#296 シーガルなみのり杯の様子がポケモンカードチャンネルで公開されたお話と旅立ちのお話
#296 シーガルなみのり杯の様子がポケモンカードチャンネルで公開されたお話と旅立ちのお話
#296 シーガルなみのり杯の様子がポケモンカードチャンネルで公開されたお話と旅立ちのお話
夜分遅くにこんばんは、朗です。

木曜日のお話ですが、先日開催したシーガルなみのり杯の様子がポケモンカードチャンネルにて公開された模様です!東北各地から集った沢山のポケカプレイヤーによる白熱したバトルの様子を、是非ご覧下さい!
【取材】潜入!公認自主イベント~宮城編~
https://www.youtube.com/watch?v=qFQ-KYMHHzw&sns=tw

昨年10月にポケモンカードチャンネルが始まって以来、公認自主イベントとしては「BATTLE X ROAD」や「春のファンデッキコンテスト」といった首都圏で行われたものが取材されたケースはありましたが、地方で開催した公認自主イベントが取材を受けたのは、おそらくこれが初めてではないかと思います。

このような取材を受けたのは2015年に開催した「東北チャンピオンシップス2015」以来ですね。当時はポケカネットジムというブログでレポートが公開されました。今回はYoutubeにおける動画という形で、また新たな媒体で地方で行ったイベントの様子を全国の皆さんにわかりやすくお伝え出来る機会を頂けたことを大変喜ばしく思います。

首都圏や全国各地の主要都市と比べると宮城は元より東北という地域は、ポケモンカードというコンテンツがどんなに素晴らしくてもプレイヤー人口や環境の差により盛り上がりに欠けてしまいます。そのためこのような取材をして頂けることは本当にありがたいです。

また、なんとなく予想はしていたのですが、動画の後半で主催者からのメッセージとして僕とTAMAさんがインタビューを受ける流れになりました。個人的な感想ですが、咄嗟に受けたインタビューにしては自身が常日頃から思っている全国各地の方々へ伝えたいことを、精一杯述べられたのではないかと思います。相変わらず早口で滑舌が悪く、目線が定まらず、キョロキョロと落ち着きがない挙動不審なところは、いつも通りで誤魔化せませんでしたけどね…(笑)

今回は主催者として恐れ多くもインタビューを受けさせて頂きましたが、こういったイベントの主役はオーガナイザーではなく参加して下さるポケカプレイヤーの皆さんですので、これからも皆さんが思いっきり楽しめるイベントを全国にも負けないレベルで最も目立つ裏方という名のオーガナイザーとして創っていきます。そして、動画でもお話した通りそれらの活動を通して、僕の大好きな地元である東北から強いプレイヤーを沢山輩出出来れば幸いです。今後ともイベントオーガナイザー 朗(あきら)をどうぞよろしくお願い致します。


さて、既にご存知の方も多いと思いますが、これまで3年間ほど東北地方で共に切磋琢磨をしてポケモンカードの実力を高めあい、同じイベントオーガナイザーとして東北チャンピオンシップス、仙台バトルスタジアム、そして、シーガルなみのり杯などを共に作ってきて下さったTAMAさんが、お仕事の都合により金曜日の朝に東北から関東へ旅立ちました。

彼が東北を離れることとなる報せを知ったのは、岩手ケルディオ杯 青森場所の出発前日の夕方です。異動や転勤が多い職種とのことでしたので、いつか離れることになるんだろうなぁと思っていたものの、それが突然やってきてしまったので流石に動揺しました。とはいえ、青森でケルディオ杯を楽しんでいる間はそういったことはあまり考えずに2日間過ごしたのですが、宮城に帰ってきて1人になった時には、彼とやってきたことや楽しんできたことなど色々なものが込み上げてきて、これからはかなり寂しくなるんだという現実と向き合わないといけないということを考えていました。

僕がTAMAさんと初めて会ったのは2014年の3月に僕が初めて参加した名古屋の大型自主大会の金ギャラドス杯。以前から、DNで相互リンクをしていたものの顔と名前が互いに一致していないまま、その場に偶然居合わせました。僕がその時に使用していたデッキは「ランドロスEXミュウツーEXライチュウダストダス」、それに対して彼が使用していたのは「プラズマ団(ツンベアーps入)」

それを見た瞬間に「これはやばい!自分の知っているプラズマ団じゃない!絶対に当たりたくない!」と目を見開きながら、彼のデッキをじっくり見ていたのをよく覚えています。その一方で彼は僕のデッキのことを「何と面白いデッキなんだ!」と思っていたようです。結果的には互いにマッチアップすることはなく、僕が3位、TAMAさんはベスト8という形で大会は終了しましたが、お互いの名前と顔だけではなく、刺激的なデッキを使うプレイヤーとしての認識がここで出来上がったように思います。

時間は流れてその3か月後…TAMAさんがお仕事の転勤で東北地方(岩手県釜石市)にやってくることを知り、偶然にもその月の金ギャラドス杯へ参加する運びとなっておりましたので、そこで直接「東北に到着してからは様々は素敵なところと素敵なプレイヤーをご紹介しますよ!」と挨拶することが叶い、その翌月には彼の東北生活がスタートしました。

彼は東北の中でもあまり自由に動け無い場所に住んでいたにも関わらず、持ち前のフットワークの軽さで岩手県、宮城県、福島県など東北地方のあちこちや、東京で行われていた大型自主イベント、そして全国各地で開催された大型公式大会で顔を合わせることが多かったです。

イベントオーガナイザー試験を最初の会場で受けたのも一緒でした。そこから共にイベントオーガナイザーとなり、僕が初めて開催した公認自主イベントにも彼は釜石からかけつけてくれました。参加者はジュニアの子1名でしたが、彼の言葉をそのまま借りると「東北における自主イベントの第一歩になった」とのこと。実際にそこから僅か3ヶ月後には東北チャンピオンシップス2015を開催したり、2016年にはその続編と仙台バトルスタジアムの定期開催にも繋がり、そして現在のシーガルなみのり杯のような自分の中でずっと夢のように描いていたイベントを開催できるようになりました。

特に東北チャンピオンシップス2015の開催は彼の奇抜なアイディア無しでは絶対にイベントが立案が成功しなかったと今でも思っています。ちなみに僕が初めて開催した公認自主イベントに参加してくれたジュニアの子は、カメックスメガバトルにて日本代表選手になるという輝かしい成果を残したという後日談もあります。つまり、彼は東北におけるポケモンカード公認自主イベントがもたらした影響力を内側からも外側からも感じていたのです。

また、ポケカプレイヤーとしても彼は東北地方へ新しい風を吹かせてくれました。各地でTAMAさんの影響を受けたプレイヤーは多かったのではないでしょうか。彼はそれほど刺激的な存在でした。昨年まではたまに一緒に連絡する程度でしたが、それでも色々な大型大会でクライマックスステージ進出を決めた時はハイタッチしたり、大袈裟な時は抱き合ったり…色々な形で喜びを分かち合いました。

そして、今年はチャンピオンズリーグ2017に向けて共に切磋琢磨するきっかけが生まれました。どういうわけか、彼が異動の関係で宮城にやってきた際の住まいが、まさかの僕の家から徒歩20分というご近所さんっていうレベルじゃねーぞ!っていう立地。2月の大阪大会に向けて、4月の宮城大会に向けて、5月の愛知大会から大阪大会に向けて、6月のFINALから日本チャンピオン決定戦に向けて、週末や時々平日の夜には毎回TAMAホームでひたすらポケモンカードを練習していたように思います。

宮城大会では100パーセント仙台市太白区のポケカプレイヤー 朗、TAMA、リュウの3人で組んだチーム リュウセイマルとして出場しました。色々なドラマを経て結果は予選7位&クライマックスステージ ベスト32。自分の勝敗が同じチームの2人にも直接的に影響するという、今まででは考えられなかった戦いの中で最高の時間を過ごすことが出来ました。

その後のチャンピオンズリーグに向けての練習も、魂の削り合いのような調整をひたすら続けていたと思います。半日もの間、共にブルブルパンチとフェザーアロを打ったり、打たれたり、打ち合ったりしていただなんて、今思えばお揃い時間の過ごし方です。あまりにもメンタル的にしんどくなった影響により、一緒にショッピングモールのフードコートに行って、サーティーワンアイスを2人きりで食べるというよくわからない展開までありました(笑)

チャンピオンズリーグにて愛知大会、千葉大会2日目にて僕が運よく日本チャンピオン決定戦への出場権を獲得出来たのは間違いなくTAMAさんのお陰です。ここで死に物狂いのレベルで練習できなかったら、今の僕はいませんでした。また、僕が日本チャンピオン決定戦で使用したサーナイトエルレイドは彼が原案を持ってきてくれたデッキでした。これだけ様々なプロセスを経て、このデッキを握らないという選択肢は僕にはありませんでした。日本最高峰の場で少しでも爪痕を残せたとは思いますので、彼のデッキを握ったことには全く後悔はありませんでした。

簡単に彼とのエピソードをあげるつもりが、書きたいことが多すぎてボリューミーになってしまいました。だからこそね、彼が東北を離れるにあたって何かしらの贈り物をしたい。そう思い立った僕は東北各地+αのポケカプレイヤーの皆さんへ協力を仰ぎ、1週間でTAMAさんへ向けた寄せ書きを作成しました。先日のシーガルなみのり杯、シーガルたなばた杯のイラストを担当して下さった雨後さんも協力して下さって、彼のための贈り物がシーガルなみのり杯には無事に間に合い、完成しました。総勢60名からの寄せ書きです。学校やサークルなどのコミュニティでもそう簡単にこれほどの数は集まらないと思います。しかも、たった1週間で。彼の人となりが大きく現れた贈り物になったのではないかと。

この贈り物を渡すサプライズは無事に成功したのですが、彼がウルッとしてくれるであろうところでボケでかわされてしまったので、しんみりとしてしまうような場にはならず、彼らしく笑いで溢れる場になったと思います。流石は最後まで西の人でしたね(笑)

そこから彼の旅立ちの日までの2週間はあっという間に過ぎ、気が付けば出発前日。ちょうどポケモンカードチャンネルでシーガルなみのり杯の様子が公開されて、そこではTAMAさんが東北で感じた想いを熱く語って下さいました。

そして、最後はもちろんポケモンカードでバトル!僕の大好きなルガルガンデッキ vs 彼の大好きなボルケニオンバグガメスデッキの何度もぶつかり合ったマッチアップです!試合内容は中盤に僕がキーカードを引きに行く賭けが叶わず、そこでサイドレースをリードされてしまい、相手のサイドカードが残り1枚で逆転狙いのNを仕掛けます…が、その1枚で引いた手札がなんとバトルサーチャー!5−6で僕の負けです!まさにポケモンカードの醍醐味を体現した終わり方でした!彼と最後の最後まで熱い試合が出来て楽しかった!

別れ際には「また向こうでも遊びましょう!」、「ありがとう!」と熱い握手を交わし、僕はTAMAホームを出ました。その翌朝に彼は新天地に向けて旅立っていったようです。


僕はまだ28年ぐらいしか生きていませんが、これだけ仲良く一緒に過ごせる男友達が出来たのは人生で初めてでした。長い人生の中で競い合えるライバルのような存在はとても大切です。それでも、そういった存在といつ出会えるかはわかりません。きっと一生出会えない人も沢山いると思います。その中で、僕はTAMAさんと出会えました。本当に幸せだと思います。

彼と次に会うのはおそらくチャンピオンズリーグ2017横浜大会なのかな。そこではまた、今までとは違う形でいっぱい遊べると思います。もしかしたらプレイヤーとして真剣勝負をする可能性だってあります。その時も楽しむことに重きを置いて、熱く真っ向から突っ込んでいこうと思います。

何だかんだで書きたいことを書こうとしたら長い文章になってしまいました。月並みな言葉ではありますが最後はこれでしめようと思います!

TAMAさんが東北に来てくれて本当に嬉しかったし楽しかった!3年間ありがとうございました!

コメント

近衛イヴ
2017年7月31日2:30

シーガルなみのり杯の運営、お疲れ様でした。みなさんの元気な姿を見れて、またポケカがしたいなと思いました。これからも頑張ってくださいっ。またいつか機会があればお邪魔したいと思いますっ。

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