#153 【デッキレシピ】よるのこうしんアーケオス(バトルフェスタ2015 名古屋大会 ビクトリーバトル使用デッキ)
こんにちは、朗です。
今日は僕がバトルフェスタ2015 名古屋大会のビクトリーバトルで使用した「よるのこうしんデッキ」のレシピをご紹介したいと思います。

僕はビクトリーバトルに午後の部から参加し、10勝0敗で同率予選2位の成績を残したことにより、じゃんけんにて予選を突破した後にプレーオフにて2勝0敗で優勝することが出来ました。予選からプレーオフを通して全てこのデッキです。

ビクトリーバトルの結果ではありますが、僕が初めて大型公式大会の頂点に立つことが出来た強力なデッキを、どうぞご覧下さい。
「よるのこうしんアーケオス」
(スタンダード・BW1-XY8)


4 バチュル(XY4)
4 バケッチャ(XY4)
4 ランプラー(XY4)
3 シェイミEX(XY6)
2 ミュウEX(BW5)
1 アーケオス(BW2)
(ポケモン 18)

3 基本雷エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
(エネルギー 7)

3 プラターヌ博士
1 N
1 マツブサの隠し玉
2 フラダリ
4 バトルサーチャー
4 バトルコンプレッサー
4 トレーナーズポスト
3 ダートじてんしゃ
4 ハイパーボール
1 パソコン通信 ★
1 タウンマップ
1 かるいし
1 シルバーバングル
1 ちからのハチマキ
4 次元の谷
(トレーナー 35)

デッキの解説を書く前に「何故このデッキが出来たのか」、その経緯を書きます。

僕がこのデッキを組んだのはバトルフェスタ2015 大阪大会の前日でした。同じチムLOLIメンバーである魔女さんが神奈川大会のビクトリーバトルにて、8連勝をするも予選を上がれなかったことが悔しくて僕にBWレギュレーションのデッキを相談してくれたことがきっかけです。

その一方で、僕は神奈川大会のビクトリーバトル午後の部にて、1日目に3勝1敗、2日目に2勝3敗でまんたんのくすりを1枚だけゲットするのがやっとの成績でした。まんたんのくすりを当たり前のようにゲットされている方々が周りにいる中で、大した成績を残せなかった僕に魔女さんが相談をしてくれるとは思いませんでした。(その時に僕が使用していたのは俗に言う「アオギリカメケル」です。デッキは良かったけど使用者が悪かった…)

デッキを考えるに当たり、僕は神奈川大会で勝ち上がっていたデッキや自分が負けたデッキのことを思い出し、真っ先に思い出したのが「ビークイン+ブースター系統のデッキ」でした。なおかつ、勝利数を稼ぐための速さが必要なデッキを考えて真っ先に行き着いたのが「そうだ、よるのこうしんにアーケオスを突っ込もう」といったものでした。

ということで、突貫工事ではありますがベースとなるデッキレシピを作成することにします。そこで僕はとある2つのデッキレシピを参考にさせて頂きました。それは以下の2デッキです。
WCS2015 Semifinalist Merlin Quittek’s Night March (Germany)
http://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2015/decks/masters/#deck-merlin-quittek-germany-night-march-semifinalist

WCS2015 Top8 Martin Janous’s Night March (Czech)
http://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2015/decks/masters/#deck-martin-janous-czech-night-march-top-8

共に今年の世界大会で活躍された「よるのこうしん(海外名:Night March)デッキ」の使用者とそのレシピです。それぞれ4位、8位に輝いています。レシピをご覧ください。僕の使用したデッキにそっくりじゃありませんか?

だって、このレシピはこのお二方の構築を足して2で割った内容にアーケオスとマツブサの隠し玉を突っ込んだだけですから…ぶっちゃけた話、アーケオスを本気で立てに行くことは稀です。「立てばラッキー程度に捉えている」のでアーケオスとマツブサを見せるだけでそれなりの効果があると思っています。要はハッタリです。アーケオスを本気で立てたかったらメンテナンスの採用をオススメします。それでも僕はそこまでこのデッキを煮詰める気はありません。つまりはそういうことです。

ちなみに魔女さんはこのデッキを大阪大会で使用したみたいですが、結果は神奈川大会ほど振るわなかったようです。「デッキは悪くなかった。しっかり機能してくれた。このデッキを早く回せる人は本当にすごいと思った」と話してくれたので、その言葉を信じて1人回しはせずに対戦卓についてXYレギュレーションで使用したよるのこうしんデッキを、このBWレギュレーションに合わせた構築に組み替えて使用しました。丸いデッキを作ることを心がけている僕の構築が事故らない自信はあったので…(笑)


話を戻しましょう。今年のWCSでは「よるのこうしんデッキ」が猛威を振るっていたことは、実際に参加していない僕でも容易に知ることができました。僕は世界大会へと参加するチームメンバーの調整へ間接的に関わっていたのですが、「よるのこうしんデッキ」があそこまで結果を残す、多くの使用者がいたことは想定外でした。その当時の僕はそれぐらいこのデッキを甘く見ていました。僕個人としても、チームとしても今年一番の環境読みに対する反省ポイントですね。

そして、沢山存在していたはずの「よるのこうしんデッキ」の中でも、この2つのデッキが勝ち上がったのには確かな理由があります。その理由を僕なりに解釈し、良さを崩さないようにデッキをアレンジさせて頂きました。解説は省略しますが1つだけ、わかりずらいポイントがあると思うのでそこだけ解説します。

・何故、採用している基本エネルギーが雷エネルギーなのか?
雷エネルギーを貼ることで使えるワザはバチュルの「かじる」です。あまり無いシチュエーションだと思いますが、このワザってハチマキを巻くとズバットを1撃で倒せるワザになり得るんですよね。

今年の世界大会ではクロバット系統も同時に猛威を振るっていました。クロバット系統は「よるのこうしんデッキ」に対して非常に有利だと思います。その苦手なデッキに一矢報いるための基本雷エネルギーの採用…それを世界大会の中継で直に見た時、僕の中で衝撃が走りました。

また、雷エネルギーをミュウEXに貼り、次元の谷を出すことで、相手の場にライボルトEXがいればアサルトレーザーをコピーすることができます。1エネで使用出来るアサルトレーザーはまさに脅威ですね。今回のビクトリーバトルにも一定数はライボルトEXの使用者が存在していました。この2つの理由により基本雷エネルギーを採用した次第です。


そういえば昨日、エルレイドデッキのレシピを公開してから海外のポケカプレイヤー(?)から英語で「君のナイトマーチのレシピを公開する予定はあるかい?僕の国ではついにXY8が有効になる大会が始まるから見てみたいんだよ!ハッハー!それと優勝おめでとう!」といった内容のリプライが届きました。

日本のビクトリーバトルでそれなりの成績を残せた「よるのこうしんデッキ」のレシピ公開が、少なからず世界のどこかで影響する日を迎えるのかもしれませんね。それこそ本当に光栄なお話です。ありがとうよるのこうしん。これからもXYレギュレーションで暴れようね。

BWレギュレーションがいつまで続くかは解りかねますが、まだまだBWレギュレーションの大会は残っていますので、興味を持たれた方は是非使用してみてくださいね!

コメント

KOH-
2015年12月2日17:47

夜行での優勝おめでとうございます。
アーケオスやマツブサでのブラフ作戦、結構好きですよ。
悪アーケなどが結果を残していたのでマツブサアーケはBW環境ではやはり脅威ですね、ミュウやバチュルの使い方も流石です。
PS.やっと夜KOH-用のスリーブが決まったので、このレシピ参考にさせていただきます。

nophoto
さわやん
2015年12月2日20:28

「よるのこうしんデッキ」があそこまで結果を残す、
多くの使用者がいたことは想定外【引用】
全く同感でした。こうしんデッキ愛用の方には怒られるかもしれませんが。

短時間の組み替えで、結果が先に出て、手になじむ。
恐れ入りました。

朗(あきら)
2015年12月3日23:15

> KOH-さん
コメント並びにお祝いの言葉ありがとうございます。
ブラフも何も、使わない相手にはただトラッシュするだけにしかなりません(笑)
マツブサアーケオスは汎用性がある組み合わせなので色々なデッキに入りますね。
ミュウEXやバチュルの使い方は自身で培った経験値が活きてくれたと思っています。

おおっ!あの俺流の夜の行進…略して夜KOH‐のレシピ公開楽しみにしています!

朗(あきら)
2015年12月3日23:29

> さわやんさん
コメントありがとうございます。
やはり僕だけではなく同じことを考えた方は沢山いらっしゃるんですよね。
というか、WCSに参加された日本人プレイヤーが最も痛感したかと思われます。

今回の結果は、自身が行ってきたよるのこうしんデッキに対する下積みやら、チームメンバーとのやり取りの力が重なったお陰ですかね…様々な縁に感謝するばかりです。

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