こんばんは、朗です。
前回の記事でもちらっと書いた通り、僕はレックウザメガバトル大阪大会を終えてからしばらく燃え尽きてしまったかのようにゆっくり休んでいました。毎週のように慌ただしく全国各地を飛び回りあっという間に過ぎていった時間が嘘のように、今では一日一日の流れがとてもゆっくりに感じます。
先週末にはレックウザメガバトル日本一決定戦が開催されましたね。世間的にはレックウザメガバトルシーズンは終わったと認識している方々がほとんどだと思いますが、「そういえば僕のレックウザメガバトルのレポートって北海道大会から書いてなかったな…」とドラちゃんの振り返りレポートを見て思い立ち、今更になって北海道大会のレポートを書いてみようと考えた所存です。やはり振り返りを行うにはシーズン中だからこそに限りますね。え?今シーズンはもう終わっているって?僕の中ではまた今シーズンは終わっていないからいいんです()
いつの間にかフラダリの奥の手が禁止カードになってしまったり、新弾であるバンデットリングが発売してしまったりしたけど、その辺は気にしない方針でいきます。もちろん日本一決定戦を含む大阪大会以降の内容はこの日記では触れません。さて、今更ではありますが北海道大会のレポートに参りましょう。
【レックウザメガバトル 北海道大会】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
千葉大会を終えてから北海道大会までの間、僕は2つのデッキをひたすら煮詰めました。その1つが「ゲンシグラードンEX・ソーナンス」です。もはや今大会のトップメタになったデッキですね。しかしながら、2週間じっくり煮詰めましたが結果的に僕には使いこなせませんでした。(2つめのデッキに関しては後ほど記述します)
大会前日まで投入を視野に入れていたのですが、何度やっても「このデッキはどこかで事故る!」「というか、このデッキは自分が使い込んでいるドンファンにまともに勝てないじゃないか!」という気持ちが大きく、北海道大会1週間前にうんざり会の前に出たSASYUのジムバトルでも、やまめさんのドンファンに敗北したこともあったため「迷ったらドンファンで行こう」という気持ちが強かったため、本大会でもそのまま続投しました。ドンファンに関してはデッキ内容に変えたい箇所が無かったため、千葉大会2日目と構築は全く同じです。
http://akira3.diarynote.jp/201506302149114224/
またデッキの解説は↑の記事で紹介しているので、そちらをお読みになってから以下のレポートを読んで頂けるとデッキの動きがより分かるかと思うのでオススメです。
ファーストステージ1戦目 ○ 4-0 リーフィアライチュウシェイミ(水ひろガメさん)
対戦前にお話したところ名古屋からいらしたプレイヤーさんとのことで、一緒に並んでいたおまめちゃんから水ひろガメさんだということを教えて頂きました。流石はレックウザメガバトル!北海道大会とは言えど全国各地から日本代表を目指し強豪が集う大会ですね…!
対戦に関してはこちらが順当に展開するも、相手がサポーターを全く引けずにただひたすらポケモンを差し出すだけの流れになってしまい、イーブイとライチュウとシェイミEXを順番に借り続けてすぐにゲームが終わってしまいました。相性的に有利を取れたのも大きかったです。
ファーストステージ2戦目 ○ 6-0 よるのこうしん
対戦相手は地元のお姉さんプレイヤーでした。何やらこのような大きな大会に出るのは初めてだったそうで…和やかな雰囲気の中で「対戦を楽しみましょう!」という会話を交えながら真剣勝負が始まりました。
しかしながら、この対戦はデッキ相性による圧倒的な勝利だったため特筆することは得に無いです。ただ、ドンファンとルチャブルがバチュル、バケッチャ、シェイミをフラダリで呼び出しながらロボを前に出すよくある流れで、勝負はあっという間に決まってしまいました。
初めての大会を迎える方に対し、圧倒的な勝ち方をしてしまったのは申し訳ない気持ちがややありますが、この場には自分のように「日本代表になるために仙台から勝ちに来た!」というプレイヤーがいることと、その熱意と雰囲気が少しでも伝わったなら幸いですかね…
そんなこんなであっという間にセカンドステージの進出を決めてしまいました。何気に1番乗りでしたね。ただ単に運が良かったです。そんなこんなでメガターボを受け取り僕との対戦者を待っていたところそこに現れたのは…
セカンドステージ1戦目 ○ 1-0 リーフィアライチュウシェイミ(Aoiちゃんママさん)
強豪ファミリーであるいっくん家のお母さんプレイヤーがセカンドステージ2番乗りでやってきました。毎回大会シーズンごとに挨拶をさせて頂いていたのですが対戦をするのは実はこれが初めて。ただ、勢いづいているAoiちゃんママさんの強さはよく存じています。レックウザメガバトル愛知大会の直前に前々日のZEROのジムバトルで勢い任せのデッキで上位に駆け上がっていく姿を拝見し、対戦する時には去年のバトフェス東京大会でクライマックスステージにてAoiちゃんママさんが隣の席に座っていたことを思い出しました。こういった場ですと尚更侮れません。
対戦をスタートすると場にオープンしたのは相手の場にはピカチュウ…こちらのベンチのゴマゾウがいるのを見て「あぁーやっぱりそのデッキ今日多いよねぇー…困ったなぁー…」と返され内心でガッツポーズ。シェイミとスーパーポケモン回収を多用して展開を図ろうとするもことごとく裏しか出なかったこと、サポーターを使用できなかったことで相手の場はあっという間にシェイミ1体だけになってしまいました。
ラストターンを迎えた時に相手から「手札にエネあります?」と聞かれ、エネがあれば僕の勝ちが確定する場面だったため、手札の闘エネルギーとストロングエネルギーを見つめながら「はい、あります…」と苦笑いしながら答えると、相手は「じゃあこれ以上続けてもしょうがないので…」と話しながらシェイミにダブル無色エネルギーを貼りスカイリターンを行って場からポケモンを消し去り実質の投了をされ勝敗が決まりました。
相手の潔さに驚き「ありがとうございます。この勝利は絶対に無駄にはしません」と伝えながら深く頭を下げ、僕はセカンドステージ2戦目の待機場所に移動しました。そして次に現れたプレイヤーは…
セカンドステージ2戦目 ○ 6-5 ゲンシグラードンソーナンス(ヒラノ君)
「ま、マジで…?今やるの…?」と彼を目の前にして動揺を隠せない自分がそこにはいました。彼との対戦はこれで3回目。1回目はチムアチャ杯にてデッキによる相性差で申し訳ないことに6-0で完封してしまった試合。2回目は去年のバトフェス宮城大会でセカンドステージ3戦目にクライマックスステージ進出を賭けた魂の削り合いのような戦いの末に、僕が敗北してしまい「よーし!行ってこい!」と握手と笑顔で彼を送りだした試合。そしてここでまさかの3回目が発生してしまいました。
僕の中で公式大会における彼との勝負はとても特別な思いがあります。彼ほどまでに強いプレイヤーと上位の椅子を賭けて戦うことができるのですから!そして今ではあのチームアチャモのメンバーでもあるとの彼との対戦は気持ちの高ぶりが収まりませんでした。
対戦が始まると相手はソーナンス、グラードンEXとここ2週間ずっと練習してきたデッキを操り僕に勝負を仕掛けてきました。このデッキの急所と対処法は概ね熟知しているつもりだったので僕は自信を持って対戦に臨みました。
想定通りといえば想定通りですが、彼は序盤に展開が大分もたつき、僕はその間にソーナンスを5体倒してサイドを先行します。そこから彼はNを打ち込みながらロボをひたすら出し続け、ゲンシグラードンEXを2体それぞれきあいのタスキをつけた状態で殴っては逃げ、殴っては逃げの繰り返しで僕のルチャブルとドンファンを倒していきます。
この試合の分かれ目になったのは僕がサイド残り4枚の状態で場に出していたジラーチEXをACE SPECである回収サイクロンで手札に戻したところと、いつでもぶちこわすを打てるドンファンにきあいのタスキがついた瞬間ですね。相手がロボをひたすら出す度に奥の手を打ってくれたので無事にタスキを手札に呼び込めました。
しかしながら、この試合は異常とも呼べるような長さでした。相手がの残りサイドが1枚だけだったために、これ以上ソーナンスが出ることはありません。相手はひたすらロボを前に出しながらそれぞれきあいのタスキ、かたいおまもりを身に着けダメージを受けた2体のゲンシグラードンEXをベンチに引っこませてはまんたんのくすりとメガターボを打ち続け、数少ない勝ち筋を辿っていきます。
正直、この試合は精神的にもかなりキツくて生きた心地がしませんでした。1時間以上も対戦し続けていたら誰でもそうなるような気はします。ロボが切れるのが先か、徐々にあゆみよる相手がサイドを引き切るのが先かという辛い試合でした。ルールに反してもいない、態度も悪くない彼に対して僕は3回目の奥の手を打たれたときに「ねぇ…まだやるの…?」と不機嫌な態度で言ってしまいました。こう発言してしまったことは僕がポケカプレイヤーとして器が小さい、未熟であったという表れだったと思います。この試合でもっと辛い思いをしていたのは彼なのに何故その時に気が付けなかったんでしょう。今では深く反省しています。
そして試合は相手のロボがバトル場に残り1枚になったターンに僕があなぬけのヒモを打って前に引っ張り出し、ゲンシグラードンEXにタスキドンファンでぶちこわすを打ちきぜつしたことでサイドを引き切り勝利しました。正直、精神的に参っていたため後味は良くなかったです。
今だからこそ言えることですが、これもフラダリの奥の手というカードが生み出した現状の1つではないでしょうか。特定のカードの存在に責任を転嫁する気はありませんが、こういう出来事が起こったのも事実です。1時間以上も試合をしてやっと決着が着くなんてどう考えてもおかしいと思います。フラダリの奥の手が禁止カードになったことで今後の環境がより良い物へと移行することを1プレイヤーとして臨みます。
「この勝ちは絶対に無駄にはしない。ありがとう」
僕は彼にそう告げて次の対戦へと向かいました。自分が対戦している間にごぼう抜きをされたかのようにセカンドステージ3戦目の試合が次々に行われているのではないかという焦燥感に駆られていましたが、実際のところはそこまで大したことはなかったようです。3戦目の舞台に進んだのは僕で5人目だったのかな…常に落ち着いていることって本当に大事ですね。そんなこんなでクライマックスステージを賭けた試合に臨むべく現れた対戦相手は…
セカンドステージ3戦目 ○ 6-1 ゲンシグラードンソーナンス(油さん)
対戦相手が決まった瞬間、正直泣きそうでした。何でここでチムアチャ2連戦な上に同じ仙台に住んでいる油さんで、何よりもまた相手がナンスグラードンなんだよ…って。上記の試合の隣で自分の試合を行っていた油さんはヒラノ君と僕がとてつもなく辛い試合をしていたのを間近で見ていました。だからこそ彼はそんな僕の気持ちを察してスムーズな試合を心がけてくれました。本当に嬉しかったです。
試合内容は僕がレジロックスタート、相手がソーナンススタートだったんですが…相手がレジロックを見た瞬間にテキストを確認してきました。そんなにマイナーなカードなんですかね…っていうか、千葉大会でも使っていたカードなのに何でみんなことごとくスルーするんだろうと思いつつ、咄嗟にとてつもないプランを思い付きそれを実行しました。「そうだ、レジロックにタスキを貼ってランドメイカーでひたすら相手の灼熱の大地を割って事故をさらに誘発させてから、ストーンエッジでレジロックが倒れるまでひたすら場をけちらそう」って。
油さんがヒラノ君との対戦以上に事故を起こしてくれたので、その作戦通りレジロック1体でソーナンス2体とグラードンEXをストーンエッジで倒してサイドを4枚取りました。また、タスキのおかげでOHKOされることもなかったのでゲンシグラードンEXに最後に死に出しストーンエッジをかまして残りHPを80に。返しに別のゲンシグラードンEXが出てきてレジロックは倒されてしまいましたが、そのままラストターンはあなぬけのヒモでそのゲンシグラードンを引っ張り出し、ドンファンにストロングエネルギーを貼り、ファイティングスタジアムを出してスピニングターンで倒してゲームセット!クライマックスステージ進出決定です!
あっという間に終わってしまったファーストステージ、長く苦しい戦いを強いられたセカンドステージを経て手にしたクライマックスステージの椅子はとても喜ばしい物でした。進出を決めたのは8人中3番目だったのかな。北海道大会はラストチャレンジ予選からは8人という限られた枠でしかクライマックスステージへと進むことが出来なかったので、進出が決定した時は本当に嬉しかったです。何気に以前参加したバトカニ札幌大会に続いて北海道では2回目のクライマックスステージ進出ですね。この北海道という地と僕は何気に相性が良いのかもしれません。
クライマックスステージ進出が決まりホテルでお昼までゆっくり寝ていた彼女にLINEでいつものシシコにレイをかけた写真を送って報告をすると「やめろ」「おめでとう」 「やめろ」と丁寧な返信が返ってきました。あ、うちの彼女は僕がいつも持っているシシコが煽られているように感じるみたいで大嫌いなんですよ…そんなこんなで彼女も無事クライマックスステージが始まるまでに応援にかけつけてくれることに!
そんな中、同じくチムロリメンバーとして共に北海道大会で遠征しにきたレイネ君が今シーズン初めてついにクライマックスステージに進出!お互いに抱き合って喜びました!僕のドンファンデッキはレイネ君がいてこそのデッキだったので自分のこと以上にすっごく嬉しかったです!
クライマックスステージが始まるまでの時間、レイネ君を含めたチムロリメンバーが何人か集まりクライマックスステージへの作戦会議。北海道大会には参加できなかった微粒さんからもLINEでアドバイスを頂き、そのまま皆さんで話し合いました。レイネ君はこのまま黒デッキで心中するといっていましたが僕の中では2択でした。
その1つ目の選択肢はこれまで共に走り続けてきたドンファンデッキ。ここまでかなりの安定感のある強さを誇り、セカンドステージでチムアチャを2人抜きしたこともあってデッキ選択の自信としては迷ったらこれだという気持ちがここでもありました。ただ、何故躊躇したかというと「僕がドンファンで勝ち上がってきた」という情報があまりにも表に出過ぎてしまったんですよね。それと同じくクライマックスステージに残ったコスズさんがアオギリカメケルを使用していたこともデッキ選択の懸念材料となりました。「このままドンファンで行っていいのか?」と自問自答する中で出てきたのがもう1つのデッキ。
そのもう1つの選択肢はここ2週間で煮詰めたもう1つのデッキであるビリゲノでした。僕が煮詰めたというよりも同じチームメンバーであるのりPさんが煮詰めたというのが正解ですね。千葉大会を終えた後に「朗さん、俺クライマックス用にビリゲノ作ろうと思うんだけど…乗ってくれる?」と電話で言ってくれて「それマジで言ってんの?乗るに決まってるじゃん!」と話し、こっそり北海道大会に向けて構築を煮詰めていました。具体的なコンセプトは秘密ですが、この環境に合わせたビリゲノです。一番の標的はもちろんゲンシグラードンソーナンス。チムアチャがみんな揃って使用していたこともあって、選択肢としては間違いないなというある程度の自信がありました。
ということで、クライマックスステージのデッキは対戦相手と隣のブロックを見てどちらかにすることに決定し、そこからはクライマックスステージへ向けて地獄のスリーブ入れ替え作業…忙しい中手伝ってくれたのりPさん、Nムラーさん、ドラちゃん、レイネ君には本当に感謝しています…
会場に戻ると対戦相手の表が張り出され、僕の相手は北海道の強豪プレイヤーの筆頭であるたっぴー君に決定しました。そして、デッキ選択を決めるべく重要になったベスト16で勝ったら対戦することになるであろう隣のブロックのプレイヤーにはコスズさんと、某椎茸ンネの名前が…コスズさんのデッキスリーブがセカンドステージと違かったこと、そして何よりも某椎茸ンネのデッキがビリゲノで絶望的に相性が悪いことを鑑みて、僕のクライマックスステージのデッキはドンファンに決定しました。
たっぴー君のデッキは十中八九ゲロゲゾロアークであるというイメージが強かったので、正直ビリゲノでもドンファンでもどちらでも良かったです。結果的には彼としてはビリゲノの方が困ったみたいですがそれはまた別のお話。余談ですが彼との対戦は実は2回目でした、奇しくも前回のバトフェス札幌大会のセカンドステージ5戦目でした。当時は連勝数を競う形式だったのでその時点で4連勝をしていた僕にとっては消化試合だった対戦でしたが、とんでもない事故を起こして負けてしまったことを今でもよく覚えています。「その時のリベンジを決めてやる!」という気持ちを胸に、僕は彼との対戦に臨みました。
ふと席に着くと、反対側のブロックになったレイネ君が隣にいてギャラリーにはチムロリメンバー、チームサニーのちゃきやB3、そして僕の彼女の姿が。大会前に宣言した通りみんなに(特に彼女に)カッコいい姿を見せるべくいつも以上に真剣に集中して対戦準備が始まります。
そういえば対戦準備の際に初めて行ったことがあります。相手切りを行われる際に相手からいわゆる7枚切りで僕のデッキをカットされたことがきっかけで、積み込みはしていないと思うけど念のためにジャッジを呼んで相手切り後のデッキシャッフルをジャッジへ依頼しました。フロアルールの勉強をした実践をどこかでやってみたかったので貴重な体験になったと思います。ここではティーチャータカシマがカットしてくれました。
クライマックスステージ1戦目 × 4-5 ガマゲロゲゾロアークシェイミ(たっぴー君)
対戦準備で山札からカードを引いてみるとゴマゾウ、ドンファン、デデンネ、闘エネルギー、ストロングエネルギー、ポケモン回収サイクロン、ファイティングスタジアムの7枚が…思わず心の中で「おいイイィィ!!ジャッジイイイィィ!!」と思ってしまうほどに残念な手札でした…いや、シャッフルを依頼した僕が悪いんですけど()
とりあえず初手でそう簡単に倒されることはないだろうこと、エネルギーを貼る対象として仲間を呼んでそのままベンチに圧縮がてらルチャブルを沢山呼び出せるデデンネを前にベンチにゴマゾウを置きます。仮にキャッチャーだのあなぬけなどが飛んできたらサイクロンで戻せばいいやーぐらいの気持ちでバトル場はデデンネで。じゃんけんの結果僕が後攻…むしろ展開への猶予を貰えたような気がするのでこれはわりとラッキーな後攻でした。
対戦が始まり場をオープンすると相手のバトル場にはやはりというべきかガマゲロゲEX、そしてこちらは勢いよく「デデンネェ!」とバトル場をオープン。「動揺するやないかーい!」と相手とギャラリーから笑い声が聞こえる雰囲気で相手のターンがスタートしました。
相手はプラターヌ博士、ハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、シェイミEX、ジラーチEX、スーパーポケモン回収を多用し爆発的な加速力をもってあっという間に場を展開させてきました。途中でどくさいみん光線なども投げられましたね。ここで早速、自分にとってはラッキーな出来事が。
「手札何枚ですか?」と聞かれたので「あっこれはあのカードを使ってくるな」と思い、「えっと、1,2,3,4、5枚です!」と手札が5枚”も”あることをわざとさり気なくアピールし、数え終わる頃には相手からレッドカードが飛んできました。上記の通り手札が残念だったので内心ガッツポーズですよね。そうこうしているうちに相手が4分ほどかけて行った最初のターンが終わって僕にターンが回ってきました。
僕は負けじと手札に呼び込んだハイパーボールでシェイミEXを呼び出し、回収サイクロンも絡めてドンファンデッキにしては珍しい爆発的な展開を返します。そこで打ったコルニであのカードがいることを確認し意気揚々とそれを出します。そうですレジロックです。この対戦においてもレジロックの存在が相手にとって脅威になると考え最初のターンからの登場です。「こいつが起動し始めたらストーンエッジでシェイミもゲロゲも3体は倒すまで止まらないからな」という僕なりの宣戦布告でした。もちろんテキストも確認されました(笑)
しかしながら、ここで早速この対戦におけるハイライトシーンの1つが出来てしまいます。シェイミを利用するためにきあいのタスキを貼りたかったんですがゾロアークでOHKOされないために一番貼りたかったレジロックに貼る前に、ゴマゾウかルチャブルに貼らざるおえないシチュエーションに至ったんですよね。そこでゴマゾウでハチマキブルブルパンチどくさいタチワキで落ちると思い、とりあえずルチャブルにタスキ、ゴマゾウにハチマキを貼ったんですがこれは判断としてはプレミスでした。理由はこの後わかります…が、その次のターンにここで貼ったタスキはツールスクラッパーで剥がされてしまいました。結果的には意味が無かったようです。このターンではレジロックにストロングエネルギーを貼ってそのままターンエンド。デデンネは死に出しでそのまま返しのターンに、再びある程度の時間をかけた展開をされた後にブルブルパンチを受けて気絶してしまいました。
次のターンに僕はロボを壁にしてドンファンを立てましたがブルブルパンチをされていたためにストロングエネルギーと上手く手札に呼び込めずあの憎きゾロアークを倒せません。というかハチマキを剥がされてた時点でスピニングターンでOHKOするためにはストロングエネルギーを貼るしかなかったんですよね。仕方なく渋々レジロックに闘エネルギーを付けてターンを返します。すると、返しにフラダリでドンファンを呼ばれてイカサマぶちこわすでOHKOされてしまいました。まさかこのターンに奴が殴ってくるとは…ここでドンファンにタスキを貼っていたら、もしかしたらですが未来は変わったかもしれません。
そして返しのターンで僕も攻撃を開始しました。ルチャブルにストロングエネルギーをつけてファイティングスタジアムを出し、フラダリで相手のジラーチEXを呼び出してフライングプレスでOHKOします。ここからは相手はひたすらブルブルパンチをする体制を取るのかと思いきや出てきたのはシェイミEX、どうやら序盤の爆発的な展開でやや息切れを起こしてしまったようです。タチワキシティジムを出されてダブル無色エネルギーをシェイミEXにつけてからの奥の手でお互いのドローソースなどその他諸々が山札に戻りました。そこから再びハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、スーパーポケモン回収を使って爆発的に展開をしていき、そのままルチャブルにスカイリターンを打ってターンを返し、バトル場に出てきたのはケルディオEX。
ポケモンチェックでダイスを投げるとルチャブルが眠りから覚ますことに成功。そして、バトル場とベンチのルチャブルと入れ替えてケルディオEXにフライングプレスでワンパンを当てます。そして返しのターンに、スーパーポケモン回収で戻ったケルディオの代わりに出てきたシェイミEXにダブル無色エネルギーが付き、前のターンと同様に時間をかけた展開の後にどくさいみんタチワキシティジムでスカイリターン…なかなか思うようにEXポケモンを2ヒットで倒せません!
それからは相手が先ほどまでと同じように展開を交えながらひたすらガマゲロゲEXを出してブルブルパンチ。僕は多投しているルチャブルを死に出しなどで出しながらひたすらフライングプレスで入れ替えガマゲロゲEXを1体取りました。ルチャブルが眠ってしまって起きられなかったターンにはレジロックにエネルギーを貼り、ずっと手札に握っていたフラダリで最後シェイミにストーンエッジを叩き込むためにあとエネルギーは貼れば1枚というところまでもっていきました。そうこうしているうちに場の殴れるルチャブルがと手札の闘エネルギーが尽きてしまい、もうタチワキどくさいみんブルブルパンチを打たれたらルチャブルが出せなくなってしまったので、バトル場にレジロックを出して賭けにでることにしました。手札にはダブル無色エネルギーがあるので、このターンにイカサマストーンエッジでやられなければ僕は迷わずシェイミをフラダリで呼び出して、素の打点が120Dのストーンエッジを叩き込みます。
運命の相手のターン…相手はなんとイカサマストーンエッジをせずにフラダリでシェイミEXを呼び出してブルブルパンチを打ってきました。返しのターンでドローして急いでシェイミにダブル無色エネルギーをつけた瞬間に、試合終了のホイッスルが会場に鳴り響きます…スカイリターンで30Dを与えてサイド差4-5で僕の負けです。悔しさのあまり天を仰いで「くっそー!!」と吠えてしまいました。
この試合でデッキ構築やらプレイングやら色々な意味で彼が僕よりも強かったのは試合中も、その終了後も認めていました。特にツールスクラッパーでタスキを剥がされた時、ドンファンをイカサマぶちこわすをされた時は本当に「やられた!」と思いました。これは後からわかったことですが、彼が後日DNで載せた使用デッキ解説から察するに、彼は僕との対戦では最初からサイド差の逃げ切りによるTOD(=時間切れ勝利)を狙っていたようです。だから最後のターンにフラダリでシェイミを呼び出したんですね。納得がいきました。作戦通りの試合展開…お見事です。
ただ僕は、「もしターンが返ってきたならば勝てたのかもしれない」という僅かな希望が自分にあったからこそ、時間が足りなかったことがありえないほど悔しかったです。対戦後はとりあえず相手と握手をしてクライマックスステージの舞台を後にしました。その後の僕は悔しさのあまり、少しの間いつものようにクライマックスステージの観戦すら出来ない状態でした。端っこに彼女が敷いていたピクニックシートの上で体育座りをしてしょんぼりしていました。
そこで、しばらくすると僕の試合を見てくれていた本部長や沢山のプレイヤーの皆さんから色々なアドバイスや労いの言葉を受けて気持ちがやや落ち着けたので、ベスト8の試合の途中から再び試合を観戦することにしました。あとはいつも通りクライマックスステージから表彰式までの風景をカメラに収めながら、この北海道大会が最後までどうなるのかを見届けました。
そしてその結果、僕との試合に勝利したたっぴー君が優勝し、日本一決定戦に駒を進めました。気持ちは複雑ではありましたが「絶対に大阪大会で勝って日本一決定戦で彼にリベンジしてやる」という思いがその時の自分の中には芽生えていました。
表彰式終了後にもたっぴー君とは改めてお話しました。この時、僕は彼が優勝したことに対し素直な気持ちで「おめでとう」と伝えました。そして去り際には「日本一決定戦でたっぴー君に追いつくから楽しみにしててね」と約束を交わし、その場を後にしました。
そんな感じで僕の北海道大会は終わりました。大会終了後はチムロリのメンバー+彼女でサッポロビール園に行き、みんなで美味しいジンギスカンとビールを沢山頂きました。大会中は色々なことがあったけど、この場ではすっごく晴れ晴れとした気持ちで楽しい夜会を過ごせました…そういえばこーれんさんって人が何故か北海道大会当日の朝に名古屋からこっちに来てくれたんですが、お陰で夜会が大変盛り上がりました。僕の彼女も「こーれんさんすっごく面白かったー!おっぱいおっきかったー!」とひたすら笑い続けていたみたいです。塩コショウって便利な調味料ですね()
そんな彼には夜会で悔しさのあまりモヤモヤとしていた僕の気持ちを晴らしてくれお礼がてら、大阪大会終了後に今大会の勝利賞であるキラメガターボを進呈させて頂きました。その場にいるだけで空気を変えられる彼の能力は本当にすごいですね。彼女も今回初めてチムロリのメンバーと共に夜会を過ごして、メンバーの色々な面を見ることが出来た経験からか「あなたは普段から本当に素敵な良い人たちと一緒にカード出来ているから幸せ者ね。何だか安心したわ」と言われました。自分のことじゃないけど、自分が心を許せるチームメンバーのことを褒めてもらえるのって何だかとっても嬉しいですね。不思議な気持ちになりました。
北海道大会を終えてホテルに戻ってからはこの日の出来事を改めて振り返っていました。デッキだとかプレイングだとかは置いといて、この日の自分は「カッコ悪かったなぁ」という想いが特に大きかったです。色々な人の前でカッコいいところを見せたかったはずなのに空回りしてしまって、逆にカッコ悪いところを沢山の人の前で見せてしまった。自分が普段は出来れば表に出したくない感情的な所も見せてしまった。かなり自責の念に苛まれていました。北海道大会においてグッドマナー、グッドプレイ、グッドゲームの精神を心がけて臨んでいたにも関わらず、僕はポケカプレイヤーとして大変未熟だったなと。この日の自分のことを本当に恥ずかしく思います。
しかしながら、今回の経験は自分にとって今後の糧として活かせる自信も出来ました。これは僕が素敵な仲間に恵まれているお陰です。まだまだ時間はいっぱいかかるかもしれません。それでも僕は、誰かの前で「カッコいい」と思ってもらえる、そんな姿を見せられる、自分でも思える、そして誰かの目標になれるような、そんなポケカプレイヤーになれるように、これからも気を引き締めてポケモンカードに打ち込んでいきます。この出来事は絶対に忘れません。よしっ、また頑張っていこう。
次回は大阪大会のレポートを書きます!あまり表では話題になっていませんが、大阪大会のレポートでは後に今年の日本チャンピオンとなったレクスマンが僕に語ってくれたすっごくカッコ良いエピソードを書く予定ですので、皆さんお楽しみに!
前回の記事でもちらっと書いた通り、僕はレックウザメガバトル大阪大会を終えてからしばらく燃え尽きてしまったかのようにゆっくり休んでいました。毎週のように慌ただしく全国各地を飛び回りあっという間に過ぎていった時間が嘘のように、今では一日一日の流れがとてもゆっくりに感じます。
先週末にはレックウザメガバトル日本一決定戦が開催されましたね。世間的にはレックウザメガバトルシーズンは終わったと認識している方々がほとんどだと思いますが、「そういえば僕のレックウザメガバトルのレポートって北海道大会から書いてなかったな…」とドラちゃんの振り返りレポートを見て思い立ち、今更になって北海道大会のレポートを書いてみようと考えた所存です。やはり振り返りを行うにはシーズン中だからこそに限りますね。え?今シーズンはもう終わっているって?僕の中ではまた今シーズンは終わっていないからいいんです()
いつの間にかフラダリの奥の手が禁止カードになってしまったり、新弾であるバンデットリングが発売してしまったりしたけど、その辺は気にしない方針でいきます。もちろん日本一決定戦を含む大阪大会以降の内容はこの日記では触れません。さて、今更ではありますが北海道大会のレポートに参りましょう。
【レックウザメガバトル 北海道大会】
使用デッキ「ドンファンルチャブルロボ」
千葉大会を終えてから北海道大会までの間、僕は2つのデッキをひたすら煮詰めました。その1つが「ゲンシグラードンEX・ソーナンス」です。もはや今大会のトップメタになったデッキですね。しかしながら、2週間じっくり煮詰めましたが結果的に僕には使いこなせませんでした。(2つめのデッキに関しては後ほど記述します)
大会前日まで投入を視野に入れていたのですが、何度やっても「このデッキはどこかで事故る!」「というか、このデッキは自分が使い込んでいるドンファンにまともに勝てないじゃないか!」という気持ちが大きく、北海道大会1週間前にうんざり会の前に出たSASYUのジムバトルでも、やまめさんのドンファンに敗北したこともあったため「迷ったらドンファンで行こう」という気持ちが強かったため、本大会でもそのまま続投しました。ドンファンに関してはデッキ内容に変えたい箇所が無かったため、千葉大会2日目と構築は全く同じです。
http://akira3.diarynote.jp/201506302149114224/
またデッキの解説は↑の記事で紹介しているので、そちらをお読みになってから以下のレポートを読んで頂けるとデッキの動きがより分かるかと思うのでオススメです。
ファーストステージ1戦目 ○ 4-0 リーフィアライチュウシェイミ(水ひろガメさん)
対戦前にお話したところ名古屋からいらしたプレイヤーさんとのことで、一緒に並んでいたおまめちゃんから水ひろガメさんだということを教えて頂きました。流石はレックウザメガバトル!北海道大会とは言えど全国各地から日本代表を目指し強豪が集う大会ですね…!
対戦に関してはこちらが順当に展開するも、相手がサポーターを全く引けずにただひたすらポケモンを差し出すだけの流れになってしまい、イーブイとライチュウとシェイミEXを順番に借り続けてすぐにゲームが終わってしまいました。相性的に有利を取れたのも大きかったです。
ファーストステージ2戦目 ○ 6-0 よるのこうしん
対戦相手は地元のお姉さんプレイヤーでした。何やらこのような大きな大会に出るのは初めてだったそうで…和やかな雰囲気の中で「対戦を楽しみましょう!」という会話を交えながら真剣勝負が始まりました。
しかしながら、この対戦はデッキ相性による圧倒的な勝利だったため特筆することは得に無いです。ただ、ドンファンとルチャブルがバチュル、バケッチャ、シェイミをフラダリで呼び出しながらロボを前に出すよくある流れで、勝負はあっという間に決まってしまいました。
初めての大会を迎える方に対し、圧倒的な勝ち方をしてしまったのは申し訳ない気持ちがややありますが、この場には自分のように「日本代表になるために仙台から勝ちに来た!」というプレイヤーがいることと、その熱意と雰囲気が少しでも伝わったなら幸いですかね…
そんなこんなであっという間にセカンドステージの進出を決めてしまいました。何気に1番乗りでしたね。ただ単に運が良かったです。そんなこんなでメガターボを受け取り僕との対戦者を待っていたところそこに現れたのは…
セカンドステージ1戦目 ○ 1-0 リーフィアライチュウシェイミ(Aoiちゃんママさん)
強豪ファミリーであるいっくん家のお母さんプレイヤーがセカンドステージ2番乗りでやってきました。毎回大会シーズンごとに挨拶をさせて頂いていたのですが対戦をするのは実はこれが初めて。ただ、勢いづいているAoiちゃんママさんの強さはよく存じています。レックウザメガバトル愛知大会の直前に前々日のZEROのジムバトルで勢い任せのデッキで上位に駆け上がっていく姿を拝見し、対戦する時には去年のバトフェス東京大会でクライマックスステージにてAoiちゃんママさんが隣の席に座っていたことを思い出しました。こういった場ですと尚更侮れません。
対戦をスタートすると場にオープンしたのは相手の場にはピカチュウ…こちらのベンチのゴマゾウがいるのを見て「あぁーやっぱりそのデッキ今日多いよねぇー…困ったなぁー…」と返され内心でガッツポーズ。シェイミとスーパーポケモン回収を多用して展開を図ろうとするもことごとく裏しか出なかったこと、サポーターを使用できなかったことで相手の場はあっという間にシェイミ1体だけになってしまいました。
ラストターンを迎えた時に相手から「手札にエネあります?」と聞かれ、エネがあれば僕の勝ちが確定する場面だったため、手札の闘エネルギーとストロングエネルギーを見つめながら「はい、あります…」と苦笑いしながら答えると、相手は「じゃあこれ以上続けてもしょうがないので…」と話しながらシェイミにダブル無色エネルギーを貼りスカイリターンを行って場からポケモンを消し去り実質の投了をされ勝敗が決まりました。
相手の潔さに驚き「ありがとうございます。この勝利は絶対に無駄にはしません」と伝えながら深く頭を下げ、僕はセカンドステージ2戦目の待機場所に移動しました。そして次に現れたプレイヤーは…
セカンドステージ2戦目 ○ 6-5 ゲンシグラードンソーナンス(ヒラノ君)
「ま、マジで…?今やるの…?」と彼を目の前にして動揺を隠せない自分がそこにはいました。彼との対戦はこれで3回目。1回目はチムアチャ杯にてデッキによる相性差で申し訳ないことに6-0で完封してしまった試合。2回目は去年のバトフェス宮城大会でセカンドステージ3戦目にクライマックスステージ進出を賭けた魂の削り合いのような戦いの末に、僕が敗北してしまい「よーし!行ってこい!」と握手と笑顔で彼を送りだした試合。そしてここでまさかの3回目が発生してしまいました。
僕の中で公式大会における彼との勝負はとても特別な思いがあります。彼ほどまでに強いプレイヤーと上位の椅子を賭けて戦うことができるのですから!そして今ではあのチームアチャモのメンバーでもあるとの彼との対戦は気持ちの高ぶりが収まりませんでした。
対戦が始まると相手はソーナンス、グラードンEXとここ2週間ずっと練習してきたデッキを操り僕に勝負を仕掛けてきました。このデッキの急所と対処法は概ね熟知しているつもりだったので僕は自信を持って対戦に臨みました。
想定通りといえば想定通りですが、彼は序盤に展開が大分もたつき、僕はその間にソーナンスを5体倒してサイドを先行します。そこから彼はNを打ち込みながらロボをひたすら出し続け、ゲンシグラードンEXを2体それぞれきあいのタスキをつけた状態で殴っては逃げ、殴っては逃げの繰り返しで僕のルチャブルとドンファンを倒していきます。
この試合の分かれ目になったのは僕がサイド残り4枚の状態で場に出していたジラーチEXをACE SPECである回収サイクロンで手札に戻したところと、いつでもぶちこわすを打てるドンファンにきあいのタスキがついた瞬間ですね。相手がロボをひたすら出す度に奥の手を打ってくれたので無事にタスキを手札に呼び込めました。
しかしながら、この試合は異常とも呼べるような長さでした。相手がの残りサイドが1枚だけだったために、これ以上ソーナンスが出ることはありません。相手はひたすらロボを前に出しながらそれぞれきあいのタスキ、かたいおまもりを身に着けダメージを受けた2体のゲンシグラードンEXをベンチに引っこませてはまんたんのくすりとメガターボを打ち続け、数少ない勝ち筋を辿っていきます。
正直、この試合は精神的にもかなりキツくて生きた心地がしませんでした。1時間以上も対戦し続けていたら誰でもそうなるような気はします。ロボが切れるのが先か、徐々にあゆみよる相手がサイドを引き切るのが先かという辛い試合でした。ルールに反してもいない、態度も悪くない彼に対して僕は3回目の奥の手を打たれたときに「ねぇ…まだやるの…?」と不機嫌な態度で言ってしまいました。こう発言してしまったことは僕がポケカプレイヤーとして器が小さい、未熟であったという表れだったと思います。この試合でもっと辛い思いをしていたのは彼なのに何故その時に気が付けなかったんでしょう。今では深く反省しています。
そして試合は相手のロボがバトル場に残り1枚になったターンに僕があなぬけのヒモを打って前に引っ張り出し、ゲンシグラードンEXにタスキドンファンでぶちこわすを打ちきぜつしたことでサイドを引き切り勝利しました。正直、精神的に参っていたため後味は良くなかったです。
今だからこそ言えることですが、これもフラダリの奥の手というカードが生み出した現状の1つではないでしょうか。特定のカードの存在に責任を転嫁する気はありませんが、こういう出来事が起こったのも事実です。1時間以上も試合をしてやっと決着が着くなんてどう考えてもおかしいと思います。フラダリの奥の手が禁止カードになったことで今後の環境がより良い物へと移行することを1プレイヤーとして臨みます。
「この勝ちは絶対に無駄にはしない。ありがとう」
僕は彼にそう告げて次の対戦へと向かいました。自分が対戦している間にごぼう抜きをされたかのようにセカンドステージ3戦目の試合が次々に行われているのではないかという焦燥感に駆られていましたが、実際のところはそこまで大したことはなかったようです。3戦目の舞台に進んだのは僕で5人目だったのかな…常に落ち着いていることって本当に大事ですね。そんなこんなでクライマックスステージを賭けた試合に臨むべく現れた対戦相手は…
セカンドステージ3戦目 ○ 6-1 ゲンシグラードンソーナンス(油さん)
対戦相手が決まった瞬間、正直泣きそうでした。何でここでチムアチャ2連戦な上に同じ仙台に住んでいる油さんで、何よりもまた相手がナンスグラードンなんだよ…って。上記の試合の隣で自分の試合を行っていた油さんはヒラノ君と僕がとてつもなく辛い試合をしていたのを間近で見ていました。だからこそ彼はそんな僕の気持ちを察してスムーズな試合を心がけてくれました。本当に嬉しかったです。
試合内容は僕がレジロックスタート、相手がソーナンススタートだったんですが…相手がレジロックを見た瞬間にテキストを確認してきました。そんなにマイナーなカードなんですかね…っていうか、千葉大会でも使っていたカードなのに何でみんなことごとくスルーするんだろうと思いつつ、咄嗟にとてつもないプランを思い付きそれを実行しました。「そうだ、レジロックにタスキを貼ってランドメイカーでひたすら相手の灼熱の大地を割って事故をさらに誘発させてから、ストーンエッジでレジロックが倒れるまでひたすら場をけちらそう」って。
油さんがヒラノ君との対戦以上に事故を起こしてくれたので、その作戦通りレジロック1体でソーナンス2体とグラードンEXをストーンエッジで倒してサイドを4枚取りました。また、タスキのおかげでOHKOされることもなかったのでゲンシグラードンEXに最後に死に出しストーンエッジをかまして残りHPを80に。返しに別のゲンシグラードンEXが出てきてレジロックは倒されてしまいましたが、そのままラストターンはあなぬけのヒモでそのゲンシグラードンを引っ張り出し、ドンファンにストロングエネルギーを貼り、ファイティングスタジアムを出してスピニングターンで倒してゲームセット!クライマックスステージ進出決定です!
あっという間に終わってしまったファーストステージ、長く苦しい戦いを強いられたセカンドステージを経て手にしたクライマックスステージの椅子はとても喜ばしい物でした。進出を決めたのは8人中3番目だったのかな。北海道大会はラストチャレンジ予選からは8人という限られた枠でしかクライマックスステージへと進むことが出来なかったので、進出が決定した時は本当に嬉しかったです。何気に以前参加したバトカニ札幌大会に続いて北海道では2回目のクライマックスステージ進出ですね。この北海道という地と僕は何気に相性が良いのかもしれません。
クライマックスステージ進出が決まりホテルでお昼までゆっくり寝ていた彼女にLINEでいつものシシコにレイをかけた写真を送って報告をすると「やめろ」「おめでとう」 「やめろ」と丁寧な返信が返ってきました。あ、うちの彼女は僕がいつも持っているシシコが煽られているように感じるみたいで大嫌いなんですよ…そんなこんなで彼女も無事クライマックスステージが始まるまでに応援にかけつけてくれることに!
そんな中、同じくチムロリメンバーとして共に北海道大会で遠征しにきたレイネ君が今シーズン初めてついにクライマックスステージに進出!お互いに抱き合って喜びました!僕のドンファンデッキはレイネ君がいてこそのデッキだったので自分のこと以上にすっごく嬉しかったです!
クライマックスステージが始まるまでの時間、レイネ君を含めたチムロリメンバーが何人か集まりクライマックスステージへの作戦会議。北海道大会には参加できなかった微粒さんからもLINEでアドバイスを頂き、そのまま皆さんで話し合いました。レイネ君はこのまま黒デッキで心中するといっていましたが僕の中では2択でした。
その1つ目の選択肢はこれまで共に走り続けてきたドンファンデッキ。ここまでかなりの安定感のある強さを誇り、セカンドステージでチムアチャを2人抜きしたこともあってデッキ選択の自信としては迷ったらこれだという気持ちがここでもありました。ただ、何故躊躇したかというと「僕がドンファンで勝ち上がってきた」という情報があまりにも表に出過ぎてしまったんですよね。それと同じくクライマックスステージに残ったコスズさんがアオギリカメケルを使用していたこともデッキ選択の懸念材料となりました。「このままドンファンで行っていいのか?」と自問自答する中で出てきたのがもう1つのデッキ。
そのもう1つの選択肢はここ2週間で煮詰めたもう1つのデッキであるビリゲノでした。僕が煮詰めたというよりも同じチームメンバーであるのりPさんが煮詰めたというのが正解ですね。千葉大会を終えた後に「朗さん、俺クライマックス用にビリゲノ作ろうと思うんだけど…乗ってくれる?」と電話で言ってくれて「それマジで言ってんの?乗るに決まってるじゃん!」と話し、こっそり北海道大会に向けて構築を煮詰めていました。具体的なコンセプトは秘密ですが、この環境に合わせたビリゲノです。一番の標的はもちろんゲンシグラードンソーナンス。チムアチャがみんな揃って使用していたこともあって、選択肢としては間違いないなというある程度の自信がありました。
ということで、クライマックスステージのデッキは対戦相手と隣のブロックを見てどちらかにすることに決定し、そこからはクライマックスステージへ向けて地獄のスリーブ入れ替え作業…忙しい中手伝ってくれたのりPさん、Nムラーさん、ドラちゃん、レイネ君には本当に感謝しています…
会場に戻ると対戦相手の表が張り出され、僕の相手は北海道の強豪プレイヤーの筆頭であるたっぴー君に決定しました。そして、デッキ選択を決めるべく重要になったベスト16で勝ったら対戦することになるであろう隣のブロックのプレイヤーにはコスズさんと、某椎茸ンネの名前が…コスズさんのデッキスリーブがセカンドステージと違かったこと、そして何よりも某椎茸ンネのデッキがビリゲノで絶望的に相性が悪いことを鑑みて、僕のクライマックスステージのデッキはドンファンに決定しました。
たっぴー君のデッキは十中八九ゲロゲゾロアークであるというイメージが強かったので、正直ビリゲノでもドンファンでもどちらでも良かったです。結果的には彼としてはビリゲノの方が困ったみたいですがそれはまた別のお話。余談ですが彼との対戦は実は2回目でした、奇しくも前回のバトフェス札幌大会のセカンドステージ5戦目でした。当時は連勝数を競う形式だったのでその時点で4連勝をしていた僕にとっては消化試合だった対戦でしたが、とんでもない事故を起こして負けてしまったことを今でもよく覚えています。「その時のリベンジを決めてやる!」という気持ちを胸に、僕は彼との対戦に臨みました。
ふと席に着くと、反対側のブロックになったレイネ君が隣にいてギャラリーにはチムロリメンバー、チームサニーのちゃきやB3、そして僕の彼女の姿が。大会前に宣言した通りみんなに(特に彼女に)カッコいい姿を見せるべくいつも以上に真剣に集中して対戦準備が始まります。
そういえば対戦準備の際に初めて行ったことがあります。相手切りを行われる際に相手からいわゆる7枚切りで僕のデッキをカットされたことがきっかけで、積み込みはしていないと思うけど念のためにジャッジを呼んで相手切り後のデッキシャッフルをジャッジへ依頼しました。フロアルールの勉強をした実践をどこかでやってみたかったので貴重な体験になったと思います。ここではティーチャータカシマがカットしてくれました。
クライマックスステージ1戦目 × 4-5 ガマゲロゲゾロアークシェイミ(たっぴー君)
対戦準備で山札からカードを引いてみるとゴマゾウ、ドンファン、デデンネ、闘エネルギー、ストロングエネルギー、ポケモン回収サイクロン、ファイティングスタジアムの7枚が…思わず心の中で「おいイイィィ!!ジャッジイイイィィ!!」と思ってしまうほどに残念な手札でした…いや、シャッフルを依頼した僕が悪いんですけど()
とりあえず初手でそう簡単に倒されることはないだろうこと、エネルギーを貼る対象として仲間を呼んでそのままベンチに圧縮がてらルチャブルを沢山呼び出せるデデンネを前にベンチにゴマゾウを置きます。仮にキャッチャーだのあなぬけなどが飛んできたらサイクロンで戻せばいいやーぐらいの気持ちでバトル場はデデンネで。じゃんけんの結果僕が後攻…むしろ展開への猶予を貰えたような気がするのでこれはわりとラッキーな後攻でした。
対戦が始まり場をオープンすると相手のバトル場にはやはりというべきかガマゲロゲEX、そしてこちらは勢いよく「デデンネェ!」とバトル場をオープン。「動揺するやないかーい!」と相手とギャラリーから笑い声が聞こえる雰囲気で相手のターンがスタートしました。
相手はプラターヌ博士、ハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、シェイミEX、ジラーチEX、スーパーポケモン回収を多用し爆発的な加速力をもってあっという間に場を展開させてきました。途中でどくさいみん光線なども投げられましたね。ここで早速、自分にとってはラッキーな出来事が。
「手札何枚ですか?」と聞かれたので「あっこれはあのカードを使ってくるな」と思い、「えっと、1,2,3,4、5枚です!」と手札が5枚”も”あることをわざとさり気なくアピールし、数え終わる頃には相手からレッドカードが飛んできました。上記の通り手札が残念だったので内心ガッツポーズですよね。そうこうしているうちに相手が4分ほどかけて行った最初のターンが終わって僕にターンが回ってきました。
僕は負けじと手札に呼び込んだハイパーボールでシェイミEXを呼び出し、回収サイクロンも絡めてドンファンデッキにしては珍しい爆発的な展開を返します。そこで打ったコルニであのカードがいることを確認し意気揚々とそれを出します。そうですレジロックです。この対戦においてもレジロックの存在が相手にとって脅威になると考え最初のターンからの登場です。「こいつが起動し始めたらストーンエッジでシェイミもゲロゲも3体は倒すまで止まらないからな」という僕なりの宣戦布告でした。もちろんテキストも確認されました(笑)
しかしながら、ここで早速この対戦におけるハイライトシーンの1つが出来てしまいます。シェイミを利用するためにきあいのタスキを貼りたかったんですがゾロアークでOHKOされないために一番貼りたかったレジロックに貼る前に、ゴマゾウかルチャブルに貼らざるおえないシチュエーションに至ったんですよね。そこでゴマゾウでハチマキブルブルパンチどくさいタチワキで落ちると思い、とりあえずルチャブルにタスキ、ゴマゾウにハチマキを貼ったんですがこれは判断としてはプレミスでした。理由はこの後わかります…が、その次のターンにここで貼ったタスキはツールスクラッパーで剥がされてしまいました。結果的には意味が無かったようです。このターンではレジロックにストロングエネルギーを貼ってそのままターンエンド。デデンネは死に出しでそのまま返しのターンに、再びある程度の時間をかけた展開をされた後にブルブルパンチを受けて気絶してしまいました。
次のターンに僕はロボを壁にしてドンファンを立てましたがブルブルパンチをされていたためにストロングエネルギーと上手く手札に呼び込めずあの憎きゾロアークを倒せません。というかハチマキを剥がされてた時点でスピニングターンでOHKOするためにはストロングエネルギーを貼るしかなかったんですよね。仕方なく渋々レジロックに闘エネルギーを付けてターンを返します。すると、返しにフラダリでドンファンを呼ばれてイカサマぶちこわすでOHKOされてしまいました。まさかこのターンに奴が殴ってくるとは…ここでドンファンにタスキを貼っていたら、もしかしたらですが未来は変わったかもしれません。
そして返しのターンで僕も攻撃を開始しました。ルチャブルにストロングエネルギーをつけてファイティングスタジアムを出し、フラダリで相手のジラーチEXを呼び出してフライングプレスでOHKOします。ここからは相手はひたすらブルブルパンチをする体制を取るのかと思いきや出てきたのはシェイミEX、どうやら序盤の爆発的な展開でやや息切れを起こしてしまったようです。タチワキシティジムを出されてダブル無色エネルギーをシェイミEXにつけてからの奥の手でお互いのドローソースなどその他諸々が山札に戻りました。そこから再びハイパーボール、トレーナーズポスト、ダートじてんしゃ、バトルコンプレッサー、スーパーポケモン回収を使って爆発的に展開をしていき、そのままルチャブルにスカイリターンを打ってターンを返し、バトル場に出てきたのはケルディオEX。
ポケモンチェックでダイスを投げるとルチャブルが眠りから覚ますことに成功。そして、バトル場とベンチのルチャブルと入れ替えてケルディオEXにフライングプレスでワンパンを当てます。そして返しのターンに、スーパーポケモン回収で戻ったケルディオの代わりに出てきたシェイミEXにダブル無色エネルギーが付き、前のターンと同様に時間をかけた展開の後にどくさいみんタチワキシティジムでスカイリターン…なかなか思うようにEXポケモンを2ヒットで倒せません!
それからは相手が先ほどまでと同じように展開を交えながらひたすらガマゲロゲEXを出してブルブルパンチ。僕は多投しているルチャブルを死に出しなどで出しながらひたすらフライングプレスで入れ替えガマゲロゲEXを1体取りました。ルチャブルが眠ってしまって起きられなかったターンにはレジロックにエネルギーを貼り、ずっと手札に握っていたフラダリで最後シェイミにストーンエッジを叩き込むためにあとエネルギーは貼れば1枚というところまでもっていきました。そうこうしているうちに場の殴れるルチャブルがと手札の闘エネルギーが尽きてしまい、もうタチワキどくさいみんブルブルパンチを打たれたらルチャブルが出せなくなってしまったので、バトル場にレジロックを出して賭けにでることにしました。手札にはダブル無色エネルギーがあるので、このターンにイカサマストーンエッジでやられなければ僕は迷わずシェイミをフラダリで呼び出して、素の打点が120Dのストーンエッジを叩き込みます。
運命の相手のターン…相手はなんとイカサマストーンエッジをせずにフラダリでシェイミEXを呼び出してブルブルパンチを打ってきました。返しのターンでドローして急いでシェイミにダブル無色エネルギーをつけた瞬間に、試合終了のホイッスルが会場に鳴り響きます…スカイリターンで30Dを与えてサイド差4-5で僕の負けです。悔しさのあまり天を仰いで「くっそー!!」と吠えてしまいました。
この試合でデッキ構築やらプレイングやら色々な意味で彼が僕よりも強かったのは試合中も、その終了後も認めていました。特にツールスクラッパーでタスキを剥がされた時、ドンファンをイカサマぶちこわすをされた時は本当に「やられた!」と思いました。これは後からわかったことですが、彼が後日DNで載せた使用デッキ解説から察するに、彼は僕との対戦では最初からサイド差の逃げ切りによるTOD(=時間切れ勝利)を狙っていたようです。だから最後のターンにフラダリでシェイミを呼び出したんですね。納得がいきました。作戦通りの試合展開…お見事です。
ただ僕は、「もしターンが返ってきたならば勝てたのかもしれない」という僅かな希望が自分にあったからこそ、時間が足りなかったことがありえないほど悔しかったです。対戦後はとりあえず相手と握手をしてクライマックスステージの舞台を後にしました。その後の僕は悔しさのあまり、少しの間いつものようにクライマックスステージの観戦すら出来ない状態でした。端っこに彼女が敷いていたピクニックシートの上で体育座りをしてしょんぼりしていました。
そこで、しばらくすると僕の試合を見てくれていた本部長や沢山のプレイヤーの皆さんから色々なアドバイスや労いの言葉を受けて気持ちがやや落ち着けたので、ベスト8の試合の途中から再び試合を観戦することにしました。あとはいつも通りクライマックスステージから表彰式までの風景をカメラに収めながら、この北海道大会が最後までどうなるのかを見届けました。
そしてその結果、僕との試合に勝利したたっぴー君が優勝し、日本一決定戦に駒を進めました。気持ちは複雑ではありましたが「絶対に大阪大会で勝って日本一決定戦で彼にリベンジしてやる」という思いがその時の自分の中には芽生えていました。
表彰式終了後にもたっぴー君とは改めてお話しました。この時、僕は彼が優勝したことに対し素直な気持ちで「おめでとう」と伝えました。そして去り際には「日本一決定戦でたっぴー君に追いつくから楽しみにしててね」と約束を交わし、その場を後にしました。
そんな感じで僕の北海道大会は終わりました。大会終了後はチムロリのメンバー+彼女でサッポロビール園に行き、みんなで美味しいジンギスカンとビールを沢山頂きました。大会中は色々なことがあったけど、この場ではすっごく晴れ晴れとした気持ちで楽しい夜会を過ごせました…そういえばこーれんさんって人が何故か北海道大会当日の朝に名古屋からこっちに来てくれたんですが、お陰で夜会が大変盛り上がりました。僕の彼女も「こーれんさんすっごく面白かったー!おっぱいおっきかったー!」とひたすら笑い続けていたみたいです。塩コショウって便利な調味料ですね()
そんな彼には夜会で悔しさのあまりモヤモヤとしていた僕の気持ちを晴らしてくれお礼がてら、大阪大会終了後に今大会の勝利賞であるキラメガターボを進呈させて頂きました。その場にいるだけで空気を変えられる彼の能力は本当にすごいですね。彼女も今回初めてチムロリのメンバーと共に夜会を過ごして、メンバーの色々な面を見ることが出来た経験からか「あなたは普段から本当に素敵な良い人たちと一緒にカード出来ているから幸せ者ね。何だか安心したわ」と言われました。自分のことじゃないけど、自分が心を許せるチームメンバーのことを褒めてもらえるのって何だかとっても嬉しいですね。不思議な気持ちになりました。
北海道大会を終えてホテルに戻ってからはこの日の出来事を改めて振り返っていました。デッキだとかプレイングだとかは置いといて、この日の自分は「カッコ悪かったなぁ」という想いが特に大きかったです。色々な人の前でカッコいいところを見せたかったはずなのに空回りしてしまって、逆にカッコ悪いところを沢山の人の前で見せてしまった。自分が普段は出来れば表に出したくない感情的な所も見せてしまった。かなり自責の念に苛まれていました。北海道大会においてグッドマナー、グッドプレイ、グッドゲームの精神を心がけて臨んでいたにも関わらず、僕はポケカプレイヤーとして大変未熟だったなと。この日の自分のことを本当に恥ずかしく思います。
しかしながら、今回の経験は自分にとって今後の糧として活かせる自信も出来ました。これは僕が素敵な仲間に恵まれているお陰です。まだまだ時間はいっぱいかかるかもしれません。それでも僕は、誰かの前で「カッコいい」と思ってもらえる、そんな姿を見せられる、自分でも思える、そして誰かの目標になれるような、そんなポケカプレイヤーになれるように、これからも気を引き締めてポケモンカードに打ち込んでいきます。この出来事は絶対に忘れません。よしっ、また頑張っていこう。
次回は大阪大会のレポートを書きます!あまり表では話題になっていませんが、大阪大会のレポートでは後に今年の日本チャンピオンとなったレクスマンが僕に語ってくれたすっごくカッコ良いエピソードを書く予定ですので、皆さんお楽しみに!
コメント
セカンドステージからは場の空気や緊張感が違うので、切羽詰まって落ち着きがなくなってしまうことは皆さん一緒です。そんな状況の中でも落ち着いて的確にプレイできてる朗さんの様子を文章からひしひしと感じ取れ、すごいと思いました。大阪大会のレポート楽しみにしています。もし次のバトルフェスタで対戦することになりましたら、よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
自分の中では「セカンドステージは通過点」というイメージなのですが、毎回のように安定して抜けられるわけではないので、対戦数を重ねる度に集中力は高まりますね。そういって頂けて嬉しいです。ありがとうございます。
はい、是非対戦しましょう!よろしくお願いします!