までに本人が「俺、これで出る!!ワイルドブレイズで竜王になる!!」と自信を持って選んだデッキを使用した上で、競合揃いの予選リーグを無事に突破し、決勝戦では有利と思われたマッチアップでの敗北はとても悔しかったでしょう。そして、チームからの彼に対する期待という名のプレッシャーは計り知れないものだったと思います。
couto君、本当に悔しかったよね。僕らもとっても悔しかったよ。準決勝で君が見せたあのデッキにおける理想以上のぶん回りを見せられた瞬間、メンバーみんなで「いける!」と確信したんだ。だからこそ、「あと1歩」で竜王を掴み取れた君の悔しさは僕らにはすっごく伝わったよ。この悔しさはリザードンメガバトルでしっかり晴らそうね!
今回、僕自身が決めた竜王戦決勝大会観戦は自分にとって今迄で最もかなり無理をしたレベルでスケジュール調整を行い決定しました。20日に行われた大学の卒業式後に急いで身支度を整え、前日の調整会にもしっかりと参加出来るように夜行バスで東京に向かいました。
結果として、チムロリメンバーの1人として彼の活躍にはそれなりに貢献出来たと思います。実は今回彼が使用したデッキの内、とあるパーツ3枚を除いた57枚のカードを貸し出させて頂きました。僕がポケモンカードをやる上で常日頃からバックをぱんぱんに膨らませながら持ち歩いていたあのデカいボックスと沢山のカードを、この場で有効活用することが出来て本当に嬉しかったです。あのリザードンデッキは自分のものではないけれど、自分のカードを使用し活躍してくれた彼の姿に僕はとても感動してしまいました。無理を通してでも決勝大会を見に行って本当に良かった。僕だけではなくチムロリのメンバーに勇気、希望、そして夢を与えてくれて本当にありがとう。
今回もチムロリのメンバーの皆様(特にのりPさん)にはとてもお世話になりした。リザードンメガバトルのチャンピオンをチムロリで勝ち取るために今後とも精進していく所存ですので改めてよろしくお願い致します。ありがとうございました!
また、色々な方々に「朗さんですよね?」とお声がけ頂き沢山の人とお話出来て、とても貴重な時間を過ごすことができました。応援などで慌ただしく過ごしていたため、ちゃんとご挨拶が出来なかった方もいらっしゃったかもしれません。それでも沢山の方々とお会い出来てとても嬉しかったです。ありがとうございました!
さて、これから僕は仙台行きの夜行バスに乗って東京を出発します。このまま予定しているスケジュールが崩れなければ、来週の今頃は名古屋にいてGGCに参加します。お会いできる方がいらっしゃいましたらお気軽に声をかけて頂けると幸いです。
昨年はどうしても参加出来なかった初めてのGGC とってもワクワクしています!学生生活最後の時間を有意義なものにするため気合いをいれて参加しますので、お会いする皆さんよろしくお願い致します!
#82 はじめてのみらチャン杯 朗の簡易結果報告
2013年9月23日 イベントレポート コメント (12)
行ってきましたみらチャン杯。
取り急ぎ朗の個人成績報告です(・ω・)
使用デッキ:カメックスケルディオEXブラックキュレムEXジラーチEXメタモン
【予選】
1戦目 ○ 6-4 トルネロスPsEXメタモン速攻(りょ→さん)
2戦目 ○ 6-4 ビリジオンEXミュウツーEXバッフロン(えいパパさん)
3戦目 ○ 6-5 サザンドラダークライEXヤミラミケルディオEX(さこパパさん)
4戦目 ○ 6-5 ビリジオンEXゲノセクトEXトロピウス(MONさん)
5戦目 ○ 6-1 ビリジオンEXゲノセクトEXフワライド(ミラン@チムアチャ)
6戦目 ○ 6-0 ルギア軸プラズマ団(HKさん@チムLOLI)
予選全勝により1位で決勝トーナメントへ進出
【決勝トーナメント】
1回戦 ○ 6-5 マニューラタマタマヤミラミ(まっしゅさん)
2回戦 ○ 6-5 ダークライEXアブソルヤミラミケルディオEXバリヤード(あいりちゃん)
準決勝 × 4-6 ビリジオンEXゲノセクトEXフワライド(ミラン@チムアチャ )
3位決定戦 × 2-6 ルギア軸プラズマ団(HKさん@チムLOLI)
ということで、また4位 でした
みらチャンでもこの順位は正直辛いぞ…\(^o^)/
対戦内容など詳しいレポは仙台に帰ってから書きますね
本日参加された皆さんお疲れ様でした!!
スーパー楽しかったのでまた遊びに来ます!!
そして、東北地方の自主大会「ナナホシ杯」もよろしくお願いします!!
取り急ぎ朗の個人成績報告です(・ω・)
使用デッキ:カメックスケルディオEXブラックキュレムEXジラーチEXメタモン
【予選】
1戦目 ○ 6-4 トルネロスPsEXメタモン速攻(りょ→さん)
2戦目 ○ 6-4 ビリジオンEXミュウツーEXバッフロン(えいパパさん)
3戦目 ○ 6-5 サザンドラダークライEXヤミラミケルディオEX(さこパパさん)
4戦目 ○ 6-5 ビリジオンEXゲノセクトEXトロピウス(MONさん)
5戦目 ○ 6-1 ビリジオンEXゲノセクトEXフワライド(ミラン@チムアチャ)
6戦目 ○ 6-0 ルギア軸プラズマ団(HKさん@チムLOLI)
予選全勝により1位で決勝トーナメントへ進出
【決勝トーナメント】
1回戦 ○ 6-5 マニューラタマタマヤミラミ(まっしゅさん)
2回戦 ○ 6-5 ダークライEXアブソルヤミラミケルディオEXバリヤード(あいりちゃん)
準決勝 × 4-6 ビリジオンEXゲノセクトEXフワライド(ミラン@チムアチャ )
3位決定戦 × 2-6 ルギア軸プラズマ団(HKさん@チムLOLI)
ということで、また4位 でした
みらチャンでもこの順位は正直辛いぞ…\(^o^)/
対戦内容など詳しいレポは仙台に帰ってから書きますね
本日参加された皆さんお疲れ様でした!!
スーパー楽しかったのでまた遊びに来ます!!
そして、東北地方の自主大会「ナナホシ杯」もよろしくお願いします!!
やっとまとまった時間を作ることができました。
明日から3連勤+15日は友人の結婚式へ出席するべく青森へ向かわなければならないので今日のうちに東京ゲームショーのレポートを書きます。楽しみにして下さっていた方々も沢山いらっしゃったようでお待たせしてすいません(´・ω・`)
以前の記事にも書いた通り、今回はチムLOLIの一員としてのデビュー戦でもありました。しかしながら、調整は前回のナナホシ杯と同じく世界大会の調整に引き続きほとんどmepoさんとしか行っていないという余裕の無さ(笑)
お盆期間にも関わらず高速バスの切符が往復で4000円という格安の値段で取ることができたので前日の昼に出発し夕方入りを目指しました。ところが、高速道路にてお盆期間における帰省ラッシュに巻き込まれてしまい、予定していた16:30の到着は叶わず結果的に19:15に到着することに…お盆期間の高速道路を舐めてました。前日にななはちやを訪問したかったところなのですが間に合わなかったため、そのままmepoさん、HKさん、本部長と秋葉原で合流し、ラーメンを食べてから、蒲田の某カラオケ店にて4人でオール開始!!
部屋に入ってみんなで早速カードを広げて調整をする流れになった所でHKさんが「歌わないんですか?」と言い出し、そこから本部長、HKさん、僕によるJAMセッションが始まり休憩がてら、本部長と僕がmepoさんと対戦する流れに(笑)
本部長が終電で帰らなくてはいけなくなり、mepoさんもそのままカラオケでオールをして調整することが決定しmepoさんと僕がメインで調整再開。そして、カラオケの意識がスーパー高いHKさんが「私、画面見ないでポケモン入れるかな?歌えますよ!」発言によりポケモンの曲をひたすら歌い続ける展開が始まる。更にその流れに火を付けたのが歌うポッチャマの「ポケモン音頭」で「ドッ ドッ ドガース ドドッ ガ ドッ (シャー!)」という懐かしポケモンソングの煽り。結果的に「俺は絶対に歌わない!!」と話してたmepoさんまでカラオケに参加して3人でひたすら歌い続けたために調整どころじゃありませんでした^p^
AM3:30を迎え、何だかんだでポケモンゲームショーで使用するデッキの調整を終えたために仮眠を取ることに。mepoさん、僕が仮眠を取り始める中、「私はプラズマフリゲートを攻略してから寝ます!」とホワイト2を実況しながら仮眠を取ろうとするプレイングを始める。
「モノズを出してきた…ダークパッチ警戒せなあかん…」、「アクロマは初手から引いたらお察し!」、「やばい…プラズマスチール立ったで…」という、いちいちポケカを絡める実況で僕とmepoさんは草不可避。
結局オールをしたような感じでまともに眠れた記憶がありませんでした(^o^)
そのまま3人でカラオケを出て、ネカフェでシャワーを借りてから着替えて会場である東京ビックサイトへ向かいます。意識が高いので到着は7:00頃だったかと。そうすると、会場の外まで並んでいる長蛇の列が。誰がゲーム勢、トレッタ勢、カード勢かわからないまま入場し、開場までに色々なハプニング(笑)を迎えながらも、無事に初卓に着く事ができました。
ポケモンゲームショー ミステリーカードバトル1日目 Bリーグ
使用デッキ:「タマタママニューラ」
ミステリーカードがどんな効果か当日まで解らなかったために、不純物を2枚入れても大して支障が無いデッキを考えた時に真っ先に出てきたデッキがマニュタマでした。ベースとなったのはかめーるさんが公開している「タマタマボール2号」のレシピで、このデッキを自分流にアレンジ。余談ですが、ミステリーカードは「アイリス」のような効果ではないかと事前に予想をして色々なデッキを考えていました。結果的に相手のバトル場のエネルギーをリムーブするという効果で、ダークパッチとも相性が良くデッキ選択は概ね当たっていたような気がします。
【チャレンジステージ1周目】
1戦目 ○ 鏡エンペルトキングドラ 6-1(でいとなさん)
初めてお会いしたお父さんプレイヤーで対戦前にまずは自己紹介。お互いDNユーザーだったためにHNを解った上で対戦が始まりました。それにしてもでいとなさんに「これ途中で抜けられないからタバコ吸いに行けないのキツいんですよね…」と話した時に「俺は×××しか吸わないから困らないなぁ」と朝から素敵な返しをして頂けたのが未だに印象深かったです(笑)
対戦が始まってから場をオープンするとこちらはニューラ、相手は何と普段見掛けないであろうカードであるタッツー…まずいです。キングドラに進化されてドライバレットなんて打たれてしまったら一瞬でアタッカーが消されてしまいます。その上、相手はベンチにポッチャマを出してきてエンペルトの存在をちらつかせるプレイング。この時点でマニュタマが誇るスピードで押し切らないと勝てないことが目に見えていたので、速攻でマニューラ×2とバリヤードを場に展開し、エンペルトを立たせないようにキングドラよりもポッチャマやエンペルトをひたすら狩り続けました。
サイドを2枚取り始めた頃に「スケープゴート」の猛攻に「待った」をかけたのはキングドラに張られた「白銀の鏡」です。1枚だけならばツールスクラッパーではがすことができますが、2枚目は流石にキツい!!ピン刺しをしているマニューラ(BW3)の「ダークペナルティー」で牽制しつつ鏡を貼られたポケモンも次第に激破。相手はエンペルトをひたすら駆除されたためか思うようにトラッシュに水エネルギーを落とせなかったために、「りゅうのうず」による大ダメージは1回しか出せず、そのまま連続で「スケープゴート」を乱打し押し切り勝ち。
普通に相手が回っていれば相性的には不利な相手だったので、何とか勝つことが出来てよかったです。
2戦目 ○ ダークライEXミュウツーEXケルディオEX 6-0
相手の初手はケルディオEXで、対戦が始まってからベンチにミュウツーEX、ダークライEXが出るも、エネルギーの供給かフレア団のしたっぱの影響か上手く行き届いていなかったようで、2ターン目から連続でスケープゴートをかましていたら勝ちました。
既存のデッキに組み込んでもミステリーカードの効果を理解した上でデッキを使いこなすのは難しいのかなって感じた試合でした。
3戦目 × マニューラタマタマ 5-6
愛知県からやってきた12歳の男の子でした。1敗しているようですが、スリーブはエーフィブラッキーの2重スリーブとそれなりの貫録がある相手です。
場をオープンするとヤミラミとニューラがお見合い!!まさかのミラー対決が始まってしまいました!!そうすると僕がデッキに組み込んだミラー対策のダゲキ(BW9)の使い方が大きく勝敗をわけることになります。その上、お互いに違ったのは採用していたACE SPECで、僕はダウジングマシンを使用するも、相手はポケモン回収サイクロンを使用。相手は場に出したジラーチEXが早急に手札に戻りました。
こちらもヤミラミでダウジングマシンを回収しながら場をコントロールするプレイングを心がけ、お互いにタマタマがトラッシュに4枚落ちている中で取っては取られての大攻防。そして、相手もダゲキをデッキに採用していました。こういったミラー対決はちょっとしたプレイングの差で勝敗が大きく分かれてしまいます。
勝負が決まったのは僕の残りサイドが1枚、相手の残りサイドが2枚の時に僕がダウジングマシンからすごいつりざおでダゲキと悪エネルギー2枚を使用して山札に戻し残り9枚になった時、アララギはかせを使用し山札から悪エネルギーとダゲキを引ければ相手の出した「スカイアローブリッジ」の効果でバトル場のヤミラミが逃げて僕の勝ちという状況でした。
しかし、僕はこの時アララギはかせを使用しても残り9枚の山札からダゲキを引けませんでした。ダゲキは山札の一番下に落ちてしまったのです。
負けを認めたくないながらも相手に苦笑いをしながら、ヤミラミに悪エネルギーを貼り、ジャンクハントでダウジングマシンとすごいつりざおを回収し「どうぞ!」とターンを返す。当然、相手は手札に握っていたポケモンキャッチャーを使用して、僕のベンチにいたジラーチEXを呼び出し、スケープゴートを決めてゲームセット!
ミラー対決ながらも非常に白熱したいい試合でした。ギリギリの駆け引きに負けてしまった悔しさがありながらも「とにかく対戦が楽しかった!」その一言に尽きます。マニュタマ使いとしてお互いに健闘を称えてガッチリ握手を交わし、「僕の分もよろしくね!」と相手にバトンをタッチし僕はチャレンジステージの列に再び並び直しました。
【チャレンジステージ2周目】
1戦目 × 鏡ダークライEXテラキオンヤミラミ 0-4
相手は1敗後の2連勝中のようで、僕を倒せばプレミアステージに上がれる模様。場をオープンした時に相手のバトル場にいたのはテラキオンでした。「あ、ここで僕は負けたほうがいいのかな…」と考えつつも僕も残っている可能性に対して全力でかけたいと考え、「なるべく早くプレイングするんでよろしくお願いします!」と自分が出来る限り超高速でマニュタマの場を展開させました。
しかしながら、マニュタマはどうしても1ターン目にやらなきゃいけない綱渡りの動作があまりにも多すぎる為にどんなにプレイングが早くても時間が他のデッキよりもかかってしまいます。そのために負けてしまうかもしれない相手に対しても時間をかけすぎてしまいました。
そんな中、「只今、プレミアステージの定員が規定人数に達しました!」というアナウンスが…相手もそのアナウンスを聞いてガックリしてしまい、僕は無意識に相手に対して「すいません…」と謝ってしまいました。相手は僕が何も悪い事をしていなかったために「気にしないで下さい」と言ってくれたのですが、すごく申し訳なかったです。そして結果的に不利な相性差でこの試合には負けてしまいました。
自分がいくら八百長っぽいことは嫌いでも、余裕を持ってプレイできない大会形式に対して不満を持ちつつ、とりあえず3連勝をしてから出ようと思い3週目に臨みました。
【チャレンジステージ3周目】
1戦目 ○ ランドロスEXコバルオンEXコバルオン 6-0 (つばさパパさん)
お名前を拝見してどこかで見たことがある方だと思いきや、昨年のバトルカーニバルスプリング名古屋大会Bリーグ3位のお父さんプレイヤーでした。どうやら、お互いに今日は調子が振るわなかった模様です(笑)
対戦は相手がランドロスEXで厄介だなと思いつつも、バリヤードの妨害により思うようにマニューラを駆除できず、そのまま「ポケモンキャッチャー」でコバルオンEXを縛ったりして足止めをしつつフレア団のしたっぱでお茶を濁す。そして、最後は「しんかのきせき」がついたランドロスEXを「スケープゴート」で220Dを出して勝ちました。
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXシェイミEX 6-0
おそらく最近ポケカを始めたばかりであろうお姉さんプレイヤーでした。マニュタマのコンボデッキの1つ1つの動作に対して「すごーい!これって毎回180Dも出るんですね!」と驚いていた様子。
対戦自体は僕が心無い「スケープゴート」による猛攻で圧勝してしまいましたが、相手はこのマニュタマデッキにおける面白味を知り、楽しんで頂けたようです。「こんなに面白いデッキがポケカにはあるんですね!ありがとうございました!」と言ってもらえたのが素直に嬉しかった。やっぱりどんな形であれ「楽しむ」って大事なことですね。
3戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEX 6-0
対戦相手の名前に見覚えがあり、確かどこかの大会でクライマックスステージに進出していたプレイヤーでした。そして相手のデッキには最初のターンからトロピカルビーチが出てきて、(後から聞いた話では2枚搭載してあった模様です)「これは一筋縄じゃいかないな…」と考えていました。
と、思いきや、相手はポケモンを引かない&エネルギーを引かないの酷い事故を起こし、そのまま僕の心無い「スケープゴート」による猛攻で場のビリジオンEXを3体駆除し勝ってしまいました。
そんな中で僕のミステリーバトル1日目はチャレンジステージ敗退という形で終了しました。結果的にマニュタマでプレミア以上に行っても勝ちぬくことが出来たのかが怪しい所ではありますが、デッキの完成度には自信があったのでとても悔しかったです。
そして、僕、mepoさん、HKさん、本部長の中で一番良い成績を残せたのがプレミアステージ2戦目まで進んだHKさんだったため「流石すぎる!!」の一言に尽きました。やっぱり前日はわりと余裕をもって過ごしたほうがいいのかもしれませんね(笑)
僕個人としては「とてつもないスランプに陥っているのだろうか」と、もやもやしてしまう結果に終わってしまいました。バトカニ千葉大会2日目からクライマックスステージはおろかプレミアステージが遠く見えたんです。
こんな状況下では「自分はクライマックスステージに今も行ける!!」だなんて恥ずかしくて言えません。だからこそ、ゲームショー2日目は身の丈に合わせて「プレミアステージに進出する」のが僕の目標になりました。
チームとしては4位にレイネ君が入賞。初めてお会いしましたが、彼のプラズマデッキはとてつもない工夫がされていて非常に趣深かったです。僕もこういう差別化が図れるようなデッキチューナーになりたいと本気で思わされました。入賞おめでとうございます!!
そのままゲームショー1日目の後はチムLOLI夜会にてレイネ君の祝勝会!!後半はテーブルの真ん中を使って「レイネ君に挑戦!コーナー」が出来ていましたがこの日の彼は本当に持っていました。彼のプラズマはかなり強かったし、僕も勝つことが出来ませんでした。
そして、21時半頃に夜会を離脱して、宿泊先である地元の後輩ちゃんの家まで移動。後輩ちゃんは次の日も仕事だったのでそれに合わせてさっさと寝ました。初日の様子を見ると8時半頃に到着しても初卓に座れるだろうと感じ、、6時間ぐらい爆睡しちゃいました(^o^)
日付が変わり、ある程度の早起きをして無事に会場に到着してからのりPさん達と合流し並びながら2日目使用デッキの最終調整(デッキの中身の確認)が始まります。前日の夜会で僕が見せたもう1つの候補デッキにのりPさんのアイディアによって僕の既存のデッキにとてつもないスパイスが加わります。これが結果的に大正解でした。
そして、会場に入ってから合流した東北のプレイヤ―であるやまねと共に初卓に座り、僕のポケモンゲームショー2回目の挑戦が始まりました。
ポケモンゲームショー ミステリーカードバトル2日目 Bリーグ
使用デッキ:「ダークライテラキオン」
ミステリーカードがどんな効果か当日まで解らなかったために、不純物を2枚入れても大して支障が無いデッキを考えた時に組んだもう1つのデッキがダークライでした。しかしながら、ダークライデッキは皆さんも沢山考えたことでしょう。実際にその選択をした人も沢山いると思います。僕はこの日、ミステリーカードである「フレア団のしたっぱ」の影響により、いわゆる「ハンマータイム系のダークライ」が流行ると読んでいました。
それならば「基本エネルギーだけで構成されたデッキを作ろう」、「ミラー相手だけではなくプラズマにも有利を取れるようにテラキオンを積もう」というアイディアの元、みれさんが昨年公開された「ダークランドテラキ」のレシピを元に今回のポケモンゲームショーに向けたデッキを組みました。元デッキのレシピとランドロスEXが入っていない以外に大きな差は無いのですが、僕が選択したこだわりのACE SPECは「スクランブルスイッチ」でした。そして、のりPさんから直前に入れ知恵して頂いた「しんかのきせき」を多投するというアイディアによって2日目のデッキが完成したのです。
【チャレンジステージ】
1戦目 ○ シビビールレックウザEXライコウEXミュウツーEX 6-4
相手は愛知県から来た遠征プレイヤーのようで、前日に僕が愛知県のプレイヤーに負けてしまったことを伝えてみると少し喜んでいました。どうやら自分も負けられないと思ったのかもしれません。
相手がデッキをシャッフルした際にカードを誤って落としてしまい、「シビビール」が見えてしまいました。「あ、何のデッキかバレちゃいましたね(笑)」と言われてしまいましたが、申し訳が無い事にその通りです。そこでゼクビールなのかレックビールなのかを想像しながら、どのコンセプトにおけるシビビールでも刺さるプレイングを考えながらデッキをシャッフルしました。
じゃんけんは負けで後攻です。
結果的には「しんかのきせき」を脳内シュミレーション通りにダークライEXに張りながら、相手のドラゴンバーストを警戒し、テラキオンの「かたきうち」をからめながらレックウザEXをナイトスピアで駆除します。取っては取られての勝負ではありましたが、テラキオンを倒した時に取れるサイドは1枚で、サイドレース的にはかなり余裕のある対戦でした。
最後は手札に握っていたもう1枚のテラキオンから、「ポケモンキャッチャー、エネルギーつけかえ、闘エネルギー、かたきうち」と相手が不意に出してしまったライコウEXを呼び出して勝利。テラキオンが1枚しか入っていないであろうと匂わせるプレイングが成功した模様です。
2戦目 ○ プラズマ団(キュレム軸) 6-5
1回のマリガンで相手はアクロママシーンやブレンドエネルギーを見せ、「プラズマか…」と考えながら相手に対してアブソル、テラキオンといったアタッカーをどのように活用してゲームを制するか考えながらプランニングを行いました。
そして、じゃんけんにはまたもや負けました。
相手の初手はキュレムで最初のターンからアクロママシーンによるフロストスピアが飛んできます。こちらのバトル場はダークライのみだったため大した被害はなかったのですが、相手が次のターンにブリザードバーンを打ってくると考えると脅威です。
1ターン目からバリヤード、テラキオンなど相手にとって脅威であろうカードを並べつつ、アブソルとによる牽制と「しんかのきせき」による妨害のタイミングを伺ってプレイしました。しかし、驚いたことに相手は「ツールスクラッパー」を2枚も搭載していたんですよね…そして相手のACE SPECはダウジングマシン。結果的にスクラッパーは2回飛んできたのですが、ジャンクハントで1枚回収する隙が1回あったため、これが大きく勝負を分けました。
序盤に相手が猛攻を仕掛けようと試みたためか、後半にNを打ちこむと相手はピッタリ動きが止まります。そのまま「ポケモンキャッチャー」でデオキシスEXを縛って、ナイトスピアを連打しつつ、最後はテラキオンが「かたきうち」でボルトロスEXを倒して勝利。サイドレース的に相手は余裕があると思いこんだのかもしれませんが、Nが一番効くタイミングで打ちこまれたことが相当痛手となったようです。
3戦目 ○ ビリジオンEXミュウツーEXバッフロン 6-2
2戦目の対戦が30分以上かかってしまったために、プレミアステージの定員人数が間近に迫っていることをスタッフから聞かされました。相手はそれを察して早くプレイングを心がけようとしてくれますが、やはり対戦は一筋縄ではいきません。まるで昨日の自分を見ているようでした。
そして、やっぱりじゃんけんは負け。おいっ。
デッキ相性としてはバッフロンを上手く仕留めることができるなら、かなり楽な相手だったために勝負を勝ちに持っていくのは大変では無かったのですが、「しんかのきせき」などによるダメージ計算の妨害が痛手でかなり時間がかかってしまいました。そんな中でも相手は僕に対してかなり気を使ってくれて真剣ながらも早いプレイングを心がけてくれました。
そんな中、相手が諦めたのが最後のターンに打つ手が無くなった為に僕にターンを渡して、そのままダークライEXに付いていた闘エネルギーがエネルギーつけかえによってテラキオンについてランドクラッシュにより弱っていたミュウツーEXを「ポケモンキャッチャー」で呼び出し、そのまま倒して試合終了!!
急いでスタッフを呼び手を上げたところ、ラストの64人目としてプレミアステージの進出が決定しました。本当に危なかった… 対戦相手の人に心の底から感謝をし「頑張って下さいね!」とバトンを渡されて僕はプレミアステージの舞台へと脚を運びました。
ちゃんとやりましたけど正直な話、両手を上げて「3連勝!」なんて言える余裕なんてこの形式にはありませんって…
プレミアステージに到着するとそこで待っていたのはナナホシ杯3on3の時にチームを組んだぴっぴ君という東北のプレイヤーでした。彼は僕の高校の後輩でもあり、何と大学の後輩でもあります。そんな彼のデッキは「ダークライラッタ」という個性溢れる素敵なデッキでした。このデッキでプレミアステージまで勝ちに来るとは素晴らしい!!とお互いにプレミアステージまで来れた喜びを分かち合いハイタッチを決めました。
くじ引きの結果、僕の相手は初めてみる男の子との対戦でした、ぴっぴ君は反対側のブロックでお父さんプレイヤーと対戦のようです。お互いに2回戦で戦えるようにアイコンタクトを飛ばしつつ、僕は僕の勝負に臨みました。
【プレミアステージ】
1戦目 ○ カメックスケルディオEXミュウツーEX 6-5 (ヨッシーさん)
対戦前にシャッフルをしながらお互いに自己紹介をして準備を進めました。相手は僕のことをご存知だったようです。更にプレミアステージに至るまでに、1敗した後に怒涛の追い上げで3連勝を掴み取った模様です。そして、年齢は17歳とのこと…いくら年下とは言え油断は出来ません。前日に僕は12歳の子に負けていますから。
そのまま、負けるわけにはいかない対戦でもじゃんけんはやっぱり負け!!勘弁してくれ!!
場をオープンすると相手の場はゼニガメで絶望しました。そうです、このデッキはカメックスデッキを切っているのです。みれさんの元レシピとは違いミュウツーEXなんて入っていません。僕の中では邪魔だったので抜きました。相性的には最悪の相手です。「バリスタ来るな…ビーチ来るな…」と願いながらも相手は1ターン目からアララギはかせと自転車を多投しながら場を展開する素早いプレイングを行います。自転車構築の上にベンチにミュウツーが出てきて、トラッシュに水エネルギーしか落ちないところを見ると、相手のデッキにはバリスタが入っていないと読みました。更に相手は最初のターンにアララギはかせでエネルギー回収をトラッシュしてしまいました。この選択が最後の試合に大きく影響します。
対戦としては水エネルギーを大量につけたケルディオEXによるゴリ押しでダークライEXが圧倒されそうになります。そんな中、最初にエネルギー回収ソースを切っていたことを念頭に置いていた僕はダークライEXに「しんかのきせき」を貼りながら、殴るということを心がけました。狙いは序盤にきせきを貼ることで相手が余分に水エネルギーを貼る事を心がける為、場に水エネルギーを大量に張る事を促し、手札および山札に水エネルギーを無くさせ、トラッシュからは回収しにくくするという物です。結果的にこの作戦が最後の最後で活きました。
アタッカーはダークライEXのワンパンチの後にテラキオンとアブソルを絡めて2パンチでケルディオEXを綺麗に処理する戦法です。僕が勝つにはそれしかありませんでした。そのために山札に残っている闘エネルギー、つけかえ、ダークパッチの枚数管理はとても重要になります。最後の最後で相手に息切れさせることを狙っていました。
そうすると狙い通りに相手は最後山札を引ききってもケルディオEXに水エネルギーが1枚足りない状態でダークライEXを倒せずに最終ターンを終わらせてしまいました。そのまま僕が「ポケモンキャッチャー」でベンチにいたミュウツーEX呼び出し「ナイトスピア」で串刺しにして残り2枚のサイドを引ききって勝利です!!
僕はこの対戦でデッキ相性的に終始「負けるかもしれない…」という弱い気持ちが本当に拭えませんでした。その中でも一筋の光明にかけて綱渡りのプレイングを行い勝利できたこと、本当に嬉しかったです。
後日、ヨッシーさんから「朗さんのデッキは全然息切れしなかったです。綺麗に動いていたので凄いと思いました。朗さんと初めて会えて対戦が出来てよかったと思います。」とのありがたいお言葉を頂きました。これは僕にとって何事にも代え難い喜ばしい言葉です。本当にありがとうございました。
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXミュウツーEXバッフロントルネロスEX 6-2
反対サイドではぴっぴ君が敗退していました。どくさいみん光線によるコンボデッキではビリジオンEXは厳しすぎますよね…ということで僕がリアルかたきうちを行うべく、クライマックスステージをかけた試合が始まりました。
でも、じゃんけんにはやっぱり負けるんだよなぁ…
対戦内容としてはテラキオンとケルディオEXを迂闊にだすとゲノセクトEXの標的にされてしまうため、ダークライEXとアブソルを中心にアタッカーとして殴りに行き、ここぞという犠牲を出しても大丈夫なタイミングでテラキオンを絡めて「エネルギーつけかえ」からの「かたきうち」を行いました。
Gブースターを打たせる隙を作っても、ゲノセクトEXにワンパンチを与えておけばテラキオンやアブソルで処理できます。怖いのはダークトリニティからGブースターを回収した時のケアでした。となると、ビリジオンEXを起動させないための妨害として「フレア団のしたっぱ」というカードは相手の想像以上に強力なカードとなります。「ポケモンキャッチャー」で縛ったビリジオンEXへの「フレア団のしたっぱ」によるリムーブはかなり強力でした。
相手はビリジオンEX、ゲノセクトEXで中々殴れない中、ミュウツーEXやトルネロスEXを絡めてダメージを蓄積させてきます。しかしながら、「しんかのきせき」による妨害と「まんたんのくすり」による回復を搭載しているこのデッキには痛くも痒くもありません。そのまま場にダメージカウンターを大量に散りばめて、相手に対して常に自分のペースに乗せることが成功したために圧勝しました。
この瞬間、僕は悲願であったクライマックスステージ進出を果たしました。
自分がはまってしまっていたスランプから抜け出せたことに対する喜びと、チムLOLIのメンバーを信じて1つの成果を残せたことによる喜びで胸がいっぱいになり、トイレ休憩がてらステージを離れた際に、 「うおおおおおおおおお!!僕もクライマックス行ったぞー!!!!!!!」とチムLOLIの皆さんに伝えると、 「きたああああ」、「あなた持ってるよ!いける!!」、「がんばれ!無事故!」、「おめでとぉぉぉ!」、「きたー!!!」」という喜びの言葉が返ってきて、その場にいた皆さんと喜びのハイタッチを交わしてきました。
そして、デッキチェックが終わり色々と運営サイドからアレなことがありつつも時間を過ごし、クライマックスステージの舞台に座りました。(ここら辺は秘密日記で書きます)
クライマックスステージの舞台に向かうと同じようにバトカニ期間に苦渋を舐め続けていたアスター君もこの場に残ったことを確認し、互いに喜びのハイタッチ!!彼のようなポケカに対して努力を惜しまない頑張り屋な人がこういう舞台でクライマックスステージに抜けてくれると僕としてはすっごく嬉しいですね!!
くじ引きの結果、僕の対戦相手は赤銅の髪の青年になりました。挨拶がてら自己紹介をしつつ「東北から来た朗ですよろしくお願いします!」と伝えると、「あぁ、あなたが朗さんでしたか。いつもDN拝見していますよ」、「ありがとうございます。もしかしてあなたもDNユーザーの方ですか?」、「はい、『福沢諭吉』と名乗っています」、「あっ…あなたが諭吉さんでしたか…」といったように名前から受けるインパクトの時点で僕が負けていました…
【クライマックスステージ】
1戦目 × プラズマ団(キュレム軸) 3-6 (福沢諭吉さん)
6戦目にしてやっとじゃんけんに勝てました!!
「ここに来るまで僕1回もじゃんけんに勝てなかったんですよー」、「えっ、その相手に負けた僕って相当ヤバイんじゃないですか…?」と話していると、隣でその会話を聞いていたチームアチャモのY田君が「その理論は正しい(笑)」と突っ込んでくれました\(^o^)/
こちらの先行で相手のデッキはデオキシスEXスタートによりプラズマ団ということはわかっても、諭吉さんのデッキは普通のプラズマ団と比べると「何か」がおかしかったです。相手のレシピを見ればわかると思いますが対戦中にボルトロスEXが真っ先に出てきませんでした。そして、その流れでバリヤードまで登場して流石に動揺を隠しきれませんでした。
とはいえ、チャレンジ2戦目でもプラズマとは対戦しているので駆除の流れは頭の中に入っています。サイドレースでボルトロスEXを狩ることが出来ないのならば、真っ先にバリヤードを駆除して、ダークライEXとアブソルによる速攻をしかけましょう。テラキオンは非EXアタッカーのカウンター要員としてつけかえを込みで殴るタイミングを見計らって出しましょう。この試合で最も重要になるのは相手のかるいし&ポケモンいれかえの残り枚数。仮にかるいし2枚、いれかえ3枚と予想する。最後は、Nを打つタイミングでデオキシスEXを縛って全て串刺しにしながら勝ちに行こうという作戦を練りました。
ボルトロスEX抜きで場を展開するために相手はアクロママシーンを多用したことで、サイドにプラズマエネルギーが落ちていることを早い段階で僕に解らせてしまいました。となると、エネルギーを付け辛くするために相手の場をかき乱すプレイングを心がけました。ただ、後半になってボルトロスEXが現れたので、「あ、入ってたんだ。でも、このタイミングで出すってことは1枚しか入っていないんだろうな。よし、どこかでかたきうちで駆除してしまおう」と考えるも、最後の最後に彼はとんでもない切り札を手札に忍ばせていたのです。
それはラスト2ターンで手札から現れたランドロスPsでした。その上に手札からシルバーバングルを貼られて、きせき込みでも一撃でダークライEXを葬ることができる準備をこの時点でされてしまいました。僕はそいつを見た瞬間に思わず「ゲッ!!」って声に出してしまったんです。それぐらいのレベルで動揺してしまいました。
この時に僕が真っ先に考えてしまったことは、「アララギはかせを打って、サイドを引いてどうにかして手札を増やして『じんつうりき』ができないようにしよう。じゃなきゃ、この試合に負けてしまう!!」と焦って冷静な判断が出来なくなってしまいました。その焦りが実際に表れ、僕はここでとんでもないプレミスをしてしまったのです。
「エネルギー加速をされて長期戦になったら負けてしまう!!」と気持ちが先走り、「ポケモンキャッチャー」でボルトロスEXを呼び出して、テラキオンに「エネルギーつけかえ」で悪エネルギーを移動し、闘エネルギーを貼って「かたきうち」を宣言してしまいました。
その瞬間に隣で見ていたY田君から「それかたきうち出来ないでしょ?ヤミラミはどくさいみんで気絶したんじゃん」とツっ込まれた瞬間に
頭が真っ白になり「あーっ!!やっちまったー!!」と、頭を抱えて声に出してしまいました。
そうです、前のターンにバトル場にいたヤミラミはデオキシスEXのラセンフォースとどくさいみん光線のどく状態によってきぜつしたのです。よって、相手ポケモンのワザできぜつしていないために、かたきうちの追加効果は得られません。そんな初歩的なミスをこの舞台でしてしまいました。
いや、恥ずかしい話なんですが、実はこのミスはポケモンゲームショーの1週間前に参加したサニランのジムチャレでやまね相手に全く同じ事をしています。つまり、かたきうちの効果を勘違いしていた(忘れていた)んです。
とはいえ、巻き戻しなんてこんな真剣な舞台で出来るわけが無いし、自分の不甲斐なさで頭がいっぱいいっぱいになって「すいません!!いいです、いいです!!かたきうちで60Dでお願いします!!」と顔から火が出るくらい恥ずかしがりながらも相手に宣言し、返しのターンで相手はアクロマを使用し、山札を全部引ききって残り1枚のポケモンキャッチャーを使用してベンチのバリヤードを呼び出しライデンナックルをかましてサイドを取りきり勝利しました。というか、このミス抜きにしてもキャッチャーが残っていたんだから、どっちみち負けていたんでしょうね…
彼のレシピを後から拝見したのですが、対戦中にどくさいみん光線1枚、ボルトロスEX1枚、など相手のデッキレシピを頭の中にほとんど描けていたのに、Psランドロスの登場で自分がこれほどまでに混乱するとは思いませんでした…とにかく本当に恥ずかしかったです…
こんなくだらないミスはありましたが、お互いに本気でいっぱいいっぱい考えてぶつかり合えたこの試合はものすごく楽しかったと思います。後日に彼からも「ここ最近で一番頭を使ってプレイしました。ポケカしてるというより将棋している気分だったかな。私的にもすごい楽しい試合でした!」と言って頂き、負けたとはいえこういった素敵な言葉を頂けて嬉しかったです。
ちなみにこの日にチムLOLIで唯一クライマックスステージに進出できたのは僕だけでしたが、そのような大チャンスをこのような形で逃してしまったことは本当に悔しかったですね…とはいえ、自分の実力及び努力不足が露呈した結果ではあったので確かに得られる物はありました。やっぱり、僕が表彰台に上るにはもっともっと精進しないといけないようです。もう何ていうか頑張る、超頑張る。
そして、クライマックスステージを去った後に運営サイドに対して再びこれほどまでにないぐらい憤りを感じるアレなことがありつつも、2日目の決勝戦を見てとても良い形で優勝者が決定し、後味が良く僕はポケモンゲームショーを終わらせることができました。いやぁ、「フレア団のしたっぱ」は素晴らしいカードでしたね!
会場を去った後に、その場で居た有志の東北勢(僕、やまね、うる君、てぃあ君、江戸川君とチムLOLI勢(Nムラーさん、HKさん、ドラゴラーさん)で「戦略的ミーティング」という名の打ち上げ(飲み会)を行いました。東北勢と関東勢の交流ってなかなか無い機会だったので、すっごく楽しかったです。
ところで、ドラゴラーさんがBKB(カメックスケルディオEXブラックキュレムEX)の話題になった瞬間に「BKBはバンクーバーのBや!!」 と言っていたようですが、それは何だったんでしょうね…Vancouverとは。
打ち上げが終わった後は、それぞれの帰る場所に向かって帰路に着きました。僕は後輩ちゃんの家に戻った後に仕事終わりの彼女に対し、家にある材料でご飯を作らなければならないという使命があったため、サッとパスタソースを作って振る舞っていました。
彼女はまさか自分の家にあるメープルシロップを使ってパスタソースを作るだなんて夢にも思わなかったようで、作った料理を食べながら「何これ!!せーさん(僕のこと)の料理超美味しいんだけど!!」と言ってペロリと平らげてくれました。どうやら、ご満足頂けたみたいです。彼女もお腹いっぱいになり寝る準備を済ませて、2人とも疲れていたみたいなので、そのまま寝ちゃいました。
余談ですが、後輩ちゃんの家のお風呂はすっごく良い香りがしました。あれって何なんでしょうね。女の子の部屋特有の良い香りって。
(※ちなみに後輩ちゃんの家に泊りに行ったことは僕の彼女さん公認ですのでご安心ください←)
次の日には午前中に後輩ちゃんの家を出発して、ななはちやさんに寄ってから、新宿から高速バスに乗って、無事に夜仙台に到着しました。色々と楽しい遠征だった!!
そんな感じで僕のポケモンゲームショー遠征は終わりました。チムLOLIメンバーとしてはまだ駆け出しの自分ではありますが、自分に対して期待をしてくれる方々のためにも、僕個人の目指している目標のためにも、1つでも上の成果を残せるように、今後とも精一杯ポケカに対して精進します。
遅くなってしまいましたが、チムLOLIを始めとしてこの期間お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!!次は今月のみらチャン杯でお会いしましょう!!
そして、レポートを最後まで読んで下さった皆さんありがとうございました!!\(^o^)/
明日から3連勤+15日は友人の結婚式へ出席するべく青森へ向かわなければならないので今日のうちに東京ゲームショーのレポートを書きます。楽しみにして下さっていた方々も沢山いらっしゃったようでお待たせしてすいません(´・ω・`)
以前の記事にも書いた通り、今回はチムLOLIの一員としてのデビュー戦でもありました。しかしながら、調整は前回のナナホシ杯と同じく世界大会の調整に引き続きほとんどmepoさんとしか行っていないという余裕の無さ(笑)
お盆期間にも関わらず高速バスの切符が往復で4000円という格安の値段で取ることができたので前日の昼に出発し夕方入りを目指しました。ところが、高速道路にてお盆期間における帰省ラッシュに巻き込まれてしまい、予定していた16:30の到着は叶わず結果的に19:15に到着することに…お盆期間の高速道路を舐めてました。前日にななはちやを訪問したかったところなのですが間に合わなかったため、そのままmepoさん、HKさん、本部長と秋葉原で合流し、ラーメンを食べてから、蒲田の某カラオケ店にて4人でオール開始!!
部屋に入ってみんなで早速カードを広げて調整をする流れになった所でHKさんが「歌わないんですか?」と言い出し、そこから本部長、HKさん、僕によるJAMセッションが始まり休憩がてら、本部長と僕がmepoさんと対戦する流れに(笑)
本部長が終電で帰らなくてはいけなくなり、mepoさんもそのままカラオケでオールをして調整することが決定しmepoさんと僕がメインで調整再開。そして、カラオケの意識がスーパー高いHKさんが「私、画面見ないでポケモン入れるかな?歌えますよ!」発言によりポケモンの曲をひたすら歌い続ける展開が始まる。更にその流れに火を付けたのが歌うポッチャマの「ポケモン音頭」で「ドッ ドッ ドガース ドドッ ガ ドッ (シャー!)」という懐かしポケモンソングの煽り。結果的に「俺は絶対に歌わない!!」と話してたmepoさんまでカラオケに参加して3人でひたすら歌い続けたために調整どころじゃありませんでした^p^
AM3:30を迎え、何だかんだでポケモンゲームショーで使用するデッキの調整を終えたために仮眠を取ることに。mepoさん、僕が仮眠を取り始める中、「私はプラズマフリゲートを攻略してから寝ます!」とホワイト2を実況しながら仮眠を取ろうとするプレイングを始める。
「モノズを出してきた…ダークパッチ警戒せなあかん…」、「アクロマは初手から引いたらお察し!」、「やばい…プラズマスチール立ったで…」という、いちいちポケカを絡める実況で僕とmepoさんは草不可避。
結局オールをしたような感じでまともに眠れた記憶がありませんでした(^o^)
そのまま3人でカラオケを出て、ネカフェでシャワーを借りてから着替えて会場である東京ビックサイトへ向かいます。意識が高いので到着は7:00頃だったかと。そうすると、会場の外まで並んでいる長蛇の列が。誰がゲーム勢、トレッタ勢、カード勢かわからないまま入場し、開場までに色々なハプニング(笑)を迎えながらも、無事に初卓に着く事ができました。
ポケモンゲームショー ミステリーカードバトル1日目 Bリーグ
使用デッキ:「タマタママニューラ」
ミステリーカードがどんな効果か当日まで解らなかったために、不純物を2枚入れても大して支障が無いデッキを考えた時に真っ先に出てきたデッキがマニュタマでした。ベースとなったのはかめーるさんが公開している「タマタマボール2号」のレシピで、このデッキを自分流にアレンジ。余談ですが、ミステリーカードは「アイリス」のような効果ではないかと事前に予想をして色々なデッキを考えていました。結果的に相手のバトル場のエネルギーをリムーブするという効果で、ダークパッチとも相性が良くデッキ選択は概ね当たっていたような気がします。
【チャレンジステージ1周目】
1戦目 ○ 鏡エンペルトキングドラ 6-1(でいとなさん)
初めてお会いしたお父さんプレイヤーで対戦前にまずは自己紹介。お互いDNユーザーだったためにHNを解った上で対戦が始まりました。それにしてもでいとなさんに「これ途中で抜けられないからタバコ吸いに行けないのキツいんですよね…」と話した時に「俺は×××しか吸わないから困らないなぁ」と朝から素敵な返しをして頂けたのが未だに印象深かったです(笑)
対戦が始まってから場をオープンするとこちらはニューラ、相手は何と普段見掛けないであろうカードであるタッツー…まずいです。キングドラに進化されてドライバレットなんて打たれてしまったら一瞬でアタッカーが消されてしまいます。その上、相手はベンチにポッチャマを出してきてエンペルトの存在をちらつかせるプレイング。この時点でマニュタマが誇るスピードで押し切らないと勝てないことが目に見えていたので、速攻でマニューラ×2とバリヤードを場に展開し、エンペルトを立たせないようにキングドラよりもポッチャマやエンペルトをひたすら狩り続けました。
サイドを2枚取り始めた頃に「スケープゴート」の猛攻に「待った」をかけたのはキングドラに張られた「白銀の鏡」です。1枚だけならばツールスクラッパーではがすことができますが、2枚目は流石にキツい!!ピン刺しをしているマニューラ(BW3)の「ダークペナルティー」で牽制しつつ鏡を貼られたポケモンも次第に激破。相手はエンペルトをひたすら駆除されたためか思うようにトラッシュに水エネルギーを落とせなかったために、「りゅうのうず」による大ダメージは1回しか出せず、そのまま連続で「スケープゴート」を乱打し押し切り勝ち。
普通に相手が回っていれば相性的には不利な相手だったので、何とか勝つことが出来てよかったです。
2戦目 ○ ダークライEXミュウツーEXケルディオEX 6-0
相手の初手はケルディオEXで、対戦が始まってからベンチにミュウツーEX、ダークライEXが出るも、エネルギーの供給かフレア団のしたっぱの影響か上手く行き届いていなかったようで、2ターン目から連続でスケープゴートをかましていたら勝ちました。
既存のデッキに組み込んでもミステリーカードの効果を理解した上でデッキを使いこなすのは難しいのかなって感じた試合でした。
3戦目 × マニューラタマタマ 5-6
愛知県からやってきた12歳の男の子でした。1敗しているようですが、スリーブはエーフィブラッキーの2重スリーブとそれなりの貫録がある相手です。
場をオープンするとヤミラミとニューラがお見合い!!まさかのミラー対決が始まってしまいました!!そうすると僕がデッキに組み込んだミラー対策のダゲキ(BW9)の使い方が大きく勝敗をわけることになります。その上、お互いに違ったのは採用していたACE SPECで、僕はダウジングマシンを使用するも、相手はポケモン回収サイクロンを使用。相手は場に出したジラーチEXが早急に手札に戻りました。
こちらもヤミラミでダウジングマシンを回収しながら場をコントロールするプレイングを心がけ、お互いにタマタマがトラッシュに4枚落ちている中で取っては取られての大攻防。そして、相手もダゲキをデッキに採用していました。こういったミラー対決はちょっとしたプレイングの差で勝敗が大きく分かれてしまいます。
勝負が決まったのは僕の残りサイドが1枚、相手の残りサイドが2枚の時に僕がダウジングマシンからすごいつりざおでダゲキと悪エネルギー2枚を使用して山札に戻し残り9枚になった時、アララギはかせを使用し山札から悪エネルギーとダゲキを引ければ相手の出した「スカイアローブリッジ」の効果でバトル場のヤミラミが逃げて僕の勝ちという状況でした。
しかし、僕はこの時アララギはかせを使用しても残り9枚の山札からダゲキを引けませんでした。ダゲキは山札の一番下に落ちてしまったのです。
負けを認めたくないながらも相手に苦笑いをしながら、ヤミラミに悪エネルギーを貼り、ジャンクハントでダウジングマシンとすごいつりざおを回収し「どうぞ!」とターンを返す。当然、相手は手札に握っていたポケモンキャッチャーを使用して、僕のベンチにいたジラーチEXを呼び出し、スケープゴートを決めてゲームセット!
ミラー対決ながらも非常に白熱したいい試合でした。ギリギリの駆け引きに負けてしまった悔しさがありながらも「とにかく対戦が楽しかった!」その一言に尽きます。マニュタマ使いとしてお互いに健闘を称えてガッチリ握手を交わし、「僕の分もよろしくね!」と相手にバトンをタッチし僕はチャレンジステージの列に再び並び直しました。
【チャレンジステージ2周目】
1戦目 × 鏡ダークライEXテラキオンヤミラミ 0-4
相手は1敗後の2連勝中のようで、僕を倒せばプレミアステージに上がれる模様。場をオープンした時に相手のバトル場にいたのはテラキオンでした。「あ、ここで僕は負けたほうがいいのかな…」と考えつつも僕も残っている可能性に対して全力でかけたいと考え、「なるべく早くプレイングするんでよろしくお願いします!」と自分が出来る限り超高速でマニュタマの場を展開させました。
しかしながら、マニュタマはどうしても1ターン目にやらなきゃいけない綱渡りの動作があまりにも多すぎる為にどんなにプレイングが早くても時間が他のデッキよりもかかってしまいます。そのために負けてしまうかもしれない相手に対しても時間をかけすぎてしまいました。
そんな中、「只今、プレミアステージの定員が規定人数に達しました!」というアナウンスが…相手もそのアナウンスを聞いてガックリしてしまい、僕は無意識に相手に対して「すいません…」と謝ってしまいました。相手は僕が何も悪い事をしていなかったために「気にしないで下さい」と言ってくれたのですが、すごく申し訳なかったです。そして結果的に不利な相性差でこの試合には負けてしまいました。
自分がいくら八百長っぽいことは嫌いでも、余裕を持ってプレイできない大会形式に対して不満を持ちつつ、とりあえず3連勝をしてから出ようと思い3週目に臨みました。
【チャレンジステージ3周目】
1戦目 ○ ランドロスEXコバルオンEXコバルオン 6-0 (つばさパパさん)
お名前を拝見してどこかで見たことがある方だと思いきや、昨年のバトルカーニバルスプリング名古屋大会Bリーグ3位のお父さんプレイヤーでした。どうやら、お互いに今日は調子が振るわなかった模様です(笑)
対戦は相手がランドロスEXで厄介だなと思いつつも、バリヤードの妨害により思うようにマニューラを駆除できず、そのまま「ポケモンキャッチャー」でコバルオンEXを縛ったりして足止めをしつつフレア団のしたっぱでお茶を濁す。そして、最後は「しんかのきせき」がついたランドロスEXを「スケープゴート」で220Dを出して勝ちました。
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXシェイミEX 6-0
おそらく最近ポケカを始めたばかりであろうお姉さんプレイヤーでした。マニュタマのコンボデッキの1つ1つの動作に対して「すごーい!これって毎回180Dも出るんですね!」と驚いていた様子。
対戦自体は僕が心無い「スケープゴート」による猛攻で圧勝してしまいましたが、相手はこのマニュタマデッキにおける面白味を知り、楽しんで頂けたようです。「こんなに面白いデッキがポケカにはあるんですね!ありがとうございました!」と言ってもらえたのが素直に嬉しかった。やっぱりどんな形であれ「楽しむ」って大事なことですね。
3戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEX 6-0
対戦相手の名前に見覚えがあり、確かどこかの大会でクライマックスステージに進出していたプレイヤーでした。そして相手のデッキには最初のターンからトロピカルビーチが出てきて、(後から聞いた話では2枚搭載してあった模様です)「これは一筋縄じゃいかないな…」と考えていました。
と、思いきや、相手はポケモンを引かない&エネルギーを引かないの酷い事故を起こし、そのまま僕の心無い「スケープゴート」による猛攻で場のビリジオンEXを3体駆除し勝ってしまいました。
そんな中で僕のミステリーバトル1日目はチャレンジステージ敗退という形で終了しました。結果的にマニュタマでプレミア以上に行っても勝ちぬくことが出来たのかが怪しい所ではありますが、デッキの完成度には自信があったのでとても悔しかったです。
そして、僕、mepoさん、HKさん、本部長の中で一番良い成績を残せたのがプレミアステージ2戦目まで進んだHKさんだったため「流石すぎる!!」の一言に尽きました。やっぱり前日はわりと余裕をもって過ごしたほうがいいのかもしれませんね(笑)
僕個人としては「とてつもないスランプに陥っているのだろうか」と、もやもやしてしまう結果に終わってしまいました。バトカニ千葉大会2日目からクライマックスステージはおろかプレミアステージが遠く見えたんです。
こんな状況下では「自分はクライマックスステージに今も行ける!!」だなんて恥ずかしくて言えません。だからこそ、ゲームショー2日目は身の丈に合わせて「プレミアステージに進出する」のが僕の目標になりました。
チームとしては4位にレイネ君が入賞。初めてお会いしましたが、彼のプラズマデッキはとてつもない工夫がされていて非常に趣深かったです。僕もこういう差別化が図れるようなデッキチューナーになりたいと本気で思わされました。入賞おめでとうございます!!
そのままゲームショー1日目の後はチムLOLI夜会にてレイネ君の祝勝会!!後半はテーブルの真ん中を使って「レイネ君に挑戦!コーナー」が出来ていましたがこの日の彼は本当に持っていました。彼のプラズマはかなり強かったし、僕も勝つことが出来ませんでした。
そして、21時半頃に夜会を離脱して、宿泊先である地元の後輩ちゃんの家まで移動。後輩ちゃんは次の日も仕事だったのでそれに合わせてさっさと寝ました。初日の様子を見ると8時半頃に到着しても初卓に座れるだろうと感じ、、6時間ぐらい爆睡しちゃいました(^o^)
日付が変わり、ある程度の早起きをして無事に会場に到着してからのりPさん達と合流し並びながら2日目使用デッキの最終調整(デッキの中身の確認)が始まります。前日の夜会で僕が見せたもう1つの候補デッキにのりPさんのアイディアによって僕の既存のデッキにとてつもないスパイスが加わります。これが結果的に大正解でした。
そして、会場に入ってから合流した東北のプレイヤ―であるやまねと共に初卓に座り、僕のポケモンゲームショー2回目の挑戦が始まりました。
ポケモンゲームショー ミステリーカードバトル2日目 Bリーグ
使用デッキ:「ダークライテラキオン」
ミステリーカードがどんな効果か当日まで解らなかったために、不純物を2枚入れても大して支障が無いデッキを考えた時に組んだもう1つのデッキがダークライでした。しかしながら、ダークライデッキは皆さんも沢山考えたことでしょう。実際にその選択をした人も沢山いると思います。僕はこの日、ミステリーカードである「フレア団のしたっぱ」の影響により、いわゆる「ハンマータイム系のダークライ」が流行ると読んでいました。
それならば「基本エネルギーだけで構成されたデッキを作ろう」、「ミラー相手だけではなくプラズマにも有利を取れるようにテラキオンを積もう」というアイディアの元、みれさんが昨年公開された「ダークランドテラキ」のレシピを元に今回のポケモンゲームショーに向けたデッキを組みました。元デッキのレシピとランドロスEXが入っていない以外に大きな差は無いのですが、僕が選択したこだわりのACE SPECは「スクランブルスイッチ」でした。そして、のりPさんから直前に入れ知恵して頂いた「しんかのきせき」を多投するというアイディアによって2日目のデッキが完成したのです。
【チャレンジステージ】
1戦目 ○ シビビールレックウザEXライコウEXミュウツーEX 6-4
相手は愛知県から来た遠征プレイヤーのようで、前日に僕が愛知県のプレイヤーに負けてしまったことを伝えてみると少し喜んでいました。どうやら自分も負けられないと思ったのかもしれません。
相手がデッキをシャッフルした際にカードを誤って落としてしまい、「シビビール」が見えてしまいました。「あ、何のデッキかバレちゃいましたね(笑)」と言われてしまいましたが、申し訳が無い事にその通りです。そこでゼクビールなのかレックビールなのかを想像しながら、どのコンセプトにおけるシビビールでも刺さるプレイングを考えながらデッキをシャッフルしました。
じゃんけんは負けで後攻です。
結果的には「しんかのきせき」を脳内シュミレーション通りにダークライEXに張りながら、相手のドラゴンバーストを警戒し、テラキオンの「かたきうち」をからめながらレックウザEXをナイトスピアで駆除します。取っては取られての勝負ではありましたが、テラキオンを倒した時に取れるサイドは1枚で、サイドレース的にはかなり余裕のある対戦でした。
最後は手札に握っていたもう1枚のテラキオンから、「ポケモンキャッチャー、エネルギーつけかえ、闘エネルギー、かたきうち」と相手が不意に出してしまったライコウEXを呼び出して勝利。テラキオンが1枚しか入っていないであろうと匂わせるプレイングが成功した模様です。
2戦目 ○ プラズマ団(キュレム軸) 6-5
1回のマリガンで相手はアクロママシーンやブレンドエネルギーを見せ、「プラズマか…」と考えながら相手に対してアブソル、テラキオンといったアタッカーをどのように活用してゲームを制するか考えながらプランニングを行いました。
そして、じゃんけんにはまたもや負けました。
相手の初手はキュレムで最初のターンからアクロママシーンによるフロストスピアが飛んできます。こちらのバトル場はダークライのみだったため大した被害はなかったのですが、相手が次のターンにブリザードバーンを打ってくると考えると脅威です。
1ターン目からバリヤード、テラキオンなど相手にとって脅威であろうカードを並べつつ、アブソルとによる牽制と「しんかのきせき」による妨害のタイミングを伺ってプレイしました。しかし、驚いたことに相手は「ツールスクラッパー」を2枚も搭載していたんですよね…そして相手のACE SPECはダウジングマシン。結果的にスクラッパーは2回飛んできたのですが、ジャンクハントで1枚回収する隙が1回あったため、これが大きく勝負を分けました。
序盤に相手が猛攻を仕掛けようと試みたためか、後半にNを打ちこむと相手はピッタリ動きが止まります。そのまま「ポケモンキャッチャー」でデオキシスEXを縛って、ナイトスピアを連打しつつ、最後はテラキオンが「かたきうち」でボルトロスEXを倒して勝利。サイドレース的に相手は余裕があると思いこんだのかもしれませんが、Nが一番効くタイミングで打ちこまれたことが相当痛手となったようです。
3戦目 ○ ビリジオンEXミュウツーEXバッフロン 6-2
2戦目の対戦が30分以上かかってしまったために、プレミアステージの定員人数が間近に迫っていることをスタッフから聞かされました。相手はそれを察して早くプレイングを心がけようとしてくれますが、やはり対戦は一筋縄ではいきません。まるで昨日の自分を見ているようでした。
そして、やっぱりじゃんけんは負け。おいっ。
デッキ相性としてはバッフロンを上手く仕留めることができるなら、かなり楽な相手だったために勝負を勝ちに持っていくのは大変では無かったのですが、「しんかのきせき」などによるダメージ計算の妨害が痛手でかなり時間がかかってしまいました。そんな中でも相手は僕に対してかなり気を使ってくれて真剣ながらも早いプレイングを心がけてくれました。
そんな中、相手が諦めたのが最後のターンに打つ手が無くなった為に僕にターンを渡して、そのままダークライEXに付いていた闘エネルギーがエネルギーつけかえによってテラキオンについてランドクラッシュにより弱っていたミュウツーEXを「ポケモンキャッチャー」で呼び出し、そのまま倒して試合終了!!
急いでスタッフを呼び手を上げたところ、ラストの64人目としてプレミアステージの進出が決定しました。本当に危なかった… 対戦相手の人に心の底から感謝をし「頑張って下さいね!」とバトンを渡されて僕はプレミアステージの舞台へと脚を運びました。
ちゃんとやりましたけど正直な話、両手を上げて「3連勝!」なんて言える余裕なんてこの形式にはありませんって…
プレミアステージに到着するとそこで待っていたのはナナホシ杯3on3の時にチームを組んだぴっぴ君という東北のプレイヤーでした。彼は僕の高校の後輩でもあり、何と大学の後輩でもあります。そんな彼のデッキは「ダークライラッタ」という個性溢れる素敵なデッキでした。このデッキでプレミアステージまで勝ちに来るとは素晴らしい!!とお互いにプレミアステージまで来れた喜びを分かち合いハイタッチを決めました。
くじ引きの結果、僕の相手は初めてみる男の子との対戦でした、ぴっぴ君は反対側のブロックでお父さんプレイヤーと対戦のようです。お互いに2回戦で戦えるようにアイコンタクトを飛ばしつつ、僕は僕の勝負に臨みました。
【プレミアステージ】
1戦目 ○ カメックスケルディオEXミュウツーEX 6-5 (ヨッシーさん)
対戦前にシャッフルをしながらお互いに自己紹介をして準備を進めました。相手は僕のことをご存知だったようです。更にプレミアステージに至るまでに、1敗した後に怒涛の追い上げで3連勝を掴み取った模様です。そして、年齢は17歳とのこと…いくら年下とは言え油断は出来ません。前日に僕は12歳の子に負けていますから。
そのまま、負けるわけにはいかない対戦でもじゃんけんはやっぱり負け!!勘弁してくれ!!
場をオープンすると相手の場はゼニガメで絶望しました。そうです、このデッキはカメックスデッキを切っているのです。みれさんの元レシピとは違いミュウツーEXなんて入っていません。僕の中では邪魔だったので抜きました。相性的には最悪の相手です。「バリスタ来るな…ビーチ来るな…」と願いながらも相手は1ターン目からアララギはかせと自転車を多投しながら場を展開する素早いプレイングを行います。自転車構築の上にベンチにミュウツーが出てきて、トラッシュに水エネルギーしか落ちないところを見ると、相手のデッキにはバリスタが入っていないと読みました。更に相手は最初のターンにアララギはかせでエネルギー回収をトラッシュしてしまいました。この選択が最後の試合に大きく影響します。
対戦としては水エネルギーを大量につけたケルディオEXによるゴリ押しでダークライEXが圧倒されそうになります。そんな中、最初にエネルギー回収ソースを切っていたことを念頭に置いていた僕はダークライEXに「しんかのきせき」を貼りながら、殴るということを心がけました。狙いは序盤にきせきを貼ることで相手が余分に水エネルギーを貼る事を心がける為、場に水エネルギーを大量に張る事を促し、手札および山札に水エネルギーを無くさせ、トラッシュからは回収しにくくするという物です。結果的にこの作戦が最後の最後で活きました。
アタッカーはダークライEXのワンパンチの後にテラキオンとアブソルを絡めて2パンチでケルディオEXを綺麗に処理する戦法です。僕が勝つにはそれしかありませんでした。そのために山札に残っている闘エネルギー、つけかえ、ダークパッチの枚数管理はとても重要になります。最後の最後で相手に息切れさせることを狙っていました。
そうすると狙い通りに相手は最後山札を引ききってもケルディオEXに水エネルギーが1枚足りない状態でダークライEXを倒せずに最終ターンを終わらせてしまいました。そのまま僕が「ポケモンキャッチャー」でベンチにいたミュウツーEX呼び出し「ナイトスピア」で串刺しにして残り2枚のサイドを引ききって勝利です!!
僕はこの対戦でデッキ相性的に終始「負けるかもしれない…」という弱い気持ちが本当に拭えませんでした。その中でも一筋の光明にかけて綱渡りのプレイングを行い勝利できたこと、本当に嬉しかったです。
後日、ヨッシーさんから「朗さんのデッキは全然息切れしなかったです。綺麗に動いていたので凄いと思いました。朗さんと初めて会えて対戦が出来てよかったと思います。」とのありがたいお言葉を頂きました。これは僕にとって何事にも代え難い喜ばしい言葉です。本当にありがとうございました。
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXミュウツーEXバッフロントルネロスEX 6-2
反対サイドではぴっぴ君が敗退していました。どくさいみん光線によるコンボデッキではビリジオンEXは厳しすぎますよね…ということで僕がリアルかたきうちを行うべく、クライマックスステージをかけた試合が始まりました。
でも、じゃんけんにはやっぱり負けるんだよなぁ…
対戦内容としてはテラキオンとケルディオEXを迂闊にだすとゲノセクトEXの標的にされてしまうため、ダークライEXとアブソルを中心にアタッカーとして殴りに行き、ここぞという犠牲を出しても大丈夫なタイミングでテラキオンを絡めて「エネルギーつけかえ」からの「かたきうち」を行いました。
Gブースターを打たせる隙を作っても、ゲノセクトEXにワンパンチを与えておけばテラキオンやアブソルで処理できます。怖いのはダークトリニティからGブースターを回収した時のケアでした。となると、ビリジオンEXを起動させないための妨害として「フレア団のしたっぱ」というカードは相手の想像以上に強力なカードとなります。「ポケモンキャッチャー」で縛ったビリジオンEXへの「フレア団のしたっぱ」によるリムーブはかなり強力でした。
相手はビリジオンEX、ゲノセクトEXで中々殴れない中、ミュウツーEXやトルネロスEXを絡めてダメージを蓄積させてきます。しかしながら、「しんかのきせき」による妨害と「まんたんのくすり」による回復を搭載しているこのデッキには痛くも痒くもありません。そのまま場にダメージカウンターを大量に散りばめて、相手に対して常に自分のペースに乗せることが成功したために圧勝しました。
この瞬間、僕は悲願であったクライマックスステージ進出を果たしました。
自分がはまってしまっていたスランプから抜け出せたことに対する喜びと、チムLOLIのメンバーを信じて1つの成果を残せたことによる喜びで胸がいっぱいになり、トイレ休憩がてらステージを離れた際に、 「うおおおおおおおおお!!僕もクライマックス行ったぞー!!!!!!!」とチムLOLIの皆さんに伝えると、 「きたああああ」、「あなた持ってるよ!いける!!」、「がんばれ!無事故!」、「おめでとぉぉぉ!」、「きたー!!!」」という喜びの言葉が返ってきて、その場にいた皆さんと喜びのハイタッチを交わしてきました。
そして、デッキチェックが終わり色々と運営サイドからアレなことがありつつも時間を過ごし、クライマックスステージの舞台に座りました。(ここら辺は秘密日記で書きます)
クライマックスステージの舞台に向かうと同じようにバトカニ期間に苦渋を舐め続けていたアスター君もこの場に残ったことを確認し、互いに喜びのハイタッチ!!彼のようなポケカに対して努力を惜しまない頑張り屋な人がこういう舞台でクライマックスステージに抜けてくれると僕としてはすっごく嬉しいですね!!
くじ引きの結果、僕の対戦相手は赤銅の髪の青年になりました。挨拶がてら自己紹介をしつつ「東北から来た朗ですよろしくお願いします!」と伝えると、「あぁ、あなたが朗さんでしたか。いつもDN拝見していますよ」、「ありがとうございます。もしかしてあなたもDNユーザーの方ですか?」、「はい、『福沢諭吉』と名乗っています」、「あっ…あなたが諭吉さんでしたか…」といったように名前から受けるインパクトの時点で僕が負けていました…
【クライマックスステージ】
1戦目 × プラズマ団(キュレム軸) 3-6 (福沢諭吉さん)
6戦目にしてやっとじゃんけんに勝てました!!
「ここに来るまで僕1回もじゃんけんに勝てなかったんですよー」、「えっ、その相手に負けた僕って相当ヤバイんじゃないですか…?」と話していると、隣でその会話を聞いていたチームアチャモのY田君が「その理論は正しい(笑)」と突っ込んでくれました\(^o^)/
こちらの先行で相手のデッキはデオキシスEXスタートによりプラズマ団ということはわかっても、諭吉さんのデッキは普通のプラズマ団と比べると「何か」がおかしかったです。相手のレシピを見ればわかると思いますが対戦中にボルトロスEXが真っ先に出てきませんでした。そして、その流れでバリヤードまで登場して流石に動揺を隠しきれませんでした。
とはいえ、チャレンジ2戦目でもプラズマとは対戦しているので駆除の流れは頭の中に入っています。サイドレースでボルトロスEXを狩ることが出来ないのならば、真っ先にバリヤードを駆除して、ダークライEXとアブソルによる速攻をしかけましょう。テラキオンは非EXアタッカーのカウンター要員としてつけかえを込みで殴るタイミングを見計らって出しましょう。この試合で最も重要になるのは相手のかるいし&ポケモンいれかえの残り枚数。仮にかるいし2枚、いれかえ3枚と予想する。最後は、Nを打つタイミングでデオキシスEXを縛って全て串刺しにしながら勝ちに行こうという作戦を練りました。
ボルトロスEX抜きで場を展開するために相手はアクロママシーンを多用したことで、サイドにプラズマエネルギーが落ちていることを早い段階で僕に解らせてしまいました。となると、エネルギーを付け辛くするために相手の場をかき乱すプレイングを心がけました。ただ、後半になってボルトロスEXが現れたので、「あ、入ってたんだ。でも、このタイミングで出すってことは1枚しか入っていないんだろうな。よし、どこかでかたきうちで駆除してしまおう」と考えるも、最後の最後に彼はとんでもない切り札を手札に忍ばせていたのです。
それはラスト2ターンで手札から現れたランドロスPsでした。その上に手札からシルバーバングルを貼られて、きせき込みでも一撃でダークライEXを葬ることができる準備をこの時点でされてしまいました。僕はそいつを見た瞬間に思わず「ゲッ!!」って声に出してしまったんです。それぐらいのレベルで動揺してしまいました。
この時に僕が真っ先に考えてしまったことは、「アララギはかせを打って、サイドを引いてどうにかして手札を増やして『じんつうりき』ができないようにしよう。じゃなきゃ、この試合に負けてしまう!!」と焦って冷静な判断が出来なくなってしまいました。その焦りが実際に表れ、僕はここでとんでもないプレミスをしてしまったのです。
「エネルギー加速をされて長期戦になったら負けてしまう!!」と気持ちが先走り、「ポケモンキャッチャー」でボルトロスEXを呼び出して、テラキオンに「エネルギーつけかえ」で悪エネルギーを移動し、闘エネルギーを貼って「かたきうち」を宣言してしまいました。
その瞬間に隣で見ていたY田君から「それかたきうち出来ないでしょ?ヤミラミはどくさいみんで気絶したんじゃん」とツっ込まれた瞬間に
頭が真っ白になり「あーっ!!やっちまったー!!」と、頭を抱えて声に出してしまいました。
そうです、前のターンにバトル場にいたヤミラミはデオキシスEXのラセンフォースとどくさいみん光線のどく状態によってきぜつしたのです。よって、相手ポケモンのワザできぜつしていないために、かたきうちの追加効果は得られません。そんな初歩的なミスをこの舞台でしてしまいました。
いや、恥ずかしい話なんですが、実はこのミスはポケモンゲームショーの1週間前に参加したサニランのジムチャレでやまね相手に全く同じ事をしています。つまり、かたきうちの効果を勘違いしていた(忘れていた)んです。
とはいえ、巻き戻しなんてこんな真剣な舞台で出来るわけが無いし、自分の不甲斐なさで頭がいっぱいいっぱいになって「すいません!!いいです、いいです!!かたきうちで60Dでお願いします!!」と顔から火が出るくらい恥ずかしがりながらも相手に宣言し、返しのターンで相手はアクロマを使用し、山札を全部引ききって残り1枚のポケモンキャッチャーを使用してベンチのバリヤードを呼び出しライデンナックルをかましてサイドを取りきり勝利しました。というか、このミス抜きにしてもキャッチャーが残っていたんだから、どっちみち負けていたんでしょうね…
彼のレシピを後から拝見したのですが、対戦中にどくさいみん光線1枚、ボルトロスEX1枚、など相手のデッキレシピを頭の中にほとんど描けていたのに、Psランドロスの登場で自分がこれほどまでに混乱するとは思いませんでした…とにかく本当に恥ずかしかったです…
こんなくだらないミスはありましたが、お互いに本気でいっぱいいっぱい考えてぶつかり合えたこの試合はものすごく楽しかったと思います。後日に彼からも「ここ最近で一番頭を使ってプレイしました。ポケカしてるというより将棋している気分だったかな。私的にもすごい楽しい試合でした!」と言って頂き、負けたとはいえこういった素敵な言葉を頂けて嬉しかったです。
ちなみにこの日にチムLOLIで唯一クライマックスステージに進出できたのは僕だけでしたが、そのような大チャンスをこのような形で逃してしまったことは本当に悔しかったですね…とはいえ、自分の実力及び努力不足が露呈した結果ではあったので確かに得られる物はありました。やっぱり、僕が表彰台に上るにはもっともっと精進しないといけないようです。もう何ていうか頑張る、超頑張る。
そして、クライマックスステージを去った後に運営サイドに対して再びこれほどまでにないぐらい憤りを感じるアレなことがありつつも、2日目の決勝戦を見てとても良い形で優勝者が決定し、後味が良く僕はポケモンゲームショーを終わらせることができました。いやぁ、「フレア団のしたっぱ」は素晴らしいカードでしたね!
会場を去った後に、その場で居た有志の東北勢(僕、やまね、うる君、てぃあ君、江戸川君とチムLOLI勢(Nムラーさん、HKさん、ドラゴラーさん)で「戦略的ミーティング」という名の打ち上げ(飲み会)を行いました。東北勢と関東勢の交流ってなかなか無い機会だったので、すっごく楽しかったです。
ところで、ドラゴラーさんがBKB(カメックスケルディオEXブラックキュレムEX)の話題になった瞬間に「BKBはバンクーバーのBや!!」 と言っていたようですが、それは何だったんでしょうね…Vancouverとは。
打ち上げが終わった後は、それぞれの帰る場所に向かって帰路に着きました。僕は後輩ちゃんの家に戻った後に仕事終わりの彼女に対し、家にある材料でご飯を作らなければならないという使命があったため、サッとパスタソースを作って振る舞っていました。
彼女はまさか自分の家にあるメープルシロップを使ってパスタソースを作るだなんて夢にも思わなかったようで、作った料理を食べながら「何これ!!せーさん(僕のこと)の料理超美味しいんだけど!!」と言ってペロリと平らげてくれました。どうやら、ご満足頂けたみたいです。彼女もお腹いっぱいになり寝る準備を済ませて、2人とも疲れていたみたいなので、そのまま寝ちゃいました。
(※ちなみに後輩ちゃんの家に泊りに行ったことは僕の彼女さん公認ですのでご安心ください←)
次の日には午前中に後輩ちゃんの家を出発して、ななはちやさんに寄ってから、新宿から高速バスに乗って、無事に夜仙台に到着しました。色々と楽しい遠征だった!!
そんな感じで僕のポケモンゲームショー遠征は終わりました。チムLOLIメンバーとしてはまだ駆け出しの自分ではありますが、自分に対して期待をしてくれる方々のためにも、僕個人の目指している目標のためにも、1つでも上の成果を残せるように、今後とも精一杯ポケカに対して精進します。
遅くなってしまいましたが、チムLOLIを始めとしてこの期間お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!!次は今月のみらチャン杯でお会いしましょう!!
そして、レポートを最後まで読んで下さった皆さんありがとうございました!!\(^o^)/
#78 ポケモンゲームショー2日目 個人結果
2013年8月18日 イベントレポート コメント (14)使用デッキ「ダークライテラキオン」
《チャレンジステージ》
1戦目 ○ シビビールレックウザEXミュウツーEX 6-4
2戦目 ○ プラズマ団 6-5
3戦目 ○ ビリジオンEXミュウツーEXバッフロン 6-2
ラストの64人目でプレミアステージ進出決定
《プレミアステージ》
1戦目 ○ カメックスケルディオEXミュウツーEX 6-5
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXミュウツーEXバッフロントルネロスEX 6-2
悲願だった5回目のクライマックスステージ進出決定
《クライマックスステージ》
1戦目 × プラズマ団 3-6 (福沢諭吉さん)
シルバーバングルを身につけたPsランドロスとバリヤードに
自分のペースを見出されたためか普段ならありえないとんでもないプレミスをしてしまいました。
他の人もやらかしてしまうようなミスですがこういった場でやらかしたのはこれが初めてです。
しかしながら、そのプレミス無しでも負けだったようなので納得の敗戦でした。
内容としてはすっごく楽しい試合だったので本当に良かった!!
詳しいことは明日以降、仙台に帰ってからレポートで書きますのでお楽しみに\(^o^)/
《チャレンジステージ》
1戦目 ○ シビビールレックウザEXミュウツーEX 6-4
2戦目 ○ プラズマ団 6-5
3戦目 ○ ビリジオンEXミュウツーEXバッフロン 6-2
ラストの64人目でプレミアステージ進出決定
《プレミアステージ》
1戦目 ○ カメックスケルディオEXミュウツーEX 6-5
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXミュウツーEXバッフロントルネロスEX 6-2
悲願だった5回目のクライマックスステージ進出決定
《クライマックスステージ》
1戦目 × プラズマ団 3-6 (福沢諭吉さん)
シルバーバングルを身につけたPsランドロスとバリヤードに
自分のペースを見出されたためか普段ならありえないとんでもないプレミスをしてしまいました。
他の人もやらかしてしまうようなミスですがこういった場でやらかしたのはこれが初めてです。
しかしながら、そのプレミス無しでも負けだったようなので納得の敗戦でした。
内容としてはすっごく楽しい試合だったので本当に良かった!!
詳しいことは明日以降、仙台に帰ってからレポートで書きますのでお楽しみに\(^o^)/
#77 ポケモンゲームショーの個人結果簡易レポ
2013年8月17日 イベントレポート取り急ぎ今日の簡易的なレポートを書かせて頂きます。
使用デッキ:マニューラタマタマ
《1周目》
1戦目 ○ 鏡エンペルトキングドラ 6-1
2戦目 ○ ダークライEXミュウツーEXケルディオEX 6-0
3戦目 × マニューラタマタマ 5-6
《2周目》
1戦目 × 鏡ダークライEXテラキオンヤミラミ 0-4
《3周目》
1戦目 ○ ランドロスEXコバルオンEXコバルオン 6-0
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXシェイミEX 6-0
3戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEX 6-0
結果:時間切れによりプレミアステージ進出ならず
1周目のミラーマッチでキーカードの1枚を残り山札9枚の中から引けば勝ちという場面で、アララギはかせを使用して引けずに負けてしまいました。
物凄く悔しかったのですが、対戦自体はスーパー面白い内容にだったので「楽しかった!!ありがとう!!」としっかり握手を決めてきました。
ミステリーカードであるフレア団のしたっぱを見た瞬間に「このデッキなら行ける!!」と確信しただけあって悔しさはとてつもなかったです。
メタ外の地雷デッキでミステリーカードバトルに衝撃を与えようと考えていましたが、まだまだ実力不足のようです。
明日はせめてプレミアステージに進出できるように良い意味で適当に頑張ってきます(`・ω・´)
使用デッキ:マニューラタマタマ
《1周目》
1戦目 ○ 鏡エンペルトキングドラ 6-1
2戦目 ○ ダークライEXミュウツーEXケルディオEX 6-0
3戦目 × マニューラタマタマ 5-6
《2周目》
1戦目 × 鏡ダークライEXテラキオンヤミラミ 0-4
《3周目》
1戦目 ○ ランドロスEXコバルオンEXコバルオン 6-0
2戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEXシェイミEX 6-0
3戦目 ○ ビリジオンEXゲノセクトEX 6-0
結果:時間切れによりプレミアステージ進出ならず
1周目のミラーマッチでキーカードの1枚を残り山札9枚の中から引けば勝ちという場面で、アララギはかせを使用して引けずに負けてしまいました。
物凄く悔しかったのですが、対戦自体はスーパー面白い内容にだったので「楽しかった!!ありがとう!!」としっかり握手を決めてきました。
ミステリーカードであるフレア団のしたっぱを見た瞬間に「このデッキなら行ける!!」と確信しただけあって悔しさはとてつもなかったです。
メタ外の地雷デッキでミステリーカードバトルに衝撃を与えようと考えていましたが、まだまだ実力不足のようです。
明日はせめてプレミアステージに進出できるように良い意味で適当に頑張ってきます(`・ω・´)
※初めに
大変申し訳ありませんが、今回のイベントレポートは歴代最長の記事です。
徹夜でレポートを書いた結果これほどまでに長い日記になってしまいました。
詳細を鮮明に思い出した揚句にこの長さになってしまってことをどうかお許し下さい。
時間がある時にじっくり読んで頂けることをオススメします。
おはようございます、朗です。先日のナナホシ杯に参加された皆さんお疲れ様でした。
既にナナホシ杯公式アカウント(http://nanahoshicup.diarynote.jp/201307152056397470/)が報じている通り、世界戦を意識した環境で行った今大会の結果は以下の通りになりました。
優勝 聖さん(ランドロスEX・ミュウツーEX・ビクティニEX・ダストダス)
準優勝 イマクニ?4積みは基本!!さん(ギギギアル・コバルオンEX・コバルオン)
3位 カビゴンEXくん(カビゴン単)
4位 てぃあさん(ボルトロスEXPs・デオキシスEXPs・キュレムPs)
準優勝した「イマクニ?4積みは基本!!」って誰だよってお話ではありますが
その正体は私、朗です。
東京のみらチャン杯、名古屋の金ギャラ杯などあちこちで話題を呼んでいる、世を偲ぶ仮の姿である偽名による名前構築の強さに興味を持ち、僕も試してみました。「サタンさん」こと葱、「本気のダスト使い」ことリマさん、「勝ったらボウズ」ことアキラさんなど優勝という素晴らしい結果を残している方々も沢山いらっしゃるとのことだったので、僕もそれにあやかりたくなりまして(笑) しかしながら、僕はこういったネタを考えるのはわりと苦手なので、この1週間はデッキ構築、調整よりも名前構築に特に力を入れました。そこで僕が出した答えは「イマクニ?」です。
皆さんもご存知の通り、EBBにてイマクニ?が14年ぶりに採録しました。この情報が出回った時に僕のツイッターアカウントであるねこわる(nekowaru_chan)によるつぶやきが、思いのほか反響があったみたいなので「僕がナナホシ杯を勝つ為にはこのネタ(イマクニ?)しかない!!」と思い、「イマクニ?は4積みして何ぼ!!」ということで名前の構築はこれに決定。(ちなみにその期間につぶやいたイマクニ?ネタは以下の通りです)
ねこわる@8/3 Flying Son @nekowaru_chan 7月11日
BW環境になってポケモンカードの世界にイマクニ?が再び現れたのは、なぐってドロン、どくさいみん光線に対する最後の切り札になるための伏線だったのか…流石、株ポケは商売が上手いなぁ。
ねこわる@8/3 Flying Son @nekowaru_chan 7月11日
ミカルゲやゴチルゼルによるグッズロックでも、ダストダスによる特性ロックでも解除できないロックをいとも簡単に外してしまうイマクニ?さんマジパネェっす。
ねこわる@8/3 Flying Son @nekowaru_chan 7月11日
「クッ…俺はゴチアギの前では仲間を見殺しにすることしかできないのか…」
(…力が欲しいか?)
「誰だっ!?山札から俺の脳内に直接っ!!」
(我が名はイマクニ?…お前の仲間を呪縛から解き放ってやろう…山札を引くがいい…)
「…自分のバトルポケモンをこんらんに…これだっ!!」
ねこわる@8/3 Flying Son @nekowaru_chan 7月11日
(14年前)
「イマクニ?なんて使えないカードじゃん」
「自分のポケモンをこんらんって意味あるの?」
(現在)
「ヒードランが強化されるじゃん!!」
「これってゴチアギのロックも解除できる!!」
「特性がロックされても使えるのってすごくね?」
「ポケモンカードの歴史を感じる…」
ちなみに今回選択したデッキは「ギギギアルEXコバルオンEXコバルオン」です。ナナホシ杯に向けて世界戦レギュレーションに合わせたデッキを8つほど組んだのですが、最後の最後まで本命のとあるデッキを煮詰めた結果、ナショナルで優勝したゴチアギには勝てても他のメタデッキに勝てないという不安要素が最後まで拭えずに自分の背中を押す物が無かったために、自分が最も構築とプレイングに自信があったギギギアルを使用しました。ちなみにギギギアルはバトルカーニバルシーズンの僕の候補デッキでもあったので、実は使用期間はかなり長かったです。だけど、表向きに使用したのはバトカニ前日のななはち屋だけだったり。
そして、今回は調整相手としていつも通りのHKさんに加えて、去年のWCS日本代表であるmepoさんと共に調整させて頂きました。HKさんはポケカガチ勢からゲームガチ勢になりつつあるそうなので、ナナホシ杯1ヶ月前から2週間前まではHKさん、1週間半前から直前までは世界大会に自費で行くmepoさんを中心に調整です。お忙しい中で調整に付き合って下さったお二方には感謝です!!
さて、これよりナナホシ杯の対戦レポートを書かせて頂きます。
【第4回 七夜の願い星カップ 大会形式】
予選:スイスドローオポネント方式5回戦 スタンダード・サイド6枚戦(制限時間30分)
決勝:トーナメント方式 スタンダード・サイド6枚戦 (制限時間30分)
⇒決勝戦と3位決定戦のみ、3ゲーム2本先取のマッチ制(制限時間60分)を採用
※予選と決勝でのデッキ変更は不可
レギュレーション:ポケモンカードゲームBWシリーズ以降(BW1~BW8)
予選リーグはスイスドロー形式で5戦行い、勝敗数、オポーネントの結果により、上位8名を決勝トーナメント進出者として決定する。⇒うち1名は、小学生以下の参加者の成績上位1名とし、残り7名は中学生以上の成績上位から選出される。
【予選リーグ】
1回戦 6-1 ○ ダークライEXアブソルシェイミEXテラキオンコバルオンケルディオEXヤミラミ(風羽さん)
3月から北海道に引っ越して久々にお会いすることになった風羽さんです。風羽さんは去年までカナダに留学していた方で、去年のカナダで行われたビクトリーカップで2位に輝くという快挙を成し遂げた宮城が誇る強豪プレイヤーです。
デッキはプリズム構築のダークライバレットです。コバルオンEXによるホーリーエッジでプリズムエネルギーを剥がすタイミングが重要になると考えギギギアルPsを最優先で立てた後に、キャッチャーでアブソルを呼び出しながらコバルオンEXによるはがねのだんがんを絶やさないこと、アブソルによるマインドジャックの打点を制限するためにベンチは極力出さないというプレイングを心がけたところ無事に圧勝できました。正直、デッキ相性による勝利が大きいのでこの対戦に関してはあまりコメント出来る内容がなかったです。
2回戦 2-6 × キュレムボルトロスEXデオキシスEXアブソル (てぃあ君)
1戦目が終わった後に対戦表の組み合わせが発表された時に、名前が長すぎて勝ち点数が枠をはみ出して表示されないというトラブル発生…名前が長すぎるあまり「長くて言うのが面倒なんだよなぁ…」とカイリさんにも何度も言われました…本当にすいませんでした\(^o^)/
相手はナナホシ杯の前まで名前構築を相談し合っていたてぃあ君でした。彼は直前まで良い構築が思いつかなかったために、そのままの名前で出たようです。彼の次回の名前構築には期待ですね!!
試合はてぃあ君が先行を取り、1ターン目からデオキシスEXを置いた状態でキュレムのフロストスピアが僕のバトル場のコバルオンEXに打ちこまれます。どこかのタイミングで「このコバルオンEXが即やらるとまずい」と感じ、僕は手札にあったまんたんを使用しました。そのまま鋼エネルギーを前に張って、後ろにコバルオンEXを置き、ホーリーエッジでブレンドエネルギーを剥がします。
2ターン目、相手はボルトロスEXを使用してライデンナックルを絡めながらコバルオンEXにダメージを蓄積させて、キュレムにエネルギーを付けて殴ってきます。返しのターンに僕は手札にあったアララギはかせを使用する前にダウジングマシンを使用し、再度まんたんのくすりを使用。そのままギアルを1枚とコバルオンEXを並べつつ、前に鋼エネルギーを貼って、ホーリーエッジでボルトロスEXに30D。
3ターン目、相手はキャッチャーでギアルを呼び出して、デオキシスEXとキュレムがもう1体ずつ置かれNを打ちこまれる。この時に手札に握っていたプラスパワーが流されたのがすっごく痛かった…しかしながら、幸運なことにどくさいみん光線を引かなかったようで、そのままフロストスピア50Dでギアルが生き残る。その返しのターンでNで握った手札からアメを使用しギギギアルPsが立ってプラズマスチールが機動。そのままアララギを使用して、ギアルを2体並べながらホーリーエッジで相手の無傷のキュレムに60Dが乗って、プリズムエネルギーが剥がれます。
4ターン目、相手はキャッチャーで後続のギアルを呼び出してから、どくさいみん光線を絡め、キュレムにエネルギーを貼り、フロストスピアでギアル1体をきぜつさせて、ギアルに30Dを乗せてきました。僕は返しのターンに後続のコバルオンEXに鋼エネルギーを貼り、アクロマで9枚ドローによりプラスパワーを強気に引きに行くプレイング、だが残念ながらプラスパワーを引き当てることは出来ず、エネルギーを剥がしながらも相手のキュレムに120Dが乗ったまま放置させてしまうという最悪の事態発生。
5ターン目、相手は後ろのキ60Dキュレムに基本水エネルギーを貼って、コバルオンEXにフロストスピアを打ちこむと同時に後ろのギアルを狙い、そのまま2体目のギアルがトラッシュへ。返しのターンに、僕はギアルとコバルオンEXを出してからホーリーエッジで前のキュレムを駆除。
6ターン目、相手はお互いのトラッシュを見ながら僕に「すいません、少し考えます」と断りを入れて2分ほど考える。時間制限もあったので1分50秒ほど経過した頃に「ごめん、ちょっとだけ急いで」と伝えて、相手が数秒後に行動開始。あろうことが、僕が囮に設置したギアルを狙わずにデオキシスEXを出した後に、タチワキどくさいみんブリザードバーンでコバルオンEXを激破。これは正直、僕にとって一番やられたくないプレイングでした。「もう1体のコバルオンEXがやられたらもう後がない!!」とプレッシャーをかけられながらも、後ろに無傷のコバルオンEXを出して鋼エネルギーを貼り、ポケモンいれかえで交代。そのままフウロでプラスパワーを持ってきて、ホーリーエッジで何とか前のキュレムを気絶させる。
7ターン目、相手はキュレムを出しつつバトル場のボルトロスEXによるライデンナックルでキュレムへ基本水エネルギーを付けるという、僕にとって最も嫌な手を呼べる手を打ってくる。僕は返しのターンにやっとの思いでギギギアル(ギアチェンジ)を立てるも、キャッチャーなんて代物は無く、ギリギリで引き当てたNにかけるもキャッチャーは引けずに、ヘビーバレットによるキュレムの処理方法が叶わず、ボルトロスEXにはがねのだんがんを打ちこむ。
最終ターンである8ターン目に、相手はサポーターを使用し、どくさいみん光線とアクロママシーンとプリズムエネルギーを引き当ててコバルオンEXにブリザードバーンを打ちこんで勝利。
うん、正直、本当に参った。てぃあ君は僕にとって一番困る手をしっかりと確実に行動に移してきました。その結果、僕が自分のペースに相手を乗せるつもりか、結果的にてぃあ君のペースに僕が乗せられてしまいました。ここまでお互いに頭を使って、本気でぶつかり合える真剣勝負が出来るのもナナホシ杯だからこそ!!
ちなみに2分ほど思考フェイズがあったのは絶対に負けられない試合であるからこそ、仕方ない事だと思います。おそらくどんなにプレイングの判断処理能力が人一倍早い僕の立場でも、いつも以上に考える時間は増えると思います。一手でも間違えれば大惨事に成りかねない勝負ですからやむ負えないことでしょう。その中で彼の「すいません、ちょっと考えます」という一言のクッションは相手に対するとても紳士的な配慮であり、その中で彼は僕に対して本気の姿勢で応えてくれました。
ということで先に述べておきますが、上記の理由を元に僕個人からのグッドマナー賞を彼に対して送らせて頂きました。対戦が終わった後はお互いの健闘を称えてしっかりと熱い握手を交わし、お互いに対戦が楽しかったという気持ちを分かち合いました。
3回戦 6-2 ○ ダークライEXミュウツーEXアブソルゾロアークバッフロンヤミラミ(M田さん)
先行を取り2ターン目からギギギアルPsを立ててプラズマスチールを立てながらポケモンキャッチャーでアブソルなどダークパッチで悪エネルギーをつけられると厄介なポケモンを率先して呼び出しながら、バトル場に悪エネルギーを付けさせるのを誘い出すプレイング。
1戦目同様にベンチに出すポケモンの数を控えめにしてアブソルの打点を悪のツメ込みでも調整しながら、アブソル×2、バッフロン、ヤミラミ、ダークライEXを順当に狩っていってそのまま勝利。
4回戦 6-0 ○ キュレムボルトロスEXデオキシスEXアブソルケルディオEX(ちゃきちゃん)
初手コバルオンEXで先行でギアルを2体並べらながらトロピカルビーチで展開するという理想的な展開を行い、2ターン目にギギギアルPsを立てプラズマスチールが発動。あとはキュレムとアブソルを順当に狩っていってサイドを引ききって勝利。
5回戦 0-1 × キュレムボルトロスEXデオキシスEXアブソルケルディオEX(カズヒックさん)
カズヒックさんが先行を取りキュレムスタート、僕は通常コバルオン単です。ドローをしてからフウロを使用し、「ガンガン行こうぜ!!」と言いながらどくさいみん光線を持ってきて、タチワキシティジムを張り、アクロママシーン、ブレンドエネルギーからフロストスピアを打ってコバルオンに60Dが乗せられる。
返しのターンでドローした後に少し考える「フウロ、鋼エネルギー×2、N、アメ、まんたんのくすり、ギギギアル」だったために、Nを使用することでヘビーボール、ハイパーボール、ギアル、コバルオンEXなどのたねポケモンを出せるリソースを引きに行き、尚更トロピカルビーチを引いてタチワキシティジムを割れたらラッキーということで、まんたんのくすりを使用し、鋼エネルギーを張って、たねポケモンを引く確立を上げてからNを使用する。
しかし、この時に引いた手札が「ギギギアル、ギギギアルPs、アメ×2、アクロマ、アララギはかせ」という、負けがほぼ確定してしまう手札だったために相手にターンを渡す。そのまま、キュレムにエネルギーがついてブリザードバーンを打たれて試合終了。
試合が終わった後に相手に手札を見せると「あちゃー…」と苦笑い。ただ、Nでたねポケモンを引きに行くという自分のプレイングが間違いだったのかをその試合の後に共に検証してみるも、どんなに考えても「結果論」という言葉で片付けることが出来てしまうために答えは出ませんでした。
フウロでヘビーボールを持ってきてギアルを取るのか、ハイパーボールを持ってきてコバルオンEXを取るのか、この2通りが考えることができるんですが、ギアルではキャッチャータチワキフロストスピアで倒されてしまう可能性もあり、コバルオンEXではギアルを立てられる可能性が低いため、ゲームを先まで見通した結果を瞬時に弾き出してNを使いました。これで結果として負けてしまったのは、後悔しても仕方が無いことなんですよね。
ということで、この話は引きずってしまうと自分が今後の対戦に支障が出てしまうために、そこで終わりにして、オポ差で決勝トーナメントに上がれる可能性があったために、隣でフェムトさんに敗北してしまったてぃあ君と共に予選の結果発表を待ちました。
そのまま7位として第2回の14位に引き続きギリギリで予選を突破!!共にビクビクしていたてぃあ君と共にハイタッチを決めて喜びを分かち合うと共に、決勝トーナメントでのリベンジを誓いました。
決勝トーナメントの組み合わせは世界戦と同じく方式で、順位が合計「9」になる物同士の組み合わせです。そのまま、2位のフェムトさんが対戦相手として決定し、僕のナナホシ杯3度目の決勝トーナメントが始まりました。
【決勝トーナメント】
1回戦 6-1 ○ カメックスケルディオEXブラックキュレムEX(フェムトさん)
第1回、第2回のナナホシ杯で対戦し、いずれも僕が敗北したフェムトさんとの対戦でした。ちなみにフェムトさんは今シーズンのバトルカーニバル千葉大会 Bリーグでもベスト8に輝くなど、安定的な成績を残されています。
今回のデッキはギギギアルvsカメケルバリスタということで僕が有利。しかしながら、相手は一筋縄ではいかないフェムトさんです。前回までのナナホシ杯で彼が使用していたカメケルの事を考えると、おそらくビクティニなどが入っていない構築だと推測していたので、おそらくそのまま有利であろうと信じ対戦に臨みました。
こちらが先行を取りコバルオンEXスタートからギアルを3体並べてトロピカルビーチを出して理想的な展開で相手にターンを渡す。相手はバトル場にケルディオEX、ハイパーボールなどを使用してゼニガメを2体を並べながら、アララギはかせを使用して手札を充実させながらケルディオEXをもう1体出して、ビーチを使用して負けじと展開してきます。
2ターン目、ギギギアルPs、ギギギアルを立てて、ギアチェンジとプラズマスチールを使用しながら、コバルオンEXも3体出し、鋼エネルギーを張ってはがねのだんがんを打ちこむ準備を行う。しかしながら、この時にヘビーボールでデッキの中身を確認してみるともう1枚のギギギアルPsと通常コバルオンがサイド落ちしていることが発覚。だが、すごいつりざおは落ちていなかったために、いつでもギギギアルPsが倒されてもいいように後続として1体ギギアルを立てる事を決めました。そのままホーリーエッジは使わずにビーチで手札を膨らまして準備。
返しのターンで相手はカメックスを2体立てるもギギギアルPsを殴るにはエネルギーが十分揃わない様子。ということで、ばくりゅうでエネルギーをカメックスに充足しつつビーチで手札を膨らましていく。
3ターン目、鋼エネルギーがコバルオンEXに3枚揃ったことではがねのだんがんによる攻撃を開始。相手はケルディオEXをかけつけて後続のケルディオEXへ入れ替えて再びビーチ。
4ターン目、鋼エネルギーを場に手貼りで増やしてもう1体のケルディオEXにはがねのだんがんを打ちこむ。その返しのターンに試合が動きました。フェムトさんはあろうことか、キャッチャーでギギギアルPsを狙わずにギギアルを呼び出し4エネ(うち1枚はブレンドエネルギー)がついたカメックスでハイドロポンプでサイドを先制。
5ターン目、僕はギギギアルPsが立てられる準備が整っていないことを把握していたので、とりあえず鋼エネルギー貼ってギアチェンジで場にエネルギーを散りばめ、プラスパワーを使用しホーリーエッジで40Dとブレンドエネルギーを剥がして相手にプレッシャーを与えます。こうすることではがねのだんがんの圏内にカメックスを入れられますからね。この手により、相手はカメックスへエネルギーを思ったように貼れなくなったため前のカメックスに1枚、後続のカメックスにエネルギーを2枚貼りつつハイドロポンプで100DをコバルオンEXに乗せてきます。
6ターン目、この時に一番やりたかったことはサイドからギギギアルPsを救出することだったので、前のコバルオンEXの鋼エネルギーをベンチに動かしてまんたんのくすりを使用し、キャッチャーで手負いのケルディオEXを呼び出してから、ギアチェンジで鋼エネルギーを再びバトル場のコバルオンEXに動かして、はがねのだんがんを打ちこみケルディオEXを処理。というか、下手にトラッシュへ水エネルギーを落としてしまうと、カメックスの打点を上げやすくなるきっかけを能動的に作ってしまう結果となり得るので、先にケルディオEXの処理から心がけることにしました。そして、この作戦が成功しサイドからギギギアルPsを回収することに成功。相手はギギギアルPsをキャッチャーで呼び出して縛りつつ、ハイドロポンプでダメージを与えてきます。
7ターン目、僕はポケモンいれかえを使用して、コバルオンEXと交代。そのままギギギアルにまんたんのくすりを打ちます。そのまま、キャッチャーでケルディオEXを呼び出し4枚目のサイドを取りに行きます。しかしながら、残りの2枚のサイドに切り札アタッカーの通常コバルオンは引けず。相手は、先ほどと同じようにキャッチャーでギギギアルPsを呼び出して前のカメックスにエネルギーをつけようと心掛けますが、思うようにいかずに後続のカメックスを育てることに専念。そのままハイドロポンプで100Dを打ちこまれる。
8ターン目、僕は当然の如くポケモンいれかえでコバルオンEXを出し、まんたんのくすりでギギギアルPsを回復。しかし、この時点で通常コバルオンと2体目のギギギアルPsを使用するのは不要と判断し、4体目のコバルオンEXを場に出して、合計7枚の鋼エネルギーが場に散りばめられた状態でカメックスをはがねのだんがんで倒します。これで残りのサイドは1枚。この時に引いたのが通常コバルオンだったかと。返しのターンで相手はとりあえずコバルオンEXにハイドロポンプで100Dを当てる。
9ターン目、僕はポケモンいれかえでコバルオンEXを後続かつ無傷の物と交代し、ギアチェンジでバトル場にエネルギーをシフトしてからコバルオンEXではがねのだんがんを打ちこむ。返しのターンでカメックスにまんたんのくすりを使用して回復されるも、エネルギーの供給が十分に追いついていないためにそのまま5エネのカメックスがコバルオンEXを殴ってきます。
10ターン目、僕はフウロから持ってきたかるいしを使用して先ほどと同様の工程を行い、無傷のコバルオンEXではがねのだんがんを打ちこむ。その返しのターンに相手が打つ手が無くなったために投了し、最後のターンにはがねのだんがんを打ちこんで僕が勝利しました。
この対戦では相手の動きを制限しながら、自分の持っているリソースを最大限に活かすプレイングを心がけたため、この対戦での僕のプレイングはかなり強かったと思います。最終的にコバルオンEX×4、ギギギアルPs、ギギギアル、鋼エネルギーが8枚も散りばめられた僕の場は、まさに「ギギギアルの固さ」を象徴するかのような物だったと思います。
対戦を見ていたM田さんからフェムトさんに対して、「ここまでやると気持ち悪くなってくるよなぁ(笑)」と言われてニヤリ。実際に対戦していたフェムトさんからしてみれば脅威だったかと思われます。
去年のバトカニ札幌大会クライマックスステージ以来の勝利達成!!素直に嬉しかった!!
準決勝 6-4 ○ キュレムボルトロスEXデオキシスEXアブソル(てぃあ君)
予選2戦目に引き続きてぃあ君との再戦です。リベンジをキメるべく行ったダイスロールにより僕が先行を頂きました。
1ターン目、ギアルスタートながらも、コバルオンEX、ギアルを場に出し、トロピカルビーチを使用した理想的な展開からスタートします。相手はデオキシスEXスタートにより、上手く入れ替えソースを引くことが出来ず。その中でも、ギアルにどくさいみん光線で足止めをされてしまいますが、フロストスピアが飛んでくることが無かったので一安心。
2ターン目、こちらはアメ進化によりベンチのギアルをギギギアルPsに進化させてペースを掴む。そのままコバルオンEXをもう1体出し、前のコバルオンEXに鋼エネルギーを貼って、ビーチを宣言。返しのターンに相手はキャッチャーでギギギアルを引っ張り出しベンチのキュレムにアタッカーを入れ替えてフロストスピアでギギギアルに40Dとベンチのギアルに30D。
3ターン目、後続のコバルオンEXがギアチェンジを立てなくても戦えるように、コバルオンEXを3枚出して鋼エネルギーを2枚、1枚と場に散らしながら張り付けていくプレイング。そこからポケモンいれかえでコバルオンEXにチェンジし、ホーリーエッジでキュレムに60Dを与えつつブレンドエネルギーを剥がす。返しのターンにベンチに出していたギアルが呼び出され、どくさいみん光線、フロストスピアでベンチのギアルが2体同時にダブルノックアウト。
4ターン目、ギアルをもう1体出そうとするも山札にはギアルがサイド落ちによりいない事を確認していた為に、すごいつりざおでギアルを戻した時にすぐさまリカバリが出来るようにリソース(ヘビーボール、フウロなど)の管理プランを変更する。ここで速攻をかけるべく、プラスパワーを使用しキュレムに80Dを与えてきぜつさせる。返しのターンに相手は手札からもキュレムを出すも思うように場にエネを付けられない様子。手札から、ブレンドエネルギーを手張りし、どくさいみん光線を打ちビーチを宣言。結果は表でホッと一息。
5ターン目、ポケモンいれかえで鋼エネルギーが2枚ついたコバルオンEXと交代し、ベンチのコバルオンEXに2枚目の鋼エネルギーを貼り、キャッチャーで呼び出したキュレムにはがねのだんがんで100Dを与える。返しのターンにキャッチャーでベンチのギアルを呼び出されフロストスピアでギアルはきぜつ、30DはギギギアルPsに乗せられる。
6ターン目、僕は無傷の1エネコバルオンEXをバトル場に出して、ベンチに4体目のコバルオンEXを出して鋼エネルギーを貼って準備、このターンにやっとすごいつりざおを引き当てて、ギアル、ギアル、鋼エネルギーを戻して、ヘビーボールでギアルを呼び出してから、そのままNを打ちこみまんたんのくすりでギギギアルPsが回復。そして、ホーリーエッジでバトル場のキュレムをきぜつさせる。返しのターンでアブソルを出されるも、Nが効いたのかエネルギーが付かずにビーチを宣言しターンエンド。
7ターン目、僕はキャッチャーでベンチのアブソルを呼び出してポケモンいれかえにより3エネコバルオンEXと交代。そのまま場に2エネが付いたコバルオンEXを2体残した状態で再びNを打ちこんだ瞬間に相手は「強えー!!」と声を上げ、バトル場のアブソルにはがねのだんがんを打ちこみました。これでサイドは3-3。それでも相手は諦めずにベンチにボルトロスEXとキュレムを出して、ライデンナックルによる加速で基本水エネルギーを加速し、3体目のキュレムを育て始めます。
8ターン目、やっとの思いで2体目のギギギアルPsを立てる。ダメカンが蓄積してしまったコバルオンEXにはギアチェンジは不要と判断し、一番手負いだったコバルオンEXにまんたんのくすりを使い、そのままはがねのだんがんの雨を絶えず打ち続けるプレイングを目指す。ということで、ボルトロスEXにはがねのだんがんを打ちこむ。相手はボルトロスEXをかるいしで引っ込めてデオキシスEXを出し、どくさいみん光線を打ちこみビーチ宣言でターン終了。
9ターン目、ポケモンいれかえを使用して、順当にエネルギーが付いていた無傷のコバルオンEXに交代して、相手のデオキシスEXにはがねのだんがんを打ちこんで100D。返しのターンで相手は特に何もせずにそのままビーチも宣言せずにターン終了。
10ターン目、キャッチャーで相手のボルトロスEXを呼び出して、はがねのだんがんを打ちこんでサイドを残り1枚にする。ここで3エネキュレムが完成し、相手はキャッチャーでギギギアルPsを先に潰すプレイング。「げっ、そっちを先に潰してきたか」と思いながらやる事はひとつしか無かったので無傷の2エネコバルオンEXを前に出す
11ターン目にバトル場のコバルオンEXに鋼エネルギーを付けて、ホーリーエッジで60Dを与えてブレンドエネルギーを剥がす。そうすると相手は「?」という顔をしながら、アクロママシーンを使用してバトル場のキュレムにプラズマエネルギーを貼り、アララギはかせを使用して山札を全て引ききってプリズムエネルギーをキュレムに張り、ブリザードバーンで150DをコバルオンEXに与えました。よくわからなかったけど、この時点で僕の勝ちが確定する。
最終ターンの12ターン目に、コバルオンEXがはがねのだんがんをキュレムに打ちこんでサイドを弾ききって勝利。本当に危なかった…
対戦が終わった後にてぃあ君から、「何でさっきだんがん打たなかったんですか?弱点で200Dなのに…」といわれた瞬間に、彼が接戦による緊張感のためかとんでもない勘違いをしていたことに気付きました。
「え…?だって、はがねのだんがんは弱点無視だよ…?」と話すと、「あーっ!!」と声をあげて悔しがる彼の姿が。そりゃあそうだよなぁ、僕は1手でも彼がミスを起こしていなかったら負けていたのだから。
彼は自分のレポートで僕との熱戦を「自分のメンタルの弱さで台無しにしてしまった」と嘆いていましたが、こんな最後の最後、それこそギリギリまでどっちが勝つかがわからない勝負が台無しだなんて、そんなわけないじゃないですか。
自分のプレイングミス…そんな経験は誰にだってあるし、そのミスが相手にとって失礼だなんてそんなことはありません。その時の自分が持っている限りの力で相手に全力で立ち向かってこそ勝負は面白くなるのです。
彼曰く、僕は東北のトッププレイヤーのようですが、実は彼とこれまでジムチャレンジやフリーバトルなどを含めて5回対戦しましたが、僕は5回目にして初めて彼に勝つことが出来ました。そうです、彼からトッププレイヤーと称してもらえるのは素直に嬉しいけど、僕と彼の間には大きな違いなんて実は無いんです。
ただ1つ言えるのは、公式大会などこういった大事な局面における「本番」という物に対して僕は人一倍、自分のメンタルをマネジメントする能力に長けていると考えています。それが恐らく、彼との唯一の違いです。だけど、そんな物はちょっとした工夫1つですぐに身に着きます。その方法は人によって異なると思いますので、自分なりにそのやり方が見つけられると誰でも強くなれるかと・
そして、彼は実際に今年のバトルカーニバルにおいて、クライマックスステージという舞台に自信の実力で進出していることもあり、文句無しで東北が誇る強豪プレイヤーの1人でしょう。彼ならば、僕の対戦を通して感じた悔しさを次のシーズンで活かしてくれると僕は信じています。それぐらい彼は強いプレイヤーです。
一応のレベルではありますけど、東北地方で最もクライマックスステージに進出した経験があるプレイヤーとして、それは自信を持って言えます。ここに書くのはちょっとプレッシャーにはなってしまうかもしれないけど、彼にはこの壁を乗り越えて是非とも乗り越えて頂きたいですね。
決勝戦 ダストダスビクティニEXミュウツーEXランドロスEX(聖さん)
相手は第2回、第3回ナナホシ杯で3位、チーム1位と連続で入賞しているスーパーお父さんプレイヤーであるミスターナナホシ杯こと聖さんです。ちなみに聖と書いて「あきら」と読みます。ついに第4回 ナナホシ杯 決勝戦にて「あきらミラーマッチ」が実現しました(笑) しかしながら、聖さんの名前は世を偲ぶ仮の姿…そして今回の僕も世を偲ぶ仮の姿(笑)になります。その中で、お互いに自己ベストを更新した事を喜びつつ、ガッチリ握手を決めて決勝戦の火ぶたが切られました。なお、決勝戦と3位決定戦は3セットマッチ制になります。
1セット目 3-1 ○
ダイスロールの結果、僕が先行を頂きました。対戦が始まるとコバルオンEXとヤブクロンがお見合い。
1ターン目、コバルオンEXに鋼エネルギーを付けて、ヘビーボールなどでギアルを2体並べてホーリーエッジで30D。相手はサポーターなどを使用して、ベンチにヤブクロンとランドロスEXを出して、ランドロスに闘エネルギーをエネルギーを張って僕にターンを返す。
2ターン目、手札にまんたんのくすりがありながらもアララギはかせを打って、積極的にギギギアルPsを立てるために強気のプレイング。その結果、ギギギアルPsを立てられたと共に、コバルオンEXとなんとプラスパワーを引くことに成功。ダストダスを立てられると非常に厄介だったのでここで迷わずに使用しました。そのままホーリーエッジでヤブクロンを倒してサイドを先制。相手は返しのターンでランドロスEXを前に出しながらダストダスを立てますが、ここで学習装置を貼って特性ロックをしてしまったことが後ほど痛手となってしまいます。そのまま、キャッチャーでギアルが呼び出され、タチワキどくさいみんハンマーヘッドでギアルが気絶し、コバルオンEXにダメージが蓄積します。
3ターン目、僕はコバルオンEXを引っ込めてコバルオンEXを出してキャッチャーでダストダスを呼び出しながら、鋼エネルギーを前に張ってビーチで手札を膨らませます。返しのターンにランドロスEXに闘エネルギーがつくも、3体目のダストダスが立ててこない辺り、ダストラインは3:3と推測。そのままハンマーヘッドでコバルオンEXに3点ずつ乗せていきます。
4ターン目、僕は通常コバルオンとギアルを出して鋼エネルギーを前のコバルオンEXに張り、ポケモンいれかえで通常コバルオンと入れ替え、キャッチャーで再びダストダスを呼び出して、ビーチで手札を膨らまします。返しのターンに相手はもう1体のランドロスEXに闘エネルギーを張りながら、ポケモンいれかえでランドロスEXに前のコバルオンとコバルオンEXにダメージを蓄積させていきます。
そしてこの試合が決まった運命の5ターン目、僕は相手のトラッシュにポケモンいれかえが2枚落ちているのを確認し、「おそらくダストダスはかるいしをつけないと逃げられないであろうから、ツールスクラッパーが無い限りダストダスを逃がすことは出来ない」と読んで、キャッチャーを使用してダストダスを呼び出す。さらに通常コバルオンに鋼エネルギーを付けてだんがんを2発打ちこめる準備を完了させて、そのままビーチを使用。これで普段はポーカーフェイスな聖さんが物凄く嫌な顔をしたために入れ替えソースもスクラッパーも無いのだと確信、ビクティニEXが出てきてビクトリーピースを貼られますが、ダストダスがお荷物になってしまっている以上、殴れないビクティニEXは怖くありません。そのままビーチでターンエンド。
6ターン目に僕はポケモンいれかえで手負いのコバルオンEXに交代し鋼エネルギーを付けてはがねのだんがんを打ちこんでダストダスを激破!!これでロック解除によりプラズマスチールが再度発動!!相手はバトル場にミュウツーEXを出して様子を見ますが、すごいつりざおでヤブクロン、ダストダス、ダストダスを戻して、ハイパーボールでヤブクロンを持ってきてかるいしを張ってビーチを宣言。
7ターン目に僕はダウンジングマシーンでキャッチャーを使用し、後続のコバルオンEXに鋼エネルギーを付けて、そのままヤブクロンをはがねのだんがんで駆除。これでサイドは3-1になりました。相手はミュウツーEXを出してまだあるかもしれない勝ち筋を狙いながら場にだいちのさばきの準備を整えたランドロスEXを待機させながら、ハイパーボールで山札を確認するもダストダスしか残っていなかったためにそれをやむ負えず選択し、ターンエンド。
そして最終ターンである8ターン目に勝負が決まりました。聖さんがダストダスを率先して立てようとするあまりに、アララギはかせ、トロピカルビーチ、ハイパーボールなどを沢山使用した結果「山札が残り2枚、手札が3枚である事態」が起こり、僕がNを使用したことで聖さんの手札が5枚、山札が0枚となりライブラリアウト(山札切れ)で勝利です。
こういった形で勝利を決めたのはポケモンカードをやってきて初めてで新鮮でした。ポケモンEXを駆除し続ける以外の勝ち筋として、ライブラリアウトによる勝利も狙ってはいましたが、ダストダスがもう1体立ってしまったら、あっという間にビクティニEXに場を燃やしつくされてしまうので、それはぼくにとってそれは最終手段でしかありませんでした。
相手の動きを読み切っての苦手なデッキ相手への勝利…僕にとっては今大会で最も嬉しかった瞬間でしたね。文句無しで今日一番の大金星です。
2セット目 0-1 ×
2セット目では1セット目の敗者が先行か後攻かを決定することが出来ます。「それでは私…先行でお願いします」と当たり前の回答が返ってきました。先行有利な環境下でしたら、そりゃあそうですよね。というか、ビクティニEXとビクトリーピースが搭載されているデッキに先行を取られるって、すっごく嫌な予感しかしないんですけど…(笑)
僕はギアル単スタートで相手はミュウツーEXスタートでした。こちらは手札にヘビーボール2枚とNなどがあったのでとりあえずは次のターンに展開出来そうなので、このターンは様子見です。しかしながら、このターンには僕(及びギャラリー)が予想していた通りの最悪の展開が僕を待ちうけていました。
相手は手札を見てミュウツーEXにダブル無色エネルギーを貼り、ハイパーボールを使用、ビクティニEXをベンチに出す。そして、フウロを使用し「ビクトリーピース」を持ってくる。そのままミュウツーEXを逃がして、ビクティニEXがライジングバーンを宣言する。
このビクトリーピースを貼られた瞬間に、横で運営として対戦を見ていたカイリさんが「いや…まだ相手がプレミスをするかもしれない…」と必要以上にニヤニヤしながら僕のことを見て語りかけるプレイングを行うも、僕はこのビクティニEXに対して茶番劇を始めることを決心しました。
「あれ?ビクティニEXに必要なエネルギーが付いていないけど、この『ビクトリーピース』が付いていればエネルギーを付けないでもワザが打てるんですね。でも、50Dじゃギアルは気絶しないよな…って、あぁー!!弱点で100Dですね!!僕の負けです!!ありがとうございました!!」という茶番劇を終えて、観戦をしていたギャラリーの皆さんが大爆笑されている中、聖さんと笑顔で握手を交わしました。
無理wwwwww勝てるわけねーだろwwwwww
3セット目 2-6 ×
マッチ制ということで、お互いにデッキを十分に把握出来ているだろうと思います。ということは、相性が悪いデッキの方がやられたら一番困る動きをされやすいとのことなので圧倒的に振りです。
試合内容としては僕が流れでそのまま先行を取りましたが、コバルオンEXスタートからギアルを並べて2ターン目にプラズマスチールを立てるも、キャッチャーが1枚サイドに落ち、アララギはかせでやむ負えなくプラスパワーを切ってしまったという大問題が発生。そして、相手は2ターン目、当たり前のようにかるいしを貼ったダストダスが2体立てました。
この時点で負けムードが漂いますが、最後まで諦めずにミュウツーにホーリーエッジとはがねのだんがんを打ちこみながらサイドを2枚取りましたが、その返しのターンにビクティニEXとビクトリーピースが手札から登場し、3ターン連続でコバルオンEX、ギギギアルPsが焼かれてしまいました。
最後の悪あがきにキャッチャーでベンチのヤブクロンを呼び出してNを打ちこむも、相手のトップドローがダブル無色エネルギーという最後まで聖さんの人間力に圧倒されてしまい、そのままランドロスEXがだいちのさばきでコバルオンを激破しゲームセット。
いや、僕のデッキはツールスクラッパーなどという便利な代物は入れていませんでしたので、このデッキに勝つのははっきりいって9割方無理です!!それでも、切っていたデッキ相手に1セットも先取したことは自分で自分すごいと思いました!!
ということで、僕の第4回 ナナホシ杯への挑戦は準優勝という結果で終わりました。ギギギアルで突っ込んでこれだけの結果を残せたのなら上出来でしょう。
入賞商品として、ナナホシ杯入賞楯とEBBの詰め合わせ2位verを頂きましたが、その中から出てきたのは決勝戦で僕のポケモンを4度も焼きつくした忌々しきポケモン ビクティニEXでした。
ちなみに聖さんのパックからはミラー使用のポケモンエンタープライズ3種類とミラー使用のダストダスラインが2:2で現れ、この瞬間に僕は聖さんに完全敗北したことを悟りました。
流石はミスターナナホシ杯の聖さんです。そこで僕からの提案なのですが、全日本吹奏楽コンクールの全国大会ように「3回連続で上位4位以内に入賞した場合は次のナナホシ杯には出場できない」といった「3出制度」を適用してみてはいかがでしょう?(震え声)
だって、それぐらい思うんですよ…もう何て言うか聖さん強すぎィ!!!
…で、でも、今回の敗因は「世界レギュレーションが僕に追いついていないためにイマクニ?をデッキに積めなかったことにある(キリッ」ので、次回は基本に忠実になって勝ちを狙いに行きたいと思います。
今回のナナホシ杯で対戦をして下さった皆様、ナナホシ杯を運営して下さったスタッフの皆様本当にありがとうございました。また、次の大会でもよろしくお願いします。
みんな次のナナホシ杯ではゴチアギやどくさいみん光線を僕には絶対に使うなよ?
いいか? 絶対に使うなよ!!
(※今回はこの記事をご覧の皆様に特別なお知らせがあるので秘密日記に書かせて頂きます)
バトルカーニバル千葉大会が終了してから、もう1か月が経ったんですね。
実はあの日から毎日のように、クライマックスステージ準決勝で六輝さんと対戦した時の情景を、僕は無意識に思い浮かべてしまっているのです。そして、その度にその時の自分の気持ち、プレイングをずっとずっと思い返しています。
病院実習中にスタッフとのミーティングが終了して記録をまとめている時に、対戦後の「とあるシーン」が突然フラッシュバックした時がありました。その時は流石に驚きました。それぐらい僕にとっては印象深い対戦だったのでしょう。つまり、僕は未だに「あの時に負けた」という事実を引きずっているんです。
あの時の対戦のことをずっとずっと書きたかったのに、自分の時間の使い方があまりにも下手で、今日までまとまった時間を設けることが出来ずに先延ばしになってしまいました。やっと、あの時の思いを書くことができます。おそらくいつも通りすっごく長くなると思います。それでも最後まで読んでいただけると嬉しいです。心を込めて書かせて頂きますのでよろしくお願いします。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【クライマックスステージ】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
準決勝 × 5-6 ランドロスEXレジロックユクシーアグノムエムリットビクティニ(六輝さん)
僕はずっとカイリさんとこの場で対戦することを想定していたため、大変失礼ではありますがこの場で六輝さんと対戦することになるとは思ってもみませんでした。それでも、クライマックスステージ進出者が揃った時に六輝さんから話しかけて下さったお陰で、対戦前から緊張感と和やかな雰囲気が入り混じった状態でお話をすることができました。
僕には「六輝さんに敗れたカイリさんの敵を討つ」という使命があっただけではなく、「クライマックスステージ準決勝という特別な舞台に唯一残れた東北のプレイヤーとして、僕を育ててくれた東北という地域の維持とプレイヤーの強さを証明してやる」という使命も真に勝手ながら背負っていました。
そして僕個人としても、去年は3回もクライマックスステージに進出したにも関わらず全てベスト8という悔しい結果でした。準決勝の時点で自己ベストは更新できたのでそれは素直に嬉しいけど、僕はそれだけじゃ満足はできません。僕が2年前にポケモンカードに復帰してからずっとずっと目指してきた 「表彰台に再び上る」 という、叶えたい大きな目標があったのです。絶対に負けられない、負けたくない勝負でした。
先行は六輝さんが取り、僕のバトル場はビリジオンEXのみ。六輝さんのバトル場はユクシーで、すぐさまアンノーンQを身に着けランドロスEXと交代し早速、たつじんのおびを身に着けたハンマーヘッドで僕の場を荒らし始めます。1エネ50点ってすごいですね。
返しのターンに僕はデュアルボールやゴージャスボールなどを使用しながら、セレビィGR、ユクシー、ドーブル、などで場を展開し、アンノーンQをセレビィGRに張りポケモンいれかえを使用。そのまま、もりのいぶきの効果でビリジオンEXに草エネルギーを張って、そのまま手札からも草エネルギーを張ってエメラルドスラッシュでちびちびとランドロスEXでダメージを蓄積させながら、場に草エネルギーを充足させることを試みました。
ここでポイントとなるのはどのポケモンにエネルギーを充足させるのが効果的かということ。ドーブルは速攻デッキとの相性が良い事で相手にとって脅威になりかねません。ということで、囮として設置させて頂きました。ハンマーヘッドの射程圏内ということで、相手がおそらく狙うであろうもう1匹の対象はセレビィ。この場で一番落とされないであろうポケモンとしてユクシーにエネルギーを充足させました。このプレイングには別の狙いもあり、相手に「ユクシーLv.Xがこの対戦で登場するかもしれない」と思わせることでもあります。2エネがついていることで「しねんのやいば」の可能性を臭わせました。本当の狙いはシェイミの「しゅくふくのかぜ」によるスイッチの条件を揃えることなんですけどね(笑)
そのまま相手は予定通りドーブルをキャッチャーで呼び出し、セレビィGRを狙いました。ここまでは想定通り…ですが、六輝さんのデッキにはビクティニ(Vジェネレート)という、自分自身が強力さをよく知っている僕の想定外のタッチカードが搭載されていました。これがすごく厄介でした。ランドロスEXを倒すためには、僕のデッキに搭載されているビクティニでの(Vジェネレート)という小細工は通用しません。そんな暇があったらあっという間にハンマーヘッドで場を荒らされて負けてしまいます。更には場にはスタジアムとして「ハードマウンテン」が…ということで、僕はビクティニを警戒しながらプレイングをしなければいけないというプレッシャーを六輝さんにかけられてしまったのです。
お陰で終始、ゲノセクトEXによる攻撃のタイミングを伺っていました。次のターンにシェイミで「しゅくふくのかぜ」をゲノセクトEXへスイッチを決めて、メガロキャノンをランドロスEXに打ち込み、20点はビクティニへ。一応、エメラルドスラッシュの射程圏に抑えておくことで相手へプレッシャーを与えました。ハードマウンテンは一度、アララギはかせを使用する前に夜明けのスタジアムで割りましたが、すぐにまた割り返されました。
それに対して、六輝さんはビクティニに闘エネルギーを張って威圧をします。そのまま、ランドロスへワープエネルギーを張り、ユクシーが逃げ帰って、ゲノセクトEXへ「だいちのさばき」が下りました。この時に僕の場には草エネルギーが1枚しかなく、下手にビリジオンEXで攻撃してしまうと、レジロックとハードマウンテンによる加速によってあっという間にサイドを全部引かれて負けてしまいます。ここで僕は起死回生の策として、ギリギリ崖の上を行くようなとてつもないハッタリを思いつきました。
「シェイミが持つ闘抵抗によってハンマーヘッドでの打点は期待できないことによってだいちのさばきを打ってもらう」→「だけど、僕がエネルギーをトラッシュをしなければだいちのさばきによって『シェイミはきぜつをしない』と勘違いしていると思い込ませる」という、シェイミを前に出して時間を稼ぐという物でした。おそらく、そんな馬鹿げたことを六輝さんは考えていなかったと思いますが、僕の本当の狙いは「シェイミを囮にしトラッシュに落としてもらうことで、夜のメンテナンスで回収する」という物でした。
そして、その狙い通りに六輝さんはバトル場に出したシェイミを倒してくれました。そして、六輝さんはそのターンに手札からアララギはかせを使用したことによって炎エネルギーを2枚もトラッシュに落としたのです。「これはもうビクティニによる攻撃はこないだろう。おそらく、あのビクティニの使い方は僕と同じだ。そうでなければ、だいちのさばきのために炎エネルギーを張るはずである」と読み、僕は着々と最後の詰めの準備を行うべく、残りHPが120のビリジオンEXをバトル場に出しました。そして、手張りでビリジオンEXに草エネルギーを張り、場に出したもう1枚のエメラルドスラッシュで草エネルギーを1枚だけ充足させます。これでランドロスEXは合計200ダメージできぜつし、たつじんのおびの効果でサイドを3枚頂きます。
そして、返しのターンに手札から登場したランドロスEXによって手張り+レジサイクル+ハードマウンテンでビクティニとレジロックについた闘エネルギーを張り替えて、ランドロスEXにエネルギーを集めてだいちのさばき手負いのビリジオンEXが吹き飛ばされます。そのまま相手のサイドは残り1枚。ここで僕は相手のトラッシュに大量にサポーターが落ちていることを確認し最後の賭けに出ることにしました。その意志をもって僕は山札を引き夜のメンテナンスを使用して草エネルギー2枚とシェイミを戻して、手札のゲノセクトEXを場に出してから六輝さんにこう言いました。
「俺と…勝負しようかっ…!!アララギはかせっ!!」
思い返してみれば僕は対戦中(勝負中)に何を言っているんでしょうね(笑) 僕は残りの山札の枚数と中身をすべて把握していました。だけど、その時に気が付いていたんです。30ダメージを負ってしまったセレビィGRを回復するための唯一の手段である「夜明けのスタジアム」がサイドに落ちているって。 その中で僕ができる最前のプレイングは残りの山札である9枚のうちにある「Gブースター」、「シェイミ」、「草エネルギー×3枚」「ポケドロアー+」、「ポケモンいれかえ」、「プラズマエネルギー」、そして、「スカイアローブリッジ」をのうちに必要なパーツを全て引きにいくことだって。僕の残ったサイドは「ポケモンいれかえ」、「オーキドはかせの新理論」、「夜明けのスタジアム」って全部記憶していたんです。だから、僕は全力を持って引きに行きました。
その結果、山札に残った最後の1枚は「スカイアローブリッジ」でした。 これで、「ハードマウンテン」をこのターンに割れなくなってしまいました。「もし相手の手札に闘エネルギーとランドロスEXがあれば、手負いのセレビィGRを倒されて負けてしまう…」 そんなのは解っています。だけど、今の僕が出来る限りのことはこのターンで全力を持ってバトル場のランドロスEXを吹き飛ばすことだって。だから、それを実行しました。もりのいぶきでビリジオンEXに草エネルギーを加速し、シェイミのしゅくふくのかぜで全てゲノセクトEXに集め、Gブースターを張って六輝さんのバトル場にいたランドロスEXへ向かって自分の右手を大きく開いて翳しながら「Gブースター!!」 を宣言しました。 これで僕のサイドは残り1枚。残ってしまった最後の1枚は「夜明けのスタジアム」でした。
返しのターンに六輝さんバトル場にユクシーを出して、手札から「ポケモンコレクター」を使用し、山札に残っていたランドロスEXを持ってきて、手札からベンチに出し、闘エネルギーを張って、ハンマーヘッドで僕のセレビィGRを倒して、最後のサイドを引ききって対戦が終了しました。
試合が決まった瞬間に僕は六輝さんに手を差し出して「ありがとうございました!!楽しかった!!すっごく楽しかった!!」 と声に出し、ガッチリと熱い握手を交わしました。この試合を目の前で観戦していたプレイヤーの皆さんからも拍手喝采。「熱い試合で感動して泣きそうになりました!!」「素晴らしい試合をありがとうございました!!」と言われるほどの試合をこのクライマックスステージという舞台で出来たこと、それは僕にとって誇りです。
でもね、やっぱり悔しいです。解ってた。この展開は解ってた。それでもこの思いを堪えきれず、握手を交わした後に山札の残り1枚とサイドの残り1枚を裏返して六輝さんに公開しながら、天に向かって目を瞑りながら「届かなかったっー!!」と悔しさのあまり吠えました。六輝さんは僕が引けなかったスタジアムを目にして相当ビックリしたようです。やっぱり、この日の六輝さんは持ってました。この「一手の差」はとてつもなく大きいです。
この時の僕はプレイングが自分史上最高レベルの物であった自信がありました。デッキの構築も心から自信を持っていた。だから、この試合に関して素直に相手が強かったと認めることは出来ても、僕には自分の持っていた物に対して反省する点が見つかりませんでした。だからこそ、僕は未だにこの時の負けを受け入れられずに引きずっているんだと思います。
後日談ですが、六輝さんの使用デッキレシピが公開された時に驚愕しました。まさか、サポーターの枚数が20枚だったなんて… デッキレシピを見て、初めて自分の実力が至らなかったことを悟りました。本当に悔しいけど、六輝さんは僕よりもとてつもなく強かったです。因縁のリベンジ、決められちゃいましたね。
何となくこのレポートを書いていたら気持ちがスッキリしました。いつまでも引きずっているのも男の子としてみっともないのですよね。今度は僕が六輝さんにリベンジを決めなきゃな!!
3位決定戦 × 2-6 ミュウツーEXユクシーアグノムエムリット(SEIYA君)
準決勝で負けても僕の挑戦は終わっていません。表彰台に上るためのラストチャンス3位決定戦です。相手はクライマックスステージ集合前にtakabashiさんと共にお話した際に挨拶をした息子さんのSEIYA君でした。 「まさかここで対戦することになるとはね(笑)」 とお互いに笑いながら対戦前に写真を撮ったりして過ごし、いよいよ最後の対戦が始まりました。
「相手のデッキはおそらくミュウツーEXをメインアタッカーとして補助するためだけにユクシーアグノムエムリットが入っているのだろう」と予測をしながら、僕は対戦展開のビジョンを構想していました。それならば、ゲノセクトEXに張るエネルギーの枚数を注意しながら、Gブースターを打ち込んで行こうと考えながらプレイしました。しかしながら、この 「だけ」 という構想が僕の殿堂レギュレーションにおける実力不足を露呈させてしまったのです。
相手はテンポ良くUMAを並べながらミュウツーEXでちびちびと殴ってきます。長期戦に持ち込むと不利になりそうなので、僕はGブースターで速攻を仕掛けることにしました。だけど、僕はエムリットについている超エネルギーの意味に気が付いていなかったのです。「サイコドライブも打ち込んでくるデッキなんだろうな」と、悠長なことを考えているのもつかの間、GブースターでミュウツーEXを吹き飛ばしたところ、観戦サイドからとんでもない一言が聞こえてきました。
「ゴッドブラストが飛んでくるぞ」
この瞬間、僕はエムリットLv.Xというとんでもないパワーカードが存在していることを忘れていたことにやっと気が付きました。 そうなると相手はポケモンいれかえを多用して、あっという間に場にLV.XのUMAを揃えてゴッドブラストを放ち、ゲノセクトEXを吹き飛ばしてきました。
僕の返しの手としてはビリジオンEXに3エネをつけながら場にエネルギーを充足させて、シェイミによるスイッチでメガロキャノンに繋げることぐらいでした。だって、スタジアムに「キッサキしんでん」とかいうとんでもないカードが出ている影響でビクティニでエムリットを倒せないんですから… どういうわけか、相手のスタジアムをこの対戦では割ることが出来ませんでした。そのままキャッチャーでエネルギーがついてゲノセクトEXが呼び出されて、ゴッドブラストで吹き飛ばされる。そして、次のターンに再びエネルギーを山札から供給しようとするが、夜のメンテナンスを引けずにプラズマエネルギーしか手札から貼れなくなってしまいました…
そのまま後はミュウツーEXが出てきて、2ターンかけてビリジオンEXが狙われてそのまま勝負あり。もう何ていうか、自分の実力不足があまりにもショックすぎて、「3位決定戦で負けた」という悔しさすらまともに感じることができませんでした。 いくらSEIYA君曰く、「引きがあまりにも良すぎてビックリしました」とのことだけど、2ターン連続でゴッドブラストを放ってくるなんて鬼だろ…
それでも、自分の実力不足も改めて解り、殿堂レギュレーション独特の新しい世界も見えました。得られるものが沢山ありました。だからこそ、この試合は楽しかった。しっかりとSEIYA君の勝利を称え、「ありがとうございました!!」と熱い握手を交わしました。SEIYA君本当におめでとう!!
さて、これで僕は千葉大会1日目 Oリーグの挑戦は4位という成績で終わってしまいました。今まで2位、3位に入賞したことはありますが、4位は初めてでした。
「4位は悔しいけどすっごく楽しかった。ここはこの会場にいる沢山の人が憧れていた舞台なんだ。そんな名誉のある場所で男の子として情けない姿なんて皆さんに見せられない。だから、僕は最後までこの舞台で笑い続ける。そして、笑顔で感謝の気持ちを皆さんに伝える。これは僕のプレイヤーとしてのケジメだ」
そんなことを考えながら、僕はクライマックスステージの舞台を後にしました。ふと出口に向かうと、東北のプレイヤーのみんなの姿が。僕がみんなに向かって笑顔で「みんな、負けちゃってごめんね」と言うと、そこにいたカイリさんが僕にこう言ったんです。
「朗君の4位の悔しい気持ちは痛いほどわかるよ。本当にお疲れ様!!」
カイリさんは去年の秋に札幌大会で4位になってとてつもない悔しさを既に感じていたんです。だからこそ、彼の言葉は僕の心にとてつもなく響いてしまいました。
その言葉を聞いた瞬間に、僕の中でずっと堪えていた涙がどうしようもなく溢れて止まらなくなりました。
「あぁ、僕の本当の気持ちはすっごく悔しかったんだな」って、その時に初めて気が付いたんです。
大人気もなく大勢の人の前で大泣きしながら「カイリさんの分も勝ちたかった。僕がせっかく東北にビクトリーカップを持ち帰るチャンスを手に入れたのに、勝てなくて本当にごめん。すっごく悔しいよ。4位がこんなに悔しいだなんて思わなかった 」と言って、そのまま崩れ落ちてしまいました。カイリさんがいなかったら僕は自分の気持ちにここまで素直になれなかったと思います。カイリさんが僕のことを慰めてくれて本当に嬉しかった。
僕は自分のポケモンカード人生でこれほどまでに悔しい思いをしたことはありませんでした。今までで一番悔しかったです。情けないことに、このレポートを書きながらも涙が止まりません。
今の僕は昔よりもすっごく強くなった。
それでも憧れの舞台には届かなかった。
悔しかった。
本当に悔しかった。
みんなの前でいっぱい泣いて素直な気持ちを吐き出したら落ち着けました。みんながいてくれて本当に嬉しかった。みんなにお礼をいって、そのままクライマックスステージの観戦に戻りました。そのタイミングで六輝さんが勝利し、千葉大会1日目の優勝者として日本代表選手に決定しました。「ありがとう!!」と六輝さんとハイタッチを交わした瞬間気持ちよかったです。 そして、そのまま表彰式を見ていました。
実はこのレポートを書くまでに表彰式の写真も何度も見返しています。
考えることはいつも 「何故、僕はあの場にいないのだろう」 それだけです。
この気持ちに応えるために2日目のBリーグに「とっておきのデッキ」を持って臨みましたが、前日の成績が嘘のように1戦目からチャレンジステージで前日と同じく一手差で負けてしまい、並びなおすもプレミアステージはタイムリミット。あとは鏡を持ち替えるためだけにひたすら対戦し続けていました。どうやら、僕の力は1日目で全て使い果たしてしまったようです。不思議と2日目の負けは悔しくありませんでした。もう自分もいっぱいいっぱいだったんでしょうね。
ちなみに使用したデッキは「プラズマ団(ルギア軸)」 でした。 キュレム0枚な上にヒオウギシティジム など色々と普通のプラズマ団では入らないであろうカードを入れてました。デッキの出来には自信があったんですが、勝てない時は本当に勝てないんですね。いやはや、まだまだ修行が足りませんね!!
こうして僕のバトルカーニバル2013への挑戦は終わりました。去年の春からベスト8 → ベスト8×2 → 4位と着実にレベルアップはしていても表彰台にはまだ届かないようです。
しかしながら、「朗」という名前でポケモンカードの活動を初めてから東日本大震災による影響があった期間を除くと、およそ2年ほど経ちました。「目指すは2年後までのポケカ完全復帰!!」と宣言し、ここまで全力で駆け抜けてきたけど、「入賞すれば完全復帰」だなんてハードルを上げすぎないで、もう自分のことを素直に認めてもいいですよね…?(笑)
ということで、こっそりDiary Noteの帯(?)の紹介文をこっそり差し替えていました。今更感がアレですが一応、書かせてください。
私、朗はポケモンカードプレイヤーとして完全に復帰したことをここに宣言します!!
そんなこんなで、完全復帰したとしても朗さんはいつも通りの朗さんです。特に何かが変わるわけではありません。
あ、でも、完全復帰したからにはみらチャン杯などの、他の地方で開催している自主大会への遠征も視野ですね!!その時は皆さんに会えるのを楽しみにしてます!!
相変わらず長すぎる僕の文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、次のシーズンもよろしくお願いします!!
6月25日 朗
実はあの日から毎日のように、クライマックスステージ準決勝で六輝さんと対戦した時の情景を、僕は無意識に思い浮かべてしまっているのです。そして、その度にその時の自分の気持ち、プレイングをずっとずっと思い返しています。
病院実習中にスタッフとのミーティングが終了して記録をまとめている時に、対戦後の「とあるシーン」が突然フラッシュバックした時がありました。その時は流石に驚きました。それぐらい僕にとっては印象深い対戦だったのでしょう。つまり、僕は未だに「あの時に負けた」という事実を引きずっているんです。
あの時の対戦のことをずっとずっと書きたかったのに、自分の時間の使い方があまりにも下手で、今日までまとまった時間を設けることが出来ずに先延ばしになってしまいました。やっと、あの時の思いを書くことができます。おそらくいつも通りすっごく長くなると思います。それでも最後まで読んでいただけると嬉しいです。心を込めて書かせて頂きますのでよろしくお願いします。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【クライマックスステージ】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
準決勝 × 5-6 ランドロスEXレジロックユクシーアグノムエムリットビクティニ(六輝さん)
僕はずっとカイリさんとこの場で対戦することを想定していたため、大変失礼ではありますがこの場で六輝さんと対戦することになるとは思ってもみませんでした。それでも、クライマックスステージ進出者が揃った時に六輝さんから話しかけて下さったお陰で、対戦前から緊張感と和やかな雰囲気が入り混じった状態でお話をすることができました。
僕には「六輝さんに敗れたカイリさんの敵を討つ」という使命があっただけではなく、「クライマックスステージ準決勝という特別な舞台に唯一残れた東北のプレイヤーとして、僕を育ててくれた東北という地域の維持とプレイヤーの強さを証明してやる」という使命も真に勝手ながら背負っていました。
そして僕個人としても、去年は3回もクライマックスステージに進出したにも関わらず全てベスト8という悔しい結果でした。準決勝の時点で自己ベストは更新できたのでそれは素直に嬉しいけど、僕はそれだけじゃ満足はできません。僕が2年前にポケモンカードに復帰してからずっとずっと目指してきた 「表彰台に再び上る」 という、叶えたい大きな目標があったのです。絶対に負けられない、負けたくない勝負でした。
先行は六輝さんが取り、僕のバトル場はビリジオンEXのみ。六輝さんのバトル場はユクシーで、すぐさまアンノーンQを身に着けランドロスEXと交代し早速、たつじんのおびを身に着けたハンマーヘッドで僕の場を荒らし始めます。1エネ50点ってすごいですね。
返しのターンに僕はデュアルボールやゴージャスボールなどを使用しながら、セレビィGR、ユクシー、ドーブル、などで場を展開し、アンノーンQをセレビィGRに張りポケモンいれかえを使用。そのまま、もりのいぶきの効果でビリジオンEXに草エネルギーを張って、そのまま手札からも草エネルギーを張ってエメラルドスラッシュでちびちびとランドロスEXでダメージを蓄積させながら、場に草エネルギーを充足させることを試みました。
ここでポイントとなるのはどのポケモンにエネルギーを充足させるのが効果的かということ。ドーブルは速攻デッキとの相性が良い事で相手にとって脅威になりかねません。ということで、囮として設置させて頂きました。ハンマーヘッドの射程圏内ということで、相手がおそらく狙うであろうもう1匹の対象はセレビィ。この場で一番落とされないであろうポケモンとしてユクシーにエネルギーを充足させました。このプレイングには別の狙いもあり、相手に「ユクシーLv.Xがこの対戦で登場するかもしれない」と思わせることでもあります。2エネがついていることで「しねんのやいば」の可能性を臭わせました。本当の狙いはシェイミの「しゅくふくのかぜ」によるスイッチの条件を揃えることなんですけどね(笑)
そのまま相手は予定通りドーブルをキャッチャーで呼び出し、セレビィGRを狙いました。ここまでは想定通り…ですが、六輝さんのデッキにはビクティニ(Vジェネレート)という、自分自身が強力さをよく知っている僕の想定外のタッチカードが搭載されていました。これがすごく厄介でした。ランドロスEXを倒すためには、僕のデッキに搭載されているビクティニでの(Vジェネレート)という小細工は通用しません。そんな暇があったらあっという間にハンマーヘッドで場を荒らされて負けてしまいます。更には場にはスタジアムとして「ハードマウンテン」が…ということで、僕はビクティニを警戒しながらプレイングをしなければいけないというプレッシャーを六輝さんにかけられてしまったのです。
お陰で終始、ゲノセクトEXによる攻撃のタイミングを伺っていました。次のターンにシェイミで「しゅくふくのかぜ」をゲノセクトEXへスイッチを決めて、メガロキャノンをランドロスEXに打ち込み、20点はビクティニへ。一応、エメラルドスラッシュの射程圏に抑えておくことで相手へプレッシャーを与えました。ハードマウンテンは一度、アララギはかせを使用する前に夜明けのスタジアムで割りましたが、すぐにまた割り返されました。
それに対して、六輝さんはビクティニに闘エネルギーを張って威圧をします。そのまま、ランドロスへワープエネルギーを張り、ユクシーが逃げ帰って、ゲノセクトEXへ「だいちのさばき」が下りました。この時に僕の場には草エネルギーが1枚しかなく、下手にビリジオンEXで攻撃してしまうと、レジロックとハードマウンテンによる加速によってあっという間にサイドを全部引かれて負けてしまいます。ここで僕は起死回生の策として、ギリギリ崖の上を行くようなとてつもないハッタリを思いつきました。
「シェイミが持つ闘抵抗によってハンマーヘッドでの打点は期待できないことによってだいちのさばきを打ってもらう」→「だけど、僕がエネルギーをトラッシュをしなければだいちのさばきによって『シェイミはきぜつをしない』と勘違いしていると思い込ませる」という、シェイミを前に出して時間を稼ぐという物でした。おそらく、そんな馬鹿げたことを六輝さんは考えていなかったと思いますが、僕の本当の狙いは「シェイミを囮にしトラッシュに落としてもらうことで、夜のメンテナンスで回収する」という物でした。
そして、その狙い通りに六輝さんはバトル場に出したシェイミを倒してくれました。そして、六輝さんはそのターンに手札からアララギはかせを使用したことによって炎エネルギーを2枚もトラッシュに落としたのです。「これはもうビクティニによる攻撃はこないだろう。おそらく、あのビクティニの使い方は僕と同じだ。そうでなければ、だいちのさばきのために炎エネルギーを張るはずである」と読み、僕は着々と最後の詰めの準備を行うべく、残りHPが120のビリジオンEXをバトル場に出しました。そして、手張りでビリジオンEXに草エネルギーを張り、場に出したもう1枚のエメラルドスラッシュで草エネルギーを1枚だけ充足させます。これでランドロスEXは合計200ダメージできぜつし、たつじんのおびの効果でサイドを3枚頂きます。
そして、返しのターンに手札から登場したランドロスEXによって手張り+レジサイクル+ハードマウンテンでビクティニとレジロックについた闘エネルギーを張り替えて、ランドロスEXにエネルギーを集めてだいちのさばき手負いのビリジオンEXが吹き飛ばされます。そのまま相手のサイドは残り1枚。ここで僕は相手のトラッシュに大量にサポーターが落ちていることを確認し最後の賭けに出ることにしました。その意志をもって僕は山札を引き夜のメンテナンスを使用して草エネルギー2枚とシェイミを戻して、手札のゲノセクトEXを場に出してから六輝さんにこう言いました。
「俺と…勝負しようかっ…!!アララギはかせっ!!」
思い返してみれば僕は対戦中(勝負中)に何を言っているんでしょうね(笑) 僕は残りの山札の枚数と中身をすべて把握していました。だけど、その時に気が付いていたんです。30ダメージを負ってしまったセレビィGRを回復するための唯一の手段である「夜明けのスタジアム」がサイドに落ちているって。 その中で僕ができる最前のプレイングは残りの山札である9枚のうちにある「Gブースター」、「シェイミ」、「草エネルギー×3枚」「ポケドロアー+」、「ポケモンいれかえ」、「プラズマエネルギー」、そして、「スカイアローブリッジ」をのうちに必要なパーツを全て引きにいくことだって。僕の残ったサイドは「ポケモンいれかえ」、「オーキドはかせの新理論」、「夜明けのスタジアム」って全部記憶していたんです。だから、僕は全力を持って引きに行きました。
その結果、山札に残った最後の1枚は「スカイアローブリッジ」でした。 これで、「ハードマウンテン」をこのターンに割れなくなってしまいました。「もし相手の手札に闘エネルギーとランドロスEXがあれば、手負いのセレビィGRを倒されて負けてしまう…」 そんなのは解っています。だけど、今の僕が出来る限りのことはこのターンで全力を持ってバトル場のランドロスEXを吹き飛ばすことだって。だから、それを実行しました。もりのいぶきでビリジオンEXに草エネルギーを加速し、シェイミのしゅくふくのかぜで全てゲノセクトEXに集め、Gブースターを張って六輝さんのバトル場にいたランドロスEXへ向かって自分の右手を大きく開いて翳しながら「Gブースター!!」 を宣言しました。 これで僕のサイドは残り1枚。残ってしまった最後の1枚は「夜明けのスタジアム」でした。
返しのターンに六輝さんバトル場にユクシーを出して、手札から「ポケモンコレクター」を使用し、山札に残っていたランドロスEXを持ってきて、手札からベンチに出し、闘エネルギーを張って、ハンマーヘッドで僕のセレビィGRを倒して、最後のサイドを引ききって対戦が終了しました。
試合が決まった瞬間に僕は六輝さんに手を差し出して「ありがとうございました!!楽しかった!!すっごく楽しかった!!」 と声に出し、ガッチリと熱い握手を交わしました。この試合を目の前で観戦していたプレイヤーの皆さんからも拍手喝采。「熱い試合で感動して泣きそうになりました!!」「素晴らしい試合をありがとうございました!!」と言われるほどの試合をこのクライマックスステージという舞台で出来たこと、それは僕にとって誇りです。
でもね、やっぱり悔しいです。解ってた。この展開は解ってた。それでもこの思いを堪えきれず、握手を交わした後に山札の残り1枚とサイドの残り1枚を裏返して六輝さんに公開しながら、天に向かって目を瞑りながら「届かなかったっー!!」と悔しさのあまり吠えました。六輝さんは僕が引けなかったスタジアムを目にして相当ビックリしたようです。やっぱり、この日の六輝さんは持ってました。この「一手の差」はとてつもなく大きいです。
この時の僕はプレイングが自分史上最高レベルの物であった自信がありました。デッキの構築も心から自信を持っていた。だから、この試合に関して素直に相手が強かったと認めることは出来ても、僕には自分の持っていた物に対して反省する点が見つかりませんでした。だからこそ、僕は未だにこの時の負けを受け入れられずに引きずっているんだと思います。
後日談ですが、六輝さんの使用デッキレシピが公開された時に驚愕しました。まさか、サポーターの枚数が20枚だったなんて… デッキレシピを見て、初めて自分の実力が至らなかったことを悟りました。本当に悔しいけど、六輝さんは僕よりもとてつもなく強かったです。因縁のリベンジ、決められちゃいましたね。
何となくこのレポートを書いていたら気持ちがスッキリしました。いつまでも引きずっているのも男の子としてみっともないのですよね。今度は僕が六輝さんにリベンジを決めなきゃな!!
3位決定戦 × 2-6 ミュウツーEXユクシーアグノムエムリット(SEIYA君)
準決勝で負けても僕の挑戦は終わっていません。表彰台に上るためのラストチャンス3位決定戦です。相手はクライマックスステージ集合前にtakabashiさんと共にお話した際に挨拶をした息子さんのSEIYA君でした。 「まさかここで対戦することになるとはね(笑)」 とお互いに笑いながら対戦前に写真を撮ったりして過ごし、いよいよ最後の対戦が始まりました。
「相手のデッキはおそらくミュウツーEXをメインアタッカーとして補助するためだけにユクシーアグノムエムリットが入っているのだろう」と予測をしながら、僕は対戦展開のビジョンを構想していました。それならば、ゲノセクトEXに張るエネルギーの枚数を注意しながら、Gブースターを打ち込んで行こうと考えながらプレイしました。しかしながら、この 「だけ」 という構想が僕の殿堂レギュレーションにおける実力不足を露呈させてしまったのです。
相手はテンポ良くUMAを並べながらミュウツーEXでちびちびと殴ってきます。長期戦に持ち込むと不利になりそうなので、僕はGブースターで速攻を仕掛けることにしました。だけど、僕はエムリットについている超エネルギーの意味に気が付いていなかったのです。「サイコドライブも打ち込んでくるデッキなんだろうな」と、悠長なことを考えているのもつかの間、GブースターでミュウツーEXを吹き飛ばしたところ、観戦サイドからとんでもない一言が聞こえてきました。
「ゴッドブラストが飛んでくるぞ」
この瞬間、僕はエムリットLv.Xというとんでもないパワーカードが存在していることを忘れていたことにやっと気が付きました。 そうなると相手はポケモンいれかえを多用して、あっという間に場にLV.XのUMAを揃えてゴッドブラストを放ち、ゲノセクトEXを吹き飛ばしてきました。
僕の返しの手としてはビリジオンEXに3エネをつけながら場にエネルギーを充足させて、シェイミによるスイッチでメガロキャノンに繋げることぐらいでした。だって、スタジアムに「キッサキしんでん」とかいうとんでもないカードが出ている影響でビクティニでエムリットを倒せないんですから… どういうわけか、相手のスタジアムをこの対戦では割ることが出来ませんでした。そのままキャッチャーでエネルギーがついてゲノセクトEXが呼び出されて、ゴッドブラストで吹き飛ばされる。そして、次のターンに再びエネルギーを山札から供給しようとするが、夜のメンテナンスを引けずにプラズマエネルギーしか手札から貼れなくなってしまいました…
そのまま後はミュウツーEXが出てきて、2ターンかけてビリジオンEXが狙われてそのまま勝負あり。もう何ていうか、自分の実力不足があまりにもショックすぎて、「3位決定戦で負けた」という悔しさすらまともに感じることができませんでした。 いくらSEIYA君曰く、「引きがあまりにも良すぎてビックリしました」とのことだけど、2ターン連続でゴッドブラストを放ってくるなんて鬼だろ…
それでも、自分の実力不足も改めて解り、殿堂レギュレーション独特の新しい世界も見えました。得られるものが沢山ありました。だからこそ、この試合は楽しかった。しっかりとSEIYA君の勝利を称え、「ありがとうございました!!」と熱い握手を交わしました。SEIYA君本当におめでとう!!
さて、これで僕は千葉大会1日目 Oリーグの挑戦は4位という成績で終わってしまいました。今まで2位、3位に入賞したことはありますが、4位は初めてでした。
「4位は悔しいけどすっごく楽しかった。ここはこの会場にいる沢山の人が憧れていた舞台なんだ。そんな名誉のある場所で男の子として情けない姿なんて皆さんに見せられない。だから、僕は最後までこの舞台で笑い続ける。そして、笑顔で感謝の気持ちを皆さんに伝える。これは僕のプレイヤーとしてのケジメだ」
そんなことを考えながら、僕はクライマックスステージの舞台を後にしました。ふと出口に向かうと、東北のプレイヤーのみんなの姿が。僕がみんなに向かって笑顔で「みんな、負けちゃってごめんね」と言うと、そこにいたカイリさんが僕にこう言ったんです。
「朗君の4位の悔しい気持ちは痛いほどわかるよ。本当にお疲れ様!!」
カイリさんは去年の秋に札幌大会で4位になってとてつもない悔しさを既に感じていたんです。だからこそ、彼の言葉は僕の心にとてつもなく響いてしまいました。
その言葉を聞いた瞬間に、僕の中でずっと堪えていた涙がどうしようもなく溢れて止まらなくなりました。
「あぁ、僕の本当の気持ちはすっごく悔しかったんだな」って、その時に初めて気が付いたんです。
大人気もなく大勢の人の前で大泣きしながら「カイリさんの分も勝ちたかった。僕がせっかく東北にビクトリーカップを持ち帰るチャンスを手に入れたのに、勝てなくて本当にごめん。すっごく悔しいよ。4位がこんなに悔しいだなんて思わなかった 」と言って、そのまま崩れ落ちてしまいました。カイリさんがいなかったら僕は自分の気持ちにここまで素直になれなかったと思います。カイリさんが僕のことを慰めてくれて本当に嬉しかった。
僕は自分のポケモンカード人生でこれほどまでに悔しい思いをしたことはありませんでした。今までで一番悔しかったです。情けないことに、このレポートを書きながらも涙が止まりません。
今の僕は昔よりもすっごく強くなった。
それでも憧れの舞台には届かなかった。
悔しかった。
本当に悔しかった。
みんなの前でいっぱい泣いて素直な気持ちを吐き出したら落ち着けました。みんながいてくれて本当に嬉しかった。みんなにお礼をいって、そのままクライマックスステージの観戦に戻りました。そのタイミングで六輝さんが勝利し、千葉大会1日目の優勝者として日本代表選手に決定しました。「ありがとう!!」と六輝さんとハイタッチを交わした瞬間気持ちよかったです。 そして、そのまま表彰式を見ていました。
実はこのレポートを書くまでに表彰式の写真も何度も見返しています。
考えることはいつも 「何故、僕はあの場にいないのだろう」 それだけです。
この気持ちに応えるために2日目のBリーグに「とっておきのデッキ」を持って臨みましたが、前日の成績が嘘のように1戦目からチャレンジステージで前日と同じく一手差で負けてしまい、並びなおすもプレミアステージはタイムリミット。あとは鏡を持ち替えるためだけにひたすら対戦し続けていました。どうやら、僕の力は1日目で全て使い果たしてしまったようです。不思議と2日目の負けは悔しくありませんでした。もう自分もいっぱいいっぱいだったんでしょうね。
ちなみに使用したデッキは「プラズマ団(ルギア軸)」 でした。 キュレム0枚な上にヒオウギシティジム など色々と普通のプラズマ団では入らないであろうカードを入れてました。デッキの出来には自信があったんですが、勝てない時は本当に勝てないんですね。いやはや、まだまだ修行が足りませんね!!
こうして僕のバトルカーニバル2013への挑戦は終わりました。去年の春からベスト8 → ベスト8×2 → 4位と着実にレベルアップはしていても表彰台にはまだ届かないようです。
しかしながら、「朗」という名前でポケモンカードの活動を初めてから東日本大震災による影響があった期間を除くと、およそ2年ほど経ちました。「目指すは2年後までのポケカ完全復帰!!」と宣言し、ここまで全力で駆け抜けてきたけど、「入賞すれば完全復帰」だなんてハードルを上げすぎないで、もう自分のことを素直に認めてもいいですよね…?(笑)
ということで、こっそりDiary Noteの帯(?)の紹介文をこっそり差し替えていました。今更感がアレですが一応、書かせてください。
私、朗はポケモンカードプレイヤーとして完全に復帰したことをここに宣言します!!
そんなこんなで、完全復帰したとしても朗さんはいつも通りの朗さんです。特に何かが変わるわけではありません。
あ、でも、完全復帰したからにはみらチャン杯などの、他の地方で開催している自主大会への遠征も視野ですね!!その時は皆さんに会えるのを楽しみにしてます!!
相変わらず長すぎる僕の文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、次のシーズンもよろしくお願いします!!
6月25日 朗
皆さんお久しぶりです、朗です。前回のレポからおよそ1ヶ月が経過してしまいました。期待して下さっていた方々、本当に申し訳ありません。
大学の専攻における病院実習(準備を含む)が想定していた以上に多忙で、休む間もなく実習が始まってしまい、毎日ひいひいと弱音を吐きつつも、体に鞭を打って過ごしていました。まさか、コタツで電気を付けたまま寝てしまう日を連続で迎えてしまうとは思わなかったです。
実習期間中の気分転換で参加した前日のナナホシ杯もバトカニが終了してから初めてカードを触って、結果はまたして4位(チーム成績)でした…自分が足を引っ張ってしまったことでみっともない結果に終わってしまったのでそちらのレポートは割愛させて下さい…
とりあえず、病院実習期間はまだ終わっていませんが、山を乗り越えてやっと落ち着くことが出来たので、ずっと書きためていたバトカニのレポートの第2部を公開させて頂きます。
なお、レポートなどに関するコメント返信も今日明日中に行います。バトカニが終わって、世間は既に世界大会ムードなのに、今更感が満載で本当にすいません。
クライマックスステージ進出が決定し手続きに受付のテーブルに行くと、何と既にカイリさんの姿が。「今回も抜けたんだ!!やったね!!」「朗君もかぁ!!やっぱ君は強いわー!!」と会話とハイタッチを交わし、互いに昨年の札幌大会と同じステージに立てた喜びを分かち合いました。
しかしながら、僕はカイリさんのデッキの中身をこの時点で知りません。まさかチームアチャモと同じく「アギルダーダストダスミカルゲ」によるロックデッキを使用しているだなんて夢にも思いませんでした。おそらく「ダーテングポリゴン探究者」か「セレビィビリジオンゲノセクト」だろうなぁと予想していたのですが、東北の強豪プレイヤー達はチームアチャモと同じコンセプトのデッキを思いついていたのですね…
いやはや、去年の冬辺りから共に実力を高め合うために本気で競い合うスタンスで、自分から意図的に東北のプレイヤーのみんなと距離を置いたのですが、まさか殿堂レギュレーションという特殊な環境においても、彼らがここまでレベルアップしているとは驚きました。東北のみんなはやっぱり強い!!
それでも、僕も着実にレベルアップしていることを去年の秋から実感していたので、今度こそクライマックスステージという憧れの舞台で本気が勝負できることを楽しみにして、「また後でクライマックスステージでね!!」と別れを告げ、自分がクライマックスステージで使用するデッキの調整のため、手続きを少し待って頂く旨をスタッフに伝え、一旦プレミアステージを後にしました。
さて、ここからクライマックスステージに向けての作戦会議です。プレミアステージの出口付近にいたとーしん君に声をかけて、そのままあむ君やあ行君も合流。議題は「クライマックスステージをこのデッキでどう勝ち抜くか (主にミカルゲアギルダーダストダス対策)」です。
このコンセプトのまま能動的にロックを解除する方法としてワープエネルギーを思いつきますが、このデッキには既にプラズマエネルギーが入っており、ミカルゲによるグッズロック解除のために必要不可欠。だからこそ、ワープエネルギーが搭載できません。その中、とーしん君が言った 「…そうだ!!夜明けのスタジアムはどうですか!?」の一言で「それだ!!」と思い切り、スタジアムとして夜明けのスタジアムを搭載することに決定。
ところが 「夜明けのスタジアムというDP4シリーズのカードをこの会場で持っている人はいるのだろうか…実物が無ければデッキが組めない…」とみんなで悩んでいる中、あ行君がマンチーニさんを紹介してくれて、マンチーニさんが夜明けのスタジアムを2枚持っていて、彼からレンタルさせて頂いたことで最も重要なデッキコンセプトの変更が完成。これは本当にありがたかった。
更には、エネルギーを手札に持ってくる手段を増やそうとオーキドはかせの新理論をハマナのリサーチに1枚差し替えようとするも、ハマナを1枚余分に持っておらず準備不足な途方に暮れる。その時にプレミアステージ1戦目で対戦したHIROさんがハマナのリサーチを1枚お祝いにプレゼントして下さり、なんとかパーツが揃う。お二方には感謝しても、しきれないほどお世話になりました。本当にありがとうございます。
そしてプラズマエネルギーに関しても、アクロママシーンによる加速手段よりも「レッドシグナル」によるグッズロック解除としてのシステム特化が重要と判断し、アクロママシーンとプラズマエネルギーを1枚ずつ差し替え。
最後は夜明けのスタジアムを1枚にするか、2枚にするかでとーしん君とずっと話していましたが、ミカルゲのグッズロックではお荷物になると判断し、自由枠のエネルギーつけかえを抜いて、2枚積むことに決定。これでクライマックスステージ用のデッキが完成しました。
デッキが完成し、クライマックスステージのデッキを提出するため受付に再び戻ると、スタッフの手から渡されたのはポケモンカードを取り扱っているお店では売れ残っているためかよく見かけるケルディオのスリーブでした。僕って去年の秋に札幌大会のクライマックスステージに進出した時に貰ったスリーブが ワルビアルだったんですよね…どうやら僕はスリーブ運をあまり持ち合わせていないようです。
そんなこんなでデッキスリーブの入れ替えが完了し、デッキケースにデッキを入れてスタッフに提出が完了。この時、クライマックスステージ最後の進出者として駒を進めたこころみ君とバッタリ遭遇。「おっ!!抜けたんだ!!一緒に頑張ろうね!!」「君もまた抜けたのかぁ…君はやっぱり持ってるなぁ」といつも通りの彼らしいニヤニヤした顔で言われました。実力のある強いプレイヤーに賞賛の言葉をもらえるとやっぱり嬉しいですね。
クライマックスステージが始まるまでに1時間以上余裕があったと思います。その間に普段からお世話になっているコイソさんや、地元仙台にいる彼女さんなどに途中報告。ツイッターでも「クライマックスステージ スーパー楽しんできます」と報告。沢山の人から応援のメッセージが返ってきて、去年掴み取れなかったビクトリーカップ(表彰台)への挑戦に向けて、モチベーションを向上させつつ喫煙所で一服したり、共にクライマックスステージで戦うことになるプレイヤー、東北のプレイヤーなど、色々な人とお話して、いよいよその時を迎えました。
クライマックスステージの出場者が集合した時にてぃあ君も進出した事を知り、互いにハイタッチ。そのままテンションが上がったまま「クライマックス決まったしみんなで写真取ろうよ!!」と言ってしまい、カイリさんから「緊張感のない奴だなぁ…」と少し呆れられてしまいました。すいません…何回もトイレに駆け込むぐらい本当はすっごく緊張してました…
対戦トーナメント表が完成し、僕が引いたのはOリーグの14番。相手はお見かけしたことない方だったのですが、名字を見た瞬間に金ギャラ杯の常連である、おやつさんだと悟りました。流石、千葉大会。全国から集まった強豪プレイヤーの頂上決戦ということだけあって、誰と当たってもおかしくない。そのままスタッフからクライマックスステージの選手紹介のアナウンスを説明されながら、待機して座っていると隣に座っていた方から話しかけられました。
「あの…朗さんですよね?」
「うん、僕が朗だよー」
「覚えてますか?去年の秋のプレミアステージで対戦した…」
「えっと…ビクティニ…ダークライ?」
「そうです!そうです!」
「あぁ…あの時はバッフロンとテラキオンが大暴れしてすいませんでした(苦笑)」
ここで後に準決勝で熱戦を繰り広げることとなった六輝さんと再開しました。僕のことを覚えていたとは…正直驚きです。そりゃあ、あの東京大会という大舞台でのプレミアステージで負けてしまったら覚えてるか。むしろ、ちゃんと僕が覚えて居なかったことが恥ずかしい。大変失礼いたしました。
そのまま、カイリさん、六輝さんとお話しながら選手入場&紹介を待っていると、いよいよ入場のアナウンスが。こういった演出があることは全く知らなかったので、何も考えて居なかったのですが、とにかく全力で楽しもうと僕の本名が呼ばれた瞬間に大きく両腕を広げてまるでスポットライトを浴びるかのように深く礼をし、そのままおやつさんとガッチリステージ上で握手を交わすという、その時に思いつけるだけパフォーマンスを試みました。いやぁ…アドリブって難しいですね…握手を交わして下さったおやつさんには本当に感謝です。
対戦卓へ着く前に同じブロックになったカイリさんに「後で準決勝で戦おう!!」と共に誓い、対戦卓に着いてそのままデッキをシャッフルするべく準備を始めました。と、ここでトラブル発生。何とデッキの枚数が1枚足りないのです。
「えっ!?えっ!?」と慌てながらデッキを何回も確認してみてもデッキは59枚。ジャッジに手渡して1枚1枚丁寧に確認してもらっても何故か59枚。デッキケースの中には余った4枚のスリーブのみで、1枚の行方がわからない様子。デッキチェックの際にスタッフへ手渡した時に確認して頂いた時には60枚ピッタリ間違いなくあったとスタッフも認めているために、一旦デッキの中身の1枚は何が足りないのか確認するべく、スタッフにデッキを託しました。その間、対戦者であるおやつさん、隣に座っていた方、観戦されていた皆さんなどと「デッキ大丈夫だよね…?対戦できるよね…?」とヒヤヒヤしながらお話して過ごしていると、裏からスタッフが出てきて「シャッフルした際にデッキスリーブにくっ付いてたよ」と説明されて、無事に対戦の準備を始めることができました。それにしても、ジャッジが確認しても59枚しか無かったのに、裏で確認したら60枚あったっていうのも不思議ですね…
何はともあれ、対戦準備にとても時間がかかってしまい大変申し訳なかったのですが、無事に準備が完了し僕のクライマックスステージの挑戦が始まりました。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【クライマックスステージ】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1回戦 ○ 6-4 キュウコンブーバーンスカタンクG(おやつさん)
僕の初手はビリジオンEXやセレビィGRなどデッキコンセプトに乗っ取った展開が期待できるものでした。とりあえずセレビィGRを前に出し、後ろにビリジオンEXを控えさせる。そうすると相手はたねポケモンを引かなかったようで手札を公開される。すると、そこにはブーバーン(しんかのほのお)とタチワキシティジムとどくさいみん光線が。ブーバーンの効果を知らなかったことよりも、炎タイプのポケモンが見えたので思わず目を見開く。「やばい!!速攻で勝負をつけないと炎ポケモンにみんな焼かれる!!」と自分に言い聞かせながら、この初手から相手のデッキコンセプトを推測。
おそらくブーバーンはモロバレル(でたとこほうし)のように補助の役割、するとメインアタッカーはキュウコン(BW5)で、おそらくスカタンクGも入っているだろうと仮説を立てる。そうなると懸念されるのは、殿堂ポイントをユクシーに加えているのか、破れた時空に加えて退化スプレーの使用を促しているかというところ。いずれにしてもビリジオンEXの特性をフルに活かして草エネルギーを場に散りばめないと、一瞬で取り返しのつかないことになる。そのため速攻で片付けることは二の次にして、場の草エネルギーの貼り方に注意してゲームを進めよう。クラッシュハンマーも警戒し、ビリジオンEXのエメラルドスラッシュによるエネルギー加速の対象はギリギリまで出さないようにしよう。そして、こちらにはスタジアムが3枚ある。相手がタチワキを出してきたらすぐにスカイアローブリッジに切り替えて、夜明けのスタジアムは最後まで取っておこう。
結果から言うと、この作戦が見事に功を称しました。相手はビリジオンEXによるエネルギーを充足させながらの止まらない猛攻に返すパワーが追いつかず。セレビィGRやドーブルといった小物を狙う所から最後にトドメにビリジオンEXかゲノセクトEXを倒そうとしたようです。しかしながら、相手の最終ターンの直前にはシェイミによるしゅくふくのかぜが決まり、僕の場のポケモン全員に草エネルギーを張り替えたことが痛手となったようで、「いつにまにか全部に草エネルギーがついている…」とつぶやくほど頭を悩ませたようです。このプレイングを見ていた観戦者の方から「ショウワル安定してるなぁ」と言ってくれました。それぐらい僕も満足のいくプレイングが出来たと思います。(※ショウワルとは僕の昔のHNです)
そして最後は手札でずっと待機していたビクティニが登場し、手札から炎エネルギーともりのいぶきの効果で草エネルギーを貼って、キュウコンに向かって右手でVサインを翳して「Vジェネレート!!」と宣言し、サイドを6枚引ききって勝負あり!!いやはや、先行をとれなかったら向こうのデッキスピードに追いつけなかったと思うので、運良く勝つことが出来たと思います。本当にヒヤヒヤが止まらなかった。
2回戦 ○ 6-0 ダーテングポリゴン探究者(そーと君)
えっとですね、この試合は普通なら僕の負けだと思います。この試合の間、僕は異常なまでに運が良かったです。相手に先行を取られてしまった1ターン目にとんでもないことが起こってしまいました。僕は彼のデッキが前日のななはちやで見かけた際に、ミラーマッチになるだろうと思っていたのでビクティニを上手く使って対戦しようと目論んでいたのですが、場をオープンするとそこにいたのはポリゴン。僕は手札にビリジオンEXとユクシーがいましたが、当然ビリジオンEXしか出していません。この時点でプレミアステージで対戦した「探究者によるゲノセクトポリゴンかな?」と考えている内にタネボーがベンチに並ぶ。はい、大ピンチです。
気が付いたら先行1ターン目で破れた時空でポリゴン2を3枚ほど並べてダウンロードによるアララギはかせとポケモン図鑑(DP)と勝利のメダルによるドローを繰り返し、あっという間にてんぐのうちわで吹き飛ばされてしまう体制が整ってしまう。大ピンチってレベルじゃねーぞ。そのまま相手の場にダーテングが登場する。
「てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…またしても裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は… なんと裏!!
すっごい単純な話をすると1/8の確立を相手は引いてしまったんです。それも勝負が決まるか決まらないかという大事なシチュエーションで。僕はずっと真顔で見ているしかできませんでした。というか、無心でした。だって、何も出来ないんだもん。それだったら、天命に身を任せようと真顔で相手のことを見ていました。
ただ、このサイコロ連続裏が決まった瞬間に苦笑いをしながら観戦者の皆さんと眼が合う。その時の心境を語ると「え…これ僕に何が起こってるの…」といった感じでした。でも実は、僕はじゃんけんに負けたことよりも別の面で悪運を使っていたんですよね。だって、サイドにセレビィGRが2枚すべて落ちていたんですから!!
しかしながら、1ターン目のやり取りが大きく勝負を分けてしまったようで、あとはビリジオンEXで殴りながらゲノセクトEXの準備を始めて、ゆっくり場を展開しながら相手に対する嫌がる手を考えていました。そして、相手はスーパーポケモン回収もそのまま裏が続いたり、勝利のメダルも1枚しか表が出なかったり、ポリゴンZのじげんてんそうも裏だったりと、どういうわけかこの勝負は僕が異常な運を持っていました。僕がやった相手の嫌がるプレイングとしてはポリゴンZにメガロキャノンを打って退化スプレーを防ぐことぐらいでしょうか。そのままメガロキャノンを宣言し続け、最後はビクティニのVジェネレートを宣言して勝ちました。
準決勝に進出したことで喜んでいいはずの場面なのに、自分の運の異常さに戸惑ってこの対戦中はずっと顔が苦笑いのままでした。こういった勝ち方はした事が無かったのですが、勝ったからには表彰台に上る事を誓い、そーと君とガッチリ握手を交わし、他の対戦が終了するまで一休みしながら待っていました。
すると、制限時間終了間際に反対側のテーブルで対戦していた六輝さんとカイリさんの試合の勝者が決まったようで、何と六輝さんが勝利したことで、カイリさんとの準決勝の対戦は夢に終わってしまいました。自分のことのように悔しかったです。カイリさんと僕はもう10年の付き合いになります。お互いに出会っていなかったら自分はこんなにポケモンカードを本気でやれなかったし、強くなれなかったとお互いに認め合える戦友です。その彼がここで負けてしまったこと、自分のことのように悔しかったです。すっごく悔しいので「カイリさんの分も六輝さんに勝つ!!」と心に誓い、準決勝へ臨みました。そして、この準決勝の中で自分のこれまでポケモンカード人生において史上最高レベルの大激戦を繰り広げるとは、この時の僕はまだ知らなかったのです…
(※準決勝以降と2日目までの完結編は今週中に書きます。絶対に書きます)
大学の専攻における病院実習(準備を含む)が想定していた以上に多忙で、休む間もなく実習が始まってしまい、毎日ひいひいと弱音を吐きつつも、体に鞭を打って過ごしていました。まさか、コタツで電気を付けたまま寝てしまう日を連続で迎えてしまうとは思わなかったです。
実習期間中の気分転換で参加した前日のナナホシ杯もバトカニが終了してから初めてカードを触って、結果はまたして4位(チーム成績)でした…自分が足を引っ張ってしまったことでみっともない結果に終わってしまったのでそちらのレポートは割愛させて下さい…
とりあえず、病院実習期間はまだ終わっていませんが、山を乗り越えてやっと落ち着くことが出来たので、ずっと書きためていたバトカニのレポートの第2部を公開させて頂きます。
なお、レポートなどに関するコメント返信も今日明日中に行います。バトカニが終わって、世間は既に世界大会ムードなのに、今更感が満載で本当にすいません。
クライマックスステージ進出が決定し手続きに受付のテーブルに行くと、何と既にカイリさんの姿が。「今回も抜けたんだ!!やったね!!」「朗君もかぁ!!やっぱ君は強いわー!!」と会話とハイタッチを交わし、互いに昨年の札幌大会と同じステージに立てた喜びを分かち合いました。
しかしながら、僕はカイリさんのデッキの中身をこの時点で知りません。まさかチームアチャモと同じく「アギルダーダストダスミカルゲ」によるロックデッキを使用しているだなんて夢にも思いませんでした。おそらく「ダーテングポリゴン探究者」か「セレビィビリジオンゲノセクト」だろうなぁと予想していたのですが、東北の強豪プレイヤー達はチームアチャモと同じコンセプトのデッキを思いついていたのですね…
いやはや、去年の冬辺りから共に実力を高め合うために本気で競い合うスタンスで、自分から意図的に東北のプレイヤーのみんなと距離を置いたのですが、まさか殿堂レギュレーションという特殊な環境においても、彼らがここまでレベルアップしているとは驚きました。東北のみんなはやっぱり強い!!
それでも、僕も着実にレベルアップしていることを去年の秋から実感していたので、今度こそクライマックスステージという憧れの舞台で本気が勝負できることを楽しみにして、「また後でクライマックスステージでね!!」と別れを告げ、自分がクライマックスステージで使用するデッキの調整のため、手続きを少し待って頂く旨をスタッフに伝え、一旦プレミアステージを後にしました。
さて、ここからクライマックスステージに向けての作戦会議です。プレミアステージの出口付近にいたとーしん君に声をかけて、そのままあむ君やあ行君も合流。議題は「クライマックスステージをこのデッキでどう勝ち抜くか (主にミカルゲアギルダーダストダス対策)」です。
このコンセプトのまま能動的にロックを解除する方法としてワープエネルギーを思いつきますが、このデッキには既にプラズマエネルギーが入っており、ミカルゲによるグッズロック解除のために必要不可欠。だからこそ、ワープエネルギーが搭載できません。その中、とーしん君が言った 「…そうだ!!夜明けのスタジアムはどうですか!?」の一言で「それだ!!」と思い切り、スタジアムとして夜明けのスタジアムを搭載することに決定。
ところが 「夜明けのスタジアムというDP4シリーズのカードをこの会場で持っている人はいるのだろうか…実物が無ければデッキが組めない…」とみんなで悩んでいる中、あ行君がマンチーニさんを紹介してくれて、マンチーニさんが夜明けのスタジアムを2枚持っていて、彼からレンタルさせて頂いたことで最も重要なデッキコンセプトの変更が完成。これは本当にありがたかった。
更には、エネルギーを手札に持ってくる手段を増やそうとオーキドはかせの新理論をハマナのリサーチに1枚差し替えようとするも、ハマナを1枚余分に持っておらず準備不足な途方に暮れる。その時にプレミアステージ1戦目で対戦したHIROさんがハマナのリサーチを1枚お祝いにプレゼントして下さり、なんとかパーツが揃う。お二方には感謝しても、しきれないほどお世話になりました。本当にありがとうございます。
そしてプラズマエネルギーに関しても、アクロママシーンによる加速手段よりも「レッドシグナル」によるグッズロック解除としてのシステム特化が重要と判断し、アクロママシーンとプラズマエネルギーを1枚ずつ差し替え。
最後は夜明けのスタジアムを1枚にするか、2枚にするかでとーしん君とずっと話していましたが、ミカルゲのグッズロックではお荷物になると判断し、自由枠のエネルギーつけかえを抜いて、2枚積むことに決定。これでクライマックスステージ用のデッキが完成しました。
デッキが完成し、クライマックスステージのデッキを提出するため受付に再び戻ると、スタッフの手から渡されたのはポケモンカードを取り扱っているお店では
そんなこんなでデッキスリーブの入れ替えが完了し、デッキケースにデッキを入れてスタッフに提出が完了。この時、クライマックスステージ最後の進出者として駒を進めたこころみ君とバッタリ遭遇。「おっ!!抜けたんだ!!一緒に頑張ろうね!!」「君もまた抜けたのかぁ…君はやっぱり持ってるなぁ」といつも通りの彼らしいニヤニヤした顔で言われました。実力のある強いプレイヤーに賞賛の言葉をもらえるとやっぱり嬉しいですね。
クライマックスステージが始まるまでに1時間以上余裕があったと思います。その間に普段からお世話になっているコイソさんや、地元仙台にいる彼女さんなどに途中報告。ツイッターでも「クライマックスステージ スーパー楽しんできます」と報告。沢山の人から応援のメッセージが返ってきて、去年掴み取れなかったビクトリーカップ(表彰台)への挑戦に向けて、モチベーションを向上させつつ喫煙所で一服したり、共にクライマックスステージで戦うことになるプレイヤー、東北のプレイヤーなど、色々な人とお話して、いよいよその時を迎えました。
クライマックスステージの出場者が集合した時にてぃあ君も進出した事を知り、互いにハイタッチ。そのままテンションが上がったまま「クライマックス決まったしみんなで写真取ろうよ!!」と言ってしまい、カイリさんから「緊張感のない奴だなぁ…」と少し呆れられてしまいました。すいません…何回もトイレに駆け込むぐらい本当はすっごく緊張してました…
対戦トーナメント表が完成し、僕が引いたのはOリーグの14番。相手はお見かけしたことない方だったのですが、名字を見た瞬間に金ギャラ杯の常連である、おやつさんだと悟りました。流石、千葉大会。全国から集まった強豪プレイヤーの頂上決戦ということだけあって、誰と当たってもおかしくない。そのままスタッフからクライマックスステージの選手紹介のアナウンスを説明されながら、待機して座っていると隣に座っていた方から話しかけられました。
「あの…朗さんですよね?」
「うん、僕が朗だよー」
「覚えてますか?去年の秋のプレミアステージで対戦した…」
「えっと…ビクティニ…ダークライ?」
「そうです!そうです!」
「あぁ…あの時はバッフロンとテラキオンが大暴れしてすいませんでした(苦笑)」
ここで後に準決勝で熱戦を繰り広げることとなった六輝さんと再開しました。僕のことを覚えていたとは…正直驚きです。そりゃあ、あの東京大会という大舞台でのプレミアステージで負けてしまったら覚えてるか。むしろ、ちゃんと僕が覚えて居なかったことが恥ずかしい。大変失礼いたしました。
そのまま、カイリさん、六輝さんとお話しながら選手入場&紹介を待っていると、いよいよ入場のアナウンスが。こういった演出があることは全く知らなかったので、何も考えて居なかったのですが、とにかく全力で楽しもうと僕の本名が呼ばれた瞬間に大きく両腕を広げてまるでスポットライトを浴びるかのように深く礼をし、そのままおやつさんとガッチリステージ上で握手を交わすという、その時に思いつけるだけパフォーマンスを試みました。いやぁ…アドリブって難しいですね…握手を交わして下さったおやつさんには本当に感謝です。
対戦卓へ着く前に同じブロックになったカイリさんに「後で準決勝で戦おう!!」と共に誓い、対戦卓に着いてそのままデッキをシャッフルするべく準備を始めました。と、ここでトラブル発生。何とデッキの枚数が1枚足りないのです。
「えっ!?えっ!?」と慌てながらデッキを何回も確認してみてもデッキは59枚。ジャッジに手渡して1枚1枚丁寧に確認してもらっても何故か59枚。デッキケースの中には余った4枚のスリーブのみで、1枚の行方がわからない様子。デッキチェックの際にスタッフへ手渡した時に確認して頂いた時には60枚ピッタリ間違いなくあったとスタッフも認めているために、一旦デッキの中身の1枚は何が足りないのか確認するべく、スタッフにデッキを託しました。その間、対戦者であるおやつさん、隣に座っていた方、観戦されていた皆さんなどと「デッキ大丈夫だよね…?対戦できるよね…?」とヒヤヒヤしながらお話して過ごしていると、裏からスタッフが出てきて「シャッフルした際にデッキスリーブにくっ付いてたよ」と説明されて、無事に対戦の準備を始めることができました。それにしても、ジャッジが確認しても59枚しか無かったのに、裏で確認したら60枚あったっていうのも不思議ですね…
何はともあれ、対戦準備にとても時間がかかってしまい大変申し訳なかったのですが、無事に準備が完了し僕のクライマックスステージの挑戦が始まりました。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【クライマックスステージ】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1回戦 ○ 6-4 キュウコンブーバーンスカタンクG(おやつさん)
僕の初手はビリジオンEXやセレビィGRなどデッキコンセプトに乗っ取った展開が期待できるものでした。とりあえずセレビィGRを前に出し、後ろにビリジオンEXを控えさせる。そうすると相手はたねポケモンを引かなかったようで手札を公開される。すると、そこにはブーバーン(しんかのほのお)とタチワキシティジムとどくさいみん光線が。ブーバーンの効果を知らなかったことよりも、炎タイプのポケモンが見えたので思わず目を見開く。「やばい!!速攻で勝負をつけないと炎ポケモンにみんな焼かれる!!」と自分に言い聞かせながら、この初手から相手のデッキコンセプトを推測。
おそらくブーバーンはモロバレル(でたとこほうし)のように補助の役割、するとメインアタッカーはキュウコン(BW5)で、おそらくスカタンクGも入っているだろうと仮説を立てる。そうなると懸念されるのは、殿堂ポイントをユクシーに加えているのか、破れた時空に加えて退化スプレーの使用を促しているかというところ。いずれにしてもビリジオンEXの特性をフルに活かして草エネルギーを場に散りばめないと、一瞬で取り返しのつかないことになる。そのため速攻で片付けることは二の次にして、場の草エネルギーの貼り方に注意してゲームを進めよう。クラッシュハンマーも警戒し、ビリジオンEXのエメラルドスラッシュによるエネルギー加速の対象はギリギリまで出さないようにしよう。そして、こちらにはスタジアムが3枚ある。相手がタチワキを出してきたらすぐにスカイアローブリッジに切り替えて、夜明けのスタジアムは最後まで取っておこう。
結果から言うと、この作戦が見事に功を称しました。相手はビリジオンEXによるエネルギーを充足させながらの止まらない猛攻に返すパワーが追いつかず。セレビィGRやドーブルといった小物を狙う所から最後にトドメにビリジオンEXかゲノセクトEXを倒そうとしたようです。しかしながら、相手の最終ターンの直前にはシェイミによるしゅくふくのかぜが決まり、僕の場のポケモン全員に草エネルギーを張り替えたことが痛手となったようで、「いつにまにか全部に草エネルギーがついている…」とつぶやくほど頭を悩ませたようです。このプレイングを見ていた観戦者の方から「ショウワル安定してるなぁ」と言ってくれました。それぐらい僕も満足のいくプレイングが出来たと思います。(※ショウワルとは僕の昔のHNです)
そして最後は手札でずっと待機していたビクティニが登場し、手札から炎エネルギーともりのいぶきの効果で草エネルギーを貼って、キュウコンに向かって右手でVサインを翳して「Vジェネレート!!」と宣言し、サイドを6枚引ききって勝負あり!!いやはや、先行をとれなかったら向こうのデッキスピードに追いつけなかったと思うので、運良く勝つことが出来たと思います。本当にヒヤヒヤが止まらなかった。
2回戦 ○ 6-0 ダーテングポリゴン探究者(そーと君)
えっとですね、この試合は普通なら僕の負けだと思います。この試合の間、僕は異常なまでに運が良かったです。相手に先行を取られてしまった1ターン目にとんでもないことが起こってしまいました。僕は彼のデッキが前日のななはちやで見かけた際に、ミラーマッチになるだろうと思っていたのでビクティニを上手く使って対戦しようと目論んでいたのですが、場をオープンするとそこにいたのはポリゴン。僕は手札にビリジオンEXとユクシーがいましたが、当然ビリジオンEXしか出していません。この時点でプレミアステージで対戦した「探究者によるゲノセクトポリゴンかな?」と考えている内にタネボーがベンチに並ぶ。はい、大ピンチです。
気が付いたら先行1ターン目で破れた時空でポリゴン2を3枚ほど並べてダウンロードによるアララギはかせとポケモン図鑑(DP)と勝利のメダルによるドローを繰り返し、あっという間にてんぐのうちわで吹き飛ばされてしまう体制が整ってしまう。大ピンチってレベルじゃねーぞ。そのまま相手の場にダーテングが登場する。
「てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は…またしても裏
「退化スプレー!!破れた時空の効果で進化!!てんぐのうちわ!!」
サイコロの結果は… なんと裏!!
すっごい単純な話をすると1/8の確立を相手は引いてしまったんです。それも勝負が決まるか決まらないかという大事なシチュエーションで。僕はずっと真顔で見ているしかできませんでした。というか、無心でした。だって、何も出来ないんだもん。それだったら、天命に身を任せようと真顔で相手のことを見ていました。
ただ、このサイコロ連続裏が決まった瞬間に苦笑いをしながら観戦者の皆さんと眼が合う。その時の心境を語ると「え…これ僕に何が起こってるの…」といった感じでした。でも実は、僕はじゃんけんに負けたことよりも別の面で悪運を使っていたんですよね。だって、サイドにセレビィGRが2枚すべて落ちていたんですから!!
しかしながら、1ターン目のやり取りが大きく勝負を分けてしまったようで、あとはビリジオンEXで殴りながらゲノセクトEXの準備を始めて、ゆっくり場を展開しながら相手に対する嫌がる手を考えていました。そして、相手はスーパーポケモン回収もそのまま裏が続いたり、勝利のメダルも1枚しか表が出なかったり、ポリゴンZのじげんてんそうも裏だったりと、どういうわけかこの勝負は僕が異常な運を持っていました。僕がやった相手の嫌がるプレイングとしてはポリゴンZにメガロキャノンを打って退化スプレーを防ぐことぐらいでしょうか。そのままメガロキャノンを宣言し続け、最後はビクティニのVジェネレートを宣言して勝ちました。
準決勝に進出したことで喜んでいいはずの場面なのに、自分の運の異常さに戸惑ってこの対戦中はずっと顔が苦笑いのままでした。こういった勝ち方はした事が無かったのですが、勝ったからには表彰台に上る事を誓い、そーと君とガッチリ握手を交わし、他の対戦が終了するまで一休みしながら待っていました。
すると、制限時間終了間際に反対側のテーブルで対戦していた六輝さんとカイリさんの試合の勝者が決まったようで、何と六輝さんが勝利したことで、カイリさんとの準決勝の対戦は夢に終わってしまいました。自分のことのように悔しかったです。カイリさんと僕はもう10年の付き合いになります。お互いに出会っていなかったら自分はこんなにポケモンカードを本気でやれなかったし、強くなれなかったとお互いに認め合える戦友です。その彼がここで負けてしまったこと、自分のことのように悔しかったです。すっごく悔しいので「カイリさんの分も六輝さんに勝つ!!」と心に誓い、準決勝へ臨みました。そして、この準決勝の中で自分のこれまでポケモンカード人生において史上最高レベルの大激戦を繰り広げるとは、この時の僕はまだ知らなかったのです…
(※準決勝以降と2日目までの完結編は今週中に書きます。絶対に書きます)
DNをご覧の皆さんお待たせいたしました、朗です。昨日の夜に更新できるようにレポートを執筆していたのですが、眠気に勝てずに遅くなってしまいました。申し訳ありません。これよりバトカニ千葉大会2日間の対戦レポートを公開致します。今回のレポートは3部構成でお送り致します。
千葉大会に参加すると決めた時に、今回は事前にHKさん、有栖川さんをはじめとするチムロリの皆さんにお世話になることがある程度、決定していました。夜行バスで金曜日に東京入りし、滞在先となる三鷹にある大学の先輩のお家に荷物を置いてから、HKさんと合流しラーメン二郎を巡り、ななはちやを訪問し、そのまま有栖川さんと合流してカラオケにてJAM Projectの楽曲を3時間ぶっ通しで熱くセッションさせて頂きました。有栖川さんが相当、僕の歌を気に入って下さったようでとても嬉しかったです。東京でポケカプレイヤー同士のカラオケは非常に新鮮でした。誘って下さった、HKさんと有栖川さん、本当にありがとうございます。
ななはちやではお昼の部と夕方の部で店舗大会に参加したところ、2位と圏外という謎の結果を残してしまいました。しかしながら、夕方の部では名古屋大会優勝者であるとーしんさん を倒すことが出来たため次の日に向けて非常にモチベーションを高めることができました。
(※ちなみにとーしんさんはこの時、全敗だった模様です 日本代表選手とは)
ポケモンカードの店舗大会、カラオケが終了し、帰りにラーメン二郎へ寄り、京王線でHKさんと共に帰路につこうと思ったら、23:05に人身事故が発生したために電車が動かず、また動いていたJRの中央線が人で溢れかえってパンクしてしまいました。そのまま、新宿駅周辺のマクドナルドで1時間様子を見て、電車に乗ったのは0:30過ぎ。電車の中で溢れかえった人に揉まれながら、ゆっくりと動いたり止まったりする電車の中で苦しめられ、1時間かけて調布駅へ到着し、そのまま2:30過ぎに滞在先である大学の先輩の家に到着しました。
今回は始発(5:03)で会場へ向かおうと考えていた為に、バスが無いこの時間に間に合わせるためには、滞在先へ4時過ぎに出発しなければいけませんでした。ということで、当然のように睡眠時間はゼロ。千葉大会へ参加するためのカードなどの準備と確認を済ませて、シャワーを浴びて、身支度を整えたらあっという間に4時前になり、滞在先を出て、調布駅からの始発に乗り、会場である幕張メッセに向かいました。到着するまでに、あむ君やNムラーさんなどと合流し、共に7時前に会場に到着してから並びました。睡眠時間ゼロは辛いです。
色々とお話しているうちにHKさんも到着し、そのまま会場への入場が始まり、無事に初卓に着く事ができたので、僕のバトルカーニバル2013スプリングの挑戦が始まりました。最初はOリーグからの挑戦です。Oリーグに関する調整は本命がBWレギュレーションだったために、正直なところ名古屋大会が終わってから1週間程度しか行っていませんでした。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【チャレンジステージ1周目】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1戦目 ○ 6-0 探求者ミュウツーEXヨノワールミカルゲポリゴン(Tommyさん)
福岡からいらっしゃった親子プレイヤーの方です。対戦が始まって場をオープンするとミカルゲとゲノセクトEXがお見合い。
ミカルゲによるデッキ展開へのお茶の濁し方は頭の中である程度、想定していたので、プラズマエネルギーを用いながらレッドシグナルでヨノワールなど厄介なポケモンをバトル場に呼び出しながら、ゲノセクトEXで順当に相手のポケモンを倒していって勝ちました。
2戦目 × 3-6 アギルダーダストダスネンドールミカルゲポリゴンZG(けーださん)
1戦目が終わって入場口を見ていると、こちらに向かって歩いてきたのはチームアチャモのけーださんでした。どうやら一筋縄ではいかない相手のようです。場がオープンするとミカルゲとビリジオンEXがお見合い。
相手が先行でチョボマキ、ヤブクロン、ヤジロンといったポケモンを展開された時に全てを悟りました。「あっ、このデッキに対してロックを解除する術が無い」って。どうしようもないので、速攻でサイドを先行しようとするも、ミカルゲによるグッズロックが弊害になり、あっという間に相手の場のロックシステムが完成されてしまいました。
相手はミカルゲにいのちのしずくや、白銀の鏡などを張り付けて、どうあがいても僕はこのロックループを解除できなくなりました。そのまま、相手に自分のポケモンを全て狩られて負けました。本当にどうしようもなかったです。
対戦後に「まだチャンスがあるかもしれないから頑張って!!」と応援して頂いたので、諦めずに並びなおしてチャレンジステージの2週目を迎えました。まさか、本当にとんでもないチャンスがあるとはこの時、本気で思っていなかったのです。
【チャレンジステージ2周目】
1戦目 ○ 5-0 ビリジオンEXゲノセクトEXゲノセクト
場をオープンすると相手のバトル場にはゲノセクト(なかまをよぶ)が。順当に展開されて、相手はビリジオンEXやゲノセクトEXを並べます。そして、こちらは先行1ターン目からあっという間に場が展開されたことによりビクティニのVジェネレートが火を噴きます。そのまま、ビリジオンEX、ゲノセクトEX、ゲノセクトと順番に倒していって圧勝しました。
2戦目 ○ 1-0 セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEX (Oさん)
入場口の方を見ていると何やら見覚えのある方が…と思ったら、布団CSのスタープレイヤーであるO(nappa)さんでした。殿堂デッキを沢山研究されている上に、2005年に日本代表選手となった実力者の方です。ただ、試合の方は大変申し訳ないのですが、先行1ターン目に相手のバトル場のドーブルをビクティニのVジェネレートで焼いて1キルしてしまいました。アンノーンQのクイックを使用せずにベンチに並べる日が来るとは思ってもみませんでした。
3戦目 ○ 1-0 ギギギアルコバルオン
相手の場がオープンしたところ、バトル場はギアル。こちらはビリジオンEXとセレビィGRが場に並んでいます。こちら側先行で、ベンチにゲノセクトEXを並べてメガロキャノンを次のターンに打てるように準備を始めます。相手はNを使用するも、たねポケモンを引けなかったご様子。大変申し訳ありませんが2ターン目でゲノセクトEXの準備が出来たのでメガロキャノンで勝負を決めさせて頂きました。
4戦目 ○ 1-0 カメックススイクンネンドールミカルゲブラックキュレムEX
相手の場にはスイクン、そしてベンチにはゼニガメ。この試合では一番えげつない勝ち方をしてしまいました。ゲノセクトEXスタートによる先行でジラーチEXのほしのみちびきで持ってきた探究者が決まり、場にセレビィGRとビクティニとドーブルとビリジオンEXが並んでから、1ターン目でVジェネレートを決めてスイクンを1撃で倒してしまうという神速の1キルゲームを行ってしまいました。どういうわけか3試合連続で短時間で試合を決めてしまったために、あっという間にプレミアステージへの進出が決定してしまいました。自分の予想以上にビクティニが大暴れした影響で、勝ってしまった相手の皆さんには大変申し訳ありませんでした。
とりあえずこの時点でプレミアステージに進出した頃には6組ほど進出者同士の対戦が始まっていたと思います。僕がクライマックスステージの進出権をかけてグループに集まったのは、僕が存じない方1名と、2人の世界チャンピオンのお父さんであるHIROさんと、昨年のバトルカーニバルオータムの日本3位であるB兄君でした。集まった面子を見て愕然…そして、くじ引きの結果により初戦の対戦相手となったのはHIROさんです。B兄君を含むもうお人方は別ブロックへ行きました。勝ち続けても茨の道が見える僕にとって非常に厳しい2連戦が始まりました
【プレミアステージ】
1戦目 ○ 6-0 探求者ゲノセクトEXミカルゲポリゴン(HIROさん)
昨年のバトルカーニバルシーズンよりイベントごとにお世話になっていたHIROさんですが、実は対戦するのはこれが初めてです。デッキは不明でしたが、事前情報により「ワンダープラチナ」を使用することは知っていました。場をオープンすると、やっぱりミカルゲがこちらに向けて不気味な笑みを浮かべています。
ベンチにはポリゴンとゲノセクトEXが並んでいたことで、探究者ループを繰り返した後に、Gブースターで相手をぶっ飛ばすデッキだと知りました。ならばこちらは、ビクティニでひたすらポリゴンとゲノセクトEXを処理すればいいだけです…と思いながら、ゲームが始まってから山札を確認すると、ビクティニがサイド落ちしている事に気が付きました。その事実に絶望しながらも、ビリジオンEXやジラーチEXを利用しながら確実にゲノセクトEXを育てて、準備が出来たらメインアタッカーを叩くプランに変更。迂闊にサイドを引いてしまうと、ふたごちゃんが機動してしまうのでこの対戦におけるプレイングは1つ1つが綱渡りでした。
勝負の決め手となったのは、HIROさんがなかなか「破れた時空」を出せずにいるところです。おそらくワンダープラチナの効果でサイド落ちを確認し、ロトムでサイドと山札を入れ替えても、なかなか引けなかったようです。また、1度だけHIROさんが退化スプレーの効果を勘違いしてしまうプレイングミスに助けられました。
こちら側の準備が出来てからは探究者でゲノセクトEXを戻してレッドシグナルを決めたり、場にエネルギーを充足させて、Gブースターで相手のゲノセクトEXを処理したり、順当にポリゴンを倒していってサイドを6枚引ききって勝利しました。
お話を聞いたところ、このデッキはとーしん君が作成したようで、コンセプトがとても難しいデッキだったあまりにHIROさんのプレイングミスがとても大きな1手となってしまったようです。「頑張って下さいね」ってにこやかにエールを送られ、対戦後に「ありがとうございます」としっかり握手。また、反対のブロックでは強豪プレイヤーであるB兄君がいち早く勝利を手にしていました。
2戦目 ○ 6-2 タマタマブースターマニューラミカルゲポリゴン(B兄君)
緊張のあまり初っ端からやらかしてしまいました。ジャンケンでパーを出そうとしていたのに、手はチョキからパーへ変える瞬間がごっちゃになって奇妙な手の動きでパーを出してしまいました。その挙動により負けてしまったB兄君から、もちろん指摘が入り仕切り直しとなりました。緊張のあまり、じゃんけんの出し方がおかしくなったのは初めての経験でした。
じゃんけんの仕切り直し後に無事に先行を取り、相手のバトル場のミカルゲ、イーブイ、ポリゴンを見つめながら、相手のデッキの中身を予測し、ゲーム展開のプランを立てながらこちらも展開していく。デッキは不明だが、ビクティニによる低コスト超火力がキーカードに成り得ると感じたので、ビリジオンEXで殴りながら場にエネルギーを充足させて、メインアタッカーはビクティニに任せることにする。
序盤にビクティニが準備できると、相手のポリゴンから処理を初めて、同時にベンチに出てきたのはニューラ。マニューラタマタマによる安定した低コストの高出力のデッキだと知り、となるとイーブイの進化先はブースターと見抜きました。ビクティニをメインアタッカーにしたことがどうやら良い手だったようです。相手は毎ターンのようにビクティニのVジェネレートを決められて場を荒らされていきます。マニューラが殴るためにはダークパッチなどを挟まなければいけないために、準備に時間がかかってしまうのです。その隙を僕が見逃すはずがありません。
ビリジオンEXで場にエネルギーを充足させながらミカルゲを倒し、シェイミのしゅくふくのかぜによるスイッチでいつでもアタッカーをゲノセクトEXに切り替えることができる準備を完了させます。そうすると相手はビクティニだけを処理するなど考えることはできずに、ゲノセクトEXとビクティニを同時に処理する方法を考えなければなりません。1手でも隙を見せたら、再びビクティニやゲノセクトEXが飛んできます。このように100ダメージの嵐を相手に絶えず打ち続けるプレイングを心がけたところ、B兄君が「ビクティニ強えぇ…」とビクティニの処理にとても困る気持ちを吐き出してくれました。強さを解って頂けたようで嬉しかったです。
しかしながら、相手もそう簡単に諦めようとしません。エネルギーが充足されたゲノセクトEXを葬るために、マニューラでの大ダメージを狙います…がどうやらあと1手が足りない模様。本人曰くプレミスとのことでしたが、正直何をプレミスしたのか僕にはわかりませんでした。そのままビクティニのVジェネレートで最後のマニューラまで狩り続けてサイドを6枚引ききって勝利しました。うん、1ターンで起動してしまうビクティニはやっぱり強いですね。
「対戦ありがとうございました!!」とガッツリ握手を交わした後に、「B兄君の分もクライマックスステージで勝ち抜いてくるんで楽しみにしててね!!」とB兄君に告げて、僕は3回連続4回目のクライマックスステージへの進出を決めました。去年のOリーグではクライマックスステージはおろか、プレミアステージにすら行けなかったので、去年から自分が確実にレベルアップをしていることを知り、とても喜びました。
(※クライマックスステージを迎えるまでと進出後のレポートは第2部に書かせて頂きます)
千葉大会に参加すると決めた時に、今回は事前にHKさん、有栖川さんをはじめとするチムロリの皆さんにお世話になることがある程度、決定していました。夜行バスで金曜日に東京入りし、滞在先となる三鷹にある大学の先輩のお家に荷物を置いてから、HKさんと合流しラーメン二郎を巡り、ななはちやを訪問し、そのまま有栖川さんと合流してカラオケにてJAM Projectの楽曲を3時間ぶっ通しで熱くセッションさせて頂きました。有栖川さんが相当、僕の歌を気に入って下さったようでとても嬉しかったです。東京でポケカプレイヤー同士のカラオケは非常に新鮮でした。誘って下さった、HKさんと有栖川さん、本当にありがとうございます。
ななはちやではお昼の部と夕方の部で店舗大会に参加したところ、2位と圏外という謎の結果を残してしまいました。しかしながら、夕方の部では名古屋大会優勝者であるとーしんさん を倒すことが出来たため次の日に向けて非常にモチベーションを高めることができました。
ポケモンカードの店舗大会、カラオケが終了し、帰りにラーメン二郎へ寄り、京王線でHKさんと共に帰路につこうと思ったら、23:05に人身事故が発生したために電車が動かず、また動いていたJRの中央線が人で溢れかえってパンクしてしまいました。そのまま、新宿駅周辺のマクドナルドで1時間様子を見て、電車に乗ったのは0:30過ぎ。電車の中で溢れかえった人に揉まれながら、ゆっくりと動いたり止まったりする電車の中で苦しめられ、1時間かけて調布駅へ到着し、そのまま2:30過ぎに滞在先である大学の先輩の家に到着しました。
今回は始発(5:03)で会場へ向かおうと考えていた為に、バスが無いこの時間に間に合わせるためには、滞在先へ4時過ぎに出発しなければいけませんでした。ということで、当然のように睡眠時間はゼロ。千葉大会へ参加するためのカードなどの準備と確認を済ませて、シャワーを浴びて、身支度を整えたらあっという間に4時前になり、滞在先を出て、調布駅からの始発に乗り、会場である幕張メッセに向かいました。到着するまでに、あむ君やNムラーさんなどと合流し、共に7時前に会場に到着してから並びました。睡眠時間ゼロは辛いです。
色々とお話しているうちにHKさんも到着し、そのまま会場への入場が始まり、無事に初卓に着く事ができたので、僕のバトルカーニバル2013スプリングの挑戦が始まりました。最初はOリーグからの挑戦です。Oリーグに関する調整は本命がBWレギュレーションだったために、正直なところ名古屋大会が終わってから1週間程度しか行っていませんでした。
バトルカーニバル千葉大会1日目 Oリーグ
【チャレンジステージ1周目】
使用デッキ:「セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEXビクティニ」
http://akira3.diarynote.jp/201305210455489621/
デッキの解説は上記の記事を参照下さい。
1戦目 ○ 6-0 探求者ミュウツーEXヨノワールミカルゲポリゴン(Tommyさん)
福岡からいらっしゃった親子プレイヤーの方です。対戦が始まって場をオープンするとミカルゲとゲノセクトEXがお見合い。
ミカルゲによるデッキ展開へのお茶の濁し方は頭の中である程度、想定していたので、プラズマエネルギーを用いながらレッドシグナルでヨノワールなど厄介なポケモンをバトル場に呼び出しながら、ゲノセクトEXで順当に相手のポケモンを倒していって勝ちました。
2戦目 × 3-6 アギルダーダストダスネンドールミカルゲポリゴンZG(けーださん)
1戦目が終わって入場口を見ていると、こちらに向かって歩いてきたのはチームアチャモのけーださんでした。どうやら一筋縄ではいかない相手のようです。場がオープンするとミカルゲとビリジオンEXがお見合い。
相手が先行でチョボマキ、ヤブクロン、ヤジロンといったポケモンを展開された時に全てを悟りました。「あっ、このデッキに対してロックを解除する術が無い」って。どうしようもないので、速攻でサイドを先行しようとするも、ミカルゲによるグッズロックが弊害になり、あっという間に相手の場のロックシステムが完成されてしまいました。
相手はミカルゲにいのちのしずくや、白銀の鏡などを張り付けて、どうあがいても僕はこのロックループを解除できなくなりました。そのまま、相手に自分のポケモンを全て狩られて負けました。本当にどうしようもなかったです。
対戦後に「まだチャンスがあるかもしれないから頑張って!!」と応援して頂いたので、諦めずに並びなおしてチャレンジステージの2週目を迎えました。まさか、本当にとんでもないチャンスがあるとはこの時、本気で思っていなかったのです。
【チャレンジステージ2周目】
1戦目 ○ 5-0 ビリジオンEXゲノセクトEXゲノセクト
場をオープンすると相手のバトル場にはゲノセクト(なかまをよぶ)が。順当に展開されて、相手はビリジオンEXやゲノセクトEXを並べます。そして、こちらは先行1ターン目からあっという間に場が展開されたことによりビクティニのVジェネレートが火を噴きます。そのまま、ビリジオンEX、ゲノセクトEX、ゲノセクトと順番に倒していって圧勝しました。
2戦目 ○ 1-0 セレビィGRビリジオンEXゲノセクトEX (Oさん)
入場口の方を見ていると何やら見覚えのある方が…と思ったら、布団CSのスタープレイヤーであるO(nappa)さんでした。殿堂デッキを沢山研究されている上に、2005年に日本代表選手となった実力者の方です。ただ、試合の方は大変申し訳ないのですが、先行1ターン目に相手のバトル場のドーブルをビクティニのVジェネレートで焼いて1キルしてしまいました。アンノーンQのクイックを使用せずにベンチに並べる日が来るとは思ってもみませんでした。
3戦目 ○ 1-0 ギギギアルコバルオン
相手の場がオープンしたところ、バトル場はギアル。こちらはビリジオンEXとセレビィGRが場に並んでいます。こちら側先行で、ベンチにゲノセクトEXを並べてメガロキャノンを次のターンに打てるように準備を始めます。相手はNを使用するも、たねポケモンを引けなかったご様子。大変申し訳ありませんが2ターン目でゲノセクトEXの準備が出来たのでメガロキャノンで勝負を決めさせて頂きました。
4戦目 ○ 1-0 カメックススイクンネンドールミカルゲブラックキュレムEX
相手の場にはスイクン、そしてベンチにはゼニガメ。この試合では一番えげつない勝ち方をしてしまいました。ゲノセクトEXスタートによる先行でジラーチEXのほしのみちびきで持ってきた探究者が決まり、場にセレビィGRとビクティニとドーブルとビリジオンEXが並んでから、1ターン目でVジェネレートを決めてスイクンを1撃で倒してしまうという神速の1キルゲームを行ってしまいました。どういうわけか3試合連続で短時間で試合を決めてしまったために、あっという間にプレミアステージへの進出が決定してしまいました。自分の予想以上にビクティニが大暴れした影響で、勝ってしまった相手の皆さんには大変申し訳ありませんでした。
とりあえずこの時点でプレミアステージに進出した頃には6組ほど進出者同士の対戦が始まっていたと思います。僕がクライマックスステージの進出権をかけてグループに集まったのは、僕が存じない方1名と、2人の世界チャンピオンのお父さんであるHIROさんと、昨年のバトルカーニバルオータムの日本3位であるB兄君でした。集まった面子を見て愕然…そして、くじ引きの結果により初戦の対戦相手となったのはHIROさんです。B兄君を含むもうお人方は別ブロックへ行きました。勝ち続けても茨の道が見える僕にとって非常に厳しい2連戦が始まりました
【プレミアステージ】
1戦目 ○ 6-0 探求者ゲノセクトEXミカルゲポリゴン(HIROさん)
昨年のバトルカーニバルシーズンよりイベントごとにお世話になっていたHIROさんですが、実は対戦するのはこれが初めてです。デッキは不明でしたが、事前情報により「ワンダープラチナ」を使用することは知っていました。場をオープンすると、やっぱりミカルゲがこちらに向けて不気味な笑みを浮かべています。
ベンチにはポリゴンとゲノセクトEXが並んでいたことで、探究者ループを繰り返した後に、Gブースターで相手をぶっ飛ばすデッキだと知りました。ならばこちらは、ビクティニでひたすらポリゴンとゲノセクトEXを処理すればいいだけです…と思いながら、ゲームが始まってから山札を確認すると、ビクティニがサイド落ちしている事に気が付きました。その事実に絶望しながらも、ビリジオンEXやジラーチEXを利用しながら確実にゲノセクトEXを育てて、準備が出来たらメインアタッカーを叩くプランに変更。迂闊にサイドを引いてしまうと、ふたごちゃんが機動してしまうのでこの対戦におけるプレイングは1つ1つが綱渡りでした。
勝負の決め手となったのは、HIROさんがなかなか「破れた時空」を出せずにいるところです。おそらくワンダープラチナの効果でサイド落ちを確認し、ロトムでサイドと山札を入れ替えても、なかなか引けなかったようです。また、1度だけHIROさんが退化スプレーの効果を勘違いしてしまうプレイングミスに助けられました。
こちら側の準備が出来てからは探究者でゲノセクトEXを戻してレッドシグナルを決めたり、場にエネルギーを充足させて、Gブースターで相手のゲノセクトEXを処理したり、順当にポリゴンを倒していってサイドを6枚引ききって勝利しました。
お話を聞いたところ、このデッキはとーしん君が作成したようで、コンセプトがとても難しいデッキだったあまりにHIROさんのプレイングミスがとても大きな1手となってしまったようです。「頑張って下さいね」ってにこやかにエールを送られ、対戦後に「ありがとうございます」としっかり握手。また、反対のブロックでは強豪プレイヤーであるB兄君がいち早く勝利を手にしていました。
2戦目 ○ 6-2 タマタマブースターマニューラミカルゲポリゴン(B兄君)
緊張のあまり初っ端からやらかしてしまいました。ジャンケンでパーを出そうとしていたのに、手はチョキからパーへ変える瞬間がごっちゃになって奇妙な手の動きでパーを出してしまいました。その挙動により負けてしまったB兄君から、もちろん指摘が入り仕切り直しとなりました。緊張のあまり、じゃんけんの出し方がおかしくなったのは初めての経験でした。
じゃんけんの仕切り直し後に無事に先行を取り、相手のバトル場のミカルゲ、イーブイ、ポリゴンを見つめながら、相手のデッキの中身を予測し、ゲーム展開のプランを立てながらこちらも展開していく。デッキは不明だが、ビクティニによる低コスト超火力がキーカードに成り得ると感じたので、ビリジオンEXで殴りながら場にエネルギーを充足させて、メインアタッカーはビクティニに任せることにする。
序盤にビクティニが準備できると、相手のポリゴンから処理を初めて、同時にベンチに出てきたのはニューラ。マニューラタマタマによる安定した低コストの高出力のデッキだと知り、となるとイーブイの進化先はブースターと見抜きました。ビクティニをメインアタッカーにしたことがどうやら良い手だったようです。相手は毎ターンのようにビクティニのVジェネレートを決められて場を荒らされていきます。マニューラが殴るためにはダークパッチなどを挟まなければいけないために、準備に時間がかかってしまうのです。その隙を僕が見逃すはずがありません。
ビリジオンEXで場にエネルギーを充足させながらミカルゲを倒し、シェイミのしゅくふくのかぜによるスイッチでいつでもアタッカーをゲノセクトEXに切り替えることができる準備を完了させます。そうすると相手はビクティニだけを処理するなど考えることはできずに、ゲノセクトEXとビクティニを同時に処理する方法を考えなければなりません。1手でも隙を見せたら、再びビクティニやゲノセクトEXが飛んできます。このように100ダメージの嵐を相手に絶えず打ち続けるプレイングを心がけたところ、B兄君が「ビクティニ強えぇ…」とビクティニの処理にとても困る気持ちを吐き出してくれました。強さを解って頂けたようで嬉しかったです。
しかしながら、相手もそう簡単に諦めようとしません。エネルギーが充足されたゲノセクトEXを葬るために、マニューラでの大ダメージを狙います…がどうやらあと1手が足りない模様。本人曰くプレミスとのことでしたが、正直何をプレミスしたのか僕にはわかりませんでした。そのままビクティニのVジェネレートで最後のマニューラまで狩り続けてサイドを6枚引ききって勝利しました。うん、1ターンで起動してしまうビクティニはやっぱり強いですね。
「対戦ありがとうございました!!」とガッツリ握手を交わした後に、「B兄君の分もクライマックスステージで勝ち抜いてくるんで楽しみにしててね!!」とB兄君に告げて、僕は3回連続4回目のクライマックスステージへの進出を決めました。去年のOリーグではクライマックスステージはおろか、プレミアステージにすら行けなかったので、去年から自分が確実にレベルアップをしていることを知り、とても喜びました。
(※クライマックスステージを迎えるまでと進出後のレポートは第2部に書かせて頂きます)
おはようございます、朗です。先日のナナホシ杯に参加された皆さんお疲れ様でした。ナナホシ杯から1日が経ちましたが、大会の余韻は未だ残っています。とはいうものの、予想以上に身体が疲れていたようなので、土曜日の22時頃に帰宅してから、日曜日の22時までずっとお布団で過ごしていました。天気予報にて週末の仙台の天気が荒れることは知っていて、日曜日はジムチャレンジに行かないことを決めていたので、ゆっくり休む予定だったのですが、予想以上に雪が降ってしまったので、外に出る気力どころか、布団から出る気力がありませんでした。いやぁ、冬は冬眠に限りますね。
さて、1月16日に開催を告知されてから、ずっと楽しみにしていたナナホシ杯ですが、結果は皆さんご存知の通り4位として入賞することができました。ここは調子に乗って「入賞は予定通り…」と言いたい所ですが、実はそんなわけがありません。今回の入賞は僕からしてみれば、あまりにも上出来すぎる結果です。自信が全く無かった訳ではありませんが、ナナホシ杯を迎える間での僕は、入賞はおろか予選突破でさえ困難な状況に直面していたのです。まずはそのエピソードとしてデッキ選択にまつわるお話から始めましょう。
今回選択したデッキは「プラズマ団」です。中身としては、キュレム・ケルディオEX・ボルトロスEX・デオキシスEX・ルギアEX・トルネロスEXによる、どくさいみん光線を絡めた種ビートスタイルのデッキであり、特に尖ったことはしていませんでした。この選択に参加者の内、沢山の方々が驚かれたと思います。
その中で、頂いた声としては「ビーチのコピーをお願いされた時から朗君はゴチアギ使うと思ってた」、「プラズマだけは絶対に使わないと思ってた」、「シビビールかカメックスでバレット系を使うと予想してたんだけどなぁ」、「何で普通のデッキ使ってるの!?」などなど、様々な言葉を頂きました。すいません、正直言って自分が一番驚いています。何故なら、大会2日前までプラズマ団を使う可能性が0%だったからです。事の発端は大会2日前の最終調整での出来事。僕は今回のナナホシ杯に向けて2つのデッキを煮詰めていました。
1つ目は予想していた方もいた「シビビールバレット(ナナホシ杯ver)」です。チームアチャモのY田君が昨年、秋のバトルカーニバルで使用したシビビールデッキをベースに軽石を用いた構築で、尖ったシビビールデッキを目指して、ナナホシ杯に向けてずっと構想を練っていました。特徴としてはバレット系では中々、聞かないであろう「とあるポケモン」をピン刺しすることで相手の度肝を抜く、奇襲作戦を予定していたのですが、最後の最後までプラズマ団への勝率が安定せず、どうしても自信が持てませんでした。こちらのデッキが本命なだけあって、相当なショックを受けました。プラズマ団以外に有利なのは置いといても、絶対数が最も多いプラズマ団に安定した勝率を残せないのはデッキ選択としてありえない。そしてそれを裏付けるようにスパーリングの中で結果が出てしまいました。流石に、大会2日前にプラズマ団と8戦して8連敗もしたら、心が折れますよ…
2つ目は最近使い慣れていた「ダークライアブソル」にコバルオンEXやクラッシュハンマー、改造ハンマーを搭載したプラズマ団をとことんアンチしたデッキです。このデッキはみらチャン杯の結果が出てから諦めました。ゴチアギがどうしても辛かったです。無理矢理にゴチアギへの対策をしたとしても、勝てる自信が持てず、何よりもトロピカルビーチが平等に使用できる環境ということで、それなりに数がいるであろうカメックスに勝てる気がしなかったのが最大の理由でした。そんな中、シビビバレットを諦めてプラズマ団相手にスパーリングをしてみたら、何と2連敗しました。そうです。僕は大会の2日前にとんでもないスランプに陥っていたのです。
ここで僕のデッキ選択は物凄く悩みました。手元にあるデッキは使い慣れた尖ったことをしていない「ダークライアブソル」、スパーリング用に構築していた「ギギギアルコバルオン」と、使いこなせる自信が無かった「カメックスバレット」、出来れば使いたくないデッキである今話題の「ゴチルゼルアギルダー」ぐらいでした。正直、どれを使っても自信が持てず、自分の中で使いたいデッキがこの時点で無かったのです。その候補の中に「プラズマ団」は入っていませんでした。何故なら、ナナホシ杯に向けて「打倒!!プラズマ団!!」と心の底から思っていたからです。これだけは絶対に使いたくありませんでした。というよりも、「自分の気持ちがぶれている状態かつ、付け焼刃で使用するデッキで勝ちに行けるはずがない」と、僕の中で考えが固まっていましたから…
そんな迷える僕の元に突然、プラズマ団への勧誘の声が「某プラズマ団員(東京都在住)」さんから届きました。「あなたの魂をプラズマ団に売るのです…自分の中にある頑固なプライドを捨て、あなたはプラズマ団を使用するのです…プラーズマー…」
ということで、散々迷った末にプラズマ団への入団を決め、ナナホシ杯での使用デッキがプラズマ団に決定しました。そのまま、某プラズマ団員さんからプラズマ団デッキのノウハウを伝授して頂き、特定のデッキへの最良のプレイングを覚え、構築を自分好みに色付けしていく…気付いた頃には「プラズマメカニズムを搭載したデッキが完成した!!強力だ!!ウワッハッハッハッハッハ!!」と、自分の物では無い自信が自分の中に存在していました。ここで僕にはプラズマ団としてナナホシ杯を制圧するためのミッションが課せられたのです。
ちなみに僕がプラズマ団を使用する決定打になった観点は「負けにくいデッキである」ということです。シビビールバレットは展開さえ相手を上回ることが出来れば、負けにくいデッキであることは確かですが、最も怖いのが「1キルへの恐怖」です。ダークライアブソルコバルオンはクラッシュハンマーによる運の要素が高い上、カメックスに当たらなければいいという、自分の選択に対して「潔さ」が求められるデッキ選択となります。他にもゴチルゼルアギルダーという魅力的な選択肢がありましたが、これは僕自身も散々DNで「対策しないと大変なことになりますよ」と注意喚起していたので、絶対に自分で使う気はありませんでした。こんな状況下にある僕が本気で勝ちに行くには、消去法としてプラズマ団しかありませんでした。自分のプライドを捨てるっていうのはとても勇気がいることですが、他人の考えを本気で信用し、勝ちに行くということは、この時の僕にとって意義ある物だったので、今回はこの選択でいきました。
使用デッキも確定し、ナナホシ杯前日を迎えた僕は、秋の公式大会から前日に必ずやることを行いました。それは「ポケモンカードのことは一旦、置いといて女の子と遊ぶ」ということです。今回は彼女さんが自宅に来てくれたので、一緒にゆっくり過ごしました。お昼ご飯に僕の得意料理を作り、そのまま紅茶をいれてお話したり、お茶菓子をバリボリしたりと、あとはほとんど布団でゴロゴロしていたら夕方を過ぎていました。僕の彼女さんは本日(25日)に、とある事情により大事な勝負事を控えているので、その準備のため早く帰し、僕もナナホシ杯に参加するための荷造りを始めました。出来る事なら、ここで地元でも有名なご利益のある神社に行きたかった…雪が降っていてバイクが使用出来なかったことと、体調があまり優れなかったことが懸念されたため断念しました。そして、色々あって寝付いたのは結局夜の3:30頃…果たして大会当日はどうなるのでしょうか。
前置きが長くなりましたが、これよりナナホシ杯のレポートを書かせて頂きます。
【第1回 七夜の願い星カップ 大会形式】
予選:スイスドローオポネント方式5回戦 スタンダード・サイド6枚戦(制限時間30分)
決勝:トーナメント方式 スタンダード・サイド6枚戦 (制限時間30分)
※予選と決勝でのデッキ変更は不可
レギュレーション:ポケモンカードゲームBWシリーズ以降(BW1~BW8)
※WCS2013の仮想レギュレーションとするため、シャイニーコレクションの収録カードは使用禁止
・プロキシ(代理)カードは使用不可
⇒入手難易度等を考慮し、例外として、トロピカルビーチ(BW-P)はプロキシの使用可
予選リーグはスイスドロー形式で5戦行い、勝敗数、オポーネントの結果により、上位16名を決勝トーナメント進出者として決定する。
⇒うち2名は、小学生以下の参加者の成績上位2名とし、残り14名は中学生以上の成績上位から選出される。
使用デッキ:「プラズマ団」
【予選リーグ】
1戦目 × 4-5 プラズマ団(ちびパパさん) 後
昨年の7月にサニーランドのジムチャレンジで対戦して以来、久々となる対戦です。その時の勝敗は僕の圧倒的(笑)な勝利だったので、今回も確実に勝っていきたいと思いながら、対戦に臨みました。相手のプラズマ団はキュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキでした。ここで僕が最も重要視したポイントはボルトロスEXの活用方法です。ライデンナックルを絡めながら、場にエネルギーを充足させて、いつでも安定したカウンターを狙える準備をし、キュレム1体とケルディオEX1体を処理し、ベンチのデオキシスEXにダメカンを1回だけ乗せておき、最後はルギアのプラズマゲイルを叩き込む。これが僕のゲームプランでした。しかしながら、ジャンケンで負けてしまい相手に初手からのフロストスピアで攻められ、プランを変更し、キュレムへのカウンターを中心とした攻め方で相手を追い詰めることにしました。残念ながらケルディオEXはサイドに落ちてしまったので、端からどくさいみん光線による解除は期待できません。ならば、一発屋同士の正面衝突における小細工を凝らした知恵比べが上回った方が勝敗を分けると思い、デッキに残っているどくさいみん光線、キャッチャー、Nなどの数と、相手が使用した攻めるためのソースを常に意識しプレイしていきました。途中でお互いに2、3分の長考が入ってしまったために、試合時間はギリギリまでかかりました。最後の最後、「ここで相手のキュレムを落とせばサイド差で逃げきられることもなく、相手にアタッカーがいなくなる」と考えた時に相手がとった行動はいのちのしずく(ACE SPEC)をキュレムに貼るという物でした。この奇襲がとんでもなく刺さり、強力なアタッカーを倒すにも関わらずサイドを引くことができないという現実に、僕は心を折られてしまいました。そのまま時間切れで、サイドを1枚リードされたまま負けてしまいました。これは悔しかった。ACE SPECを相手は中盤まで何も使用していなかったということが、頭の中から抜けていました。僕の油断が負けに繋がりました。ちびパパさんの方が僕よりも一枚上手でした。文句なしの完敗です。
2戦目 ○ 6-4 テラキオンEXテラキオンルナトーン(AKIさん) 後
初めて対戦する方でした。最近始めた初心者の方とのこと。とはいっても、油断はできないので場をオープンするまで、初手の中身を見ながらゲーム展開プランを考えました。幸いなことにキュレムスタートで先行を取れればフロストスピアが打てそうな内容だったので、キュレムによるビートダウンで攻撃の手を緩めずに行こうと考えながらジャンケンを行うも、また負け。そして、場をオープンすると相手は何とルナトーン。そのままNを打たれてしまったので、初手フロストスピアからのプランも流れてしまいました。相手はテラキオンEXとテラキオンを並べ、テラキオンEXにエネルギーを貼り終了。手札が流されてしまったが、幸運なことにトルネロスEXと入れ替えを引くことが出来たので、プラズマボールでルギアEXとスクランブルスイッチがあることを確認し、ボルトロスEXを囮にしながらトルネロスにエネルギーを充足させ、準備が出来たら、スイッチからプラズマゲイルで攻めるプレイングに切り替えました。これが成功し、相手のテラキオンEX、テラキオン、ルギアを3枚抜きし、サイドを引ききって勝利。ボルトロスの処理に集中しすぎたため、最後にNの効力を最大限にぶつけられた事で、手札が止まり相手は何も出来なかったようです。
3戦目 ○ 6-1 ギギギアルコバルオンEXコバルオンケルディオEX(ちびパパjr君) 後
相手はちびパパさんのお子さんということで、しっかりデッキは組まれているんだろうなぁ…ということで対戦が始まる。またもやジャンケンに負けてしまい、後攻。そして、バトル場をオープンすると、出てきたのはコバルオン。「げっ」と思い、ギギギ相手にどうプレイするかを頭の中で必死に考えるも、手札があまりよくなかったのでプラズマボールでトルネロスEXを呼んで、ふきながし。そんなこんなしている内に、相手はあっという間にギギギを立てる。「これで勝ち筋が無くなったかもしれない…どうせなら嫌がらせするか」ということで、キャッチャーでギギギを縛りどくさいみん光線、そして、ふきながし。相手は当然入れ替え、コバルオンEXを育てながらトルネロスEXのエネルギーを剥がそうとするが、トルネロスEXに貼ったニコタマが囮であることは全く気がつかない様子。そのまま、トルネロスに基本雷エネルギーを貼り、再びギギギアルを呼びどくさいみん光線、それと同時にタチワキシティジムを貼りベンチでキュレムを出し、ふきながす。相手はギギギを立てるために手札から、相当な数のサポーターをアララギで切ったので、2体目のギギギを十分に育てることができない模様。そしてギギギのダメカンが蓄積し、アクロママシーンからキュレム出動。水エネルギーを貼りフロストスピアでギアルを狙いに行く。これでギギギアルは倒れる。相手はコバルオンEXを前に出すが、ギギギアルは立てられない模様。そのまま2体目のギギギをフロストスピアで処理し、前のコバルオンEXにはどくさいみん光線。そして、ベンチにコバルオンEXがもう1体出てきたので、そのままライデンナックルでもう1体のキュレムを育てながら、コバルオンEXを2体取りました。よし、何とかヤバい相手に勝った!!
4戦目 ○ 6-2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX(うる君) 後
お昼休みを挟んだ後に4回戦を迎え、ここでついに強豪プレイヤーである運営陣と当たってしまいました。しかも、ジムチャレンジではなかなか勝つことが出来ない相手であるうる君です。デッキはずっとカメケルを使うんだろうなぁと想定していたので、彼のプラズマ団に対するプレイングは油断なりません。しかしながら、こういった場で本気の勝負が出来るのも中々無い機会なので、「絶対に勝つ」と意気込みながら対戦が始まりました。ジャンケンは安定の後攻…ここでは4連敗中です。相手のスタートはブラックキュレムEXでゼニガメとケルディオEXを並べるのがやっとのよう。ビーチで展開するも、こちらが初手からフロストスピアを決めることができたため、速攻でカメ狩りが始まりました。相手はケルディオEXを壁にしながら、カメを立てようとするも、どうにも上手く回らない様子。こちら側はここぞというタイミングでタチワキシティジムを貼り、Nで手札を濁しながらひたすらカメを狩りました。ベンチではプリズムエネルギーが貼られたデオキシスEXがカウンターの準備をしています。ゼニガメ2体とケルディオEXを倒した頃に、相手はやっとの思いでカメックスを立てました。そのままベンチに控えていたルギアEXを呼び出してブラックバリスタ。返しのターンに、こちらのキュレムがどくさいみん光線をからめたブリザードバーンを打ってゲームセットです。「よしっ」とガッツポーズをするも、心の中では「何があったの?」っていう疑問が常にありました。どうやら サイドにハイパーボールが3枚も落ちていたようです。そりゃ、カメを立てるのは辛いですよね…
5戦目 ○ 6-3 ギギギアルコバルオンEXコバルオン(ぱぱ@仙台さん) 先
ここで勝てば決勝トーナメント進出。負けられない戦いである最終戦、その相手は何とギギギアル使いである、ぱぱ@仙台さん。参加者50人のうちギギギを使用したプレイヤーは3人だけでした。何でここで2人も踏まなきゃいけないのだろうか…自分の運を呪いながらもジャンケンでこの日、初めての先行を勝ち取る。そして、手札にもわりと恵まれていたので速攻でアクロママシーンを多用しながら、プラズマエネルギー2枚とニコタマを貼ったトルネロスEXを立て、コバルオンEXおよびギアルを速攻で狩っていく。サイドが残り1枚になった時に相手の場にやっとギギギアルが立つ。そしてNが飛んできて、状況が逆転される。僕は軽石を貼った種EXをぐるぐる回しながら粘り、サポを引いた時にキュレムのフロストスピアを打って勝てるようにタチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、相手の出方を伺う。相手はギアチェンジのギギギアルを立て、まんたんのくすりでコバルオンを守りながらキャッチャーでエネルギーが沢山付いた大型トルネロスEXを呼び、エナジーブレイクで倒す。返しのターンにサポを引かなかったので、種EXを壁にし粘る。そして、ぱぱさんのターンにとんでもないプレミスをぱぱさんが行う。「アイアンブレイクを使って前のルギアEXに80で」…そのままターンを返したらどくの効果でコバルオンがきぜつして最後のサイドを引きました。何というか足元を救われました。次のトップでもサポは引けなかったので、種EXをぐるぐる回してあがいたとしても、時間のことを考えて引き分けになったかもしれませんね…
ここで予選の全ての対戦が終了。僕の結果は4勝1敗ということで予選9位として決勝トーナメント進出が決まりました。予選の全勝者は2名だけ。ボーダーラインは3勝1敗1分か3勝2敗だった気がします。そのまま決勝トーナメントの対戦順が決定。僕の相手は予選で並みいる強豪をなぎ倒してきた、ガブチルマスターずさママさんでした。この日の予選におけるずさママさんは本当に持っていました。参加者の中で誰よりも早く決勝トーナメント進出を決めたのです。詳しくはずさママさんのレポートをご確認下さい。
【決勝トーナメント】
1回戦 ○ 1-0 ガブリアスチルタリス(ずさママさん) 先
初手はルギアEX、どくさいみん光線、タチワキシティジム、アララギはかせ、アクロママシーン、ポケモンキャッチャー、ポケモンいれかえだったと思います。1回のマリガンを経て、引いたカードはアクロママシーン…これは。そして、ジャンケンでは何と先行を勝ち取る。場をオープンすると相手はチルット。ドローで引いたのはダークトリニティだったかな…そんなことはお構いなしに、アクロママシーンでまずルギアEXに1枚プラズマエネルギーを貼る。そして、山札に2枚目のプラズマエネルギーがあることを確認し、もう1枚アクロママシーンで貼る。タチワキシティジムを出して、どくさいみん光線を打ち、アララギはかせ。ここでニコタマを引いたらとんでもなかったんですが、そう上手くはいかず、無難に引いたプラズマボールでボルトロスEXを呼び出し、雷エネルギーを張って、ルギアEXを逃がしてライデンナックルを決めて、1キルしてしまいました。ずさママさんからは「ひええええ!!」みたいなリアクションをされたので、何というかやってしまいました。負けられない真剣勝負の場で手を抜くことは相手に対してとても失礼なことなので、こればかりはどうしようもないですね。
2回戦 ○ 6-4 ダークライEXヤミラミアブソルケルディオEX 後
予選を全勝で2位通過の風羽さんを倒した方です。以前、ジムチャレンジカップで対戦したことがあったのでその時のお話を交えながら対戦開始。ジャンケンに負けたため結果は後攻。相手は序盤からダークライEXとヤミラミを並べダークパッチなどで場を展開するも、ヤミラミを倒されることを警戒してかジャンクハントは打たず。返しのターンにヤミラミをキャッチャーで呼び出し、タチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、デオキシスEX、トルネロスEX、キュレムを並べながら、ハイパーボールでケルディオEXを出し、プラズマエネルギーを落としてボルトロスEXでライデンナックル。ここからダークライEXも巻き返してきて、2ターン目からアブソルとダークライを再び並べて、ナイトスピアで押してくる。こちらはルギアEXを並べ、特に意識をさせながら、どくさいみん光線をからめつつ、キュレムでばらまいていく、相手は1ターン止まりアブソルにしんかのきせきを張って、2体目のダークライの準備を始める。ボルトロスEXにまんたんのくすりを決めて、アクロママシーン×2でルギアEXとトルネロスEXにプラズマエネルギーをつけながら手張りでキュレムにプリズムを張ってブリザードバーン、そのまま次のプランを想定しておく。相手は返しにアブソルを出してキュレムを倒しながら、2体目のダークライEXを育てる。次のターンにこちらはスクランブルスイッチを使用し、ルギアEXのニコタマ以外のエネルギーを2体目のキュレムに移動させて、ブリザードバーンで倒す。そのまま返しのターンにキュレムがツメどくさいみんダークライにやられる。ダメカンはルギアEXへ。こちらはトルネロスEXを出しニコタマを張ってふきながし。返しのターンに相手はニコタマが貼られている手負いのルギアEXが気になったようでキャッチャーで呼び、どくさいみん光線を絡めてナイトスピアで落とす。最後に僕が、トルネロスEXにアクロママシーンで最後のプラズマエネルギーをトルネロスに貼り、ダークトリニティでプラズマエネルギーを回収し手張り、そしてベンチにデオキシスEXを2体出して、ジェットブラストで180Dゲームセット。トルネロスEX強い!!
準決勝 × 4-6 プラズマ団(しんくあ君) 後
この時点で入賞確定。プラズマ団に魂を打って結果オーライでした。相手は同じく、ここ最近スランプ気味に陥ってたしんくあ君です。プラズマ団のミラーマッチではありますが、僕としんくあ君のプラズマ団のスタイルは全く違う物だったので、相手のやりたいことを最大限に邪魔をする攻め方を考えながら対戦に臨みました。ジャンケンは負けで後攻。しんくあ君は場がボルトロスEXで、ベンチにキュレムとデオキシスEXスタートで幸先が良く見えましたが、ベンチのキュレムにエネルギーを1枚張ってターンを渡す。こちらもボルトロスEXスタートだったので、ハイパーボールなどを多用しながら、ベンチにキュレムやデオキシスEXを並べて、ライデンナックルで加速をさせる。返しのターン、しんくあ君はどうもエネが上手くつかないらしく、Nを打ち、ボルトロスEXにエネを張ってライデンナックルでダメージを与える。この選択が後に勝負を決める決定打になる。返しのターンにキュレムのブリザードバーンでボルトロスEXを倒してサイドを先行。相手も回り始めたのが、キュレムがフロストスピアのできる体制になり始めて、ベンチにルギアEXなどが出てくる。そのままニコタマなどルギアにエネルギーが付き始める。そして、フロストスピアで前のキュレムとベンチに出していたトルネロスEXにダメージカウンターが乗る。返しのターンで手札があまりよろしく無かったので、ボルトロスEXにまんたんのくすりを打ち、トルネロスEXにニコタマを貼りつつアクロママシーンでルギアEXを加速し、そのまま吹流し。返しのターンにしんくあ君がNを打って手札が4枚に、しんくあ君は同じようにフロストスピアで前のトルネロスEXとボルトロスEXに乗せる。こちらのターンでNで引いたカードはフウロ、アララギ、プリズム×2。フウロでスクランブルスイッチを持ってきて、ルギアEXにニコタマを付けて交代。プリズムを張ってプラズマゲイル。オーバーフローによりサイドを2枚取る。返しのターンにしんくあ君は凍てついた街を出し、スクランブルスイッチでベンチのデオキシスEXに貼っていたプリズムエネルギーをルギアEXに付けて、アクロママシーンでルギアEXに加速しキャッチャーでボルトロスEXを呼び、そのままN、僕は手札2枚、相手は6枚でルギアEXにニコタマがついてプラズマゲイルでサイド3枚を持っていかれる。返しのターン、僕が山札から引いたカードはアララギはかせとアクロマ。トップはプリズムエネルギー。とりあえず、ルギアEXにエネルギーを張って、少しだけ考える。残りの山札はおよそ20枚。ここで山札に残っているキャッチャー3枚のうち1枚を引けば、僕がデオキシスEXを呼び出して、プラズマゲイルを打って勝てる。そこで、アララギを打てば7枚ドローできる。アクロマを打てば8枚ドローできるが、アララギが山札に残るのでどっちを使用しても確立は同じということを数十秒考えて、「アクロマッ!!」と使用カードを決める。この瞬間にしんくあ君が見せた「うわっ!!」という顔は忘れられない。頭の中で山札から引いたカードの中にあるキャッチャーを選び、相手に付きつけるイメージをしながら、僕はしんくあ君に山札を渡しました。僕は彼が切った山札を受け取り、 8枚ドロー!!結果は…なんと、キャッチャー0枚!!対戦を見ていたギャラリーが「えっ!?」とざわつきました。ジャッジをしていた運営の風車君もビックリしたようです。「これは朗君の勝ちだろう」という予感が8枚のドローをもってしても届かなかったのです。しかしながら、手札にはまだどくさいみん光線が残っていました。タチワキを割られてしまったので、ルギアを1撃で落とすことは出来ませんが、粘る事は出来そうです。最後のわるあがきに打ったどくさいみん光線!!…結果は裏!!この時点で僕は相手が7枚ほどに膨らんだ手札に恐怖を覚えました。何もせずにそのままターンを返しました。相手はアクロママシーンを使用し、ルギアEXにプラズマエネルギーを付け、キャッチャーでトルネロスEXを呼び出してプラズマゲイルを決め、サイドを3枚取り、僕に勝ちました。僕はこの勝負で最後まで絶対負けないと思っていました。デッキに残っているソースとトラッシュに何が落ちているか、相手のトラッシュには何が落ちていて、山札or手札orサイドに何が残っているか、全部記憶をしていたので、プレイングによるミスをしていない自信はあったし、最善の手は尽くしたと思います。それでも敵わなかった。こればかりは彼の方が1枚上手かつ、強大な運を持っていたとしか思えません。とにかくすごかったです。勝敗が決まった瞬間に、本気でガッツリ握手を交わしました。その様子を見ていたオーディエンスも拍手喝采。悔しいけど、すっごく気持ち良かったです。満身創痍って奴ですね。この試合は僕の中で早くも今年一番の名勝負になりそうです。試合が終わった瞬間、一気に力が抜けてしまいました。どんなに負けを受け入れる考え方があっても、やれるだけのことをやってそれでも及ばず負けてしまうっていうのはやっぱり歯がゆいですね。悔しかった。とにかく悔しかった。けど、最高に楽しかった。感無量です。
3位決定戦 × 2-6 プラズマ団(Pさん 改め フェムトさん) 先
もう1つのブロックではこころみ君に負けてしまったフェムトさんが僕と対戦することになりました。最後に対戦したのは札幌大会のプレミアステージ4戦目。あの時はデッキ相性的には引きとしても僕の方が持っていました。今回はどうでしょうか。ミラーマッチとは言う物の、キュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキです。ちびパパさんと対戦した時のイメージを忘れないように、確実にキュレムを取れる攻め方を考えながら最後の対戦に臨みました。ちなみにジャンケンは勝ち。こちらは先行から場を展開し、ボルトロスEX、キュレム、デオキシスEX、ケルディオEXと並べながら、ハイパーボールで落としたプラズマエネルギーをライデンナックルで貼ります。相手も初手からフロストスピアでキュレムなどに対して、ダメージを蓄積させ始めます。返しのターンに僕はキュレムでの攻めに変更しましたが、すぐに返りうちに合ってしまいました。そのターンにケルディオEXも準備されていたため、ライデンナックルで準備をする隙は無かったと思います。返しにデオキシスEXを出し、プリズムエネルギーを張り、アクロママシーンで加速。デオキシスEXが殴ってこないことを願いながら、僕はラセンフォースでキュレムを倒しました。というか、実際こうするしかなかったです。フェムトさんは返しに、アララギはかせを打って、プリズムエネルギーをデオキシスEXに張り、アクロママシーンでラセンフォースで返す。これでサイド差が1-3になります。その後、ライデンナックル場にエネルギーを充足させながら、様子を伺うも、返しのターンにケルディオEXを呼び出され、ツールスクラッパーで場の軽いし2枚が剥がされてしまいました。これが決定打になりました。ケルディオEXにフロストスピアでダメージを与えつつ、ベンチのボルトロスEXにもダメカンが蓄積します。僕にターンが回ってきて、フウロを使用するも、山札にぽけもんいれかえは無く、全てサイドに落ちてしまいました。これはデッキの中身をこういう時のためにちゃんと把握していなかった僕のプレミスですね。確かアクロマを持ってきたんだと思います。結局、このターンでの止まった状態が最後まで響き、ケルディオEXとボルトロスEXを順当に倒されてしまって、僕は負けました。要約すると、ツールスクラッパー1枚で勝負が決まってしまったんですね。これはどう考えても僕の実力不足です。そこまで想定したプレイングが出来ていなかった辺り、僕はまだまだですね。
そんなこんなで僕のナナホシ杯への挑戦は4位で終わりました。ジャンケンは3勝6敗とイマイチながらよく頑張れたなぁと。それにしても、4位ってこんなに悔しい物なんですね。大会当日までのプロセスを考えると、いくら上出来な結果とはいえ、悔しいものは悔しいですよ。そんな中、4位の僕にまで盾を用意していてくれた運営陣は本当に素晴らしいです。すっごく嬉しかったです。まさか盾を頂けるなんて思っていませんでしたから。ナナホシ杯に参加して心から良かったと思えました。
ここで今回の上位入賞者と入賞デッキの簡単な紹介をさせて頂きたいと思います。
1位 しんくあ君 (2010年 WCS予選宮城県代表)
どくさいみん光線を使用せず、スタジアムは凍てついた街を採用、キュレム、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
2位 こころみ君 (2006年 WCS日本代表、2012年クライマックスステージ2回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、アブソルをアタッカーとするプラズマ団デッキ
3位 フェムトさん (2010年 WCS予選岩手県代表、2012年クライマックスステージ1回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、デオキシスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
4位 朗 (2007年 東北春2位、2012年 クライマックスステージ3回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEX、トルネロスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
これは偶然なのかわかりませんが、優勝者のしんくあ君を除いて、昨年のクライマックスステージに進出経験のある方が入賞しました。今回のナナホシ杯全参加者の中でクライマックスステージへの進出経験があるのは、この3人とちゃきちゃんのみです。(※風車君、カイリさんは運営陣のためカウントしていません)
自分で言うのもなんですが、やはりこういった自主大会や公式大会などで安定して結果を残せる方は「何かしら勝てる理由」があるのでしょうか。実に興味深いですね。そして、入賞者の中で僕は唯一の公式大会における全国大会及び世界大会未経験者です。ククク…朗はナナホシ杯入賞者の中でも最弱の存在…えぇ、納得だと思います。
それにしても皆さんが使用したプラズマ団にはそれぞれ個性が表れていて面白いですね。入賞した4人だけでもこれだけの違いがあるのに、プラズマ団を使用した全参加者のデッキを比較すると、どのような差異があるのでしょうか。デッキに対する回答(正解)は人それぞれ違うかもしれませんが、考えてみるのも面白いのかもしれませんね。ちなみに僕のプラズマ団は特に珍しいことはしていませんよ。「無難な選択」というイメージのある丸いデッキです。また、痒い所に手が届かないようなことは度々ありますが、負けにくいデッキであることは間違いないかと思います。
いやぁ、それにしても参加者同士の本気の勝負は非常に楽しかったですね。この東北という地において普段は、こんなに志気を高めて対戦できる機会が無かったので、とても良い刺激になりました。やるからには勝ちたかったですね。それでも、今回の僕はナナホシ杯で勝つ為の努力もさることながら、実力が全然足りなかったです。このままだと悔しいんで次回のナナホシ杯ではもっと頑張ってみようと思います。
ちなみに今回、ナナホシ杯を開催するにあたってプライズ(大会景品)として、僕が日頃からゲームセンターで大量に取っている、キーチェーンのついたポケモンのぬいぐるみを提供させて頂きました。ナナホシ杯に参加した子どもたちがあちこちに付けていてくれたみたいで嬉しかったです。その中で運営陣である風車君が、ユニランのぬいぐるみを胸に当てがってポーズをとっていたらしいですが「何でそんなこと思いつくのwww」ってくらい笑いました。あらゆる形で沢山の人が喜んでくれたみたいで僕も提供して良かったなと思いました。僕にとってクレーンゲームで景品を人にとってあげるのは趣味なので、また参加する際に新しい景品を持ち寄るかもしれません。こういった物はお金を払えば確実に貰えるわけではないと思うので、これを機にポケモンカードで強くなってぬいぐるみを手に入れてはどうでしょうか。きっと、自分が強くなる為にも良い動機付けになると思いますよ。
僕自身も次のナナホシ杯でも再び表彰台に上れるように、また今日からよりいっそう精進していきます。メガロキャノンが発売した後の次の環境でも、自分がすぐに対応できるといいんですけどね。やらなきゃいけないことは、資産を豊かな物にしつつ、ただの練習ではなく、意義のある練習することです。そうじゃなきゃ、今回の悔しさを強さに変えることばなんて出来ませんから。
最後に今回のナナホシ杯を開催してくださった運営スタッフを始めとする、全参加者の皆さんへ感謝の気持ちを述べさせて頂き、レポートを終わらせたいと思います。
ナナホシ杯お疲れ様でした!!
そして、ありがとうございました!!
また次回のナナホシ杯でお会いしましょう!!
さて、1月16日に開催を告知されてから、ずっと楽しみにしていたナナホシ杯ですが、結果は皆さんご存知の通り4位として入賞することができました。ここは調子に乗って「入賞は予定通り…」と言いたい所ですが、実はそんなわけがありません。今回の入賞は僕からしてみれば、あまりにも上出来すぎる結果です。自信が全く無かった訳ではありませんが、ナナホシ杯を迎える間での僕は、入賞はおろか予選突破でさえ困難な状況に直面していたのです。まずはそのエピソードとしてデッキ選択にまつわるお話から始めましょう。
今回選択したデッキは「プラズマ団」です。中身としては、キュレム・ケルディオEX・ボルトロスEX・デオキシスEX・ルギアEX・トルネロスEXによる、どくさいみん光線を絡めた種ビートスタイルのデッキであり、特に尖ったことはしていませんでした。この選択に参加者の内、沢山の方々が驚かれたと思います。
その中で、頂いた声としては「ビーチのコピーをお願いされた時から朗君はゴチアギ使うと思ってた」、「プラズマだけは絶対に使わないと思ってた」、「シビビールかカメックスでバレット系を使うと予想してたんだけどなぁ」、「何で普通のデッキ使ってるの!?」などなど、様々な言葉を頂きました。すいません、正直言って自分が一番驚いています。何故なら、大会2日前までプラズマ団を使う可能性が0%だったからです。事の発端は大会2日前の最終調整での出来事。僕は今回のナナホシ杯に向けて2つのデッキを煮詰めていました。
1つ目は予想していた方もいた「シビビールバレット(ナナホシ杯ver)」です。チームアチャモのY田君が昨年、秋のバトルカーニバルで使用したシビビールデッキをベースに軽石を用いた構築で、尖ったシビビールデッキを目指して、ナナホシ杯に向けてずっと構想を練っていました。特徴としてはバレット系では中々、聞かないであろう「とあるポケモン」をピン刺しすることで相手の度肝を抜く、奇襲作戦を予定していたのですが、最後の最後までプラズマ団への勝率が安定せず、どうしても自信が持てませんでした。こちらのデッキが本命なだけあって、相当なショックを受けました。プラズマ団以外に有利なのは置いといても、絶対数が最も多いプラズマ団に安定した勝率を残せないのはデッキ選択としてありえない。そしてそれを裏付けるようにスパーリングの中で結果が出てしまいました。流石に、大会2日前にプラズマ団と8戦して8連敗もしたら、心が折れますよ…
2つ目は最近使い慣れていた「ダークライアブソル」にコバルオンEXやクラッシュハンマー、改造ハンマーを搭載したプラズマ団をとことんアンチしたデッキです。このデッキはみらチャン杯の結果が出てから諦めました。ゴチアギがどうしても辛かったです。無理矢理にゴチアギへの対策をしたとしても、勝てる自信が持てず、何よりもトロピカルビーチが平等に使用できる環境ということで、それなりに数がいるであろうカメックスに勝てる気がしなかったのが最大の理由でした。そんな中、シビビバレットを諦めてプラズマ団相手にスパーリングをしてみたら、何と2連敗しました。そうです。僕は大会の2日前にとんでもないスランプに陥っていたのです。
ここで僕のデッキ選択は物凄く悩みました。手元にあるデッキは使い慣れた尖ったことをしていない「ダークライアブソル」、スパーリング用に構築していた「ギギギアルコバルオン」と、使いこなせる自信が無かった「カメックスバレット」、出来れば使いたくないデッキである今話題の「ゴチルゼルアギルダー」ぐらいでした。正直、どれを使っても自信が持てず、自分の中で使いたいデッキがこの時点で無かったのです。その候補の中に「プラズマ団」は入っていませんでした。何故なら、ナナホシ杯に向けて「打倒!!プラズマ団!!」と心の底から思っていたからです。これだけは絶対に使いたくありませんでした。というよりも、「自分の気持ちがぶれている状態かつ、付け焼刃で使用するデッキで勝ちに行けるはずがない」と、僕の中で考えが固まっていましたから…
そんな迷える僕の元に突然、プラズマ団への勧誘の声が「某プラズマ団員(東京都在住)」さんから届きました。「あなたの魂をプラズマ団に売るのです…自分の中にある頑固なプライドを捨て、あなたはプラズマ団を使用するのです…プラーズマー…」
ということで、散々迷った末にプラズマ団への入団を決め、ナナホシ杯での使用デッキがプラズマ団に決定しました。そのまま、某プラズマ団員さんからプラズマ団デッキのノウハウを伝授して頂き、特定のデッキへの最良のプレイングを覚え、構築を自分好みに色付けしていく…気付いた頃には「プラズマメカニズムを搭載したデッキが完成した!!強力だ!!ウワッハッハッハッハッハ!!」と、自分の物では無い自信が自分の中に存在していました。ここで僕にはプラズマ団としてナナホシ杯を制圧するためのミッションが課せられたのです。
ちなみに僕がプラズマ団を使用する決定打になった観点は「負けにくいデッキである」ということです。シビビールバレットは展開さえ相手を上回ることが出来れば、負けにくいデッキであることは確かですが、最も怖いのが「1キルへの恐怖」です。ダークライアブソルコバルオンはクラッシュハンマーによる運の要素が高い上、カメックスに当たらなければいいという、自分の選択に対して「潔さ」が求められるデッキ選択となります。他にもゴチルゼルアギルダーという魅力的な選択肢がありましたが、これは僕自身も散々DNで「対策しないと大変なことになりますよ」と注意喚起していたので、絶対に自分で使う気はありませんでした。こんな状況下にある僕が本気で勝ちに行くには、消去法としてプラズマ団しかありませんでした。自分のプライドを捨てるっていうのはとても勇気がいることですが、他人の考えを本気で信用し、勝ちに行くということは、この時の僕にとって意義ある物だったので、今回はこの選択でいきました。
使用デッキも確定し、ナナホシ杯前日を迎えた僕は、秋の公式大会から前日に必ずやることを行いました。それは「ポケモンカードのことは一旦、置いといて女の子と遊ぶ」ということです。今回は彼女さんが自宅に来てくれたので、一緒にゆっくり過ごしました。お昼ご飯に僕の得意料理を作り、そのまま紅茶をいれてお話したり、お茶菓子をバリボリしたりと、あとはほとんど布団でゴロゴロしていたら夕方を過ぎていました。僕の彼女さんは本日(25日)に、とある事情により大事な勝負事を控えているので、その準備のため早く帰し、僕もナナホシ杯に参加するための荷造りを始めました。出来る事なら、ここで地元でも有名なご利益のある神社に行きたかった…雪が降っていてバイクが使用出来なかったことと、体調があまり優れなかったことが懸念されたため断念しました。そして、色々あって寝付いたのは結局夜の3:30頃…果たして大会当日はどうなるのでしょうか。
前置きが長くなりましたが、これよりナナホシ杯のレポートを書かせて頂きます。
【第1回 七夜の願い星カップ 大会形式】
予選:スイスドローオポネント方式5回戦 スタンダード・サイド6枚戦(制限時間30分)
決勝:トーナメント方式 スタンダード・サイド6枚戦 (制限時間30分)
※予選と決勝でのデッキ変更は不可
レギュレーション:ポケモンカードゲームBWシリーズ以降(BW1~BW8)
※WCS2013の仮想レギュレーションとするため、シャイニーコレクションの収録カードは使用禁止
・プロキシ(代理)カードは使用不可
⇒入手難易度等を考慮し、例外として、トロピカルビーチ(BW-P)はプロキシの使用可
予選リーグはスイスドロー形式で5戦行い、勝敗数、オポーネントの結果により、上位16名を決勝トーナメント進出者として決定する。
⇒うち2名は、小学生以下の参加者の成績上位2名とし、残り14名は中学生以上の成績上位から選出される。
使用デッキ:「プラズマ団」
【予選リーグ】
1戦目 × 4-5 プラズマ団(ちびパパさん) 後
昨年の7月にサニーランドのジムチャレンジで対戦して以来、久々となる対戦です。その時の勝敗は僕の圧倒的(笑)な勝利だったので、今回も確実に勝っていきたいと思いながら、対戦に臨みました。相手のプラズマ団はキュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキでした。ここで僕が最も重要視したポイントはボルトロスEXの活用方法です。ライデンナックルを絡めながら、場にエネルギーを充足させて、いつでも安定したカウンターを狙える準備をし、キュレム1体とケルディオEX1体を処理し、ベンチのデオキシスEXにダメカンを1回だけ乗せておき、最後はルギアのプラズマゲイルを叩き込む。これが僕のゲームプランでした。しかしながら、ジャンケンで負けてしまい相手に初手からのフロストスピアで攻められ、プランを変更し、キュレムへのカウンターを中心とした攻め方で相手を追い詰めることにしました。残念ながらケルディオEXはサイドに落ちてしまったので、端からどくさいみん光線による解除は期待できません。ならば、一発屋同士の正面衝突における小細工を凝らした知恵比べが上回った方が勝敗を分けると思い、デッキに残っているどくさいみん光線、キャッチャー、Nなどの数と、相手が使用した攻めるためのソースを常に意識しプレイしていきました。途中でお互いに2、3分の長考が入ってしまったために、試合時間はギリギリまでかかりました。最後の最後、「ここで相手のキュレムを落とせばサイド差で逃げきられることもなく、相手にアタッカーがいなくなる」と考えた時に相手がとった行動はいのちのしずく(ACE SPEC)をキュレムに貼るという物でした。この奇襲がとんでもなく刺さり、強力なアタッカーを倒すにも関わらずサイドを引くことができないという現実に、僕は心を折られてしまいました。そのまま時間切れで、サイドを1枚リードされたまま負けてしまいました。これは悔しかった。ACE SPECを相手は中盤まで何も使用していなかったということが、頭の中から抜けていました。僕の油断が負けに繋がりました。ちびパパさんの方が僕よりも一枚上手でした。文句なしの完敗です。
2戦目 ○ 6-4 テラキオンEXテラキオンルナトーン(AKIさん) 後
初めて対戦する方でした。最近始めた初心者の方とのこと。とはいっても、油断はできないので場をオープンするまで、初手の中身を見ながらゲーム展開プランを考えました。幸いなことにキュレムスタートで先行を取れればフロストスピアが打てそうな内容だったので、キュレムによるビートダウンで攻撃の手を緩めずに行こうと考えながらジャンケンを行うも、また負け。そして、場をオープンすると相手は何とルナトーン。そのままNを打たれてしまったので、初手フロストスピアからのプランも流れてしまいました。相手はテラキオンEXとテラキオンを並べ、テラキオンEXにエネルギーを貼り終了。手札が流されてしまったが、幸運なことにトルネロスEXと入れ替えを引くことが出来たので、プラズマボールでルギアEXとスクランブルスイッチがあることを確認し、ボルトロスEXを囮にしながらトルネロスにエネルギーを充足させ、準備が出来たら、スイッチからプラズマゲイルで攻めるプレイングに切り替えました。これが成功し、相手のテラキオンEX、テラキオン、ルギアを3枚抜きし、サイドを引ききって勝利。ボルトロスの処理に集中しすぎたため、最後にNの効力を最大限にぶつけられた事で、手札が止まり相手は何も出来なかったようです。
3戦目 ○ 6-1 ギギギアルコバルオンEXコバルオンケルディオEX(ちびパパjr君) 後
相手はちびパパさんのお子さんということで、しっかりデッキは組まれているんだろうなぁ…ということで対戦が始まる。またもやジャンケンに負けてしまい、後攻。そして、バトル場をオープンすると、出てきたのはコバルオン。「げっ」と思い、ギギギ相手にどうプレイするかを頭の中で必死に考えるも、手札があまりよくなかったのでプラズマボールでトルネロスEXを呼んで、ふきながし。そんなこんなしている内に、相手はあっという間にギギギを立てる。「これで勝ち筋が無くなったかもしれない…どうせなら嫌がらせするか」ということで、キャッチャーでギギギを縛りどくさいみん光線、そして、ふきながし。相手は当然入れ替え、コバルオンEXを育てながらトルネロスEXのエネルギーを剥がそうとするが、トルネロスEXに貼ったニコタマが囮であることは全く気がつかない様子。そのまま、トルネロスに基本雷エネルギーを貼り、再びギギギアルを呼びどくさいみん光線、それと同時にタチワキシティジムを貼りベンチでキュレムを出し、ふきながす。相手はギギギを立てるために手札から、相当な数のサポーターをアララギで切ったので、2体目のギギギを十分に育てることができない模様。そしてギギギのダメカンが蓄積し、アクロママシーンからキュレム出動。水エネルギーを貼りフロストスピアでギアルを狙いに行く。これでギギギアルは倒れる。相手はコバルオンEXを前に出すが、ギギギアルは立てられない模様。そのまま2体目のギギギをフロストスピアで処理し、前のコバルオンEXにはどくさいみん光線。そして、ベンチにコバルオンEXがもう1体出てきたので、そのままライデンナックルでもう1体のキュレムを育てながら、コバルオンEXを2体取りました。よし、何とかヤバい相手に勝った!!
4戦目 ○ 6-2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX(うる君) 後
お昼休みを挟んだ後に4回戦を迎え、ここでついに強豪プレイヤーである運営陣と当たってしまいました。しかも、ジムチャレンジではなかなか勝つことが出来ない相手であるうる君です。デッキはずっとカメケルを使うんだろうなぁと想定していたので、彼のプラズマ団に対するプレイングは油断なりません。しかしながら、こういった場で本気の勝負が出来るのも中々無い機会なので、「絶対に勝つ」と意気込みながら対戦が始まりました。ジャンケンは安定の後攻…ここでは4連敗中です。相手のスタートはブラックキュレムEXでゼニガメとケルディオEXを並べるのがやっとのよう。ビーチで展開するも、こちらが初手からフロストスピアを決めることができたため、速攻でカメ狩りが始まりました。相手はケルディオEXを壁にしながら、カメを立てようとするも、どうにも上手く回らない様子。こちら側はここぞというタイミングでタチワキシティジムを貼り、Nで手札を濁しながらひたすらカメを狩りました。ベンチではプリズムエネルギーが貼られたデオキシスEXがカウンターの準備をしています。ゼニガメ2体とケルディオEXを倒した頃に、相手はやっとの思いでカメックスを立てました。そのままベンチに控えていたルギアEXを呼び出してブラックバリスタ。返しのターンに、こちらのキュレムがどくさいみん光線をからめたブリザードバーンを打ってゲームセットです。「よしっ」とガッツポーズをするも、心の中では「何があったの?」っていう疑問が常にありました。どうやら サイドにハイパーボールが3枚も落ちていたようです。そりゃ、カメを立てるのは辛いですよね…
5戦目 ○ 6-3 ギギギアルコバルオンEXコバルオン(ぱぱ@仙台さん) 先
ここで勝てば決勝トーナメント進出。負けられない戦いである最終戦、その相手は何とギギギアル使いである、ぱぱ@仙台さん。参加者50人のうちギギギを使用したプレイヤーは3人だけでした。何でここで2人も踏まなきゃいけないのだろうか…自分の運を呪いながらもジャンケンでこの日、初めての先行を勝ち取る。そして、手札にもわりと恵まれていたので速攻でアクロママシーンを多用しながら、プラズマエネルギー2枚とニコタマを貼ったトルネロスEXを立て、コバルオンEXおよびギアルを速攻で狩っていく。サイドが残り1枚になった時に相手の場にやっとギギギアルが立つ。そしてNが飛んできて、状況が逆転される。僕は軽石を貼った種EXをぐるぐる回しながら粘り、サポを引いた時にキュレムのフロストスピアを打って勝てるようにタチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、相手の出方を伺う。相手はギアチェンジのギギギアルを立て、まんたんのくすりでコバルオンを守りながらキャッチャーでエネルギーが沢山付いた大型トルネロスEXを呼び、エナジーブレイクで倒す。返しのターンにサポを引かなかったので、種EXを壁にし粘る。そして、ぱぱさんのターンにとんでもないプレミスをぱぱさんが行う。「アイアンブレイクを使って前のルギアEXに80で」…そのままターンを返したらどくの効果でコバルオンがきぜつして最後のサイドを引きました。何というか足元を救われました。次のトップでもサポは引けなかったので、種EXをぐるぐる回してあがいたとしても、時間のことを考えて引き分けになったかもしれませんね…
ここで予選の全ての対戦が終了。僕の結果は4勝1敗ということで予選9位として決勝トーナメント進出が決まりました。予選の全勝者は2名だけ。ボーダーラインは3勝1敗1分か3勝2敗だった気がします。そのまま決勝トーナメントの対戦順が決定。僕の相手は予選で並みいる強豪をなぎ倒してきた、ガブチルマスターずさママさんでした。この日の予選におけるずさママさんは本当に持っていました。参加者の中で誰よりも早く決勝トーナメント進出を決めたのです。詳しくはずさママさんのレポートをご確認下さい。
【決勝トーナメント】
1回戦 ○ 1-0 ガブリアスチルタリス(ずさママさん) 先
初手はルギアEX、どくさいみん光線、タチワキシティジム、アララギはかせ、アクロママシーン、ポケモンキャッチャー、ポケモンいれかえだったと思います。1回のマリガンを経て、引いたカードはアクロママシーン…これは。そして、ジャンケンでは何と先行を勝ち取る。場をオープンすると相手はチルット。ドローで引いたのはダークトリニティだったかな…そんなことはお構いなしに、アクロママシーンでまずルギアEXに1枚プラズマエネルギーを貼る。そして、山札に2枚目のプラズマエネルギーがあることを確認し、もう1枚アクロママシーンで貼る。タチワキシティジムを出して、どくさいみん光線を打ち、アララギはかせ。ここでニコタマを引いたらとんでもなかったんですが、そう上手くはいかず、無難に引いたプラズマボールでボルトロスEXを呼び出し、雷エネルギーを張って、ルギアEXを逃がしてライデンナックルを決めて、1キルしてしまいました。ずさママさんからは「ひええええ!!」みたいなリアクションをされたので、何というかやってしまいました。負けられない真剣勝負の場で手を抜くことは相手に対してとても失礼なことなので、こればかりはどうしようもないですね。
2回戦 ○ 6-4 ダークライEXヤミラミアブソルケルディオEX 後
予選を全勝で2位通過の風羽さんを倒した方です。以前、ジムチャレンジカップで対戦したことがあったのでその時のお話を交えながら対戦開始。ジャンケンに負けたため結果は後攻。相手は序盤からダークライEXとヤミラミを並べダークパッチなどで場を展開するも、ヤミラミを倒されることを警戒してかジャンクハントは打たず。返しのターンにヤミラミをキャッチャーで呼び出し、タチワキシティジムを貼り、どくさいみん光線を打ち、デオキシスEX、トルネロスEX、キュレムを並べながら、ハイパーボールでケルディオEXを出し、プラズマエネルギーを落としてボルトロスEXでライデンナックル。ここからダークライEXも巻き返してきて、2ターン目からアブソルとダークライを再び並べて、ナイトスピアで押してくる。こちらはルギアEXを並べ、特に意識をさせながら、どくさいみん光線をからめつつ、キュレムでばらまいていく、相手は1ターン止まりアブソルにしんかのきせきを張って、2体目のダークライの準備を始める。ボルトロスEXにまんたんのくすりを決めて、アクロママシーン×2でルギアEXとトルネロスEXにプラズマエネルギーをつけながら手張りでキュレムにプリズムを張ってブリザードバーン、そのまま次のプランを想定しておく。相手は返しにアブソルを出してキュレムを倒しながら、2体目のダークライEXを育てる。次のターンにこちらはスクランブルスイッチを使用し、ルギアEXのニコタマ以外のエネルギーを2体目のキュレムに移動させて、ブリザードバーンで倒す。そのまま返しのターンにキュレムがツメどくさいみんダークライにやられる。ダメカンはルギアEXへ。こちらはトルネロスEXを出しニコタマを張ってふきながし。返しのターンに相手はニコタマが貼られている手負いのルギアEXが気になったようでキャッチャーで呼び、どくさいみん光線を絡めてナイトスピアで落とす。最後に僕が、トルネロスEXにアクロママシーンで最後のプラズマエネルギーをトルネロスに貼り、ダークトリニティでプラズマエネルギーを回収し手張り、そしてベンチにデオキシスEXを2体出して、ジェットブラストで180Dゲームセット。トルネロスEX強い!!
準決勝 × 4-6 プラズマ団(しんくあ君) 後
この時点で入賞確定。プラズマ団に魂を打って結果オーライでした。相手は同じく、ここ最近スランプ気味に陥ってたしんくあ君です。プラズマ団のミラーマッチではありますが、僕としんくあ君のプラズマ団のスタイルは全く違う物だったので、相手のやりたいことを最大限に邪魔をする攻め方を考えながら対戦に臨みました。ジャンケンは負けで後攻。しんくあ君は場がボルトロスEXで、ベンチにキュレムとデオキシスEXスタートで幸先が良く見えましたが、ベンチのキュレムにエネルギーを1枚張ってターンを渡す。こちらもボルトロスEXスタートだったので、ハイパーボールなどを多用しながら、ベンチにキュレムやデオキシスEXを並べて、ライデンナックルで加速をさせる。返しのターン、しんくあ君はどうもエネが上手くつかないらしく、Nを打ち、ボルトロスEXにエネを張ってライデンナックルでダメージを与える。この選択が後に勝負を決める決定打になる。返しのターンにキュレムのブリザードバーンでボルトロスEXを倒してサイドを先行。相手も回り始めたのが、キュレムがフロストスピアのできる体制になり始めて、ベンチにルギアEXなどが出てくる。そのままニコタマなどルギアにエネルギーが付き始める。そして、フロストスピアで前のキュレムとベンチに出していたトルネロスEXにダメージカウンターが乗る。返しのターンで手札があまりよろしく無かったので、ボルトロスEXにまんたんのくすりを打ち、トルネロスEXにニコタマを貼りつつアクロママシーンでルギアEXを加速し、そのまま吹流し。返しのターンにしんくあ君がNを打って手札が4枚に、しんくあ君は同じようにフロストスピアで前のトルネロスEXとボルトロスEXに乗せる。こちらのターンでNで引いたカードはフウロ、アララギ、プリズム×2。フウロでスクランブルスイッチを持ってきて、ルギアEXにニコタマを付けて交代。プリズムを張ってプラズマゲイル。オーバーフローによりサイドを2枚取る。返しのターンにしんくあ君は凍てついた街を出し、スクランブルスイッチでベンチのデオキシスEXに貼っていたプリズムエネルギーをルギアEXに付けて、アクロママシーンでルギアEXに加速しキャッチャーでボルトロスEXを呼び、そのままN、僕は手札2枚、相手は6枚でルギアEXにニコタマがついてプラズマゲイルでサイド3枚を持っていかれる。返しのターン、僕が山札から引いたカードはアララギはかせとアクロマ。トップはプリズムエネルギー。とりあえず、ルギアEXにエネルギーを張って、少しだけ考える。残りの山札はおよそ20枚。ここで山札に残っているキャッチャー3枚のうち1枚を引けば、僕がデオキシスEXを呼び出して、プラズマゲイルを打って勝てる。そこで、アララギを打てば7枚ドローできる。アクロマを打てば8枚ドローできるが、アララギが山札に残るのでどっちを使用しても確立は同じということを数十秒考えて、「アクロマッ!!」と使用カードを決める。この瞬間にしんくあ君が見せた「うわっ!!」という顔は忘れられない。頭の中で山札から引いたカードの中にあるキャッチャーを選び、相手に付きつけるイメージをしながら、僕はしんくあ君に山札を渡しました。僕は彼が切った山札を受け取り、 8枚ドロー!!結果は…なんと、キャッチャー0枚!!対戦を見ていたギャラリーが「えっ!?」とざわつきました。ジャッジをしていた運営の風車君もビックリしたようです。「これは朗君の勝ちだろう」という予感が8枚のドローをもってしても届かなかったのです。しかしながら、手札にはまだどくさいみん光線が残っていました。タチワキを割られてしまったので、ルギアを1撃で落とすことは出来ませんが、粘る事は出来そうです。最後のわるあがきに打ったどくさいみん光線!!…結果は裏!!この時点で僕は相手が7枚ほどに膨らんだ手札に恐怖を覚えました。何もせずにそのままターンを返しました。相手はアクロママシーンを使用し、ルギアEXにプラズマエネルギーを付け、キャッチャーでトルネロスEXを呼び出してプラズマゲイルを決め、サイドを3枚取り、僕に勝ちました。僕はこの勝負で最後まで絶対負けないと思っていました。デッキに残っているソースとトラッシュに何が落ちているか、相手のトラッシュには何が落ちていて、山札or手札orサイドに何が残っているか、全部記憶をしていたので、プレイングによるミスをしていない自信はあったし、最善の手は尽くしたと思います。それでも敵わなかった。こればかりは彼の方が1枚上手かつ、強大な運を持っていたとしか思えません。とにかくすごかったです。勝敗が決まった瞬間に、本気でガッツリ握手を交わしました。その様子を見ていたオーディエンスも拍手喝采。悔しいけど、すっごく気持ち良かったです。満身創痍って奴ですね。この試合は僕の中で早くも今年一番の名勝負になりそうです。試合が終わった瞬間、一気に力が抜けてしまいました。どんなに負けを受け入れる考え方があっても、やれるだけのことをやってそれでも及ばず負けてしまうっていうのはやっぱり歯がゆいですね。悔しかった。とにかく悔しかった。けど、最高に楽しかった。感無量です。
3位決定戦 × 2-6 プラズマ団(Pさん 改め フェムトさん) 先
もう1つのブロックではこころみ君に負けてしまったフェムトさんが僕と対戦することになりました。最後に対戦したのは札幌大会のプレミアステージ4戦目。あの時はデッキ相性的には引きとしても僕の方が持っていました。今回はどうでしょうか。ミラーマッチとは言う物の、キュレムを中心とし、デオキシスEXとケルディオEXで補助を行う、どくさいみん光線を絡めたビートダウンデッキです。ちびパパさんと対戦した時のイメージを忘れないように、確実にキュレムを取れる攻め方を考えながら最後の対戦に臨みました。ちなみにジャンケンは勝ち。こちらは先行から場を展開し、ボルトロスEX、キュレム、デオキシスEX、ケルディオEXと並べながら、ハイパーボールで落としたプラズマエネルギーをライデンナックルで貼ります。相手も初手からフロストスピアでキュレムなどに対して、ダメージを蓄積させ始めます。返しのターンに僕はキュレムでの攻めに変更しましたが、すぐに返りうちに合ってしまいました。そのターンにケルディオEXも準備されていたため、ライデンナックルで準備をする隙は無かったと思います。返しにデオキシスEXを出し、プリズムエネルギーを張り、アクロママシーンで加速。デオキシスEXが殴ってこないことを願いながら、僕はラセンフォースでキュレムを倒しました。というか、実際こうするしかなかったです。フェムトさんは返しに、アララギはかせを打って、プリズムエネルギーをデオキシスEXに張り、アクロママシーンでラセンフォースで返す。これでサイド差が1-3になります。その後、ライデンナックル場にエネルギーを充足させながら、様子を伺うも、返しのターンにケルディオEXを呼び出され、ツールスクラッパーで場の軽いし2枚が剥がされてしまいました。これが決定打になりました。ケルディオEXにフロストスピアでダメージを与えつつ、ベンチのボルトロスEXにもダメカンが蓄積します。僕にターンが回ってきて、フウロを使用するも、山札にぽけもんいれかえは無く、全てサイドに落ちてしまいました。これはデッキの中身をこういう時のためにちゃんと把握していなかった僕のプレミスですね。確かアクロマを持ってきたんだと思います。結局、このターンでの止まった状態が最後まで響き、ケルディオEXとボルトロスEXを順当に倒されてしまって、僕は負けました。要約すると、ツールスクラッパー1枚で勝負が決まってしまったんですね。これはどう考えても僕の実力不足です。そこまで想定したプレイングが出来ていなかった辺り、僕はまだまだですね。
そんなこんなで僕のナナホシ杯への挑戦は4位で終わりました。ジャンケンは3勝6敗とイマイチながらよく頑張れたなぁと。それにしても、4位ってこんなに悔しい物なんですね。大会当日までのプロセスを考えると、いくら上出来な結果とはいえ、悔しいものは悔しいですよ。そんな中、4位の僕にまで盾を用意していてくれた運営陣は本当に素晴らしいです。すっごく嬉しかったです。まさか盾を頂けるなんて思っていませんでしたから。ナナホシ杯に参加して心から良かったと思えました。
ここで今回の上位入賞者と入賞デッキの簡単な紹介をさせて頂きたいと思います。
1位 しんくあ君 (2010年 WCS予選宮城県代表)
どくさいみん光線を使用せず、スタジアムは凍てついた街を採用、キュレム、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
2位 こころみ君 (2006年 WCS日本代表、2012年クライマックスステージ2回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、アブソルをアタッカーとするプラズマ団デッキ
3位 フェムトさん (2010年 WCS予選岩手県代表、2012年クライマックスステージ1回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、デオキシスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
4位 朗 (2007年 東北春2位、2012年 クライマックスステージ3回進出)
どくさいみん光線を使用、キュレム、ケルディオEX、ボルトロスEX、デオキシスEX、ルギアEX、トルネロスEXをアタッカーとするプラズマ団デッキ
これは偶然なのかわかりませんが、優勝者のしんくあ君を除いて、昨年のクライマックスステージに進出経験のある方が入賞しました。今回のナナホシ杯全参加者の中でクライマックスステージへの進出経験があるのは、この3人とちゃきちゃんのみです。(※風車君、カイリさんは運営陣のためカウントしていません)
自分で言うのもなんですが、やはりこういった自主大会や公式大会などで安定して結果を残せる方は「何かしら勝てる理由」があるのでしょうか。実に興味深いですね。そして、入賞者の中で僕は唯一の公式大会における全国大会及び世界大会未経験者です。ククク…朗はナナホシ杯入賞者の中でも最弱の存在…えぇ、納得だと思います。
それにしても皆さんが使用したプラズマ団にはそれぞれ個性が表れていて面白いですね。入賞した4人だけでもこれだけの違いがあるのに、プラズマ団を使用した全参加者のデッキを比較すると、どのような差異があるのでしょうか。デッキに対する回答(正解)は人それぞれ違うかもしれませんが、考えてみるのも面白いのかもしれませんね。ちなみに僕のプラズマ団は特に珍しいことはしていませんよ。「無難な選択」というイメージのある丸いデッキです。また、痒い所に手が届かないようなことは度々ありますが、負けにくいデッキであることは間違いないかと思います。
いやぁ、それにしても参加者同士の本気の勝負は非常に楽しかったですね。この東北という地において普段は、こんなに志気を高めて対戦できる機会が無かったので、とても良い刺激になりました。やるからには勝ちたかったですね。それでも、今回の僕はナナホシ杯で勝つ為の努力もさることながら、実力が全然足りなかったです。このままだと悔しいんで次回のナナホシ杯ではもっと頑張ってみようと思います。
ちなみに今回、ナナホシ杯を開催するにあたってプライズ(大会景品)として、僕が日頃からゲームセンターで大量に取っている、キーチェーンのついたポケモンのぬいぐるみを提供させて頂きました。ナナホシ杯に参加した子どもたちがあちこちに付けていてくれたみたいで嬉しかったです。その中で運営陣である風車君が、ユニランのぬいぐるみを胸に当てがってポーズをとっていたらしいですが「何でそんなこと思いつくのwww」ってくらい笑いました。あらゆる形で沢山の人が喜んでくれたみたいで僕も提供して良かったなと思いました。僕にとってクレーンゲームで景品を人にとってあげるのは趣味なので、また参加する際に新しい景品を持ち寄るかもしれません。こういった物はお金を払えば確実に貰えるわけではないと思うので、これを機にポケモンカードで強くなってぬいぐるみを手に入れてはどうでしょうか。きっと、自分が強くなる為にも良い動機付けになると思いますよ。
僕自身も次のナナホシ杯でも再び表彰台に上れるように、また今日からよりいっそう精進していきます。メガロキャノンが発売した後の次の環境でも、自分がすぐに対応できるといいんですけどね。やらなきゃいけないことは、資産を豊かな物にしつつ、ただの練習ではなく、意義のある練習することです。そうじゃなきゃ、今回の悔しさを強さに変えることばなんて出来ませんから。
最後に今回のナナホシ杯を開催してくださった運営スタッフを始めとする、全参加者の皆さんへ感謝の気持ちを述べさせて頂き、レポートを終わらせたいと思います。
ナナホシ杯お疲れ様でした!!
そして、ありがとうございました!!
また次回のナナホシ杯でお会いしましょう!!
DNをご覧の皆さんお待たせいたしました、朗です。
これよりバトカニ東京大会2日間の対戦レポートを公開致します。
まず、始めに僕が今回の東京大会に参加したと知って驚いた方も沢山いらっしゃると思います。僕は札幌大会のレポートで「今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません」と書きました。この時にレポートで書いた気持ちに嘘偽りはありませんでした。それでも自分の中に「札幌大会の僕の結果がマグレだと思われるのが非常に怖い」、「まだまだやれる時間もチャンスもあるのに戦いに行かないのは勿体無いのではないか」という気持ちもあったのです。ということで、東北のプレイヤーには誰にも言わず今回の東京大会参加を決めました。
そのきっかけとなったのは僕が今シーズン、協力をして下さったとある方に「東京大会前日にラーメン二郎を食べに行きましょう」と誘われたからこそなんです。だから、僕は東京大会の期間中に同時に関東圏のラーメン二郎巡りの旅を同時に決行していました。東京大会の前日である22日から26日まで東京に滞在していましたが、その期間は「1日1二郎」を目標に計6店舗回ってきました。唯一、1日2二郎ができたのは東京大会前日のお話です(笑)
そして札幌大会と同様に東京大会前日は女の子とデートしていました。その子は「地元の後輩ちゃんかつ元彼女さんの親友」という不思議な位置付けにいる子です。流石に二郎には連れて行きませんでしたが、カラオケやらお茶やら僅かな時間でデートを楽しみました。札幌大会ほどではないけど、こういった意味ではポケモンカードに対して自発的に時間を割かない方がどうやら僕の性に合うようですね。僕は常日頃から女の子と遊ばないとやっていけないので、女の子とのデートはポケモンカードより大事です。←
さて、前置きがあまりにも長くなりすぎました。1日目のレポートに参りましょう。
【チャレンジステージ1週目】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
前回の記事にも書いたとおり札幌大会と構築は全く同じです。事故が許されない、なるべく多くとの相手との相性が悪くならないデッキ選択を求められる今回の環境下では、このデッキが僕の中では一番強いデッキだと考えていました。それと、僕が今大会で一番勝ちたかった相手はビーチが使用されているカメックスケルディオです。実は東京大会に参加する旨をこっそり伝えていた大阪大会に参加されたご友人から「トロピカルビーチを貸そうか?」との提案がありました。しかしながら、僕はお断りしました。あれだけトロピカルビーチを使わなくても勝ちに行ける環境なんだとDNで豪語しておきながら、自分がトロピカルビーチを使用するのは「何か違う」と感じたからです。ということで、トロピカルビーチを使用しないで僕が最も強いと考えたデッキに思いを託し、東京大会へと臨みました。
× 2‐6 テラキオンランドロスEXトルネロスEX
僕は初卓に座ることが出来なかったのでチャレンジステージの列に20分ぐらい並んでから、僕の東京大会が始まりました。スタッフに案内されて卓に座ると、どこかで見覚えのある相手かつスリーブだなぁ…思ったら、僕が春のバトルカーニバル横浜大会2日目初戦で敗北した相手でした。「あれ?前に対戦したことあったよね?」って僕からお話したら、向こうも少しだけ覚えていたようです。初っ端からものすごいプレッシャーをかけられた中で対戦が始まります。…と思ったら、相手の手札からはファーストチケット、場をオープンすると相手のバトル場はランドロスEX、僕はシビシラス×2枚。すいません、勝てるビジョンが全く見当たらないです。とにかく、シビビを展開しようにもキャッチャーで呼ばれて倒される、倒される。何とかライコウEXのボルテージアローでトルネロスEXを取るも、返しでテラキオンのかたきうちによりサイドを全部引かれてしまって試合終了。もう何ていうかどうしようもないです。無理です。心折れました。「僕の分もプレミアで勝ち上がって下さい…」と相手に伝え僕はチャレンジステージの列に並び直しました。
この時点でチャレンジステージには長蛇の列。待ち時間はおよそ45分~1時間ぐらいだったと思われます。何気に春の横浜大会よりは改善されていたんですね。それでも、ハンマーヘッド無双に心を折られた僕は、同じように並んでいたアスター君に対して「もうポケカやめて帰りたい…」と弱音を吐いていていました。それぐらいメンタルがあまりにも弱い僕です。豆腐より柔らかいんじゃないかってぐらいメンタルが弱いです。
しかしながら、その間に何だかんだでチャレンジステージ内のデッキ分布を観察することが出来ました。どうやら、この日はランドロスEXを使用した茶色デッキが一番目立っていたようです。ということは、シビビールデッキを使うのは自ら地雷を踏みにいくような物なので安牌とは言えません。僕は並び直している間に2周目ためにとっさの思いつきで持ち合わせのデッキを変更しました。
【チャレンジステージ2周目】
使用デッキ「ミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
はっきり言いましょう。このデッキはスパー用のデッキのためほとんど調整をしていません。というか、札幌2位に輝いたS木さんのデッキを元に僕なりの数枚差し替えて戦い方をアレンジしただけの準コピーデッキです。大きな違いと言えば「まんたんのくすりが入っていない」ことぐらいですね。これは今回のメインの使用デッキのために作ったスパー用のデッキなのです。しかしながら、偶然にも僕の戦い方に合わせて微調整を行っていた模様です。それが結果的に「ミラーマッチにおいてとても有利である」という構築になっていたことは自分でも驚きました。
僕がランドトルネを使用する上で最も心がけたスタンスは「攻撃は最大の防御」です。先にサイドを取って、サイドを取られたら取り返せ。それでも適わないのならば、工夫を凝らして最後までサイドを全て取りにいけというものです。S木さんのデッキと同様にサポーターが15枚も入っているので安定感が抜群です。まさか公式大会でチェレンをフル投入したデッキを自分が使用するとは思いませんでした(笑)
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
この対戦で自分のデッキがあまりにもミラーマッチに有利であることに気がつきました。先行1ターン目からタチワキどくさいみんふきぬけるが決まり、あとは終始押せ押せモード。途中でミュウツーEXを取られましたが、だいちにさばきの準備が完了し、手札にどくさいみん光線を握っていた僕に怖いものなんてありませんでした。そのまま圧勝です。
○ 1‐0 ミュウツーEXサーナイトゴチルゼル
どうやらお子さんとご一緒にポケモンカードを嗜まれているお父さんプレイヤーのようでした。それにしても初手にあまりにも恵まれすぎていて、大変申し訳ありませんが先行1ターン目で相手のゴチムをミュウツーEXの2個玉エックスボールで倒させて頂きました…1時間ほど並び直したというのに、本当に申し訳ありません…
○ 6‐0 ギギギアルコバルオンEX
ギギギアルデッキは踏んだら無理だと思っていたのですが、相手が思ったように展開出来なかった模様です。こちらが先行でタチワキどくさいみんランドロスEXハンマーヘッドでひたすらギアルを狩っていたら、いつの間にか場にはコバルオンEXのみ…あとはだいちのさばきとどくさいみん光線を決めてフィニッシュです。プラズマスチールを立てる隙を与えなくて本当に良かったです。
そんなこんなでプレミアステージへ無事に進出しました。その辺りからプレミアステージの待ち時間もやや飽和状態となっており、急ぎ足でプレミアステージの待機列に並びました。しかしながら、それは強大な壁にぶつかりに行ってしまった結果に繋がってしまったのです…
【プレミアステージ1週目】
○ 6‐3 ビクティニカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(mepoさん)
僕が先に対戦卓に着いて、やってきた相手が開口一番に「ねこわる先生じゃないですかー!!」言ってきました。(※「ねこわる」というのは僕にmixiネーム、Twitterネームのことです)
「えっ!?mepoさんですか!?」と驚きのあまり目を見開いてしまいまいした。何でこんな大事な試合で春の名古屋大会優勝者 兼 日本代表選手を踏まなきゃいけないんだよ…と。しかしながら、オフラインで会話をしたのも対面をしたのも実はこれが初めて。尚且つ、対戦も初めてです。普段はTwitter上でよくやり取りを行っていたので、オンラインではとてもお世話になっていました。その上、今年の日本代表選手ということで実力も申し分ない相手です。そのような強い相手とこの場で戦えるのは僕にとって喜びでもあります。ということで、プレミアステージ1戦目にて本気の真剣勝負を申込みました。mepoさんも僕の気持ちに乗ってくれたようで丁寧かつ明るい接し方で僕と対戦して下さいました。しかも、mepoさん自身もプレミアステージで2勝を決めていたので譲れない熱い物があったと思います。
対戦はこちら側がトルネロスEXスタートで相手がブラックキュレムEXスタートだったと思われます。確かmepoさんの先行で1ターン目からゼニガメを並べられて、ビーチを貼られて展開されたかと思われます。この流れで対戦相手は苦手意識の強かったカメケルビーチです。さて、この対戦で最も重要となるポイントはどこだろうと僕は頭の中で瞬時に弾き出しました。その中で僕が一番この対戦のビジョンとして特に重要視したことは、「トロピカルビーチによる展開に依存するならばフウロの使用枚数が多いことに注目し、タチワキシティジムへの張替えと、Nを相手の最も嫌がるタイミングで打ち込み続けること」、「サイドレースで非EXポケモンを絡めることでサイドの枚数の奇数に調整し、相手に対して最大限にNの効力をぶつけること」、「ブラックキュレムEXによるブラックバリスタが主軸のデッキのために相手のトラッシュに落ちるエネルギーと、エネルギー回収の枚数を常に確認すること」でした。結果から言ってしまえば、この作戦が大成功したんです。mepoさんは見事に僕の作戦に引っかかってくれました。僕がわざとベンチにランドロスEXを出したのは相手のサイドの枚数を調整するための囮です。そのままテラキオンのかたきうちによって相手にダメージカウンターを蓄積させることで、まんたんの使用を促したり、トルネロスEXのパワーブラストの射程圏内に常に収めることに成功しました。この試合に関しては、自分で言うのもなんですが、僕のプレイングがmepoさんよりも1枚上手だったとしか言い様がありません。しかしながら、相手がもしも3枚目のトロピカルビーチがサイド落ちしていなかったらどうなっていたのでしょうか。僕はデッキの中にタチワキシティジムを3枚入れていたとはいえ、割り続けられる自信があったかというと定かではありません。それらも引っ括めて僕の方が色々な物を持っていたんだとおもいます。試合が終了した瞬間に「ありがとうございました!!」とお互い熱い握手を交わすことが出来ました。mepoさんに「本当に強かった!!」と言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。個人的には今日1番の大金星です。こうなったら出来るところまで走り抜けるしかありません。「頑張ります!!」とmepoさんに伝え、僕は再びプレミアステージの待機列に並び直しました。
○ 6‐4 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
先程の試合で今日1番の大金星を決めたはずなのに、実はこの試合がこの日最も辛い勝ち方でした。ミラーマッチで相手にまんたんのくすりの有効活用してしまい。サイド2-4の状態から何とか巻き返して勝ちました。そこで決め手となったのはエネルギーつけかえの使用枚数とスクランブルスイッチを打ち込むタイミングでした。そしてミュウツーEXによるカードレースを春のバトルカーニバルから沢山経験してきた実力がここで最大限活かされたと思います。相手は僕に対して「絶対に勝てる」と思ったのではないでしょうか。その油断を僕が見抜いて、そこにNを打ち込む。これで相手はピッタリ止まりました。あとはこちら側がランドロスEXのだいちのさばきと、ミュウツーEXによるエックスボールカウンターを決めるだけです。この勝利も本当に嬉しかった。
○ 6‐0 ビクティニEXケルディオEXヤミラミダークライEX
タチワキどくさいみん光線を絡めたバッフロンとランドロスEXが大暴れしました。大変申し訳ありませんがこの試合はデッキ相性とプレイング技術による圧勝です。相手がエネルギーを充足する度に高打点高出力のワザを打ち込み続けたら相手が何も出来なくなってしまったようです。
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
2戦目と同じくミラーマッチではありますが、今度は終始僕がペースを握っていたので、ミラーマッチにおける理想的な勝ちへのビジョンを見通しながらサクサクと勝たせて頂きました。
○ 6‐1 ケルディオEXシンボラーヤミラミダークライEXサザンドラ
オレンジ色のサングラスをかけた不思議な方でした。何というかすっげぇ怪しい人のようなオーラをまとっていたと思います。デッキもサザンダークと雰囲気にマッチしていて良いですね…対戦が始まるとバトル場をオープンすると相手の初手はシンボラー。「あ、やばい、これどくさいみん光線かテラキオンかバッフロンじゃないと倒せないじゃん」と思ったら、相手がモノズやらダークライEXを沢山並べてくださいました。僕はひたすらシンボラーをどくさいみん光線で縛りながらランドロスEXによるモノズ狩りを決行。シンボラーはどくさいみん光線によるダメージでピッタリ僕の番が始まる前に落ちたので、後はバッフロンとランドロスEXが場をひたすら制圧して圧勝です。それにしても、この試合のお互いのプレイヤー間のテンションは以上に高かったと思います(笑)
○ 6‐0 ダストダスアイアント
この時点で残り時間は20分ぐらい。対戦相手はプレミアステージに上がってきたばかりの方だったようです。向こうから「時間も少ないですし勝ち筋が見つからなかったら投了致しますのでよろしくお願いします」と対戦前に言われました。しかしながら、僕は「ありがとうございます。だけど僕は、八百長地味たことは嫌いなんで真剣勝負でお願いします」と申し出て普通に対戦することになりました。制限時間が短くなっていくと人の心に余裕がなくなってしまいますよね。その中でこういった申し出をしてくださったこの方は本当に温かったです。これを「トス」だとかどうこう言うのはどうなんでしょうか。僕としては正直、そういう気遣いに対して、中傷されるのは気分が良くないですね。
そんなことはさておき対戦が始まると相手のデッキはなんとアイアント。「ええええええぇぇぇ!!」と思いながらもランドロスEXにエネを溜めながら、ハンマーヘッドでばらまきつつサポーターはチェレンで最低限のドローを心がけ、あとはだいちのさばきだけを言って勝ちました。レスキュースカーフによる何度も湧いてくるアイアントは本当に恐ろしかったです…山切れは起こさなかった物のこのタイミングでこのデッキはいくらなんでも怖すぎるだろう…と。
× 0‐2 カメックスケルディオEXテラキオンブラックキュレムEX(ミラン)
この時点で残り時間は5分弱。この時点で6連勝なら僕は何とか抜けられるだろうと、何も考えずプレミアステージの待機列に並びなおすと前にいたのはミランでした。どうやら、彼は5連勝だった模様です。「ん?5連勝なの?じゃあさっさと対戦をしようよ!」と僕から提案し、そのまま勝負を行いました。初手にはミュウツーEXとトルネロスEXがいましたが、僕は手札からミュウツーEXのみ場に出しました。先行を取りましたが「僕、時間ないんで2個玉つけてエックスボールしか言わないからよろしくね!」とミランにお話し、彼は見事2ターン目にカメックスを立ててブラックキュレムEXのブラックバリスタで僕のミュウツーEXを倒してくれました。これで何とか時間制限ギリギリに終了。お互いに6連勝としてプレミアステージを終えることができました。
さて、これを「トス」と見るかどうかは人それぞれです。僕は時間が無いなりに「真面目にお互いが早く終わらせるための勝負」をしました。僕の中ではこの行動はトスでも何でもありません。時間がなかったので「エックスボール1択で勝ちに行けるかを狙っただけ」です。ミランからは何もお願いされていません。これは僕の判断で勝手にやったことです。この僕の行動は「定められたルールの範囲内に則った戦略」である考えています。だから、八百長でも何でもありません。
僕はこの形式におけるルールも破っていないし、ポケモンカードにおけるある程度のモラルも持ち合わせています。そして、自分も勝ちに行くための行動にも全力を尽くしましたので自分に行動は何1つ間違っていないと心の底から言えます。そもそも、トス関連のお話ってこのプレミアステージ形式が「対戦する側に対戦相手を選ぶ権利が生じている」ということが問題だと思うんですよね。だったら、それを有効活用するのは戦略ではないでしょうか?それは「ポケカプレイヤーのモラルとしてはどうなのか」というお話はありますけど、問題に対する焦点をプレイヤーに対して当てるというのは何か違うと思うんですよ。そもそも、札幌大会でも感じていましたが、こういった「対戦相手を選ぶ」という行動は「ある一定の実力」が無ければ絶対にできることではありません。その為に運と実力の他にも「人脈」が必要というならば、それは全くもって酷いお話です。だけど、こればかりはプレイヤー自体には罪はないと僕は思っています。この形式を定めた上でこういった自体を推測かつ予防が出来なかった運営側の落ち度でしょう。とはいっても、僕は「トス」という今大会に出場したポケカプレイヤーを馬鹿にするような行為を「肯定する気は全くありません」のであしからず。僕自身が「トス」という行為を受けていない、していない立場だからこそ言えるお話です。
もしも今回のトス騒動に対して文句があるならば「この形式で今回の大会を企画した運営側」に言ってください。僕は何を言われたとしてもこの形式である限り考え方は変わらないと思います。そして、この形式でどうしても勝ちたいのであればその為の工夫を行ってください。ある程度の運と実力を持ち合わせていればそれは可能だと思います。
さて、6連勝で余裕で抜けられるだろうと考えていた矢先に、3連勝以上したプレイヤーが集合し結果を集計して、蓋を開けてみると何と7連勝が2人、6連勝が7人という札幌大会、大阪大会と比較するとありえないボーダーラインが決まっていました。こればかりは流石にいくら僕でも動揺しました。いや、プレミアステージ終了20分前の時点ではホワイトボードには「1位 5連勝2人 2位 4連勝 3人」と書いてあっただろうと。あんなにスタッフは入念にスコアチェックを行っていたはずなのに、このような事態が起こるのは一体どういうことなんでしょう?それらも引っ括めてこればかりは運営側の怠慢としか言い様がありません。僕が言いたいのは、この形式はどう考えても色々と問題が生じてしまう酷いものであると思うんです。次にシーズンでは改善されることを心の底から臨みます。
そんなこんなで7連勝のお2人は優先的に上位2名として勝ち上がり、残りの7名は1人の予選落ち枠を巡ってティーチャータカシマとじゃんけん大会です。ティーチャーの最初の手は「パー」で僕は「グー」…僕を含む3人は負けました。そして2回目のティーチャーの手も「パー」で僕は「グー」…僕ともう1人Oさんは負けました。最後の1枠を掴み取るために僕とOさんがじゃんけんすることになりました。結果は2回の「あいこ」の末にOさんが「グー」、僕が「パー」で勝利。この瞬間に「いよっしゃああああああ!!!」と2大会連続のクライマックスステージ進出を決めた喜びを抑えきれず、ステージ内で吠えてしまいました。
恐らく春の仙台大会のクライマックスステージでNTPPさんに勝利した時以上にうるさかったですよね…不快に思われてしまった方もいらっしゃったと思います。申し訳ありません。それぐらい、僕が勝ったことに喜びはそれぐらい大きな物でした。札幌大会で僕が残した結果が、この時点で「マグレでは無かった」と証明できたと思います。そして、札幌大会で置き忘れてきた物を取り戻す為のチャンスを再び掴むことができました。それが心の底から本当に嬉しかったです。
上位8名による順位付けの結果、僕の対戦相手はチームアチャモのY田君になりました。彼は僕が中学校2年生の時に、仙台で行われたジムオフィシャルで初めて知り合いました。その頃から、国内でもトッププレイヤーの位置にずっと立ち続けていた彼は、今も昔も僕にとって「憧れのプレイヤー」なのです。その彼と知り合ってから9年以上の月日が経ちましたが、実はお互い公式大会で勝負をするのは初めてだったんです。実は、2006年春に僕は今回の大阪大会で優勝したY田弟君とは、東北大会の予選で対戦したことがあります。その時の結果は引き分け。そして、彼は今回の大阪大会で優勝しました。さて、6年の月日を経て、今度はお兄さんであるY田君との対戦です。この運命的な巡り合わせに心の底から感謝しました。個人的には2010年の東日本ラストチャレンジで東北の強豪プレイヤーである山根がY田君相手に、本戦ベスト8で敗北を喫していたことも知っていたので、「東北の人間として山根の分もY田君を倒してやる」という気持ちで僕は彼との対戦に臨みました。
しかしながら、このタイミングでとんでもないことが置きました。それは僕が常日頃から愛用している右手首に身につけていた茶色い石のアクセサリーが突然、ブチッと切れてしまったのです。テーブル下に落ちてしまったことで慌ててしまった僕に対し、石を拾ってくれたスタッフの皆さんとY田君には本当に感謝しています。アクセサリー自体は100円なのでそこまで大した物ではないためどうでもいいんですが、いくらなんでもこのタイミングはないだろうと。お陰で不吉な出来事が起こってしまったことにより、ものすごく緊張してしまいました…(白目)
【クライマックスステージ】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
東京大会の本戦に出れたらこのデッキを使うということはずっと決めていました。いくらランドトルネが東京大会のプレミアステージまで活躍したからといっても、僕の中では確実に表彰台を狙って勝ちに行くためにはこのデッキを使用するしかありえませんでした。理由は上位8名によるデッキ分布を踏まえたことと、Y田君がビーチ入りカメケルを使用すると読んだ上での選択です。今シーズンの環境においてシビビールレックウザはかなり優位な位置付けにあると心の底から信じていました。そして、このデッキは僕にお力添えをして下さったとある人との絆を表す物でもあります。だからこそ、どうしてもこのデッキで勝ちに行きたかった。このデッキを選択したことは、これから書く「実際に起こってしまったとんでもないこと」を書いても、全く後悔していません。
× 0‐1 ビクティニケルディオEXシビビールミュウツーEXレックウザEX(Y田君)
初手はシラス、雷、アララギ、N、レベボ、スクラッパー、ブリッジとそこまで悪くない手札です。相手のデッキはビーチ入りのカメケルを読んでいました。じゃんけんでは負けて後攻。まぁ、1キルされる可能性は今までも無かったし何とかできるだろうと信じていました。そして対戦が始まり場をオープンすると僕はシビシラス、相手はミュウツーEX。僕は「あっ」と声を出してしまい、相手も「んっ…?」と山札をドローした後に2秒間手札を眺め、手札にあった2個玉を貼り「エックスボール!!」
_人人 人人_
> 突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
うん、負けました。死とは。
このエックスボールが決まる瞬間に僕は相手に向かって笑顔で手を差し伸べていたと思います。「ありがとうございました!!」としっかり握手を決めました。Y田君も「おっしゃあ!」と立ち上がってガッツポーズ!!それぐらい緊張していたんでしょうね…素直に嬉しかったです。試合が3秒で終わって緊張が吹っ切れてお互いにテンションが以上に高揚していたため、Y田君に対して自分から「イェイッ!!」とハイタッチを決めていました。
いやいやいやいや、こればかりはどうしようもないですって。シビビールデッキを使用する上でこういった出来後ごとが起こるのは普通に予測もできますし、シビビールデッキはそれを承知した上で使わなければいけません。調整でも札幌大会でも一度もそんなことは起こりませんでした。だから、僕はこのデッキを心の底から信じていました。別に裏切られていたとは思っていません、初手は良かったですし、僕の運が至らなかっただけです。だから、この負け方に関しては納得しています。というか、周りから観ても僕に対して「これは仕方ない」と言ってくれたので、それぐらいのレベルでどうしようもなかったです。だって、対戦相手のY田君も全く同じリスクを背負っていたんですから。彼も「これは仕方ないよな…」と話していました。それでも公式大会の場ですから、こればかりはその運を持ってる人が勝つんです。僕はその運を実力では掴み取れなかった。それだけのお話です。いや、悔しかったですけど、今回も「楽しかった」という気持ちの方が間違いなく強かったです。
そんなこんなで僕のバトルカーニバル東京大会は終了しました。いやぁ、表彰台に登るためにはまだまだ僕には実力が足りないんですね。素直にそう思いました。それで尚且つ、「あの舞台に今後こそ立ってやる」という気持ちに持って行けたので今大会に参加したのは僕にとってはとても有意義な物になったのではないでしょうか。そして何よりも最後まで自分の信念を貫き通すことが出来た。これが僕にとっては何よりも誇りです。
今シーズンで僕は沢山の方々から「君は強い」と言われるようになりました。特にチームアチャモのミランやY和さんという日本の名だたるトッププレイヤーの皆さんから言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。僕がこの1年間でやってきたことは「間違いではなかった」ということを、今シーズンは自分の力をもって証明できたと思います。
僕は1年前のバトルカーニバル東京大会からポケカプレイヤーとしての復帰を目指して公式大会の場に戻ってきました。その時の成績はなんと「チャレンジステージで1勝7敗」というとんでもなく今の自分が弱いということを実感するものでした。だからこそ、僕は強くなりたかったです。自分が「弱すぎる」と思ってしまうことが本当に悔しかったです。そのためにこの1年間でずっと自分を磨き続けてきました。最初のチャンスが到来したのは春の仙台大会でクライマックスステージに進出しベスト8になったこと。しかしながら、その後の横浜大会、名古屋大会ではイマイチの結果となってしまいました。その時はまだ僕は大した実力を持ち合わせていなかったんだと思います。
そして、「次のシーズンは自分のやりたいことを成し遂げる」という目標を掲げて、常日頃からお世話になっているサニーランドに通い、いっぱい対戦して、いっぱい負けて、ひたすら自分を磨きました。特に今シーズンは東北のポケカプレイヤー間で人間関係における問題は色々あったけど、その状況下でも僕に手を差し伸べてくれる人はいてくれたし、何よりも東北のポケカプレイヤーも含めて沢山の方々が僕のことを認めてくれていました。その中で掴み取ることができた2回のベスト8は僕の中では本当に胸を張って誇れる結果です。
ただし、僕は今の自分には満足していません。僕の最終目標は表彰台に戻ることです。それまでには小目標として「プレミアステージ進出」、中目標として「クライマックスステージ」というものがありました。僕はこの目標を2度達成しています。だけど、最終的な目標である「表彰台に登る」という部分にはあと1歩で手が届くというのに、僕は今回2回も手が届きませんでした。本当に心の底から悔しかったです。だけど、僕は今シーズンやるだけのことをやり遂げました。ポケモンカードを楽しむ上で自分はどのような人間であるべきかという信念は決して曲げずに最後まで戦い抜きました。これは自分に対して○をつけてあげてもいいかなぁと素直に思っています。
だけど、僕が自分に対して「決して強いプレイヤーではない」という考える気持ちはそう簡単に変わりません。僕は自分のことがこの世の誰よりも大嫌いで、誰よりも弱い人間であると心の底から思っているので、僕は本当に自分のことを強いと思えないのです。それでも、僕の実力や持っている物を認めてくれる方々が僕の周りには沢山いらっしゃいます。だからこそ、僕は「そんな弱い自分に打ち勝つ」という具体的な新しい目標が今シーズンを通して見つけることが出来ました。この目標を得られたことは僕にとっては大変大きな成果です。それを成し遂げられるように出来る限りのことを、僕はこれからも実行し続けます。
しかしながら、次のシーズンは自分がポケモンカードに対してどれだけのことが出来るか、まだ定かではありません。実は、僕は来月から大学生として卒業後の進路決定の為に就職活動を始めます。そして、来年度にはとあつ国家資格を取得するために病院での2ヶ月間の実習、そして国家試験を控えています。だから、僕が魂をかけるレベルでポケモンカードと向き合うことが出来たのは今シーズンまでだったんですよね。来月からはどのようにポケモンカードに対して時間が割けるのかは定かではありませんが、今後もサニーランドに通ったりSkype対戦をしたり僅かな時間を見つけてポケモンカードに触れ続けていようと思います。
そのためにはまず、耳に身につけている11個にピアスを外し、髪を黒く染め直すことから始めようと思います。流石にこの外見だと就職活動なんて出来ないので、親孝行するために、最初は外見から大人しくなろうと思います(笑)
そういえば、札幌大会や東京大会で初めてお会いした沢山の方々から言われたことがあります。「朗さんってDNではあんなに真面目な文章を書いているのに、実際にお会いしてみるとテンションが高い上に、ファッションやら髪型やら色々引っ括めてとてもチャラいですね(笑)」って。
申し訳ありませんが、それは僕にとって褒め言葉でしかありません。ギャップを狙っているわけではありませんが、僕は自他共に認める真面目人間なのですが、インターネット上の自分も、リアルの自分も引っ括めて「朗」という1人のポケカプレイヤーなのです。そして、基本的には女の子としか遊ばないレベルで、世間一般で言う「チャラい」と呼ばれてしまう人間なのかもしれません。いつものようにそういったこと言われても、僕は否定できないようなポジションに立っているので何も返す言葉はありません。だけど、その方が面白いでしょう?(笑)
さて、色々と余計なお話を書きすぎてしまったせいで、長くなってしまいましたが僕がこの対戦レポートを通して伝えたいことは概ね書き上げることが出来たと思います。というか、書きたいことはまだまだあるんですけど、ここに書くのは勿体ないことが沢山あるので書きたくありません。当然、他にも沢山の方々へ伝えたい面白いお話は沢山あるのですが、それは実際に僕とお会いした時にお話させてください。きっと、受ける感動もその方が数倍大きな物になり得ると思います。ということで、皆さん僕とまた何処かでお会いしましょう。その時まで僕は楽しみを溜めておきます。僕にとって人との出会いは一生の財産です。
最後に東京大会2日目の簡易的な対戦レポートを書いて、今シーズンの公式大会のレポートを締めくくりたいと思います。
使用デッキ:「ケルディオEXミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
(前日に使用したデッキから数枚差し替えてミラー対策をより強化した速攻デッキです)
0‐2 ギギギアルコバルオンEX
3‐0 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX(NOWさん)
6‐2 ケルディオEXヤミラミダークライEXトルネロス
5‐0 ビクティニEXギラティナシンボラー
6‐2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX
6‐2 カメックスキュレムケルディオEX
3‐0 カメックスケルディオEX
6‐3 ケルディオEXヤミラミダークライEX(Y田妹ちゃん)
6‐2 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
6‐4 ヤミラミダークライEXトルネロスEX
【戦績:9勝1敗 抽選券4枚獲得】
これほどまでに、長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、次のシーズンに沢山の人と対戦できることを僕は楽しみにしています。
11月28日 朗
これよりバトカニ東京大会2日間の対戦レポートを公開致します。
まず、始めに僕が今回の東京大会に参加したと知って驚いた方も沢山いらっしゃると思います。僕は札幌大会のレポートで「今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません」と書きました。この時にレポートで書いた気持ちに嘘偽りはありませんでした。それでも自分の中に「札幌大会の僕の結果がマグレだと思われるのが非常に怖い」、「まだまだやれる時間もチャンスもあるのに戦いに行かないのは勿体無いのではないか」という気持ちもあったのです。ということで、東北のプレイヤーには誰にも言わず今回の東京大会参加を決めました。
そのきっかけとなったのは僕が今シーズン、協力をして下さったとある方に「東京大会前日にラーメン二郎を食べに行きましょう」と誘われたからこそなんです。だから、僕は東京大会の期間中に同時に関東圏のラーメン二郎巡りの旅を同時に決行していました。東京大会の前日である22日から26日まで東京に滞在していましたが、その期間は「1日1二郎」を目標に計6店舗回ってきました。唯一、1日2二郎ができたのは東京大会前日のお話です(笑)
そして札幌大会と同様に東京大会前日は女の子とデートしていました。その子は「地元の後輩ちゃんかつ元彼女さんの親友」という不思議な位置付けにいる子です。流石に二郎には連れて行きませんでしたが、カラオケやらお茶やら僅かな時間でデートを楽しみました。札幌大会ほどではないけど、こういった意味ではポケモンカードに対して自発的に時間を割かない方がどうやら僕の性に合うようですね。僕は常日頃から女の子と遊ばないとやっていけないので、女の子とのデートはポケモンカードより大事です。←
さて、前置きがあまりにも長くなりすぎました。1日目のレポートに参りましょう。
【チャレンジステージ1週目】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
前回の記事にも書いたとおり札幌大会と構築は全く同じです。事故が許されない、なるべく多くとの相手との相性が悪くならないデッキ選択を求められる今回の環境下では、このデッキが僕の中では一番強いデッキだと考えていました。それと、僕が今大会で一番勝ちたかった相手はビーチが使用されているカメックスケルディオです。実は東京大会に参加する旨をこっそり伝えていた大阪大会に参加されたご友人から「トロピカルビーチを貸そうか?」との提案がありました。しかしながら、僕はお断りしました。あれだけトロピカルビーチを使わなくても勝ちに行ける環境なんだとDNで豪語しておきながら、自分がトロピカルビーチを使用するのは「何か違う」と感じたからです。ということで、トロピカルビーチを使用しないで僕が最も強いと考えたデッキに思いを託し、東京大会へと臨みました。
× 2‐6 テラキオンランドロスEXトルネロスEX
僕は初卓に座ることが出来なかったのでチャレンジステージの列に20分ぐらい並んでから、僕の東京大会が始まりました。スタッフに案内されて卓に座ると、どこかで見覚えのある相手かつスリーブだなぁ…思ったら、僕が春のバトルカーニバル横浜大会2日目初戦で敗北した相手でした。「あれ?前に対戦したことあったよね?」って僕からお話したら、向こうも少しだけ覚えていたようです。初っ端からものすごいプレッシャーをかけられた中で対戦が始まります。…と思ったら、相手の手札からはファーストチケット、場をオープンすると相手のバトル場はランドロスEX、僕はシビシラス×2枚。すいません、勝てるビジョンが全く見当たらないです。とにかく、シビビを展開しようにもキャッチャーで呼ばれて倒される、倒される。何とかライコウEXのボルテージアローでトルネロスEXを取るも、返しでテラキオンのかたきうちによりサイドを全部引かれてしまって試合終了。もう何ていうかどうしようもないです。無理です。心折れました。「僕の分もプレミアで勝ち上がって下さい…」と相手に伝え僕はチャレンジステージの列に並び直しました。
この時点でチャレンジステージには長蛇の列。待ち時間はおよそ45分~1時間ぐらいだったと思われます。何気に春の横浜大会よりは改善されていたんですね。それでも、ハンマーヘッド無双に心を折られた僕は、同じように並んでいたアスター君に対して「もうポケカやめて帰りたい…」と弱音を吐いていていました。それぐらいメンタルがあまりにも弱い僕です。豆腐より柔らかいんじゃないかってぐらいメンタルが弱いです。
しかしながら、その間に何だかんだでチャレンジステージ内のデッキ分布を観察することが出来ました。どうやら、この日はランドロスEXを使用した茶色デッキが一番目立っていたようです。ということは、シビビールデッキを使うのは自ら地雷を踏みにいくような物なので安牌とは言えません。僕は並び直している間に2周目ためにとっさの思いつきで持ち合わせのデッキを変更しました。
【チャレンジステージ2周目】
使用デッキ「ミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
はっきり言いましょう。このデッキはスパー用のデッキのためほとんど調整をしていません。というか、札幌2位に輝いたS木さんのデッキを元に僕なりの数枚差し替えて戦い方をアレンジしただけの準コピーデッキです。大きな違いと言えば「まんたんのくすりが入っていない」ことぐらいですね。これは今回のメインの使用デッキのために作ったスパー用のデッキなのです。しかしながら、偶然にも僕の戦い方に合わせて微調整を行っていた模様です。それが結果的に「ミラーマッチにおいてとても有利である」という構築になっていたことは自分でも驚きました。
僕がランドトルネを使用する上で最も心がけたスタンスは「攻撃は最大の防御」です。先にサイドを取って、サイドを取られたら取り返せ。それでも適わないのならば、工夫を凝らして最後までサイドを全て取りにいけというものです。S木さんのデッキと同様にサポーターが15枚も入っているので安定感が抜群です。まさか公式大会でチェレンをフル投入したデッキを自分が使用するとは思いませんでした(笑)
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
この対戦で自分のデッキがあまりにもミラーマッチに有利であることに気がつきました。先行1ターン目からタチワキどくさいみんふきぬけるが決まり、あとは終始押せ押せモード。途中でミュウツーEXを取られましたが、だいちにさばきの準備が完了し、手札にどくさいみん光線を握っていた僕に怖いものなんてありませんでした。そのまま圧勝です。
○ 1‐0 ミュウツーEXサーナイトゴチルゼル
どうやらお子さんとご一緒にポケモンカードを嗜まれているお父さんプレイヤーのようでした。それにしても初手にあまりにも恵まれすぎていて、大変申し訳ありませんが先行1ターン目で相手のゴチムをミュウツーEXの2個玉エックスボールで倒させて頂きました…1時間ほど並び直したというのに、本当に申し訳ありません…
○ 6‐0 ギギギアルコバルオンEX
ギギギアルデッキは踏んだら無理だと思っていたのですが、相手が思ったように展開出来なかった模様です。こちらが先行でタチワキどくさいみんランドロスEXハンマーヘッドでひたすらギアルを狩っていたら、いつの間にか場にはコバルオンEXのみ…あとはだいちのさばきとどくさいみん光線を決めてフィニッシュです。プラズマスチールを立てる隙を与えなくて本当に良かったです。
そんなこんなでプレミアステージへ無事に進出しました。その辺りからプレミアステージの待ち時間もやや飽和状態となっており、急ぎ足でプレミアステージの待機列に並びました。しかしながら、それは強大な壁にぶつかりに行ってしまった結果に繋がってしまったのです…
【プレミアステージ1週目】
○ 6‐3 ビクティニカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(mepoさん)
僕が先に対戦卓に着いて、やってきた相手が開口一番に「ねこわる先生じゃないですかー!!」言ってきました。(※「ねこわる」というのは僕にmixiネーム、Twitterネームのことです)
「えっ!?mepoさんですか!?」と驚きのあまり目を見開いてしまいまいした。何でこんな大事な試合で春の名古屋大会優勝者 兼 日本代表選手を踏まなきゃいけないんだよ…と。しかしながら、オフラインで会話をしたのも対面をしたのも実はこれが初めて。尚且つ、対戦も初めてです。普段はTwitter上でよくやり取りを行っていたので、オンラインではとてもお世話になっていました。その上、今年の日本代表選手ということで実力も申し分ない相手です。そのような強い相手とこの場で戦えるのは僕にとって喜びでもあります。ということで、プレミアステージ1戦目にて本気の真剣勝負を申込みました。mepoさんも僕の気持ちに乗ってくれたようで丁寧かつ明るい接し方で僕と対戦して下さいました。しかも、mepoさん自身もプレミアステージで2勝を決めていたので譲れない熱い物があったと思います。
対戦はこちら側がトルネロスEXスタートで相手がブラックキュレムEXスタートだったと思われます。確かmepoさんの先行で1ターン目からゼニガメを並べられて、ビーチを貼られて展開されたかと思われます。この流れで対戦相手は苦手意識の強かったカメケルビーチです。さて、この対戦で最も重要となるポイントはどこだろうと僕は頭の中で瞬時に弾き出しました。その中で僕が一番この対戦のビジョンとして特に重要視したことは、「トロピカルビーチによる展開に依存するならばフウロの使用枚数が多いことに注目し、タチワキシティジムへの張替えと、Nを相手の最も嫌がるタイミングで打ち込み続けること」、「サイドレースで非EXポケモンを絡めることでサイドの枚数の奇数に調整し、相手に対して最大限にNの効力をぶつけること」、「ブラックキュレムEXによるブラックバリスタが主軸のデッキのために相手のトラッシュに落ちるエネルギーと、エネルギー回収の枚数を常に確認すること」でした。結果から言ってしまえば、この作戦が大成功したんです。mepoさんは見事に僕の作戦に引っかかってくれました。僕がわざとベンチにランドロスEXを出したのは相手のサイドの枚数を調整するための囮です。そのままテラキオンのかたきうちによって相手にダメージカウンターを蓄積させることで、まんたんの使用を促したり、トルネロスEXのパワーブラストの射程圏内に常に収めることに成功しました。この試合に関しては、自分で言うのもなんですが、僕のプレイングがmepoさんよりも1枚上手だったとしか言い様がありません。しかしながら、相手がもしも3枚目のトロピカルビーチがサイド落ちしていなかったらどうなっていたのでしょうか。僕はデッキの中にタチワキシティジムを3枚入れていたとはいえ、割り続けられる自信があったかというと定かではありません。それらも引っ括めて僕の方が色々な物を持っていたんだとおもいます。試合が終了した瞬間に「ありがとうございました!!」とお互い熱い握手を交わすことが出来ました。mepoさんに「本当に強かった!!」と言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。個人的には今日1番の大金星です。こうなったら出来るところまで走り抜けるしかありません。「頑張ります!!」とmepoさんに伝え、僕は再びプレミアステージの待機列に並び直しました。
○ 6‐4 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
先程の試合で今日1番の大金星を決めたはずなのに、実はこの試合がこの日最も辛い勝ち方でした。ミラーマッチで相手にまんたんのくすりの有効活用してしまい。サイド2-4の状態から何とか巻き返して勝ちました。そこで決め手となったのはエネルギーつけかえの使用枚数とスクランブルスイッチを打ち込むタイミングでした。そしてミュウツーEXによるカードレースを春のバトルカーニバルから沢山経験してきた実力がここで最大限活かされたと思います。相手は僕に対して「絶対に勝てる」と思ったのではないでしょうか。その油断を僕が見抜いて、そこにNを打ち込む。これで相手はピッタリ止まりました。あとはこちら側がランドロスEXのだいちのさばきと、ミュウツーEXによるエックスボールカウンターを決めるだけです。この勝利も本当に嬉しかった。
○ 6‐0 ビクティニEXケルディオEXヤミラミダークライEX
タチワキどくさいみん光線を絡めたバッフロンとランドロスEXが大暴れしました。大変申し訳ありませんがこの試合はデッキ相性とプレイング技術による圧勝です。相手がエネルギーを充足する度に高打点高出力のワザを打ち込み続けたら相手が何も出来なくなってしまったようです。
○ 6‐2 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX
2戦目と同じくミラーマッチではありますが、今度は終始僕がペースを握っていたので、ミラーマッチにおける理想的な勝ちへのビジョンを見通しながらサクサクと勝たせて頂きました。
○ 6‐1 ケルディオEXシンボラーヤミラミダークライEXサザンドラ
オレンジ色のサングラスをかけた不思議な方でした。何というかすっげぇ怪しい人のようなオーラをまとっていたと思います。デッキもサザンダークと雰囲気にマッチしていて良いですね…対戦が始まるとバトル場をオープンすると相手の初手はシンボラー。「あ、やばい、これどくさいみん光線かテラキオンかバッフロンじゃないと倒せないじゃん」と思ったら、相手がモノズやらダークライEXを沢山並べてくださいました。僕はひたすらシンボラーをどくさいみん光線で縛りながらランドロスEXによるモノズ狩りを決行。シンボラーはどくさいみん光線によるダメージでピッタリ僕の番が始まる前に落ちたので、後はバッフロンとランドロスEXが場をひたすら制圧して圧勝です。それにしても、この試合のお互いのプレイヤー間のテンションは以上に高かったと思います(笑)
○ 6‐0 ダストダスアイアント
この時点で残り時間は20分ぐらい。対戦相手はプレミアステージに上がってきたばかりの方だったようです。向こうから「時間も少ないですし勝ち筋が見つからなかったら投了致しますのでよろしくお願いします」と対戦前に言われました。しかしながら、僕は「ありがとうございます。だけど僕は、八百長地味たことは嫌いなんで真剣勝負でお願いします」と申し出て普通に対戦することになりました。制限時間が短くなっていくと人の心に余裕がなくなってしまいますよね。その中でこういった申し出をしてくださったこの方は本当に温かったです。これを「トス」だとかどうこう言うのはどうなんでしょうか。僕としては正直、そういう気遣いに対して、中傷されるのは気分が良くないですね。
そんなことはさておき対戦が始まると相手のデッキはなんとアイアント。「ええええええぇぇぇ!!」と思いながらもランドロスEXにエネを溜めながら、ハンマーヘッドでばらまきつつサポーターはチェレンで最低限のドローを心がけ、あとはだいちのさばきだけを言って勝ちました。レスキュースカーフによる何度も湧いてくるアイアントは本当に恐ろしかったです…山切れは起こさなかった物のこのタイミングでこのデッキはいくらなんでも怖すぎるだろう…と。
× 0‐2 カメックスケルディオEXテラキオンブラックキュレムEX(ミラン)
この時点で残り時間は5分弱。この時点で6連勝なら僕は何とか抜けられるだろうと、何も考えずプレミアステージの待機列に並びなおすと前にいたのはミランでした。どうやら、彼は5連勝だった模様です。「ん?5連勝なの?じゃあさっさと対戦をしようよ!」と僕から提案し、そのまま勝負を行いました。初手にはミュウツーEXとトルネロスEXがいましたが、僕は手札からミュウツーEXのみ場に出しました。先行を取りましたが「僕、時間ないんで2個玉つけてエックスボールしか言わないからよろしくね!」とミランにお話し、彼は見事2ターン目にカメックスを立ててブラックキュレムEXのブラックバリスタで僕のミュウツーEXを倒してくれました。これで何とか時間制限ギリギリに終了。お互いに6連勝としてプレミアステージを終えることができました。
さて、これを「トス」と見るかどうかは人それぞれです。僕は時間が無いなりに「真面目にお互いが早く終わらせるための勝負」をしました。僕の中ではこの行動はトスでも何でもありません。時間がなかったので「エックスボール1択で勝ちに行けるかを狙っただけ」です。ミランからは何もお願いされていません。これは僕の判断で勝手にやったことです。この僕の行動は「定められたルールの範囲内に則った戦略」である考えています。だから、八百長でも何でもありません。
僕はこの形式におけるルールも破っていないし、ポケモンカードにおけるある程度のモラルも持ち合わせています。そして、自分も勝ちに行くための行動にも全力を尽くしましたので自分に行動は何1つ間違っていないと心の底から言えます。そもそも、トス関連のお話ってこのプレミアステージ形式が「対戦する側に対戦相手を選ぶ権利が生じている」ということが問題だと思うんですよね。だったら、それを有効活用するのは戦略ではないでしょうか?それは「ポケカプレイヤーのモラルとしてはどうなのか」というお話はありますけど、問題に対する焦点をプレイヤーに対して当てるというのは何か違うと思うんですよ。そもそも、札幌大会でも感じていましたが、こういった「対戦相手を選ぶ」という行動は「ある一定の実力」が無ければ絶対にできることではありません。その為に運と実力の他にも「人脈」が必要というならば、それは全くもって酷いお話です。だけど、こればかりはプレイヤー自体には罪はないと僕は思っています。この形式を定めた上でこういった自体を推測かつ予防が出来なかった運営側の落ち度でしょう。とはいっても、僕は「トス」という今大会に出場したポケカプレイヤーを馬鹿にするような行為を「肯定する気は全くありません」のであしからず。僕自身が「トス」という行為を受けていない、していない立場だからこそ言えるお話です。
もしも今回のトス騒動に対して文句があるならば「この形式で今回の大会を企画した運営側」に言ってください。僕は何を言われたとしてもこの形式である限り考え方は変わらないと思います。そして、この形式でどうしても勝ちたいのであればその為の工夫を行ってください。ある程度の運と実力を持ち合わせていればそれは可能だと思います。
さて、6連勝で余裕で抜けられるだろうと考えていた矢先に、3連勝以上したプレイヤーが集合し結果を集計して、蓋を開けてみると何と7連勝が2人、6連勝が7人という札幌大会、大阪大会と比較するとありえないボーダーラインが決まっていました。こればかりは流石にいくら僕でも動揺しました。いや、プレミアステージ終了20分前の時点ではホワイトボードには「1位 5連勝2人 2位 4連勝 3人」と書いてあっただろうと。あんなにスタッフは入念にスコアチェックを行っていたはずなのに、このような事態が起こるのは一体どういうことなんでしょう?それらも引っ括めてこればかりは運営側の怠慢としか言い様がありません。僕が言いたいのは、この形式はどう考えても色々と問題が生じてしまう酷いものであると思うんです。次にシーズンでは改善されることを心の底から臨みます。
そんなこんなで7連勝のお2人は優先的に上位2名として勝ち上がり、残りの7名は1人の予選落ち枠を巡ってティーチャータカシマとじゃんけん大会です。ティーチャーの最初の手は「パー」で僕は「グー」…僕を含む3人は負けました。そして2回目のティーチャーの手も「パー」で僕は「グー」…僕ともう1人Oさんは負けました。最後の1枠を掴み取るために僕とOさんがじゃんけんすることになりました。結果は2回の「あいこ」の末にOさんが「グー」、僕が「パー」で勝利。この瞬間に「いよっしゃああああああ!!!」と2大会連続のクライマックスステージ進出を決めた喜びを抑えきれず、ステージ内で吠えてしまいました。
恐らく春の仙台大会のクライマックスステージでNTPPさんに勝利した時以上にうるさかったですよね…不快に思われてしまった方もいらっしゃったと思います。申し訳ありません。それぐらい、僕が勝ったことに喜びはそれぐらい大きな物でした。札幌大会で僕が残した結果が、この時点で「マグレでは無かった」と証明できたと思います。そして、札幌大会で置き忘れてきた物を取り戻す為のチャンスを再び掴むことができました。それが心の底から本当に嬉しかったです。
上位8名による順位付けの結果、僕の対戦相手はチームアチャモのY田君になりました。彼は僕が中学校2年生の時に、仙台で行われたジムオフィシャルで初めて知り合いました。その頃から、国内でもトッププレイヤーの位置にずっと立ち続けていた彼は、今も昔も僕にとって「憧れのプレイヤー」なのです。その彼と知り合ってから9年以上の月日が経ちましたが、実はお互い公式大会で勝負をするのは初めてだったんです。実は、2006年春に僕は今回の大阪大会で優勝したY田弟君とは、東北大会の予選で対戦したことがあります。その時の結果は引き分け。そして、彼は今回の大阪大会で優勝しました。さて、6年の月日を経て、今度はお兄さんであるY田君との対戦です。この運命的な巡り合わせに心の底から感謝しました。個人的には2010年の東日本ラストチャレンジで東北の強豪プレイヤーである山根がY田君相手に、本戦ベスト8で敗北を喫していたことも知っていたので、「東北の人間として山根の分もY田君を倒してやる」という気持ちで僕は彼との対戦に臨みました。
しかしながら、このタイミングでとんでもないことが置きました。それは僕が常日頃から愛用している右手首に身につけていた茶色い石のアクセサリーが突然、ブチッと切れてしまったのです。テーブル下に落ちてしまったことで慌ててしまった僕に対し、石を拾ってくれたスタッフの皆さんとY田君には本当に感謝しています。アクセサリー自体は100円なのでそこまで大した物ではないためどうでもいいんですが、いくらなんでもこのタイミングはないだろうと。お陰で不吉な出来事が起こってしまったことにより、ものすごく緊張してしまいました…(白目)
【クライマックスステージ】
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
東京大会の本戦に出れたらこのデッキを使うということはずっと決めていました。いくらランドトルネが東京大会のプレミアステージまで活躍したからといっても、僕の中では確実に表彰台を狙って勝ちに行くためにはこのデッキを使用するしかありえませんでした。理由は上位8名によるデッキ分布を踏まえたことと、Y田君がビーチ入りカメケルを使用すると読んだ上での選択です。今シーズンの環境においてシビビールレックウザはかなり優位な位置付けにあると心の底から信じていました。そして、このデッキは僕にお力添えをして下さったとある人との絆を表す物でもあります。だからこそ、どうしてもこのデッキで勝ちに行きたかった。このデッキを選択したことは、これから書く「実際に起こってしまったとんでもないこと」を書いても、全く後悔していません。
× 0‐1 ビクティニケルディオEXシビビールミュウツーEXレックウザEX(Y田君)
初手はシラス、雷、アララギ、N、レベボ、スクラッパー、ブリッジとそこまで悪くない手札です。相手のデッキはビーチ入りのカメケルを読んでいました。じゃんけんでは負けて後攻。まぁ、1キルされる可能性は今までも無かったし何とかできるだろうと信じていました。そして対戦が始まり場をオープンすると僕はシビシラス、相手はミュウツーEX。僕は「あっ」と声を出してしまい、相手も「んっ…?」と山札をドローした後に2秒間手札を眺め、手札にあった2個玉を貼り「エックスボール!!」
_人人 人人_
> 突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
うん、負けました。死とは。
このエックスボールが決まる瞬間に僕は相手に向かって笑顔で手を差し伸べていたと思います。「ありがとうございました!!」としっかり握手を決めました。Y田君も「おっしゃあ!」と立ち上がってガッツポーズ!!それぐらい緊張していたんでしょうね…素直に嬉しかったです。試合が3秒で終わって緊張が吹っ切れてお互いにテンションが以上に高揚していたため、Y田君に対して自分から「イェイッ!!」とハイタッチを決めていました。
いやいやいやいや、こればかりはどうしようもないですって。シビビールデッキを使用する上でこういった出来後ごとが起こるのは普通に予測もできますし、シビビールデッキはそれを承知した上で使わなければいけません。調整でも札幌大会でも一度もそんなことは起こりませんでした。だから、僕はこのデッキを心の底から信じていました。別に裏切られていたとは思っていません、初手は良かったですし、僕の運が至らなかっただけです。だから、この負け方に関しては納得しています。というか、周りから観ても僕に対して「これは仕方ない」と言ってくれたので、それぐらいのレベルでどうしようもなかったです。だって、対戦相手のY田君も全く同じリスクを背負っていたんですから。彼も「これは仕方ないよな…」と話していました。それでも公式大会の場ですから、こればかりはその運を持ってる人が勝つんです。僕はその運を実力では掴み取れなかった。それだけのお話です。いや、悔しかったですけど、今回も「楽しかった」という気持ちの方が間違いなく強かったです。
そんなこんなで僕のバトルカーニバル東京大会は終了しました。いやぁ、表彰台に登るためにはまだまだ僕には実力が足りないんですね。素直にそう思いました。それで尚且つ、「あの舞台に今後こそ立ってやる」という気持ちに持って行けたので今大会に参加したのは僕にとってはとても有意義な物になったのではないでしょうか。そして何よりも最後まで自分の信念を貫き通すことが出来た。これが僕にとっては何よりも誇りです。
今シーズンで僕は沢山の方々から「君は強い」と言われるようになりました。特にチームアチャモのミランやY和さんという日本の名だたるトッププレイヤーの皆さんから言ってもらえたのが本当に嬉しかったです。僕がこの1年間でやってきたことは「間違いではなかった」ということを、今シーズンは自分の力をもって証明できたと思います。
僕は1年前のバトルカーニバル東京大会からポケカプレイヤーとしての復帰を目指して公式大会の場に戻ってきました。その時の成績はなんと「チャレンジステージで1勝7敗」というとんでもなく今の自分が弱いということを実感するものでした。だからこそ、僕は強くなりたかったです。自分が「弱すぎる」と思ってしまうことが本当に悔しかったです。そのためにこの1年間でずっと自分を磨き続けてきました。最初のチャンスが到来したのは春の仙台大会でクライマックスステージに進出しベスト8になったこと。しかしながら、その後の横浜大会、名古屋大会ではイマイチの結果となってしまいました。その時はまだ僕は大した実力を持ち合わせていなかったんだと思います。
そして、「次のシーズンは自分のやりたいことを成し遂げる」という目標を掲げて、常日頃からお世話になっているサニーランドに通い、いっぱい対戦して、いっぱい負けて、ひたすら自分を磨きました。特に今シーズンは東北のポケカプレイヤー間で人間関係における問題は色々あったけど、その状況下でも僕に手を差し伸べてくれる人はいてくれたし、何よりも東北のポケカプレイヤーも含めて沢山の方々が僕のことを認めてくれていました。その中で掴み取ることができた2回のベスト8は僕の中では本当に胸を張って誇れる結果です。
ただし、僕は今の自分には満足していません。僕の最終目標は表彰台に戻ることです。それまでには小目標として「プレミアステージ進出」、中目標として「クライマックスステージ」というものがありました。僕はこの目標を2度達成しています。だけど、最終的な目標である「表彰台に登る」という部分にはあと1歩で手が届くというのに、僕は今回2回も手が届きませんでした。本当に心の底から悔しかったです。だけど、僕は今シーズンやるだけのことをやり遂げました。ポケモンカードを楽しむ上で自分はどのような人間であるべきかという信念は決して曲げずに最後まで戦い抜きました。これは自分に対して○をつけてあげてもいいかなぁと素直に思っています。
だけど、僕が自分に対して「決して強いプレイヤーではない」という考える気持ちはそう簡単に変わりません。僕は自分のことがこの世の誰よりも大嫌いで、誰よりも弱い人間であると心の底から思っているので、僕は本当に自分のことを強いと思えないのです。それでも、僕の実力や持っている物を認めてくれる方々が僕の周りには沢山いらっしゃいます。だからこそ、僕は「そんな弱い自分に打ち勝つ」という具体的な新しい目標が今シーズンを通して見つけることが出来ました。この目標を得られたことは僕にとっては大変大きな成果です。それを成し遂げられるように出来る限りのことを、僕はこれからも実行し続けます。
しかしながら、次のシーズンは自分がポケモンカードに対してどれだけのことが出来るか、まだ定かではありません。実は、僕は来月から大学生として卒業後の進路決定の為に就職活動を始めます。そして、来年度にはとあつ国家資格を取得するために病院での2ヶ月間の実習、そして国家試験を控えています。だから、僕が魂をかけるレベルでポケモンカードと向き合うことが出来たのは今シーズンまでだったんですよね。来月からはどのようにポケモンカードに対して時間が割けるのかは定かではありませんが、今後もサニーランドに通ったりSkype対戦をしたり僅かな時間を見つけてポケモンカードに触れ続けていようと思います。
そのためにはまず、耳に身につけている11個にピアスを外し、髪を黒く染め直すことから始めようと思います。流石にこの外見だと就職活動なんて出来ないので、親孝行するために、最初は外見から大人しくなろうと思います(笑)
そういえば、札幌大会や東京大会で初めてお会いした沢山の方々から言われたことがあります。「朗さんってDNではあんなに真面目な文章を書いているのに、実際にお会いしてみるとテンションが高い上に、ファッションやら髪型やら色々引っ括めてとてもチャラいですね(笑)」って。
申し訳ありませんが、それは僕にとって褒め言葉でしかありません。ギャップを狙っているわけではありませんが、僕は自他共に認める真面目人間なのですが、インターネット上の自分も、リアルの自分も引っ括めて「朗」という1人のポケカプレイヤーなのです。そして、基本的には女の子としか遊ばないレベルで、世間一般で言う「チャラい」と呼ばれてしまう人間なのかもしれません。いつものようにそういったこと言われても、僕は否定できないようなポジションに立っているので何も返す言葉はありません。だけど、その方が面白いでしょう?(笑)
さて、色々と余計なお話を書きすぎてしまったせいで、長くなってしまいましたが僕がこの対戦レポートを通して伝えたいことは概ね書き上げることが出来たと思います。というか、書きたいことはまだまだあるんですけど、ここに書くのは勿体ないことが沢山あるので書きたくありません。当然、他にも沢山の方々へ伝えたい面白いお話は沢山あるのですが、それは実際に僕とお会いした時にお話させてください。きっと、受ける感動もその方が数倍大きな物になり得ると思います。ということで、皆さん僕とまた何処かでお会いしましょう。その時まで僕は楽しみを溜めておきます。僕にとって人との出会いは一生の財産です。
最後に東京大会2日目の簡易的な対戦レポートを書いて、今シーズンの公式大会のレポートを締めくくりたいと思います。
使用デッキ:「ケルディオEXミュウツーEXテラキオンランドロスEXバッフロントルネロスEX」
(前日に使用したデッキから数枚差し替えてミラー対策をより強化した速攻デッキです)
0‐2 ギギギアルコバルオンEX
3‐0 ミュウツーEXランドロスEXバッフロントルネロスEX(NOWさん)
6‐2 ケルディオEXヤミラミダークライEXトルネロス
5‐0 ビクティニEXギラティナシンボラー
6‐2 カメックスケルディオEXブラックキュレムEX
6‐2 カメックスキュレムケルディオEX
3‐0 カメックスケルディオEX
6‐3 ケルディオEXヤミラミダークライEX(Y田妹ちゃん)
6‐2 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX
6‐4 ヤミラミダークライEXトルネロスEX
【戦績:9勝1敗 抽選券4枚獲得】
これほどまでに、長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、次のシーズンに沢山の人と対戦できることを僕は楽しみにしています。
11月28日 朗
札幌大会が終わって3日が経ちましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか、朗です。
1つ前の日記にコメントを残してくださった皆さん、ありがとうございます。僕は北海道から6日(火)の朝にフェリーに乗って帰ってきたのですが、その当日の夜からバイトに出勤するという、あまりにも無謀なスケジュールをこなし、今日(7日)は午前中に病院に行っただけでお昼以降は家でぐったりと過ごしていました。流石に疲れが未だに取れないようです。特に、首から肩、そして腰が痛い。そんな中、やっとまとまった時間が作れたので札幌大会のレポートを書きたいと思います。
今回のレポートはいつも以上に長いかもしれません。書きたいことがあまりにも多すぎます。ポケモンカードに関することをメインに書きますが、内容がいくらか逸脱してしまうかもしれません。あらかじめご了承下さい。
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
まず始めに、僕が公式大会どころかシビビール派生を人前で使うということは、とても稀有なお話であります。覚えている限りで、シビビを人前で使ったのはバトカニ仙台大会の1週間前のサニランで1回、先月にサニランで1回とかなりレアです。今大会で使用する予選デッキは、札幌大会に参加すると決めた時に決めました。僕は自他共に認める生粋の2進化デッキユーザーですが、今回はこのデッキを使用することで、自分の力はどこまで通用するのか、それを実感したかったんです。だからこそ、僕は「公式大会でも2進化デッキを使いたい」というプライドを捨てました。
自分の中で今回の環境のメタを沢山考えましたが、納得のいく可もなく不可もない無難なデッキはこのデッキしかありませんでした。中身としては、俗にいうレックビールですね。だけど、ただのレックビールじゃつまらないので色々と工夫をさせて頂きました。レックウザEXと一緒にビクティニ(Vジェネレート)がメインのデッキでもあります。そして、シビビール派生とはあまりにも珍しすぎるゼクロム0枚です。ゼクロムでも出来ることは、ビクティニでもできるような気がするんです。あとは入っているグッズが一般的なシビビール派生としてはちょっとだけ珍しいかな。工夫としては大体そんな感じです。
【チャレンジステージ1周目】
× 0-6 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX(フジツボ君)
初戦から仙台の遠征勢と対戦…宮城でやれって感じですね。対戦内容としては相性が最悪な上に、要所要所でエネルギーを引けずにランドロスに場を荒らされて気が付いたらサイドを全部引かれていました。ランドロスはほとんど諦めていた相手なので、まぁ仕方ないかなと思います。
【チャレンジステージ2周目】
〇 6-2 キュウコンミュウツーEXダークライEX
来ました。どくさいみん光線によるゴリ押しデッキ。しかしながら、相手がどうやらミュウツーレースの戦い方をよく理解していなかったようだったので、初っ端からこちらのペースで相手をコントロールし、すんなりと勝たせて頂きました。
〇 6-4 エンブオーレシラムミュウツーEXホワイトキュレムEX
相手が事故っていたようなので序盤から速攻を仕掛けようとするも、こちらは思うようにエネルギーをトラッシュに落とせずもたついてしまいます。そうこうしているうちに、相手のエンブオーが立ってしまい、ホワイトキュレムが2体殴れる状態が出来上がってしまいました。ホワイトレイジが予想以上に厄介でした。うかつにVジェネレートなんてかましたら返り討ちに合います。ということで、エンブオーを前にキャッチャーで呼んで縛り、ライコウEXでひたすら狙撃する戦法を取ると、どうやら相手は入れ替えるための手段を用意していなかったようで。ひたすらボルテージアローでベンチを狙撃して勝ち。
〇 6-1 サーナイトミュウツーEXゴルーグムシャーナ
ここで最初の奇跡が起きました。先行2ターン目でレベルボールでシビビールを呼んで…って、ん…?あれ…?3周してデッキの中身を確認するも、シビビールが全てサイド落ちというとんでもない悪夢が起こってしてしまいました。どないして勝てばいいねん…って感じでしたが、たねポケモンからひたすらに手張りドラゴンバーストで処理し、サーナイト2体にVジェネレートをかましつつ、シビシラスのスパークで2枚取りをして、何とかサイドからシビビを確保し、そのまま圧勝させて頂きました。ジャッジの方曰く「今の試合よく勝てたね…」みたいな感じだったので、本来であればそれぐらい厳しい試合だったかもしれません。
この時点でプレミアステージ進出という自分の目標は達成しました。しかしながら、ここで終わらせるのは勿体無いので、自分が出来る限りのことを最後までやり通そうと、プレミアステージに足を運びました。とりあえず、一旦休憩がてら外へ美味しい空気とタバコを吸うために一服し、再びプレミアステージの舞台に戻りました。
【プレミアステージ1周目】
〇 6-2 ミュウツーEXランドロスEXダークライEX
プレミアステージ1戦目です。春のバトカニ横浜、名古屋ではこの壁が超えることが出来ませんでした。ということで、緊張しながらも楽しむことを念頭に置いて、全力でプレミアステージを満喫しました。大事な1戦目、場をオープンすると相手はダークライEX、ミュウツーEXでした。「行ける!!」と思ったのも束の間、序盤からランドロスEXが出てきました。こちらの展開は2ターン目からシビビが2体立ったので、レックウザEXでその時に最も危険なポケモンをドラゴンバーストで駆除し続けます。そうすると、相手は思うように場にエネを残すことができずに、ミュウツーEXで素殴りし続けるのが精一杯。申し訳ありませんが、レックウザEXを倒された後に、こちらもミュウツーEXを場に出しエックスボールでカウンターさせて頂きました。そのまま相手は場にエネがつかなかったため、2体目のレックウザEXがダークライEXにドラゴンバーストを打ち込み、勝負ありです。よし、勝った!!
○ 6-4 ランドロスEXギギギアルレジスチルEXコバルオンEX(はたしょーさん)
中部からいらっしゃったプレイヤーさんということで、「仙台から来ました!!朗です!!対戦楽しみましょう!!」とお互いに自己紹介を交えつつ、緩い雰囲気で対戦を始めました。場をオープンした際に、相手の場にいたのはレジスチルEXとギアル。相性には自信があったので、Vジェネレートを有効活用するプレイングを心がけました。しかしながら、思うようにエネの充足が出来ず、しかもランドロスEXまで出てくるという…仕方がないのでレックウザEXで攻めたりもしますが、取っては取られてのシーソーゲームとなってしまいました。決めてとなったのは、相手が2体目のピクティニを倒したこと。僕は心の中でニヤリと笑いました。何故なら手札にパソコン通信があって、山札にはげんきのかけらが残っていたことを知っていたからです。そうです、僕のデッキにはビクティニがただ2枚積んであるわけではないのです。げんきのかけらまで積んでいるため、ビクティニが簡単に3体立てられる仕様となっております。そのまま、3体目にビクティニでコバルオンEXを撃破して勝利。相手はまさかの3体目のビクティニの登場に「えええぇぇ!?」というリアクションでした。はたしょーさんは今大会で全参加者のうち、最も酷いVジェネレートの被害に受けたことになります。正直、最高に楽しかったです。←
○ 6-0 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
今大会の優勝者です。まさかプレミアステージで対戦するときには、再びクライマックスステージで対戦することになるとは思いもしませんでした。それにしても、彼とは対戦前からありえないほど意気投合していたと思います。お互いに決して治らない厨二病を患っていたり、性癖のお話とかポケモンカードに全く関係のない話題で盛り上がっていました。プレミアステージの外でやれって感じです(笑) 対戦内容に関しては、グレイさんが酷い事故を起こしたのに対し、僕のデッキが異常なほどにブン回りました。エネルギーが充足される前にダークライを処理し、きせきがついてもスクラッパーで剥がす、ジャンクハントをされてもNで流す、僕に完全にペースを乗せられたグレイさんは、文字通り手も足もでない状態でした。ストレートで6枚サイドを取って勝利しました。しかしながら、僕はこのデッキの本当の恐ろしさに、まだ気がついていなかったのです…
○ 6-3 ファイヤーカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(Pさん)
ここで勝つことが出来ればクライマックスステージに進出できることがほぼ確定する、とても大事な一戦です。しかしながら、ここで立ちはだかった相手はサニランでよく対戦させて頂く強豪プレイヤーのPさんでした。とても、大きな壁でしたね。まさか、春のバトカニとうる君に対戦した時に続いて、こういった大事な局面でPさんと対戦することになるとは…向こうもプレミアステージで2勝していたらしく、負けられない大事な勝負だったようです。それでも、僕の答えは決まっていました。対戦前に彼へ「Pさんとこの場で真剣勝負が出来るのがとても嬉しいです!!一緒に楽しみましょう!!」とお話すると、「そんなこと言いながらも、君は勝ちに来たんでしょ?チャレンジステージでフジツボ君の隣で対戦を見ていたけど、君からはとてつもない闘志が伝わってきたよ」と返ってきました。僕はその時、無意識に「あ、やっぱりわかります?それならば全力で勝負してこそですよね!!」と返していました。この時に初めて自分の気持ちが解ったんです、僕が「ただ楽しみに札幌大会へ来たわけではない」と。その気持ちに正直になって、Pさんとの対戦を楽しみました。相手のデッキはトロピカルビーチが搭載された本気のカメケルでした。序盤に向こうが速攻でカメを立てて殴ってくるも、こちら側も負け時とシビビを並べて、レックウザEXで力押しを決めました。僕の頭の中にはPさんのカメケルの急所が解っていました。それはファイヤーもブラックキュレムも「基本エネルギーに頼っているデッキ」のため、ドローソースでエネルギー回収を上手く引かない限り、水エネルギーが思うように充足されないという部分です。ということで、僕がプレイングで最も心がけたのはエネルギーが充足されたケルディオEXをひたすら仕留めるというものです。相手は、どうやら思うようにドローソースが中盤以降から引けずにエネルギーも充足できなくなっていました。そうなるとこのデッキは止まりません。いくら、一時凌ぎでシビビを縛られようと、いれかえが安定して供給されるこちら側は正直、負ける気がしませんでした。そのまま、力押しでケルディオEXを3体倒して勝利しました。この場で真剣勝負でPさんに勝つことができたということ、それは僕にとって大きな喜びとなりました。勝った瞬間にガッツポーズをしてしまうほど嬉しかったです。デッキ相性はどちらかというと僕の方が上とはいえ、彼に勝つのはそう容易い物ではありません。僕はたまたま運が良かったとは思いますが、対戦中に彼からとてつもないプレッシャーを感じていました。正直、デッキの中身とPさんの気迫の影響で、ずっと緊張感が解れませんでした。だからこそ、僕はこの対戦を通して、自分の中で自分の力が一皮剥けたということを実感できたのです。とにかく、この勝利は本当に嬉しかった。
× 0-6 ミュウツーEXヤミラミダークライEXバッフロン(たっぴー君)
プレミアステージで4勝したことによりクライマックスステージ進出がほぼ確定し、背負う物はもう無くなりました。あとは純粋に勝負をしたい人が来るまで、プレミアステージで相手を待っていました。その状況下で、ふと目に入ったのが北海道の超有名プレイヤーであるたっぴー君の姿でした。僕は迷わず、彼のもとに向かい「ダイアリーノートで朗って名乗ってる物です!!対戦しましょう!!」と対戦卓に座る。どうやら、向こうはプレミアステージの1戦目だったらしく、向こうにとっては決して負けられない戦いになったようです。そして、僕は自分のスコアシートを隠して、彼との対戦に臨みました。対戦内容に関しては相手が上出来とかいうレベルを通り越してブン回った上に、こちら側はシビビがサイドにほとんど落ちてしまったので何も出来ませんでした(笑) それにしても、彼のプレイングはとても上手かったと思います。プレミアステージの終了時間をかなり気にしていたようで、やや雑なカード捌きをしていましたが、プレイングはとても丁寧で1つ1つ確実に僕を潰す為に、的確なプレイングを僕に対して行いました。文句なしで強いプレイヤーだったと思います。自分の目で彼の実力をしっかりと見ることが出来て本当に良かった。対戦には負けましたが、彼と対戦出来たことで、僕はポケモンカードを楽しめたのです。やっぱり、強い人と実際に対戦して学べることって沢山あるんですね。ちなみに、対戦で負けが決まった瞬間に「勝負してくれてありがとう!!僕は上で待ってるね!!」と4勝のスコアシートをここで見せたら、たっぴー君から「…イケメン!!」と返ってきました。何か面白かったです(笑)
そのまま外で一服がてら休憩していたらプレミアステージが終了し、連勝数が上位のプレイヤーが集合していました。僕の結果は4連勝ということで、6連勝 1人、5連勝 1人、4連勝 3人、3連勝 12人ということで、奇跡のクライマックスステージ進出を決めることができました。正直、自分がこの場に再び立つことができるとは本当に思っていなかったです。とにかく嬉しくて、嬉しくて、共にクライマックスステージ進出を決めた方々と喜び合いました。特にみれさんとカイリさんが同じようにクライマックスステージ進出を決めることが出来たのがとてもうれしかったです。カイリさんからは「楽しみたい気持ちでこの舞台に残ったのは大したもんだよ」と言ってもらえて本当に嬉しかったです。そして、3連勝の方々がクライマックスステージ進出をかけて臨んだじゃんけんで勝ち抜いた面子の中には、何とプレミアステージで僕が倒したグレイさんの姿が。喜びも再開かつ再びここで戦うことになるかもしれないという期待も込めてハイタッチを決めました。しかしながら、その直後に対戦することになるとは思っていませんでした(笑)
さて、クライマックスステージですが僕は4連勝組のジャンケンの結果、2人に勝って一応3位ということになり、そのまま7位のグレイさんとの対戦が決定しました。今回の対戦決定カードはかなり特殊です。春のバトカニでは互いの順位の数を合わせて「17」となるような組み合わせでしたが。今回は1位vs5位、3位vs7位、2位vs6位、4位vs8位という、やや変則的な組み合わせです。そのため、ギリギリまで対戦相手が解りませんでした。それこそ、対戦卓に着いた時にグレイさんが目の前に座ったときは流石に笑いましたね。そして、デッキスリーブの交換をその時になって求められました。これは良い試みだと思いますが、デッキスリーブの交換の際に「対戦相手と向かい合って交換をしなければならない」という、運営側から面倒なお願いをされてしまいました。デッキスリーブの変更は別に構わないんですが、そういう大事なことは前もって説明してほしかったし、どうせやるならプレイヤーの立場になってそういった点に気を使ってほしかったと思っています。ということで、僕は運営側にお願いして別のテーブルを用意してもらい、そこで入れ替えました。大阪以降はそれらの点が改善されている事を望みます。
そして、僕はこの時に今回の試みのとんでもない抜け穴を見つけてしまったのです。それは「仕切りがないことにより、相手が使用したデッキのスリーブを覚えていれば相手のデッキが何なのかが把握できてしまう」という恐ろしい物です。正直、この発見をしてしまった時に頭の中で本気で悩みました。何故ならグレイさんのデッキの中身を知っていたからです。僕は今回の札幌大会で、もし何かの間違いが起こってクライマックスステージに残ってしまったとしたら、使おうと決めていたデッキがありました。結果的に「そのデッキ」を使ったのですが、相手が解っているならば確実に勝ちに行きやすいデッキを使用するのが戦略という物です。そして、これはその時に気が付いた人でしか出来ない物だし、運営側が気が付かなかった穴です。ということは、ルール違反でも何でもなく戦略ということになります。僕は今回、使用する予定は無かった物の、プレイングと構築に人一倍自信があるデッキを2つ用意していました。その片方のデッキがグレイさんを始めとする、今回のクライマックスステージ進出者のデッキのほとんどに有利であることに気が付いてしまったのです。
僕は頭の中ですっごく葛藤しました。「確実に勝ちに行く」べきなのかどうなのか。しかしながら、僕の中でこの選択を行うということは、一言で言うと「汚い手」であると感じたのです。僕はただ勝つためだけに札幌大会に来たわけじゃなく、全力で楽しむために札幌大会に来たのだと。そして、数秒間このデッキ選択に関して悩んだ後に、答えを出しました。僕が今回の札幌大会へ何をしに来たのか「その気持ち」が一番大事であると。僕はポケモンカードを楽しむ上で札幌大会で使うと決めていたデッキを組みました。そんな僕がそのためのデッキを使わないわけがありません。結果史上主義の方々としてはありえない選択だと思いますが、おそらくもう片方の選択をしたとしたら、僕は絶対に後悔をしてしまうと思います。特に負けた時はものすごく後悔しますよね。どうして、そのデッキを信じてやれなかったんだって。何と言うか、春のバトカニ仙台大会とどことなくシチュエーションが似ていました。相手に確実に勝ちに行くデッキを使用するよりも、自分が願いを込めたポケモンカードを楽しむためのデッキを使用するという、2つ選択肢を迫られていたのです。ならばこそ、胸を張って「このデッキを使用して本当に楽しかった」と思えるデッキを使用することに決めました。このように迷いが消えた僕には怖い物なんてありませんでした。
使用デッキ「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」
このデッキ名を見た時に「?」となった人は沢山いると思います。「何でカメケルじゃなくてカメバレットなの?」って。そりゃあそうですよ。このデッキに入っているポケモンは「カメックスケルディオEXビクティニミュウツーEXテラキオンエモンガメタモン」なんですから。僕の中にあったイメージは「シビビールでできることをカメックスでやってみる」でした。その為に色々な工夫をしました。メタモンとエモンガはピン刺しで入っています。何故、そのような理由で入っているのかは、是非考えてみて下さい。とりあえず言いたいことは「メタモンがカメになると思った?ざーんねーん!!テラキオンでした!!」みたいなことがやりたかったです。ふざけてますよね。本気で勝ちに行く気なんてないように見えますよね。それでも、デッキのコンセプトはとても面白いと僕は自負しています。これは僕が大好きな「初見殺し」ができるデッキだと信じていました。まさかカメックスにテラキオンが入ってるなんて思わないでしょう?それが楽しいんです。そして、あらゆる工夫を交えて相手を自分のペースに持って勝ちに行く、それが僕は楽しいんですよ。ちなみに、他のアタッカーとしてシェイミEXを入れるか迷いました。スリーブを入れ替える直前も、ビクティニにするかシェイミEXにするかすっごく迷いました。それでも、僕が「今日はVジェネレートの日だ」と勝手に思い込んでいたこと、「もしかしたら誰かがデッキを変更してギギギアルを使用するかもしれない」ということ、「シェイミEXを初手で引いてしまうことによる恐怖感」などなど、様々な理由から、今回はビクティニをアタッカーとして使用することに決めました。まぁ、結果的にビクティニはパソコン通信でトラッシュしてしまったんですけどね(笑)
【クライマックスステージ】
× 4-6 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
グレイさんとは本日2回目の対戦です。対戦カードが決まった後、共に喫煙所に行って一服し、お昼ご飯も一緒に食べました。何で大事な勝負の前にこんなに緩く相手と過ごせるんでしょうね。そのまま対戦前の握手はお互いに両手でガッチリとしつこいほどに交わしました。どうやらテンションが高い物同士で化学反応みたいなものが起こったようです(笑)
相手のデッキコンセプトは把握していたものの、どうすれば相手に有効的に勝てるのだろうか。それを考えた時、真っ先に出て来たのはテラキオンとNの運用の仕方でした。頭の中でそのイメージを作りつつ、山札をカットし初手に引いたのは「ミュウツーEX、テラキオン、水エネ、水エネ、エネルギー回収、エネルギー回収、アララギはかせ」でした。アララギはかせを見た瞬間に春の仙台大会でじいタンクさんに負けた悪夢が蘇りましたね。「何でこんな大事な場面で最初からエネルギー回収が2枚も来るんだよ!!」って。しかしながら、初手としてはそこまで絶望的ではありません。ツメタチワキどくさいみんナイトスピアが怖かったのでミュツツーEXを出しました。テラキオンはサイド落ちではなかったことが確認できたので手札に入れたまま。そのまま先行で、山札を引くも別のサポーターを引くことは出来なかったので、テラキオンを場に出し水エネを付け、初っ端から相手をいきなり威圧しました。そして、アララギはかせを打ち、ゼニガメを並べてターンエンド。そうすると、相手は先ほど僕と対戦した時には見せなかった、ものすごいブン周りを見せ、タチワキシティジムを張ってどくさいみん光線を1ターン目から打ち、ジャンクハントで手札を潤していました。そのまま、こちらにターンが来てスーパーポケモン回収を打ってミュウツーEXを救出しようとするもコインは裏、そのままヘビーボールでカメックスを読んでアメ進化で、ケルディオEXがかけつけてヤミラミを倒しました。そのまま、相手とは魂の削り合いのような殴り合いを行い、僕はテラキオンを使いながらヤミラミとダークライEXを倒し、向こうはナイトスピアでケルディオEXを1匹倒し、カメックス、ミュウツーEXとダメカンをばら撒いていきました。僕はこの時、テラキオンを囮にするというプレイングをこころがけていました。何故なら手札にげんきのかけらとプリズムエネルギーを握っていたからです。そして、場にはエモンガも出ています。いつでもカウンターを狙いにいったんです。それでも相手がそれを読んでいたのか、着実にEXを狙おうとしてきました。こんなにリスクを恐れない強気なプレイングをスーパーポケモン回収を見せている相手にどうしてできるのでしょうか。僕はそれが怖かったです。そして、勝負が決まったのはケルディオEXにどくさいみん光線を決め、相手がコインで表をだし、僕のケルディオEXを眠らせて、ツメタチワキナイトスピアで140Dを乗せ、ミュウツーEXに30Dを乗せた後でした。この眠り判定のコインで、表が出れば僕の勝ち、裏が出ればグレイさんの勝ちという、とんでもない運命がこのコイントスに委ねられたのです。そして、僕は勢いよくコインを投げました。結果は…裏。僕は「うーわ!!」と声を挙げ、頭を抱えてテーブルに肘をつきました。すっごく悔しかったです。そして、山札から引いたカードはサポーターでも何でもなくこの場で持っていても仕方のないポケモンキャッチャーだったと思います。もうどうしようもないです。僕は自分の手札を見て、どうすることも出来なくなってしまいました。そして、山札からカードを引いた5秒後に相手に向かって本気の笑顔を見せ、大きく手を差し伸べて、心の底からこう言いました…どうぞ!!その瞬間、タチワキの効果でケルディオEXがきぜつして、相手はキャッチャーでミュウツーEXを呼び出し、ツメナイトスピアでミュウツーEXを倒し、サイドを合計4枚引ききり僕に勝ちました。「最高に楽しい試合でした!!ありがとうございました!!」とお互いに健闘を称え、熱い握手を交わしました。
これは結果論ではありますが、僕が負けてしまった相手がグレイさんで本当に良かったです。お互いに精一杯考えたプレイングで本気を出して、プライドをかけて、シーソーゲームのような真剣勝負が出来たのです。僕は精一杯、その時、その時の最善手を本気で考えました。グレイさんも僕に対して、本気で最善手を考えて相手になって下さいました。僕はただ、彼の「リスクを恐れないというプレイングを行う度胸」と「それを支えた的確なプレイング」に完敗しました。とっても強かったです。そして、最高に楽しい試合ができて本当に良かったです。更に、グレイさんの優勝が決まった瞬間に一緒に抱き合って喜ぶことが出来て本当に良かったです。彼はすごい物を持っていました。デッキレシピも後から見せて頂いて感じたことですが、グレイさんは札幌大会においてあらゆる意味で納得の優勝を決めたと僕は思っています。こんなに素晴らしい相手と本気の勝負が出来て本当に楽しかったです。その一言に尽きます。
そういった感じで僕の札幌大会は終わりました。いくら楽しむことしか考えていなかったとはいえ、今回の結果は本当に出来すぎです。僕はこれほどまで自分が満足できる結果を残せたこと、こういった沢山の楽しむと言う経験が出来たことを、心の底から「奇跡」だと思っています。この「奇跡」というキーワードは1つ前の日記にも書きました。何故、僕がこの言葉に拘るのでしょうか。それは僕が今大会でとんでもないことをやってしまったからです。それは「大会で使用したデッキを今大会の対戦卓に座って『初めて』対人戦で回した」ということ、「調整らしい調整なんて物は本当にせず 一人回しすらしていなかった」ということが大部分を占めている理由です。一人回しすらしていないというか、調整らしい調整といえば「頭の中でカードは回していたこと」ぐらいです。だから、プレイングもクソもないぐらい今回の遠征はやる気がありませんでした。こんなにお金と時間をかけて、公式大会に遠征するというのに、これはありえないです。優勝を目指しているプレイヤーの方々に対して、本当に失礼な心がけだと思います。その上でそういった実力のある方々を蹴落としてクライマックスステージに進むなんて、僕は人間として本当に未熟です。
僕は今回の大会に向けて本気で「勝ちに行く気」がありませんでした。それは時間的にもモチベ的にもポケモンカードに自分がエネルギーを割くことが出来なくなってしまったからです。最も大きな理由は、同じく札幌大会に遠征したサニラン(仙台勢)の8人のメンバーからハブかれてしまったことですね。今回の大会は僕だけ単独行動だったんですよ。同じフェリーに乗ってきたものの、僕は2等客室の雑魚寝の部屋で1人で過ごしている一方で、彼らは個室を取って8人で調整などをしながら集団で過ごしていました。ご飯を食べる時も、僕はフェリー内のロビーで独りでカップ焼きそばを食べ、そそくさと部屋に戻る一方で、仙台勢の8人はレストランで優雅にお食事をしていたようです。フェリーの中ですら、僕はずっと独りだったんです。
僕は今回、遠征の間ずっと寂しかったです。支えてくれる人も居なければ、一緒に調整してくれる人が僕の地元の方々には居ないんです。あまりにも苦痛でした。気が付いたら僕はポケモンカードに触れることができないレベルで今回の大会に向けて調整も出来なかったんです。勝つためにしなければいけない「一人回し」ですら辛くなりました。「同じ目標を目指して一緒にやる相手が1人も居ない」、この事実があまりにも僕の中で大きすぎるショックでした。ポケモンカードを本気で辞めたくなりました。あまりにも病みすぎて、みんなの顔もあまり見なくなってしまってサニランにも行きたくなくなりました。本当に悔しかったです。向こうはいわゆる結果史上主義の方々の集まりでした。僕は楽しむことを主義とする人間です。相容れないのは解っています。それでもこんなにあからさまにハブかれるって何なんですかね。僕は敵を作りやすい性格であることは自分がよく解っています。それでも、みんなで一緒にポケモンカードがしたくて、向こう側に本気で自分の気持ちを伝えました。それでも、向こうのメンバーは「結果を残す為」に僕のことをハブきました。辛かったです。本当に辛かったです。正直、プレミアステージでPさんを倒してしまったことは、物凄く苦痛でした。結果を残す為にあれほどまで必死に頑張ってきた主要メンバーの1人を僕の手で潰してしまったのですから。僕はサニランのみんなのことが本当に大好きなのに、何で僕の手で彼らの希望を潰さなければいけなかったのだろう。札幌大会が終わった後は、自分のことがいつも以上に嫌になりました。それぐらい、僕は今回の遠征は悲しい物を背負った状態で迎えてしまったのです。
それでも、ポケモンカードを嫌いになれず、辞めることも出来なかった僕は、こんな状況下だからこそ自分に出来ることを精一杯やろうと考え、自分の中にある「楽しみたい」という自分の信条を本気で貫き通す為に、今回の札幌大会に向けて自分はどのように過ごすべきか精一杯考えました。そこで見つかった1つの課題が「メンタル面のマネジメント」です。僕は先天的、後天的にとある物を患ってしまった病弱な人間なのですが、その中でもはメンタルがありえないくらい弱いです。だからこそ、今回の札幌大会に向けてはひたすら自分に優しく過ごしました。そうすれば、僕は自分の力を思う存分、有意義に発揮できると思ったので、その考えを信じて、前日に札幌でお姉さんとデートをしたり、ポケモンカードで勝つことに必死にならないために、、心穏やかに札幌大会を迎えました。そして、結果としてベスト8というありえない程に有意義な結果を残してしまいました。本当に嬉しかったです。
1つ前の日記にも書きましたが、僕は決して強いプレイヤーでもないし、大した実力も持っていません。自分のことを「弱すぎる」と本気で思っています。でも、だからこそ自分には伸びしろが見えるし、今以上に強くなれると思うんですよね。純粋な実力だけなら、今回遠征したサニランのみんなの方が圧倒的に上だと思っています。僕は本当に運が良かっただけなんです。他人に対して誇れるような、見下ろすことが出来るような強さなんて全く持っていません。
それでも、僕が自分の中で答えを見つけて出すことが出来た今回の結果には、胸を張って誇ろうと思っています。最後の最後まで、自分の信念を貫き通してポケモンカードを今日まで続けてきて良かった。札幌大会に行って本当に良かった。
諸事情により名前を載せることは出来ませんが、今回の札幌大会に向けてとある方が僕に今回使用したデッキに関して知恵を貸して下さいました。他にも、僕がポケモンカードを楽めるように、モチベの維持という観点であ行クンがお話を聞いたりしてくれて、すっごく助かりました。僕は「独り」とは言いましたが、色々な形で僕の事を支えてくれる人は居てくれたのです。だからこそ、僕はこの状況下で「独りの時間」も楽みました。これは、僕を支えてくれる人あって出来た考え方です。このお二方には心の底から感謝しています。僕のことを最後まで支えてくれて本当にありがとうございました。最高に楽しめました。
ちなみに、今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません。僕は自分のやるべきことを札幌大会でやり遂げました。正直、燃え尽きたと思います。しばらく、ポケモンカードもまともに出来るかすらわからないので、少しの期間はサニランにも自発的に行かないような気がします。余計なことを背負ってしまうと、僕はポケモンカードを楽しむということが出来なくなってしまうので、少しの間は休養がてらゆっくりと休もうと思います。
札幌大会に参加された皆さんお疲れ様でした。僕はまたいつか公式大会の舞台に再び帰ってきます。その時も「楽しむ」という気持ちを念頭に置いて、全力でイベントを過ごすので
皆さんも楽しみにしてしていて下さい。今大会でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
それと暗い話ばかりではアレなので、今回の札幌大会にまつわる明るくも恥ずかしいちょっとした自分のお話を秘密日記に書きたいと思います。普段は秘密日記を全く使わないんですけど、ポケカプレイヤーにしてみればわりとどうでもいいお話を秘密日記に書きたくなったので、今回は思い切って書かせて頂きます。見たい方がいらっしゃいましたらお気軽にリンクどうぞ(笑)
1つ前の日記にコメントを残してくださった皆さん、ありがとうございます。僕は北海道から6日(火)の朝にフェリーに乗って帰ってきたのですが、その当日の夜からバイトに出勤するという、あまりにも無謀なスケジュールをこなし、今日(7日)は午前中に病院に行っただけでお昼以降は家でぐったりと過ごしていました。流石に疲れが未だに取れないようです。特に、首から肩、そして腰が痛い。そんな中、やっとまとまった時間が作れたので札幌大会のレポートを書きたいと思います。
今回のレポートはいつも以上に長いかもしれません。書きたいことがあまりにも多すぎます。ポケモンカードに関することをメインに書きますが、内容がいくらか逸脱してしまうかもしれません。あらかじめご了承下さい。
使用デッキ「シビビールバレット(レックウザEX主軸)」
まず始めに、僕が公式大会どころかシビビール派生を人前で使うということは、とても稀有なお話であります。覚えている限りで、シビビを人前で使ったのはバトカニ仙台大会の1週間前のサニランで1回、先月にサニランで1回とかなりレアです。今大会で使用する予選デッキは、札幌大会に参加すると決めた時に決めました。僕は自他共に認める生粋の2進化デッキユーザーですが、今回はこのデッキを使用することで、自分の力はどこまで通用するのか、それを実感したかったんです。だからこそ、僕は「公式大会でも2進化デッキを使いたい」というプライドを捨てました。
自分の中で今回の環境のメタを沢山考えましたが、納得のいく可もなく不可もない無難なデッキはこのデッキしかありませんでした。中身としては、俗にいうレックビールですね。だけど、ただのレックビールじゃつまらないので色々と工夫をさせて頂きました。レックウザEXと一緒にビクティニ(Vジェネレート)がメインのデッキでもあります。そして、シビビール派生とはあまりにも珍しすぎるゼクロム0枚です。ゼクロムでも出来ることは、ビクティニでもできるような気がするんです。あとは入っているグッズが一般的なシビビール派生としてはちょっとだけ珍しいかな。工夫としては大体そんな感じです。
【チャレンジステージ1周目】
× 0-6 ミュウツーEXテラキオンランドロスEXトルネロスEX(フジツボ君)
初戦から仙台の遠征勢と対戦…宮城でやれって感じですね。対戦内容としては相性が最悪な上に、要所要所でエネルギーを引けずにランドロスに場を荒らされて気が付いたらサイドを全部引かれていました。ランドロスはほとんど諦めていた相手なので、まぁ仕方ないかなと思います。
【チャレンジステージ2周目】
〇 6-2 キュウコンミュウツーEXダークライEX
来ました。どくさいみん光線によるゴリ押しデッキ。しかしながら、相手がどうやらミュウツーレースの戦い方をよく理解していなかったようだったので、初っ端からこちらのペースで相手をコントロールし、すんなりと勝たせて頂きました。
〇 6-4 エンブオーレシラムミュウツーEXホワイトキュレムEX
相手が事故っていたようなので序盤から速攻を仕掛けようとするも、こちらは思うようにエネルギーをトラッシュに落とせずもたついてしまいます。そうこうしているうちに、相手のエンブオーが立ってしまい、ホワイトキュレムが2体殴れる状態が出来上がってしまいました。ホワイトレイジが予想以上に厄介でした。うかつにVジェネレートなんてかましたら返り討ちに合います。ということで、エンブオーを前にキャッチャーで呼んで縛り、ライコウEXでひたすら狙撃する戦法を取ると、どうやら相手は入れ替えるための手段を用意していなかったようで。ひたすらボルテージアローでベンチを狙撃して勝ち。
〇 6-1 サーナイトミュウツーEXゴルーグムシャーナ
ここで最初の奇跡が起きました。先行2ターン目でレベルボールでシビビールを呼んで…って、ん…?あれ…?3周してデッキの中身を確認するも、シビビールが全てサイド落ちというとんでもない悪夢が起こってしてしまいました。どないして勝てばいいねん…って感じでしたが、たねポケモンからひたすらに手張りドラゴンバーストで処理し、サーナイト2体にVジェネレートをかましつつ、シビシラスのスパークで2枚取りをして、何とかサイドからシビビを確保し、そのまま圧勝させて頂きました。ジャッジの方曰く「今の試合よく勝てたね…」みたいな感じだったので、本来であればそれぐらい厳しい試合だったかもしれません。
この時点でプレミアステージ進出という自分の目標は達成しました。しかしながら、ここで終わらせるのは勿体無いので、自分が出来る限りのことを最後までやり通そうと、プレミアステージに足を運びました。とりあえず、一旦休憩がてら外へ美味しい空気とタバコを吸うために一服し、再びプレミアステージの舞台に戻りました。
【プレミアステージ1周目】
〇 6-2 ミュウツーEXランドロスEXダークライEX
プレミアステージ1戦目です。春のバトカニ横浜、名古屋ではこの壁が超えることが出来ませんでした。ということで、緊張しながらも楽しむことを念頭に置いて、全力でプレミアステージを満喫しました。大事な1戦目、場をオープンすると相手はダークライEX、ミュウツーEXでした。「行ける!!」と思ったのも束の間、序盤からランドロスEXが出てきました。こちらの展開は2ターン目からシビビが2体立ったので、レックウザEXでその時に最も危険なポケモンをドラゴンバーストで駆除し続けます。そうすると、相手は思うように場にエネを残すことができずに、ミュウツーEXで素殴りし続けるのが精一杯。申し訳ありませんが、レックウザEXを倒された後に、こちらもミュウツーEXを場に出しエックスボールでカウンターさせて頂きました。そのまま相手は場にエネがつかなかったため、2体目のレックウザEXがダークライEXにドラゴンバーストを打ち込み、勝負ありです。よし、勝った!!
○ 6-4 ランドロスEXギギギアルレジスチルEXコバルオンEX(はたしょーさん)
中部からいらっしゃったプレイヤーさんということで、「仙台から来ました!!朗です!!対戦楽しみましょう!!」とお互いに自己紹介を交えつつ、緩い雰囲気で対戦を始めました。場をオープンした際に、相手の場にいたのはレジスチルEXとギアル。相性には自信があったので、Vジェネレートを有効活用するプレイングを心がけました。しかしながら、思うようにエネの充足が出来ず、しかもランドロスEXまで出てくるという…仕方がないのでレックウザEXで攻めたりもしますが、取っては取られてのシーソーゲームとなってしまいました。決めてとなったのは、相手が2体目のピクティニを倒したこと。僕は心の中でニヤリと笑いました。何故なら手札にパソコン通信があって、山札にはげんきのかけらが残っていたことを知っていたからです。そうです、僕のデッキにはビクティニがただ2枚積んであるわけではないのです。げんきのかけらまで積んでいるため、ビクティニが簡単に3体立てられる仕様となっております。そのまま、3体目にビクティニでコバルオンEXを撃破して勝利。相手はまさかの3体目のビクティニの登場に「えええぇぇ!?」というリアクションでした。はたしょーさんは今大会で全参加者のうち、最も酷いVジェネレートの被害に受けたことになります。正直、最高に楽しかったです。←
○ 6-0 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
今大会の優勝者です。まさかプレミアステージで対戦するときには、再びクライマックスステージで対戦することになるとは思いもしませんでした。それにしても、彼とは対戦前からありえないほど意気投合していたと思います。お互いに決して治らない厨二病を患っていたり、性癖のお話とかポケモンカードに全く関係のない話題で盛り上がっていました。プレミアステージの外でやれって感じです(笑) 対戦内容に関しては、グレイさんが酷い事故を起こしたのに対し、僕のデッキが異常なほどにブン回りました。エネルギーが充足される前にダークライを処理し、きせきがついてもスクラッパーで剥がす、ジャンクハントをされてもNで流す、僕に完全にペースを乗せられたグレイさんは、文字通り手も足もでない状態でした。ストレートで6枚サイドを取って勝利しました。しかしながら、僕はこのデッキの本当の恐ろしさに、まだ気がついていなかったのです…
○ 6-3 ファイヤーカメックスケルディオEXブラックキュレムEX(Pさん)
ここで勝つことが出来ればクライマックスステージに進出できることがほぼ確定する、とても大事な一戦です。しかしながら、ここで立ちはだかった相手はサニランでよく対戦させて頂く強豪プレイヤーのPさんでした。とても、大きな壁でしたね。まさか、春のバトカニとうる君に対戦した時に続いて、こういった大事な局面でPさんと対戦することになるとは…向こうもプレミアステージで2勝していたらしく、負けられない大事な勝負だったようです。それでも、僕の答えは決まっていました。対戦前に彼へ「Pさんとこの場で真剣勝負が出来るのがとても嬉しいです!!一緒に楽しみましょう!!」とお話すると、「そんなこと言いながらも、君は勝ちに来たんでしょ?チャレンジステージでフジツボ君の隣で対戦を見ていたけど、君からはとてつもない闘志が伝わってきたよ」と返ってきました。僕はその時、無意識に「あ、やっぱりわかります?それならば全力で勝負してこそですよね!!」と返していました。この時に初めて自分の気持ちが解ったんです、僕が「ただ楽しみに札幌大会へ来たわけではない」と。その気持ちに正直になって、Pさんとの対戦を楽しみました。相手のデッキはトロピカルビーチが搭載された本気のカメケルでした。序盤に向こうが速攻でカメを立てて殴ってくるも、こちら側も負け時とシビビを並べて、レックウザEXで力押しを決めました。僕の頭の中にはPさんのカメケルの急所が解っていました。それはファイヤーもブラックキュレムも「基本エネルギーに頼っているデッキ」のため、ドローソースでエネルギー回収を上手く引かない限り、水エネルギーが思うように充足されないという部分です。ということで、僕がプレイングで最も心がけたのはエネルギーが充足されたケルディオEXをひたすら仕留めるというものです。相手は、どうやら思うようにドローソースが中盤以降から引けずにエネルギーも充足できなくなっていました。そうなるとこのデッキは止まりません。いくら、一時凌ぎでシビビを縛られようと、いれかえが安定して供給されるこちら側は正直、負ける気がしませんでした。そのまま、力押しでケルディオEXを3体倒して勝利しました。この場で真剣勝負でPさんに勝つことができたということ、それは僕にとって大きな喜びとなりました。勝った瞬間にガッツポーズをしてしまうほど嬉しかったです。デッキ相性はどちらかというと僕の方が上とはいえ、彼に勝つのはそう容易い物ではありません。僕はたまたま運が良かったとは思いますが、対戦中に彼からとてつもないプレッシャーを感じていました。正直、デッキの中身とPさんの気迫の影響で、ずっと緊張感が解れませんでした。だからこそ、僕はこの対戦を通して、自分の中で自分の力が一皮剥けたということを実感できたのです。とにかく、この勝利は本当に嬉しかった。
× 0-6 ミュウツーEXヤミラミダークライEXバッフロン(たっぴー君)
プレミアステージで4勝したことによりクライマックスステージ進出がほぼ確定し、背負う物はもう無くなりました。あとは純粋に勝負をしたい人が来るまで、プレミアステージで相手を待っていました。その状況下で、ふと目に入ったのが北海道の超有名プレイヤーであるたっぴー君の姿でした。僕は迷わず、彼のもとに向かい「ダイアリーノートで朗って名乗ってる物です!!対戦しましょう!!」と対戦卓に座る。どうやら、向こうはプレミアステージの1戦目だったらしく、向こうにとっては決して負けられない戦いになったようです。そして、僕は自分のスコアシートを隠して、彼との対戦に臨みました。対戦内容に関しては相手が上出来とかいうレベルを通り越してブン回った上に、こちら側はシビビがサイドにほとんど落ちてしまったので何も出来ませんでした(笑) それにしても、彼のプレイングはとても上手かったと思います。プレミアステージの終了時間をかなり気にしていたようで、やや雑なカード捌きをしていましたが、プレイングはとても丁寧で1つ1つ確実に僕を潰す為に、的確なプレイングを僕に対して行いました。文句なしで強いプレイヤーだったと思います。自分の目で彼の実力をしっかりと見ることが出来て本当に良かった。対戦には負けましたが、彼と対戦出来たことで、僕はポケモンカードを楽しめたのです。やっぱり、強い人と実際に対戦して学べることって沢山あるんですね。ちなみに、対戦で負けが決まった瞬間に「勝負してくれてありがとう!!僕は上で待ってるね!!」と4勝のスコアシートをここで見せたら、たっぴー君から「…イケメン!!」と返ってきました。何か面白かったです(笑)
そのまま外で一服がてら休憩していたらプレミアステージが終了し、連勝数が上位のプレイヤーが集合していました。僕の結果は4連勝ということで、6連勝 1人、5連勝 1人、4連勝 3人、3連勝 12人ということで、奇跡のクライマックスステージ進出を決めることができました。正直、自分がこの場に再び立つことができるとは本当に思っていなかったです。とにかく嬉しくて、嬉しくて、共にクライマックスステージ進出を決めた方々と喜び合いました。特にみれさんとカイリさんが同じようにクライマックスステージ進出を決めることが出来たのがとてもうれしかったです。カイリさんからは「楽しみたい気持ちでこの舞台に残ったのは大したもんだよ」と言ってもらえて本当に嬉しかったです。そして、3連勝の方々がクライマックスステージ進出をかけて臨んだじゃんけんで勝ち抜いた面子の中には、何とプレミアステージで僕が倒したグレイさんの姿が。喜びも再開かつ再びここで戦うことになるかもしれないという期待も込めてハイタッチを決めました。しかしながら、その直後に対戦することになるとは思っていませんでした(笑)
さて、クライマックスステージですが僕は4連勝組のジャンケンの結果、2人に勝って一応3位ということになり、そのまま7位のグレイさんとの対戦が決定しました。今回の対戦決定カードはかなり特殊です。春のバトカニでは互いの順位の数を合わせて「17」となるような組み合わせでしたが。今回は1位vs5位、3位vs7位、2位vs6位、4位vs8位という、やや変則的な組み合わせです。そのため、ギリギリまで対戦相手が解りませんでした。それこそ、対戦卓に着いた時にグレイさんが目の前に座ったときは流石に笑いましたね。そして、デッキスリーブの交換をその時になって求められました。これは良い試みだと思いますが、デッキスリーブの交換の際に「対戦相手と向かい合って交換をしなければならない」という、運営側から面倒なお願いをされてしまいました。デッキスリーブの変更は別に構わないんですが、そういう大事なことは前もって説明してほしかったし、どうせやるならプレイヤーの立場になってそういった点に気を使ってほしかったと思っています。ということで、僕は運営側にお願いして別のテーブルを用意してもらい、そこで入れ替えました。大阪以降はそれらの点が改善されている事を望みます。
そして、僕はこの時に今回の試みのとんでもない抜け穴を見つけてしまったのです。それは「仕切りがないことにより、相手が使用したデッキのスリーブを覚えていれば相手のデッキが何なのかが把握できてしまう」という恐ろしい物です。正直、この発見をしてしまった時に頭の中で本気で悩みました。何故ならグレイさんのデッキの中身を知っていたからです。僕は今回の札幌大会で、もし何かの間違いが起こってクライマックスステージに残ってしまったとしたら、使おうと決めていたデッキがありました。結果的に「そのデッキ」を使ったのですが、相手が解っているならば確実に勝ちに行きやすいデッキを使用するのが戦略という物です。そして、これはその時に気が付いた人でしか出来ない物だし、運営側が気が付かなかった穴です。ということは、ルール違反でも何でもなく戦略ということになります。僕は今回、使用する予定は無かった物の、プレイングと構築に人一倍自信があるデッキを2つ用意していました。その片方のデッキがグレイさんを始めとする、今回のクライマックスステージ進出者のデッキのほとんどに有利であることに気が付いてしまったのです。
僕は頭の中ですっごく葛藤しました。「確実に勝ちに行く」べきなのかどうなのか。しかしながら、僕の中でこの選択を行うということは、一言で言うと「汚い手」であると感じたのです。僕はただ勝つためだけに札幌大会に来たわけじゃなく、全力で楽しむために札幌大会に来たのだと。そして、数秒間このデッキ選択に関して悩んだ後に、答えを出しました。僕が今回の札幌大会へ何をしに来たのか「その気持ち」が一番大事であると。僕はポケモンカードを楽しむ上で札幌大会で使うと決めていたデッキを組みました。そんな僕がそのためのデッキを使わないわけがありません。結果史上主義の方々としてはありえない選択だと思いますが、おそらくもう片方の選択をしたとしたら、僕は絶対に後悔をしてしまうと思います。特に負けた時はものすごく後悔しますよね。どうして、そのデッキを信じてやれなかったんだって。何と言うか、春のバトカニ仙台大会とどことなくシチュエーションが似ていました。相手に確実に勝ちに行くデッキを使用するよりも、自分が願いを込めたポケモンカードを楽しむためのデッキを使用するという、2つ選択肢を迫られていたのです。ならばこそ、胸を張って「このデッキを使用して本当に楽しかった」と思えるデッキを使用することに決めました。このように迷いが消えた僕には怖い物なんてありませんでした。
使用デッキ「カメックスバレット(ケルディオEX主軸)」
このデッキ名を見た時に「?」となった人は沢山いると思います。「何でカメケルじゃなくてカメバレットなの?」って。そりゃあそうですよ。このデッキに入っているポケモンは「カメックスケルディオEXビクティニミュウツーEXテラキオンエモンガメタモン」なんですから。僕の中にあったイメージは「シビビールでできることをカメックスでやってみる」でした。その為に色々な工夫をしました。メタモンとエモンガはピン刺しで入っています。何故、そのような理由で入っているのかは、是非考えてみて下さい。とりあえず言いたいことは「メタモンがカメになると思った?ざーんねーん!!テラキオンでした!!」みたいなことがやりたかったです。ふざけてますよね。本気で勝ちに行く気なんてないように見えますよね。それでも、デッキのコンセプトはとても面白いと僕は自負しています。これは僕が大好きな「初見殺し」ができるデッキだと信じていました。まさかカメックスにテラキオンが入ってるなんて思わないでしょう?それが楽しいんです。そして、あらゆる工夫を交えて相手を自分のペースに持って勝ちに行く、それが僕は楽しいんですよ。ちなみに、他のアタッカーとしてシェイミEXを入れるか迷いました。スリーブを入れ替える直前も、ビクティニにするかシェイミEXにするかすっごく迷いました。それでも、僕が「今日はVジェネレートの日だ」と勝手に思い込んでいたこと、「もしかしたら誰かがデッキを変更してギギギアルを使用するかもしれない」ということ、「シェイミEXを初手で引いてしまうことによる恐怖感」などなど、様々な理由から、今回はビクティニをアタッカーとして使用することに決めました。まぁ、結果的にビクティニはパソコン通信でトラッシュしてしまったんですけどね(笑)
【クライマックスステージ】
× 4-6 ケルディオEXヤミラミダークライEX(グレイさん)
グレイさんとは本日2回目の対戦です。対戦カードが決まった後、共に喫煙所に行って一服し、お昼ご飯も一緒に食べました。何で大事な勝負の前にこんなに緩く相手と過ごせるんでしょうね。そのまま対戦前の握手はお互いに両手でガッチリとしつこいほどに交わしました。どうやらテンションが高い物同士で化学反応みたいなものが起こったようです(笑)
相手のデッキコンセプトは把握していたものの、どうすれば相手に有効的に勝てるのだろうか。それを考えた時、真っ先に出て来たのはテラキオンとNの運用の仕方でした。頭の中でそのイメージを作りつつ、山札をカットし初手に引いたのは「ミュウツーEX、テラキオン、水エネ、水エネ、エネルギー回収、エネルギー回収、アララギはかせ」でした。アララギはかせを見た瞬間に春の仙台大会でじいタンクさんに負けた悪夢が蘇りましたね。「何でこんな大事な場面で最初からエネルギー回収が2枚も来るんだよ!!」って。しかしながら、初手としてはそこまで絶望的ではありません。ツメタチワキどくさいみんナイトスピアが怖かったのでミュツツーEXを出しました。テラキオンはサイド落ちではなかったことが確認できたので手札に入れたまま。そのまま先行で、山札を引くも別のサポーターを引くことは出来なかったので、テラキオンを場に出し水エネを付け、初っ端から相手をいきなり威圧しました。そして、アララギはかせを打ち、ゼニガメを並べてターンエンド。そうすると、相手は先ほど僕と対戦した時には見せなかった、ものすごいブン周りを見せ、タチワキシティジムを張ってどくさいみん光線を1ターン目から打ち、ジャンクハントで手札を潤していました。そのまま、こちらにターンが来てスーパーポケモン回収を打ってミュウツーEXを救出しようとするもコインは裏、そのままヘビーボールでカメックスを読んでアメ進化で、ケルディオEXがかけつけてヤミラミを倒しました。そのまま、相手とは魂の削り合いのような殴り合いを行い、僕はテラキオンを使いながらヤミラミとダークライEXを倒し、向こうはナイトスピアでケルディオEXを1匹倒し、カメックス、ミュウツーEXとダメカンをばら撒いていきました。僕はこの時、テラキオンを囮にするというプレイングをこころがけていました。何故なら手札にげんきのかけらとプリズムエネルギーを握っていたからです。そして、場にはエモンガも出ています。いつでもカウンターを狙いにいったんです。それでも相手がそれを読んでいたのか、着実にEXを狙おうとしてきました。こんなにリスクを恐れない強気なプレイングをスーパーポケモン回収を見せている相手にどうしてできるのでしょうか。僕はそれが怖かったです。そして、勝負が決まったのはケルディオEXにどくさいみん光線を決め、相手がコインで表をだし、僕のケルディオEXを眠らせて、ツメタチワキナイトスピアで140Dを乗せ、ミュウツーEXに30Dを乗せた後でした。この眠り判定のコインで、表が出れば僕の勝ち、裏が出ればグレイさんの勝ちという、とんでもない運命がこのコイントスに委ねられたのです。そして、僕は勢いよくコインを投げました。結果は…裏。僕は「うーわ!!」と声を挙げ、頭を抱えてテーブルに肘をつきました。すっごく悔しかったです。そして、山札から引いたカードはサポーターでも何でもなくこの場で持っていても仕方のないポケモンキャッチャーだったと思います。もうどうしようもないです。僕は自分の手札を見て、どうすることも出来なくなってしまいました。そして、山札からカードを引いた5秒後に相手に向かって本気の笑顔を見せ、大きく手を差し伸べて、心の底からこう言いました…どうぞ!!その瞬間、タチワキの効果でケルディオEXがきぜつして、相手はキャッチャーでミュウツーEXを呼び出し、ツメナイトスピアでミュウツーEXを倒し、サイドを合計4枚引ききり僕に勝ちました。「最高に楽しい試合でした!!ありがとうございました!!」とお互いに健闘を称え、熱い握手を交わしました。
これは結果論ではありますが、僕が負けてしまった相手がグレイさんで本当に良かったです。お互いに精一杯考えたプレイングで本気を出して、プライドをかけて、シーソーゲームのような真剣勝負が出来たのです。僕は精一杯、その時、その時の最善手を本気で考えました。グレイさんも僕に対して、本気で最善手を考えて相手になって下さいました。僕はただ、彼の「リスクを恐れないというプレイングを行う度胸」と「それを支えた的確なプレイング」に完敗しました。とっても強かったです。そして、最高に楽しい試合ができて本当に良かったです。更に、グレイさんの優勝が決まった瞬間に一緒に抱き合って喜ぶことが出来て本当に良かったです。彼はすごい物を持っていました。デッキレシピも後から見せて頂いて感じたことですが、グレイさんは札幌大会においてあらゆる意味で納得の優勝を決めたと僕は思っています。こんなに素晴らしい相手と本気の勝負が出来て本当に楽しかったです。その一言に尽きます。
そういった感じで僕の札幌大会は終わりました。いくら楽しむことしか考えていなかったとはいえ、今回の結果は本当に出来すぎです。僕はこれほどまで自分が満足できる結果を残せたこと、こういった沢山の楽しむと言う経験が出来たことを、心の底から「奇跡」だと思っています。この「奇跡」というキーワードは1つ前の日記にも書きました。何故、僕がこの言葉に拘るのでしょうか。それは僕が今大会でとんでもないことをやってしまったからです。それは「大会で使用したデッキを今大会の対戦卓に座って『初めて』対人戦で回した」ということ、「調整らしい調整なんて物は本当にせず 一人回しすらしていなかった」ということが大部分を占めている理由です。一人回しすらしていないというか、調整らしい調整といえば「頭の中でカードは回していたこと」ぐらいです。だから、プレイングもクソもないぐらい今回の遠征はやる気がありませんでした。こんなにお金と時間をかけて、公式大会に遠征するというのに、これはありえないです。優勝を目指しているプレイヤーの方々に対して、本当に失礼な心がけだと思います。その上でそういった実力のある方々を蹴落としてクライマックスステージに進むなんて、僕は人間として本当に未熟です。
僕は今回の大会に向けて本気で「勝ちに行く気」がありませんでした。それは時間的にもモチベ的にもポケモンカードに自分がエネルギーを割くことが出来なくなってしまったからです。最も大きな理由は、同じく札幌大会に遠征したサニラン(仙台勢)の8人のメンバーからハブかれてしまったことですね。今回の大会は僕だけ単独行動だったんですよ。同じフェリーに乗ってきたものの、僕は2等客室の雑魚寝の部屋で1人で過ごしている一方で、彼らは個室を取って8人で調整などをしながら集団で過ごしていました。ご飯を食べる時も、僕はフェリー内のロビーで独りでカップ焼きそばを食べ、そそくさと部屋に戻る一方で、仙台勢の8人はレストランで優雅にお食事をしていたようです。フェリーの中ですら、僕はずっと独りだったんです。
僕は今回、遠征の間ずっと寂しかったです。支えてくれる人も居なければ、一緒に調整してくれる人が僕の地元の方々には居ないんです。あまりにも苦痛でした。気が付いたら僕はポケモンカードに触れることができないレベルで今回の大会に向けて調整も出来なかったんです。勝つためにしなければいけない「一人回し」ですら辛くなりました。「同じ目標を目指して一緒にやる相手が1人も居ない」、この事実があまりにも僕の中で大きすぎるショックでした。ポケモンカードを本気で辞めたくなりました。あまりにも病みすぎて、みんなの顔もあまり見なくなってしまってサニランにも行きたくなくなりました。本当に悔しかったです。向こうはいわゆる結果史上主義の方々の集まりでした。僕は楽しむことを主義とする人間です。相容れないのは解っています。それでもこんなにあからさまにハブかれるって何なんですかね。僕は敵を作りやすい性格であることは自分がよく解っています。それでも、みんなで一緒にポケモンカードがしたくて、向こう側に本気で自分の気持ちを伝えました。それでも、向こうのメンバーは「結果を残す為」に僕のことをハブきました。辛かったです。本当に辛かったです。正直、プレミアステージでPさんを倒してしまったことは、物凄く苦痛でした。結果を残す為にあれほどまで必死に頑張ってきた主要メンバーの1人を僕の手で潰してしまったのですから。僕はサニランのみんなのことが本当に大好きなのに、何で僕の手で彼らの希望を潰さなければいけなかったのだろう。札幌大会が終わった後は、自分のことがいつも以上に嫌になりました。それぐらい、僕は今回の遠征は悲しい物を背負った状態で迎えてしまったのです。
それでも、ポケモンカードを嫌いになれず、辞めることも出来なかった僕は、こんな状況下だからこそ自分に出来ることを精一杯やろうと考え、自分の中にある「楽しみたい」という自分の信条を本気で貫き通す為に、今回の札幌大会に向けて自分はどのように過ごすべきか精一杯考えました。そこで見つかった1つの課題が「メンタル面のマネジメント」です。僕は先天的、後天的にとある物を患ってしまった病弱な人間なのですが、その中でもはメンタルがありえないくらい弱いです。だからこそ、今回の札幌大会に向けてはひたすら自分に優しく過ごしました。そうすれば、僕は自分の力を思う存分、有意義に発揮できると思ったので、その考えを信じて、前日に札幌でお姉さんとデートをしたり、ポケモンカードで勝つことに必死にならないために、、心穏やかに札幌大会を迎えました。そして、結果としてベスト8というありえない程に有意義な結果を残してしまいました。本当に嬉しかったです。
1つ前の日記にも書きましたが、僕は決して強いプレイヤーでもないし、大した実力も持っていません。自分のことを「弱すぎる」と本気で思っています。でも、だからこそ自分には伸びしろが見えるし、今以上に強くなれると思うんですよね。純粋な実力だけなら、今回遠征したサニランのみんなの方が圧倒的に上だと思っています。僕は本当に運が良かっただけなんです。他人に対して誇れるような、見下ろすことが出来るような強さなんて全く持っていません。
それでも、僕が自分の中で答えを見つけて出すことが出来た今回の結果には、胸を張って誇ろうと思っています。最後の最後まで、自分の信念を貫き通してポケモンカードを今日まで続けてきて良かった。札幌大会に行って本当に良かった。
諸事情により名前を載せることは出来ませんが、今回の札幌大会に向けてとある方が僕に今回使用したデッキに関して知恵を貸して下さいました。他にも、僕がポケモンカードを楽めるように、モチベの維持という観点であ行クンがお話を聞いたりしてくれて、すっごく助かりました。僕は「独り」とは言いましたが、色々な形で僕の事を支えてくれる人は居てくれたのです。だからこそ、僕はこの状況下で「独りの時間」も楽みました。これは、僕を支えてくれる人あって出来た考え方です。このお二方には心の底から感謝しています。僕のことを最後まで支えてくれて本当にありがとうございました。最高に楽しめました。
ちなみに、今回のシーズンですが、何かの間違いが起こらない限り、僕は大会には出ません。僕は自分のやるべきことを札幌大会でやり遂げました。正直、燃え尽きたと思います。しばらく、ポケモンカードもまともに出来るかすらわからないので、少しの期間はサニランにも自発的に行かないような気がします。余計なことを背負ってしまうと、僕はポケモンカードを楽しむということが出来なくなってしまうので、少しの間は休養がてらゆっくりと休もうと思います。
札幌大会に参加された皆さんお疲れ様でした。僕はまたいつか公式大会の舞台に再び帰ってきます。その時も「楽しむ」という気持ちを念頭に置いて、全力でイベントを過ごすので
皆さんも楽しみにしてしていて下さい。今大会でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
それと暗い話ばかりではアレなので、今回の札幌大会にまつわる明るくも恥ずかしいちょっとした自分のお話を秘密日記に書きたいと思います。普段は秘密日記を全く使わないんですけど、ポケカプレイヤーにしてみればわりとどうでもいいお話を秘密日記に書きたくなったので、今回は思い切って書かせて頂きます。見たい方がいらっしゃいましたらお気軽にリンクどうぞ(笑)
14日のジムチャレンジから6日と20時間ほどが経った今日この頃
皆さんいかがお過ごしでしょうか?朗です。
およそ1週間前に参加した店舗大会のレポートを今更書きたいと思います。つい、最近まで大学から出されたA4用紙40枚にも渡るレポート課題を、無事に提出期限までに書き上げることが出来たのでちょっとばかしいつも以上に自由な時間な過ごしていました。その影響でポケモンカードのレポートもサボりました。需要があるのかは存じ上げませんが、見るのを楽しみにしている方がいらっしゃいましたら本当にすいません。僕はいつでも真面目になんて生きていられないのです。
この日の店舗大会では先月に1年間のカナダ留学から帰国した、Y山さん姉弟にお会いすることが最大の目的でした。Y山さんのお姉さんの方はWCS2009宮城県代表、Y山さんの弟さんの方は今年カナダで行われたのビクトリーカップで2位に輝くという快挙を成し遂げた、共に宮城が誇る強豪姉弟プレイヤーであります。2010年よりしばらくの間、日本ではポケモンカードを休止していたようですが、今回の留学を期にカナダでポケモンカードを再開したそうです。カナダでも現地のプレイヤー相手に挑める実力を培った辺り、今後の日本における2人の活躍が楽しみですね。そんなお2人から僕の大好きなポケモンである「ムウマ」の海外版のカードを沢山頂きました。海外版には「どっちもドロー」のムウマのイラスト違いがあるのですね。思わず一目惚れしてしまいました。お二人共、素敵なお土産を本当にありがとうございました。
さて、店舗大会のレポートですが前回と同じく対戦相手の皆さんから「デッキ情報を非公開にしてほしい」との申し出があったため、対戦したデッキの内容は伏せさせて頂きます。どうかご了承下さい。
【1周目(BW以降)】
使用デッキ:「アギルダーエンペルトミュウEX」
先週のエンペルトでの負けがとっても悔しかったので、エンペルトのデッキを再び使用しました。今回チョイスしたのは春のバトルカーニバルの終わりからBW6発売まで、苦楽を共にしてきた相棒デッキのエンペアギです。もちろん今の環境に合わせていくつかデッキ構成を変えています。果たして、この環境にエンペルトは本当に対応できるのでしょうか。
1回戦 ○ 6-4 (フジツボ君)
2回戦 ○ 6-0
3回戦 ○ 6-3 (Pさん)
勝ち数3 取ったサイド18枚 取られたサイド7枚で優勝しました。
1回戦は久々となるフジツボ君との対戦。内容としては、場に並べたカードをオープンした際に、相手がポケモン入れ替えを入れていないであろう構築のデッキだと読んだ前提で、アギルダーの十八番である、なぐってドロンによるロックを絡めつつエンペルトでひたすら場を処理していきました。僕の読み通り相手は入れ替えを積んでいなかったために、大幅に付けられたサイド差をひっくり返すことが出来ずに勝ちました。
2回戦の相手は大変申し訳ないことに内容をよく覚えていません。2ターン目からエンペルトが2体立ってしまったために、ただひたすらにアタックコマンドで毎ターン場のポケモンを処理していったら、いつの間にかサイドを6枚引ききっていました。
3回戦の相手は以前、エンペルトを使用した際にカメケルによって僕を圧倒したPさんです。今回のエンペルトの使用は前の週のリベンジを兼ねていたのですが、このタイミングでPさんと対戦することになるとは夢にも思いませんでした。対戦内容としては、相手に先行を取られてしまったためにバトル場がポッチャマ1体のみで1キルの危機に立たされてしまいました…が、相手の手札が噛み合わなかったために何とか無事に僕のターンが回ってきました。そうすると、僕の場はブン回り。相手は思うようにエネなどが引けずに、アギルダーによるロックを上手く回避出来なかったために、何とか勝つことができました。自分の中ではPさんを圧倒できる気がしていたのですが、どうしても一筋縄ではいかずに、粘りに粘って逆に僕を苦しめたのはPさんが強かったからこそだと思います。大変申し訳ないことに、対戦中に意図せずに考える時間を長く取ってしまった為に「時間が気になるから早く行動に移してね」と釘を刺されてしまいました。この時点でPさんのペースに乗せられていたのかもしれません。そして、「勝った」と思った瞬間に、僕がやらかしてしまった誰でも気がつくようなケアレスミスでエネとポケモンを1体犠牲にしてしまいました。しかしながら、僕のプレイングもいつも以上に冴えていたせいか、運が僕に味方をしてくれたために、Pさんに勝つことができました。Pさん曰く「負けるべくして負けたんだ、仕方ない」だそうです。それでも僕の中では非常に楽しい真剣勝負ができたと思っています。対戦後はガッチリ握手をして締めました。
そんな訳で店舗大会でのリベンジを誓ったエンペルトですが、結果はまさかの優勝でした。素直に嬉しかったです。どんな形であれ自分の好きなデッキを使いこなすということは簡単に諦めてはいけないのかもしれませんね。今後はどのように使用するかは未定ですが、また公の場で使えるほどの構築と知恵が生まれたら是非とも使ってみたいですね。
【2周目(BW以降)】
使用デッキ:「サザンドラスタッフ」
僕の中では2進化デッキのもう1つのお気に入りデッキであるサザンドラ。それも現環境に合わせて、再構築してみました。さて、どれぐらい対応できるものなのでしょうか。
1回戦 ○ 6-2 (ぱぱ@仙台さん)
2回戦 × 5-6 (うる君)
3回戦 ○ 5-1 (KONTETSU.jr君)
勝ち数2 取ったサイド16枚 取られたサイド9枚で圏外でした。
1回戦はデッキ相性は五分五分。先に場を展開し、耐久勝負に勝った物勝ちという非常に時間のかかる相手でした。僕がデッキにピン指ししていた奇襲カードをヤミラミで何回も使い回すことで、相手の場をひたすらかき乱し、耐久勝負が終わった後にひたすら殴り続けて、あとは場の要となっているポケモンをひたすら処理して勝ちました。
2回戦は久々のうる君との対戦。この対戦内容は実際のところ細かいところまではよく覚えていません。ただ、間違いなく言えることは。「ここ最近、ポケモンカードをやっていて一番楽しい試合だった」ということです。魂の削り合いのような対戦でした。お互いに自分のできることを全力で考えて、実行して、どっちに試合が転ぶか解らない文字通りシーソーゲームと呼べるような内容でした。最後は僕が相手に王手をかけるも、最後の最後に相手が取っていたNで手札を流されてしまい、王手に必要なカードを引くことが出来ずにそのまま敗北。その瞬間に僕が口に出した言葉は「参った!!」でした。そして、そのままうる君とガッチリと握手。負け方としても気持ちよかったし、うる君相手にこんなにも素晴らしい試合を出来たことが素直に嬉しかったです。ギャラリーも僕らの試合を見てかなり楽しんで頂けたようで、お互いに見せ場を作れたので、本当に楽しい試合だったと思います。何ていうんですかね。満身創痍って奴なのか、対戦が終わった後はお互いに余韻に浸っていたような気がします(笑)
3回戦の内容としては圧勝だったので何もいうことはないです。相手は小学生、僕の精神年齢は小学生以下な物で、お互いにふざけながら色々なことをしながらいつもとは違う意味で対戦を楽しんでいました(笑)
2週目のデッキはそこそこ自信のあるデッキだったために、うる君に負けてしまったことが非常に悔しかったですね。しかしながら、負け方としては清々しく、自分が反省しなければいけない部分も沢山見えました。そういった意味ではかなり有意義な周だったと思っています。
それと、この日のうちにバトルカーニバル札幌大会で使用するであろうデッキを自分の中で決めました。自分の中でメタ読みとかそういうのは上手く出来ているかという確証は持てていませんが、「使いたいデッキがある」という僕の中にある強い信念を一番上に持ってきて、札幌大会ではその信念の下で選んだデッキを使用し、全力で楽しみたいと思います。札幌大会に参加される皆さんは、僕が使用するデッキを是非楽しみにしていて下さい(笑)
ちなみに、今日(21日)の店舗大会はバイトがあるためにお休みさせて頂きます。そんな訳で札幌大会前に参加する店舗大会は28日だけになりました。28日はどんなデッキを使おうか、その予定を立てるのも僕は楽しみです。ちょっぴりフライングになりますが、来週もポケモンカードを楽しむぞー!!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?朗です。
およそ1週間前に参加した店舗大会のレポートを今更書きたいと思います。つい、最近まで大学から出されたA4用紙40枚にも渡るレポート課題を、無事に提出期限までに書き上げることが出来たのでちょっとばかしいつも以上に自由な時間な過ごしていました。その影響でポケモンカードのレポートもサボりました。需要があるのかは存じ上げませんが、見るのを楽しみにしている方がいらっしゃいましたら本当にすいません。僕はいつでも真面目になんて生きていられないのです。
この日の店舗大会では先月に1年間のカナダ留学から帰国した、Y山さん姉弟にお会いすることが最大の目的でした。Y山さんのお姉さんの方はWCS2009宮城県代表、Y山さんの弟さんの方は今年カナダで行われたのビクトリーカップで2位に輝くという快挙を成し遂げた、共に宮城が誇る強豪姉弟プレイヤーであります。2010年よりしばらくの間、日本ではポケモンカードを休止していたようですが、今回の留学を期にカナダでポケモンカードを再開したそうです。カナダでも現地のプレイヤー相手に挑める実力を培った辺り、今後の日本における2人の活躍が楽しみですね。そんなお2人から僕の大好きなポケモンである「ムウマ」の海外版のカードを沢山頂きました。海外版には「どっちもドロー」のムウマのイラスト違いがあるのですね。思わず一目惚れしてしまいました。お二人共、素敵なお土産を本当にありがとうございました。
さて、店舗大会のレポートですが前回と同じく対戦相手の皆さんから「デッキ情報を非公開にしてほしい」との申し出があったため、対戦したデッキの内容は伏せさせて頂きます。どうかご了承下さい。
【1周目(BW以降)】
使用デッキ:「アギルダーエンペルトミュウEX」
先週のエンペルトでの負けがとっても悔しかったので、エンペルトのデッキを再び使用しました。今回チョイスしたのは春のバトルカーニバルの終わりからBW6発売まで、苦楽を共にしてきた相棒デッキのエンペアギです。もちろん今の環境に合わせていくつかデッキ構成を変えています。果たして、この環境にエンペルトは本当に対応できるのでしょうか。
1回戦 ○ 6-4 (フジツボ君)
2回戦 ○ 6-0
3回戦 ○ 6-3 (Pさん)
勝ち数3 取ったサイド18枚 取られたサイド7枚で優勝しました。
1回戦は久々となるフジツボ君との対戦。内容としては、場に並べたカードをオープンした際に、相手がポケモン入れ替えを入れていないであろう構築のデッキだと読んだ前提で、アギルダーの十八番である、なぐってドロンによるロックを絡めつつエンペルトでひたすら場を処理していきました。僕の読み通り相手は入れ替えを積んでいなかったために、大幅に付けられたサイド差をひっくり返すことが出来ずに勝ちました。
2回戦の相手は大変申し訳ないことに内容をよく覚えていません。2ターン目からエンペルトが2体立ってしまったために、ただひたすらにアタックコマンドで毎ターン場のポケモンを処理していったら、いつの間にかサイドを6枚引ききっていました。
3回戦の相手は以前、エンペルトを使用した際にカメケルによって僕を圧倒したPさんです。今回のエンペルトの使用は前の週のリベンジを兼ねていたのですが、このタイミングでPさんと対戦することになるとは夢にも思いませんでした。対戦内容としては、相手に先行を取られてしまったためにバトル場がポッチャマ1体のみで1キルの危機に立たされてしまいました…が、相手の手札が噛み合わなかったために何とか無事に僕のターンが回ってきました。そうすると、僕の場はブン回り。相手は思うようにエネなどが引けずに、アギルダーによるロックを上手く回避出来なかったために、何とか勝つことができました。自分の中ではPさんを圧倒できる気がしていたのですが、どうしても一筋縄ではいかずに、粘りに粘って逆に僕を苦しめたのはPさんが強かったからこそだと思います。大変申し訳ないことに、対戦中に意図せずに考える時間を長く取ってしまった為に「時間が気になるから早く行動に移してね」と釘を刺されてしまいました。この時点でPさんのペースに乗せられていたのかもしれません。そして、「勝った」と思った瞬間に、僕がやらかしてしまった誰でも気がつくようなケアレスミスでエネとポケモンを1体犠牲にしてしまいました。しかしながら、僕のプレイングもいつも以上に冴えていたせいか、運が僕に味方をしてくれたために、Pさんに勝つことができました。Pさん曰く「負けるべくして負けたんだ、仕方ない」だそうです。それでも僕の中では非常に楽しい真剣勝負ができたと思っています。対戦後はガッチリ握手をして締めました。
そんな訳で店舗大会でのリベンジを誓ったエンペルトですが、結果はまさかの優勝でした。素直に嬉しかったです。どんな形であれ自分の好きなデッキを使いこなすということは簡単に諦めてはいけないのかもしれませんね。今後はどのように使用するかは未定ですが、また公の場で使えるほどの構築と知恵が生まれたら是非とも使ってみたいですね。
【2周目(BW以降)】
使用デッキ:「サザンドラスタッフ」
僕の中では2進化デッキのもう1つのお気に入りデッキであるサザンドラ。それも現環境に合わせて、再構築してみました。さて、どれぐらい対応できるものなのでしょうか。
1回戦 ○ 6-2 (ぱぱ@仙台さん)
2回戦 × 5-6 (うる君)
3回戦 ○ 5-1 (KONTETSU.jr君)
勝ち数2 取ったサイド16枚 取られたサイド9枚で圏外でした。
1回戦はデッキ相性は五分五分。先に場を展開し、耐久勝負に勝った物勝ちという非常に時間のかかる相手でした。僕がデッキにピン指ししていた奇襲カードをヤミラミで何回も使い回すことで、相手の場をひたすらかき乱し、耐久勝負が終わった後にひたすら殴り続けて、あとは場の要となっているポケモンをひたすら処理して勝ちました。
2回戦は久々のうる君との対戦。この対戦内容は実際のところ細かいところまではよく覚えていません。ただ、間違いなく言えることは。「ここ最近、ポケモンカードをやっていて一番楽しい試合だった」ということです。魂の削り合いのような対戦でした。お互いに自分のできることを全力で考えて、実行して、どっちに試合が転ぶか解らない文字通りシーソーゲームと呼べるような内容でした。最後は僕が相手に王手をかけるも、最後の最後に相手が取っていたNで手札を流されてしまい、王手に必要なカードを引くことが出来ずにそのまま敗北。その瞬間に僕が口に出した言葉は「参った!!」でした。そして、そのままうる君とガッチリと握手。負け方としても気持ちよかったし、うる君相手にこんなにも素晴らしい試合を出来たことが素直に嬉しかったです。ギャラリーも僕らの試合を見てかなり楽しんで頂けたようで、お互いに見せ場を作れたので、本当に楽しい試合だったと思います。何ていうんですかね。満身創痍って奴なのか、対戦が終わった後はお互いに余韻に浸っていたような気がします(笑)
3回戦の内容としては圧勝だったので何もいうことはないです。相手は小学生、僕の精神年齢は小学生以下な物で、お互いにふざけながら色々なことをしながらいつもとは違う意味で対戦を楽しんでいました(笑)
2週目のデッキはそこそこ自信のあるデッキだったために、うる君に負けてしまったことが非常に悔しかったですね。しかしながら、負け方としては清々しく、自分が反省しなければいけない部分も沢山見えました。そういった意味ではかなり有意義な周だったと思っています。
それと、この日のうちにバトルカーニバル札幌大会で使用するであろうデッキを自分の中で決めました。自分の中でメタ読みとかそういうのは上手く出来ているかという確証は持てていませんが、「使いたいデッキがある」という僕の中にある強い信念を一番上に持ってきて、札幌大会ではその信念の下で選んだデッキを使用し、全力で楽しみたいと思います。札幌大会に参加される皆さんは、僕が使用するデッキを是非楽しみにしていて下さい(笑)
ちなみに、今日(21日)の店舗大会はバイトがあるためにお休みさせて頂きます。そんな訳で札幌大会前に参加する店舗大会は28日だけになりました。28日はどんなデッキを使おうか、その予定を立てるのも僕は楽しみです。ちょっぴりフライングになりますが、来週もポケモンカードを楽しむぞー!!