#111 【デッキレシピ】ドンファンルチャブルロボ(レックウザメガバトル使用デッキ)
こんばんは、朗です。

宣言通り大阪大会が終わってからゆっくり休んでいたら、いつの間にかレックウザメガバトル日本一決定戦が終わっていました…(笑)

その辺りの感想やら北海道大会以降のレポートなどの記事は全部ひっくるめて後日書きたいと思います。さて、今日の記事ではデッキレシピでも紹介してみようと思います。僕がデッキレシピを紹介するのはおよそ2年ぶりになりますかね。

今回ご紹介するのは僕がレックウザメガバトルシーズンにずっと相棒として握っていたドンファンデッキです。

「ドンファンルチャブルロボ」
(スタンダード・BW1-XY6)


4 ゴマゾウ(BW7)
4 ドンファン(BW7)
4 ルチャブル(XY3)
1 デデンネ(XY3)
1 レジロック(XY-P)
2 シェイミEX(XY6)
1 ジラーチEX
(ポケモン 17)

5 基本闘エネルギー
4 ストロングエネルギー
2 ダブル無色エネルギー
(エネルギー 11)

4 アララギ博士
3 コル二
2 アクロマ
1 N
3 フラダリ
1 フラダリの奥の手
2 バトルサーチャー
3 ハイパーボール
3 みがわりロボ
1 あなぬけのヒモ
1 ポケモン回収サイクロン(ACE SPEC)
2 シルバーバングル
2 ちからのハチマキ
1 きあいのタスキ
3 ファイティングスタジアム
(トレーナー 32)


使い方の解説は不要ですね。ストロングエネルギー、きあいのハチマキorシルバーバングル、ファイティングスタジアムにより攻撃力を高めたドンファンが、スピンターンでベンチに引っこみながらみがわりロボやルチャブルがバトル場に出て、それをひたすらに繰り返すよくあるデッキです。スピニングターンだけではなくぶちこわすで大ダメージを連発することもあります。

以前から散見されていたデッキタイプですがXY6シリーズでシェイミEXが登場し、それを採用することで展開速度も早まり攻撃のバリエーションも増えました。僕がドンファンデッキを使用する上でこのレシピでこだわった点をいくつか説明させて頂きます。

① 構築は誰でも使いこなせるようにシンプルに!
基本的なデッキコンセプトを順守するためにドンファンは安定の4:4ラインで、シェイミEX、ジラーチEX、サポーター(バトルサーチャーも含む)、ボール、ポケモンのどうぐ、スタジアムなど必用最低限の枚数で揃えています。

しいて言うならば、みがわりロボが3枚でやや少な目ですが「シェイミEXで展開することが多いことでベンチに何枚も出さない」、「ルチャブルも4枚投入していることにより同じくベンチに何枚も出さない」、「フラダリの奥の手で繰り返し使用することが出来る」などの理由によりこの枚数で落ち着きました。パッと見難しいことをしていないのがシンプルたる所以です。

② 環境を勝ち抜くために採用された強力なサブアタッカー!
メインアタッカーであるドンファンをサポートをするために、ルチャブルが4枚、デデンネが1枚、レジロックが1枚採用されています。たまに、展開要員のシェイミEXもスカイリターンで攻撃することも…

EXがメインアタッカーのデッキからしてみると4枚のルチャブルは数の暴力です。ほとんどのEXポケモンはドンファンのスピニングターンかルチャブルのフライングプレスによる2パンできぜつしてしまい、シルバーバングルにストロングエネルギーかファイティングスタジアムが揃うだけでシェイミEXを一撃で倒してしまうだけの強さを持ち合わせています。たまにルチャブルにきあいのタスキを貼って壁にすることもありますね。

デデンネは雷弱点闘抵抗のポケモンに対するささやかな嫌がらせです。手札から突然場に現れてシルバーバングルやちからのハチマキを巻いて、イベルタルEXやMレックウザEXなどを仕留めることがた多々あります。初手で引いてしまってもゴマゾウやルチャブルを呼んでから相手に倒されることがほとんどなのでそんなに無駄になりません。捨て駒としても優秀な壁になります()

さて、このデッキで一番珍しい採用カードは何といってもレジロックですね。コロコロイチバン!の付録カードですが発表された当初は「何だこの雑魚カード…」って思われた方が沢山いらっしゃると思います。僕もその内の1人です。でも、このカードってストーンエッジを打てる状況になればものすごい強いアタッカーなんですよ。このデッキの肝の1つでもあります。

古代能力Ωバリアの効果でフラダリ、クセロシキ、ツールスクラッパー、びっくりメガホン、クラッシュハンマー、改造ハンマー、どくさいみん光線の効果を受け付けないということは、壁さえ準備できれば相手の妨害を受けずに4ターンかけてエネルギーをゆっくり貼って育てることができます。

レジロックを使用する仮想的といえば何と言ってもガマゲロゲEX。ブルブルパンチでレジロックを倒すためにはハチマキを巻いても最低3回殴らなければいけません。フラダリで呼び出されることもないので、先に攻撃するのはこちらです。ストロングエネルギー、ちからのハチマキ、ファイティングスタジアムをひたすらレジロックに貼ってストーンエッジの通常打点を180Dまで繰り上げてEX3枚取りを狙います。仮に通常打点が180Dに至らない時はコインで表を出せばいいんです。ムンナのえんかくさいみんで寝かされたら気合で起こします。コインを用いて勝負の行く末を左右させる…まさにポケカらしいゲームが出来るカードですね。また、ゲンシグラードンEX相手にはきあいのタスキを貼って殴る役割を持たせることも出来るのでレジロックは意外と出来るカードです。たまにランドメイカーも役に立ちますよ。

もちろん必要のない相手にはハイパーボールなどで即座にトラッシュしますが、その時に相手からよくカードの効果を確認されますがその瞬間はわりと好きですね(笑)

③ 先手必勝!鬼のフラダリ3投!
非EXポケモンが主体のデッキであるためにEXがメインのデッキ、非EXを壁にしてくるデッキにはサイドレースで先手を打てるようにフラダリが多く積まれています。基本的に1エネで攻撃できるポケモンをメインに構築されたデッキなので、攻撃の手を休めずに繰り返し殴り続けることでEXポケモンを3体取りに行きます。

「バトルサーチャー、フラダリの奥の手で繰り返し使えるのでそんなにいらないのでは?」との声もよく聞きますが、使いたい時にそのカードを握れていることってとても重要なことだと思うんですよ。例えばフラダリはオーロットによるグッズロックの解除、ソーナンスによる特性ロックの解除にも使用することが多々あります。他にもガマゲロゲEXがブルブルパンチを繰り返している中ではバトルサーチャーを使用することができないので、フラダリというカードの現物が手札に投げければまともに戦うことが出来ません。

他にもイベダークアーケなどのデッキ相手にも有効なカードですね。アーケオスを無視してルチャブルとデデンネとゴマゾウでひたすらEXポケモンを叩き続ける。そのためにはフラダリというカードの枚数がより必要になってきます。実際にそのお陰でクライマックスステージの進出を決めた試合もありました。ベンチに逃げ回るEXには追従を許しません。先手必勝とはまさにこのことです。

④ 高速展開を支える強力なACE SPEC!ポケモン回収サイクロン!
おそらくフラダリの奥の手を使用するデッキのほとんどがパソコン通信を採用しているのではないでしょうか。僕もかつてはそうでした。だって、パソコン通信って強すぎます。繰り返し好きなカードを持ってこれるだなんて強すぎるに決まっているじゃないですか。

しかしながら、僕はこのデッキにポケモン回収サイクロンを採用しました。その理由として奥の手を利用し、繰り返し使用することでデッキパワーがパソコン通信を採用する以上に高まっていたからです。奥の手があるということはいつ使ってもまた使える可能性があるので使うのに躊躇しなくても良いということなんですよね。

ということで、主に高速展開する上でシェイミEXの回収手段として活用していました。セットアップして必要なカードを場に揃えて、ポケモン回収サイクロンで戻してまたセットアップ…中盤、後半になってくるとこのポケモン回収サイクロンは別の活用方法を見出せます。それは場に残っているポケモンEXを手札に回収する(場から消す)ためのサイドケアです。非EXをメインに戦うデッキである以上、展開要因のシェイミEXとジラーチEXは先に倒されてしまうとサイドレースにおいてとても不利になってしまいます。じゃあ、場から消して非EXのみにすればいいじゃない。そうすうると相手はアタッカーを狙うしかサイドを引く術が無くなります。弱いわけがありません。

また、ねむりマヒなどでバトル場から逃げられなくなったポケモンのケア、場に余計に貼ってしまったストロングエネルギー、ちからのハチマキ、シルバーバングル、きあいのタスキを回収するためのカードとしても活躍します。具体例を挙げるならば、序盤にアララギで切らざるおえないから無駄貼りしたちからのハチマキなどを場に温存するという考え方に以降させることができるカードなんですよ。エネが足りない時に回収サイクロンを利用することもできるし、お陰で場が相手を攻略するために必要なカードを温存するためのプールにもなり得るんですよね。

このようにポケモン回収サイクロンには汎用性がある上に、フラダリ奥の手を使用することで繰り返し使えるのはパソコン通信以上に強力であると判断し、採用に至りました。実際に使ってみるとこのドンファンデッキとポケモン回収サイクロンとの相性の良さがよくわかりますよ。


余談ですが、このデッキは千葉大会2日目に完成しました。名古屋大会ではレジロックを所有していなかったために、空いたスペースにジラーチ(XY-P)と改造ハンマーなどを入れていましたが、その時点ではフラダリが2枚しかデッキに入っていなかったため、メビさんのソーナンスの特性ロックの前に太刀打ちが出来ずに負け、あめあられ君のゲロゲムシャーナに付け焼刃かつ不十分なゲロゲ対策で負け、その経験を活かして千葉大会ではレジロックを入れて、フラダリを厚くしようという流れになりました。

結局、自分の手元にレジロックが手に入ったのは千葉大会終了後になりますが、千葉大会2日目では「力が欲しいか?」と本部長が僕にレジロックを託してくれたので無事にクライマックスステージへと進出出来たのです。後からちゃんとしたレポートを書きますが、僕はこのデッキで北海道大会もクライマックスステージへと進出することにできました。また、大阪大会でもこのデッキを使用しました。千葉大会2日目以降はレシピを全くいじっていません。というか、いじるところが無いぐらい自分の中では完成している自信がありました。

そして、このデッキの原作者は名古屋大会のレポートにも書いた通りチムロリが誇る最強デッキビルダーのレイネ君です。レジロックのアイディアも彼のひらめきによるものでした。名古屋大会前日にこのデッキの強さ…特にレジロックの強さに驚かされて一瞬で虜になってしまいました。僕はこのデッキを構築する上でサポーター(主にフラダリ、アクロマ)の枚数、ポケモンのどうぐの枚数(主にきあいのタスキ)など、ちょっとしたところを微調整したにすぎません。しいて言うなら、ACE SPECにポケモン回収サイクロンを提案したぐらいかな…とはいえ、形にしたのは紛れもなくレイネ君です。

僕はチムロリのメンバーの力を借りてこのレックウザメガバトルシーズンをずっとこのドンファンで戦い続けました。自分の中ではこのデッキの存在はチムロリ同士のメンバーの絆を表していた…そのような気がしています。本当に良いデッキです。

しかし、残念なことに6月20日をもってフラダリ奥の手は公式レギュレーションから禁止カードとして指定されてしまったために、今後この構築でドンファンデッキを使用することは出来なくなってしまいました。だから、このデッキを使用することは2度とありません。奥の手ありきの強さの構築だったために、このデッキでレックウザメガバトルで表彰台に登れなかったことは本当に悔しかったですね。

それでもこのデッキとチムロリメンバーお世話になった僕の思い出は消えることはありません。自分の中で大切な思い出としてずっとずっと残り続けます。君は僕にとって最高の相棒でした。一緒にいてくれて本当にありがとう。お疲れ様でした。


さて、近日中にレックウザメガバトルの北海道大会のレポートを載せようと思います。原稿は概ね出来ているのであとは軽く見直してあげるだけです。1か月間ゆっくり休んだ分、しっかりと今シーズンの振り返りを行いたいと思います。お楽しみに!

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