夜分遅くにこんばんは、朗です。
先週末は埼玉県で開催された「第3回 彩の国ブイズカップ」に参加してきました。
この時期に「ブイズカップへ参加する」という宣言をした時に多くの方々から驚かれましたが、実は去年からこのイベントにはずっと参加したい理由がありました。カメックスメガバトル日本チャンピオン決定戦の数日前に、"夢の中で"写真でしか見たことがないはずのブイズカップへ参加していた自分を見たのです。その時の内容が何となく印象に残っており、カメックスメガバトル日本チャンピオン決定戦にてお会いしたりょうたパパ&ママさんにその旨を伝えると「是非とも遊びに来てください!」とのこと…そりゃあそうですよね(笑)
しかしながら、第2回の開催時にはイベント開催のお知らせを直接頂くも、今では自身が定期開催するほどの公認自主イベントとなった仙台バトルスタジアム(September)の開催日と被ってしまい、泣く泣く参加を断念しました。その後に「開催されて行けそうなタイミングがあれば迷わず参加する!」と考え続け、BATTLE X ROAD本大会後に第3回のイベント開催のお知らせを直接頂き、「全く問題ない!行ける!行きたい!」と思い、即参加申請を決めました。どうやら関東の皆さんを差し置いて参加希望も1番乗りだった模様です。
また、レオ君一家が昨年末に自身が開催した公認自主イベント:仙台クリスマスフェスタ2016に遊びに来て下さったことも大きなきっかけになりました。そして、りょうたパパさんとはバトルフェスタ2015広島大会のクライマックスステージにて対戦をしてから、ご家族の皆さんと今日に至るまで公式大会などのイベントなどでいつもお世話になっております。
ブイズカップ前日はデュエルラック土呂店さんのジムバトルへ早朝入りした勢いに任せて遊びに行ったのですが、朝早くからレオ君親子とりょうた君親子が迎えて下さいました。また、初めてお会いした埼玉県の親子プレイヤーの方々ともお話することも出来ました。東京でお会いする&ジムバトルに参加することは多々あっても、埼玉でこういったことが出来るタイミングはなかなかありません。とにかくありがたいことだらけです。お陰様で前日から充実した時間を過ごすことが出来ました。その後は東京に移動し、チムロリ関東勢とチャンピオンズリーグに向けての調整会を行ったり、HKさんが作って下さった豚の角煮を美味しく頂きました…何で豚の角煮が出てきたんだ?
そして、いよいよブイズカップ当日を迎え、余裕をもって会場に到着します。会場を見渡して特に印象に残ったのは「ジュニアプレイヤーが多い!」ということ。ジュニアプレイヤーが少ない東北地方ではなかなか見受けられない光景です。参加者64名のうち半分以上はジュニアプレイヤーだったんじゃないかな。開会時に主催のりょうたパパさんがお話した「ブイズのように様々な可能性を秘めた多くのジュニアプレイヤー達が、様々な進化を遂げてポケカ界で活躍して欲しい」というブイズカップの理念はとても印象に残りました。それぐらいジュニアプレイヤーの育成に力を注いでいるようです。
「よっしゃ!子ども達に負けないようにお兄さんも頑張るぞ!」と思ったのも束の間、参加者のリーグ分布の都合上、予選は全リーグ混合で6回戦行い"上位10名とその他の上位6名のジュニアプレイヤーが決勝トーナメントに進出できる"という、大人にとって過酷な戦いが宣告されました…ジュニアプレイヤーの育成のためなら仕方ありません。「大人の維持をみせてやろう!」と思い、今回は僕の代名詞ともいえる得意の茶色デッキを握り、ブイズカップへ臨みました。
(※今回の対戦レポートは大型公式大会が近いので、やや簡易的なものになります。ご了承下さい)
使用デッキ「ルカリオEXケンタロスGXダストダス」
何人かの方々にもお話しましたが、このデッキは先月に行われたスペシャルジムバトルに向けて作成したデッキです。僕が普段は使わない…というか、不確定要素が強すぎるために大嫌いなクラッシュハンマーを4枚積んでいます。これは元々レギュレーションをクリアするために積んだのですが、お試しでケンタロスGXなども入れてサンムーン要素を水増ししています。
新年1発目のスペシャルジムバトルで早速使用してみたのですが、思いの外手応えを感じてしまいます。そのまま合計4回出たスペシャルジムバトルで使用し、優勝2回・準優勝2回という好成績も残してしまいます。それではこのデッキをこういったイベントで使うとどうなるのか?それが気になり、今回使用するに至りました。さて、スペシャルジムバトル期間から1枚だけしか差し替えていないデッキでどこまで行けるかな!
1戦目 ○ 6-5 ジュナイパーGXガマゲロゲEXミルタンク(リョウマ君)
早速、埼玉県のジュニアプレイヤーがお相手です。前日のジムバトルで同じ場に居た子といきなり対戦することになるとは思いませんでした。
ブイズカップの初戦は痛恨のシェイミEXスタート…1回のマリガンで相手のデッキがジュナイパーGXであることを確認すると、速攻でダストダスを立てに行くことを心がけます。初手で出てしまったシェイミEXが痛手となりサイドレースを先行されてしまいますが、相手の残りサイドが1枚というギリギリのタイミングでやっとダストダスが立ち、ダストオキシンが発動!そこからNを差し込み、押し切りのプレイングが決まり逆転勝利しました。流石はブイズカップ…ジュニアの子ども達も強かに攻めてきますね!
2戦目 ○ 6-2 ガマゲロゲEXジジーロンGXダストダス(ひであき君)
名前に見覚えがあり、デッキスリーブをみてたかたかさんの息子さんと確信。実際に対戦するのは初めてでしたが、これまで様々な実績を残していたことは存じていたので油断せずに臨みました。
対戦内容は相手がヤブクロン、ガマゲロゲEX、ジジーロンGXを並べてきたため、先月のみらちゃん杯で入賞したデッキタイプだと予測。ケンタロスGXスタートではあったものの、ジジーロンGXのホーリーエッジを警戒し、闘エネルギーを貼った瞬間に相手がとても苦い顔をします。この時に内心でガッツポーズ。相手はピーピーマックスで奇襲攻撃を仕掛けようと試みますが、珍しくクラッシュハンマーが複数回表が出てくれたので相手のゲームプランを台無しにすることに成功。そのまま相性差で押し切り勝ちです。
3戦目 × 5-6 MミュウツーEXケンタロスGXダストダス(小林ゆうさん)
2015年12月のみらチャン杯で対戦した時以来、久々の対戦です。実は付き合いが10年以上もあるプレイヤーでもあります。デッキタイプを確認した瞬間に頭を抱えました。超デッキということもあり、ルカリオをメインとするこのデッキは相性がかなり悪いです。
ある程度、MミュウツーEXを相手とした時の嫌らしい立ち回りは考えていましたが、それが通用しない辺り流石の強豪プレイヤー。常に攻撃の手を緩めない勇ましいパワープレイで残り1枚のサイドを引けずに敗北してしまいました。クラッシュハンマーも決まったのは1回ぐらいだったのかな…やはり不確定要素に頼って勝ち筋を見出すのはリスキーですね。公式大会に向けてとても勉強になりました。
そのまま彼とはお昼ご飯も会場付近の海鮮居酒屋にてご一緒して、公式大会に向けた話やちょっとした思い出話などに花を咲かせました。長い付き合いがあるとこういうことが出来るのも面白いところです!
4戦目 ○ 6-3 よるのこうしんミュウオドリドリ(ブラッキーさん)
バトクロ宮城予選として開催されていたナナホシ杯に参加されていたプレイヤーとしてお名前だけは存じておりました。その話題を出せたお陰で、対戦前に程よい緊張感で過ごすことが出来ました。デッキタイプは全くわかりませんが、「お名前の通りブラッキーGXだと良いな」と思ったら、バトル場にはバチュル、ベンチにはバケッチャが…いやいやいや、ルカリオメインだからそれは無理!!
と思っていたのですが、複数回投げたクラッシュハンマーが1回だけ決まり、それが決定打となってくれます。そして、そのままダストダスを立てながら次元の谷、ダブル無色エネルギーといったリソースを削るのにも成功します。ここで相手のエネルギーが完全に枯渇し、殴り続けて押し切り勝ちでした。
ジュナイパーGX系統が蔓延る中でよるのこうしんで果敢に突っ込んできたのは本当に勇気があるなと思い知らされ、切っていたデッキタイプと当たる可能性もあるかもしれない恐ろしさを実感しました。公式大会前にこの経験が出来て良かったです。
5戦目 ○ 6-4 MレックウザEXマギアナEXギラティナウソッキー(つばさ君)
昨年に行われたカメックスメガバトルにて日本代表選手となり、世界大会でも33位となったジュニアプレーヤーです。名前だけは存じておりました。プレイマット、デッキシールドなどもWCS2016使用で固めており、対面した瞬間に強いジュニアプレイヤーのオーラに飲み込まれそうになります。
対戦が始まるとルカリオEXとレックウザEXがご対面。普段の僕の茶色デッキならばMレックウザデッキはわりと不利です。現に昨年のアニバーサリーフェスタ新潟大会のプレミアステージでも0-6で完敗しています。しかし、今回の僕の茶色デッキは沢山のハンマーで武装しています。最初はわざと事故っているフリをして、相手にとって最悪のタイミングで沢山のハンマーを投げて、青いパラレルシティを向けて出し、トドメにダストダスを立ててやろうと目論みます…が、相手も初動でやや事故を起こしており、僕が描いていたゲームプランも相手の動きに合わせてうまく対応しなければいけないと、まるで綱渡りのような戦略を強いられることになります。
相手がサイドカードを2枚先行したタイミングでまずは一発Nを打ち込み、青いパラレルシティーとハンマーを1発ずつ、そしてさらにサイドカードを4枚まで引かれたタイミングで怒涛のハンマーラッシュ&2枚目の青いパラレルシティ&ダストオキシン発動&Nで逆転開始です。相手にリソースを沢山使わせた後はひたすらルカリオEXとケンタロスGXが殴り続けます。そうこうしているうちにサイドカードを4枚取り返しますが、それでも相手は最後まで諦めずに勝利のために様々な可能性を手繰り寄せます。「これが今日に至るまで勝ち続けたこの子の底力なんだろうな」と思い知らされて、感動するとともに引き込まれそうになっていた自分がそこにはいました。
対戦は僕の戦略がハマり無事に勝利を収めましたが、どこかで自分が一手少しでも間違えていたら負けていたと思います。また、この後に彼はブイズカップにて見事優勝を果たすのですが、先述にもある通り心の底から「この子は強い」と思い知らされるような何かがありました。相手のマナーも大変良く、とにかく楽しい対戦でした!
6戦目 × 4-6 MミュウツーEXダストダス(あさき君)
第1回 ポケモン竜王戦でこーと君の勇姿を見届けた時に、衝撃的な出会いをした初代ポケモン竜王 あさき君がお相手です。今では全国各地で大人顔負けの活躍をしている彼ですが、実は対戦するのがこれが初めて。リーグが違うために公式大会で対戦する機会がそうそう無いので、いつか自主大会等のイベントで対戦することになるのだろうと考えていたら、まさかここでとは…この対戦に勝てば決勝トーナメントへの進出は確実なものとなるので気持ちを引き締めて対戦に臨みます。
相手は初動から事故気味…しかし、こちらもデッキ相性がこれまた悪いMミュウツーデッキ…それに対してこちらは場の展開はそこそこ芳しいものとなるものの、ハイパーボールで山札をサーチするとエネルギーが沢山サイドに落ちていることに気が付きます。そのためなかなか攻撃に乗り出すことができません。幸いクラッシュハンマーが2回ほど決まったので相手の攻撃ペースを乱すことができたのですが、自分にとっては最悪のタイミングでポケモンセンターのお姉さんを決められてしまいます。
とはいえ、相手もかなりのリスクを背負いながらこちらに対する攻撃の手を止めません。徐々に挽回出来るのではないかというタイミングで相手の手札が0枚となったことを確認します。すると、次のターンに彼が山札から引いてきたのは何とプラターヌ博士!思わず「強くね!?」と声を出してしまいました…その時の同様で深読みをしすぎて攻撃し続けるべきか、一旦引くべきかのところで気持ちも引いてしまい、そのしわ寄せが最終局面に来ます。〆はフラダリでダストダスが呼び出され、2枚目の記憶のほこらを出してバーストボールでゲームセット。
参りました。物凄く強かったです。もう何というか流石でした。ブイズカップ予選の最後に全国屈指の最強ジュニアプレイヤーに負けてしまったのは、とても良い経験になったと思います。公式大会で彼らと肩を並べられるように頑張ります。
予選が終了し、全勝が1名なのはわかっていても5勝1敗が何人いるかもわからず、さらには4勝2敗もどれくらいいて、自分がオポーネント的な意味でどれぐらいの立ち位置なのかもわからないで不安な気持ちの中、結果発表を迎えます。順々に名前を呼ばれ続けるなが8位から10位までが4勝2敗の決勝トーナメント進出ライン…ひたすら祈り続けます。そして…
オポーネントで10位 決勝トーナメント進出
思わず両手を上げて「やったー!」と喜んでしまいました。このギリギリ予選落ちという経験は全国各地の自主大会で幾度となく経験してきたので、今回はかなり嬉しかったです。いや、冗談抜きでもう駄目だと思った。
喜んだのも束の間、すぐに決勝トーナメントの準備に移ります。少しの小休憩を経て対戦相手となるマーライオンさんと対面することになります。失礼ながら僕は存じていなかったのですが、相手は僕のことは知って下さっていたとのこと…光栄です。
決勝1回戦 × 2-6 ジュナイパーGXガマゲロゲEXエーフィEX(マーライオンさん)
じゃんけんに勝ち運良く先行を取りますが、相手のバトル場がガマゲロゲEXだったこともあり、初動でプラターヌ博士などでクラッシュハンマーを4枚ともトラッシュに送らなければいけない致命的な動きをしなければいけなくなります。スペシャルジムバトルでもイメージしていましたが、ジュナイパーガマゲロゲを相手にする時には、クラッシュハンマーをいかに投げられるかが勝敗を分けるカギとなります。その武器が1つ初動で失われたのです。そうすると僕のもう1つの武器であるダストダスを活かして戦い続けるしかありません。
しかし、この対戦ではダストダスが1度立つもののダストオキシンが発動することは1度もありませんでした。その上で自分にとって最悪のタイミングで場の道具を剥がされたり、深手を負わせたジュナイパーGXを2体取り逃してサイドカードを引き切れず、毎ターンフェザーアローの雨が降り止まず、最後は相手の見事な引きの前に敗北してしまいました。手に汗握る熱い試合だったので、勝敗が決まった後は相手とガッツリ握手を交わしました。
そういえば、決勝トーナメン1回戦 8試合のうち最も時間がかかっていた対戦だったのかな。クラッシュハンマーが使えなくても、ダストオキシンが発動しなくてもこのデッキは最後までよく頑張ってくれたと思います。スペシャルジムバトル以降、僕にとって新たな活路を見出してくれたこのデッキにはとても感謝しています。「クラッシュハンマーは不確定要素だから嫌いだ!」という自分の固定観念みたいなのも一度外してみるのも良いかもしれませんね。とにかく楽しいデッキでした!ブイズカップで握れて良かった!
その後は決勝トーナメントの様々な熱い試合を見届けて表彰式…と、そこでグッドマナー賞の発表があり、僕の名前が呼ばれてしまいました。以前、日記にも書いた通りバトクロ予選であるみらチャン杯でもグッドマナー賞を頂いた経緯があったため、この時も思いがけず「はい!?」と変な声を出してしまいました…すいません。本当に驚いたんです。
えっと、ブイズカップにて僕が対戦したのは確か6名中4名がジュニアプレイヤーだったと思います。誰が投票して下さったのかは存じませんが、少なくとも数名のジュニアプレイヤーの子たちが自分に投票してくれたこと…これは何事にも代えがたいことです。すっごく嬉しいです。これから行われる公式大会でも「勝っても負けてもグッドゲーム!」をモットーに楽しんでいきます。投票して下さった皆さんありがとうございました!
表彰式と写真撮影が終了してからは、会場撤収の時間で運営の皆さんと自主イベントなどの意見交換をしたり、撤収後はりょうた君一家・レオ君一家・あさみなさん一家・ひげぽよさん・小林ゆうさん・あ行君らと美味しくお酒を飲みながら、色々なお話をしました。こういった交流はこれまでなかなか出来なかったので本当に貴重な時間だったと感じています。
そして、別れ際には「それじゃあまた再来週の大阪大会で!」と話した辺り、もう既にみんなの気持ちはチャンピオンズリーグに向けて動き出しているんだなと思いました。お陰様でモチベーションもぐーんと上がりました。
今回初めて彩の国 ブイズカップに参加したことで、これまで参加してきた著名な自主大会イベントとはまた違ったものを感じ、直に見ることが出来たことは自分にとって大変有意義な時間になったと思います。このような具体的かつ素晴らしい環境を目指して、僕も地元の東北でポケモンカードプレイヤー&イベントオーガナイザーとして、今後も精力的に活動していく所存です。
もしよろしければ埼玉を始めとする関東圏の皆さんにも、オフシーズンには東北各地の自主大会(ナナホシ杯、岩手ケルディオ杯、うんざり会、仙台バトルスタジアムなど)に遊びに来ていただける機会があると嬉しいなと考えています。そのためにもポケモンカード的な意味で東北をもっともっと魅力的な地域にしていきたいですね。そういったことを思わせて頂けるようなとにかく充実した週末でした!
運営の皆さんを始めとする、ブイズカップに参加された皆さん、対戦して下さった皆さんありがとうございました!そして、お疲れ様でした!
次回はチャンピオンズリーグでお会いしましょう!楽しみにしています!
先週末は埼玉県で開催された「第3回 彩の国ブイズカップ」に参加してきました。
この時期に「ブイズカップへ参加する」という宣言をした時に多くの方々から驚かれましたが、実は去年からこのイベントにはずっと参加したい理由がありました。カメックスメガバトル日本チャンピオン決定戦の数日前に、"夢の中で"写真でしか見たことがないはずのブイズカップへ参加していた自分を見たのです。その時の内容が何となく印象に残っており、カメックスメガバトル日本チャンピオン決定戦にてお会いしたりょうたパパ&ママさんにその旨を伝えると「是非とも遊びに来てください!」とのこと…そりゃあそうですよね(笑)
しかしながら、第2回の開催時にはイベント開催のお知らせを直接頂くも、今では自身が定期開催するほどの公認自主イベントとなった仙台バトルスタジアム(September)の開催日と被ってしまい、泣く泣く参加を断念しました。その後に「開催されて行けそうなタイミングがあれば迷わず参加する!」と考え続け、BATTLE X ROAD本大会後に第3回のイベント開催のお知らせを直接頂き、「全く問題ない!行ける!行きたい!」と思い、即参加申請を決めました。どうやら関東の皆さんを差し置いて参加希望も1番乗りだった模様です。
また、レオ君一家が昨年末に自身が開催した公認自主イベント:仙台クリスマスフェスタ2016に遊びに来て下さったことも大きなきっかけになりました。そして、りょうたパパさんとはバトルフェスタ2015広島大会のクライマックスステージにて対戦をしてから、ご家族の皆さんと今日に至るまで公式大会などのイベントなどでいつもお世話になっております。
ブイズカップ前日はデュエルラック土呂店さんのジムバトルへ早朝入りした勢いに任せて遊びに行ったのですが、朝早くからレオ君親子とりょうた君親子が迎えて下さいました。また、初めてお会いした埼玉県の親子プレイヤーの方々ともお話することも出来ました。東京でお会いする&ジムバトルに参加することは多々あっても、埼玉でこういったことが出来るタイミングはなかなかありません。とにかくありがたいことだらけです。お陰様で前日から充実した時間を過ごすことが出来ました。その後は東京に移動し、チムロリ関東勢とチャンピオンズリーグに向けての調整会を行ったり、HKさんが作って下さった豚の角煮を美味しく頂きました…何で豚の角煮が出てきたんだ?
そして、いよいよブイズカップ当日を迎え、余裕をもって会場に到着します。会場を見渡して特に印象に残ったのは「ジュニアプレイヤーが多い!」ということ。ジュニアプレイヤーが少ない東北地方ではなかなか見受けられない光景です。参加者64名のうち半分以上はジュニアプレイヤーだったんじゃないかな。開会時に主催のりょうたパパさんがお話した「ブイズのように様々な可能性を秘めた多くのジュニアプレイヤー達が、様々な進化を遂げてポケカ界で活躍して欲しい」というブイズカップの理念はとても印象に残りました。それぐらいジュニアプレイヤーの育成に力を注いでいるようです。
「よっしゃ!子ども達に負けないようにお兄さんも頑張るぞ!」と思ったのも束の間、参加者のリーグ分布の都合上、予選は全リーグ混合で6回戦行い"上位10名とその他の上位6名のジュニアプレイヤーが決勝トーナメントに進出できる"という、大人にとって過酷な戦いが宣告されました…ジュニアプレイヤーの育成のためなら仕方ありません。「大人の維持をみせてやろう!」と思い、今回は僕の代名詞ともいえる得意の茶色デッキを握り、ブイズカップへ臨みました。
(※今回の対戦レポートは大型公式大会が近いので、やや簡易的なものになります。ご了承下さい)
使用デッキ「ルカリオEXケンタロスGXダストダス」
何人かの方々にもお話しましたが、このデッキは先月に行われたスペシャルジムバトルに向けて作成したデッキです。僕が普段は使わない…というか、不確定要素が強すぎるために大嫌いなクラッシュハンマーを4枚積んでいます。これは元々レギュレーションをクリアするために積んだのですが、お試しでケンタロスGXなども入れてサンムーン要素を水増ししています。
新年1発目のスペシャルジムバトルで早速使用してみたのですが、思いの外手応えを感じてしまいます。そのまま合計4回出たスペシャルジムバトルで使用し、優勝2回・準優勝2回という好成績も残してしまいます。それではこのデッキをこういったイベントで使うとどうなるのか?それが気になり、今回使用するに至りました。さて、スペシャルジムバトル期間から1枚だけしか差し替えていないデッキでどこまで行けるかな!
1戦目 ○ 6-5 ジュナイパーGXガマゲロゲEXミルタンク(リョウマ君)
早速、埼玉県のジュニアプレイヤーがお相手です。前日のジムバトルで同じ場に居た子といきなり対戦することになるとは思いませんでした。
ブイズカップの初戦は痛恨のシェイミEXスタート…1回のマリガンで相手のデッキがジュナイパーGXであることを確認すると、速攻でダストダスを立てに行くことを心がけます。初手で出てしまったシェイミEXが痛手となりサイドレースを先行されてしまいますが、相手の残りサイドが1枚というギリギリのタイミングでやっとダストダスが立ち、ダストオキシンが発動!そこからNを差し込み、押し切りのプレイングが決まり逆転勝利しました。流石はブイズカップ…ジュニアの子ども達も強かに攻めてきますね!
2戦目 ○ 6-2 ガマゲロゲEXジジーロンGXダストダス(ひであき君)
名前に見覚えがあり、デッキスリーブをみてたかたかさんの息子さんと確信。実際に対戦するのは初めてでしたが、これまで様々な実績を残していたことは存じていたので油断せずに臨みました。
対戦内容は相手がヤブクロン、ガマゲロゲEX、ジジーロンGXを並べてきたため、先月のみらちゃん杯で入賞したデッキタイプだと予測。ケンタロスGXスタートではあったものの、ジジーロンGXのホーリーエッジを警戒し、闘エネルギーを貼った瞬間に相手がとても苦い顔をします。この時に内心でガッツポーズ。相手はピーピーマックスで奇襲攻撃を仕掛けようと試みますが、珍しくクラッシュハンマーが複数回表が出てくれたので相手のゲームプランを台無しにすることに成功。そのまま相性差で押し切り勝ちです。
3戦目 × 5-6 MミュウツーEXケンタロスGXダストダス(小林ゆうさん)
2015年12月のみらチャン杯で対戦した時以来、久々の対戦です。実は付き合いが10年以上もあるプレイヤーでもあります。デッキタイプを確認した瞬間に頭を抱えました。超デッキということもあり、ルカリオをメインとするこのデッキは相性がかなり悪いです。
ある程度、MミュウツーEXを相手とした時の嫌らしい立ち回りは考えていましたが、それが通用しない辺り流石の強豪プレイヤー。常に攻撃の手を緩めない勇ましいパワープレイで残り1枚のサイドを引けずに敗北してしまいました。クラッシュハンマーも決まったのは1回ぐらいだったのかな…やはり不確定要素に頼って勝ち筋を見出すのはリスキーですね。公式大会に向けてとても勉強になりました。
そのまま彼とはお昼ご飯も会場付近の海鮮居酒屋にてご一緒して、公式大会に向けた話やちょっとした思い出話などに花を咲かせました。長い付き合いがあるとこういうことが出来るのも面白いところです!
4戦目 ○ 6-3 よるのこうしんミュウオドリドリ(ブラッキーさん)
バトクロ宮城予選として開催されていたナナホシ杯に参加されていたプレイヤーとしてお名前だけは存じておりました。その話題を出せたお陰で、対戦前に程よい緊張感で過ごすことが出来ました。デッキタイプは全くわかりませんが、「お名前の通りブラッキーGXだと良いな」と思ったら、バトル場にはバチュル、ベンチにはバケッチャが…いやいやいや、ルカリオメインだからそれは無理!!
と思っていたのですが、複数回投げたクラッシュハンマーが1回だけ決まり、それが決定打となってくれます。そして、そのままダストダスを立てながら次元の谷、ダブル無色エネルギーといったリソースを削るのにも成功します。ここで相手のエネルギーが完全に枯渇し、殴り続けて押し切り勝ちでした。
ジュナイパーGX系統が蔓延る中でよるのこうしんで果敢に突っ込んできたのは本当に勇気があるなと思い知らされ、切っていたデッキタイプと当たる可能性もあるかもしれない恐ろしさを実感しました。公式大会前にこの経験が出来て良かったです。
5戦目 ○ 6-4 MレックウザEXマギアナEXギラティナウソッキー(つばさ君)
昨年に行われたカメックスメガバトルにて日本代表選手となり、世界大会でも33位となったジュニアプレーヤーです。名前だけは存じておりました。プレイマット、デッキシールドなどもWCS2016使用で固めており、対面した瞬間に強いジュニアプレイヤーのオーラに飲み込まれそうになります。
対戦が始まるとルカリオEXとレックウザEXがご対面。普段の僕の茶色デッキならばMレックウザデッキはわりと不利です。現に昨年のアニバーサリーフェスタ新潟大会のプレミアステージでも0-6で完敗しています。しかし、今回の僕の茶色デッキは沢山のハンマーで武装しています。最初はわざと事故っているフリをして、相手にとって最悪のタイミングで沢山のハンマーを投げて、青いパラレルシティを向けて出し、トドメにダストダスを立ててやろうと目論みます…が、相手も初動でやや事故を起こしており、僕が描いていたゲームプランも相手の動きに合わせてうまく対応しなければいけないと、まるで綱渡りのような戦略を強いられることになります。
相手がサイドカードを2枚先行したタイミングでまずは一発Nを打ち込み、青いパラレルシティーとハンマーを1発ずつ、そしてさらにサイドカードを4枚まで引かれたタイミングで怒涛のハンマーラッシュ&2枚目の青いパラレルシティ&ダストオキシン発動&Nで逆転開始です。相手にリソースを沢山使わせた後はひたすらルカリオEXとケンタロスGXが殴り続けます。そうこうしているうちにサイドカードを4枚取り返しますが、それでも相手は最後まで諦めずに勝利のために様々な可能性を手繰り寄せます。「これが今日に至るまで勝ち続けたこの子の底力なんだろうな」と思い知らされて、感動するとともに引き込まれそうになっていた自分がそこにはいました。
対戦は僕の戦略がハマり無事に勝利を収めましたが、どこかで自分が一手少しでも間違えていたら負けていたと思います。また、この後に彼はブイズカップにて見事優勝を果たすのですが、先述にもある通り心の底から「この子は強い」と思い知らされるような何かがありました。相手のマナーも大変良く、とにかく楽しい対戦でした!
6戦目 × 4-6 MミュウツーEXダストダス(あさき君)
第1回 ポケモン竜王戦でこーと君の勇姿を見届けた時に、衝撃的な出会いをした初代ポケモン竜王 あさき君がお相手です。今では全国各地で大人顔負けの活躍をしている彼ですが、実は対戦するのがこれが初めて。リーグが違うために公式大会で対戦する機会がそうそう無いので、いつか自主大会等のイベントで対戦することになるのだろうと考えていたら、まさかここでとは…この対戦に勝てば決勝トーナメントへの進出は確実なものとなるので気持ちを引き締めて対戦に臨みます。
相手は初動から事故気味…しかし、こちらもデッキ相性がこれまた悪いMミュウツーデッキ…それに対してこちらは場の展開はそこそこ芳しいものとなるものの、ハイパーボールで山札をサーチするとエネルギーが沢山サイドに落ちていることに気が付きます。そのためなかなか攻撃に乗り出すことができません。幸いクラッシュハンマーが2回ほど決まったので相手の攻撃ペースを乱すことができたのですが、自分にとっては最悪のタイミングでポケモンセンターのお姉さんを決められてしまいます。
とはいえ、相手もかなりのリスクを背負いながらこちらに対する攻撃の手を止めません。徐々に挽回出来るのではないかというタイミングで相手の手札が0枚となったことを確認します。すると、次のターンに彼が山札から引いてきたのは何とプラターヌ博士!思わず「強くね!?」と声を出してしまいました…その時の同様で深読みをしすぎて攻撃し続けるべきか、一旦引くべきかのところで気持ちも引いてしまい、そのしわ寄せが最終局面に来ます。〆はフラダリでダストダスが呼び出され、2枚目の記憶のほこらを出してバーストボールでゲームセット。
参りました。物凄く強かったです。もう何というか流石でした。ブイズカップ予選の最後に全国屈指の最強ジュニアプレイヤーに負けてしまったのは、とても良い経験になったと思います。公式大会で彼らと肩を並べられるように頑張ります。
予選が終了し、全勝が1名なのはわかっていても5勝1敗が何人いるかもわからず、さらには4勝2敗もどれくらいいて、自分がオポーネント的な意味でどれぐらいの立ち位置なのかもわからないで不安な気持ちの中、結果発表を迎えます。順々に名前を呼ばれ続けるなが8位から10位までが4勝2敗の決勝トーナメント進出ライン…ひたすら祈り続けます。そして…
オポーネントで10位 決勝トーナメント進出
思わず両手を上げて「やったー!」と喜んでしまいました。このギリギリ予選落ちという経験は全国各地の自主大会で幾度となく経験してきたので、今回はかなり嬉しかったです。いや、冗談抜きでもう駄目だと思った。
喜んだのも束の間、すぐに決勝トーナメントの準備に移ります。少しの小休憩を経て対戦相手となるマーライオンさんと対面することになります。失礼ながら僕は存じていなかったのですが、相手は僕のことは知って下さっていたとのこと…光栄です。
決勝1回戦 × 2-6 ジュナイパーGXガマゲロゲEXエーフィEX(マーライオンさん)
じゃんけんに勝ち運良く先行を取りますが、相手のバトル場がガマゲロゲEXだったこともあり、初動でプラターヌ博士などでクラッシュハンマーを4枚ともトラッシュに送らなければいけない致命的な動きをしなければいけなくなります。スペシャルジムバトルでもイメージしていましたが、ジュナイパーガマゲロゲを相手にする時には、クラッシュハンマーをいかに投げられるかが勝敗を分けるカギとなります。その武器が1つ初動で失われたのです。そうすると僕のもう1つの武器であるダストダスを活かして戦い続けるしかありません。
しかし、この対戦ではダストダスが1度立つもののダストオキシンが発動することは1度もありませんでした。その上で自分にとって最悪のタイミングで場の道具を剥がされたり、深手を負わせたジュナイパーGXを2体取り逃してサイドカードを引き切れず、毎ターンフェザーアローの雨が降り止まず、最後は相手の見事な引きの前に敗北してしまいました。手に汗握る熱い試合だったので、勝敗が決まった後は相手とガッツリ握手を交わしました。
そういえば、決勝トーナメン1回戦 8試合のうち最も時間がかかっていた対戦だったのかな。クラッシュハンマーが使えなくても、ダストオキシンが発動しなくてもこのデッキは最後までよく頑張ってくれたと思います。スペシャルジムバトル以降、僕にとって新たな活路を見出してくれたこのデッキにはとても感謝しています。「クラッシュハンマーは不確定要素だから嫌いだ!」という自分の固定観念みたいなのも一度外してみるのも良いかもしれませんね。とにかく楽しいデッキでした!ブイズカップで握れて良かった!
その後は決勝トーナメントの様々な熱い試合を見届けて表彰式…と、そこでグッドマナー賞の発表があり、僕の名前が呼ばれてしまいました。以前、日記にも書いた通りバトクロ予選であるみらチャン杯でもグッドマナー賞を頂いた経緯があったため、この時も思いがけず「はい!?」と変な声を出してしまいました…すいません。本当に驚いたんです。
えっと、ブイズカップにて僕が対戦したのは確か6名中4名がジュニアプレイヤーだったと思います。誰が投票して下さったのかは存じませんが、少なくとも数名のジュニアプレイヤーの子たちが自分に投票してくれたこと…これは何事にも代えがたいことです。すっごく嬉しいです。これから行われる公式大会でも「勝っても負けてもグッドゲーム!」をモットーに楽しんでいきます。投票して下さった皆さんありがとうございました!
表彰式と写真撮影が終了してからは、会場撤収の時間で運営の皆さんと自主イベントなどの意見交換をしたり、撤収後はりょうた君一家・レオ君一家・あさみなさん一家・ひげぽよさん・小林ゆうさん・あ行君らと美味しくお酒を飲みながら、色々なお話をしました。こういった交流はこれまでなかなか出来なかったので本当に貴重な時間だったと感じています。
そして、別れ際には「それじゃあまた再来週の大阪大会で!」と話した辺り、もう既にみんなの気持ちはチャンピオンズリーグに向けて動き出しているんだなと思いました。お陰様でモチベーションもぐーんと上がりました。
今回初めて彩の国 ブイズカップに参加したことで、これまで参加してきた著名な自主大会イベントとはまた違ったものを感じ、直に見ることが出来たことは自分にとって大変有意義な時間になったと思います。このような具体的かつ素晴らしい環境を目指して、僕も地元の東北でポケモンカードプレイヤー&イベントオーガナイザーとして、今後も精力的に活動していく所存です。
もしよろしければ埼玉を始めとする関東圏の皆さんにも、オフシーズンには東北各地の自主大会(ナナホシ杯、岩手ケルディオ杯、うんざり会、仙台バトルスタジアムなど)に遊びに来ていただける機会があると嬉しいなと考えています。そのためにもポケモンカード的な意味で東北をもっともっと魅力的な地域にしていきたいですね。そういったことを思わせて頂けるようなとにかく充実した週末でした!
運営の皆さんを始めとする、ブイズカップに参加された皆さん、対戦して下さった皆さんありがとうございました!そして、お疲れ様でした!
次回はチャンピオンズリーグでお会いしましょう!楽しみにしています!
コメント
ルガルガン使ってましたユズパパです。
グッドマナー賞おめでとうございます。
同じく闘使いとして凄く親近感ありました
闘の強さを知らしめちゃいましょうね
リンク頂きました。
コメント&リンクありがとうございます。先日はお疲れ様でした。
ルガルガンデッキは環境的に厳しいかなと考えていたのですが、右を見ても左を見ても緑だらけので全勝とはお見事でした…僕もユズパパさんを見習ってデッキケースの奥にしまったままの別の闘デッキを再び使っていこうと思います。
こちらもリンク頂きました。今後とも闘デッキ好きとしてよろしくお願いします(笑)