#330 チャンピオンズリーグ2018 公認大会1st ベスト32まで勝ち上がり意地を見せてきたお話
#330 チャンピオンズリーグ2018 公認大会1st ベスト32まで勝ち上がり意地を見せてきたお話
こんにちは、朗です。
今回の記事は一昨日の大型大会に至るまでの経緯の記録と、大型大会当日の簡易的なレポートです。


しばらくの間、パソコンが使えずDNを書く時間を作れなかったり、立場上慌ただしい日々を過ごしていたりしたら、あっという間にチャンピオンズリーグ2018 公認大会1stを迎えてしまいました。まさか、前回の大型大会であるチャンピオンズリーグ2018 横浜大会のクライマックスステージの優勝レポートを書き終える前に、次の大型大会を迎えることになるとは思いませんでした。

横浜大会からの気持ちの整理に加え、これは既に過去の栄光であると区切りをつけるためにもレポートをちゃんと書き上げたかったのですが、いつか時間を作れば出来るだろうという自分の無精さが出てしまったようです。学生時代はあんなに詳細なレポートを頻繁に書いていたはずなのに、社会人になってからはそう上手くは出来ないものですね。レポートを楽しみにしていた方々には本当に申し訳ないです。いつになるかは定かではありませんが、近いうちに書き上げます。

また、今月の中旬に行った公認自主イベント:東北チャンピオンシップス2017は無事に開催終了致しました。こちらの結果報告はTwitter上で簡易的に行いましたが、いつも通りDNでの報告はまだ出来ていませんでした。どうせ書くなら時間をかけてしっかり書こうとするのはいいけれど、そもそも時間をかけられないのであれば無意味でした。どんなことにも言えるお話ですが、もうちょっと余裕を持った過ごし方が出来るように今後は心がけたい所存です。そういう意味合いではここ数ヶ月の間、自分を振り返る大事な期間だったと感じております。


ということで、イベントオーガナイザーとして4週連続で公認自主イベントの開催開催を終えた僕は、ポケカとしてプレイヤー次のCSP獲得を目指し公認大会1stへの出場する…前に、11/19にイエローサブマリン マジッカーズ★ハイパーアリーナで開催されたシティリーグに出場してきました。

会場にいた知り合いの方々から「何でいるの!?もうCSPあるじゃん!」といった内容の声を沢山聞いたのですが、現在保有している400ptという一時の成果だけでは全国各地の強豪プレイヤーの手によってあっという間に超えられてしまうだろうと感じていたので、僕自身も数少ないチャンスを物にするために、CL公認大会1st開催1週間前のシティリーグの開催日にも東京にやってきました。目標は少しでも多くのCSPを獲得するためです。

その日は思うところがあって流行デッキの最先端をいくルガルガンゾロアークを使用するも結果は× × × × ○ △ ○で、ここ直近の成績からはとても考えられないほどの大敗でした。それどころか、参加者98名のうち上位64名にすら入れずに追加でCSP獲得ならず…

正直、これほどまでめちゃくちゃに心が折れてしまうほどの結果を残すことになるとは思いもしませんでした。手は全く抜いておらず、デッキも強いものを持ってきて、出来る限りの練習をしてから臨みました。客観的に見たらあまりにも運が悪すぎた日だったのかもしれませんが、それだけでは片付けられない受け入れられないことが多すぎます。仲良くしている方々からは「どうしたチャンピオン!?」「何で下位卓にいるの!?」など様々な心配をされましたが、ここから僕のスランプ期間が始まってしまったのです。


地元仙台に戻り、翌週のCL公認大会1stに向けて同じ轍は踏むまいと、割けるだけの時間を練習にあてました。それでも水曜日に出たナイトバトルは1勝2敗で圏外、木曜日に昼から晩まで行った調整会でも勝率がとんでもないレベルで低く、普段から僕を頼りにして下さっている皆さんに対し、申し訳なくなってしまう事態にまで陥ってしまいました。

今まで自信を持って出来ていたはずのことが出来ていない!というか、冗談抜きで全く勝てない!自分のポケモンカードが出来ていない!何で自分なんかがCL横浜大会で優勝してしまったんだ!自分にはある程度の実力があるからシティリーグでもCL公認大会1stでも、またそれなりに勝てると思っていた自分があまりにも恥ずかしい!

そんなネガティブなことばかりを考えながら過ごしたこの1週間は物凄くしんどかったです。CL公認大会1stへの不参加も本気で考えました。とはいえ、一度自分がやると決めたことを最後までやり遂げずに途中で投げ出すのは男としてあまりにもみっともないので、どうせやるなら今出来る限りのことをやってからCL公認大会1stを終えて、諦めるならそこでと思い、金曜日の夜に高速バスに乗って仙台を発ちました。

土曜日の早朝に東京へ降り立ち、横浜大会前日と同じように鶯谷の萩の湯で体を癒していたところ、仙台では思いつかなかったコンセプトのアプローチを突然思い付きます。また、シティリーグの時にwakaさんから言われたちょっとした一言を思い出し、それが今の僕にとって最も大事なことであったと気付かされ、そのアイディアを何としてでも形にするべく、急遽TAMAさんの家で最終調整をすることになりました。

TAMAさんはその時の僕の状態がいかにまずかったかをよく知っています。20戦以上やりましたが、勝率は25%にも満たなかったと思います。仙台で共に切磋琢磨していた頃の相手からしてみると、もしかしたらショックだったかもしれません。そんな辛い状況で平常心を保てていない僕と一緒に、TAMAさんは8時間近くも練習に付き合って下さり、最後の最後で自分の中で納得のいく形のデッキに仕上げることが出来ました。

これで大会当日になってまともに何も出来ず負けてしまったらもう後悔は無い…そう思いながら僕はこの時に作り上げたデッキを信じてCL公認大会1stへと臨みました。


今回の僕が使用したデッキは「カウンターエネルギー型カプ・テテフゾロアーク」です。

一見、カウンターエネルギーを活用出来るアタッカーを軸としたゾロアークデッキなのかと勘違いされますが、正確には横浜大会で使用したデッキのコンセプトに加えて、カウンターエネルギーの戦術を容赦なく取り入れることで、相手にとって以前よりも面倒になるであろう戦い方を仕掛けるものです。

つまり、横浜大会のデッキコンセプトの要素をベースにカウンターエネルギーの特性を活かして、別方向からもっと危なっかしい奇襲を仕掛けられるような物を作りました。横浜大会でやったもの、新たにカウンターエネルギーを活用して仕掛けるもの、どちらかに寄った戦術だけに気をとられていたらもう片方の戦術によってかなり痛い目に遭います。色々なヤバい要素が詰まった"僕らしい"デッキに仕上がりました。

この"僕らしい"という言葉が今大会の最重要ワード。僕はこういった自分が思い描いているような世界を、ポケモンカードを通しても表現するのが大好きなんです。そして、このデッキは使っていて何よりも楽しい!相手はきっと僕が精一杯考えたとんでもないで構築と戦術に驚いてくれる!その反応が見てみたい!僕が横浜大会と同じままだと思わせないぞ!

そんなことを考えながらこのデッキを信じて握りました。今回は僕の大好きなカプ・テテフが描かれているデッキシールドを纏っての勝負です。

予選1戦目 ○ 6-5 ルガルガンゾロアーク(ガルシアさん)
予選2戦目 ○ 6-5 ゾロアークダストダス(としぞうさん)
予選3戦目 ○ 6-0 ダストダスミュウツーネクロズマ(アローゼンさん)
予選4戦目 ○ 6-2 マッシブーンカイリキーオクタン
予選5戦目 ○ 6-5 サーナイトオクタンディアンシー(るんるさん)
予選6戦目 × 3-0 ニンフィアソーナンスLO(リョウ君)← 配信卓
予選7戦目 × 3-6 ボルケニオンバグガメスエンテイ(みやたさん)
予選8戦目 ○ 6-4 ルガルガンゾロアークアローラベトベトン(ごぼさん)

6勝2敗 オポーネントにより41位で決勝トーナメント進出


決勝1回戦 ○ 6-5 ルガルガンゾロアーク(メガちく君)
決勝2回戦 × 4-6 よるのこうしんマーシャドーゾロアーク(どらんご君)

ベスト32 CSP30獲得


この日の自分は、僕らしいポケモンカードが精一杯出来たと思います。シティリーグの大敗からCL公認大会1stに至るまでの経緯を鑑みれば上出来すぎる結果です。当然、もうちょっとのところで予選で2回、決勝トーナメントで1回負けてしまった悔しさはありましたが、それ以上に達成感のようなものがありました。CL横浜大会優勝者としての意地は見せられたと思います。


全国各地に存在している強豪と呼ばれるポケカプレイヤーの中には、とてつもない程の才能や運を持っている方々、あり得ないと思うほど努力をしている方々が沢山いらっしゃいます。僕のような才能がない少し運が良いだけの凡人が、そういった方々とこれからも引き続き渡り合って勝とうとするならば、やはり努力を重ねるしかありません。才能はおろか運を身に付けることは至難の技ですが、努力には際限がないので自分次第でいくらでもどうにか出来ます。今大会ではそれをハッキリとした形で実感することが出来ました。

これで合計CSPは430になりました。いつまでも首位に立てるとは思っていませんが、圧倒的なCSPを獲得出来るチャンスがある今大会のタイミングで、首位陥落を阻止出来たのは本当に喜ばしいことです。仙台に住んでいる以上、CSPが獲得出来るようなイベント(ステーションリーグなど)に参加しようとするほどの時間とエネルギーはそう簡単には割けませんが、今後とも可能な限りチャンスを見つけたら飛び込んでいこうと思います。僕の地元でも何かしらCSP獲得のチャンスが生まれるといいな。


来月には東京などへ遠征をする予定は無く、月に1回の公認自主イベント:仙台バトルスタジアムを地元で開催し、来年1月には第3回 ポケモン竜王戦に出場します。今年のBATTLE X ROAD本大会には今のところご縁がありませんが、あの雰囲気のイベントをもう一度思いっきり楽しんでみたいので、こちらも今の自分が出来そうなことをやれるだけやるスタンスで臨んでみようと思います。

もう1ヶ月とちょっと経つと2017年が終わります。僕のこれまでの人生の中でも今年はとても大きな節目の年になりそうなので、最後まで自分らしく精一杯やれるだけのことをやって過ごしてみます。


最後になりますが、CL公認大会1stにてボランティアスタッフとして当日運営に携わった皆さん、本当にお疲れ様でした。お陰様でとても楽しい時間が過ごせました。競技性の観点からしても、とても質の高いイベントだったように思います。ありがとうございました。

それでは、またどこかのイベントでお会いしましょう!

コメント

るんる
るんる
2017年11月28日12:16

対戦ありがとうございました。リンク頂きます。
掲載されてるレシピをみて、コバルオン入ってないことに驚きました。対戦中気にしていたのでやられたと思いました。
カウンターエネが見えるだけで入っているかわからないカードも気を使わないといけないのはカウンターエネの面白いところかもしれないですね。

朗(あきら)
2017年11月30日22:11

> るんるさん
コメント及びリンクありがとうございます。また先日は対戦ありがとうございました。

コバルオンを気にしているのは何となく察していました。こういうタイプのデッキだと見えないカードに相手が怯えやすいのも強みかなと考えていたので、プレイングを自ずと制限させることが多いです。

一方で、僕はもしかしたらまんたんのくすりかアセロラが入っていないかもしれない…と考えて対戦していたので、最後に打たれた時はやられたと思わされました。こういうところで心理戦のようなことが出来るのも初めてお会いする相手との勝負の醍醐味な気がします!

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