夜分遅くにこんばんは、朗です。

3月31日(日)に開催予定の公認自主イベント:仙台バトルスタジアム2019 Marchに関する続報です。
#371 【公認自主イベント】仙台バトルスタジアム2019 March【3/31】
https://akira3.diarynote.jp/201902152200339943/

昨晩、運営のお手伝いをして頂ける方を募集したところ2名の方々から連絡を頂き、助けて頂ける運びとなりました。自分1人だけでできることには限界があるので、とても心強いです。ありがとうございます。


今回、運営参加をして頂ける方々が現れたので、定員を55名まで拡大し追加で参加希望者受付をすることに決定しました。

もしかするとすぐに定員が埋まってしまう可能性があるので、3月26日(火)の19:00以降にnekowaru@gmail.comまで参加申請連絡をして下さった方々の中から先着順で行わせて頂きます。

会場のキャパシティの関係上、さらに定員を拡大することはおそらくありません。当日の飛び入り参加を受付することも難しくなると思われます。どうかご了承下さい。

それでは追加の参加申請連絡をお待ちしております。


※3/26追記
募集開始から10分足らずで追加参加受付分の定員も埋まりました。沢山の方々からの参加申請ありがとうございます。

今回は参加者多数のため当日受付は行わない可能性が高いです。どうかご了承下さい。

夜分遅くにこんばんは、朗です。
タイトルにもある通り、ポケモンワールドチャンピオンシップス2018のDay2(本戦)レポートをやっと書き上げることができました。
ポケモンワールドチャンピオンシップス2018の記録【① デッキ選択(環境把握&練習記録)編】
https://note.mu/akira_log/n/nabadbd52c1cd

ポケモンワールドチャンピオンシップス2018の記録【② WCSまでにポケモンカード以外で準備したこと編】
https://note.mu/akira_log/n/na78edc2f433a

ポケモンワールドチャンピオンシップス2018の記録【③ 出国 ~ Day0編】
https://note.mu/akira_log/n/n97a9e3eeef43

ポケモンワールドチャンピオンシップス2018の記録【④ Day1編】
https://note.mu/akira_log/n/n7d4e34c285dc

ポケモンワールドチャンピオンシップス2018の記録【⑤ Day2(本戦レポート)編】← New!
https://note.mu/akira_log/n/n646d5fef13de

このレポートを書き上げるまで半年かかりました。今になって公開できた理由の中には「世界大会で体験した様々な出来事に対し、やっと気持ちの整理ができるようになってきた」というものがあります。

この理由が意味するものはこのレポートを読んで全て頂けると、わかる人にはわかるかもしれません。

ちなみにこの記事を投稿するまでにnoteにて目次機能が追加されたので、これまで書いた5つの記事にも全てより見やすくなるように目次を振りました。

実はまだ完結できていないため気持ちが世界大会から日本に帰ってきていませんが、後日に最後の記事を書き上げるのでそちらもよろしくお願いします。


また、3月31日(日)には久しぶりに公認自主イベント:仙台バトルスタジアムを開催します!
#371 【公認自主イベント】仙台バトルスタジアム2019 March【3/31】
https://akira3.diarynote.jp/201902152200339943/

そちらも参加者を引き続き募集していますので、皆さんの参加お待ちしています!
#373 チャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会)にて2ヶ月ぶりにポケモンカードができる喜びを感じてTOP64になったお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。
昨日はチャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会)に参加してきました。

正直、自分でも未だに信じられないのですが今大会では予選7勝1敗 30位で決勝トーナメントへ進出し、その後1回戦で敗退してTOP64という成績を収めてしまいました。

前回の記事にも書いた通り、私は2ヶ月もの間ポケモンカードを失っていました。練習不足とかそういう次元のお話ではなくて、ポケモンカードをやっていなかったどころかやれていなかった…そんな自分のようなプレイヤーがこれほどの好成績を収められるとは夢にも思いませんでした。

とはいえ、今大会を迎えるまでに全く何もしていなかったわけではありません。そこで今回は実際に大会で使用したデッキ決定に至るまでの思考過程などの経緯と、当日までに自分がやれたことを記録として残してみようと思います。

おそらく私のような書き方をするレポートは他には無いと思います。デッキ選択に至った主な経緯を見たい方は【⑤】から、対戦レポートだけを見たい方は【⑥】から読んでください。もし余裕があったら全部読んでみて下さい。


【① 2018/12/12 自分がポケモンカードができなくなったことにショックを受ける】

チャンピオンズリーグ2019 新潟大会以降、ポケモンカードができなくなったというのは本当のお話で、それを決定づけた出来事になったのは12月12日にシーガル仙台駅前店のジムバトルに出た時のことでした。タイミングとしてはタッグボルトが発売して、シティーリーグ シーズン2の東京大会が終わった翌週です。その時に使用したデッキは上記のシティーリーグで準優勝したピカチュウ&ゼクロムデッキを模したものです。時間も気力もなかったのでとりあえず現物だけを用意して、試しにジムバトルで使ってみて新カードがどれほどのものなのか体感してみようと考え、使用に至りました。

しかし、私はこの時のジムバトルで対戦をしていて明らかにおかしくなっていました。正確にはまるで頭の中がとてつもなく濃い靄に包まれたような感覚があって、デッキの中身が覚えられない、数ターン先の立ち回りをどうすればいいのかわからないなど、簡単に言うとゲームプランが全く組み立てられない状態になっていたのです。試運転のためにジムバトルで参加をしたとはいえ、これはプレイヤーとして致命的な状態でした。勝っても負けても対戦中も事ある毎に頻繁に首を傾げながら目線は常に上の方を向き、頭の上に常に?マークが出ているような感じでした。私はリアクションなどが表に出やすいタイプなので、その時に対戦をしたお相手からも心配をされてしまったほどです。

ポケモンカードをずっとやってきて今までこんなことを体験したことが無く、色々な意味合いでショックを受けてしまい、そこからはしばらくポケモンカードに触れられなくなってしまいました。体調が悪い状態が続いていたこともありますが、その時の私はポケモンカードのことをまともに考えられる状態ではなかったのです。結果的にこれが昨年のポケカ納めになりました。


【② 2019/1/1 自分の勝負勘が鈍っていることを知りさらにショックを受ける】

2019年を迎えて元旦のお話です。最近のチャンピオンズリーグや企業対抗戦など、様々な公式イベントにて実況解説を担当されているサントスさんが、地元である宮城に帰省をしていたタイミングで仙台駅前で対戦会を開いて下さいました。

大晦日から元旦の朝にかけて仙台駅前で予定があったこと、こういった機会はなかなか無いことと、サントスさんとどうしても直接お話してみたいことがあったなど様々な理由が重なり、昨年末までに消化することができなかったショックな気持ちを切り替えようと、今年のポケカ始めとして参加することにしました。

その時に使用していたデッキはチャンピオンズリーグ2019 新潟大会で優勝したルガルガンゾロアーク(60枚完全コピー)でした。ずっと使ってみたかったけど、実際に使ってみる機会をずっと得られなかったのでここで初めて使うことにしました。対戦会ではサントスさんと2回対戦して1勝1敗、他に参加されていた方と2人対戦してそれぞれ1勝ずつと、試してみたいデッキの体感における結果としてはとても良かったです。

しかし、このタイミングで①で書いたこととはまた違う自分の状態に気が付きます。それはポケモンカードにおける対戦中の勝負勘が明らかに鈍っているということ。これはしばらくポケモンカードを対戦していない、触っていないならば次第にそうなってしまうのは当たり前のお話なのですが、私の場合はそれだけでは留まりませんでした。何故なら自分の勝負勘にはこれまでそれなりの自信があったからです。

この時に使用したルガルガンゾロアークというデッキは、①で使用したピカチュウ&ゼクロムデッキとは打って変わって、私にとってはこれまでの経験値があるので得意なタイプです。そのため例え頭の中が正常に働かせることができていない状態だとしても体が覚えていてくれていたので、普通に使う分にはそこまで困らないのです。だけど、ルガルガンゾロアークというデッキで勝ち続けたいのであれば、勝負勘が冴えていないと難しいのではないかと私は考えています。具体的にはマーシャドーのやぶれかぶれやジャッジマンの打ちどころが最たる例です。

つまり何が言いたいかというと、どんなに扱うのが得意なデッキタイプでも勝負勘が冴えていないと勝ち続けるのが難しい…元々、勝負勘に自信があったタイプだった私にとって、それを失っていることを知った時はやはりショックでした。得意不得意に限らずどんなデッキタイプでも勝負勘というものは武器になり得るので、それを失った状態でポケモンカードをやるのは私にとってあまりにも苦痛です。①で受けたショックとはまた違うものですが、これが重なって私はこの日以降またポケモンカードが自発的にできなくなりました。

ちなみにこの対戦会自体はとても楽しい時間を過ごせました。やや無理やり予定を合わせてでも参加をして本当に良かったです。サントスさん本当にありがとうございました。


【③ 2019/1/13 たまたま使ったデッキがあまりにも使いやすくて感動した】

ポケモンカードをしばらくやる気になれなかったのですが、彼女が珍しくポケモンカードをしたいというので、たまたまデートの予定があった日にシーガル仙台駅前店で行われたポケカの日イベントに、一緒に参加することにしました。ちょうどナイトユニゾンが発売した直後のタイミングですね。①・②の出来事があったのであまり深いことは考えず、その時にたまたま気になっていたデッキを適当に組んで回してみるか程度の気持ちでした。実際に使用したデッキはその前週に行われていた第15回 ポケカメモ杯(チーム戦)で優勝していたウルトラネクロズマカラマネロ(60枚完全コピー)です。

レシピを見た時は特に何とも思えなかったのですが、実際に回してみるとポケモンカードのやる気を失ってしまっていた自分でも感動するほどあまりにも使いやすくて強いデッキであることを体感したんですよね。これは本当に衝撃的でした。ゲームプランの見通しが作れなくなっていて勝負勘に自信が無くなってしまっていたその時の自分にとってはあまりにも衝撃的な出来事でした。ガチガチな試合ではなくとも3回対戦して3回勝てたのが素直に嬉しかったです。

しかし、感動を覚えたはずのその日以降からも、私がポケモンカードを自発的にやることはまたなくなりました。それどころかナイトユニゾンを買ったもののパックを開封した後に、それらを箱へバラバラに入れっぱなしのままにして整理をすることすらもしていませんでした。思い返してみると、タッグボルトも同様の状態で1ヶ月経っていました。パックを開けてある程度満足したので、いつか触ろうと思える時にはきっと整理をしてデッキを組むことになるだろう。それまでしばらく放置していてもいいか…それぐらいその時の私にとってのポケモンカードは、もうどうしようもないほど考えられないものになっていました。


【④ 2019/2/13 体調がよくなってきたので千葉大会に向けてリハビリを始める】

チャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会)には、スタンダードレギュレーションで一次申込を一応済ませていました。ポケモンカードができるかどうかはさることながら体調のことを考えると参加できるかどうかはわからないけれど、もし参加できるとしたらエントリーができていなかったらそもそもお話にならないので、そこだけはちゃんとしておいてよかったです。ただ、今大会は参加費が前払いということもありキャンセルするのは絶対に嫌だったんですよね。だから、そこに照準を合わせて体調を整えることに専念しました。

1/27のシティーリーグ仙台大会でのボランティアジャッジ稼働を終えて肩の荷が下り、久々に競技的なポケモンカードによる刺激を受けることもできたので、ここからは体調はよくなってポケモンカードをやれるようになっていくのかなと思っていたのですが、その後にまさかの大寒波が到来して再び一気に体調を崩してしまいます。当然、ポケモンカードを自発的にやることもなく翌週に発売されたフルメタルウォールも発売日である金曜日には買いに行かず、日曜日の夕方に別の予定を終えた後に買いました。案の定、このタイミングでもまたタッグボルト、ナイトユニゾンと同じように、フルメタルウォールはパックを開けて放置されてしまっていたのです。こうやって文章に書き起こしてみるとなかなか重症ですね…

しかしながら、結果的には大会の1週間前には何とか参加ができそうだなという見通しが立ったので、とりあえずリハビリにと思い2ヶ月ぶりにシーガル仙台駅前店のジムバトルに参加してきました。使用したデッキは③で感動を覚えたウルトラネクロズマカラマネロから、現環境に合わせるならを鈍った頭でちょっとだけ考えて2枚差し替えてみたものです。3戦やって2勝1敗でした。あとはフリー対戦にて、現環境に合わせて構築されたとあるルガルガンゾロアーク(60枚完全コピー)を使って1戦して1勝でした。

ここでチャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会)に向けての方向性が定まってきます。ウルトラネクロズマカラマネロかルガンガンゾロアークならば2ヶ月であっという間に進んでしまったこの環境でも、僅かとはいえ対応ができそうだからこのどちらかを使おうと考えるようになりました。①・②の懸念点は相変わらず解消されていませんでしたが、大型公式大会に参加するからには簡単に負けたくはないので、いつも通りその時の自分ができることを精一杯やることにしました。


【⑤ 2019/2/16 MTジムで荒療治をし、改めて自分の状態を分析する】

東京へ向けて出発する前にどのデッキを持ちこもうかを考え、木・金曜日で色々なデッキを実際に組むことにしました。ついにずっと放置されていたタッグボルト・ナイトユニゾン・フルメタルウォールの箱が明けられる時です。ちょうど今大会の前日にはKZさんがMTジムスパーリング交流会を開催して下さったので、そこで可能な限り色々なデッキを試してみようと思ったのです。ただ、時間がなかったので1人回しをすることはなく、いわゆる環境に多くいるであろう流行デッキを適当にリストを拾ってそれを現物として用意するだけでした。具体的に用意をしたのは以下の12デッキ。

・ウルトラネクロズマカラマネロ
・ルガルガンゾロアーク
・ピカチュウ&ゼクロム
・ジラーチサンダーマッシブーン
・フェローチェ&マッシブーン
・リザードンジラーチ
・エビワラーサワムラーカポエラー
・クワガノンアローラキュウコン
・ルガルガンアローラペルシアン
・ニダンギルルガルガン
・サーナイト&ニンフィアアブリボンゼルネアス
・ルカリオ&メルメタルアンノーンHAND

こんなに用意して全部使うことがあるわけではないのですが、使いたい時にその場で取り出せるものがあるといいなと思いそれぞれ現物のカードでデッキを作りました。ポケモンカードをやっていなかったとはいえ、ちゃんと色々なパーツをシングルを買うなどで揃えていて良かったです。

夜行バスで土曜日の早朝に東京入りし、そのまま朝9時過ぎからMTジムに参加しました。この時にひたすら対戦をするという練習は、翌日の大会中の過ごし方(自信の体力におけるペース配分)をプランニングする上でも有効だと思ったので、とりあえず自分のペースで対戦を繰り返すことにしました。

この時に実際に使ったデッキは結果的に以下の4種類だけでした。

・ウルトラネクロズマカラマネロ → 5勝6敗
・ルガルガンゾロアーク → 1勝2敗
・ピカチュウ&ゼクロム → 0勝2敗
・エビワラーサワムラーカポエラー 2勝1敗

主にウルトラネクロズマカラマネロを回していました。これで明日どうしても勝てるようになりたかったのです。それ以外のデッキは時たま気分転換で使っていました。しかしながら、その勝率は良いと思えるものではありませんでした。むしろやればやるほどこのデッキが自分には使いこなせないことを痛感させられてしまったのです。気分転換で使ったルガルガンゾロアークは勝率としては良くないものの、使い勝手としては明らかにウルトラネクロズマカラマネロより優れていました。ただ、ピカチュウ&ゼクロムは2回使って全く使う気が起きなくなりました。これは付け焼刃で使ってはいけないデッキなのだと本能的に感じたように思います。

ただ、何となくで使ってみたエビワラーサワムラーカポエラーが妙に使い勝手がよくて、勝率も2勝1敗と上記4種類の中では最も良いものになってしまいました。この時に使用していたデッキリストは公式ホームページに掲載されているシティーリーグ シーズン3のインタビューにて紹介されていた上位入賞のデッキリストを60枚完全コピーしたものになります。適当にそのまま組んでみただけということもあり、60枚の内容を全部覚えないでそのまま対戦していたのですが不思議と何故かある程度使いこなせる…一体、何なんだこれはと自分の中で良い意味で今までにない感覚が生じました。

久しぶりに思いっきりポケモンカードができたのが嬉しかったのか、遠征先でアドレナリンが出ていたのかよくわからないのですが、MTジムでは気が付けば朝からぶっ通しで19戦やっていました。デッキによるけれども練習不足的な意味合いでゲームプランの見通しが立てにくいことは割り切ることにして、勝負勘に関してはやや取り戻せ始めたように思えます。ここで①・②にて懸念していたことは僅かながらも改善されてきたのだなと実感できたので、これなら明日は何とかなるだろうと安心することができました。ただ、やっていたことはリハビリにしては荒療治になりました。例えるなら、数年ぶりにプールへ泳ぎに行ったら気が付いたら3kmノンストップで泳いでたみたいな感じです(笑)


夕方になってMTジムでの練習会を終えて、ホテルに向かいながら翌日に使用するデッキのことを考え始めます。とりあえず今の自分がウルトラネクロズマカラマネロを使うことはありえない、もうルガルガンゾロアークでいいだろうと考えていたはずでした。だけど、どういうわけか自分の頭の中ではエビワラーサワムラーカポエラーのことを考え直していました。今日初めて使ったデッキなのだからそれでそんな簡単に勝てるわけないだろう。大人しく諦めてルガルガンゾロアークを使えよ。いや、でもエビワラーサワムラーカポエラーが気になる…そうこうしているうちにホテルに到着し、お腹が空いていたので荷物を置いて日高屋へ夕ご飯を食べに行くことにしました。

お店に入って早速メニューを開こうとしていたんですけど、どういうわけかぼーっとして数分間メニューを手に取らずにそのまま座っていました。おそらく相当疲れていたから一息ついたらぼーっとしてしまっただけだと思ったのですが、この数分の間に頭の中で考えていたことは自分がさっき使ったエビワラーサワムラーカポエラーを使いやすく組みなおすならどうする?どんなギミックを入れるということでした。そこからはもういつも通りレバニラ定食を注文して、食べている間も時たま箸を持つ手を止めて、ひたすらエビワラーサワムラーカポエラーのデッキリストを考え始めていたのです。私はご飯を食べるのが早い方なのですが、この時はご飯を食べ終えるまでに30分ぐらいかかりました。その時にはもう私はエビワラーサワムラーカポエラーの虜になっていたのです。

食事を終えてホテルに戻ってからはもうひたすらにできる限りの知恵を絞って、自分にとって使いやすく自分らしいエビワラーサワムラーカポエラーのデッキリストを考えました。途中で一旦お風呂に入ってリラックスをしていた時には、この考えがまとまらなかったら元々の予定通りルガルガンゾロアークを使おうという余裕(という名の逃げ道)を持つことに決めて、あとは時間が許す限り考えました。そして、そのデッキは23時過ぎに完成しました。それが右記にあるデッキリストです。


デッキを考えている時にやっと気が付いたのですが、このエビワラーサワムラーカポエラーのデッキコンセプトはよくよく考えてみると、私が過去の大型公式大会で非常に使い込んだことがある2つのデッキタイプによく似ていたんですよね。それは2015年に使用したドンファンルチャブルロボと、2018年に使用したカプ・テテフゾロアークでした。元々、闘デッキが好きでいわゆる茶色デッキはずっと使い続けていたのですが、最近はいまいち自信が持てなくて使えずにいました。エビワラーサワムラーカポエラーを組んだのも、ただ単に茶色いデッキを組んでみたいからという理由だけだったので、本当にたまたまでした。

エビワラーのヒット&アウェイはドンファンのスピニングターンで何度もやった動きだ。さらにカポエラーのフィニッシュコンボからカプ・テテフのマジカルスワップも、ネグロズマGXのブラックレイGXからカプ・テテフのマジカルスワップで何度もやった動きだ。しかもこの2つのデッキはいずれも1枚のエネルギーで起動できる戦い方をしている。っていうか、カポエラーのフィニッシュコンボってさっきまで散々練習していたウルトラネクロズマGXのめつぼうのひかりGXみたいなもんじゃないか。その感覚で使えばきっといける。こうやって思えるようになった時には迷いが消えていました。

そして、デッキ選択の最後の決め手になったのは、このデッキを精一杯考えていたタイミングで突如公開された特性:ベンチバリアをもったミュウ(SM10)の登場でした。あ、これはここで使わないともう一生使えないと思い、腹を括ることにしました。


【⑥ 2/17 チャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会)当日を迎える】

紆余曲折ありましたが、いよいよ大会当日を迎えます。数日前までとてもポケモンカードができる状態ではなかったけれど、何故か今の自分はそれなりに自信が持てるようなデッキを手にしている。これで思いっきり楽しめたらいいな。そんなことを考えながら本番へ臨みました。

出場大会:スタンダードレギュレーション オープンリーグ
使用デッキ:エビワラーサワムラーカポエラー

(デッキ解説記事:https://note.mu/akira_log/n/nd048bd1169f7

予選1回戦 ○ 6-5 ウルトラネクロズマカラマネロ(かんざしさん)
早速、自分がこの環境で一番使って諦めたデッキに当たります。ウルネクを使うことを諦めたお陰で、ウルネク側が何をされたら嫌なのかを考えながらそれを一手一手探るように遂行します。

しかし、お相手のデッキにはネクロズマ あかつきのつばさGXが入っていて、それをメインアタッカーとして攻められてしまいます。私が使用していたウルネクには入れていなかったので対応方に困難が生じてしまいました…が、対戦中にフィニッシュコンボを決めに行く前に、アブソルのシャドーシーカーで攻めたらお相手は自分以上に困るのではないかと考え始めます。

実際にそれを遂行してみるとお相手はかなり苦痛な状況を強いられたようでした。そのままフィニッシュコンボも決めて、お相手がどう頑張っても一手届かない状況を作り出して勝利。


予選2回戦 ○ 6-0 ルガルガンゾロアークルカリオアローラキュウコン(山田さん)
これまた自分が諦めたデッキタイプに当たりました。しかしながら、お相手は展開のために打たざる終えなかったジャッジマンで展開が芳しくなくなってしまいます。

そのままサワムラーのスペシャルコンボでベンチのリオルを倒し、次のターンにゾロアークGXを呼び出し、カポエラーがこだわりハチマキプリンセスエールスペシャルコンボを決めてベンチのイワンコ・イワンコ・アローラロコンを一層してサイドを5枚取りして勝利。


予選3回戦 ○ 6-5 ウルトラネクロズマカラマネロ(いっちーさん)
またウルネク…1戦目とは違って暁ネクロズマがいなかったのでアブソルやバリヤードを使って妨害をしながらフィニッシュコンボを決めて難なく勝利。


予選4回戦 ○ 6-5 ルガルガンゾロアーク(ふじとさん)
今度はまたルガゾロ…?2戦目のようにいけるかなと思ったのですが、2ターン連続でシロナを使ってもエネルギーが呼び込むことができずにフィニッシュコンボまでの道のりが1回途絶えてしまいます。

ただ、バリヤードが相当効いたようでお相手はバトル場のポケモンを回収することもできなければ入れ替えることもできなかったので、何とかフィニッシュコンボが間に合って、最後はカポエラーのこだわりハチマキかいてんキックでルガルガンGXを直接殴り倒して勝ち。


予選5回戦 ○ 6-5 ウルトラネクロズマカラマネロ(タケトさん)
ついにお互いに知っているプレイヤーとの対戦を迎えます。お相手は新潟のシティーリーグでウルネクを使ってたのは覚えているけれど今日は果たして…と思ったらまたまたウルネク!しかもお相手はデデンネGXスタート!チャンス!

初っ端から戒めの祠を置くことができたのでデデンネGXに1点乗せることに成功これはでかい。ネクロズマ あかつきのつばさGXが出てきたので1戦目と同じくアブソルによるシャドーシーカーの線を匂わせて警戒させる。そこに隙が生じたのでサワムラーのスペシャルコンボでデデンネGXに90ダメージを与え、カポエラーのフィニッシュコンボでバラマキにも成功。

最後は相手がどんなに頑張っても一手間に合わない状況を作り出して、カプ・テテフのマジカルスワップで勝利。文章では簡単に書いているけれど一筋縄ではいかないレベルでお相手は上手かったです。

この時点で最終戦までの生き残りが確定して一安心…今シーズンは最終戦まで戦い抜くことができなかったので本当に嬉しかった。


予選6回戦 × 3-6 フェローチェ&マッシブーン(くろあわさん)
ついに当たってしまった…そのデッキは流石に3:7ぐらいで厳しい…運よくマリガンで6枚引いたのに手札にあるのはリーリエ3枚…しかもカポエラースタート…

場をオープンした瞬間、「それは無理なんですよ…」と嘆くところからスタート。1ターン目に山札サーチができればよかったものの、それができたのは3ターン目。しかし、お相手も事故っているようでもしかしたらこれはいけるかもしれない。

山札をサーチしてビクティニとカウンターエネルギー2枚とこだわりハチマキ2枚とレスキュータンカが1枚あることを確認して一応勝負が出来ることを認識。お相手が前に出したジラーチを倒した瞬間にビクティニを出して何とかカウンターを決めるも、お相手はルザミーネ◇を握っていたのでそのまま上手くダメカンを調整して最後にビーストゲームGXでサイド一気取りされて敗北。

ちゃんと対策を積んでいたにもかかわらずチャンスを活かしきれなかったのが本当に悔しかった…

予選7回戦 ○ 6-5 ゾロアークルカリオアローラキュウコンアローラベトベトン(KIRAさん)
最初はチムゴリのキラ君かなと勘違いしていたのですが、そうだったKIRAさんはもう一人いらっしゃった…しかも、世界大会前に物凄くお世話になった方…よくお会いしているのに対戦するのは初めてでした。

お相手はルガルガンGXが入っていないゾロアークルカリオ…なんだけどちゃんとアローラベトベターが入ってる!これはまずい!バリヤード止められたら負ける!

しかし、お相手が本来であればアローラベトベトンが立てられるはずの盤面でポケモン通信を使ったところ、それを持ってこないで前のポケモンを倒してきたのでサイド落ちを確信。これならいける。

お相手はカプ・テテフのマジカルスワップを警戒して場に4体しかポケモンを並べてくれなかったけれど、無理やりエビワラーとカポエラーを駆使して殴りに行って一手間に合わない状況を作り出すことに成功。、後はグズマでゾロアークGXを呼び出してカポエラーがこだわりハチマキかいてんキックで200ダメージを与えて勝利。

予選8回戦 ○ 6-3 エビワラーサワムラーカポエラー(ヨッシ〜さん)
ここで勝利すれば決勝トーナメントに行ける…そこで対戦することになったのは自分が1年前のステーションリーグ 1stの最終戦で敗北したヨッシ~さん…WCS前のGGCなどで再開したことはあったけれど、やっとリベンジの機会を得た。負けるわけにはいかない。

シティリーグ シーズン2で上位入賞されていた時はセレビイ&フシギバナを使われていたけれど今回は何だ…?先攻を取られるも種無しでマリガンで見えたのはダートじてんしゃ・ポケギア・闘エネルギー…闘エネルギー!?

いや、まさか、そんなことってと思いながら場をオープンするとお相手の場にはフェローチェ…あれ?

と思っているのも束の間、ベンチにエビワラーが登場してミラーマッチだということが発覚。ダートじてんしゃが入っていたのを見てジラーチ型ではない同デッキじゃないことはわかった。それなら後攻のこっちの方がワザを先に打てるので一手先に出られる。

こっちのターンを迎えて、お相手が出したせせらぎの丘を使いベンチにエビワラーを出した瞬間、「そう来なくっちゃあ!」とお相手が言ってくれてお互いに高揚する。そこからはお互いにヒット&アウェイ→スペシャルコンボ→フィニッシュコンボを決めに行く展開に。

カウンターエネルギーを発動させないようにスペシャルコンボはフェローチェへ!自分も散々アブソルに苦しめられてきたからわかる…絶対にこの試合てアブソルは刺さる!やられてもいいから出す!フィニッシュコンボのダメカンが乗る先になってもいいからディアンシー◇を出してヒット&アウェイの打点を50ダメージにする!負けないためにはこちら側が手を止め続けなければいい!

お互いにフィニッシュコンボを1周してサイド3枚ずつ取り、こちらが2周目のスペシャルコンボを決めた後に、お相手がアブソルを見落としてエビワラーを逃がせずないことに気が付き卓に顔を伏せる…そのままヒット&アウェイで一手遅れる…これは…

こちらは2周目のフィニッシュコンボを決めてサイドを残り1枚にする。そのタイミングで最後のアタッカーとしてマッシブーンをせせらぎの丘でベンチに出す。お相手の場に60ダメージが乗ったエビワラーが残っている。これさえ倒せばこちらの勝ち。逆に倒せなければこちらがフィニッシュコンボを決められてサイドを一層されて負け…

お相手は最後に懇親のカウンターキャッチャーでディアンシー◇を呼んで縛り、スペシャルコンボでこちらのジラーチを倒す。バトル場には無傷のサワムラー、ベンチには60ダメージが乗ったエビワラー…

こちらのラストターン…あなぬけのヒモ!スレッジハンマー50ダメージでエビワラーを倒して勝利!

試合が決まった瞬間、気が付いたらお互いに熱く握手を交わしていました。エビワラーサワムラーカポエラーミラーには相応しい殴り合いの勝負でした。リベンジを達成できた喜びと、決勝トーナメント進出が決まった喜びで数年ぶりに「っしゃあ!」と吠えました。

予選7勝1敗 30位で決勝トーナメント進出

まさか、2ヶ月もポケモンカードができなくなってしまっていた自分が決勝トーナメントへ進出できるとは思いませんでした。それどころか、スタンダードレギュレーションがSMシリーズ以降になってからはなかなか環境へ適応することができず全然勝てなくなってしまい、WCS2018以降すごく悔しい思いをしていたので予選を抜けられたことは本当に嬉しかったです。冗談抜きで決勝トーナメントだなんてもう一生いけないのではないかと考えました。

だけど、そんなことはなかった。自分らしいデッキで、自分らしい戦い方でポケモンカードができた。そのことが本当に嬉しくて久しぶりにポケモンカードができる喜びを心の底から感じることができました。



決勝トーナメント1回戦 × 4-6 ウルネクネクロズマカラマネロ(わしょうさん)
ここまで来れた満足感でわりと胸もいっぱいだったけれど、このデッキでもっと上に登りたいとも思えていたので、このままいけるところまでいってみようという気持ちで本戦へと臨みました。お相手はポッ拳関係の方だそうでオリジナルスタッフプレイマットを使われていました。

こちらが先行を取り初動でおそらく今日1番のぶん回りから展開を始めます。お相手は本日4回目のウルネク…それなら負ける気がしない!

順調にお相手が出されたアブソルを呼び出しながらヒット&アウェイで倒し、スペシャルコンボでカラマネロを倒すという理想的な展開…このままフィニッシュコンボを決めて畳みかければいける!

…はずだったのですが、カポエラーがフィニッシュコンボを決めなければならないタイミングでのリーリエ5枚ドローでエネルギーを呼び込めずコンボ失敗。ウルネク相手に一手遅れる=カプ・コケコにかいてんひこうを打てる猶予を与えてしまうことだったので、これは痛恨のコンボ失敗。

何とかしてグズマでカラマネロをグズマで縛りながら再びフィニッシュコンボへの道のりを決めに行こうとするも、そこでグズマを使いきってしまったがためにどうしてもお相手に対してこちらが一手間に合わない状況になってしまう。

最後にあなぬけのヒモを打ってお相手は60ダメージが乗ったカラマネロを出す。もしお相手の手札にポケモンいれかえかグズマが無ければ勝てるかもしれないけれど、お相手の手札は3枚…それをロケット団のいやがらせで流すかを物凄く迷ったが流さずにそのままターンを返したところで制限時間が終わる。

サイド2-2の状況でお相手が後攻だったのでお相手の番までで終了。仮にお相手の番にこちらのポケモンが倒されなければ前のカラマネロをそのまま殴って倒してサイド差で勝てるのでその望みにかける…も、お相手の手札にはグズマが。

そのままめつぼうのひかりGXでこちらのポケモンが2匹きぜつしてサイドを引き切って敗北…負ける気がしなかったのに最後の最後で大事な詰めを誤ってしまった…私の完敗でした。

負けが決まった瞬間、正直ものすごく悔しかったものの、全てをやりきった感があってとても清々しかったので、お相手にしっかりと笑顔を向けて握手を交わすことができました。

そう、この気持ちになれるからポケモンカードはまだやめられない。


チャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会) TOP64 CSP 80pt獲得


【⑦ 2/18 大会を終えての振り返り】

ここ2ヶ月は本当に色々なことがあってポケモンカードができなくなってしまったのですが、これは私のポケモンカード史において初めての出来事でした。スランプに陥るということだけなら何回かあったのですが、自分の限界を知らずにやりたいことを全部やりすぎてしまったり、タイミング悪く持病を再発させてしまって体調を崩してしまったり…沢山の出来事が重なって今日の状況に至ります。

最終的には無事に大会を終えることができたのですが、予選の対戦以外の時間で何回かふわっと目が霞んだり頭がくらくらして、「あれ?やっぱりまだダメか?最後までちゃんと対戦できるかな?」と不安に包まれることもありました。対戦中もトラッシュなどを見ている時に目の焦点が定まらなくなって困ったことがありまして、その度に集中力が切れたり切れかけたりで大変でした。できるだけ当日のコンディションを整える努力はしたと思いますが、根本的なところは未だにボロボロなのでまずはそこを整えるところからですね。これは体力をつける以前の問題です。

また、これも今までなかったことなのですが、実は今大会の対戦の内容は詳しく思い出そうとしても全然思い出せません。少し前までは鮮明に思い出せるのが当たり前だったのに…昨日の今日なので疲れが残っているのもありますが、頭の中は多分まだいっぱいいっぱいなんだと思います。ポケモンカードをする上で健康ってそれぐらい大事です。

序盤に書いた①・②のショックに関してなのですが、大会本番中は不思議とゲームプランを上手く組み立てることができていて、勝負勘も思ったより良かったように思います。おそらく使用したデッキが自分のプレイスタイルに合っていたお陰だと思いますが、他のデッキでもそういった感覚がつかめるようになれるといいなと思います。そのためには練習が欠かせない。だけど、そのためにポケモンカードで無理をしてはいけない。ポジティブに捉えるならば、ポケモンカードを失ったと表現した期間は、今まで自分が知らなかった自分のことを知る機会になったのだと思います。


使用デッキに関しては、終わってから改めて考えてみるとまだまだできることが沢山ありました。例えば、もしほぼ同じエビワラーサワムラーカポエラーデッキでこの大会に臨むとしたら、レインボーエネルギーを1枚増やして、フェローチェ&マッシブーンを入れると思います。本番で使用したとはいえ、私はこのデッキをまだまだ理解できていません。他にもヨッシ~さんが使われていたブルーの探索&ポケギア3.0で展開する構築なども全く思いつきませんでした。今になってやってみたいことが沢山あります。今大会は他のデッキはきっと使うことができなかったと思うので、特に後悔はありません。むしろこの状況下でよくやった自分。

自発的にポケモンカードがやれなくなってしまったことでしばらく塞ぎこんでいましたが、今は素直な気持ちでまたこれからもポケモンカードがやりたいと思えています。そのためには時間がいっぱいかかりそうですが、今は不思議とそれはそれで仕方ないと思えているのでマイペースで頑張っていきます。次はチャンピオンズリーグ2019 京都大会ですね。


最後になりますが、チャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会)にてボランティアスタッフとして当日運営に携わった皆さん、本当にお疲れ様でした。お陰様でとても楽しい時間が過ごせました。ありがとうございました。

それでは、またどこかのイベントでお会いしましょう!
#368 チャンピオンズリーグ2019 新潟大会で最善を尽くして惨敗したお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。
もう4週間近く前のお話になりますが、チャンピオンズリーグ2019 新潟大会に参加してきました。

新潟へ行くのは20thアニバーサリーフェスタ 新潟大会以来で2年ぶり。大会前日にはずっと行きたいと思っていたラーメン二郎 新潟店でラーメンを食べたり、新潟駅前で日本酒を飲みながら豪華な海鮮料理を食べたりと現地のグルメを堪能していました。

ポケモンカードのイベントで地方都市へ遠征する時には、普段なかなか食べることがないご当地の美味しい物を食べるきっかけにもなり得るので、それが毎回の楽しみでもあります。この醍醐味があるからこそ大型公式大会はどこで開催されても行きたくなってしまいますね(笑)

そのメインイベントである新潟大会の対戦記録は以下の通り。

出場大会:スタンダードレギュレーション マスターリーグ
使用デッキ:ズガドーンGXアーゴヨン

1戦目 ○ 0-0 不戦勝

大型公式大会で初戦の不戦勝を引いたのはこれで2回目でした。この幸運に乗じて1戦目は様々なプレイヤーの選択デッキを個別にチェックしたり、自分の目で見れる範囲で全体の環境を調べたりと、ひたすら色々なことを考えていました。


2戦目 ○ 6-4 ズガドーンGXアーゴヨン 先攻
日本語がとてもお上手な外国人の方との対戦でした。対戦が始まってバトル場をオープンしてみるとどちらもズガドーンGXでお互い苦笑い。こちらが先攻を取れたので、序盤からフルスロットルで手を止めずに攻め続けられたので勝ちました。

しかし、この対戦では普段の自分ならば絶対にやらかさないようなプレイングミスを1回やってしまいました。勝敗に直結しなかったからよかったものの、そのことで自分が新潟大会へ臨む上で想像以上に緊張しすぎていたことに、このタイミングで気付かされます。


3戦目 × 2-6 サンダースGXジラーチサンダーカプ・コケコGX (シャロンさん)後攻
お相手のお名前に見覚えがあったはずなのですが、直接お会いしたことが無かった方だったため顔と名前が一致せずしばらくは誰だかわからないままでした…

対するお相手は、私のことが誰だかわかっていたようで席に着いて顔を合わせた際に去年の横浜大会の時のお話をして下さいました。和やかな雰囲気の中で対戦の準備ができたのでとても嬉しかったです。
(ちなみにお相手がシャロンさんであったことは予選の全対戦が終わった頃に気が付きました)

対戦が始まり、先攻を取ったお相手はジラーチ・サンダー・サンダースGXと順当に盤面の形成を試みます。しかし、お相手が打ったデンジで山札から持ってこられた殿堂の書で自分の中で衝撃が走ります。

「えっ…?殿堂の書ってレギュレーションに使用可能なカードとして入っていたのか…?いや、でも、お相手が山札から持ってきたこの殿堂の書のプロモナンバーはXY-Pだし…」と疑問が拭えなかったので、お相手に了承を取ってからジャッジを呼び、殿堂の書の使用の可否を確認を取りながら同時に対戦を進めます。

結果的にはジャッジから使用可能であると問題なしの回答を頂いたため、自身の勉強不足によりお相手にご迷惑をかけてしまいました。しかしながら、その後に険悪な雰囲気になることもなく、お相手は引き続き楽しく対戦をして下さいました。お相手には感謝の気持ちでいっぱいです。

一方で、こちらも後攻から展開を仕掛けようとミステリートレジャーを使用して山札を見ますが、そのタイミングで山札にグズマが1枚も無いことに気が付きます…なんと手札にもありません。全てサイドカードへ行ってしまいました。サンダースGX相手にこれはあまりにも厳しすぎます。そのターンにバーストGXを打って一応サイドを先制したのですが、その際にトラッシュへ貴重なグズマが飛んでいって内心諦め状態。

その後はお相手がサンダーを中心としてこちらのズガドーンGXを小突いてきます。こちらはズガドーンGXビックリヘッドとベベノムのどくえきを駆使してサンダーを倒します。その返しのターンでべベノムがサンダースGXのスピードランGXで倒され、グズマを用意ができないこちら側としてはサイドレースが間に合わないため実質詰み状態に。

最後はこちらのズガドーンGXがカプ・コケコGXのこだわりハチマキ+エレキパワー てんくうのツメでOHKOされたため勝利の脈がないと判断し、アーゴヨンをバトル場に出してすぐにターンエンドで実質投了。そのままお相手の勝ちとなりました。


4戦目 × 5-6 アローラナッシージュカインGXジュカインマッシブーン (アキトさん)先攻
対選卓について準備をしながらお話を伺ってみたところ、北海道からやってきたプレイヤーとのこと。また、お相手はその時に私が使用していたWCS2018 プレイマット・デッキシールドを見て今年の世界大会出場者ということに気付いたようで、これまでの対戦以上に相当な緊張をされているようでした。

こちらが先行を取りズガドーンGXとタマタマがご対面。この時、アローラナッシーを中心とするデッキで真っ先に思いついたのはCL東京大会で3位に入賞したアローラナッシー+ジュカイン…もしも今の自分の目の前にいるデッキがそのデッキタイプだとすると、ズガドーンGX+アーゴヨンというウルトラビーストを軸とするデッキを握っている立場からしてみれば、それらの対策をしていない自分の構築では相当まずいと思わざるおえません。ということで、すぐさまお相手のデッキにはジュカインが入っているという前提で、お相手の展開スピード上回る丁寧なプレイングで勝とうと自分なりのゲームプランをイメージし、それを辿っていくことしました。

お相手は出遅れながらもベンチにタマタマを2体とキモリとマッシブーンを並べ、戒めの祠を張りながら展開してきます。やはりジュカインは入っているようですね…しかしながら、展開のスピードはいまいち芳しくない様子。猶予があるうちにこちらも盤面を整えながらとりあえずタマタマ2体倒しに行きましたが、その直後に大きなターニングポイントを迎えます。

相手はベンチから出してきたマッシブーンになんとビーストエネルギー◇を貼り、こっちのズガドーンGXを戒めの祠の加点によるダメカン3個+スレッジハンマー150ダメージで倒してきました。こちらも負けていられないとアーゴヨンでマッシブーンを倒し、その後もジュプトルをビックリヘッドで倒します。残りサイド2枚。ジュカインが立っても草エネルギーが複数体に貼られなければ、もう1体をビックリヘッドで倒し、最後はバーストGXで〆れば勝てる…そう考えていました。

しかしながら、お相手はジュカインを立てたターンに予想外のプレイングをとってきました。手札から突然あらわれたツボツボ(SM7a)でなましぼりを使われた時はそこまで驚かなかったのですが、お相手が山札から草エネルギーを2枚落とされた瞬間、内心頭を抱えました。そのままバトル場にツボツボが出てきて草エネルギーが貼られ、エナジードリンクによるエネ加速で盤面にいる3体のポケモンに草エネルギーがついてしまいました…こうなるとカプ・テテフGXに炎エネルギー2枚をつけてツボツボをエナジードライブで倒してバーストGXをしないと勝てない…!

その直後の自分ができる最善のプレイングはアーゴヨンを壁にしながら、カプ・テテフGXに炎エネルギーを1枚貼ってカプ・テテフGXが生き残って返ってきてくれるターンを待つことだけ…これがグズマで呼び出されなければ勝ち目はある…どうかグズマを持っていないでくれ!

…返しのターン、お相手は手札の中からグズマをしっかりと使いこちらのベンチで控えていたカプ・テテフGXを呼び出し、向こうのベンチからはアローラナッシーが繰り出され、ずっと張り替えられずにいた戒めの祠によりダメカンが多く乗ってしまったカプ・テテフGXをトロピカルシェイクで薙ぎ倒します。

ラストターンにこちらが出来たことは、やっと引けたスタジアム(ウルトラスペース)を出して戒めの祠を割りながら、新たに出したカプ・テテフGXに炎エネルギーを張り、ズガドーンGXでバーストGXを打つぐらいでした。このズガドーンGXは戒めの祠によって乗せられた5個のダメカンだけではトロピカルシェイクでギリギリ運良く10ダメージ足りずに倒れない…その一縷の望みに託して番を終えます。その返しにバトル場のアローラナッシーにこだわりハチマキが巻かれトロピカルシェイクでゲームセット。

勝敗が決まった瞬間にこちらからお相手に右手を差し出し、しっかりと握手を交わして4戦目を終えました。負けてしまったとはいえ、いい試合が出来たので気持ち的には清々しかったですね。


5戦目 ○ 6-4 カラマネロウルトラネクロズマGX暁ネクロズマGXギラティナ(ヤスノリ君)後攻
マッチアップが発表され、お相手の名前を見たらビックリ。2年前に開催された20thアニバーサリーフェスタ 名古屋大会のプレミアステージ2戦目で対戦したヤスノリ君でした。その時は私が負けていたのでリベンジをする気持ちで対戦へと臨みます。

お互いに場をオープンするとマーイーカとズガドーンがお見合い…カラマネロ系統だとするとお相手のデッキにはどう考えてもギラティナが入っていると考えます。そのギラティナを擁するカラマネロデッキはなるべく当たりたくないと思いながら今回のズガドーンアーゴヨンデッキを選択した身としては、この時点で内心諦めの気持ちが入ってしまいました。

しかしながら、お相手のデッキ構築は今まで見たこともないジラーチ・エネルギースピナー、エスケープボードなどで回していくウルトラネクロズマ軸のカラマネロデッキでした。もしかしたら、これならばジラーチとカラマネロを積極的に狙いながらサイドを取り、どこかでGXポケモンをしっかり取ることが出来ればサイドレースで勝てるのではないか?と考え、そのイメージで描いた細い線を辿っていくことにしました。

お相手は定石通りギラティナをメインアタッカーとして攻めてきましたが、お相手の最も嫌であろうタイミングでアセロラを打つなどをしてサイドレースのプランを崩させることに成功。これはかなり効いたと思います。また、お相手がズガドーンGXを倒すために暁ネクロズマGXでイクリプスムーンGXを打ってきたタイミングがあったのですが、そのタイミングでグズマを使ってジラーチを呼び出しビックリヘッドで倒す動きもしっかりできたので、苦手なマッチアップのわりにはこちらは理想的な動きが大分できました。

ただ、ラストターン1歩手前で炎エネルギーが1枚引ければ勝ちという場面でマーマネを打ち、炎エネルギーを呼び込もうとしたら残念ながら引けずに1ターンの猶予をお相手に与えてしまい、勝敗の流れがひっくり返されかねないシーンもありました。結果的には勝てたのですが、良い流れがほぼこちら側に来続けていたからだったように思います。もう1度同じマッチアップをしたら勝てる気は正直しません…(笑)

これは予選が終わる頃に知ったことですが、ヤスノリ君のデッキはこの大会で準優勝した凱君のものと60枚同じだったみたいです。ヤスノリ君・凱君が所属しているチムゴリによるとっておきのデッキとのことで、自分の力だけでは絶対に辿り着けない構築だと思わされたほど素晴らしいデッキでした。


6戦目 × 5-6 ズガドーンGXアーゴヨンアローラベトベトン(うぇぶりおさん)先攻
マッチアップが発表されお相手の名前を見てみると、またしても見覚えがあるけれど直接会ったことはない方でした。対戦準備時にお話をしてみると、お相手は自分のことを知っているだけではなく、何と同郷の方でした。ちょっとしたローカルトークに華を咲かせながら、和やかな雰囲気でバトルスタート!(ちなみにお相手がうぇぶりおさんだったことは決勝トーナメントの開催中に再開してお話した時に知りました)

バトル場をオープンしてみるとべベノムがお見合い。こちらがズガドーンGXと炎エネルギーを見せた瞬間、お相手は苦い顔を見せます…またしてもズガドーンアーゴヨンミラーでした(笑)

そこからは展開が定石通りというかスガドーンミラーあるあるなことばかりで、正直よく覚えていないことだらけのことが起こり続けました。お互いにさくれつバーナーでズガドーンGXを足止めさせたり、アーゴヨンでズガドーンGXまたはアーゴヨンを狙うタイミングを伺ったり、ビーストリングを打ち合うタイミングがほぼ同じだったり…ただ、先攻を取った分こちらの方がサイドレースをリードできる猶予ができていたので、途中まではこのペースでいけばちゃんと勝てる!と思っていたのです。そう、途中までは。

この試合の後半で、私は意味のわからないプレイングミスをしてしまいます。何とビーストリングを打ったターンにも関わらず、ビックリヘッドでお相手のアーゴヨンを倒す時に"お相手のサイドが残り3枚ではなく残り2枚である"という見間違いをし、その前提で場にどの炎エネルギーを残すかという選択を誤り、最後に炎エネルギーが1枚足りなくて相手のアーゴヨンを倒し損ねて負けるというありえない大失態を犯しました。

自分がお相手の残りサイドの枚数を勘違いしていたことに気付いたのは、グズマを使われてベンチのアーゴヨンが狙われてターニングポイントを落とされてサイドを引かれた瞬間。「あー…これで次のターンにバーストGXを打たれて自分の負けなんだな…残りサイド2枚だもんな…あれっ!?残り2枚!?」とかいう、今までやったことのないミスをした自分自身に、試合中にも関わらずとにかく驚いていました。

また、残りサイドの枚数を見間違えた理由を挙げるとするならば、お相手のスリーブが無地の真っ黒なものだったためとしか思えません…が、どんな大会のシチュエーションだろうが無地の真っ黒なスリーブを使う(使われる)ことだなんて、よくあるどころかごまんとあるお話です。自分だって使っていたことがあります。このスリーブを使われていたお相手が悪いということは決してありません。ただただいくら思い返しても、本当に意味のわからないミスをしてしまった自分自身のことがショックでなりませんでした。

2戦目でも書いた通り、私は新潟大会を迎える上で自分が思っていた以上に緊張しすぎていたようでした。だからこそ思いのほか平常心も保てていなかったのでしょう。それがミスを含むプレイングにも表れてしまった…公式大会における特有の緊張感は何年経っても拭えませんね。とても良い経験になりました。

ちなみにこの試合自体は雰囲気的な意味合いで後味が悪いものになることはなく、お互いに終始とてもヒヤヒヤするような楽しいものでした。私が上記のありえないプレイングミスをしながらも、ラストターンに「シロナを打って山札に3枚だけ残っている炎エネルギーが引ければこちらの勝ち!」という熱い試合展開にはなっていたので、その時にお相手が念入りに魂を込めて何度もシャッフルをしていた光景は今でも目に思い浮かぶほど印象的でした。結果的には私自身が自分の勝ち筋を潰して負けてしまった…そんな感じです。

3勝3敗 自動ドロップ及びオポーネントにより509位 獲得CSP 20pt

この結果だとCSP獲得は無理だろうなと諦めていたのですが、まさかの512位以内に滑り込み20pt獲得できました。今回の私は本当に運が良かったのだなと思っています。

それと、多くの方々に「私がそれを使うのは意外」と言われたズガドーンGXアーゴヨンというデッキ選択ですが、このデッキを選択した1番の理由はその時の自身のコンディションに最も見合っているデッキだったからでした。

お恥ずかしいことに11月下旬から風邪を引いてしまって、気が付いたら心身ともに弱っていて、出発2日前には新潟へ行くのを諦めかけていました。幸い体調に関しては何とか整えることができて、新潟滞在期間中も問題なく過ごせました。ただ、ポケモンカードに関してはできる限りの練習をしても集中がまともにできておらず、思考力や判断力も明らかに鈍っていて、どんなデッキを握っていても頭の中で靄に包まれたような感覚が常に拭えていませんでした。

そのような状況下でも、練習の際に様々なデッキを組んでは回して対戦をしてを繰り返してみたところ、自身の調子が悪い状態においてもストレスをほとんど感じないで使えているデッキが1つだけあることに気が付きます。それがズガドーンアーゴヨンでした。

出発3日前の時点では体調が回復するかどうかまだ怪かったのですが、こういった状態でCL新潟大会へ臨むのであれば、普段通りに戻れるようコンディションを整えることが先決で、尚且ついつも通りの自分のプレイングができるデッキを選ぶことも大事になります。結果的には体調面ではコンディションを整えることはできたとは思うのですが、大会中に平常心を保とうとする精神面では十分なレベルに至っていませんでしたね。

これは持論ですが、ズガドーンアーゴヨンというデッキタイプは簡単なようで意外と難しいデッキだと思います。攻め方も単純なようで、ビックリヘッドを軸としたゲームプランの遂行には、意外と繊細なプレイングが要求されます。だけど、あらゆる状況下で勝ちに繋げるための最適解を短時間で出しやすい魅力もあります。

ズガドーンアーゴヨン自体は9月のCL東京大会前からずっと回していたこともあり、プレイングにはどちらかというと自信がありました。また、この時の環境に蔓延る様々なデッキタイプへ勝ち抜く上で、有効打になりえるちょっとした細工も、このデッキレシピにはいくつか仕込むことができました。これがCL新潟大会における私の最善手でした。


結果としてはあまりパッとしないものではありましたが、出来るだけコンディションを整えるなどをして最善を尽くしても思いがけないアクシデントが起こりうることがあるなど、今までの自分では気付かないようなことに気付くことができたという意味合いでは、とても収穫のある大会だったように思います。

次の大型公式大会に出場する時には、今回得られたことを活かしてまたしっかりと準備をして臨みたいですね。時間はしばらくあるので自分なりのペースでまたやっていきます。
#365 チャンピオンズリーグ2019 東京大会で自分にしては無難な選択をして惨敗したお話
#365 チャンピオンズリーグ2019 東京大会で自分にしては無難な選択をして惨敗したお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。

世界大会が終わってからあっという間に1ヶ月とちょっとが経ちました。向こうでの出来事は衝撃的なことが多すぎたためか、未だに昨日のことのように思い出します。

早く振り返りの記事を書き上げたいと思っていても時間は待ってくれず…帰国直後に山積みにしていたやることをこなすので精一杯の日々を過ごしていました。同時進行で、日本では9月に入りすぐさま新スタンダードレギュレーションへの移行及び、次のシーズンであるチャンピオンシップシリーズ2019を迎えましたね。

ということで、新シーズンの皮切りとなる大会であるチャンピオンズリーグ2019 東京大会に僕も参加してきました。今更ではありますがそのレポートを書こうと思います。

世界大会直後の大型公式大会ということもあり、折角なので熱が冷めないうちに自分が今までやったことのないことを色々やってみようと思い、WCS2018の選手Tシャツ・選手プレイマット・選手デッキシールドで身を固めて参戦してきました。新シリーズの切り替わりのタイミングで楽しむにしては相応しい臨み方だったかなと。その対戦記録は以下の通り。

使用デッキ:ルガルガンゾロアークマニューラ

1戦目 ○ 6-3 レックウザGXゼラオラGXツボツボ
2戦目 ○ 6-1 ソルガレオGX妖アローラキュウコンGX
3戦目 × 0-5 ゾロアークGXマニューラマーシャドー
4戦目 ○ 6-2 カラマネロウルトラネクロズマGXネクロズマGX
5戦目 × 4-6 ズガドーンGXアーゴヨン(じいタンクさん)
6戦目 ○ 6-4 サーナイトGX妖アローラキュウコンGX
7戦目 ○ 6-2 マッシブーンGXマッシブーンマグカルゴGXマグカルゴ
8戦目 × 0-1 ルガルガンGXゾロアークGXマニューラ(ガルシアさん)

5勝3敗 自動ドロップ及びオポーネントにより224位 獲得CSP 40pt


客観的に見ると何とも言えない結果ではありますが、自身としては思いのほかある程度勝つことができて安堵する結果でした。

負けた試合は順番に先1やぶれかぶれで事故らされて何もできずにひたすらドローゴー&ここでコイン表を出せないと勝てないところで3連続裏&後1カプ・コケコ単でドローゴー2キルなどあまりパッとしないものばかり。とはいえ、意外にも敗因はハッキリしているので大して驚きもしませんでした。


世界大会を終えてから新スタンダードレギュレーションに移行し、短期間でこの環境に慣れるために色々と試行錯誤をしてみたのですが、自身の実力的にはどうも適応が間に合わず結果的に無難な選択をして臨む大会となりました。

使用したルガルガンゾロアークマニューラは大会の4日前に組んだものです。参考にしたのは9月に自身が開催した仙台バトルスタジアムで優勝したユイト君が使用していた同コンセプトのデッキ。これが様々な相手に対し、どのような形でも立ち回り方を編み出しやすいだろうと考え、見よう見まねで本家よりもマイルドな構築で組んでみました。それと世界大会でも使用したルガルガンゾロアークという組み合わせのデッキでもう少し夢の続きを見てみたくなりました(笑)

しかしながら、このデッキ選択はいわゆる無難な選択だと思うのです。それは僕にとってかなり弱気かつ保守的な思想だったなと思います。僕の好きな(得意な)戦い方はあまり他の人がやらないであろうアプローチで、その環境に蔓延っているマジョリティなデッキに勝ちに行くようなものなのですが、そのためには環境の理解が不可欠です。とはいえ、実際のところ今大会における僕は環境を全然理解できていなかったように思います。デッキレシピも掲載しましたが、同デッキタイプと比べてそんなに珍しいことをしていなければあらゆる意味で無難なことばかりをしています。自分にしてはこれはつまらない。

他にもいくつか煮詰めたデッキタイプはあったのですが、最終的には実際に使用し板ルガルガンゾロアークマニューラよりも自信を持って握ることはできないと思いましたし、何よりもどのデッキも今大会で上位に入賞したデッキタイプ(レシピ)及びプレイヤーの実力と明らかな溝があり、これは負けるべくして負けた大会だったなと痛感させられました。


しばらくの間はいきなりトップを目指すよりも多くのプレイヤーの方々との実力差を埋めることが僕に必要なようです。今シーズンは昨シーズンとは違い、終始追われる立場ではなく追う立場となるので、また少しずつ前に進んでいこうと思っています。

最終的な目標はまた世界大会という夢の舞台に立てるプレイヤーになること。WCS2018日本代表選手の名に恥じない実力をまたしっかりと身に着けられるように、引き続き自分なりにやっていきます。


最後に宣伝です。今月も月に1回のお楽しみイベントである仙台バトルスタジアムを開催します!
#364【公認自主イベント】仙台バトルスタジアム2018 October【10/28】
http://akira3.diarynote.jp/201809282325154425/
まだまだ参加枠には余裕があるので、もし参加をお考えの方はお気軽に主催である僕まで連絡を下さい。ポケモンカードで思い切り遊びましょう!
#362 世界で23番目に強いポケモンカードプレイヤーになれたお話
#362 世界で23番目に強いポケモンカードプレイヤーになれたお話
#362 世界で23番目に強いポケモンカードプレイヤーになれたお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。
こちらの現地時間では大体朝の7時45分を過ぎた辺りです。

23日に日本を発ってから生まれて初めてアメリカの地に降り立ち、そのままあっという間にWCS2018を迎え、昨日閉幕しました。

日本国内予選を4位で突破し、初めて臨むことになったWCS…Day2から日本代表選手としての誇りを胸に戦ってきました。

以下はその簡易結果報告です。


使用デッキ:ルガルガンゾロアーク

1戦目 Patrick Landis [CH] 66位 WIN
○ ○ ゾロアークダストダスラティオス

2戦目 Edwin Lopez[US]106位 WIN
○ ○ レックウザマーシャドーヤレユータン

3戦目 Ryan Moorhouse [GB] 25位 DRAW
○ × ゾロアークダストダスラティオス

4戦目 Poet Larsen [US] 56位 WIN
× ○ ○ ゾロアークダストダス

5戦目 Klive Jun Jie [SG] 5位 → 世界3位 LOSE(配信卓)
× ○ × ジガルデマッシブーンルガルガンヤレユータン

6戦目 Takuya Yoneda [JP] 22位 WIN
○ ○ ゾロアークエルレイド

7戦目 Michael Bergerac [US] 10位 LOSE
× ○ × レックウザサンダースマーシャドーヤレユータン

4勝2敗1分 世界23位


自分が世界の舞台に立ってみたらどのような結果になるのだろう。そもそも本当にちゃんと自分らしく戦い続けることができるのか?

出場前はちょっとしたことでもとにかく不安でいっぱいで、何も出来ないままボロボロに負けてしまうのではないかということも常に考えてしまっていました。

大会当日は絶対に勝つぞという気持ちよりも、どんな対戦相手とも楽しい試合をし続けよう、最後までやり遂げようという気持ちで全試合を過ごしました。

序盤から他の日本代表選手が多くの苦戦を強いられる中、自分にはまさかの良い流れが通り続けていて、楽しみながらも上を狙えるだけ狙うという不思議な感覚で過ごしていました。

5戦目には世界大会で憧れていた舞台の1つだった配信卓での対戦が実現…結果は負けでしたが、様々な意味合いでとてつもない相手は世界中にいるのだということを初めて認識しました。

さらに6戦目ではついに日本人対決…お相手は僕が日本だけでなく世界で最も尊敬しているポケモンカードプレイヤーです。何の因果かわかりませんが世界の舞台で戦うことになりました。

その結果はまさかのストレート勝利…自分に運が向いていたこともありますが、勝ちが決まった瞬間にありとあらゆる喜びが身体中を駆け巡り、気が付けば泣きながらお相手と握手をしていた自分がいました。ジャッジステーションで対応して下さったスタッフからも祝福され、思わず声を出して崩れてしまうほどさらに大泣き。今大会で最も嬉しかった瞬間でした。

そして、最終戦は勝てばトップカット(TO8)に残れる脈が十分にある位置での対戦…自分がまさかここまで上り詰めることができるとは全く想像していませんでしたが、あとちょっとで世界の上位に手が届くと多くの日本人選手に背中を押され、その舞台へと臨みます。今までにない緊張感やワクワクを抱いた状態での試合でした。

結果は相手が清々しいほどのぶん回りを見せ、後ろで見ていたギャラリーも湧き上がるほどの完敗。意地で2セット目は勝ち取りましたが最後の1勝だけがどうしても届かなかった…本当はめちゃくちゃ悔しいはずなのに「そのデッキの回り方はとにかくすげー!!とにかく強ええー!!」って、拙い英語やジェスチャーなどでとにかくお相手を褒め立てていました。僕は最後の最後まで対戦をものすごく楽しんでいたのだと思います。

全試合が終わり運命の結果発表…僕は世界23位としてTOP32に入賞することができました。自分の実力や練習量などを鑑みるとあまりにも上出来すぎる結果です。大好きなカードとデッキでここまで戦うことができたのは本当に嬉しい。自己肯定感が低い故に普段から自分のことを強いと思えない僕ですが、今回ばかりは自分にマルをあげて、これからはもっと自信を持つようにしてみようと思います。

それと、あまりにも語呂が良いので、今後は世界のお兄さん(23)プレイヤーとしてやっていこうとかそんなことを考えながら余韻に浸っていました(笑)

入賞景品としてバッグ等をゲットした際はとても感慨深く思わず抱きしめてしまいました。自分にとっては特別な勲章のようなものです。


こうして僕の初めてのWCSへの挑戦は、自分でも驚くほどの結果を残す形で終えることになりました。

WCSへ挑戦出来ることはこれが最初で最後だと思っていましたが、来年もまた会おう!戦おう!と誓えるほどの世界中にいるポケモンカードプレイヤーと出会うことができたので、また細々と世界を目指してやっていこうと心に決めました。

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、WCSの余韻に浸りつつ残りの滞在期間も引き続き楽しく過ごします。

帰国予定は日本時間で29日です。とりあえず無事に帰れますように。


日本から応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
夜分遅くにこんばんは、朗です。
先週末は幕張メッセで行われたポケモンジャパンチャンピオンシップス2018に参加してきました。

チャンピオンズリーグ2018シーズンの締めくくりとなった今大会。去年の日本チャンピオン決定戦とは全く違った気持ちで臨むこととなりました。対戦記録は以下の通り。

使用デッキ:マッシブーンGXルガルガンGX

1戦目 × 4-0 ニンフィアGX LO
2戦目 ○ 6-2 レックウザGXカプ・ブルルGXミロカロス(アキロン君のお父さん)
3戦目 × 4-6 ルガルガンGXゾロアークGXマグカルゴ(なにものかさん)
4戦目 ○ 6-4 ゾロアークGXマグカルゴアローラベトベトン(まさき君)
5戦目 ○ 6-2 ソルガレオGXゾロアークGXウルトラネクロズマGXカプ・テテフ
6戦目 ○ 6-2 ルガルガンGXゾロアーク
7戦目 × 3-6 レックウザGXラティアス◇(タカシ君@ポケカ四天王)
8戦目 ○ 6-4 よるのこうしんマーシャドーGXゾロアークGX
9戦目 × 3-6 よるのこうしんマーシャドーGXラグラージ(カズシ君)
10戦目 〇 0-0 カラマネロウルトラネクロズマGX(るぐらげさん)※不戦勝

6勝4敗 オポーネントにより236位 獲得CSP 30pt


前日まで今シーズンずっとお世話になったカプ・テテフゾロアークの最終版で出場しようか迷っていたのですが、結果的にはマッシブーンルガルガンデッキで出場しました。理由はどうしてもルガルガンを使いたかったから。

去年の日本チャンピオン決定戦で僕はチャンピオンズリーグ2017シーズンで最もお世話になったルガルガンデッキの最終版を仕上げてはいたものの、サーナイトGXにどう考えても勝てるビジョンが思いつかないという理由で使うのを諦め、その時に別の使いたい理由が出来たサーナイトデッキを使用しました。

もしも、その時にルガルガンデッキを握っていても結果は大して変わらなかったと思っていますが、サーナイトデッキを使用して受けたものといえば自分と同じくサーナイトデッキを握っていたプレイヤーがその大会で優勝したことで、自身のあらゆる弱さをとてつもなく痛感させられてしまったようでサーナイトというデッキタイプをそれから使えなくなってしまったということ。同時にルガルガンデッキをあの舞台に立たせてあげたかったけど、自分にはどうしても出来なかったという悔しい気持ちが芽生え、それを今回のJCSに至るまで1年間引きずりました。

日本チャンピオン決定戦から数か月が経ち、チャンピオンズリーグ2018シーズンが始まり、僕はカプ・テテフゾロアークデッキという新たな相棒を見つけ、今シーズンは序盤から自分でも予想出来なかったほどの躍進を果たしました。今年の最後の大舞台はおそらくその相棒と共に終えるのだろうなとずっと考えていたのですが、どうしても去年から引きずっているこのモヤモヤが晴れない…

おそらくこの大会はXYシリーズが使える最後のイベント。XYシリーズで最もお世話になったデッキタイプはほとんどが闘デッキ…ランドロスダストダス、ドンファン、エルレイド、チャーレム、そしてルガルガンなど、自分にとってこれまで数年間苦楽を共にしてきた相棒デッキが頭の中に蘇ります。

それなら最後の大舞台は自分の大好きな闘デッキで締めるのが自分にとってベストの選択ではないか。自分か考えられる最も強いと思う闘デッキを使おう…そう思って出来たのが今回のマッシブーンルガルガン。3月の名古屋大会でも同じデッキタイプを使用したにも関わらず、不甲斐なく負けてしまった自分を乗り越えたい気持ちもあったので、このデッキを選択することにしました。ルガルガンがより積極的に戦えるようにするためにピーピマックスが厚めに積んであったり、ダブル無色エネルギーも採用しています。そうやって僕が最も自分らしさを表現出来るマッシブーンルガルガンを作って臨みました。メタ読みや環境に対する戦略的な立ち回りなどはあえて無視。それとルガルガンゾロアークだけは今大会では使いたくないという気持ちが最後まで拭えませんでした(笑)

結果は6勝4敗(内、不戦勝を含む)でCSP30ptを手にするという結果に。今回の大会に臨むに当たっての心構えや信念からしてみれば概ね妥当な結果だったと思います。負けた試合はデッキ相性だったり、デッキ構築の段階でどうしようもないしわ寄せを受けてしまったり、実力差だったりと振り返れば自分の実力が不足していたところが数え切れません。しかしながら、あの時の自分にとってはこの結果に対して特におかしい箇所を感じていないので納得しています。とりあえず、最低限のCSPを獲得出来てホッとしました。最後の大会で大好きなポケモンを使用したデッキを握ってCSPを獲得出来たのは本当に嬉しいです。きっとこれも運命って奴なのでしょう。

さて、今大会だけにクローズアップしたとしても、今シーズンのことは大した感想を述べることは出来ません。ということで、次回の記事では今シーズンの振り返りを僕なりにやってみようと思います。書き方というか視点が他のプレイヤーの皆さんとちょっと違うと思いますのでお楽しみに。
#354 チャンピオンズリーグ2018 京都大会ではいつも通りの自分を意識してみたお話
こんにちは、朗です。
もう1ヶ月ほど前のお話になってしまいましたが、4月21日(土)はチャンピオンズリーグ2018 京都大会に参加してきました。

京都大会では前回の愛知大会で痛感させられた反省点である、コンディションのピークを整えて臨むことを目標に挑みました。対戦記録は以下の通り。

使用デッキ:超タイプ軸カウンターエネルギー型カプ・テテフゾロアーク
横浜大会、池袋大会で使用し続けたカプ・テテフゾロアークデッキを現環境に合わせて久しぶりに使いました。ラティオス(SM3+)を中心とする超タイプのアタッカーをわりと多めに搭載していて、現環境の中心に多数いるマッシブーンGX系統のデッキタイプをかなり意識しています。これまでとはゲームプランの方向性を大きく変えているので、それに伴い以前公開したレシピとは構築が大分変わっています。

1戦目 ○ 6-3 ルガルガンGXゾロアークGX(でぐちさん)
2戦目 ○ 6-0 めらめらオドリドリボルケニオンEXカエンジシビクティニ◇(ぽぽちゃん)
3戦目 ○ 6-2 ホウオウGXボルケニオンEXバグガメスGXビクティニ◇
4戦目 × 5-6 マッシブーンGXルガルガンGX(さくたさん)
5戦目 ○ 6-4 マッシブーンGXルガルガンGX(トルエン君)
6戦目 × 3-6 ルガルガンGXゾロアークGX(アキラさん)
7戦目 ○ 6-5 マッシブーンGXルガルガンGX
8戦目 ○ 6-3 オーロットBREAKエーフィEXカプ・テテフネクロズマGX(でぃーどのさん)
9戦目 ○ 6-2 アーゴヨンGXフェローチェあかつきネクロズマGXたそがれネクロズマGXウルトラネクロズマGX(ファントムさん)

7勝2敗 オポーネントにより40位 獲得CSP 25pt


今回は無事にCSPを獲得することが出来ました。自分が得意とするポケモンカードの戦い方を見失ってしまい2勝3敗で強制ドロップしてしまった愛知大会の結果から比較してみると、自分の中ではよくやったと思える及第点のレベルに達することが出来たと思います。

実は今回使用したデッキは大会参加時にデッキ登録締切時間5分前に変更し、登録し直したもの。愛知大会を終えてから京都大会を迎えるまでは別のデッキを使用する予定だったのですが、大会前日の夜に思うところがあってそのタイミングで急遽デッキを直前でも変更出来る準備を整えておくことに。結果的にはその変更したデッキがカプ・テテフゾロアークだったわけですね。

変更する前のデッキが京都大会では使えないと思った理由は何点かあるのですが、一番の理由は前日に一睡も出来なかったこと。あれだけコンディションを整えることへ重きを置いていたのに、まさか直前で全く眠れなくなるとは予想外でした。変更前と変更後のデッキの大きな違いは、自分があまり頭を使わなくてもいつも通り高いパフォーマンスで毎試合をちゃんと戦えるものかどうか…つまり、自分が京都大会をいつも通り戦えるかを意識した選択となります。

カプ・テテフゾロアークというデッキには横浜大会以降ずっと様々な形でその時々の環境へと適応させて使い続けてきた他のデッキにはない、言わば自分の体の一部のような感覚があります。だから、このデッキはあまり深く考えなくても戦う術を見出すことが出来る自信があるので、自分があまり頭を使わなくてもいいと表現しました。

とはいえ、このデッキは昨年末にSM5が出て以降は環境的に風当たりが強くなっていると感じていたので、年が明けてから行われたステーションリーグ、BATTLE X ROAD、ポケモン竜王戦、シティリーグ、チャンピオンズリーグ愛知大会、トレーナーズリーグといった、いわゆるここ1番の戦いの場では選択出来ずにいました。ずっと形を変えながらその時々の環境へ適応させようと研究し続けていても、安定して勝てる自信がなくなってしまうと握る勇気が持てなかったので、そういった意味ではずっと使うことが出来なかったのが悔しかったですね。京都大会では大会が始まる前に、直前でコンディションがまた整えられなくなって自分が崩れていってしまうのではないかという懸念と戦うことになりましたが、愛知大会での経験がしっかりと活きてくれたようで、その時の自分が最も信じることが出来るデッキとして握る選択が出来てよかったです。

今大会のMVPは間違いなくラティオス。特に次元の谷でこだわりハチマキとカウンターエネルギーをまとってラグーンフライトを炸裂させる動きがとてつもなく強力です。あまり注目されていないカードではありますが、主軸として数々の相手を翻弄するための役目をしっかりと担ってくれてとても頼りになる存在でした。こういった自分らしい戦い方が出来るデッキは使っていてとても楽しいです。


気が付けばジャパンチャンピオンシップスまで残り3週間を切りました。この日記を書いている5/19時点でのプレイヤーランキングはCSP 590ptで2位。ジャパンチャンピオンシップスを終えたら、自分は今シーズンをどの位置で終えているのでしょう。どんな状況に陥ったとしても、最後まで自分の信念や意地のようなものはしっかり突き通していきたいですね。ジャパンチャンピオンシップスまでの残りの時間を、引き続き大切に過ごしていきます。
優雅に過ごしたい昼下がりにこんにちは、朗です。
先日、愛知県名古屋市にて行われたチャンピオンズリーグ2018 愛知大会へ参加してきました。対戦記録は以下の通り。

使用デッキ:マッシブーンGXルガルガンGX

1戦目 〇 6-2 ゾロアークGXダストダスetc(おーたむさん)先攻
2戦目 〇 3-0 ゲッコウガBREAKスターミー(あすなろさん)先攻
3戦目 × 5-6 グソクムシャGXダストダスマッシブーンミュウツー(てぃあ君)先攻
4戦目 × 4-6 ゲッコウガGXガマゲロゲEX(やぎやぎさん)後攻
5戦目 × 3-6 マッシブーンGXルガルガンGX(イナバさん)後攻

2勝3敗により強制ドロップ 獲得CSP 0pt

驚いてしまうほどの大惨敗…まさか自分がここまで勝てないとは思いませんでした。反省点は沢山あるのですが、個人的に今大会で最も足りなかったと感じているのは、ポケモンカード以外の部分にあります。それは本番に向けて自身のコンディションのピークをしっかりと持っていくことが出来なかったということ。

愛知大会の2週間前までにトレーナーズリーグにて、CSP上限値までの獲得を出来る限り早く終えられたのは自分でも本当によくやったと思っていたのですが、その先の過ごし方どうも上手くいかなかった。

今大会でマッシブーンルガルガンデッキを使用することはわりと早い段階で決めていて、デッキ構築やプレイングなど細部まで時間をかけられるだけ検討&調整はしていました。それにも関わらず、私生活におけるポケモンカード以外のシーンで生じてしまった様々な出来事による困難や惑いによって、今大会で勝ち続けるための準備(というよりも集中)が十分に出来ていませんでした。

これは本番当日だけの話ではなく、本番を迎えるまで1,2週間前からずっとです。ポケモンカードをずっとやり続けていて、大型公式大会前にこのような状況下に陥ったのはほとんど無かったので、流石に戸惑ってしまいました。

それが本番を迎える前にわかっているのなら、大会当日はいつも通りの自分で居続けようとすることを心がけるのが最も大切だろうと考え、直前までのあらゆる準備はそれを意識して臨みました。ポケモンカードに限らずどんな時でも目の前のことを精一杯やり続けることは、自身が生きていくために忘れたくない考え方だと思っています。


大会が始まってからは1戦目、2戦目と連勝し、順調に良い波へと乗っている感覚を掴みますが、3戦目でてぃあ君にギリギリの勝負で敗北してしまいます。その後に彼が席を離れてからも、僕はあまりの悔しさからか数分間放心状態になってしまったようで、しばらくそのままその席に座り続けてぼうっとしていました。

ここから自分の中にやや強めの悪い流れが渦巻き始めてしまったようで、それがどうしても最後まで断ち切れず、結果はそのまま3連敗。自分のメンタルの変化など色々なものが、握っていたデッキにも移ってしまったのかなと感じています。もしかしたら、それはどこかしらの対戦でプレイングにも表れ、お粗末なものになっていたのかもしれません。

いずれにしても、今大会の敗因は自分の心の弱さから来ていたのではないかなと感じています。CSPレースの重圧に囚われすぎて、自分の良いところを見失ってしまってはいけませんね。来月に行われるチャンピオンズリーグ2018 京都大会にも参加する予定なので、その際は今大会までの反省をしっかりと活かせるように準備をしていきたいと思います。自分の大好きなポケモンカードをこんな形で終わらせたくなんかない。少し時間はかかるかもしれませんが、気負わないようにして前へと歩き出します。


それと、今大会に参加して良かったなと思ったことも沢山ありました。大会中にどの対戦相手とも気持ちの良い雰囲気と緊張感で対戦が出来たこと、日本のトップまたは世界大会を目指して上位卓で奮闘している全国各地の強豪プレイヤーの姿やプレイングを自分の目で見ることが出来たこと、カケル君を始めとする東北でも顔を合わせる身近な人たちや、楓さんレオンさんのように普段から親しくして下さっている方々など、僕が特に負けたくないと思っている人たちが活躍している様子を目の前で見届けられたこと、表向きに隠し切れないほど落ち込んでいた僕に対して、心温かい言葉をかけて下さった方々が沢山いて下さったことなど、挙げ始めるととにかくキリがありません。これは大会へ遠征するからこそ得られる素敵な財産です。

今シーズンの大型公式大会はこれで3回目ですが、イベント運営も次第により良い物になっていると感じています。特にボランティアスタッフとして一日中あちこちへと動き回り、責任ある仕事を最後までやり遂げてくださったイベントオーガナイザーの方々には頭が上がりません。

参加者、スタッフなど沢山の方々のお陰で今回もまたとても楽しい時間が過ごせました。いつも感謝の気持ちでいっぱいです。いつか自分も、誰かに何かを与えられるようなポケモンカードプレイヤーになれるよう、再び始動していきます。

それでは皆さん、またどこかのイベントでお会いしましょう!お疲れさまでした!
夜分遅くにこんばんは、朗です。
昨日、トレーナーズリーグにて獲得できるCSPが上限である120ptに到達し、無事終えることが出来ました。節目のタイミングということで、記録がてらDNの記事にも残しておこうと思います。

【トレーナーズリーグ記録】

1/8 ホビーステーション松戸店 マスターリーグ スタンダード(参加者:42名)
スイスドロー ダブルエリミネーション形式 〇 〇 〇 × 〇 2位 12pt獲得

1/8 ホビーステーション松戸店 マスターリーグ エクストラ(参加者:38名)
スイスドロー ダブルエリミネーション形式 × 〇 〇 〇 〇 4位 10pt獲得

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2/3 シーガル名取店 オープンリーグ スタンダード(参加者:18名)
トーナメント シングルエリミネーション形式 〇 × 5~8位 8pt獲得

2/3 有限会社タンヨ オープンリーグ スタンダード(参加者:12名)
スイスドロー形式 〇 〇 〇 〇 1位 15pt獲得

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2/10 シーガル名取店 オープンリーグ エクストラ(参加者:14名)
スイスドロー ダブルエリミネーション形式 〇 〇 × 〇 2位 12pt獲得

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2/17 フルコンプ新宿南口店 オープンリーグ スタンダード(参加者:16名)
スイスドロー ダブルエリミネーション形式 〇 〇 〇 〇 1位 15pt獲得

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2/19 アメニティドリーム仙台店 マスターリーグ スタンダード(参加者:11名)
スイスドロー形式 〇 × 〇 × 5~8位 0pt獲得

2/24 シーガル名取店 マスターリーグ エクストラ(参加者:12名)
トーナメント 変則ダブルエリミネーション形式 〇 × 〇 4位 10pt獲得

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2/26 アメニティドリーム仙台店 オープンリーグ スタンダード(参加者:12名)
スイスドロー形式 〇 〇 〇 〇 1位 15pt獲得

3/3 シーガル名取店 オープンリーグ スタンダード(参加者:12名)
トーナメント シングルエリミネーション形式 〇 〇 〇 〇 1位 15pt獲得

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3/7 シーガル仙台駅前店 マスターリーグ スタンダード(参加者:16名)
スイスドロー形式 〇 〇 × 〇 4位 10pt獲得

1月:合計22pt獲得 トレーナーズリーグ参加回数 2回
2月:合計75pt獲得 トレーナーズリーグ参加回数 7回
3月:合計25pt獲得 トレーナーズリーグ参加回数 2回


1月に千葉県で開催されたプレ大会に参加した際は、運よく2回中2回CSPを獲得出来たことは少し自信のようなものに繋がったと思いますが、この1ヶ月で環境は目まぐるしく変化していったのでそれについていくことでいっぱいいっぱいでした。

2月からは僕の地元である宮城県でもトレーナーズリーグが始まることとなり、自身のスケジュール管理も兼ねてDNにて開催日程などをまとめていましたが、そこでまとめた内容を見る度に「数少ないチャンスを物にしなければコンスタントにCSPを獲得することは出来ないな」と考えていました。

2月中旬を迎えた頃、全国の各地でCSPの上限である120ptを獲得した強豪プレイヤーが少しずつ現れました。この期間は自分もその域に早く達したいと思いながら過ごしていましたが、その一方で自分の中では正直プレッシャーで常にいっぱいでした。開催数に対して参加出来る回数がわりと限られている立場とはいえ、自分のペースを維持して過ごすというのが、やはりというべきか僕はあまり得意ではないようです。

しかしながら、同じく2月中旬にシティリーグ 東京大会へ参加するにあたって、前日に開催された東京のトレーナーズリーグにも参加してみましたが、そこでも運よく全勝でCSPを獲得…数少ないチャンスを物にするという志は、東京でも発揮することが出来たようです。

2月を終えた時点で獲得出来ていたCSPは97pt。あと2回2位以上になるか、1位&4位以上を1回ずつ取ることが出来れば最短で終われる計算になります。結果的には後者の取り方でCSPが120ptに達しました。

改めて振り返ってみるとトレーナーズリーグに参加したのは合計11回で、そのうちCSPを獲得出来たのは10回…自分としてはあまりにも出来過ぎじゃないだろうかと思うほどのペースで終えられたのではないかと思います。使用したデッキは毎回のようにほとんどバラバラでしたが、時には自分の中でかなり思い切った選択をしたものもありました。

トレーナーズリーグを終え、この期間に最も意識していたのは「自分の中には競いたいだとか負けたくないと思えるようなライバルが沢山いるんだな」ということ。毎日のようにプレイヤーズクラブにて反映される各プレイヤーの、獲得CSPとそれに伴う順位の変動を見ながら常に良い刺激を受けていました。

さらに身近なところでは、自分が公認自主イベントを運営していたタイミングで、「1日で16pt取ってきたぞ!」と報告してきた普段から親しくしているプレイヤーもいました。その時点では、自分の合計CSPが相手の合計CSPに僅差で上回られてしまったので、そこで自分の中で負けたくない気持ちに火が付いたようで、翌日のトレーナーズリーグに参加して優勝し10pt上回り返した時もありました。このように競い合える相手が可視化されているのはトレーナーズリーグ制度の良い所だと思います。


とはいえ、この2ヶ月間はトレーナーズリーグで自分に対してプレッシャーをかけすぎてしまったと思うので、今週末は一旦休む時間に充てることにします。珍しく、家族から気晴らしに旅行にでも行かないかと誘われたので…(笑)

3/8時点で僕のプレイヤーランキングはマスターリーグ全国2位。ここからまたトップに返り咲けるよう、およそ2週間後に迫っているチャンピオンズリーグ2018 名古屋大会にて、引き続き自分の出来ることを精一杯やってみようと思います。
夜分遅くにこんばんは、朗です。
先週末は土曜日に第2回 BATTLE X ROAD本大会、日曜日に第3回 ポケモン竜王戦に出場してきました。

イベントを終えてから仙台へ戻ってきたばかりということで、まだ疲れが残っているため詳細なレポート(主に竜王戦)は改めて時間を取って書くとして、今日は第2回 BATTLE X ROAD本大会のレポートを書きたいと思います。

【1/6(土)第2回 BATTLE X ROAD本大会】
金曜日の夜に会場近くの宿に入り、北海道地区代表ユニット SIPメンバーの皆さんと顔合わせ。アルテア君とは公式大会の度によくお話していましたが、リーダーのオオノさんとは9年ぶりにちゃんとお会いして話し、もう一人のメンバーのおでこさんとはこの時に初めてお会いしました。

そのタイミングで自身が前バトクロ本大会に出場している経験を元にして、自分なりに考えたバトクロを勝ち抜くための作戦をメンバーに提案してみたところ、ありがたいとことにそのアイディアを採用して頂けたので流れで翌日の使用デッキと臨み方が決まります。

使用デッキはそれぞれ以下の通り(敬称略)
オオノ:ジュナイパーGXガマゲロゲEX etc
おでこ:WソルガレオGX
アルテア:よるのこうしんマーシャドーGXオクタンゴーリキー
朗:ドータクンテッカグヤGXヒードラン etc


《予選1回戦 vs RR団(レインボーリョケット団)》
A: おでこ vs ギャラドスカプ・コケコ(アズサさん)
B: 朗 vs グレイシアGXダストダス(リョウ君)
C: オオノ vs オンバーンGXダストダス(はむちよちゃん)
(休み:アルテア)

予選2回戦 vs 猛者の集い》
A: オオノ vs ブーバーンボルケニオンラランテス(もつやまさん)
B: おでこ vs グソクムシャGXゾロアークGXカミツルギGX(いのうえさん)
C:× アルテア vs ルガルガンGXゾロアークGXアローラベトベトン(ザキさん)
(休み:朗)

《予選3回戦 vs チームヤンチャム》

A: おでこ vs グレイシアGXブースター(たかぼーさん)
B: オオノ vs ホウオウGXボルケニオンEXバグガメスGX(さつさん)
C:× 朗 vs オンバーンGX黄昏ネクロズマGXドータクン(mepoさん)
(休み:アルテア)

《予選4回戦 vs ポケカーX》
A: アルテア vs よるのこうしんゾロアークGX(レオ君)
B:× オオノ vs ルガルガンGXゾロアークGX(あさき君)
C: 朗 vs ホウオウGXボルケニオンEXバグガメスGX暁ネクロズマGX(アキロン君)
(休み:おでこ)

チーム成績 4勝0敗により予選1位通過


《決勝トーナメント1回戦 × vs ミズゴロウ☆(LCQ突破ユニット)》

A:× おでこ vs カプ・コケコWダストダスカプ・テテフネクロズマGX(タクミ君)
B:× 朗 vs ルガルガンGXゾロアークGXアローラベトベトン(ゆうた君)
C: アルテア vs よるのこうしんゾロアークGX(アキノリ君)
(休み:オオノ)

結果:第2回 BATTLE X ROAD本大会 ベスト8

先述した作戦が想像以上にハマったことで、唯一の予選全勝ユニットとして決勝トーナメントへ進出するも、例年と同様にLCQ組の勢いを止めることが出来ず、そのまま1回戦で敗北を喫してしまいました。

結果として悔しい内容で終わってしまいましたが、助っ人メンバーとして急遽参加させて頂いた役目は果たせたと考えています。また何よりも、普段はなかなかゆっくりお話が出来ない道民の皆さんと共に、本気で勝ちに行くという貴重な経験をすることが出来ました。前日に初めてメンバー全員で顔を合わせたとは思えないほどの快進撃を、バトクロ本大会にて沢山の方々へ見せられたのは本当に嬉しかったですね。これもバトクロならではの出来事だと思います。


北海道地区代表ユニット SIPメンバーの皆さんとバトクロで共に戦えてよかった!大変お世話になりました!今度は公式大会でライバルとして戦いましょう!

また、個人及びユニットとして対戦して下さった全国各地のポケカプレイヤーの皆さん、熱いバトルをありがとうございました!

最後に、第2回 BATTLE X ROADのイベント運営に携わられた沢山スタッフの方々へ。皆さんのお陰で今回のバトクロも予選から本大会を通し、心の底から思いっきり楽しむことが出来ました!素敵な時間を作って頂きありがとうございました!

(第3回 ポケモン竜王戦のレポートに続く)
#333 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(③:決勝トーナメント1回戦から決勝戦とその後のお話)
#333 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(③:決勝トーナメント1回戦から決勝戦とその後のお話)
#333 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(③:決勝トーナメント1回戦から決勝戦とその後のお話)
年の瀬の夜にこんばんは、朗です。

9月3日に参加した横浜大会のレポートを書くぞ書くぞとずっと考えていたはずなのに、気が付いたら12月31日を迎えてしまいました。今年のうちに書き終えていかないと自分の中でもモヤっとした気持ちで新年を迎えてしまいそうなので、思い切って書きます。

四の五の言い訳を書くのもアレなので、早速このままレポートを書いていきましょう。ちなみに前回まで(①:前日~予選5戦目、②:予選6戦目~9戦目)のレポートも貼っておきます。どちらも長いレポートですが、もしよろしければ時間がある時にでもゆっくり読んでみて下さい。

#307 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(①:前日&予選5戦目まで)
http://akira3.diarynote.jp/201709080702588826/

#314 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(②:予選6戦目から予選終了時まで)
http://akira3.diarynote.jp/201710070035507565/


決勝トーナメントのマッチアップが決定し、予選13位進出した僕のお相手は想定通り予選4位進出したExplorerさんでした。最近ポケモンカードを始めた方の中には意外と知らない方が多いのですが、このトーナメントの山って2017年の春まではクジ引きでランダムに決定、今回は予選で1~8位 vs 9~16位の人がそれぞれの順位を足して17になるようにマッチアップされるように決定されます。つまり、4位 vs 13位のマッチアップ決定はこの情報を知っている人には容易に想像出来る流れになりますね。

ちなみにこのトーナメント表の決め方はWCSの決勝トーナメントではずっと決められているやり方であり、各地の大型自主大会などでも採用されています。といっても、2017年春までの決勝トーナメント(いわゆるクライマックスステージ)は予選で順位のようなものを出すような形式ではなかったので、クジ引きによってトーナメント表の山を決定していました。

とはいえ、今回は予選がスイスドロー形式で尚且つ決勝トーナメントもある…だけど、今年の日本チャンピオン決定戦では決勝トーナメントはクジ引き(?)によりランダムで決定していたぞ?それなら今大会はどう決定するんだ?決勝トーナメント進出後はぼんやりとそんなことを考えていましたが、待ち時間を過ごすタイミングで先に始まっていたシニアリーグの決勝トーナメントの様子を観に行った時に、今回のトーナメント表の山の決定のやり方を確信しました。

ということで、そのままの流れで自分が持っているツールをふんだんに使って、自分のわかる限りの情報をまとめます。それは主に決勝トーナメント表のそれぞれの山に位置付くであろうプレイヤー及びそのデッキタイプとキーカード等の情報…ですが、わりと付け焼刃で作成したものなので、完璧に出来ていたかというと大会が終わった後に読み返してみると、お恥ずかしながらその情報は全体の10%ほどが不完全なものでした。こういった勝ち抜くための情報分析と心構え的な意味での準備を決勝トーナメント前にそれなりのクオリティで出来たことはおそらく自信になったような気がします。今の自分に自信が持てないのなら、その場で出来る限りのことを精一杯やって自信をつけられる可能性を上げられるように何かしらのアクションを起こす。それが僕にとって出来る戦い方でした。


さて、ここで1回戦目のお相手となったExplorerさんですが、実は2月のチャンピオンズリーグ大阪大会の予選5戦目にて× 〇 ×で僕が敗北しています。その時には最も対策していたデッキを彼が使用していたのですが、お相手のプレイングと構築が見事でやるだけやって完敗だと思わされた思い出があります。そして、その対戦の中で3戦目の終盤にお相手にとって予想外の手(※その時までずっと見せなかったフレア団のしたっぱを使う)を打った時に、「上手いなぁ~…!」と言われたのが本当に嬉しかったのです。

それ以来チャンピオンズリーグ2017シーズンは愛知、岡山、千葉2日目など、お互いにCSPを獲得するタイミングがある度に声を掛け合い励まし合っていたように思います。全国各地で大会に出る度に当たりそうで当たらないような感じでマッチアップ時に近くに座ったり、それどころか隣り合ったり…その度に僕はヒヤヒヤしていたような気がします。たしか、日本チャンピオン決定戦に進出を決めたタイミングも同じだったかな。とにかく僕にとっては全国各地のプレイヤーの中でも、それぐらい意識をしているライバルのようなお相手でした。その彼がこれから新たなシーズンを迎える山場の最初の相手となる…これほどまでにワクワクするようなことはなかなかありません。ここで彼に勝つことが大きなハードルを乗り越えることが出来る…そんなことを考えながら、決勝トーナメント1回戦の火蓋が切って落とされました。


使用デッキ「カプ・テテフとゾロアークのおもちゃ箱」
http://akira3.diarynote.jp/201709062011299799/


決勝トーナメント1回戦 ○ 6-5 ルガルガンGXゾロアークGX(Explorerさん)先攻
じゃんけんでは運よく先攻を取り、ゾロアスタートからカプ・テテフGXのワンダー・タッチからアズサを使って、ウソッキーなども並べながら順当に盤面を整えていきます。エネルギーも絶対に改造ハンマーが入っていると想定した上で、「改造ハンマーはここに打たせてやる」というお相手の手を誘い出すプレイングを心がけます。お相手もしっかりアズサからゾロアとイワンコとウソッキーをしっかりと並べて順当に盤面を整える…どうやら出だしはお互いにあまり問題が無いようです。となること、ここは幾度となく練習してきた自分のプレイングがちゃんと遂行出来るかが勝負を決めると思っていました。

この対戦で終始で僕が心がけていたことは、イワンコorルガルガンGXにストロングエネルギーを貼られたら絶対に改造ハンマー or 改造ハンマーを打ち込んでルガルガンGXが殴らせない盤面と使うこと。そのためにはライオットビートでゾロアークGXが一撃で倒されない盤面を作りながら、現物が2枚も入っているアセロラを幾度となく打ち込んで耐久合戦を仕掛けるしかない。もしそれが続かないようであれば、どこかで場のポケモンにレインボーエネルギーを1枚貼ってひかるゲノセクトが即起動できる盤面を作る。あとは、相手がデッキの中に仕込んでいるとっておきの飛び道具(レッドカード)を投げられた時も、ちゃんと先のことを考えて落ち着いたプレイングを心がけること。

そう、Explorerさんのルガルガンゾロアークデッキの中でかなり特徴的だと思っていたのは、1枚は必ず入っているであろうイワンコ(おいつめる)、レッドカード、きあいのタスキの存在でした。偶然、予選の最終戦でお相手がすぐ近くで対戦していたこともあり、その情報を目にすることが出来たのは本当にラッキーだった。ということで、突然、レッドカードを投げられてもある程度落ち着いていれたように思います。だけど、その時に引き直させられた手札がこだわりハチマキ、こだわりハチマキ、バトルサーチャー、バトルサーチャーになった時は、「これは大事なリソースが切れるからゾロアークでとりひきができねぇ!」と感じたのも事実で、遠目から見たらリアクションとしては動揺していたように思います…こういう時に顔に出てしまうのは多分そう簡単に治らないですね。しかしながら、ちゃんとプレイングは切り替えが出来ていたように思えるので結果オーライかなと(笑)

その後はお互いにゾロアークGXのライオットビートの打ち合いとアセロラの打ち合い…僕は時たまセオリー通りカプ・テテフGXをアタッカーとして突っ込ませて相手の計算を狂わせながら、ゾロアークGXをアタッカーとして場に必ず置いておくことを意識しました。他にも、中盤でルガルガンゾロアーク対するとっておきの隠し玉だったひかるゲノセクトはプラターヌ博士でトラッシュしちゃいました。ただ、その時のお相手の反応は薄かったような…そうこうしているうちに気が付けば対戦時間があっという間に20分以上経過していました。プレイングがある程度冷静に遂行出来たと思いながらも、自分の中ではやはり焦りの気持ちが出てしまったようで「すいません、少し気持ち早くしていただけますか?」と言ってしまったのですが、お相手からは「適正時間でプレイングしていると思いますよ」と返ってきたことで、よくよく考えたらお互いがアセロラを3回以上も打ち合っていたので時間がかかり過ぎるのは当たり前だなと気づかされました。本当に申し訳ないことに焦りから急かすような言葉を伝えてしまったのですが、お相手の紳士的な返しによりそこで冷静に落ち着けたように思います。

そんな魂の削り合いのような戦いを決めたのはきあいのタスキを巻いたルガルガンGXにストロングエネルギーを貼られた返しに、僕がずっと見せずに隠していたクセロシキを打ちこんでトラッシュをした瞬間…そのたった1つの動きでお相手が詰めの盤面でどうやっても僕より先にサイドカードを6枚引くことが不可能となり、最後はこちらのカプ・テテフGXがエナジードライブでゾロアークGXを倒して勝ち…ずっと練習し続けてきたプレイングを最後まで決め続けることが出来て本当に良かったです。同時にExplorerさんへのリベンジを達成出来た気持ちがすっごく嬉しくて、この大舞台で精一杯対戦してくれた彼へ感謝の気持ちでいっぱいになりました。対戦後はしっかり熱い握手を交わしGood Game!

対戦前に意識しすぎていたハードルを乗り越えられたことで、ここで一気に緊張の糸がほぐれた気がします。お陰で次の対戦ではかなり冷静になれていたように思います。ただ、それがまさか配信卓に座ることになるとは思いませんでしたが、緊張よりもワクワクしている気持ちの方が大きかったですね…(笑)

決勝トーナメント2回戦 ○ 6-4 ルガルガンGXゾロアークGXブースター(ハレさん)後攻
配信卓ということもあり、対戦前にはお相手とあまりお話らしいお話は出来なかったように思います。ちょっとだけお話した時には「岐阜県出身の公式大会に初めて出場したプレイヤー」とだけお聞きして、その勢いに驚いた覚えがあります。

そのまま対戦前にインタビューを受け、そのまま流れで配信卓に案内されます。日本中どころかもしかしたら世界中に自分のヤバいデッキ(笑)を披露出来るかもしれない…そんなことばかりを考えながら臨みましたが、先攻後攻を決めるじゃんけんは負け…こりゃ素が出ましたね。幸いこの対戦は配信卓でのログが残っているのでその時に自分が思っていたことをより詳しくお伝え出来そうです。そのためここでは各ターンごとに意識していた重要なポイントをお伝えしてみようと思います。

対戦スタート時:自分の手札には2枚のカプ・テテフGXとウソッキーとダブル無色エネルギーがある…ウソッキーをバトル場だけに出す理由が無いのと、このデッキにおけるカプ・テテフGXはメインアタッカーなので別に最初から出しても困らないだろうと。ということで、カプ・テテフGXからゲームプランを組み立てながら対戦を始める流れに決定。

先攻1ターン目:お相手はウソッキースタートからベンチにカプ・テテフGXとポケモンだいすきクラブからイワンコとゾロアを並べ、そのままストロングエネルギーをイワンコに。ここでとある手が突然頭の中に思い浮かぶ(その①)

後攻1ターン目:トップドローでゾロアを引いたのでとりあえず出す。カプ・テテフGXのワンダー・タッチで山札を確認すると、ゲームプランを組み立てる上で重要度の高いセンパイとコウハイとひかるゲノセクトがサイドに落ちていたのを確認するが、上記の思い付いた手は遂行できて、尚且つお相手へ刺さる自信があったのでそのままクセロシキを選択してイワンコに打ち込む。実はこれって僕が常日頃からやっていたプレイングではなく、チャンピオンズリーグ2017シーズンで練習相手のTAMAさんが頻繁にやっていた対人メタのような手でした。このプレイングを僕は一度もやったことがありませんでしたが、この手に幾度となく苦しめられた覚えがあったのでやってやろうじゃんと思いきります。

先攻2ターン目:お相手はマオからのシェイミEXにより爆発的な展開を仕掛け、先にブラッディアイでカプ・テテフGXを無視してウソッキーを狙い打ちます。この時にウソッキーを狙われるのはレスキュータンカを厚めに積んでいた自分にとってはそんなに痛手ではありませんでした。そして、相手の場にEX・GXポケモンが4体並んで頭の中でダメージカウンターをどこかで一気に蓄積させる手を考え始めます(サイド0-1)

後攻2ターン目:とりあえず前に場にゾロアークGXが出てきてくれたので引き続きカプ・テテフGXでエナジードライブを仕掛けて刻んでいくプランは継続。後続を作りたかったので手札にあったダブル無色エネルギーはそのままゾロアへ。握っていたプラターヌ博士を打って引いた手札にレスキュータンカがあったので、そこはウソッキーを回収して再び出すことに割く。そして、ベンチポケモンを1体増やす&お相手に対してちょっとした違和感を覚えさせるためにミミッキュを出します。そのまま、カプ・テテフGXで攻撃を仕掛けます。

先攻3ターン目:ルガルガンGXに基本闘エネルギーを貼られてヒヤッとしますが運よく前のカプ・テテフGXが倒されなかったので、ここでとある手がまた突然頭の中に思い浮かびます(その②)

後攻3ターン目:手札にあるニンジャごっこを見つめ、「山札にいるネクロズマGXが攻撃を仕掛けるのなら今ではないか?」と手札に次元の谷が無かったものの、レインボーエネルギーがあったのでこのままカプ・テテフGXをネクロズマGXに交代させて、ブラックレイGXを打ち込む決意を固める。こんな手は今までやったことなかったけれど、思いついてしまったからにはやるしかない。山札に残っているリソース的にもこの後の動きとしては大して問題はない。これで相手の場に乗るダメージカウンターは合計520ダメージ…ルガルガンGX、シェイミEX、ゾロアークGXをマジカルスワップを使って一気に気絶させるにはピッタリの打点。これでお相手が面をくらったような反応をします。

先攻4ターン目:前のネクロズマGXがやられるのはいいとして、ベンチのゾロアに貼ったダブル無色エネルギーを改造ハンマーで剥がされてしまいます。手札にカプ・テテフはあったのはいいけれど、センパイとコウハイがサイドに落ちていることもあり逃げるためのリソースがないので、ここから一気に勝負を決められるかはかなり怪しい。それならここはゾロアークGXを倒して、ルガルガンGXを誘い出して最後はソーナンスとNを投げつけるゲームプランも作り出そう。そんなことを考えていました(サイド0-3)

後攻4ターン目:ここでトップドローかるいし…前のカプ・テテフGXにつけようか迷ったが、谷とミステリーorレインボーエネルギーを引けずに一気に決められなかった時のリスクが高すぎるので、ここはずっと隠していたソーナンスで最後締め上げるプレイングを心がけることに決定。無事にゾロアークGXも立ったのでそのままエナジードライブでゾロアークGXを取る(サイド2-3)

先攻5ターン目:ここで相手がグズマでカプ・テテフを呼び出した上にデスローグGXを使って倒そうとしていたので、注意をそっちに向けさせることが出来ていたことを確信し、最後のソーナンスの詰めのことだけを考えていました。そのままデスローグGXでカプ・テテフが倒されます(サイド2-4)

後攻6ターン目:かるいしがついたウソッキーを前に出して、手札にあった次元の谷、ソーナンス、ミステリーエネルギーを順番に出したら相手が物凄く嫌な顔をして内心勝ちを確信。さらにとりひきを打ったら最高のタイミングでNを引けたので打ち込む。同じく手札にあったカプ・テテフGXを使って、前にソーナンスを出してウソッキーの特性を消してからのワンダー・タッチ → Nのルートも作っていたけれど、それがカット出来たので流れが完全に自分に向いてくれました。そのままサイコダメージでルガルガンGXを倒し、そのままがまんのかべで相手へ特性ロックをかけることに成功。ここまでされると大抵のルガルガンゾロアークGXはいきなり盤面をひっくり返すのが難しい(サイド4-4)

先攻7ターン目:相手は震えながらフィールドブロアーで次元の谷と僕のウソッキーにつかたかるいしを剥がしながら、100ダメージが乗ったシェイミがスカイリターンで手札に戻る。明らかに動揺している。

後攻7ターン目:手札にはダブル無色エネルギーとハイパーボールががある。山札にはニンジャごっこで戻ったカプ・テテフGXがいる。サイドはひかるゲノセクトとセンパイとコウハイ(結局最後まで引けなかった)…ということは、山札にはちゃんとグズマが残っている。前にソーナンスがいるからカプ・テテフGXをベンチに出せる…これは勝ちだ。ハイパーボールで《※カプ・テテフGXを持ってきてワンダータッチから》グズマを持ってきて、相手の100ダメージが乗ったカプ・テテフGXを呼び出し、手札からダブル無色エネルギーを自分のカプ・テテフGXを貼ってサイド引き切り!

と、最後は綺麗に決まると良かったのですが、この時にさっきまで冷静だったはずの気持ちが一気に高ぶってしまっていたのか、《※》で書かれた中の内容を省略してしまいました…対戦後にお手洗いに行ったタイミングで、それに気付きものすごくショックを受けてしまいます。そのため自分の中では途中までよく出来た対戦だったはずなのに、最後の最後でのやらかしでとても後悔の残る対戦に…配信卓で全然緊張していなかった一方でアホみたいなやらかしをここでやるとは思いませんでした。配信卓で自分のデッキを披露出来るかもしれないとワクワクしていたのが本当に情けないですね。折角の配信卓での対戦でお見苦しいところを見せてしまい大変申し訳ございませんでした(※対戦相手のハレさんには大会終了後にオンライン上ですぐに謝罪致しました)

予選2戦目でもプレイエラーによりサイドペナルティを受けていた身としてはまともに落ち着けるわけもなく、すぐにジャッジのところへ駆け込み状況を説明して謝りに向かいました。するとジャッジから「先程の対戦結果などに影響はないので、このまま以降の対戦を進めて下さい」との指示を頂いたので、「ここでしっかりしなきゃ色々な人たちに申し訳ない」と自分の中で何とかして気持ちを切り替えがら次の対戦に臨もうとしました。しかしながら、メンタルが弱すぎる自分は準決勝でも意味のわからないミスをしてしまうのでした(※今度はただのプレイングミスです)

準決勝戦 ○ 6-4 よるのこうしんゾロアークGXマーシャドーGX(としぞうさん)後攻
対戦相手とは初めましてでした。全く存じないお父さんプレイヤーとの対戦…とはいえ、「ここまで上がってくるのは流石に只物ではない!さっきの失敗を取り戻せるよう気持ちを引き締めて臨むぞ!」と考えながら挑んだじゃんけんは負け。ここでまた力が抜けてしまいました。

お相手はマーシャドーGXスタートからベンチにゾロア、バケッチャ、バチュルなどを並べる、いわゆるよるのこうしんゾロアークです。定石通りなら、オドリドリ、カプ・コケコ、ネクロズマGX、ソーナンスを上手く使えれば全く憶するデッキではないと思っていたのですが、後攻だった上にゾロアスタートで手札にはプラターヌ博士がありながらも、1枚のレスキュータンカが巻き込まれてしまうような手札だったので、気持ち的には負けてもおかしくない…と思っていたと感じます。お相手は初動からフルスロットルでトラッシュにランプラーやバケッチャを落としていきますが…途中でギラティナ(XY-P)やミロカロスラインが見えて困惑します。これは自分の知っているよるのこうしんじゃない!

返しの後攻1ターン目で「ここでたねポケモンを引けなかったら僕の負け!」と公言しながら手札をトラッシュしますが、初っ端からあり得ないプレイングミスをここでしてしまいます。手札にこだわりハチマキがあったのですがバトル場のゾロアにつけることなく、そのままプラターヌ博士でトラッシュ…かるいしが1枚しか入っていない僕のデッキにとってここでこだわりハチマキを貼らないという選択肢は流石にあり得ないです。だけど、やってしまいました。それぐらい前の対戦のことなどを引きずっていたように思います。しかしながら、運よくアローラロコンとダブル無色エネルギーを引けたので、ダブル無色エネルギーを貼って逃がしてみちしるべからの再起動プレイングを心がけます。

返しにアローラロコンが倒されますが、お相手のマーシャドーGXに対して次元の谷を出したオドリドリで対応しながら、ベンチに置いたカプ・コケコでベンチポケモンがちょうど同時に数体倒せるようなダメージカウンターを蓄積させ始めます。そのままの流れで、ゾロアークGXを立てたタイミングでオカルトマニアを打ち込み、マーシャドーGXではゾロアークGXが倒せないような動きも出来ました。ゾロアークGXラインが1:1だったことは対戦中に見抜けませんでしたが、ミロカロスラインやギラティナラインも入っていたことを考えると、デッキスペースはカツカツだと考えていたので、その隙を狙ってよるのこうしんにとって常に嫌であろう手を打ち続けるだけです。

試合が決まったのはお相手がダブル無色エネルギーを貼ったバケッチャで僕のオドリドリを倒そうとしていたはずの時に、誤ってパラレルシティを出してしまった瞬間でした。お相手も「え…殴れないじゃん…何で出したんだこれ…」と話されていて、そのままオドリドリが倒されずに自分へターンが回ってきて、再び次元の谷を貼り、シェイミEXとバチュルにあやかしのまいを打って勝ち…おそらくかつてないほどの長丁場でお互いかなり疲れていたんだと思います。僕はあまりにも運良く勝ってしまったのでした。

(これは後日談ですが、としぞうさんとは11月のチャンピオンズリーグ公認大会1stの予選2回戦でも再び対戦することになりました。あまりにも早すぎる再戦にお互い驚きつつも、その試合ではお互いにやれるだけのことをぶつけ合うような楽しい駆け引きが出来て、その時のモヤモヤは晴れてくれました。普段通りならばとしぞうさんは間違いなくとてもお強い方です。この時の僕は本当に運が良かったのです)


自分が精一杯煮詰めて練習してきたデッキを信じて臨んだチャンピオンズリーグ2018 横浜大会も気が付けば決勝戦…その舞台に自分が立っていることが冗談抜きで信じられない反面で、「ここで勝てば何年間も勝ち取りたいと願っていた世界大会への参加権利が掴み取れる…」と、自分の中で物凄くドキドキしていたように思います。そして、その決勝戦のお相手はやはりというか2016年世界チャンピオンであり、現在の日本のポケモンカードプレイヤーの中でも1,2位を粗それるほどの実力者であるとーしん君。それほどのプレイヤーに対してこの舞台で勝つことが出来れば…物凄くドキドキしていた一方でめちゃくちゃワクワクしていた自分がそこにはいました。今日の自分は間違いなくツいている…だから、運を幸運にして勝ちます!と対戦前のインタビューで公言し、そのまま最後の舞台である配信卓での決勝戦に臨みました。

決勝戦 ○ 6-4 ルガルガンGXゾロアークGXアローラベトベトン(とーしん君)先攻
本日最後のじゃんけんは運よく勝ち先攻…じゃんけんで全然勝てない自分が最後の最後に持っていると感じたのはいいのですが、思わず喜びを両手てグッと誰から見てもわかる形で表現してしまいました。彼のデッキは予選の途中で時のパズル型のルガルガンGXゾロアークGXであることは把握していたのですが、実はこの時点で従来のルガルガンGXゾロアークGXデッキとは違うどんな動きをするのかはあまりイメージ出来ていなかったのです。こういう時は今までやってきたことを信じて、その場その場で思いつく適切なプレイングで臨むしかありません。

幸いこの対戦も配信卓でのログが残っているので、その時に自分が思っていたことをより詳しくお伝えしてみようと思います。同じくここでは各ターンごとに意識していた重要なポイントをお伝えしてみようと思います。

先攻1ターン目:ネクロズマGX単スタートであるものの試合で使わない可能性の方が低いので良しとします。マリガンを加えて最初のトップドローでゾロアとかるいしを引けたのでとりあえず出すところからです。手札にアズサとNがあるのでまずは盤面を整えるがてらゾロア、ゾロア、ウソッキーを並べて様子を見ます。エネルギーはなかったのでそのままエンド。フィールドブロアーでかるいしを剥がされては困るのでそのまま貼らずに様子を見ることに。

後攻1ターン目:お相手はイワンコ前、ベンチにゾロア1体で前に基本闘エネルギーを付けてエンド…エンド!?流石に動揺を隠せませんでした。

先攻2ターン目:前にかるいしを貼り、ハイパーボールでゾロアークGXを持ってきた上でNを打ち込みます。相手がとてもブラフで事故っているようなふりをしたとは思えなかったのでこれはやりたくなかった…ここでダブル無色エネルギーと2枚目のゾロアークGXを引けたので2体目を立て、そのままライオットビートで前のイワンコを飛ばします。余裕というわけではないですが、こちらが理想的な展開を試みることが出来たので、落ち着いて相手の動向を見ます(サイド1-0


後攻2ターン目:お相手がハイパーボールを使って山札を見ながら色々考え始めます、その時に言ったお相手の「何とかなるかなー…いや、何とかするかー」というさり気ない一言に自分は笑いながらもかなり動揺していていました。ここで自力本願でしっかり盤面を整えようとするのが本当にすごい。トッププレイヤーならではのすごい力を感じさせられました。そのまま、ベンチにゾロアを置き、1枚の時のパズルとプラターヌ博士を打ってからベンチにとイワンコとゾロアをもう1枚置き、さらにイワンコに闘エネルギーを1枚付けてターンを返します。流石は自分がされてしまったら嫌な戦い方がわかっている…

先攻3ターン目:手札にグズマがあり、とりひきで使わないカードを圧縮しながらダブル無色エネルギーをつけることが出来たので、引き続きゾロアークGXにエネルギーを溜めながらグズマでイワンコを呼び出しライオットビートでサイドをさらに引いていきます(サイド2-0)

後攻3ターン目:前のゾロアがゾロアークGXに進化し、シェイミEXでブーストをかけ、ベンチにもゾロアーク(なりかわる)が並びます。ゾロアーク(なりかわる)の存在によりこちらのベンチが上手く置けずに牽制されてしまいます。さらにプラターヌ博士から前のゾロアークGXにこだわりハチマキがつき、後ろにもう1体ゾロアークGXが立ちます。そのまま僕のゾロアークGXにライオットビート。

先攻4ターン目:こちらのデッキはゾロアークGXがいる以上、サイドを先行していっても全く問題がない…というか、勢いよく展開してきた相手を圧倒するにはこっちも積極的に戦わないと勝てないと考え、手札にあるフィールドブロアーで相手のこだわりハチマキとかるいしを壊しながら、こだわりハチマキをベンチのゾロアークGXに貼って、バトルサーチャーを使ってシェイミEXを呼び出し無傷のゾロアークGXでライオットビートを打ち、ピッタリ110ダメージでOHKO(サイド4-0)

後攻5ターン目:お相手はトラッシュを僕の見つめながらゲームプランをアタッカーをゾロアーク(なりかわる)に切り替えてくる。Nを打ち込むのと同時にもう1体のゾロアークGXをダメージを乗せ、僕にとって無視が出来ない急所を常に作り続けてきたのかもしれない。ゾロアーク(なりかわる)が出てから、ベンチに出す後続を作りにくくなっていたので、そこにポケモンを出すためにはこのポケモンをどうにかしないといけないと考えていた。マインドジャックで130ダメージがゾロアークGXに乗る。

先攻6ターン目:Nで戻ってきた手札はセンパイとコウハイとカプ・テテフGX、トップドローでオドリドリ。運よく1度も使っていなかったカプ・テテフGXを引けたのでここは迷わずワンダータッチ。2度目のNなどを警戒するならばここで盤面を整えながら妨害が出来るソースを握っておこうと考えマオを選択、改造ハンマーとプラターヌ博士を呼び込んでそれをとりひきで握る。オドリドリは最後の勝ち筋としてレスキュータンカから回収できるだろうと考え、トラッシュに置いていても問題ないだろう。改造ハンマーでベンチのゾロア―クGXについているダブル無色エネルギーを貼ってエネルギーの貼り先を定めさせる。そのままライオットビートでゾロアーク(なりかわる)を倒す。ここからが彼の最後の牙城を崩せるかの勝負(サイド5-0)

後攻6ターン目:ここでお相手がついに時のパズルを使い、こだわりハチマキとダブル無色エネルギーを回収しながらNを打ち込んで逆転のために僕の盤面を追い詰めてゆく。こちらの手札は1枚となり、そのままライオットビートでこちらのゾロアークGXがやられる。この時にこだわりハチマキを一緒に持ってきた辺りで物凄い嫌な予感がしたが、考えてもどうしようもないのでこちらは引いた1枚を見て、少し考えカプ・テテフGXを出す(サイド5-2)

先攻7ターン目:Nで引いたカードはアセロラ、トップドローは何とプラターヌ博士…これならゾロアークGXを回復させながら、ダブル無色エネルギーを回収してカプ・テテフGXにアタッカーを切り替えて戦える。だけど、ここでお相手がこだわりハチマキを何故パズルで回収してまで付けたのかぼんやりと気付き始める。仮にオカルトマニアでウソッキーを消されたらとりひきもウソッキーも決められる上に、ベンチにポケモンを6体並べられて一撃じゃん…いや、あれだけポケモンをトラッシュし続けたし、そう簡単に揃えられるわけがない!いや、でもそんなことをしたら最後にオドリドリで後ろのたねポケモンを狙えば勝てるぞ…大丈夫だ!そう思いながらエナジードライブで80ダメージを与える。

後攻8ターン目:ハイパーボールでカプ・テテフGXを出されるも何も持ってこない…その後、やはりというか恐れていた事態が実際に起こってしまう。バトルサーチャーからオカルトマニアを使いベンチにシェイミEXとを置かれてベンチに6体ポケモンが並ぶ!僕は思わず「うぉっ!?」と声を出してリアクションをしてしまいました。きっと、観戦をしていた人は予想だにしない状況が起きて物凄く驚いたと思います。そんな中で、僕は想像しうるまずい状況が目の前で起きてしまって驚いたのです。こういった信じられない出来事が目の前で起こると流石にぽかんとしてしまいますね…正直、流石は元世界チャンピオン。かなり参ってました(サイド5-4)

先攻9ターン目:トップドローで引いたのはミミッキュ。こちらも運よくベンチポケモンを増やせる…とりひきは出来なくても自力でダブル無色エネルギーとたねポケモン2体orタンカ1枚を引けば勝てる!やるしかない!プラターヌ博士!…幸いダブル無色エネルギーとポケモン2体(カプ・テテフ)を引いたけれど、もう1体いない!どうしても10ダメージ足りない!

ここでは勝負が決められないことを悟り、とりあえず、相手のスカイフィールドを次元の谷を割って様子を見る。運よく闘魂のまわしも引けたのでOHKOを警戒してネクロズマGXに貼れば、相手はもうここを狙えないだろう…さらにルガルガンGXでも後ろを呼び出す手はないから最後のバトルサーチャーはグズマに使うしかない…それなら手札は流されないだろう。ならば、カプ・テテフは手札に隠したままで、そのままゾロアークGXが耐えるのを祈ろう!ライオットビートで合計160ダメージ!

後攻9ターン目:お相手の表情がかなり歪み始める。何度もお互いのトラッシュを確認して必死に勝ち筋を探す。「どちらの方が目があるか…」、「無理だ、無理筋しかない」と言いながらも、精一杯最善手を探す。この姿を見ていた時に、僕は彼が今日のために精一杯色々なことを考え、練習して勝ちに来たのだと思わされました。世界チャンピオンになったポケカプレイヤーは本当にすごいです。

次第に時間が経ち、彼の挙動も激しくなりながら「負けたー!負けたわー!マジでみんなごめん!」と言った時に、彼も自分のためだけではなく沢山の仲間の期待などを背負っていたのだなと感じます。実は配信卓で客席を見る余裕は全く無かったのですが、自分にも目の前で大切な人が、一緒に練習してきた地元と各地方の仲間が、目の前でこの戦いの行く末を見つめてくれていたことを、彼の一言で思い出します。それもあって、この時は「最後の最後だけは絶対にしくじらない」と、全対戦の中でも最も冷静になれていました。このラストシーンで山札の残り2枚のうち、片方がわからなくなってしまうほど彼は崩れてしまっている…そのまま手負いのゾロアークGXを引っ込め、後ろのゾロアークGXでライオットビート100ダメージ。これは…

先攻10ターン目:トップドローを終え、一度深呼吸…冷静に最後の一手を打つ。ベンチにカプ・テテフを出し、ミステリーエネルギーを付ける。ゾロアークGXが逃げてカプ・テテフが出る。そのままマジカルスワップでベンチにいるゾロアークGXに乗っている100のダメカンを優しくそっとウソッキーに乗せ換えてゲームセット!(サイド6-4)

チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 マスターリーグ優勝

ポケモンカードの世界大会(WCS)への出場を目指してどれだけの時が経ったのでしょう。初めてWCSへの出場を意識したのは2004年の中学校3年生の時、関東大会で3位になった時でしょうか。それから13年の時が経ちました。2013年のOリーグ(殿堂レギュレーション)で4位になった時、2016年のカメックスメガバトルでグループ3位、4位になった時、2017年にCSPが4点であと一歩、二歩も届かず何度も涙を飲みました。今年の日本チャンピオン決定戦で自分の実力の至らなさによる現実を突きつけられて、もうポケモンカードをやめてしまおうかと本気で考えていました。

だけど、ポケモンカードが好きだからポケモンカードで夢を見続けていたい、もし出来るなら、ポケモンカードで沢山の方々に夢を与え続けたい。それならば自分は「イベントオーガナイザーとしてもポケカプレイヤーとしても一流を目指そう」という目標を再び掲げてからの2ヶ月間はとにかくあっという間でした。

まさか、あれだけの挫折を味わった次のシーズンの1発目で、自分が世界大会への出場権利を国内大会で1番乗りで獲得できるとは夢にも思いませんでした。だって、参加者1,078名の頂点が自分だなんて…とてもすぐには信じられません。そういったふわふわとした感覚が自分の中には横浜大会が終わってから1ヶ月近くあったように思います。決勝戦で勝利を手にした瞬間はやったぞという喜びの感情よりも、「あぁ、やっと終わった。自分はやり遂げたんだ」という安堵の感情でいっぱいでした。本当に信じられないほどの出来事が目の前で起こると、自分はこういう反応をするんだなと改めて思わされました(笑)

それと、タイトルにずっと書いてあった「自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方」というのは、とにかく勝ちに行くことは二の次として、自分も周りの人々もみんなで一緒にポケモンカード楽しむことを一番に考えて活動する…これに尽きます。

例えば、それを具体的に公式大会の臨み方に当てはめるなら「自分にしか作れない使いこなせないようなとっておきのデッキで沢山の相手ビックリさせる!それで勝てたら最高だ!」みたいなイメージでした。また、自分にはイベントオーガナイザーとしての活動がある。それならば「自分もこんなイベントがあれば是非とも参加してみたいな」と思えるイベント(環境)をつくっていこう。それがもし、どっちも積極的に出来たら絶対に楽しい!ポケモンカードがもっと好きになれる!

考え方として自分よりも周りの人々へ考え方の主軸を置くようなものに移行していったのだと思います。共に意識して切磋琢磨出来るような相手、そして何よりも対戦相手がいてこその趣味だからこそ、僕にとっては自分だけが楽しんでも意味がありません。だからこそ、横浜大会前日も楽しみに行くぞという気持ちを忘れないようにするために1日観光していました。結果的にこの時に全くポケモンカードをやらずにリラックスが出来たことで導き出せた選択が次の日に活かされた辺り、この考え方でポケモンカードをやるのはきっと今の自分には向いていると思います。ただでさえ、周りの人々よりメンタルが弱いなら少しでもメンタルが保てるような工夫をしていかないとですね。これからもこの気持ちは忘れずに公式大会及び様々な自主大会のイベント、また自身の主催イベントも臨む所存です。


決勝戦が終わり、優勝者インタビューを終え、表彰式を迎えると客席にはずっと目の前で見ていてくれた、うきよちゃん、TAMAさん、おーたむさん、シゲル君の姿が…金の勝利の勲章が入った盾を受け取った瞬間、やっと自分の中で喜びの気持ちがいっぱいになり、彼らに向けて盾大きく掲げました。この時に表彰台から見えた景色はきっと一生忘れられないと思います。

表彰式が終わってからはインタビューやプレイポイント引き換えを終え、夜行バスで帰るためにとりあえずみなとみらいから新宿まで向かいました。疲れ切っていたので夕ご飯は駅前の吉野家。出発前のギリギリまでTAMAさんが付き合ってくれたのも本当に嬉しかったですね。こういった自分を支えてくれる人たちのお陰で自分は優勝が出来たんだなと、帰りの夜行バスで眠りにつくまでずっと考えていました。


仙台に戻ってからは地元のプレイヤーがジムバトルなどで沢山お祝いの言葉をかけてして下さって、その週の水曜日(シーガルのナイトバトルのアフター)ではゾロアーク研究会の皆さんが祝勝会を開いて下さいました。さらに、その週の金曜日には宮城大会で共にリュウセイマルでチームを組んだリュウ君とそのご家族が、地元の縁あるカレー屋にかけつけてくれて、みんなの前で盾を見せることが出来ました。

さらにこの盾は、後日シーガル仙台駅前店さんのショーケースにて飾って頂けることになりました。自分が持っていて家に飾っていても仕方が無いよなと思っていて、これを機に何かしらポケモンカードで夢を持ってもらえるといいなと思い、シーガルさんへお願いした次第です。デッキレシピ、記念写真、活躍したカードなどと一緒に想像以上のクオリティで飾って頂けるとは思いませんでした(笑)

そして、自分の中で一番嬉しかったことは小さいころからずっとポケモンカードという趣味に否定的だった家族が、初めて自分の大会の成績を聞いて祝ってくれたことでした。特に横浜から帰ってきた月曜日の夜にお祝いのケーキを買ってきてくれた時は、すっごく嬉しくて思わず泣いてしまいました。ポケモンカードをずっと続けていて本当に良かった。


長くなってしまいましたが、これでチャンピオンズリーグ2018 横浜大会のレポートを終わります。最後まで読んで頂きありがとうございました!
#330 チャンピオンズリーグ2018 公認大会1st ベスト32まで勝ち上がり意地を見せてきたお話
#330 チャンピオンズリーグ2018 公認大会1st ベスト32まで勝ち上がり意地を見せてきたお話
こんにちは、朗です。
今回の記事は一昨日の大型大会に至るまでの経緯の記録と、大型大会当日の簡易的なレポートです。


しばらくの間、パソコンが使えずDNを書く時間を作れなかったり、立場上慌ただしい日々を過ごしていたりしたら、あっという間にチャンピオンズリーグ2018 公認大会1stを迎えてしまいました。まさか、前回の大型大会であるチャンピオンズリーグ2018 横浜大会のクライマックスステージの優勝レポートを書き終える前に、次の大型大会を迎えることになるとは思いませんでした。

横浜大会からの気持ちの整理に加え、これは既に過去の栄光であると区切りをつけるためにもレポートをちゃんと書き上げたかったのですが、いつか時間を作れば出来るだろうという自分の無精さが出てしまったようです。学生時代はあんなに詳細なレポートを頻繁に書いていたはずなのに、社会人になってからはそう上手くは出来ないものですね。レポートを楽しみにしていた方々には本当に申し訳ないです。いつになるかは定かではありませんが、近いうちに書き上げます。

また、今月の中旬に行った公認自主イベント:東北チャンピオンシップス2017は無事に開催終了致しました。こちらの結果報告はTwitter上で簡易的に行いましたが、いつも通りDNでの報告はまだ出来ていませんでした。どうせ書くなら時間をかけてしっかり書こうとするのはいいけれど、そもそも時間をかけられないのであれば無意味でした。どんなことにも言えるお話ですが、もうちょっと余裕を持った過ごし方が出来るように今後は心がけたい所存です。そういう意味合いではここ数ヶ月の間、自分を振り返る大事な期間だったと感じております。


ということで、イベントオーガナイザーとして4週連続で公認自主イベントの開催開催を終えた僕は、ポケカとしてプレイヤー次のCSP獲得を目指し公認大会1stへの出場する…前に、11/19にイエローサブマリン マジッカーズ★ハイパーアリーナで開催されたシティリーグに出場してきました。

会場にいた知り合いの方々から「何でいるの!?もうCSPあるじゃん!」といった内容の声を沢山聞いたのですが、現在保有している400ptという一時の成果だけでは全国各地の強豪プレイヤーの手によってあっという間に超えられてしまうだろうと感じていたので、僕自身も数少ないチャンスを物にするために、CL公認大会1st開催1週間前のシティリーグの開催日にも東京にやってきました。目標は少しでも多くのCSPを獲得するためです。

その日は思うところがあって流行デッキの最先端をいくルガルガンゾロアークを使用するも結果は× × × × ○ △ ○で、ここ直近の成績からはとても考えられないほどの大敗でした。それどころか、参加者98名のうち上位64名にすら入れずに追加でCSP獲得ならず…

正直、これほどまでめちゃくちゃに心が折れてしまうほどの結果を残すことになるとは思いもしませんでした。手は全く抜いておらず、デッキも強いものを持ってきて、出来る限りの練習をしてから臨みました。客観的に見たらあまりにも運が悪すぎた日だったのかもしれませんが、それだけでは片付けられない受け入れられないことが多すぎます。仲良くしている方々からは「どうしたチャンピオン!?」「何で下位卓にいるの!?」など様々な心配をされましたが、ここから僕のスランプ期間が始まってしまったのです。


地元仙台に戻り、翌週のCL公認大会1stに向けて同じ轍は踏むまいと、割けるだけの時間を練習にあてました。それでも水曜日に出たナイトバトルは1勝2敗で圏外、木曜日に昼から晩まで行った調整会でも勝率がとんでもないレベルで低く、普段から僕を頼りにして下さっている皆さんに対し、申し訳なくなってしまう事態にまで陥ってしまいました。

今まで自信を持って出来ていたはずのことが出来ていない!というか、冗談抜きで全く勝てない!自分のポケモンカードが出来ていない!何で自分なんかがCL横浜大会で優勝してしまったんだ!自分にはある程度の実力があるからシティリーグでもCL公認大会1stでも、またそれなりに勝てると思っていた自分があまりにも恥ずかしい!

そんなネガティブなことばかりを考えながら過ごしたこの1週間は物凄くしんどかったです。CL公認大会1stへの不参加も本気で考えました。とはいえ、一度自分がやると決めたことを最後までやり遂げずに途中で投げ出すのは男としてあまりにもみっともないので、どうせやるなら今出来る限りのことをやってからCL公認大会1stを終えて、諦めるならそこでと思い、金曜日の夜に高速バスに乗って仙台を発ちました。

土曜日の早朝に東京へ降り立ち、横浜大会前日と同じように鶯谷の萩の湯で体を癒していたところ、仙台では思いつかなかったコンセプトのアプローチを突然思い付きます。また、シティリーグの時にwakaさんから言われたちょっとした一言を思い出し、それが今の僕にとって最も大事なことであったと気付かされ、そのアイディアを何としてでも形にするべく、急遽TAMAさんの家で最終調整をすることになりました。

TAMAさんはその時の僕の状態がいかにまずかったかをよく知っています。20戦以上やりましたが、勝率は25%にも満たなかったと思います。仙台で共に切磋琢磨していた頃の相手からしてみると、もしかしたらショックだったかもしれません。そんな辛い状況で平常心を保てていない僕と一緒に、TAMAさんは8時間近くも練習に付き合って下さり、最後の最後で自分の中で納得のいく形のデッキに仕上げることが出来ました。

これで大会当日になってまともに何も出来ず負けてしまったらもう後悔は無い…そう思いながら僕はこの時に作り上げたデッキを信じてCL公認大会1stへと臨みました。


今回の僕が使用したデッキは「カウンターエネルギー型カプ・テテフゾロアーク」です。

一見、カウンターエネルギーを活用出来るアタッカーを軸としたゾロアークデッキなのかと勘違いされますが、正確には横浜大会で使用したデッキのコンセプトに加えて、カウンターエネルギーの戦術を容赦なく取り入れることで、相手にとって以前よりも面倒になるであろう戦い方を仕掛けるものです。

つまり、横浜大会のデッキコンセプトの要素をベースにカウンターエネルギーの特性を活かして、別方向からもっと危なっかしい奇襲を仕掛けられるような物を作りました。横浜大会でやったもの、新たにカウンターエネルギーを活用して仕掛けるもの、どちらかに寄った戦術だけに気をとられていたらもう片方の戦術によってかなり痛い目に遭います。色々なヤバい要素が詰まった"僕らしい"デッキに仕上がりました。

この"僕らしい"という言葉が今大会の最重要ワード。僕はこういった自分が思い描いているような世界を、ポケモンカードを通しても表現するのが大好きなんです。そして、このデッキは使っていて何よりも楽しい!相手はきっと僕が精一杯考えたとんでもないで構築と戦術に驚いてくれる!その反応が見てみたい!僕が横浜大会と同じままだと思わせないぞ!

そんなことを考えながらこのデッキを信じて握りました。今回は僕の大好きなカプ・テテフが描かれているデッキシールドを纏っての勝負です。

予選1戦目 ○ 6-5 ルガルガンゾロアーク(ガルシアさん)
予選2戦目 ○ 6-5 ゾロアークダストダス(としぞうさん)
予選3戦目 ○ 6-0 ダストダスミュウツーネクロズマ(アローゼンさん)
予選4戦目 ○ 6-2 マッシブーンカイリキーオクタン
予選5戦目 ○ 6-5 サーナイトオクタンディアンシー(るんるさん)
予選6戦目 × 3-0 ニンフィアソーナンスLO(リョウ君)← 配信卓
予選7戦目 × 3-6 ボルケニオンバグガメスエンテイ(みやたさん)
予選8戦目 ○ 6-4 ルガルガンゾロアークアローラベトベトン(ごぼさん)

6勝2敗 オポーネントにより41位で決勝トーナメント進出


決勝1回戦 ○ 6-5 ルガルガンゾロアーク(メガちく君)
決勝2回戦 × 4-6 よるのこうしんマーシャドーゾロアーク(どらんご君)

ベスト32 CSP30獲得


この日の自分は、僕らしいポケモンカードが精一杯出来たと思います。シティリーグの大敗からCL公認大会1stに至るまでの経緯を鑑みれば上出来すぎる結果です。当然、もうちょっとのところで予選で2回、決勝トーナメントで1回負けてしまった悔しさはありましたが、それ以上に達成感のようなものがありました。CL横浜大会優勝者としての意地は見せられたと思います。


全国各地に存在している強豪と呼ばれるポケカプレイヤーの中には、とてつもない程の才能や運を持っている方々、あり得ないと思うほど努力をしている方々が沢山いらっしゃいます。僕のような才能がない少し運が良いだけの凡人が、そういった方々とこれからも引き続き渡り合って勝とうとするならば、やはり努力を重ねるしかありません。才能はおろか運を身に付けることは至難の技ですが、努力には際限がないので自分次第でいくらでもどうにか出来ます。今大会ではそれをハッキリとした形で実感することが出来ました。

これで合計CSPは430になりました。いつまでも首位に立てるとは思っていませんが、圧倒的なCSPを獲得出来るチャンスがある今大会のタイミングで、首位陥落を阻止出来たのは本当に喜ばしいことです。仙台に住んでいる以上、CSPが獲得出来るようなイベント(ステーションリーグなど)に参加しようとするほどの時間とエネルギーはそう簡単には割けませんが、今後とも可能な限りチャンスを見つけたら飛び込んでいこうと思います。僕の地元でも何かしらCSP獲得のチャンスが生まれるといいな。


来月には東京などへ遠征をする予定は無く、月に1回の公認自主イベント:仙台バトルスタジアムを地元で開催し、来年1月には第3回 ポケモン竜王戦に出場します。今年のBATTLE X ROAD本大会には今のところご縁がありませんが、あの雰囲気のイベントをもう一度思いっきり楽しんでみたいので、こちらも今の自分が出来そうなことをやれるだけやるスタンスで臨んでみようと思います。

もう1ヶ月とちょっと経つと2017年が終わります。僕のこれまでの人生の中でも今年はとても大きな節目の年になりそうなので、最後まで自分らしく精一杯やれるだけのことをやって過ごしてみます。


最後になりますが、CL公認大会1stにてボランティアスタッフとして当日運営に携わった皆さん、本当にお疲れ様でした。お陰様でとても楽しい時間が過ごせました。競技性の観点からしても、とても質の高いイベントだったように思います。ありがとうございました。

それでは、またどこかのイベントでお会いしましょう!
#316 第19回 ナナホシ杯 兼 第2回 BATTLE X ROAD宮城予選にて3位になったお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。

日付が変わってしまいましたが、日曜日は第19回 ナナホシ杯 兼 第2回 BATTLE X ROAD宮城予選大会に参加してきました。今の気持ちを出来るだけ書き留めておきたいので簡易的ではありますが、レポートを残しておきたいと思います。

使用デッキ「カプ・テテフとゾロアークのおもちゃ箱」
本命として調整していたデッキの感覚が直前になって芳しくなく、第2の矢として調整していたデッキも最後まで迷いが拭えなかったので、もう一度このデッキを握ることに決めました。ただ、今回の僕のデッキには現環境に合わせて横浜大会ではなかった物が沢山入っています。相変わらずごちゃごちゃしたデッキですが、僕にとっては最も自信のあるデッキなので迷いはありませんでした。

予選1戦目 ○ 6-0 グソクムシャGXジュナイパーGX(ユイト君)
予選2戦目 ○ 6-3 シルヴァディGXホウオウGXジジーロンGX(シゲル君)
予選3戦目 × 4-6 ルガルガンGXゾロアークGX(ゴトウ君)
予選4戦目 ○ 6-4 よるのこうしんゾロアークGXマーシャドーGX(あへ君)
予選5戦目 × 5-6 よるのこうしんゾロアークGXマーシャドーGX(まうんてんさん)


3勝2敗でしたが負けた相手が予選1位,3位でオポーネントが高く11位で決勝トーナメント進出

決勝1回戦 ○ 6-2 ジュナイパーGXグソクムシャGXラティオスEX(らふぃ〜なさん)
決勝2回戦 ○ 3-1 投了 よるのこうしんゾロアークGXマーシャドーGX(はっしーさん)
準決勝 × 5-6 ゼルネアスBREAKクロバット(B兄君)
3位決定戦 ○ 6-4 ルガルガンGXゾロアークGX(うおーんさんことホドホドさん)

第3位により第2回 BATTLE X ROAD本大会出場権利獲得ならず


悔しい。その一言に尽きます。全体を通して自分には良い流れが間違いなく来ていたはずなのに、準決勝戦ではあと一手で勝てるはずの詰めがどうしようもなく遠く、最後まで届かなかった。優勝したB兄君は環境読み、プレイング、デッキ構築などどれを取っても本当にお見事でした。

僕は今回のバトクロ宮城予選で、前回のバトクロ本大会へ連れて行ってくれたふろーと君を始めとする、MAGENEDOのメンバーとして共に戦ったメンバーを再びあの舞台へ連れていき、前回のリベンジをするために今大会に臨みました。去年は連れていってもらった立場でしたが、今年は僕が連れて行く。その強い想いを胸に出来る限りの練習をやりきって臨んだ結果が3位…前回のナナホシ杯より1つだけ順位を上げたとはいえあまりにも悔しすぎます。

しかしながら、結果を振り返ってみればやるだけのことをやった上でも、今大会で権利を獲得した2人には敵わなかったのだなと思わされました。僕は彼らに勝てるレベルに達していなかったのです。どんなに悔しくても、今大会で負けた事実は受け入れなければ前に進むことは出来ません。同時に今回の結果によりポケモンカードの奥深さを改めて思い知らされました。これだからポケモンカードは面白い。


これは大会の感想というか僕のバトクロに関する意識のようなものですが、「去年は連れていってもらった立場だったけど、今度は僕がみんなのことを本大会へ連れていってやる!」と、僕を本気にさせてくれる魅力がバトクロにはあります。これは一度、体験してみないとわからないことなのかもしれませんが、バトクロはそれぐらい面白いイベントなのです。都合がつくならば、どんな形であれ今年もまたバトクロ本大会には出たいと考えています。

とりあえず、僕個人としてのバトクロ本大会への挑戦はここで終了です。ある意味、1番悔しい結果に終わってしまったけれど、この経験がまたどこかの大会で勝ち残るための活力になってくれることを願って、これからもポケモンカードを楽しんでいきます。

本日のイベントを運営して下さった皆さん、遠いところから主催の1人としていらっしゃったzbさん、対戦して下さった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。そして、ナナホシ杯に参加された皆さんお疲れ様でした。休めるだけゆっくり休んで下さい。


来週からはプレイヤーからイベントオーガナイザーとして気持ちを切り替え、宮城で4週連続で公認自主イベントをやるので、この期間はイベントを作る側として精一杯活動していきたいと思います。詳しくは以下のページをご覧下さい。
#313【告知】10月から11月は宮城で公認自主イベントを4週連続で開催します!!【10/22~11/12】
http://akira3.diarynote.jp/201710022311202933/

それでは皆さん、またどこかでお会いしましょう!
#315 うんざり会にてサイドイベント祭りにて優勝した上に最多勝を達成したお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。

本日は福島県で開催されたうんざり会に参加してきました。
http://unzarikai.diarynote.jp/201710030018499052/

相変わらず気管支がなかなか良くならず咳をしていたため、3連休の真ん中はゆっくりお家で休んでいようかなと思ったのですが、先週を機にポケモンカードのモチベがぐーんと上がったり、来週末にはナナホシ杯 兼 バトクロ宮城予選があるので練習をしたかったり、再来週から宮城県にて4週連続で公認自主イベントを行う宣伝をしたかったりと、思いつくだけでも目的が沢山あったので、早起きをして電車に揺られ行ってきました。


午前中はSASYU鎌田店のジムバトルに参加し、回してみたかったデッキを試して〇 〇 〇で全勝優勝を決めて勢いに乗ったまま、午後から始まるうんざり会の会場へと向かいます。

うんざり会では祭りを除いて〇 〇 〇 × 〇 〇で5勝1敗…もはやいつも通りとなってしまった恒例のユイト君との対戦で土を付けられてしまいます。相変わらず対人メタと言っていいほどこの壁がなかなか超えられません。大体が最後の詰めで彼の方が一枚上手で勝ちきれない…ううむ。


また、今回はサイドイベントの祭り(限定レギュレーションでのトーナメント)にて「怪獣大召喚!!!」が行われたので、そちらにも参加してきました。使用デッキは1対戦で2,3回アオギリの切り札を決めに行くゲンシカイオーガEXスターミーファイアロー…結果は(シードを引いたので不戦勝)〇 〇 〇で優勝出来ました。

正直、今回の祭りはあまり環境読みのようなことを深く行っていなかったので参加する気は無かったのですが、金曜日の夜にサーティーワンアイスクリームを食べていた時に「もしかしてこのレギュレーションでそれなりに安定するゲンシカイオーガデッキを作れたら強いんじゃないか?」と思い立ち、その場でスマートフォンに即興でレシピを打ち込み、翌日の夜に実物を組んでみたところ、なんとなく行けそうな気がしたのでそのままの形で参加しました。

組み上げたデッキは1試合辺り余程のことが無い限り、アオギリの切り札を決められる自信がある程度あったので、頭の体操というかリソース管理の練習がてら回しに行ったら本番でブン回るブン回る…1,2戦目はアオギリの切り札が2回成功、3戦目は3回成功で対戦相手は皆苦笑いされていました。使用したデッキレシピは画像に載せた通りです。アオギリの切り札を決めるためと場持ちを良くするための知恵を絞りました。それにしてもアオギリがゲンシカイオーガEXを召喚するという動きは、ゲームのシナリオを再現しているようでとても楽しいですね。

祭りでの優勝は何気に2年前にバオッキーペロリームデオキシスを使用して以来です。ここ2年間うんざり会へ参加する度に祭りにもしっかり参加していたのですが、必ずどこかで負けてしまっていたので今回の結果は素直に嬉しかったですね。振り返ってみると、2年前にバトルフェスタ広島大会で3位になった2週間前に行われた際に優勝ですか…今回の結果もバトクロや今後のチャンピオンズリーグに向けて良いきっかけに繋がるといいなと!


表彰式ではうんざり会全体の勝率でも8勝1敗でトップで最多勝を達成していました。これまでの最多勝の達成が地元の福島勢を除いて群を抜いていたため、今回は殿堂入りということで次点の方が受賞しておりました。とりあえず、開会前に「うんざり会出身の(←ここ重要)チャンピオンズリーグ2018 横浜大会の優勝者」と紹介されただけの貫禄は見せられたかと思います。傍から見ても明らかに体調が悪いなりにはよくやれたかな。そして、祭りの優勝賞品としてルザミーネ&ウツロイドのデッキケース&デッキシールド、抽選会の景品としてリーリエ&コスモッグ デッキシールドを頂きました。

閉会後は初めてお会いする方に恐れ多くもデッキ構築の相談を受けたり、有志でパーティがてらピザをいっぱい食べたり、バトクロ宮城予選に向けてやまめ君やカケル君などと環境談義に花を咲かせたりと、気が付いたら20時ぐらいまでまったりと過ごしていたようです。帰りはイオリン君のご家族が車で地元まで送って下さいました。

今回のうんざり会も沢山の方々にお世話になりました。運営して下さった方々を始めとして、対戦された方々、お話をして下さった方々など、皆さんありがとうございました。そして、お疲れ様でした。


最後になりますが、今回のレポートの始めにも書いた通り、再来週からは宮城県にて4週連続で公認自主イベントを開催致します。それぞれのイベントの案内や詳細などについては以下の記事にまとめてありますので、気になる方は是非ご覧になって下さい…というよりも、是非遊びに来てください!
#313【告知】10月から11月は宮城で公認自主イベントを4週連続で開催します!!【10/22~11/12】
http://akira3.diarynote.jp/201710022311202933/

また皆さんとお会い出来る日を楽しみにしています!それではまたどこかで!
#314 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(②:予選6戦目から予選終了時まで)
夜分遅くにこんばんは、朗です。

横浜大会が終わってから1ヶ月とちょっとが経ちました。なかなかまとまった時間が取れずあまりにも時間が経過しすぎてしまいましたが、やっと自宅でパソコンへ向かう時間が取れたので、今回は横浜大会の予選6戦目以降の対戦レポートを書いていこうと思います。ただ、予選終了時までのレポートのデータが飛んでしまったので、予選終了時まで改めて書き直しました…()

また、前回までのレポートは以下のURLからご覧ください。
#307 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(①:前日&予選5戦目まで)
http://akira3.diarynote.jp/201709080702588826/

予選の折り返し地点である5戦目で敗北を喫してしまった僕は、気持ちを切り替えて6戦目に臨みます。そこで待っていたのは…

6戦目 ○ 6-4 ルガルガンGXマーシャドーGXバレット(たかさん)先攻
お相手は昨年のバトクロ東京予選大会の優勝者です。昨年の9月に行われたみらチャンに参加した翌日に、東京のジムバトルにて対戦したことはあるのですが、そこでは手も足も出ないような負け方をしてしまいました。その後、自身も同じく参加したバトクロ東京予選にて相手は予選から決勝トーナメントを通して全勝優勝…僕は3勝3敗で予選落ちでした。その時から闘ポケモン使いとして意識していた方だったので、僕の中で「同じ闘ポケモン使いとして勝ちたい!」という気持ちが燃えました。この日、僕が使用していたデッキは闘ポケモンメインではありませんが、それは置いといて下さい()

ここにきてやっとじゃんけんで先行を取り、相手のベンチにイワンコが見え、挨拶代わりにアズサでウソッキーを並べます…が、ここがまずかった。たかさんがルガルガンをゾロアークGXと組み合わせてくると真っ先に考えた僕が浅はかでした。こちらはセオリー通り、相手の闘ポケモンを警戒しカプ・テテフGXメインで戦いますが、相手はマーシャドーGXのシャドーハントを活用し、トラッシュのジラーチ(XY-P)のスターダストを沢山打ってきます。こればかりはめちゃくちゃ困りました。こちらも改造ハンマー、クセロシキ、オカルトマニアを多用し相手のペースを乱し続けますが、スターダストは全部で4回ぐらい言われたのではないかと思います。最後の方はスターダストの打点が80ダメージにも達しました。こんなバイオレンスなスターダストは見たことも受けたこともありません!

しかしながら、相手はオドリドリの処理にかなり困ったようです。次元の谷が出ていればエネルギー無しで攻撃が出来るオドリドリ…しかも、闘抵抗を持っているので相手はそう簡単に倒すことができません。相手のトラッシュには沢山のポケモンが落ちていたので、あやかしのまいにより相手の場に80~100ダメージを散りばめていきます。そうこうしているうちに対戦時間終了のコールが鳴り、エクストラターンに突入します。相手はトラッシュに落ちているポケモンをケアする術が無く、ラストターンにダメージカウンターを再び散りばめて相手のシェイミEXを気絶させ、サイドカードを全て引き切り僕が勝利しました。

相手のトラッシュにはケンタロスGX、ジジーロンGX、レシラム(SM3+)、カプ・コケコ(SMC)など様々なカードが落ちていました。これもまた、相手の裏をかき続けることで勝ってきたオリジナリティ溢れる闘デッキなのだと感じました。きあいのタスキなどが入っていた辺りもたかさんらしい構築で、対戦していた様々なリソースが見える度に自分の中でワクワクがおさまりませんでした。これだから闘デッキは面白い!

熱戦を終え、ジャッジステーションにスコアシートを提出しに行くと、この時点で次の試合のマッチアップ発表時間が残り3分しかないことに気付いて焦りが生じます。とりあえず、お手洗いにだけは行くことは叶いましたが、心身共に休まる時間などありませんでした…

7戦目 ○ 6-5 グソクムシャGXオクタンカプ・コケコ 後攻
対戦前に相手とお話したところ、途中で引き分けて勝ち点が一度0になってしまったと伝えられました。「これは耐久力の高い相手かもしれない」と思いながら、対戦準備の傍らゲームプランを練ります。じゃんけんでは後攻…といっても、落ち込むにはまだ早い。

場をオープンすると相手の場にはコソクムシが。「相方はダストダスか?ゾロアークか?」と考えながらも、ベンチに出てきたのはカプ・コケコとコソクムシとテッポウオ…頭の中から「?」が消えなかったのですが、サイレントラボを貼られてハッとしました。どうやら、グソクムシャで繰り返しであいがしらを決めては耐久&ラボで妨害&アビスハンドするコンセプトのようでした。ただ、この日の僕は特にグソクムシャデッキには負けるわけにはいかない!

こちらは次元の谷を出してスタジアムを張り替えますが、相手にここでテキスト確認をされます。さらにゲームを進めていくにつれてミステリーエネルギーやソーナンスなどのテキストも確認されました…どうやら新規層のプレイヤーのようです。知らない情報を確認するための時間は必要なのですが、耐久型のデッキとなると1発の打点の低さがネックとなってしまうので、最終的にはエクストラターンを迎えても勝負がつかない可能性があります。相手はそれでどこかの試合で引き分けになったのだなと納得し、それならば「お互いに引き分けで終わってしまわないよう、自分は最低限の時間だけをかけて、いつも通り相手の裏を書き続けるプレイングを心がけよう」と考えます。

耐久型のデッキが相手ではありますが、こちらもただのゾロアークデッキではありません。2枚入っているアセロラを駆使しては相手のリソースを誘い出し、トラッシュにある使い過ぎたであろうリソースのチェックを怠らず、常に自分のペースへ持ち込みます。こちらのサイドカードが残り3枚、相手のサイドカードが残り1枚で前に残りHP100のグソクムシャGX、ベンチにオクタン、トラッシュにサイレントラボが3枚見えた瞬間が好機だと思い、バトル場にソーナンスとミステリーエネルギー、そしてNを突き付けます。相手は手札が1枚となりそのままサイコダメージでグソクムシャGXがきぜつし、サイドは5-5でイーブンに。新たにバトル場に出てきたのはエネルギーがついていないグソクムシャGX…アビスハンドが出来ない相手はなんとトップドローでプラターヌ博士を引いたようですが、それ以上は覆された盤面をさらに覆すためのカードは揃わなかったようです…そのまま前のソーナンスにであいがしらを打ちますが、これが勝負の決め手となりました。

僕は返しのターンでベンチにいたミミッキュにレインボーエネルギーをつけ、グズマでオクタンを呼び出し、まねっこでであいがしら 120ダメージ!サイドカードを引き切ってゲームセット!相手は最後にであいがしらを打ってはいけなかったことを悔やんでいたようでした。始めて確認するようなわからないカードが沢山出てきたのなら仕方ないですね…

針の穴を通すような対戦を2連続で繰り返すものの、不思議と気持ちは落ち着いていました。そのままチームメンバーや地元のプレイヤーとお話をしながら休憩し、次のマッチアップを待ちます。段々と夢じゃない舞台が見えてきた。

8戦目 6-3 グソクムシャGXゾロアークGX(もつやまさん) 先攻
卓に座り挨拶を済ませますが、見覚えがある名前の方だったのでお話を聞いてみると、ちょうどこの頃にTwitterで僕のアカウントをフォローしてくださったもつやまさんでした。お会いするのは初めてな上に、お話するのも初めて。5月のCL大阪大会では同じブロックでもつやまさんが13位、僕が15位と意外にも近くにいたようです。お陰で8戦目ながらも和やかな雰囲気で対戦を始めることが出来ました。そして、じゃんけんは運良く勝ちで先行!

場をオープンするとゾロアとコソクムシがご対面…まさかのグソクムシャ2連戦です!だから、この日の僕は特にグソクムシャデッキには負けるわけにはいかないんだって!しかも相手のグソクムシャデッキは、僕が横浜大会までに最も練習相手として調整して下さったホドホドさんの本命デッキであるゾロアークとの組み合わせでした。スパーリングの成果はここで活かします。何度も練習したデッキ相手には、より一層いつも通りの立ち回りを心がければいいんです。

プラン通り、相手は僕の度重なるアセロラ連打によりなかなかサイドを取り切れないようでした。しかしながら、僕もムキムキダンベルというやや予想外のカードが仕込まれていたので動揺してしまいます。これのせいでなかなか確定のダメージ数が定まらないし、アセロラで一緒に回収されてしまったらたまったものではない!とはいえ、アセロラを連打しながら要所でブラックレイGXを使ったため、相手はアセロラの打つ先を僕にコントロールされてしまいます。こうなると最後まで僕のペースです。

相手は後半まで場に散らされてしまったダメカンをケアすることが叶わなかったようで、最後は場にあったダメカン合計330ダメージ分ををマジカルスワップですべてバトル場のグソクムシャGXに乗せ換え、最後のサイドカードを引き終えて勝利!この頃にはギャラリーが大勢いて、心地よい緊張感で対戦を進めることが出来ました。

この次の試合で勝てばずっと目指していたあの舞台に再び上ることが出来る。そう自分の心に言い聞かせながらも落ち着いて最後のマッチアップ発表を待ちます。そこで対戦相手として現れたのは…

9戦目 ○ 5-0 グソクムシャGXダストダスカプ・コケコ(やしろさん)後攻
相手はよくTwitterでもやり取りをしているやしろさんでした。彼と初めて会ったのは2014年秋の仙台大会でファーストステージにて30分以上もの激闘を繰り広げた覚えがあります。その時はギリギリで僕の勝利…相手は最終戦でのチャンスかつ僕へのリベンジで静かに燃えていたように思います。それから3年経って、レックウザメガバトルではクライマックスステージに残ったり、みらチャンで優勝したり、GGCで何度か決勝トーナメントに進出したりと、彼があちこちで活躍している報せを聞く度に僕も刺激を受けていました。その相手とのこの大舞台で勝負が出来るだなんて本当に嬉しい。早速、試合を始める前に運命のじゃんけんをしようとします…が僕がこの時点で3勝5敗、相手は2勝6敗で僅かにリード(?)をしていたようです。結果は僕の負け。「これでイーブンだ!」と謎の勢いで、当たり前のように後攻を受け入れた僕がいました。最終戦だというのにこういう緊張感で過ごせたのは本当に楽しかった。

場をオープンすると僕はゾロア2体、相手はカプ・コケコとヤブクロン…ダストダスデッキか?と考える僕に対して、相手は何もサポートを使わずにターンを渡します。僕はカプ・テテフGXからのワンダータッチでアズサをもって来ようとしますがサイド落ち…仕方が無いのでニンジャごっこでゾロアをアローラロコンへ切り替えるプランを遂行すべく、みちしるべを使って無理やりゾロアークGXを立てに行くプランへと移行していきます。返しのターンで相手はカプ・コケコにダブル無色エネルギーを貼るものの、ダストダスを立ててかるいしを付けて、かいてんひこうをしてくるだけ…相手はどうやらこれほどまでに大事なところで大事故を起こしてしまったようでした。とはいえこちらもサポートが思うように引けなかったのでバトルサーチャーからのニンジャごっこでカプ・テテフGXをゾロアへと入れ替えながら場に復帰させ、ゾロアークGXを2体立てながらも、再びアローラロコンでポケモンを揃えます…相手は次のターンもかいてんひこうをするだけ…こちらはゾロアークGXの陣形が完成したので、そのままライオットビートでサイドカードを先行し始めました。

ダストダスを壁にしたタイミングで出てきたのはコソクムシ…まさかまさかのグソクムシャデッキ3連戦です!相手のデッキはグソクムシャダストダスデッキでした。この日の僕はグソクムシャデッキだけには負けるわけにはいかないと心から思っていましたが、どんなコンセプトのグソクムシャデッキの中でも特にこのタイプのグソクムシャデッキには負けるわけにはいきませんでした。相手はグソクムシャGXでであいがしらは打てる盤面を作れたのですが、何故かベンチにはカプ・テテフGXしかおらず後続が続きません。

僕は要所で1発ブラックレイGXを打ち込みました。そうこうしているうちにサイドカードは残り1枚に…相手はレスキュータンカを使ってまでコソクムシをトラッシュから呼び出してグソクムシャGXを立ててNを打ち込みます。サイド残り1枚のNとはいえ自分のポケモンが1撃で倒される心配はなかったので、引き続き落ち着いて相手の動向を待ちます。この時に相手はハイパーボールを使い、初めて山札を見ます…すると、その瞬間に相手は投了を選択しました。僕は動揺しましたが、この後の相手の行動ですぐに状況を理解します。

相手はサイドカードをめくり、コソクムシが3体も落ちていたことを僕に教えてくれました。これだけ大事故を起こした上に、コソクムシが3体も落ちていただなんてそうそう重ならない悲劇です。最終戦に無事勝利をしたとはいえ、流石の僕でも素直に喜べない終わり方でした。

だけど、そんな僕に対して彼は自分から「対戦ありがとうございました」と優しく握手を求めてくれたのです。内心、泣きそうになってしまうレベルで嬉しくて、やしろさんのことを本当にいい人だと思いました。彼のためにも僕は決勝トーナメントに進出したら負けるわけにはいかない…彼に「やしろさんの分も精一杯やってきます!」と伝えて、スコアシートをジャッジステーションに提出しに行きました。


最終戦を終え、僕はこの結果を今すぐに伝えたい人の元へ向かいます。相手の姿を見つけた瞬間、僕は情けないことに「最終戦勝ったよ…8勝1敗で上がれるかもしれない…」と泣きながら伝えました。相手はとっても喜んでくれた上に、僕を慰めてくれました。ただ、こんな顔を大勢の人の前で見せるわけにはいかなかったので、両手で頬を叩いてシャキっとしなおし、チームメンバーなどに予選の結果を伝えます。多くの人が喜んでくれて、予選順位の発表までわりと安心した気持ちで迎えることができました。

そして、決勝トーメント進出者の発表を迎え、僕は無事に予選13位でクライマックスステージ進出を決めました。

その時に近くにいた共にクライマックスステージ進出を決めたチームメイトのレイネ君や、チムサニのかざぐるま君、北海道の楓さん、最終戦で隣にいたExplorerさん、公式大会でよくお話をするオカノさんなどと喜びを分かち合い、とりあえず一安心をします。ただ、結果をよく見てみると、8勝1敗で1人だけ17位で落ちていた方もいたので、わりとギリギリだったようです。ちなみにその方は2戦目で土を付けられてしまったとのこと。また、この横浜大会で予選を抜けられた方々を再確認し、ここにいる方々は冗談抜きで只物ではないことを改めて実感します。

デッキチェックなど様々な手続きを終え、決勝トーメントのマッチアップなどを待っていたのですが、この待ち時間はとても長かったです。決勝トーメント開始予定時間を30分以上過ぎて18時を過ぎていたんじゃないかと思います。初めての試みが多かったこともあるので仕方ないですね。

とはいえ、予選を抜けられた安堵感でいっぱいだった上に、先のことを冷静に考えなければならないので不思議と自分のなかでは落ち着けていたように思います。そして、シニアリーグのマッチアップを見ていると、何となくではありますが対戦相手の推測が出来たので、ゆっくりと作戦を練るための時間に当てました。

クライマックスステージのマッチアップが決定し、出場選手への案内が始まりました。ここからが横浜大会の正念場です。相手は2月のCL大阪大会5戦目で僕が敗北したExplorerさん…CL2017シーズンは共に近くで戦い、CSP獲得を共に喜び合いました。最終戦にて互いに隣で対戦していた相手なら何も隠すものもありません。そして、何よりも僕には彼とどこかできっと当たるのだろうという予感がずっとありました。絶対に負けるわけにはいかない…そう思いながら僕はクライマックスステージ1回戦の勝負に臨みました。

※案の定、レポートが長くなってしまったのでここで一旦切ります。3連休中に最後まで書きます!
#307 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(①:前日&予選5戦目まで)
#307 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(①:前日&予選5戦目まで)
#307 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 自分が出来るポケモンカードとの新しい向き合い方を精一杯考えて優勝したお話(①:前日&予選5戦目まで)
夜分遅くにこんばんは、朗です。

横浜大会が終わってから具体的な対戦レポートよりも先に、使用したデッキのレシピの解説などを出来るだけ分かりやすく書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。なるべくわかりやすい言葉を選び、シチュエーションに応じて必要なカードなどをイメージしやすいように書いてみたのですが、それでも「よくわからないぞ!」という方は是非一度手に取って回してみて下さい。そこで初めて発見出来る何かがあるかもしれません。

さて、簡易的な対戦対戦結果は最初の報告時にまとめていましたが、久しぶりにより詳しくイベントレポートを書いてみようと思います。最近は簡易的な内容のみだったり簡単な感想文の程度だったりで終わらせていましたが、これだけ喜ばしい結果を残したとなると出来るだけ思い出を記録として残しておきたくなります。僕の思い出話はどうでもいいから、さっさと対戦レポートを読みたい!という方は次に太字の箇所が出てくるところまでスクロールで飛ばして下さい(笑)


今回も金曜日の深夜から高速バスで東京に入りました。もはや社会人になってからもいつも通りの交通手段となってしまっていますが、自分の身の丈に合ったこの交通手段は自分の身体にガタが来るまでまだまだ止められません。

といっても、疲れた体で高速バスに乗ったまま東京に着いて疲労が回復するほど便利な身体でもないので、今回は土曜日の早朝に東京へ到着した際にTwitterで話題になっていた鶯谷駅近くにある「ひだまりの泉 萩の湯」というすごい銭湯で朝風呂をキメてきました。詳しくはこちらのサイトをご覧ください(https://travel.spot-app.jp/haginoyu_yoppy/

こちらはここ最近オープンしたばかりの銭湯ようでして、設備が物凄く整っていました。何かとメディアでよく話題に上がる炭酸泉があるんです。僕は熱いお風呂に入るのが苦手なので程々に温いお湯に浸かることが多いのですが、この炭酸泉のお陰で血行が良くなりバス移動で疲れた体も入浴とストレッチでリフレッシュ出来ました。そしてお風呂上りにはやはり牛乳…この流れを東京に来て真っ先に出来るだなんて最高以外の何物でもありません。

銭湯を出た後は秋葉原駅に荷物を置き、東京駅を経由して地下街のお寿司さんにて優雅に朝ご飯を堪能。雨の中の移動で冷えてしまった僕の身体をだし茶漬けが温めてくれます。そのまま品川駅に移動し、午前中はそのままアクアパーク品川という水族館に行ってきました。(http://www.aqua-park.jp/aqua/

アクアパーク品川では「室内でイルカのショーが見れる」という、仙台の水族館では体験できないであろう点がすごく気になっていたのです。また、こちらも何かと現在メディアでホットな場所らしくイケメンボイスの魚が喋るそうです。何を言っているのかよく解らないとおもいますが、詳しくは検索してみて下さい。僕にもよく解らなかったです(笑)

水族館の中は最新のバーチャル技術を使った展示なども行われていた一方で、非日常的かつ幻想的な水族館という空間があらゆる意味で疲れ切ってしまった僕の心を癒してくれました。見たいと願っていたイルカのショーも観ることが出来、ペンギンの運動会といった小さなショーも見れて面白いことだらけでした。ただ、こういった水族館で動物を見るたびに「お!ヨワシの群れだ!」とか「あぁ…ウツロイドGXにうつろなひかりを使われる…」と反射的に考えてしまうどころか言ってしまうのは、ポケモンカードプレイヤーならではなのかもしれませんね。これが普通の女の子とのデートだとしたら御法度です!

水族館を出たら急に天気が良くなったので、「雨が降っていて行けなかったところへ行こう!」と思い、別の場所へ行動開始。最初は、品川駅近くのセブンイレブンへ行き、何故か北海道・東北では販売されていないという最近発売したチョコミント大福を食べつつ電車で浅草方面へと移動します。「何でこんな美味しい商品が東北で取り扱っていないんだ!」と考えると誠に遺憾です。浅草に到着してからは東京スカイツリーを目指します。ちょっと歩けば着くかなと考えていたのですが、思ったより遠かった…到着後はソラマチの洋食屋さんでボークカツを食べて一息つきました。

お腹を満たしたので早速スカイツリーに登ろう!と意気込むも、入場券を購入するために待ち時間メガバトル開始…30分近く並んだ末に地上350mの天望デッキへと登ります。遠い昔に東京タワーへ登った覚えはちょっとだけあるのですが、大人になってからこういった場所に来るのはこれが初めてです。午前中まで曇っていた空が嘘のように雲と雲の間から陽が差し、展望台から見える景色は普段ではなかなか見られない幻想的な街並みとなっていました。折角、ここまで来たのだからさらに上の天望回路へ登ろうと、チケットを購入して地上450mの展望回路へ向かいます。天望回路へ登ると先ほどとは全然違う創りとなっており、落ち着いて東西南北あちこちの風景をみることが出来ました。僕の地元があるであろう方面を見つめたり、翌日の横浜大会の会場であるパシフィコ横浜があるであろう方面を見つめたり、その最中に記念写真を撮るなど様々な過ごし方をしていました。ここで同じく観光目的でスカイツリーにやってきていた岩手勢のゆづきさんとバッタリエンカウント。普段会わないであろう場所での出会いにわりと驚きましたが、「お互い明日頑張ろうね!」と声をかけ天望回路を共に後にします。

しかし、ここで何かより深い思い出を作っておきたいと思い、僕は帰りに天望デッキのカラス床のスペースで記念写真を撮りました。ポーズはもちろん宮城の公認自主イベントでは定番となっている「ワンダー?タッチ!」のアレです。手の平にカプ・テテフGXをもってカメラに向かってキメ顔。「これで明日の横浜大会でもしっかりワンダー・タッチを決められますように!」という願掛けのようなものでもありました。僕のデッキはカプ・テテフデッキでしたからね。こういう遊び心は大事!

その後は、天望デッキから降りてソラマチにあるポケモンセンター スカイツリータウンへ行き、去年の愛知大会でお世話になったレックウザへ一礼を済ませます。軽く店内を見た後に、同じくソラマチにある「共楽堂」という和菓子屋さんでひとつぶのマスカットという美味しいお菓子をお土産に購入…試食で大粒1個分食べさせてくれた店員さんの気前がとても良かったです。そして、スカイツリーを後にしたあとは秋葉原にてチムロリ本部長と奥さんと合流!横浜大会に向けてのちょっとしたお話と主にチムロリ関東勢の面白いエピソードを聞きながら、楽しく美味しいお酒を飲んでいました。気が付いたらもう夜の21時半…このまま宿を取っていた川崎へと移動しました。

宿に到着してからは最終確認がてらデッキシートを書いて、お風呂に入って寝るだけです。他にやることなんてありません。特に、前日にポケモンカードだけは絶対にやらないと心に決めていました。今日まで出来るだけの練習を仙台でしてきたのだから、このタイミングになって追い込みでやる必要はありません。それに、「せっかく東京へ来たのだからこっちでしか出来ないことを沢山やろう!」と思って、横浜大会前日は主に観光を楽しみました!

例えばの話ですが、遠征のためにやってきた土地で女の子と一緒にいたとしたら、自分が住んでいる地域と同じ通りのノリで一緒にカードショップばかりを観に行くような人っていないですよね?もし僕が女の子の立場だったらそういう男は絶対に無理なので、前日はとにかくポケモンカードから離れてリラックスすることを心がけました。だって、その方が人生楽しいでしょう?そのリラックスが出来たお陰で僕はデッキシートを書いた時に最後の気がかりな点(※カプ・テテフGXを4枚のままでいいのか)に冷静になって気付くことが出来、最後の直感でカプ・テテフGXを1枚抜いてプラターヌ博士を3枚から4枚にするという微調整が出来たので、結果的にこれは大正解だったと思っています。


横浜大会当日の朝を迎え、ホテルで優雅に朝ごはんを食べてからパシフィコ横浜へ向けて出発!川崎から横浜へ乗り換え、横浜からみなとみらいへ向かう電車のホームでとーま君から声をかけられ、ご一緒にいたまどまぎさんやディグさんともバッタリ遭遇します。大会当日のこの程よい緊張感と和気あいあいとした雰囲気は本当にいいですね。会場に到着したのは8時を過ぎた頃でした。

会場の中に入ると、僕が知る限り今までで最も広大なスペースを使用したイベント会場を目の当たりにします。「この会場で優勝出来たならそれはどれだけ素敵なことだろうか…」など、少し考えはしましたがこの時は目の前を相手に勝ち続けることが大事です。マッチアップを確認し、卓へを座り、対戦相手を待ちました…当たり前ですが相手はやってきました。愛知からいらっしゃった方のようです。どうやら僕は今回も不戦勝を引くことが出来なかったので、毎回しっかり勝たないといけないのだなと思わされました。こればかりは仕方ない…というか、勝ちたければそんなに甘いことは考えちゃいけませんでしたね。

※前置きが長くなりましたがここからがレポートになります!

そして、僕のチャンピオンズリーグ2018 横浜大会への挑戦が始まりました。

使用デッキ「カプ・テテフとゾロアークのおもちゃ箱」
2ヶ月前に組んだカプ・テテフバレットの型からずっと使い続けてきたこのデッキにはとにかく迷いがありませんでした。沢山の方々から「そのデッキはやばい!」と良い意味で背中を押してもらいました。僕のポケモンカード史上、指折りレベルの自信作とも呼べるデッキが横浜大会で光りました(デッキレシピと解説はこちら→http://akira3.diarynote.jp/201709062011299799/

1戦目 ○ 1-0 オーロットBREAKネクロズマGXカプ・テテフ 先攻
初っ端から運良くじゃんけんに勝ち、こちらはゾロア×2体のスタートでカプ・テテフGXも手札にあって理想的なスタートがきれそうです。相手の1回のマリガンでオーロットBREAKと炸裂バルーン等を見て、じゃんけんに勝ったことに心から安堵します。相手は非GXのカプ・テテフ単騎でのスタート。こちらは先攻で順当に場を展開しますが、返しのターンで相手はプラターヌ博士を打ってもたねポケモンを引けませんでした。2ターン目にゾロアークGXに進化し、ベンチにポケモンが5体並んでライオットビート120ダメージで勝利…こればかりは流石に運が良すぎました。

とはいえ、この運を活かし続けないと先に続かないので、この試合が終わってからはその時に対戦しているプレイヤー全デッキの統計を取ります。全体的にはルガルガンゾロアークが大部分を占めて、ボルケニオン、グソクムシャ、よるのこうしんといったデッキが多いことを確認し、自分のデッキのメタ読みが間違っていないことを確信します。とはいえ、不戦勝の方を含めてまだ見えていないデッキも多数あるので油断なりません。気持ちを切り替えて次の対戦に臨みました。

2戦目 ○ 6-5 サーナイトGXエルレイドゾロアークGX(ペケ君)後攻
相手は2016年日本代表選手のペケ君…公式大会での対戦は2014年の秋の東京大会から3年ぶりとなります。勝ち続ければいつかは強い人とは当たるとわかっていても、序盤でこれほど強い相手と当たってしまうとやはりビクッとしてしまいますね。また、対戦前のじゃんけんには負け…厳しい戦いの始まりでした。

相手はアズサでこちらのゾロアを見た瞬間にウソッキーを出しながらラルトス、ゾロアを順当に並べ始めます。サーナイトゾロアーク…何度も仮想敵として練習してきた相手です。こちらもゾロアークラインをメインに展開しようと試みますが、たねポケモンが並んでもなかなかゾロアークGXを引くことが出来ません。そうこうしているうちにお互いにNを打ち合ってそれを繰り返していました。

場が動いたのはこちらがゾロアークGXを立て、相手がサーナイトではなくエルレイドを立てたところから。こちらは山札にミミッキュがいることを確認していたのでまねっこセンシングブレードでカウンターをしてやろうと常に意識していました…がオカルトマニアを打たれるなどしてテンポを崩されてしまいます。こちらのゾロアークGXがやられ、ミミッキュでカウンターをしてやるというタイミングで無理やりとりひきからのプラターヌ博士で圧縮&次に繋がる展開&まねっこを炸裂させた直後に問題発生。

「あ、さっきのターンオカルトマニアを使っていたのでとりひきが使えなかったです」とペケ君から言われ頭が真っ白になります。その場ですぐにジャッジを呼び、相手の申告には何も間違いが無くオカルトマニアを失念していた自分が悪いとお話します。そこで出た裁定はサイドペナルティ1枚を受けることとなりました。

サイド差がここで2-3になってしまったのでもうどうしようもなくなり負けたと思ったのですが、相手がダブル無色エネルギーなかなか呼び込めない上に2体目のエルレイドを立てられず、サーナイトGXもエネルギーを呼び込めないままバトルは終盤へ。ネクロズマGXで相手の場にダメカンを蓄積させ再び有利を取り、序盤に全く使っていなかった余っていたバトルサーチャーを使用し、グズマでカプ・テテフGXを呼び出しライオットビートで勝利…

自分のあり得ないミスのせいで後味が悪くなってしまったことが本当に申し訳なくてサイドペナルティを受けたミスに対し、僕はペケ君にひたすら謝っていました。それに対して彼は、「デッキが強かったから仕方ないです。この後も頑張って下さい!」と心強い言葉を僕に送ってくれて、「ありがとう」と僕は涙目になりながら感謝の気持ちを握手で返しました。この時の僕はメンタル的にボロボロになってしまいましたが、彼の紳士的な対応に物凄く救われたんです。

一旦、喫煙所へ一服しに行ったタイミングですれ違ったしょうこパパさんには「調子が悪そう」と捉えられたようで、喫煙所でバッタリあったトムリンさんにその出来事をお話して「ここから気持ちを切り替えていきましょう」というアドバイスを頂きましま。僕は3回戦を迎える前に両手で思い切り頬を叩き、気持ちを引き締めて次の戦いに臨みました。

3戦目 ○ 6-4 ラプラスGXマナフィGXカプ・レヒレGX 後攻
バトル場を見ると相手はラプラスGX…おそらくWTBだろうなと考えましたが、それにしてもこのデッキタイプは久しぶりに見ました。マナフィGXやシェイミEXで爆発的な展開をしながら、ピーピーマックスで場に水エネルギーを貯めていきます。デッキ相性的にどこかで闘魂のまわしを巻いたカプ・テテフGXがカウンターを決めるんだろうなと考えながら、順当にマナフィEXとシェイミEXを倒して積極的にサイドをリードしていきます。相手も負けじとカプ・レヒレGXのハイドロシュートでアセロラで回収できなかった深手を負ったゾロアークGXを狙いサイドを詰めていきます。やはり、ベンチ狙撃は強いですね。

と、よく手札を見ているとひかるゲノセクトとダブル無色エネルギーとバトルサーチャーがあって、場にはレインボーエネルギーがある…相手のベンチにはマナフィEXがいる…これはアレを決めるかと考え、場に出したひかるゲノセクトがエナジーリロードでレインボーエネルギーを身に着け、さらに手札からダブル無色エネルギーを身に着け、バトルサーチャーでグズマを使用しマナフィEXとひかるゲノセクトがご対面。ガイブラスター140ダメージで一撃を決め再度を取り切り勝利。相手は突然現れたひかるゲノセクトの予想だにしない動きを目の当たりにしてポカンとしていました。そりゃあ、ルガルガンGXを見て採用したカードが突然出てきたら驚きますよね…

4戦目 ○ 6-4 よるのこうしんマーシャドーGXガマゲロゲEX(てぃあ君)後攻
マッチングが決定し、名前を見たらよく知っている相手がやってきました。東北を離れ、今は静岡で活動している東北勢のてぃあ君です。「公式大会で対戦するのは何気にこれが初めてだね」と話していました。これはデッキレシピを書いていて思い出したことなのですが、僕のデッキを「おもちゃ箱みたいだ」と表現してくれたのは実は彼なのです。2012年の秋に札幌でクライマックスステージへ進出した風変りなシビビールレックウザデッキを公開した際に頂いた感想でしたね。僕はそこからおもちゃ箱というフレーズをとても気に入ってしまいました(笑)

それで対戦はというと、序盤の展開はお互いに上手くいったもののこちらがダブル無色エネルギーを引けずに出遅れ、相手のデッキに次元の谷が入っていないことを見誤りこちらから出してしまったことでバケッチャの進撃を許してしまいます。無理やりオドリドリで返そうとするものの当然、積極的に狙われはしますが後半に逆転の一手を打てると信じ耐え凌ぎます。相手の残りサイドが2枚になったタイミングでNを打ち込み、相手の引きを2ターン止めることに成功。そこで登場したネクロズマGXでブラックレイGXを決めて、相手のダメージカウンターを1個ずつあやかしのまいで乗せておいたシェイミEX2体(1体はまわし付き)に炸裂させます。そのまま相手の打つ手がなくなりこちらの勝ちに。ラスト2ターンで手札が芳しくないものになった彼が発した「本ッ当にNってカードはさぁ…」という一言が全てでした。

5戦目 × 5-6 ルガルガンGXゾロアークGX(よんさん)後攻
マッチングが発表されて名前を見るとこれまた見覚えが…対戦卓にやってきたのはチャンピオンズリーグ2017 FINALの4戦目で対戦したよんさんでした。FINALではオーロットデッキを使用していましたが、今回は何デッキを使っているのかは全くわからず。順当にいけばそろそろルガルガンゾロアークを踏むんだろうなと予想していました。

お互いに対戦したことがある相手ということで和やかな雰囲気に包まれていたと同時に、準備中は程よい緊張感にも包まれていました。その準備の過程で相手から申告があり「実はこのオリジナルGXマーカーの裏側にちょっとしたネタを仕込んでいるんですが、前もって見せた方がいいですか?」と言われ、「そうなんですか?対戦に影響があると困るのでよろしくお願いします」と返しました。

「はい!」と言われ、オリジナルのGXマーカーを裏返されて出てきたのは

熱盛

気付いたら、「失礼しました、熱盛と出てしまいました」と僕は口に出していて、「今日の対戦相手で初めてそのリアクションを頂きました!それを待っていたんです!」と返されました。目の前に現れた赤い枠の中に赤く太文字で描かれていたロゴの影響で頭の中に「アツモリィ!!」という効果音が流れてきた上に、対戦前の緊張感がぶっ飛んでしまいました。旬なネタをありがとうございます(笑)

対戦がスタートすると場にいたのは、イワンコとゾロア…よんさんは王道のデッキを使用してくる気がしたのでやはり予想通りでした。とりあえず、お互いにご挨拶代わりにウソッキーを出し合うところからスタート。序盤にNを打たれたこところからこちらが1手で遅れてしまい、相手に終始テンポを取られてしまいます。相手が一手先へ行くために貼っていたエネルギーもストロングエネルギーではなく基本闘エネルギーだったため、改造ハンマーとクセロシキが効きません!これが最後まで響きます!

何とか出遅れたテンポを取り戻そうとして無理やりサイド差を5ー4まで詰めましたが、最後は突然出てきた相手のゾロアーク(XY8 なりかわる)の存在を見抜けず、ウソッキーがいないスカイフィールドを逆手にとってベンチに並べたポケモンが痛手となり、カプ・テテフGXがマインドジャックで1撃で倒されてしまいゲームセット。序盤に突き放されそうになった割にはよく頑張れたと思います。ルガルガンゾロアークというデッキのゲームテンポを崩せなかった一方で、自分が順調なゲームテンポを最初から作れなかったこと…それが敗因です。FINALでは勝利できましたが、今回は逆にリベンジを決められてしまいました。相手は本当にお見事で僕の完敗でした。

対戦終了後に相手は後半に突然出てきて僕のベンチにいたひかるゲノセクトをさし、「それの採用理由が最後までわからなかったです」と聞かれたので丁寧に運用方法を伝えてみたところ、相手は目を見開いて「すごい!!」と驚かれていました。どうやら、このデッキにはルガルガンゾロアークに対して、とんでもない勝ち筋が仕込まれていたことを実感して頂けたようです。この反応を頂いたお陰で、この後にルガルガンゾロアークに当たっても「これなら負ける気がしない」と自信をもって臨めると思えるようになりました。

そう、この時の叩きも後半の戦いに。これまでの出来事もこの日のために。全ては繋がっているのです。ここで負けてしまったことで「もう後がない」と再度気持ちを引き締めることが出来ました。僕は再度、対戦に臨む前に両頬を思い切り叩いて、次のマッチアップを待ちました。

※思いのほかレポートが長くなってきたのでここで一旦切ります。続きはまた後日に!
#304 チャンピオンズリーグ2018 横浜大会で優勝することが出来たお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。
このタイトルを書ける日が来ることをずっと心待ちにしていました。今日の結果を簡易的にまとめた物をここに記しておきます。

使用デッキ「カプ・テテフとゾロアークのおもちゃ箱」

1戦目 ○ 1-0 オーロットBREAKネクロズマGXカプ・テテフ
2戦目 ○ 6-5 サーナイトGXエルレイドゾロアークGX(ペケ君)
3戦目 ○ 6-4 ラプラスGXマナフィGXカプ・レヒレGX
4戦目 ○ 6-3 よるのこうしんマーシャドーGXガマゲロゲEX(てぃあ君)
5戦目 × 5-6 ルガルガンGXゾロアークGX(よんさん)
6戦目 ○ 6-4 ルガルガンGXマーシャドーGXバレット(たかさん)
7戦目 ○ 6-5 グソクムシャGXオクタンカプ・コケコ
8戦目 ○ 6-3 グソクムシャGXゾロアークGX(もつやまさん)
9戦目 ○ 6-0 グソクムシャGXダストダスカプ・コケコ(やしろさん)

8勝1敗 予選13位でクライマックスステージ進出

決勝1回戦 ○ 6-5 ルガルガンGXゾロアークGX(Explorerさん)
決勝2回戦 ○ 6-4 ルガルガンGXゾロアークGX(ハレさん)
準決勝戦 ○ 6-4 よるのこうしんゾロアークGXマーシャドーGX
決勝戦 ○ 6-4 ルガルガンGXゾロアークGX(とーしん君)

優勝

何もかもが驚きで未だに実感が湧きません…夢見心地というのはまさにこのようなことを言うのでしょうか。今日の僕は本当に運が良かったです。そして、呼び込めた運をポケモンカードを通して幸運に変えられたこと。これが本当に嬉しい。

去年、今年と僕はあと一歩のところで日本代表選手への夢を掴み取れませんでした。特に今年の日本チャンピオン決定戦が終わった直後は「もうしばらくポケモンカードをやりたくない」と思ってしまうほどに落ち込みました。

だけど、ポケモンカードが好きだから。ポケモンカードで夢を見続けていたい、もし出来るなら、ポケモンカードで沢山の方々に夢を与え続けたい。それならば自分は「イベントオーガナイザーとしてもポケカプレイヤーとしても一流を目指そう」という目標を再び掲げてからの2ヶ月間はとにかくあっという間でした。大会1週間前もイベント運営にしっかり専念していたのは僕らしい行動ですね(笑)


世界大会に行けなかった悔しさをバネにひたすら色々なデッキを試し続け、辿り着いたのがこの中身がまるで訳の分からないごちゃごちゃなおもちゃ箱のようなゾロアークデッキ…このデッキは僕の自信作でした。沢山の方々に1枚1枚のカードの活躍やそれに伴ったプレイングで驚きを見せることが出来た僕は、今日参加者総数1,078名の頂点に立ってしまいました。今でも夢じゃないかってぐらい不思議な感覚が僕の頭を包んでいます。

手元には勝利の勲章が入った名誉ある盾が残り、来年の世界大会への参加権利の目安となるCSP400点を勝ち取ったことでチャンピオンズリーグ2018シーズンの日本代表選手第1号に決定、並びに第3回 ポケモン竜王決定戦の参加権利などを頂いてしまいました。夢だけど夢じゃなかった!

僕のようなポケモンカードにおける才能が無い凡人が、常日頃から目覚ましい結果を沢山残されている方々に追いついて、世界大会への挑戦を掴み取るには人一倍努力をしなければなりません。しかし、僕は努力という言葉とそれに伴う行動が嫌いです。というか、自分で「自分は努力をしている」と考えるのが大嫌いなんです。これは僕の主観によるものですが努力というものは自分で言うものではないと思うんです。それでもこの悔しさのスパイラルから抜け出すために、今回の僕は信頼出来る相手と出来る限り練習する、出来る限りの知恵を磨く、ジムバトルや自主大会などのイベントへ出来る限り積極的に参加するなどの努力をしました。今回の僕は自分でもかなりの努力をしたと自分に○をあげています。それが報われて本当に良かったです。

詳しく書きたいこと(例えば今回のデッキ製作経緯や解説など)は沢山あるのですが、そろそろ夜行バスに揺られているうちに程良い疲れがやってきました。その辺はまた後日ちゃんと書きます。こんな時間まで嬉しい余韻に浸れて嬉しかった。

明日からは僕もまた日常の世界に戻りますが、今大会のことはまた引き続きDNにて書いていこうと思います。とりあえず、仙台に帰ったら出来る限り休みます。

本日対戦して下さった皆さん、大会を運営して下さった皆さん、ありがとうございました。そして、本日参加された皆さんお疲れ様でした。ゆっくり休んで下さい。

それでは、またどこかでお会いしましょう!
#299 第18回 ナナホシ杯にて4位になったお話
#299 第18回 ナナホシ杯にて4位になったお話
#299 第18回 ナナホシ杯にて4位になったお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。

WCS2017が終わりましたね。僕も重いまぶたをこすりながらDay3の各カテゴリ決勝戦を観ていました。どの試合も見応えがあり、特にマスター決勝戦は優勝者があまりにも強すぎた一方で、準優勝したアリス君の勇姿に心を打たれ目頭が熱くなったほどです。あの舞台であれほどの戦いが出来るように、僕もより一層ポケモンカードへ向き合いたいですね。


さて、先週末は久しぶりに東北で最もレベルの高い自主大会であるナナホシ杯へ参加してきました。前回開催時はBATTLE X ROADの宮城予選も兼ねていたので、東京予選にて参加した僕は不参加。前々回はジガルデメレシーオクタンという奇妙なデッキを使用して3位になったところでしたね。ということで、今回も僕らしいおもちゃ箱のようなデッキを握って臨みました。今回のナナホシ杯がBO3形式だったこともあり、やりたいことを好き勝手やるデッキを持ちこんでも大丈夫だろうって。

使用デッキ「ゾロアークツールボックス」
現在、仙台駅周辺のジムバトルではゾロアーク研究会なる活動が盛んです。毎回のように様々なプレイヤーで面白いゾロアーク系統のデッキを持ち込んでは、お互いに「それ強くて面白いね!」と対戦しながら言い合うことがしばしば。この前は参加者12名のうち7名がゾロアークデッキを使用していたにも関わらず、全員が全く違うタイプのデッキコンセプトでいかにゾロアークの自由度が高いのかを実感しました。

ということで、今回の僕はゾロアークラインとカプ・テテフを4枚積んでいた箇所以外は、ポケモンもトレーナーもピン挿しだらけの何が飛んでくるかわからないようなツールボックス的なデッキで参戦。ツールボックスと言えば聞こえ方はカッコいいですが、中身はごちゃごちゃしていておもちゃ箱みたいになっています。振り返ってみるとピン挿しカードは20枚近くありました(笑)

1戦目 〇〇 カプ・ブルルGXリーフィアEXフラエッテ(イオリン君)
今年のチャンピオンズリーグ千葉大会にてベスト8を獲得した強い中学生プレイヤーです。初っ端から油断ならない相手です。場をオープンするとリーフィアEXとフラペペの姿が…フラエッテとエーテルパラダイス保護区と闘魂のまわしで耐久力を上げて殴り続ける面白いデッキでした。フラエッテの効果が頭から抜けてしまい、1ターンダメージ計算を勘違いして倒し損ねたシーンもありました…デッキコンセプト的にゾロアークをOHKOさせるのが難しかったようなので2戦とも押し切り勝ち。

2戦目 〇〇 ボルケニオンEXバグガメスGXホウオウGXウソッキー(H2さん)
うんざり会の主催者であり福島のボス的なお父さんプレイヤー。隣の卓に座っていたゆっけ君からは「ボス対決だ!」と言われましたが、僕はそこまで大それた立場じゃないです(笑)対戦に関しては相手の裏を書き続ける立ち回りをし、終始ゲームをコントロールする動きに成功したのでストレート勝ち。

3戦目 ×× ゾロアークGXルガルガンGXウソッキー(ぐんぐる君)
今年の日本ベスト8&先日のシーガルたなばた杯優勝者ですね。去年7月のナナホシ杯では決勝戦で運良く勝てましたが、今回はそう簡単にはいかないだろうなと思いながら対戦。相手が先行を取りご挨拶代わりにウソッキーを出してきて悶絶。中盤は共に一歩も譲らない駆け引きをするところまでもつれましたが、相手の見事な立ち回りで一手離されてしまいそのまま負け。

2セット目はテテフを4枚も積んでいるにも関わらず引けず、サポートも手元に無かったため3ターンひたすらドローゴー…さっさと投了して4戦目以降のことでも考えるか…と思っていたら、4ターン目辺りでハイパーボールを引いたので「このデッキがまだやれって言ってるみたいだからやってみる」と相手に話しテテフを持ってきてワンダータッチから無理やり展開し、何とかサイド残り2枚まで追いつめます…が、流石に初動の3ターンで突き放された差を簡単に埋めることは出来ずに負け。簡単には勝てない相手とはわかっていたものの、それなりに見せ場を作れたと思うので対戦はとても楽しめました。

4戦目 〇〇 サーナイトGXアローラベトベトンディアンシー(ふろーと君)
バトクロ本大会にてMAGENEDOのリーダーとして共に切磋琢磨をしたふろーと君が相手です。何気にこういった場所での対戦は初めて。相手のデッキはバツローグ君が日本チャンピオン決定戦にて使用した型によく似ていました。この試合でもひたすら相手の裏を書き続ける立ち回りを心がけます。相手が自分の思い通りのタイミングで貴重なリソースを割いてくれたので、そのタイミングで相手にとってかなり嫌であろう動きを決めて1セット目は勝ち。2セット目は1セット目に見せなかった手を数種類見せて、相手の心を幾度となく折って勝ち。サーナイトに勝てないとこのゾロアークは話にならないので仮想敵に勝てて安心しました。

5戦目 〇〇 ソルガレオGXドータクンコバルオン(ゆっけ君)
バトクロ本大会にてMAGENEDOの監督()として共に切磋琢磨をしたゆっけ君が相手です。ナナホシ杯で対戦するのはこれがもしかして初めてかもしれません。メテオドライブにより自分のゾロアークGXもカプ・テテフGXも何でもかんでもOHKOされてしまうので、正直デッキ相性があまり良くありません。そのため小細工をひたすら効かせて相手が簡単に動けない立ち回りを心がけます。その結果、相手曰く「朗さんの構築が僕の想像の4手以上先」だったそうなので、僕のおもちゃ箱に翻弄させることに成功した模様です。そのため1セット目も2セット目も同じ決まり手で勝利。

4勝1敗(トータル8勝2敗) 勝ち点12 オポーネントにより 4位

最終戦が終わった時点で勝ち点15が1人、勝ち点12が3人だったので3位以上に入れるかは怪しいところ…最終戦の時は2番卓だったので大丈夫かなと思っていたら4位で自分の名前が呼ばれてしまいます。

今回のナナホシ杯ではベスト8以上が入賞圏内であったものの、盾を獲得出来るのは3位以上だったのでその位置には辿り着けませんでした…思えば過去のナナホシ杯で第3回でも盾無しの4位を取ったり、オポーネントの都合上ギリギリ予選敗退ライン(上位8位に対して9位、上位16位に対して17位など)を幾度となく取っている僕にはよくあるお話なのですが、久しぶりにやってしまいました。とはいえ、自分なりには面白いデッキでここまで駆け上がることが出来たので、そこは自分に〇を上げようと思います。盾を獲得できなかったのはそもそも全勝ができなかった自分が悪い。そのため、最後に撮った集合写真では隣の3人に対して自分だけ盾を獲得出来なかった悲壮感を出すところに力をいれました()

そういえば、珍しく抽選会で大当たりを引くことが出来て、海外限定のダークライファイルを頂きました。盾を獲得できなかったのは残念でしたが、ここで大当たりを引けたのは何かの縁。ダークライにはそこそこの思い入れがあるので。たまには自分用のサプライとしてとっておこうと思います。例えば、過去にクライマックスステージを共に戦ったカードでも飾ってみようかなと。海外サプライ(特にデッキシールド)は今の自分が持っているとあるポリシーによりなるべく使わないようにしているのですが、こういった記念で手に入れた品は何かしらの形で大切に使ってみたいのです。

帰りは東京から帰省も兼ねて遊びに来たユウキ君と共に仙台駅へ戻り、先に駅前へ戻って過ごしていたうきよちゃんとディグさんと合流。そのままポケモンセンターに行ったり、夕ご飯を食べたりした後に解散しました。特にユウキ君とは実は地元の小中学校の遠いセンパイとコウハイという裏設定があるので、折角実家に帰ってきたこともあり道中でうちの近くに寄ってもらい、我が家のイワンコと対戦してもらいました。もふもふに包まれたユウキ君のほんわかした顔が印象的でした(笑)

そんな感じで今回のナナホシ杯への挑戦は終わりました。新規層を中心とする参加者も増えて、今までとはちょっと違う会場は程よい緊張感や和やかな雰囲気が漂っており、とても楽しくて良いイベントだったように思います。今度は10月辺りに行われるそうなので、その際は今回のリベンジも兼ねて挑戦してみたいですね。

対戦して下さった皆さん、運営をして下さった皆さんありがとうございました!そして、参加された皆さんお疲れ様でした!


最後に宣伝になりますが、今週末は仙台バトルスタジアム2017 Augustが大野田コミュニティ・センターにて行われます。
#291 【公認自主イベント】仙台バトルスタジアム2017 August【8/27】
http://akira3.diarynote.jp/201707202033482016/

ナナホシ杯とはまた違った雰囲気のイベントではありますが、新規層または初心者から上級者レベルのプレイヤーまで楽しめるような形式でイベントを開催しています。

特に今回はチャンピオンズリーグ横浜大会の1週間前ということもあり、大会形式的にも練習または調整には持ってこいだろうと自負しております。本番でも勝てるように、最後までなるべく負けなければいい。負けたとしてもなるべく勝てるように諦めなければいい。勝ち負けを気にしなければ色々なデッキを試してみればいい。楽しみ方を自分のペースで選べるイベントです。今回は新たなサプライズも用意したのでお楽しみに!もしよろしければ遊びに来てくださいね!
#289 第2回 岩手ケルディオ杯 青森場所で優勝したお話
#289 第2回 岩手ケルディオ杯 青森場所で優勝したお話
#289 第2回 岩手ケルディオ杯 青森場所で優勝したお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。
前回の記事の予告通り、本日は公認自主イベント:第2回 岩手ケルディオ杯 青森場所に参加してきました。北東北というなかなか足を運べない場所でありながらも、福島、宮城、岩手などから様々なポケカプレイヤーが集い、参加者は何と35名ほど!とても素敵なアイディアと活気に溢れたイベントでした。以下がその簡易レポートになります。

使用デッキ「カプ・テテフバレット」
予選1戦目 ○ 6-2 ボルケニオンEXバグガメスGX(from 青森)
予選2戦目 × 2-6 ボルケニオンEXバグガメスGX(from 福島)
予選3戦目 ○ 6-4 ギガイアスメレシーBREAKマグマ団のバクーダ(from 岩手)
予選4戦目 ○ 6-5 サーナイトGXディアンシー(from 岩手)
予選5戦目 ○ 6-5 ルガルガンGXルカリオEXレジロックEXランドロス(from 青森)

4勝1敗 予選3位通過

【以下、決勝トーナメント ※準決勝以降はBO3形式】
1回戦 ○ 6-1 ルガルガンGXイーブイズ(from 岩手)
準決勝 ○ 6-4 、○ 6-2 ライチュウエンニュートGXアローラキュウコンGX(from 青森)
決勝戦 ○ 6-4、○ 6-4 ルガルガンGXルカリオEXレジロックEXランドロス(from 青森)

3勝(5勝)0敗で優勝


ちょいといつもとは違う変わり種のビックリデッキ(ex:カプ・テテフGX4積みなど)を持ち込んだら、上手く自分のプレイスタイルにハマってくれたので優勝することができました。何気に自主大会における優勝は1年ぶりなので素直に嬉しいです。

仮にも日本チャンピオン決定戦に出場したプレイヤーとしての強さを見せることが出来たかな…ここ2年ほどはイベントオーガナイザーとしても精力的に活動していますが、やはり僕の基盤となっているのはプレイヤーとしての姿勢なので、様々なエネルギーをかけて出場するからには勝ちたい。それが叶ってよかったです。より詳しいレポートはまた後日まとめます。

今晩は青森で美味しいお酒と海の幸を堪能して温泉に入ってきました。これからやっと眠りにつけます。朝4時スタートにしては頑張ったぞ自分。

本日参加された皆さん、大会を運営して下さった皆さん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。ゆっくり休んで下さいね。


ちなみにシーガルなみのり杯についてですが、7/11時点で参加希望者が52名になりました。予想以上に参加希望者が募っていて大変驚いております。大変喜ばしい限りです。
#279 【公認自主イベント】シーガルなみのり杯【7/17】
http://akira3.diarynote.jp/201706151142017073/

一応、定員として50名程度とは定めておりますが、デュエルスペースとの相談の兼ね合いでもしかすると若干の拡大程度ならば対応出来るかもしれません。もし、参加をお考えの方は早めに連絡を頂けると助かります。よろしくお願い致します。

それでは皆さん、またどこかでお会いしましょう。おやすみなさい。

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